JP5000104B2 - 半導体不良解析装置、不良解析方法、不良解析プログラム、及び不良解析システム - Google Patents

半導体不良解析装置、不良解析方法、不良解析プログラム、及び不良解析システム Download PDF

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Description

本発明は、半導体デバイスの不良について解析を行うための半導体不良解析装置、不良解析方法、不良解析プログラム、及び不良解析システムに関するものである。
半導体デバイスの不良を解析するための観察画像を取得する半導体検査装置としては、従来、エミッション顕微鏡、OBIRCH装置、時間分解エミッション顕微鏡などが用いられている。これらの検査装置では、不良観察画像として取得される発光画像やOBIRCH画像を用いて、半導体デバイスの故障箇所などの不良を解析することができる(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2003−86689号公報 特開2003−303746号公報
近年、半導体不良解析において、解析対象となる半導体デバイスの微細化や高集積化が進んでおり、上記した検査装置等を用いた不良箇所の解析を迅速に行うことが困難になってきている。したがって、このような半導体デバイスについて不良箇所の解析を行うためには、観察画像から半導体デバイスの不良箇所を推定するための解析処理の効率を向上することが必要不可欠である。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、観察画像を用いた半導体デバイスの不良の解析を効率良く行うことが可能な半導体不良解析装置、半導体不良解析方法、半導体不良解析プログラム、及び半導体不良解析システムを提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明による半導体不良解析装置は、半導体デバイスの観察画像を用いて、その不良を解析する半導体不良解析装置であって、(1)少なくとも半導体デバイスの通常の観察画像であるパターン画像、及び不良についての検査を行って得られた、不良に起因する反応情報を含む不良観察画像を観察画像として含む検査情報を取得する検査情報取得手段と、(2)半導体デバイスのレイアウト画像を含むレイアウト情報を取得するレイアウト情報取得手段と、(3)上記観察画像を参照して半導体デバイスの不良についての解析を行う不良解析手段と、(4)半導体デバイスの不良の解析についての情報を表示手段に表示させる情報表示制御手段とを備え、(5)情報表示制御手段は、表示手段に表示させる半導体デバイスの画像としてパターン画像の上にレイアウト画像を重畳し、さらにその上に不良観察画像を重畳した重畳画像を生成する重畳画像生成手段と、重畳画像でのパターン画像に対するレイアウト画像の透過率を設定する第1の透過率設定手段と、重畳画像でのパターン画像及びレイアウト画像に対する不良観察画像の透過率を設定する第2の透過率設定手段とを有することを特徴とする。
また、本発明による半導体不良解析方法は、半導体デバイスの観察画像を用いて、その不良を解析する半導体不良解析方法であって、(a)少なくとも半導体デバイスの通常の観察画像であるパターン画像、及び不良についての検査を行って得られた、不良に起因する反応情報を含む不良観察画像を観察画像として含む検査情報を取得する検査情報取得ステップと、(b)半導体デバイスのレイアウト画像を含むレイアウト情報を取得するレイアウト情報取得ステップと、(c)上記観察画像を参照して半導体デバイスの不良についての解析を行う不良解析ステップと、(d)半導体デバイスの不良の解析についての情報を表示手段に表示させる情報表示ステップと、(e)表示手段に表示させる半導体デバイスの画像としてパターン画像の上にレイアウト画像を重畳し、さらにその上に不良観察画像を重畳した重畳画像を生成する重畳画像生成ステップと、(f)重畳画像でのパターン画像に対するレイアウト画像の透過率を設定する第1の透過率設定ステップと、重畳画像でのパターン画像及びレイアウト画像に対する不良観察画像の透過率を設定する第2の透過率設定ステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明による半導体不良解析プログラムは、半導体デバイスの観察画像を用い、その不良を解析する半導体不良解析をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、(a)少なくとも半導体デバイスの通常の観察画像であるパターン画像、及び不良についての検査を行って得られた、不良に起因する反応情報を含む不良観察画像を観察画像として含む検査情報を取得する検査情報取得処理と、(b)半導体デバイスのレイアウト画像を含むレイアウト情報を取得するレイアウト情報取得処理と、(c)観察画像を参照して半導体デバイスの不良についての解析を行う不良解析処理と、(d)半導体デバイスの不良の解析についての情報を表示手段に表示させる情報表示処理と、(e)表示手段に表示させる半導体デバイスの画像としてパターン画像の上にレイアウト画像を重畳し、さらにその上に不良観察画像を重畳した重畳画像を生成する重畳画像生成処理と、(f)重畳画像でのパターン画像に対するレイアウト画像の透過率を設定する第1の透過率設定処理と、重畳画像でのパターン画像及びレイアウト画像に対する不良観察画像の透過率を設定する第2の透過率設定処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
上記した半導体不良解析装置、不良解析方法、及び不良解析プログラムにおいては、エミッション顕微鏡装置やOBIRCH装置などの半導体検査装置によって観察画像として取得されるパターン画像と、半導体デバイスのレイアウト画像とを取得する。そして、パターン画像とレイアウト画像とを重畳した重畳画像を生成して表示手段に表示している。このように、パターン画像及びレイアウト画像による重畳画像を用いることにより、観察画像とレイアウト画像とを対応付けつつ不良解析を実行することが容易となり、その効率が向上する。
さらに、上記構成では、パターン画像に対して、レイアウト画像の透過率を可変とし、透過率を所望の値に設定して画像の重畳を行っている。これにより、パターン画像、レイアウト画像、及びそれらの重なり合いのそれぞれを、透過率を適当に設定することによって簡単に確認可能となる。したがって、観察画像を用いた半導体デバイスの不良の解析を確実かつ効率良く行うことが可能となる。また、観察画像としてパターン画像と合わせて不良観察画像が取得される場合には、上記のようにパターン画像とレイアウト画像とを対応付けることにより、パターン画像と同じく観察画像である不良観察画像についても、レイアウト画像との対応付けが可能となる。
また、本発明による半導体不良解析システムは、上記した半導体不良解析装置と、半導体不良解析装置に対して、検査情報を供給する検査情報供給手段と、半導体不良解析装置に対して、レイアウト情報を供給するレイアウト情報供給手段と、半導体デバイスの不良の解析についての情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。このような構成の半導体不良解析システムによれば、上記したように、観察画像を用いた半導体デバイスの不良の解析を確実かつ効率良く行うことが可能となる。
ここで、不良解析装置は、検査情報取得手段が、観察画像としてさらに、不良についての検査を行って得られた、不良に起因する反応情報を含む不良観察画像を取得し、重畳画像生成手段が、パターン画像及びレイアウト画像とさらに不良観察画像とを重畳した重畳画像を生成するとともに、情報表示制御手段が、透過率設定手段に加えて、重畳画像でのパターン画像及びレイアウト画像に対する不良観察画像の透過率を設定する第2の透過率設定手段を有することが好ましい。
同様に、不良解析方法は、検査情報取得ステップにおいて、観察画像としてさらに、不良についての検査を行って得られた、不良に起因する反応情報を含む不良観察画像を取得し、重畳画像生成ステップにおいて、パターン画像及びレイアウト画像とさらに不良観察画像とを重畳した重畳画像を生成するとともに、透過率設定ステップに加えて、重畳画像でのパターン画像及びレイアウト画像に対する不良観察画像の透過率を設定する第2の透過率設定ステップを備えることが好ましい。
同様に、不良解析プログラムは、検査情報取得処理が、観察画像としてさらに、不良についての検査を行って得られた、不良に起因する反応情報を含む不良観察画像を取得し、重畳画像生成処理が、パターン画像及びレイアウト画像とさらに不良観察画像とを重畳した重畳画像を生成するとともに、透過率設定処理に加えて、重畳画像でのパターン画像及びレイアウト画像に対する不良観察画像の透過率を設定する第2の透過率設定処理をコンピュータに実行させることが好ましい。
このように、パターン画像及びレイアウト画像に加えて、さらに不良観察画像を重畳するとともに、その透過率を可変とすることにより、パターン画像、レイアウト画像、不良観察画像、及びそれらの重なり合いのそれぞれを、透過率を適当に設定することによって簡単に確認可能となる。したがって、観察画像を用いた半導体デバイスの不良の解析の効率をさらに向上することができる。
また、不良解析装置は、不良解析手段が、パターン画像とレイアウト画像とを参照し、パターン画像を少なくとも含む観察画像と、レイアウト画像との間の位置合わせを行う位置調整手段を有することが好ましい。同様に、不良解析方法は、パターン画像とレイアウト画像とを参照し、パターン画像を少なくとも含む観察画像と、レイアウト画像との間の位置合わせを行う位置調整ステップを備えることが好ましい。同様に、不良解析プログラムは、パターン画像とレイアウト画像とを参照し、パターン画像を少なくとも含む観察画像と、レイアウト画像との間の位置合わせを行う位置調整処理をコンピュータに実行させることが好ましい。また、観察画像としてパターン画像と合わせて不良観察画像が取得される場合には、上記した位置調整において、パターン画像とレイアウト画像とを参照し、パターン画像及び不良観察画像を含む観察画像と、レイアウト画像との間の位置合わせを行うことが好ましい。
このように、パターン画像を用いてレイアウト画像との位置合わせを行うことにより、半導体デバイスの不良の解析の精度を向上することができる。特に、観察画像としてパターン画像と合わせて不良観察画像が取得される場合には、パターン画像は不良観察画像に対して位置が合った状態で取得されるため、上記した位置合わせが有効である。
また、表示手段に対する重畳画像の具合的な表示構成については、不良解析装置は、情報表示制御手段が、表示手段に表示させる画面として重畳画像生成手段で生成された重畳画像を表示するための画像表示領域と、不良解析手段で行われる不良の解析についての操作に用いられる解析操作領域とを有する解析画面を生成する解析画面生成手段を有する構成を用いることができる。同様に、不良解析方法は、表示手段に表示させる画面として重畳画像生成ステップで生成された重畳画像を表示するための画像表示領域と、不良解析ステップで行われる不良の解析についての操作に用いられる解析操作領域とを有する解析画面を生成する解析画面生成ステップを備える方法を用いることができる。同様に、不良解析プログラムは、表示手段に表示させる画面として重畳画像生成処理で生成された重畳画像を表示するための画像表示領域と、不良解析処理で行われる不良の解析についての操作に用いられる解析操作領域とを有する解析画面を生成する解析画面生成処理をコンピュータに実行させる構成を用いることができる。
また、不良解析装置は、情報表示制御手段による重畳画像の表示とは別に、レイアウト画像を表示手段に表示させるレイアウト画像表示制御手段を備えることとしても良い。同様に、不良解析方法は、重畳画像の表示とは別に、レイアウト画像を表示手段に表示させるレイアウト画像表示ステップを備えることとしても良い。同様に、不良解析プログラムは、重畳画像の表示とは別に、レイアウト画像を表示手段に表示させるレイアウト画像表示処理をコンピュータに実行させることとしても良い。
本発明の半導体不良解析装置、不良解析方法、不良解析プログラム、及び半導体不良解析システムによれば、パターン画像とレイアウト画像とを重畳した重畳画像を生成するとともに、パターン画像に対して、レイアウト画像の透過率を可変とし、透過率を所望の値に設定して画像の重畳を行うことにより、パターン画像、レイアウト画像、及びそれらの重なり合いのそれぞれを、透過率を適当に設定することによって簡単に確認可能となる。したがって、観察画像を用いた半導体デバイスの不良の解析を確実かつ効率良く行うことが可能となる。
以下、図面とともに本発明による半導体不良解析装置、不良解析方法、不良解析プログラム、及び不良解析システムの好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
図1は、本発明による半導体不良解析装置を含む不良解析システムの一実施形態の構成を概略的に示すブロック図である。本不良解析システム1は、半導体デバイスを解析対象とし、その観察画像を用いて不良の解析を行うためのものであり、半導体不良解析装置10と、検査情報供給装置20と、レイアウト情報供給装置30と、表示装置40と、入力装置45とを備えている。以下、半導体不良解析装置10及び不良解析システム1の構成について、半導体不良解析方法とともに説明する。
半導体不良解析装置10は、半導体デバイスの不良解析に必要なデータを入力して、その不良の解析処理を実行するための解析装置である。本実施形態による不良解析装置10は、検査情報取得部11と、レイアウト情報取得部12と、不良解析部13と、解析画面表示制御部14と、レイアウト画像表示制御部15とを有している。また、不良解析装置10には、不良解析に関する情報を表示するための表示装置40と、不良解析に必要な指示や情報の入力に用いられる入力装置45とが接続されている。
不良解析装置10において実行される不良解析に用いられるデータは、検査情報取得部11及びレイアウト情報取得部12によって取得される。検査情報取得部11は、半導体デバイスの通常の観察画像であるパターン画像P1、及び不良についての検査を行って得られた、不良に起因する反応情報が含まれる不良観察画像P2を含む検査情報を取得する(検査情報取得ステップ)。また、レイアウト情報取得部12は、半導体デバイスでのネットなどの構成を示すレイアウト画像P3を含むレイアウト情報を取得する(レイアウト情報取得ステップ)。
図1においては、検査情報取得部11に対して、検査情報供給装置20が接続されており、パターン画像P1及び不良観察画像P2などの検査情報は供給装置20から取得部11へと供給されている。この検査情報供給装置20としては、例えば、エミッション顕微鏡装置を用いることができる。この場合、不良観察画像P2は発光画像となる。また、検査情報供給装置20として、OBIRCH装置を用いることができる。この場合、不良観察画像P2はOBIRCH画像となる。あるいは、これら以外の種類の半導体検査装置を供給装置20として用いても良い。
また、パターン画像P1及び不良観察画像P2があらかじめ半導体検査装置によって取得されている場合には、検査情報供給装置20としては、それらの画像データを記憶しているデータ記憶装置が用いられる。この場合のデータ記憶装置は、不良解析装置10の内部に設けられていても良く、あるいは外部装置であっても良い。このような構成は、半導体検査装置で観察画像を先に撮りためておき、不良解析装置10のソフトウェアを別のコンピュータ上で実行するような場合に有用である。この場合、半導体検査装置を占有することなく、不良解析の作業を分担して進めることができる。
また、エミッション顕微鏡装置やOBIRCH装置などの半導体検査装置で取得されるパターン画像P1及び不良観察画像P2については、ステージ上に半導体デバイスを載置した状態で画像P1、P2が取得される。このため、両者は互いに位置合わせがされた画像として取得される。
一方、レイアウト情報取得部12に対して、レイアウト情報供給装置30がネットワークを介して接続されており、レイアウト画像P3などのレイアウト情報は供給装置30から取得部12へと供給されている。このレイアウト情報供給装置30としては、例えば、半導体デバイスを構成する素子やネット(配線)の配置などの設計情報からレイアウト画像P3を生成するレイアウト・ビューアのCADソフトが起動されているワークステーションを用いることができる。
ここで、例えば半導体デバイスに含まれる複数のネットの個々の情報など、レイアウト画像P3以外のレイアウト情報については、不良解析装置10において、必要に応じてレイアウト情報供給装置30と通信を行って情報を取得する構成を用いることが好ましい。あるいは、レイアウト画像P3と合わせてレイアウト情報取得部12から情報を読み込んでおく構成としても良い。
また、本実施形態においては、不良解析装置10にレイアウト画像表示制御部15が設けられている。このレイアウト画像表示制御部15は、例えば、Xウィンドウ・サーバによって構成され、後述する解析画面表示制御部14による重畳画像の表示とは別に、レイアウト情報供給装置30において描画されたレイアウト画像P3を表示装置40での所定の表示ウィンドウなどに表示する(レイアウト画像表示ステップ)。これにより、画像P1〜P3を用いた不良解析の効率を向上することができる。ただし、このようなレイアウト画像表示制御部15については、不要であれば設けなくても良い。
検査情報取得部11、及びレイアウト情報取得部12によって取得されたパターン画像P1、不良観察画像P2、及びレイアウト画像P3は、不良解析部13へと入力される。不良解析部13は、不良観察画像P2を参照して半導体デバイスの不良についての解析を行う解析手段である(不良解析ステップ)。また、この不良解析部13は必要に応じて、不良観察画像P2に加えて、検査情報供給装置20からの他の検査情報、あるいはレイアウト情報供給装置30からのレイアウト情報等を参照する。なお、一般には、不良解析部13は、観察画像を参照して半導体デバイスの不良についての解析を行えば良い。
また、解析画面表示制御部14は、半導体デバイスの不良の解析についての情報を表示装置40に表示させる情報表示制御手段である(情報表示ステップ)。解析画面表示制御部14によって表示装置40に表示される情報としては、例えば、解析対象の半導体デバイスの画像、半導体デバイスに対して実行される不良解析での解析条件、不良解析部13による半導体デバイスの不良の解析結果などがある。
図2は、図1に示した半導体不良解析装置10の一部について、その具体的な構成を示すブロック図である。ここでは、不良解析装置10における不良解析部13、及び解析画面表示制御部14の具体的な構成を示している。
まず、不良解析部13の構成について説明する。本実施形態による不良解析部13は、領域設定部131と、ネット情報解析部132とを有している。また、図3は、領域設定部131及びネット情報解析部132によって実行される不良解析方法について模式的に示す図である。
領域設定部131は、解析対象の半導体デバイスに対し、不良観察画像P2を参照し、画像P2での反応情報に対応して解析領域を設定する設定手段である。ここで、不良観察画像P2の例としてエミッション顕微鏡装置によって取得される発光画像を考える。例えば、図3(a)に示す例では、不良解析において参照される反応情報として、発光画像中にA1〜A6の6つの発光領域(不良に起因する反応領域)が存在する。このような画像に対して、領域設定部131は、図3(b)に示すように、発光領域に対応して6つの解析領域B1〜B6を設定する。
このような解析領域の設定は、キーボードやマウスなどを用いた入力装置45からの操作者の入力に応じて手動で行うことが好ましい。あるいは、領域設定部131において自動で行われる構成としても良い。また、設定される解析領域の形状については、特に制限されないが、図3(b)に示すように矩形状に設定することが、解析の容易さなどの点で好ましい。なお、このような解析領域の設定においては、検査時に半導体デバイスを載置するステージの位置精度等を考慮して、不良観察画像P2での反応領域に対して広めに設定することが好ましい。
ネット情報解析部132は、半導体デバイスのレイアウトに含まれる複数のネット(配線)について、領域設定部131で設定された解析領域を参照して解析を行う。具体的には、複数のネットについて、解析領域を通過するネットを抽出する。また、複数の解析領域が設定されている場合には、その抽出されたネットの解析領域の通過回数を取得する。
上記した例では、図3(c)に示すように、領域設定部131で設定された6つの解析領域B1〜B6に対して、解析領域を通過するネットとして4本のネットC1〜C4が抽出されている。また、これらのネットC1〜C4のうち、ネットC1は解析領域の通過回数が3回で最も多く、ネットC2は通過回数が2回、ネットC3、C4は通過回数がそれぞれ1回となっている。
なお、このようなネット情報の解析では、必要に応じて、レイアウト情報取得部12を介してレイアウト情報供給装置30との間で通信を行って、解析を実行することが好ましい。このような構成としては、例えば、ネット情報解析部132が、レイアウト情報供給装置30に対してネットの抽出、及び解析領域の通過回数の取得を指示し、その結果を受け取る構成がある。
本実施形態の不良解析部13においては、検査情報取得部11が不良観察画像P2に加えてパターン画像P1を取得していることに対応して、位置調整部133が設けられている。位置調整部133は、パターン画像P1及びレイアウト画像P3を参照して、パターン画像P1を少なくとも含む検査情報供給装置20からの観察画像と、レイアウト情報供給装置30からのレイアウト画像P3との間で位置合わせを行う(位置調整ステップ)。この位置合わせは、例えば、パターン画像P1において適当な3点を指定し、さらにレイアウト画像P3において対応する3点を指定して、それらの座標から位置合わせを行う方法を用いることができる。
また、不良解析部13には、付加解析情報取得部134が設けられている。付加解析情報取得部134は、領域設定部131及びネット情報解析部132による上記した解析方法とは別の解析方法によって得られた半導体デバイスの不良についての付加的な解析情報を外部装置などから取得する。この取得された付加解析情報は、ネット情報解析部132で得られた解析結果と合わせて参照される。
次に、解析画面表示制御部14の構成について説明する。本実施形態による解析画面表示制御部14は、重畳画像生成部141と、第1透過率設定部142と、第2透過率設定部143と、解析画面生成部144とを有している。また、図4〜図6は、それぞれ重畳画像生成部141によって生成されて表示装置40に表示される半導体デバイスの画像の例を示す模式図である。
不良解析装置10での不良解析に必要な画像などの情報、あるいは解析結果として得られた情報は、必要に応じて解析画面表示制御部14によって解析画面として表示装置40に表示される。特に、本実施形態では、重畳画像生成部141において、半導体デバイスの画像として、パターン画像P1とレイアウト画像P3とを重畳した重畳画像(オーバーレイ画像)が生成される(重畳画像生成ステップ)。そして、この重畳画像が、不良解析についての情報として表示装置40に表示される。
図4は、重畳画像生成部141において生成される重畳画像の一例を示す図であり、図4(a)は画像の重畳方法を、図4(b)は生成された重畳画像を示している。この画像例では、パターン画像P1の上に、レイアウト画像P3、及び不良観察画像P2である発光画像P4をこの順で重畳させて、重畳画像P6を生成している。ここで、不良観察画像P2については、発光画像P4に限らず、例えばOBIRCH画像P5など他の不良観察画像P2を用いても良い。あるいは、図4(a)に破線で示すように、発光画像P4と併せて、OBIRCH画像P5をさらに重畳させても良い。また、不良観察画像P2が不要な場合には、パターン画像P1の上にレイアウト画像P3のみを重畳させて重畳画像としても良い。
図2に示す構成では、重畳画像生成部141に対して、さらに第1透過率設定部142と、第2透過率設定部143とが設けられている。第1透過率設定部142は、重畳画像P6におけるパターン画像P1に対するレイアウト画像P3の透過率を設定する透過率設定手段である(透過率設定ステップ)。また、第2透過率設定部143は、重畳画像P6におけるパターン画像P1及びレイアウト画像P3に対する不良観察画像P2の透過率を設定する第2の透過率設定手段である(第2の透過率設定ステップ)。
図5は、重畳画像生成部141において生成される重畳画像の他の例を示す図であり、図5(a)は画像の重畳方法を、図5(b)は生成された重畳画像を示している。この画像例では、図4の画像例と同様に、パターン画像P1、レイアウト画像P3、及び不良観察画像P2を重畳させて重畳画像P7を生成している。また、この重畳画像P7では、第1透過率設定部142において、下側のパターン画像P1に対して、その上に重畳されるレイアウト画像P3の透過率を50%に設定している。
また、図6は、重畳画像生成部141において生成される重畳画像のさらに他の例を示す図であり、図6(a)は画像の重畳方法を、図6(b)は生成された重畳画像を示している。この画像例では、パターン画像P1について図示を省略しているが、図4の画像例と同様に、パターン画像P1、レイアウト画像P3、及び不良観察画像P2を重畳させて重畳画像P8を生成している。また、この重畳画像P8では、第2透過率設定部143において、下側のパターン画像P1及びレイアウト画像P3に対して、その上に重畳される不良観察画像P2の透過率を50%に設定している。
なお、このような第1透過率設定部142及び第2透過率設定部143における画像の透過率の設定については、キーボードやマウスなどを用いた入力装置45からの操作者の入力に応じて手動で行うことが好ましい。あるいは、透過率設定部142、143において所定の条件によって自動で行われる構成としても良い。
また、解析画面表示制御部14は、上記したように、必要に応じて、不良解析部13による半導体デバイスの不良の解析結果を表示装置40に表示させても良い。このような解析結果の表示としては、例えば、ネット情報解析部132で抽出されたネット、及びそのネットの解析領域の通過回数についての情報を表示させる構成がある。このような解析結果の表示は、例えば、図3(c)に示すように解析領域及びネットを含む画像によって表示しても良く、あるいは、抽出されたネットの名称、及びそのネットの解析領域の通過回数のカウント数を一覧表示したネットリストなどによって表示しても良い。また、解析領域及びネットを含む画像を用いる場合には、図3(c)に示すように、抽出されたネットをレイアウト画像上でハイライト表示しても良い。また、抽出されたネットをマウス操作等によって選択した場合に、そのネットが通過している解析領域の色を変えて表示するなど、具体的には様々な表示方法を用いて良い。
また、図2に示す解析画面表示制御部14においては、さらに解析画面生成部144が設けられている。解析画面生成部144は、表示装置40に表示させる画面として、半導体デバイスの不良解析についての情報を含む解析画面(例えば解析ウィンドウ画面)を生成する生成手段である(解析画面生成ステップ)。なお、このような表示装置40に表示される解析画面については、具体的には後述する。
上記実施形態による半導体不良解析装置、不良解析方法、及び不良解析システムの効果について説明する。
図1に示した半導体不良解析装置10、及び不良解析方法においては、解析対象の半導体デバイスに対し、半導体検査装置によって観察画像として取得されるパターン画像P1と、半導体デバイスのネットなどの構成についての情報を含むレイアウト画像P3とを取得する。そして、解析画面表示制御部14の重畳画像生成部141において、パターン画像P1とレイアウト画像P3とを重畳した重畳画像を生成して表示装置40に表示している。このように、パターン画像及びレイアウト画像による重畳画像を用いることにより、観察画像とレイアウト画像とを対応付けつつ不良解析を実行することが容易となり、その効率が向上する。
すなわち、不良解析装置10で実行される半導体デバイスの不良解析においては、パターン画像P1などの観察画像と、レイアウト画像P3とを対応付けながら解析を行うことが必要となる場合がある。これに対して、上記のように生成される重畳画像を用いることにより、観察画像とレイアウト画像P3とを対応付けつつ不良解析を実行することが容易となり、その効率を向上することができる。
さらに、上記構成では、パターン画像P1に対して、レイアウト画像P3の透過率を可変とし、第1透過率設定部142によってその透過率を所望の値に設定して画像の重畳を行っている。これにより、表示装置40に表示される重畳画像において、パターン画像P1についての情報、レイアウト画像P3についての情報、及びそれらの重なり合い(対応関係)についての情報のそれぞれを、透過率を適当に設定または変更することによって簡単に確認可能となる。したがって、上記した重畳画像を用いることにより、観察画像を用いた半導体デバイスの不良の解析を確実かつ効率良く行うことが可能となる。
また、観察画像としてパターン画像P1と合わせて不良観察画像P2が取得される場合には、上記のようにパターン画像P1とレイアウト画像P3とを対応付けることにより、パターン画像P1と同じく観察画像であって互いに位置合わせがされた状態の画像である不良観察画像P2についても、同時にレイアウト画像P3との間で対応付けを行うことが可能となる。なお、電子線やイオンビームを使用する物理解析装置を用いた不良解析(例えば、透過型電子顕微鏡を用いた不良解析)などにおいては、パターン画像P1とレイアウト画像P3との重畳のみによる不良観察が可能である。
また、上記した半導体不良解析装置10と、検査情報供給装置20と、レイアウト情報供給装置30と、表示装置40とによって構成される不良解析システム1によれば、観察画像を用いた半導体デバイスの不良の解析を確実かつ効率良く行うことが可能な半導体不良解析システムが実現される。
図4に示した例においては、パターン画像P1及びレイアウト画像P3と、さらに不良観察画像P2とを重畳させて重畳画像P6としている。このように、パターン画像P1及びレイアウト画像P3に加えて、さらに不良観察画像P2を重畳するとともに、パターン画像P1及びレイアウト画像P3に対して、不良観察画像P2の透過率を可変とし、第2透過率設定部143によって透過率を所望の値に設定して画像の重畳を行うことにより、各画像P1〜P3及びそれらの重なり合い(対応関係)についての情報のそれぞれを、透過率を適当に設定または変更することによって簡単に確認可能となり、不良解析の効率をさらに向上することができる。例えば、このような重畳画像を用いれば、不良観察画像P2での異常箇所(例えば発光画像での発光箇所)が半導体デバイスのレイアウト上でどこに位置するのか、などを容易に確認できる。
ここで、重畳画像における各画像P1〜P3の重畳については、パターン画像P1と、レイアウト画像P3とを重畳する場合、パターン画像P1の上にレイアウト画像P3を重畳することが好ましい。すなわち、半導体デバイスの通常の観察画像であるパターン画像P1は、通常は透明要素として扱える画素が無い画像である。一方、レイアウト画像P3は、多数のネットが存在するレイアウトの構成などのために透明要素として扱える画素が少なくなるものの、そのレイアウトの規則性などにより、ある程度の透明要素として扱える画素が存在する。したがって、上記のようにパターン画像P1を下側とし、レイアウト画像P3を上側として重畳画像を生成することにより、レイアウト画像P3での透明要素として扱える画素を通して、下にあるパターン画像P1を認識することが可能となる。
また、パターン画像P1及びレイアウト画像P3と、不良観察画像P2とを重畳する場合、パターン画像P1及びレイアウト画像P3の上に不良観察画像P2を重畳することが好ましい。すなわち、発光画像P4やOBIRCH画像P5などの不良観察画像P2は、通常はデータ画素の配置が局所的となり、透明要素として扱える画素がパターン画像P1やレイアウト画像P3に比べて多い。したがって、上記のようにパターン画像P1及びレイアウト画像P3を下側とし、不良観察画像P2を上側として重畳画像を生成することにより、パターン画像P1、不良観察画像P2、及びレイアウト画像P3の相互の対応付け等が容易となる。
ただし、このような重畳画像における各画像P1〜P3の重畳の順序については、上記した順序に限定されるものではなく、それぞれの画像の具体的な特性などに応じて様々に設定してよい。
ここで、重畳画像生成部141において重畳画像を生成する際の具体的な生成方法(透過率の設定方法)の一例について、図6に示したレイアウト画像P3及び不良観察画像P2の重畳画像P8を用いて説明する。重畳画像P8上にある点p’に対応する不良観察画像P2上の点をp、レイアウト画像P3上の点をpとし、各点におけるRGBカラー要素をr、g、bで表し、レイアウト画像P3に対する不良観察画像P2の透過率をTとすると、重畳画像P8の点p’での各RGBカラー要素は、以下のようになる。
p’(r)=T・p(r)+(1−T)・p(r)
p’(g)=T・p(g)+(1−T)・p(g)
p’(b)=T・p(b)+(1−T)・p(b)
このように、重畳される画像のデータ要素p、pから、重畳画像での各点のデータ要素p’を求めることにより、重畳画像を好適に生成することができる。例えば、上記式からわかるように、透過率T=0であれば、重畳画像は不良観察画像P2となる。また、透過率T=1であれば、重畳画像はレイアウト画像P3となる。また、透過率Tが0〜1の間の値であれば、重畳画像は、図6(b)に示したように、不良観察画像P2の下にレイアウト画像P3が透けて見える画像となる。
また、本実施形態の不良解析装置10においては、不良観察画像P2での不良に起因する反応情報に対応して解析領域を設定し、半導体デバイスを構成する各ネットのうちで解析領域を通過するネットを抽出して不良解析を行っている。この場合、解析領域を好適に設定することで、解析領域を通過するネットによって、不良の可能性が高いネット(被疑不良ネット)が推定でき、不良解析を効率的に実行できる。ただし、不良解析部13における具体的な解析方法については、このような方法以外にも、様々な方法を用いて良い。一般には、不良解析部13は、観察画像を参照して半導体デバイスの不良についての解析を行えば良い。なお、不良観察画像P2での不良に起因する反応情報は、その反応箇所自体が不良箇所である場合のみでなく、他の不良箇所(例えば不良ネット)に起因して反応が発生している箇所が含まれるので、このことが考慮された解析方法を用いることが好ましい。
また、不良観察画像P2としては、図3(a)においては発光画像を例示したが、例えば、上記したようにOBIRCH画像などの他の観察画像を用いても良い。また、不良観察画像としては、単一条件での1回の観察で得られた画像を用いることができるが、それに限らず、例えば図7に示すように、第1の条件で取得された図7(a)の不良観察画像と、第1の条件とは異なる第2の条件で取得された図7(b)の不良観察画像とを重ね合わせた図7(c)に示す不良観察画像を用いても良い。
また、上記した第2の条件での不良観察画像の取得において、図7(d)及び(e)に示すように、第1の条件から観察位置の変更(例えば不良観察画像の位置や範囲の変更)がある場合も考えられる。このような場合には、図7(f)に示すように、観察位置の変更情報を考慮して画像の重ね合わせを行うことが好ましい。あるいは、第1の条件下において得られた解析結果を記憶手段に保管しておき、第2の条件下において得られた解析結果を加算する方法を用いても良い。これらを多数回行うことにより、例えばネットの通過頻度の分布を顕著にすることができるなど、不良解析の効率及び確実性を向上することができる。
また、上記実施形態においては、不良解析装置10において、不良解析部13の位置調整部133が、パターン画像P1及びレイアウト画像P3を参照して画像の位置合わせを行う構成としている。このように、パターン画像P1を用いてレイアウト画像P3との位置合わせを行うことにより、観察画像を用いた半導体デバイスの不良の解析の精度を向上することができる。また、上記したパターン画像P1及びレイアウト画像P3の重畳画像は、この位置合わせを行う上でも有用である。特に、観察画像としてパターン画像P1と合わせて不良観察画像P2が取得される場合には、パターン画像P1は不良観察画像P2に対して位置が合った状態で取得されるため、上記した位置合わせが有効である。
また、上記実施形態においては、不良解析装置10において、不良解析部13の付加解析情報取得部134が、別の解析方法によって得られた半導体デバイスの不良についての付加的な解析情報、例えば被疑不良ネットの情報を取得する構成としている。このような付加解析情報を参照することにより、半導体デバイスの不良の解析の精度をさらに向上することができる。
図1に示した半導体不良解析装置10において実行される不良解析方法に対応する処理は、半導体不良解析をコンピュータに実行させるための半導体不良解析プログラムによって実現可能である。例えば、不良解析装置10は、半導体不良解析の処理に必要な各ソフトウェアプログラムを動作させるCPUと、上記ソフトウェアプログラムなどが記憶されるROMと、プログラム実行中に一時的にデータが記憶されるRAMとによって構成することができる。このような構成において、CPUによって所定の不良解析プログラムを実行することにより、上記した不良解析装置10を実現することができる。
また、半導体不良解析のための各処理をCPUによって実行させるための上記プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録して頒布することが可能である。このような記録媒体には、例えば、ハードディスク及びフレキシブルディスクなどの磁気媒体、CD−ROM及びDVD−ROMなどの光学媒体、フロプティカルディスクなどの磁気光学媒体、あるいはプログラム命令を実行または格納するように特別に配置された、例えばRAM、ROM、及び半導体不揮発性メモリなどのハードウェアデバイスなどが含まれる。
図8は、図1に示した検査情報供給装置20として適用が可能な半導体検査装置の一例を示す構成図である。また、図9は、図8に示した半導体検査装置を側面から示す構成図である。
本構成例による半導体検査装置20Aは、観察部21と、制御部22とを備えている。検査対象(不良解析装置10による解析対象)となる半導体デバイスSは、観察部21に設けられたステージ218上に載置されている。さらに、本構成例においては、半導体デバイスSに対して不良解析に必要な電気信号等を印加するためのテストフィクスチャ219が設置されている。半導体デバイスSは、例えば、その裏面が対物レンズ220に対面するように配置される。
観察部21は、暗箱内に設置された高感度カメラ210と、レーザスキャン光学系(LSM:Laser Scanning Microscope)ユニット212と、光学系222、224と、XYZステージ215とを有している。これらのうち、カメラ210及びLSMユニット212は、半導体デバイスSの観察画像(パターン画像P1、不良観察画像P2)を取得するための画像取得手段である。
また、光学系222、224、及び光学系222、224の半導体デバイスS側に設けられた対物レンズ220は、半導体デバイスSからの画像(光像)を画像取得手段へと導くための導光光学系を構成している。本構成例においては、図8及び図9に示すように、それぞれ異なる倍率を有する複数の対物レンズ220が切り換え可能に設置されている。また、テストフィクスチャ219は、半導体デバイスSの不良解析のための検査を行う検査手段である。また、LSMユニット212は、上記した画像取得手段としての機能と合わせて、検査手段としての機能も有している。
光学系222は、対物レンズ220を介して入射された半導体デバイスSからの光をカメラ210へと導くカメラ用光学系である。カメラ用光学系222は、対物レンズ220によって所定の倍率で拡大された画像をカメラ210内部の受光面に結像させるための結像レンズ222aを有している。また、対物レンズ220と結像レンズ222aとの間には、光学系224のビームスプリッタ224aが介在している。高感度カメラ210としては、例えば冷却CCDカメラ等が用いられる。
このような構成において、不良の解析対象となっている半導体デバイスSからの光は、対物レンズ220及びカメラ用光学系222を含む光学系を介してカメラ210へと導かれる。そして、カメラ210によって、半導体デバイスSのパターン画像P1などの観察画像が取得される。また、半導体デバイスSの不良観察画像P2である発光画像を取得することも可能である。この場合には、テストフィクスチャ219によって電圧を印加した状態で半導体デバイスSから発生した光が光学系を介してカメラ210へと導かれ、カメラ210によって発光画像が取得される。
LSMユニット212は、赤外レーザ光を照射するためのレーザ光導入用光ファイバ212aと、光ファイバ212aから照射されたレーザ光を平行光とするコリメータレンズ212bと、レンズ212bによって平行光とされたレーザ光を反射するビームスプリッタ212eと、ビームスプリッタ212eで反射されたレーザ光をXY方向に走査して半導体デバイスS側へと出射するXYスキャナ212fとを有している。
また、LSMユニット212は、半導体デバイスS側からXYスキャナ212fを介して入射され、ビームスプリッタ212eを透過した光を集光するコンデンサレンズ212dと、コンデンサレンズ212dによって集光された光を検出するための検出用光ファイバ212cとを有している。
光学系224は、半導体デバイスS及び対物レンズ220と、LSMユニット212のXYスキャナ212fとの間で光を導くLSMユニット用光学系である。LSMユニット用光学系224は、半導体デバイスSから対物レンズ220を介して入射された光の一部を反射するビームスプリッタ224aと、ビームスプリッタ224aで反射された光の光路をLSMユニット212に向かう光路へと変換するミラー224bと、ミラー224bで反射された光を集光するレンズ224cとを有している。
このような構成において、レーザ光源からレーザ光導入用光ファイバ212aを介して出射された赤外レーザ光は、レンズ212b、ビームスプリッタ212e、XYスキャナ212f、光学系224、及び対物レンズ220を通過して半導体デバイスSへと照射される。
この入射光に対する半導体デバイスSからの反射散乱光は、半導体デバイスSに設けられている回路パターンを反映している。半導体デバイスSからの反射光は、入射光とは逆の光路を通過してビームスプリッタ212eへと到達し、ビームスプリッタ212eを透過する。そして、ビームスプリッタ212eを透過した光は、レンズ212dを介して検出用光ファイバ212cへと入射し、検出用光ファイバ212cに接続された光検出器によって検出される。
検出用光ファイバ212cを介して光検出器によって検出される光の強度は、上記したように、半導体デバイスSに設けられている回路パターンを反映した強度となっている。したがって、XYスキャナ212fによって赤外レーザ光が半導体デバイスS上をX−Y走査することにより、半導体デバイスSのパターン画像P1などを鮮明に取得することができる。
制御部22は、カメラ制御部251aと、LSM制御部251bと、OBIRCH制御部251cと、ステージ制御部252とを有している。これらのうち、カメラ制御部251a、LSM制御部251b、及びOBIRCH制御部251cは、観察部21における画像取得手段及び検査手段等の動作を制御することによって、観察部21で実行される半導体デバイスSの観察画像の取得や観察条件の設定などを制御する観察制御手段を構成している。
具体的には、カメラ制御部251a及びLSM制御部251bは、それぞれ高感度カメラ210及びLSMユニット212の動作を制御することによって、半導体デバイスSの観察画像の取得を制御する。また、OBIRCH制御部251cは、不良観察画像として用いることが可能なOBIRCH(Optical Beam Induced Resistance Change)画像を取得するためのものであり、レーザ光を走査した際に発生する半導体デバイスSでの電流変化等を抽出する。
ステージ制御部252は、観察部21におけるXYZステージ215の動作を制御することによって、本検査装置20Aにおける検査箇所となる半導体デバイスSの観察箇所の設定、あるいはその位置合わせ、焦点合わせ等を制御する。
また、これらの観察部21及び制御部22に対して、検査情報処理部23が設けられている。検査情報処理部23は、観察部21において取得された半導体デバイスSの観察画像のデータ収集、パターン画像P1及び不良観察画像P2を含む検査情報の不良解析装置10への供給(図1参照)などの処理を行う。また、必要があれば、この検査情報処理部23に対して、表示装置24を接続する構成としても良い。なお、図9においては、検査情報処理部23及び表示装置24について図示を省略している。
図1に示した半導体不良解析装置10による表示装置40への半導体デバイスの重畳画像の表示方法、及び不良解析装置10による不良解析方法等の具体例について、解析画面表示制御部14によって表示装置40に表示される解析画面(解析ウィンドウ)の例とともに説明する。このような解析画面は、図2に示した構成において、解析画面生成部144によって生成される。
図10は、表示装置40に表示される解析ウィンドウ(不良解析ナビゲーションウィンドウ)の一例を示す構成図である。この解析ウィンドウ400は、本実施例において、重畳画像生成部141で生成される重畳画像の表示、及び透過率設定部142、143での画像の透過率の設定に用いられる解析画面となっている。
具体的には、解析ウィンドウ400は、画面の左側に位置して、半導体デバイスのパターン画像P1、不良観察画像P2、レイアウト画像P3などの不良解析に用いられる各画像の表示に用いられる画像表示領域401と、画面の中央に位置して、画像表示領域401での画像の表示条件の調整を指示するための表示調整領域402とを有している。
解析ウィンドウ400の画面の右側には、不良解析部13で行われる解析処理についての必要な指示及び情報の入力に用いられる解析操作領域403と、検査情報供給装置20からの情報の取得を制御する検査情報取得操作領域404と、レイアウト情報供給装置30からの情報の取得を制御するレイアウト情報取得操作領域405と、供給装置20、30との間での通信状態を制御する通信操作領域406とが設けられている。不良解析装置10において実行される解析処理は、これらの領域403〜406を用いて操作者によって制御される。
このように、図10に示す解析ウィンドウ400は、重畳画像生成部141で生成された重畳画像を表示することが可能な画像表示領域401と、不良解析部13で行われる不良の解析についての操作に用いられる解析操作領域403とを有する構成となっている。このような構成の解析画面を用いることにより、不良解析装置10を用いて操作者が不良解析を実行する上での利便性が図られる。なお、画像表示領域401に表示される半導体デバイスの画像については、必要に応じて重畳画像以外の画像を表示しても良い。
また、この解析ウィンドウ400では、画面の中央に設けられた表示調整領域402により、画像の透過率を含む重畳画像の生成条件を調整することが可能となっている。具体的には、この表示調整領域402には下から順に、パターン画像P1の表示のON/OFFを切り換えるパターン画像表示切換ボタン402a、レイアウト画像P3の表示のON/OFFを切り換えるレイアウト画像表示切換ボタン402b、及び不良観察画像P2の表示のON/OFFを切り換える不良観察画像表示切換ボタン402cの3つの表示切換ボタンが設けられている。
さらに、表示調整領域402には、表示切換ボタン402a、402bの間に、パターン画像P1に対するレイアウト画像P3の透過率を設定するための第1透過率設定つまみ402dが設けられている。解析画面表示制御部14の第1透過率設定部142における透過率の設定は、この設定つまみ402dを操作することによって行われる。また、表示調整領域402には、表示切換ボタン402b、402cの間に、パターン画像P1及びレイアウト画像P3に対する不良観察画像P2の透過率を設定するための第2透過率設定つまみ402eが設けられている。解析画面表示制御部14の第2透過率設定部143における透過率の設定は、この設定つまみ402eを操作することによって行われる。
このように、表示切換ボタン402a〜402cと、透過率設定つまみ402d、402eとを有する表示調整領域402を解析画面に設けることにより、重畳画像生成部141における重畳画像の生成条件を、操作者の必要に応じて、好適かつ容易に制御することができる。なお、このような解析画面の具体的な構成については、図10に示した構成例以外にも様々な構成を用いて良い。例えば、表示調整領域402において表示切換ボタン402a〜402cを設けず、透過率設定つまみ402d、402eのみを設ける構成としても良い。
続いて、解析ウィンドウ400の画面の右側に設けられた解析操作領域403の構成例について説明する。本実施例においては、解析操作領域403に表示される操作画面は、図11〜図13にそれぞれ示す位置調整操作画面410、領域設定操作画面420、及び解析操作画面430の3つの画面で切り換えることが可能となっている。これらの操作画面のうち、図11の位置調整操作画面410は、不良解析部13の位置調整部133(図2参照)で実行される処理の制御に用いられる。また、図12の領域設定操作画面420は、領域設定部131で実行される処理の制御に用いられる。また、図13の解析操作画面430は、ネット情報解析部132で実行される処理の制御、及び得られた解析結果の表示に用いられる。
まず、図11に示す位置調整操作画面410について説明する。この構成例では、位置調整部133による観察画像P1、P2とレイアウト画像P3との間での位置合わせの具体的な方法として、パターン画像P1において適当な3点を指定し、さらにレイアウト画像P3において対応する3点を指定して、それらの座標から位置合わせを行う方法を用いている。なお、このような方法では、必要に応じて4点以上の点を指定して位置合わせを行うこととしても良い。
これに対応して、操作画面410には、パターン画像P1、及びレイアウト画像P3のそれぞれについて位置合わせに用いる3点を設定するための位置合わせデータ設定領域411が設けられている。この3点の設定には、例えば、解析ウィンドウ400の画像表示領域401に表示された画像上においてマウス操作で点を設定する方法、あるいは設定したい点の座標を数値データとして入力する方法等を用いることができる。また、3点を用いた画像の位置合わせは、例えば、設定された3点の位置からパターン画像P1とレイアウト画像P3との傾きを計算し、パターン画像P1及び不良観察画像P2を傾けるθ補正によって行われる。なお、θ補正については、レイアウト画像P3が設計データの真値であるため、パターン画像P1をレイアウト画像P3に対して傾けることが好適である。ただし、求められた傾きにしたがってレイアウト画像P3をパターン画像P1に対して傾けるようにしても良い。
また、図11の操作画面410には、さらに画像調整領域412が設けられている。この画像調整領域412では、パターン画像P1の回転(θ補正)、レイアウト画像P3の移動(位置の微調整)、レイアウト画像のズーム(拡大/縮小)等の操作を行うことで、位置合わせの微調整を手動で行うことが可能となっている。また、領域411、412の下方には、必要な操作ボタンが表示されたボタン表示領域413が設けられている。
次に、図12に示す領域設定操作画面420について説明する。この操作画面420には、領域設定部131による複数の解析領域の設定に必要な指示を出す解析領域設定領域421と、設定された解析領域の情報を表示する解析領域表示領域422とが設けられている。図12では、表示領域422において、解析領域1〜4の4つの解析領域に対応する座標データが表示されている。
また、この構成例では、解析領域1〜4のそれぞれに対して、属性1、属性2の2種類の属性が設定可能となっている。図12では、解析領域1に対して属性「S1」が属性1として設定され、解析領域2に対して属性「S2」が属性2として設定され、解析領域3に対して属性「S3」が属性1として設定され、解析領域4に対して属性「S4」が属性2として設定されている。また、領域421、422の下方には、必要な操作ボタンが表示されたボタン表示領域423が設けられている。
ここで、上記した属性は、解析領域の位置情報(例えば矩形の解析領域での左上及び右下の座標)とリンクして格納される。また、これらの情報は、ファイルなどへの保存及び読込が可能となっている。例えば、違うデバイスで同じ位置を解析する場合、保存したファイルの情報を読み込むことで、再度領域を描いたり、その属性を再度設定する手間が省ける場合があり、また、その反応箇所がどのような属性(例えば良品発光など)を有しているかを知る上で有用である。
次に、図13に示す解析操作画面430について説明する。この操作画面430には、ネット情報解析部132による不良解析の実行に必要な指示を出す不良解析指示領域431と、得られた解析結果を表示する解析結果表示領域432とが設けられている。図13では、表示領域432において、解析結果として得られたネットの名称、及びネットの解析領域の通過回数を示すカウント数の一覧(ネットリスト)が表示されている。また、領域431、432の下方には、必要な操作ボタンが表示されたボタン表示領域433が設けられている。
また、不良解析指示領域431には、解析領域に対して設定された属性について、その解析領域を不良解析に用いるかどうかを選択するための第1指示領域431aと、具体的な解析の条件(解析1〜解析3)の指定及び解析実行の指示を行うための第2指示領域431bとが設けられている。この場合の解析領域の選択方法としては、例えば、ネット情報解析部132による不良解析において、第1指示領域431aでチェックがされた属性(図11の例での属性S1、S2、S4)を有する解析領域、及び属性が設定されていない解析領域を不良解析に用いることとし、第1指示領域431aでチェックがされていない属性(図11の例での属性S3)を有する解析領域を不良解析に用いないこととする選択方法を用いることができる。
このような構成は、例えば、不良の有無にかかわらず常に発光する箇所(例えば良品発光の箇所)について、それを示す属性を対応する解析領域に設定しておき、その解析領域を不良解析の対象から外すような場合など、様々な場合に有用である。これにより、半導体デバイスの不良の解析の効率を向上することができる。
さらに、解析条件を指示するための第2指示領域431bについては、例えば、不良観察画像が発光画像であった場合には、解析領域内に配線端を有するネットのみを抽出し、また、OBIRCH画像であった場合には、解析領域内に配線端を有するネットに加えて解析領域内を通過するネットをも抽出するなど、ネット抽出の具体的な条件の設定を行うことが可能な構成とすることが好ましい。また、このような条件設定については、不良観察画像の種類等に応じて自動的に選択される構成としても良い。
詳述すると、半導体デバイスを構成するネットは、トランジスタなどの回路を結ぶように配線されており、トランジスタに接合されるネットの端点が存在する。発光は、主にトランジスタのスイッチングによる微弱発光であり、異常な発光は、主としてトランジスタのリーク電流により発生する。また、スイッチングに伴う発光は良品でも発生するが、これは解析領域に属性を付加することで区別が可能である。このような発光画像では、多くの場合、発光画像の反応領域内に端点が存在するネットは、発光原因の回路に関係するもので、反応領域を通過するネットは、発光原因の回路とは無関係のものである。したがって、発光画像を用いた不良解析では、上記のように解析領域内に配線端を有するネットのみを抽出することが好ましい。
一方、OBIRCH画像は、主にネット中の不良の検出が中心であり、また、トランジスタ部分等の不良の検出も可能である。したがって、OBIRCH画像を用いた不良解析では、上記のように解析領域内に配線端を有するネットに加えて解析領域内を通過するネットをも抽出することが好ましい。
また、本構成例では、ボタン表示領域433にある「詳細」ボタンにより、図14に示すネットリスト表示ウィンドウ440を表示することが可能となっている。この表示ウィンドウ440は、画面の左側に位置するネットリスト表示領域441と、画面の右側に位置してネットリストをグラフ化(ヒストグラム化)して表示するグラフ表示領域442とを有している。このような表示ウィンドウ440を用いることにより、得られた不良解析結果の操作者による把握が容易となる。
また、図14の表示ウィンドウ440では、下方のボタン表示領域443の「ハイライト」ボタンにより、選択されたネットをレイアウト画像上でハイライト表示することが可能となっている。また、図2に関して上記したように付加解析情報取得部134によって付加的な解析情報が取得された場合には、その解析情報で不良と判断されたネットについて、ネットリスト表示領域441またはグラフ表示領域442中で着色して示すなどの構成としても良い。また、レイアウト画像上のネットを、キーボードやマウスなどの入力手段で選択した場合には、そのネットが通過している解析領域の色を変えて表示し、操作者に知らせる構成としても良い。
本発明による半導体不良解析装置、不良解析方法、不良解析プログラム、及び不良解析システムは、上記した実施形態及び構成例に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、重畳画像生成部141で生成された重畳画像を表示装置40に表示するための解析画面としては、図10に解析ウィンドウ400を例示したが、このような構成に限らず、様々な構成の解析画面を用いることが可能である。
本発明は、観察画像を用いた半導体デバイスの不良の解析を確実かつ効率良く行うことが可能な半導体不良解析装置、不良解析方法、不良解析プログラム、及び不良解析システムとして利用可能である。
半導体不良解析装置を含む不良解析システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示した半導体不良解析装置の具体的な構成を示すブロック図である。 半導体不良解析方法について模式的に示す図である。 表示装置に表示される半導体デバイスの画像の一例を示す模式図である。 表示装置に表示される半導体デバイスの画像の他の例を示す模式図である。 表示装置に表示される半導体デバイスの画像の他の例を示す模式図である。 不良観察画像の取得について模式的に示す図である。 半導体検査装置の一例を示す構成図である。 図8に示した半導体検査装置を側面から示す構成図である。 表示装置に表示される解析ウィンドウの一例を示す構成図である。 解析操作領域に表示される操作画面の一例を示す構成図である。 解析操作領域に表示される操作画面の他の例を示す構成図である。 解析操作領域に表示される操作画面の他の例を示す構成図である。 表示装置に表示される表示ウィンドウの一例を示す構成図である。
符号の説明
1…半導体不良解析システム、10…半導体不良解析装置、11…検査情報取得部、12…レイアウト情報取得部、13…不良解析部、131…領域設定部、132…ネット情報解析部、133…位置調整部、134…付加解析情報取得部、14…解析画面表示制御部、141…重畳画像生成部、142…第1透過率設定部、143…第2透過率設定部、144…解析画面生成部、15…レイアウト画像表示制御部、20…検査情報供給装置、20A…半導体検査装置、21…観察部、22…制御部、23…検査情報処理部、24…表示装置、30…レイアウト情報供給装置、40…表示装置、45…入力装置、
P1…パターン画像、P2…不良観察画像、P3…レイアウト画像、P4…発光画像、P5…OBIRCH画像、P6〜P8…重畳画像、A1〜A6…発光領域、B1〜B6…解析領域、C1〜C4…ネット。

Claims (16)

  1. 半導体デバイスの観察画像を用い、その不良を解析する半導体不良解析装置であって、
    少なくとも半導体デバイスの通常の観察画像であるパターン画像、及び不良についての検査を行って得られた、不良に起因する反応情報を含む不良観察画像を観察画像として含む検査情報を取得する検査情報取得手段と、
    前記半導体デバイスのレイアウト画像を含むレイアウト情報を取得するレイアウト情報取得手段と、
    前記観察画像を参照して前記半導体デバイスの不良についての解析を行う不良解析手段と、
    前記半導体デバイスの不良の解析についての情報を表示手段に表示させる情報表示制御手段とを備え、
    前記情報表示制御手段は、
    前記表示手段に表示させる前記半導体デバイスの画像として前記パターン画像の上に前記レイアウト画像を重畳し、さらにその上に前記不良観察画像を重畳した重畳画像を生成する重畳画像生成手段と、
    前記重畳画像での前記パターン画像に対する前記レイアウト画像の透過率を設定する第1の透過率設定手段と
    前記重畳画像での前記パターン画像及び前記レイアウト画像に対する前記不良観察画像の透過率を設定する第2の透過率設定手段と
    を有することを特徴とする半導体不良解析装置。
  2. 前記情報表示制御手段は、前記表示手段に表示させる画面として前記重畳画像生成手段で生成された前記重畳画像を表示するための画像表示領域と、前記重畳画像の生成条件を調整するための表示調整領域とを有する解析画面を生成する解析画面生成手段を有するとともに、
    前記表示調整領域には、前記パターン画像に対する前記レイアウト画像の透過率を設定するための第1透過率設定調整部と、前記パターン画像及び前記レイアウト画像に対する前記不良観察画像の透過率を設定するための第2透過率設定調整部とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の不良解析装置。
  3. 前記不良解析手段は、前記パターン画像と前記レイアウト画像とを参照し、前記パターン画像を少なくとも含む前記観察画像と、前記レイアウト画像との間の位置合わせを行う位置調整手段を有することを特徴とする請求項1または2記載の不良解析装置。
  4. 前記情報表示制御手段は、前記表示手段に表示させる画面として前記重畳画像生成手段で生成された前記重畳画像を表示するための画像表示領域と、前記不良解析手段で行われる不良の解析についての操作に用いられる解析操作領域とを有する解析画面を生成する解析画面生成手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の不良解析装置。
  5. 前記情報表示制御手段による前記重畳画像の表示とは別に、前記レイアウト画像を前記表示手段に表示させるレイアウト画像表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の不良解析装置。
  6. 半導体デバイスの観察画像を用い、その不良を解析する半導体不良解析方法であって、
    少なくとも半導体デバイスの通常の観察画像であるパターン画像、及び不良についての検査を行って得られた、不良に起因する反応情報を含む不良観察画像を観察画像として含む検査情報を取得する検査情報取得ステップと、
    前記半導体デバイスのレイアウト画像を含むレイアウト情報を取得するレイアウト情報取得ステップと、
    前記観察画像を参照して前記半導体デバイスの不良についての解析を行う不良解析ステップと、
    前記半導体デバイスの不良の解析についての情報を表示手段に表示させる情報表示ステップと、
    前記表示手段に表示させる前記半導体デバイスの画像として前記パターン画像の上に前記レイアウト画像を重畳し、さらにその上に前記不良観察画像を重畳した重畳画像を生成する重畳画像生成ステップと、
    前記重畳画像での前記パターン画像に対する前記レイアウト画像の透過率を設定する第1の透過率設定ステップと
    前記重畳画像での前記パターン画像及び前記レイアウト画像に対する前記不良観察画像の透過率を設定する第2の透過率設定ステップと
    を備えることを特徴とする半導体不良解析方法。
  7. 前記表示手段に表示させる画面として前記重畳画像生成ステップで生成された前記重畳画像を表示するための画像表示領域と、前記重畳画像の生成条件を調整するための表示調整領域とを有する解析画面を生成する解析画面生成ステップを備えるとともに、
    前記表示調整領域には、前記パターン画像に対する前記レイアウト画像の透過率を設定するための第1透過率設定調整部と、前記パターン画像及び前記レイアウト画像に対する前記不良観察画像の透過率を設定するための第2透過率設定調整部とが設けられていることを特徴とする請求項6記載の不良解析方法。
  8. 前記パターン画像と前記レイアウト画像とを参照し、前記パターン画像を少なくとも含む前記観察画像と、前記レイアウト画像との間の位置合わせを行う位置調整ステップを備えることを特徴とする請求項6または7記載の不良解析方法。
  9. 前記表示手段に表示させる画面として前記重畳画像生成ステップで生成された前記重畳画像を表示するための画像表示領域と、前記不良解析ステップで行われる不良の解析についての操作に用いられる解析操作領域とを有する解析画面を生成する解析画面生成ステップを備えることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項記載の不良解析方法。
  10. 前記重畳画像の表示とは別に、前記レイアウト画像を前記表示手段に表示させるレイアウト画像表示ステップを備えることを特徴とする請求項6〜9のいずれか一項記載の不良解析方法。
  11. 半導体デバイスの観察画像を用い、その不良を解析する半導体不良解析をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    少なくとも半導体デバイスの通常の観察画像であるパターン画像、及び不良についての検査を行って得られた、不良に起因する反応情報を含む不良観察画像を観察画像として含む検査情報を取得する検査情報取得処理と、
    前記半導体デバイスのレイアウト画像を含むレイアウト情報を取得するレイアウト情報取得処理と、
    前記観察画像を参照して前記半導体デバイスの不良についての解析を行う不良解析処理と、
    前記半導体デバイスの不良の解析についての情報を表示手段に表示させる情報表示処理と、
    前記表示手段に表示させる前記半導体デバイスの画像として前記パターン画像の上に前記レイアウト画像を重畳し、さらにその上に前記不良観察画像を重畳した重畳画像を生成する重畳画像生成処理と、
    前記重畳画像での前記パターン画像に対する前記レイアウト画像の透過率を設定する第1の透過率設定処理と
    前記重畳画像での前記パターン画像及び前記レイアウト画像に対する前記不良観察画像の透過率を設定する第2の透過率設定処理と
    をコンピュータに実行させる半導体不良解析プログラム。
  12. 前記表示手段に表示させる画面として前記重畳画像生成処理で生成された前記重畳画像を表示するための画像表示領域と、前記重畳画像の生成条件を調整するための表示調整領域とを有する解析画面を生成する解析画面生成処理をコンピュータに実行させ、
    前記表示調整領域には、前記パターン画像に対する前記レイアウト画像の透過率を設定するための第1透過率設定調整部と、前記パターン画像及び前記レイアウト画像に対する前記不良観察画像の透過率を設定するための第2透過率設定調整部とが設けられていることを特徴とする請求項11記載の不良解析プログラム。
  13. 前記パターン画像と前記レイアウト画像とを参照し、前記パターン画像を少なくとも含む前記観察画像と、前記レイアウト画像との間の位置合わせを行う位置調整処理をコンピュータに実行させる請求項11または12記載の不良解析プログラム。
  14. 前記表示手段に表示させる画面として前記重畳画像生成処理で生成された前記重畳画像を表示するための画像表示領域と、前記不良解析処理で行われる不良の解析についての操作に用いられる解析操作領域とを有する解析画面を生成する解析画面生成処理をコンピュータに実行させる請求項11〜13のいずれか一項記載の不良解析プログラム。
  15. 前記重畳画像の表示とは別に、前記レイアウト画像を前記表示手段に表示させるレイアウト画像表示処理をコンピュータに実行させる請求項11〜14のいずれか一項記載の不良解析プログラム。
  16. 請求項1〜5のいずれか一項記載の半導体不良解析装置と、
    前記半導体不良解析装置に対して、前記検査情報を供給する検査情報供給手段と、
    前記半導体不良解析装置に対して、前記レイアウト情報を供給するレイアウト情報供給手段と、
    前記半導体デバイスの不良の解析についての情報を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする半導体不良解析システム。
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