JP5005240B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置、例えば、プリンタにおいては、感光体ドラムの表面を、帯電ローラによって帯電させ、LEDヘッドによって露光して静電潜像を形成し、該静電潜像に現像ローラ上で薄層化された現像剤としてのトナーが静電的に付着させられてトナー像が形成され、該トナー像を転写ローラによって用紙に転写するようになっている。そして、トナー像が転写された用紙は、定着器に送られ、該定着器においてトナー像が用紙に定着させられる。
ところで、前記プリンタにおいて、正規の電位にまで帯電させることができないトナー、又は逆極性に帯電させられたトナーが、かぶりトナーとして発生し、感光体ドラムの表面に付着し、更に用紙に付着してかぶりが発生するのを防止するために、感光体ドラムの表面電位を前記かぶりトナーが付着しにくい電位に設定するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−169343号公報
しかしながら、前記従来のプリンタにおいては、プリンタの放置時間、プリンタが置かれた環境等によってかぶりトナーの発生量が異なるので、かぶりが発生するのを確実に防止することができない。
本発明は、前記従来の画像形成装置の問題点を解決して、かぶりが発生するのを確実に防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の画像形成装置においては、像担持体と、帯電装置と、前記像担持体上に静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像に現像剤を付着させて現像剤像を形成する現像剤担持体と、前記現像剤像を媒体に転写する転写部材と、転写された現像剤像を媒体に定着させる定着装置と、前記帯電装置に電圧を印加し、像担持体の表面を帯電させて表面電位を形成する電源制御部と、画像形成装置の周辺の温度を表す装置周辺温度、及び前記定着装置の温度を表す定着器温度を検出する温度検出部と、印刷が終了してから開始されるまでの、画像形成装置の放置時間が長いかどうかを、前記装置周辺温度と前記定着器温度との温度差が閾値以下であるかによって判断する放置時間判定処理手段と、該放置時間判定処理手段によって、前記装置周辺温度と前記定着器温度との温度差が閾値以下であり、放置時間が長いと判断された場合、前記電源制御部に指令を送り、前記像担持体の表面電位を、標準の電位よりかぶりが発生しない側の所定の電位に変化させて設定する表面電位設定処理手段とを有する。
本発明によれば、画像形成装置においては、像担持体と、帯電装置と、前記像担持体上に静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像に現像剤を付着させて現像剤像を形成する現像剤担持体と、前記現像剤像を媒体に転写する転写部材と、転写された現像剤像を媒体に定着させる定着装置と、前記帯電装置に電圧を印加し、像担持体の表面を帯電させて表面電位を形成する電源制御部と、画像形成装置の周辺の温度を表す装置周辺温度、及び前記定着装置の温度を表す定着器温度を検出する温度検出部と、印刷が終了してから開始されるまでの、画像形成装置の放置時間が長いかどうかを、前記装置周辺温度と前記定着器温度との温度差が閾値以下であるかによって判断する放置時間判定処理手段と、該放置時間判定処理手段によって、前記装置周辺温度と前記定着器温度との温度差が閾値以下であり、放置時間が長いと判断された場合、前記電源制御部に指令を送り、前記像担持体の表面電位を、標準の電位よりかぶりが発生しない側の所定の電位に変化させて設定する表面電位設定処理手段とを有する。
この場合、画像形成装置の放置時間が長い場合、前記像担持体の表面電位が、標準の値よりかぶりが発生しない側に変化させて設定されるので、かぶりが発生するのを確実に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタについて説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概念図である。
図に示されるように、プリンタは、媒体としての用紙Pを収容する媒体収容部としての図示されない用紙カセット、プリンタの装置本体に対して着脱自在に配設され、現像剤像としてのトナー像を形成する画像形成ユニットとしてのドラムカートリッジ10、露光装置としてのLEDヘッド13、転写部材としての転写ローラ17、定着装置としての図示されない定着器等を備える。
前記用紙カセットの前端には、前記用紙Pを、1枚ずつ分離させ、媒体搬送路に供給する供給ローラとしてのホッピングローラが配設され、該ホッピングローラによって供給された用紙Pは、前記媒体搬送路におけるホッピングローラより下流側に配設されたピンチローラ及び搬送ローラによって搬送され、ドラムカートリッジ10と転写ローラ17との間に送られる。
前記ドラムカートリッジ10は、画像形成部を構成し、像担持体としての感光体ドラム11、該感光体ドラム11の表面を、一様に、かつ、均一に帯電させる帯電装置としての帯電ローラ12、LEDヘッド13によって露光して形成された静電潜像に現像剤としてのトナーを付着させて現像させ、トナー像を形成する現像剤担持体としての現像ローラ14、前記トナーを帯電させて現像ローラ14に供給する現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ15、前記現像ローラ14上に均一な現像剤層としてのトナー層を形成する現像剤規制部材としての現像ブレード16、トナー像の転写後、感光体ドラム11上に残ったトナーを回収するクリーニング装置としての図示されないクリーニングブレード、回収されたトナーを図示されない回収容器に搬送するための現像剤搬送部としてのトナー搬送部19等の画像を形成するための画像形成要素を備える。前記帯電ローラ12、現像ローラ14、転写ローラ17及びクリーニングブレードは、前記感光体ドラム11に接触させて配設される。
そして、前記ドラムカートリッジ10の上方には、感光体ドラム11の表面を露光して静電潜像を形成するLEDヘッド13が、ドラムカートリッジ10の下方には、前記感光体ドラム11上に形成されたトナー像を用紙Pに転写する転写ローラ17が配設され、前記媒体搬送路において、ドラムカートリッジ10及び転写ローラ17より下流側に、前記定着器が配設される。該定着器は、第1の回転体としての加熱ローラ、及び第2の回転体としての加圧ローラを備える。
前記感光体ドラム11は、導電性支持体及び光導電層から成り、導電性支持体としてアルミニウムの金属パイプに、光導電層として電荷発生層及び電荷輸送層を順次積層することによって形成された有機系感光体である。また、前記帯電ローラ12は金属シャフト及び半導電性ゴム層から成り、前記現像ローラ14は金属シャフト及び半導電性ウレタンゴム層等から成る。
また、前記現像ブレード16は、例えば、厚さが0.8〔mm〕で、長手方向の長さが現像ローラ14の外径とほぼ一致する薄板から成り、長手方向における一端は、図示されないフレームに固定され、先端からわずかに内側の面が現像ローラ14と当接させられる。
なお、20は前記帯電ローラ12に電圧を供給する帯電電源、21は前記転写ローラ17に電圧を供給する転写電源である。前記帯電電源20によって電圧が帯電ローラ12に印加されると、帯電ローラ12は感光体ドラム11の表面を帯電させ、表面電位v0を形成する。
次に、前記構成のプリンタの動作について説明する。
まず、感光体ドラム11は帯電ローラ12によって表面が任意の極性及び電位に帯電させられる。そして、図示されない制御部からLEDヘッド13に画像データが送られると、LEDヘッド13はLED光を発生させ、感光体ドラム11の表面を照射し、静電潜像を形成する。一方、トナー供給ローラ15は現像ローラ14に当接し、回転することによってトナーを現像ローラ14に供給し、現像ローラ14上のトナーは、現像ブレード16との摩擦によって帯電させられる。なお、現像ローラ14上のトナー層の厚さは現像ローラ14に対する現像ブレード16の押圧力によって決定される。
また、前記現像ローラ14は感光体ドラム11に当接し、電圧を印加することによってトナーを感光体ドラム11上の静電潜像に付着させ、トナー像を形成する。この後、感光体ドラム11上のトナー像は、転写ローラ17によって用紙Pに転写され、用紙P上のトナー像は定着器によって定着させられる。なお、転写後に感光体ドラム11上に残留したトナーはクリーニングブレードによって除去される。
ところで、前記プリンタにおいて、正規の電位にまで帯電させることができないトナー、又は逆極性に帯電させられたトナーが、かぶりトナーとして発生し、感光体ドラム11の表面に付着すると、かぶりトナーが更に用紙Pに付着してかぶりが発生してしまう。
そこで、プリンタにおいて印刷を行ったときのかぶりの発生する程度、すなわち、かぶりレベルの推移について説明する。
図3はかぶりレベルの推移を示す図である。なお、図において、横軸に印刷枚数を、縦軸にかぶりレベルを採ってある。
図において、Kは1000枚単位の印刷枚数であり、例えば、1Kは1000枚、2Kは2000枚を表す。また、Kの文字の次のAは、印刷が行われた後、プリンタが長い時間、例えば、1日又は2日放置された状態を表す。例えば、2KAは、その前の2K(2000枚)の印刷が行われた後に、放置された状態を表し、4KAは、その前の4K(4000枚)の印刷が行われた後に、放置された状態を表す。
また、NN、HH、LLは、それぞれ、プリンタの置かれた環境が常温常湿、高温高湿、低温低湿であることを表す。この場合、NNは、温度が25〔℃〕であり、湿度が50〔%〕であることを、HHは、温度が28〔℃〕であり、湿度が80〔%〕であることを、LLは、温度が10〔℃〕であり、湿度が20〔%〕であることを表す。
図に示されるように、ポイントA、B、C、D、Eは長い時間プリンタが放置された後の最初の印刷におけるかぶりレベルであり、長い時間放置された後のかぶりレベルが高く、多くのかぶりが発生することが分かる。
図4は感光体ドラムの表面におけるかぶりの発生状態を示す図である。なお、図において、縦軸に感光体ドラム11の表面電位v0を採ってある。
この場合、トナーが負の極性に帯電させられ、反転現像が行われるプリンタについて説明する。前記表面電位v0は負の値を採るので、各電位v1〜v3も負の値を採り、表面電位v0と電位v1〜v3との関係は負の方向において説明される。
図において、v1は、現像ローラ14に印加される電圧に、現像ローラ14上のトナー層の電位を加えた電位であり、v2は感光体ドラム11の表面に汚れが形成されないようにする下限の電位、v3は感光体ドラム11の表面にかぶりが発生しないようにする上限の電位である。したがって、表面電位v0が
v1≦v0<v2
の範囲は、汚れ領域であり、現像ローラ14上のトナーが感光体ドラム11の表面に付着させられてしまう。また、表面電位v0が
v3<v0
の範囲は、かぶり領域であり、かぶりが発生してしまう。
そして、表面電位v0が、
v2≦v0≦v3
の範囲は、良好範囲であり、現像ローラ14上のトナーが感光体ドラム11の表面に付着させられることがなく、かぶりが発生することもない。
ところが、プリンタを長い時間放置すると、前記電位v1を構成するトナー層の電位が低くなる傾向にあり、その結果、かぶりが発生しないようにする上限の電位v3が低くなり、表面電位v0がかぶり領域に入ることがあり、その場合、かぶりが発生してしまう。
そこで、本実施の形態においては、プリンタが所定の期間放置された場合に、感光体ドラム11の表面電位v0の設定を低くし、かぶりが発生するのを防止するようにしている。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの制御ブロック図である。
図において、20は帯電電源、26は制御部、27は帯電電源20に電圧を印加するための電源制御部である。また、25はプリンタの放置時間を計時する計時部材としてのタイマである。前記制御部26の図示されない放置時間算出処理手段は、放置時間算出処理を行い、タイマ25による計時を指示し、タイマ25によって計時された時間を読み込み、プリンタの放置時間を算出する。また、制御部26の図示されない表面電位設定処理手段は、表面電位設定処理を行い、表面電位v0を設定するとともに、帯電電源20に電圧を印加するタイミングを設定し、電源制御部27に指令を送る。該電源制御部27は、制御部26からの指令に従って帯電電源20に電圧を印加する。
図5は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの動作を示すタイムチャートである。
図に示されるように、タイミングt0からt1の間の印刷においては、前記表面電位設定処理手段は、表面電位v0を標準の値α1に設定し、電源制御部27に指令を送る。電源制御部27は、表面電位設定処理手段からの指令に従って、帯電電源20に電圧を印加し、感光体ドラム11の表面電位v0を標準の値α1に設定し、印刷を行う。
続いて、タイミングt1で印刷が終了し、外部、例えば、図示されない上位装置から印刷ジョブが送られてこなくなると、プリンタは放置される。
これに伴って、前記放置時間算出処理手段は、タイマ25による計時を開始し、タイミングt2で印刷が開始されると、計時を終了し、タイミングt1からt2までの放置時間T1を算出する。
次に、前記制御部26の図示されない放置時間判定処理手段は、放置時間判定処理を行い、放置時間T1があらかじめ設定された閾値Tth以上であるかどうかによって放置時間T1が長いかどうかを判断する。この場合、放置時間T1は閾値Tthより短いので、前記表面電位設定処理手段は、表面電位v0を標準の値α1に設定する。
そして、タイミングt3で印刷が終了し、再びプリンタが放置されると、前記放置時間算出処理手段は、タイマ25による計時を開始し、タイミングt4で印刷が開始されると、計時を終了し、タイミングt3からt4までの放置時間T2を算出する。
続いて、前記放置時間判定処理手段は、放置時間T2が閾値Tth以上であるかどうかを判断する。この場合、放置時間T2は閾値Tth以上であるので、前記表面電位設定処理手段は、表面電位v0を標準の値α1より低い値α2に設定する。
このように、本実施の形態においては、プリンタの放置時間が閾値以上になると、表面電位v0が標準の値α1より低い値α2にされるので、前記電位v1(図4)を構成するトナー層の電位が低くなって、かぶりが発生しないようにする上限の電位v3が低くなっても、表面電位v0がかぶり領域に入ることがなくなる。したがって、かぶりが発生するのを防止することができる。
なお、本実施の形態においては、プリンタの電源は、放置されている間もオンの状態にされるようになっているが、プリンタの電源を、商用電源等の主電源及びバッテリ等の補助電源によって構成し、主電源をオフにした場合でも、補助電源によって電力を供給し、タイマ25を差動させることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。また、本実施の形態におけるプリンタの構造については、前記第1の実施の形態におけるプリンタの構造と同じであるので、図2を援用して説明する。
図6は本発明の第2の実施の形態におけるプリンタの制御ブロック図、図7はプリンタを放置した後のかぶりレベルの推移を示す図である。なお、図7において、横軸に印刷枚数を、縦軸にかぶりレベルを採ってある。
図において、28は画像形成の回数を表す印刷枚数を計数する計数部としての印刷枚数カウント部であり、制御部26の図示されない枚数算出処理手段は、枚数算出処理を行い、印刷枚数カウント部28による計数を指示し、印刷枚数カウント部28によって計数されたカウント値を読み込み、印刷枚数を算出する。
ところで、プリンタを長い時間放置した後に、印刷を開始した場合、図7に示されるように、印刷枚数が多くなるにつれてかぶりレベルが小さくなることが分かる。そして、印刷枚数が所定の値、例えば、120枚になると、画像品位上容認することができるかぶりレベルになる。そこで、プリンタを長い時間放置した後に、印刷を開始した場合、表面電位v0を標準の値α1より低い値α2にし、印刷枚数が設定値mに達したときに、表面電位v0を標準の値α1にするようにしている。
図8は本発明の第2の実施の形態におけるプリンタの動作を示すタイムチャートである。
図に示されるように、タイミングt10で印刷が終了し、外部、例えば、上位装置から印刷ジョブが送られてこなくなると、プリンタは放置される。
これに伴って、前記放置時間算出処理手段は、タイマ25による計時を開始し、タイミングt11で印刷が開始されると、計時を終了し、タイミングt10からt11までの放置時間T11を算出する。
続いて、前記放置時間判定処理手段は、放置時間T11があらかじめ設定された閾値Tth以上であるかどうかによって放置時間T11が長いかどうかを判断する。この場合、放置時間T11は閾値Tth以上であり、放置時間T11が長いので、前記表面電位設定処理手段は、表面電位v0を標準の値α1より低い値α2に設定する。
次に、タイミングt11からt13までの間、印刷が行われるが、前記枚数算出処理手段は、タイミングt11で印刷枚数カウント部28による計数を開始し、印刷枚数を算出する。そして、前記表面電位設定処理手段は、印刷枚数が設定値mに到達する時点で表面電位v0が標準の値α1になるように、所定のパターンで表面電位v0を標準の値α1に向けて変化させる。
本実施の形態において、前記パターンは、タイミングt11で表面電位v0が値α2に設定され、その後、所定の時間だけ経過すると、表面電位v0は、一定の傾きで高くされ、印刷枚数が設定値mに到達するタイミングt12で標準の値α1にされる。そのために、前記表面電位設定処理手段のパターン発生処理手段は、パターン発生処理を行い、タイミングt11からt12までの時間、値α1、α2等に基づいて、表面電位v0を変更するパターンを設定し、発生させる。本実施の形態においては、表面電位v0は、時間の経過に対して直線状に変化させられるが、所定の関数で、例えば、曲線状、階段状等に変化させることができる。
このように、本実施の形態においては、プリンタが放置された後に、表面電位v0が変更された場合に、印刷枚数によって標準の値α1に戻すことができるので、印刷を繰り返すことによって電位v1を構成するトナー層の電位が高くなった場合に、現像ローラ14上のトナーによって汚れが発生するのを防止することができる。
なお、本実施の形態においては、印刷枚数に応じて表面電位v0を高くするようになっているが、印刷時間に応じて表面電位v0を高くすることができる。その場合、制御部26の図示されない印刷時間算出処理手段は、タイミングt11でタイマ25による計時を開始し、印刷時間を算出する。そして、前記表面電位設定処理手段は、印刷時間が経過するのに伴って、表面電位v0を標準の値α1に向けて、所定のパターンで変化させる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1、第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。また、本実施の形態におけるプリンタの構造については、前記第1の実施の形態におけるプリンタの構造と同じであるので、図2を援用して説明する。
図9は本発明の第3の実施の形態におけるプリンタの制御ブロック図である。
図において、30はプリンタが置かれた環境、本実施の形態においては、プリンタの周辺の温度、すなわち、装置周辺温度を検出する装置周辺温度センサ、31は定着器の温度、すなわち、定着器温度を検出する定着器温度センサである。なお、装置周辺温度センサ30及び定着器温度センサ31によって温度検出部が構成される。
本実施の形態において、用紙P上のトナー像を構成する各トナーは、定着器に送られた後、加熱され、溶融させられ、加圧されて用紙Pに定着させられるようになっている。そのために、前記定着器は、アルミニウム、鉄等から成る第1の回転体としての加熱ローラ、及び第2の回転体としての加圧ローラを備え、前記加熱ローラ内に、例えば、ハロゲンランプ等の加熱体が配設される。なお、ベルトの内側に、例えば、ハロゲンランプ等の加熱体が配設された定着器を使用することもできる。
ところで、定着器温度は、所定の温度幅になるように設定され、温度が低すぎると、定着が行われず、温度が高すぎると、トナーが加熱ローラに付着して適正な定着を行うことができなくなる。そこで、加熱ローラと対向させて、定着器温度センサ31が配設される。
図10は本発明の第3の実施の形態におけるプリンタの動作を示すタイムチャートである。
本実施の形態においては、プリンタは、バッテリ等の補助電源を備えず、操作者は、プリンタを放置した後、電源をオフにする場合について説明する。
図において、τ1は装置周辺温度、τ2は定着器温度である。図に示されるように、タイミングt20からt21までの間において、電源がオンにされ、印刷が行われている場合、定着器温度τ2は、高温(例えば、160〔℃〕)になっていて、装置周辺温度τ1に対して十分に高い。
例えば、タイミングt21で印刷が終了し、操作者が、プリンタの電源をオフにすると、装置周辺温度τ1は、特に変化しないのに対して、定着部温度τ2は徐々に低くなる。なお、定着器温度τ2が低くなる傾きは、定着器の加熱ローラ等の熱容量によって決まる。
次に、タイミングt22において操作者がプリンタの電源をオンにすると、前記制御部26の図示されない温度差算出処理手段は、温度差算出処理を行い、装置周辺温度センサ30から装置周辺温度τ1を、定着器温度センサ31から定着器温度τ2をそれぞれ読み込み、定着器温度τ2から装置周辺温度τ1を減算することによって温度差Δτ
Δτ=τ2−τ1
を算出する。
続いて、前記制御部26の図示されない放置時間推定処理手段は、放置時間推定処理を行い、温度差Δτがあらかじめ設定された閾値τth以下であるかどうかを判断し、温度差Δτが閾値τth以下である場合、電源がオフにされた後の経過時間、すなわち、放置時間が閾値Tth以上であると推定し、かつ、放置時間が長いと判断する。そして、第1の実施の形態と同様に、前記表面電位設定処理手段は、表面電位v0を標準の値α1より低い値α2に設定する。
一方、前記温度差Δτが閾値τthより大きい場合、前記放置時間推定処理手段は、放置時間が閾値より短いと推定し、放置時間が短いと判断する。そして、第1の実施の形態と同様に、前記表面電位設定処理手段は、表面電位v0を標準の値α1に設定する。
このように、本実施の形態においては、プリンタが補助電源を有しない場合に、印刷が終了して操作者がプリンタの電源をオフにしても、放置時間が短いかどうかを判断することができるので、かぶりが発生するのを防止することができる。
前記各実施の形態においては、プリンタについて説明しているが、本発明を、ファクシミリ装置、複写機、複合機等に適用することができる。
また、前記各実施の形態においては、帯電電源20によって帯電ローラ12に直流電圧が印加される場合について説明しているが、直流電圧に交流電圧を重畳して帯電ローラ12に印加することができる。
さらに、前記各実施の形態においては、帯電装置として帯電ローラ12を使用する場合について説明しているが、帯電装置として、ブレード、ブラシ(磁気ブラシを含む。)等を使用することができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概念図である。 かぶりレベルの推移を示す図である。 感光体ドラムの表面におけるかぶりの発生状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの動作を示すタイムチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるプリンタの制御ブロック図である。 プリンタを放置した後のかぶりレベルの推移を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるプリンタの動作を示すタイムチャートである。 本発明の第3の実施の形態におけるプリンタの制御ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態におけるプリンタの動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
10 ドラムカートリッジ
11 感光体ドラム
14 現像ローラ
17 転写ローラ
26 制御部
30 装置周辺温度センサ
31 定着器温度センサ
K 印刷枚数
Tth、τth 閾値
T1、T2、T11 放置時間
v0 表面電位
α1 標準の値
τ1 装置周辺温度
τ2 定着器温度
Δτ 温度差

Claims (2)

  1. (a)像担持体と、
    (b)帯電装置と、
    (c)前記像担持体上に静電潜像を形成する露光装置と、
    (d)前記静電潜像に現像剤を付着させて現像剤像を形成する現像剤担持体と、
    (e)前記現像剤像を媒体に転写する転写部材と、
    (f)転写された現像剤像を媒体に定着させる定着装置と、
    (g)前記帯電装置に電圧を印加し、像担持体の表面を帯電させて表面電位を形成する電源制御部と、
    (h)画像形成装置の周辺の温度を表す装置周辺温度、及び前記定着装置の温度を表す定着器温度を検出する温度検出部と、
    (i)印刷が終了してから開始されるまでの、画像形成装置の放置時間が長いかどうかを、前記装置周辺温度と前記定着器温度との温度差が閾値以下であるかによって判断する放置時間判定処理手段と、
    (j)該放置時間判定処理手段によって、前記装置周辺温度と前記定着器温度との温度差が閾値以下であり、放置時間が長いと判断された場合、前記電源制御部に指令を送り、前記像担持体の表面電位を、標準の電位よりかぶりが発生しない側の所定の電位に変化させて設定する表面電位設定処理手段とを有することを特徴とする画像形成装置
  2. 記表面電位設定処理手段は、前記電源制御部に指令を送り、前記像担持体の表面電位を、標準の電位よりかぶりが発生しない側の所定の電位に変化させて設定した後、印刷枚数又は印刷時間に応じて標準の電位に向けて変化させる請求項1に記載の画像形成装置。
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