JP3355720B2 - 建設機械のキャブ - Google Patents

建設機械のキャブ

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JP3355720B2 JP23581093A JP23581093A JP3355720B2 JP 3355720 B2 JP3355720 B2 JP 3355720B2 JP 23581093 A JP23581093 A JP 23581093A JP 23581093 A JP23581093 A JP 23581093A JP 3355720 B2 JP3355720 B2 JP 3355720B2
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聡 藤本
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ショベルなどの
建設機械に装備されるキャブ(キャビン=運転室)に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に、実公昭61−16378号公報
に記載されているキャブ1の側面視形状を示している。
【0003】この公知のキャブ1においては、前面から
天井にかけての側面視形状を、運転席2の前部の点a異
を中心とする半径bの円弧状に形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この公知のキャブ1を
含めて従来のキャブにおいては、側面に設けられるドア
を、上下及び左右いずれの方向にも平坦となった平板状
に形成している。従って、このドアの剛性・強度が基本
的に低いものとなっていた。
【0005】このため、ドアを閉じて、図示しないドア
ロック機構を有するドアハンドル部で係止固定した状態
で、強度・剛性不足によるドアの変形(撓み)から、ド
ア内面の四隅の角部でシール部材によるシール性が不完
全になるおそれが高かった。
【0006】そこで本発明は、ドアの強度・剛性を高
め、ドアを閉じた状態でのシール性を高めることができ
る建設機械のキャブを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明は、キャブの側面
に設けられるドアを、上部及び下部から中央部に向かっ
て外向きに膨らむ湾曲状で、かつ、前部から後部に向か
って外向きに膨らむ湾曲状に形成し、このドアを閉じた
状態でキャブに係止固定するドアハンドル部を設けた
のである。
【0008】上記の構成によれば、ドアを機械正面から
見て中膨らみの湾曲状で、かつ、機械平面視でも前から
後に向かって膨らむ湾曲状に形成したから、ドアの強度
・剛性を格段に高めることができる。このため、このド
アを閉じてドアハンドル部で係止固定した状態でドアの
変形を抑え、これによってシール性を高めことが可能と
なる
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態にかかる
キャブ3の正面図である。
【0010】同図において、4はキャブ3の前面窓、5
は天井、6はキャブ3の側面側の乗降口に設けられたド
アである。
【0011】図2は、図1のA方向から見たキャブ3の
側面図である。
【0012】同図において、7はキャブ3の前面、8は
後面、9はドア6の開放側(前側)の下部に設けられた
ドアハンドル部で、このドアハンドル部9は図示しない
ドアロック機構を有し、ドア6を閉じた状態でこのドア
ハンドル部9によってドア6を係止固定し得るように構
成されている。
【0013】図3は図2のB方向から見たキャブ3の平
面図、図4は図1のC方向から見た側面図であり、図に
おいて10は側面窓である。また、図5は図2のD方向
から見たキャブ3の後面図である。
【0014】キャブ3は次のように構成されている。
【0015】 キャブ前面7から天井5に亘る外周面
が円弧状面、関数曲面など、複数の連続した側面で形成
され、その曲面に沿って前面窓4を開閉できるようにな
っている。
【0016】 ドア6の前方縁部(図2に示す符号イ
の部分)が前面7の曲面に沿って形成されている。
【0017】 キャブ3の側面窓10の縁部(図4に
示す符号ハの部分)が、キャブ3の前面7から天井5に
亘る曲面に沿って形成されている。
【0018】 キャブ3のドア6が、上部及び下部か
ら中央部に向かって外向きに膨らむ(正面から見て中膨
らみとなる)湾曲状に形成されている。
【0019】 同ドア6が、図3に示すように、前部
から後部に向かって外向きに膨らむ湾曲状に形成されて
いる。
【0020】このキャブ構成によると、次のような作用
を得ることができる。
【0021】(イ)上記構成による作用 ・キャブ3の前面7から天井に亘る外周面が複数の連続
した曲面で形成されているため、キャブ前面を真円状と
した場合のように前面窓4のガラス内面に内部の状態が
拡大されて映るという不具合がなくなる。
【0022】・キャブ3の前方視界を広くできるととも
に、キャブ3のデザインをより良くすることができる。
【0023】・天井5の上面も曲面であるため、天井5
の上面に雨水、降雪、ごみ等が溜まりにくくなる。
【0024】・前面窓4を上記曲面に沿って開閉するよ
うにしているため、前面窓4を斜め後ろ上方(図2に示
す矢印ニの方向)に向けてスムーズに開放し、かつ閉じ
ることができる。
【0025】・上記曲面構成にしたことで、キャブ3に
おける構造上の応力集中がなくなり、振動に強い構成に
することができるとともに、キャブ3を軽量化すること
ができる。
【0026】(ロ)上記構成による作用 ドア6の前方縁部イをキャブ3の前面7の曲面に沿って
形成したから、ドア6の開放時に運転者の乗降する運転
席(図示しない)前側の開口が広くなり、乗り降りが容
易となる。
【0027】(ハ)上記構成による作用 ドア6の縁部を、キャブ3の前面7、天井5、後面8に
亘る曲面に沿って形成したから、その側面のほぼ上部半
分間広さに側面窓10の大きさを設定することができ
る。従って、側面窓(ドア窓部を含む)の視界を最大限
に拡大することができるため、作業視認性と安全性を向
上させることができる。
【0028】(ニ)上記構成による作用 キャブ3のドア6を、正面から見て中膨らみの湾曲状に
形成したから、このドア6の強度・剛性を、平板状ドア
と比較して格段に高めることができる。しかも、ドア6
面視でも前部から後部に向かって外向きに膨らむ
曲状に形成したから、ドア全体の強度・剛性をさらに高
め、全方向の変形を抑制することができる。このため、
ドア6を閉じてドアハンドル部9で係止固定した状態
で、ドア6の変形が無くなることにより、シール部材に
よるシール性を高めることができる。
【0029】
【発明の効果】上記のように本発明によると、ドアを
正面から見て中膨らみの湾曲状で、かつ、平面視でも
前部から後部に向かって外向きに膨らむ湾曲状に形成し
たから、ドアの強度・剛性を格段に高めることができ
る。このため、このドアを閉じてドアハンドル部で係止
固定した状態でドアの変形を抑え、これによってシール
性を高めることが可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるキャブの正面図であ
る。
【図2】図1のA方向から見たキャブの側面図である。
【図3】図2のB方向から見たキャブの平面図である。
【図4】図1のC方向から見たキャブの側面図である。
【図5】図2のD方向から見たキャブの後面図である。
【図6】従来のキャブの側面図である。
【符号の説明】
3 キャブ 6 ドア 9 ドアハンドル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−244781(JP,A) 実開 平4−134567(JP,U) 実開 昭55−88478(JP,U) 実開 昭62−94154(JP,U) 実開 平6−74659(JP,U) 米国特許5096253(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブの側面に設けられるドアを、上部
    及び下部から中央部に向かって外向きに膨らむ湾曲状
    で、かつ、前部から後部に向かって外向きに膨らむ湾曲
    に形成し、このドアを閉じた状態でキャブに係止固定
    するドアハンドル部を設けたことを特徴とする建設機械
    のキャブ。
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