JP3436456B2 - エミッション顕微鏡による半導体装置の故障解析方法及び半導体装置故障解析システム - Google Patents

エミッション顕微鏡による半導体装置の故障解析方法及び半導体装置故障解析システム

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JP3436456B2
JP3436456B2 JP15401596A JP15401596A JP3436456B2 JP 3436456 B2 JP3436456 B2 JP 3436456B2 JP 15401596 A JP15401596 A JP 15401596A JP 15401596 A JP15401596 A JP 15401596A JP 3436456 B2 JP3436456 B2 JP 3436456B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、LSI等の半導
体装置の故障解析に利用するエミッション顕微鏡の故障
解析方法及び半導体装置故障解析システムに関する。
【0002】
【従来の技術】LSI等の半導体装置において、素子の
微細化、多層化に伴い電流リーク故障の発生が深刻化し
ている。これは、微細化に伴うプロセス/構造的マージ
ンの縮小、製造工程の増加に伴うパーティクルやパター
ン欠陥の増加等に起因する。電流リーク故障は回路設計
から製造プロセスの各段階における不具合を如実に反映
する。したがって、その原因は多岐にわたり、時にして
その原因究明に時間を要する場合があった。
【0003】電流リークの原因解消はまずリーク箇所を
特定することから始まるが、リーク箇所の特定には従来
からエミッション顕微鏡(以下、「EMS」と略す。)
が使われている。
【0004】EMSは、光子レベルの非常に微弱な光を
捕らえることができる光検出器であり、リーク箇所で発
生する微細な光を検出し、その位置と強度とを二次元的
な像として出力する。この発光像は、パターン像と重ね
合わせた状態で出力することが可能であり、これにより
リーク箇所を特定することができる。
【0005】図8はEMS装置の構成を模式的に示した
説明図である。同図に示すように、半導体装置である試
料チップ1に動作用の電圧を印加して試料チップ1を動
作状態にして、試料チップ1に生じる電流リーク箇所2
から発生した光3(あるいは光子)を、光学レンズ4を
通過させて光電子増倍管5に入射する。
【0006】光電子増倍管5は光電面6、MPC(マイ
クロチャネルプレート)8及び蛍光面9を有し、光3は
光電面6で光電子7に変換され、光電子7はMPC8で
電子増倍される。MPC8には数μ〜数10μm径程度
の微細孔が無数に存在し、その穴を通過する過程で電子
増倍が行われるため、発光の二次元的な位置が保存され
る。増倍された電子は再度蛍光面9で光に変換され、変
換された光は固体撮像素子10に入力される。固体撮像
素子10は、光の発光位置、強度を検出してその検出デ
ータを画像メモリ11に格納する。
【0007】画像メモリ11に格納されたデータは画像
処理装置12により、予め準備されている同一視野のパ
ターン像(光学反射像)と重ね合わせられたりしてモニ
タ13に像として出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】電流リークの位置及び
ウェハ面内における発生の傾向は、電流リークの原因を
反映して現れる。例えば、マスクの欠陥や構造的欠陥が
存在した場合、全チップにおいて同一箇所で電流リーク
が発生する。
【0009】また、製造プロセス中のある処理における
パーティクルまたはパターン欠陥が原因する場合、
プ内の電流リーク発生位置はランダムになり、ウェハ面
内には、その処理特有のリーク分布が現れる。特有のリ
ーク分布とはウェハの中央部にリークが集中する、周辺
部に集中する等がある。したがって、EMS解析では、
チップ内の発光位置を詳細に検出することと同時に、同
一ウェハ内の他のチップの状況及びウェハ面内の発光分
布を捉え、チップ内/ウェハ面内における発光箇所の位
置的な特徴を見いだすことが電流リークの原因を特定す
る上で重要である。
【0010】しかしながら、従来のEMS解析では、オ
ペレータがモニタやプリント出力された写真を見て1チ
ップ毎に発光箇所を確認していたため、非常に効率、精
度が低く、チップ間/ウェハ面内での発光箇所の位置的
な特徴、分布を見いだすことが困難であるという問題点
があった。特に、ウェハの大口径化に伴うチップ数の増
加傾向の中では、今後益々ウェハレベルでの電流リーク
の解析が困難になってしまう。
【0011】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、電流リークの解析を容易に行うことがで
きるエミッション顕微鏡による半導体装置の故障解析方
法及び半導体装置解析システムを得ることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載のエミッション顕微鏡による半導体装置の故障解析
方法は、(a) エミッション顕微鏡を使用して所定のウェ
ハ上に形成された複数の半導体記憶装置それぞれの発光
状況を前記所定のウェハ上に一括表示する発光ウェハマ
ップを生成するステップと、(b) 各製造工程ごとの欠陥
をウェハ上に一括表示する複数の欠陥ウェハマップを生
成するステップとを備え、前記半導体装置は半導体記憶
装置を含み、(c) 前記複数の半導体記憶装置の不良ビッ
トを前記所定のウェハ上に一括表示するフェイルビット
マップを生成するステップと、(d) ネットワークによ
り、前記発光ウェハマップ、前記複数の欠陥ウェハマッ
プ及び前記フェイルビットマップのデータ管理及び上記
3種類のマップのうち2種類のマップ間の照合処理
い、前記複数の半導体記憶装置の故障解析を行うステッ
プと、をさらに備えて構成される。
【0013】また、請求項2記載のエミッション顕微鏡
による半導体装置の故障解析方法のように、前記エミッ
ション顕微鏡は前記複数の半導体記憶装置それぞれの前
記所定のウェハ上における位置を認識可能であり、前記
発光状況は発光強度を含み、前記ステップ(a) は、(a-
1) 前記エミッション顕微鏡を使用して得られる前記所
定のウェハ上における複数の半導体記憶装置の画像イメ
ージの2次元位置と該2次元位置に関連づけられた発光
強度を含む発光情報を画像メモリ中に記憶させるステッ
プと、(a-2) 前記画像メモリにアクセスして前記発光情
報を認識し、該発光情報に基づき前記複数の半導体記憶
装置それぞれの発光状況を前記所定のウェハ上に一括表
示する前記発光ウェハマップを生成するステップとを含
み、前記ステップ(d) は、(d-1) 前記発光ウェハマップ
に基づき前記複数の半導体記憶装置の故障解析を行うス
テップを含んでもよい。
【0014】また、請求項3記載のエミッション顕微鏡
による半導体装置の故障解析方法のように、前記ステッ
プ(a-2) は、(a-2-1) 前記画像メモリ内を所定の単位走
査領域で走査探索して発光箇所の位置及び強度を検出す
るステップを含んでもよい。
【0015】また、請求項4記載のエミッション顕微鏡
による半導体装置の故障解析方法のように、前記ステッ
プ(a-2) は、(a-2-1) 検出すべき発光強度の値を所定の
発光強度から順次低下させながら前記画像メモリ内を走
査探索して発光箇所の位置及び最大強度を検出するステ
ップを含んでもよい。
【0016】また、請求項5記載のエミッション顕微鏡
による半導体装置の故障解析方法のように、前記複数の
半導体記憶装置は各々が同一の形状の平面を有し、前記
ステップ(a-2) は、(a-2-1) 前記発光情報に基づき前記
複数の半導体記憶装置それぞれの発光状況を集計し、所
定の発光強度以上の発光箇所の度数分布を前記平面上に
表示した度数マップを生成するステップを含み、前記ス
テップ(d) は、(d-1)前記度数マップに基づき前記複数
の半導体記憶装置の故障解析を行うステップを含んでも
よい。
【0017】この発明にかかる請求項6記載の半導体装
置の故障解析方法は、エミッション顕微鏡を使用して得
られる複数の半導体装置の画像イメージに基づき、前記
複数の半導体装置の故障解析を行う方法であって、前記
複数の半導体装置は各々が同一の形状の平面を有し、
(a)前記画像イメージの2次元位置と該2次元位置に関
連づけられた発光強度とを含む発光情報を画像メモリ中
に記憶させるステップと、(b)前記画像メモリにアクセ
スして前記発光情報を認識し、該発光情報に基づき前記
複数の半導体装置の故障解析を行うステップとを備え、
前記ステップ(b)は、(b-1)前記発光情報に基づき前記複
数の半導体装置それぞれの発光状況を集計し、所定の発
光強度以上の発光箇所の度数分布を前記平面上に表示し
た度数マップを生成するステップと、(b-2)前記度数マ
ップに基づき前記複数の半導体装置の故障解析を行うス
テップとを含んでいる。
【0018】この発明にかかる請求項7記載の半導体装
置故障解析システムは、エミッション顕微鏡を使用し
て、所定のウェハ上に形成された複数の半導体記憶装置
それぞれの発光状況を前記所定のウェハ上に一括表示す
る発光ウェハマップが出力可能なEMS解析装置と、各
製造工程ごとの欠陥を前記所定のウェハ上に一括表示す
る複数の欠陥ウェハマップが出力可能な欠陥検査装置と
を備え、前記半導体装置は半導体記憶装置を含み、前記
複数の半導体記憶装置の不良ビットを前記所定のウェハ
上に一括表示するフェイルビットマップが出力可能なテ
スタと、前記発光ウェハマップ、複数の欠陥ウェハマッ
プ及び前記フェイルビットマップのデータ管理及び上記
3種類のマップのうち2種類のマップ間の照合処理が可
能なコンピュータとをさらに備え、前記エミッション顕
微鏡、前記EMS解析装置、前記複数の欠陥検査装置、
前記テスタ及び前記コンピュータでネットワークを構築
して得られる。
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】<実施の形態1> 図1はこの発明の実施の形態1であるエミッション顕微
鏡による半導体装置の故障解析方法を示す説明図であ
る。図1(a)はモニタ上での発光像のイメージを示し、
図1(b)は画像メモリ中のデータ格納状況を示してい
る。なお、ハードウェア構成は図8で示した従来構成と
同様である。
【0022】同図に示すように、X/Yメモリ空間16
上にZ方向は発光強度として発光情報が格納される。発
光情報中の発光ありビット17は、発光ありと判定され
たビットを意味し、そのビット数は発光強度に基づき決
定される。すなわち、画像メモリ11は発光箇所の平面
位置をX/Y空間とし、発光強度をZ空間とした3次元
的なメモリ空間を有する。すなわち、発光情報は、図1
(b)に示すように、発光の形状、強度に応じて3次元的
な広がりをもって画像メモリ11内に格納される。
【0023】また、画像メモリ11上の平面位置(X,
Y)のビット座標は、モニタ表示領域14における
(X,Y)の画素位置と対応し、強度を表すZ方向の情
報は濃淡あるいは疑似色で表現される発光イメージ15
となる。
【0024】従来方法では、図1(a)に示すような発光
イメージ15から、オペレータが視覚的に発光の有無、
位置及び強度を認識していたが、実施の形態1では、画
像メモリ11を直接検索することにより発光箇所の位置
及び強度を数値として正確に知ることができる。
【0025】例えば、画像メモリ11内の発光情報のX
/Y空間を5ビット目のデータで1ビット単位で走査し
た場合、図1(b)に示すように、2カ所に強度が5ビッ
ト以上の発光位置が存在することを認識し、各発光箇所
において中心座標を求めることにより、(x1,y1)
と(x2,y2)という2つの座標を自動的に得ること
ができる。また、最大強度については、検出された
(X,Y)座標についてZ方向を検索することにより、
各発光箇所における最大強度を自動的に特定することが
できる。
【0026】なお、画像メモリ11のメモリアドレスを
物理位置座標に変換する際には、予め像の視野内で指定
した原点のメモリ座標(モニタの画素座標(メモリ座標
と相関あり))及び測定時の光学倍率で決まる1アドレ
ス当たりの距離(1画素当たりの距離)を用いることに
より、画像メモリ11のアドレスとモニタ表示領域14
の画素座標との対応関係から発光位置を物理位置座標と
して検出することができる。
【0027】このように、実施の形態1の故障解析方法
では、画像メモリ11内に格納された発光情報を検索す
ることにより、発光の位置、強度を容易(オペレータに
よる詳細な観察を行うことなく)、かつ高精度に検出す
ることができる。
【0028】<実施の形態2> 図2はこの発明の実施の形態2であるエミッション顕微
鏡による半導体装置の故障解析方法を示す説明図であ
る。なお、ハードウェア構成は図8で示した従来構成と
同様である。
【0029】同図に示すように、画像メモリ11に格納
された発光情報として、X/Yメモリ空間16上に発光
ありビット17が格納される。そして、10×10ビッ
ト単位で単位走査領域18が設定される。実施の形態2
では、単位走査領域18ごとに予め設定したビット数を
越える発光ありビット17が存在したとき、当該単位走
査領域18を「発光あり」領域と自動的に判定する。
【0030】このように、実施の形態2の故障解析方法
では、画像メモリ11に格納された発光情報に基づき1
0×10ビット構成の単位走査領域18ごとに探索走査
することにより、実施の形態1が行った中心位置の計算
処理等が省略されるため、処理時間を大幅に短縮するこ
とができる。
【0031】加えて、発光箇所の誤認識が低減される。
これは以下の理由による。通常、1箇所から出た発光の
画像メモリ上の発光情報は、図2に示すように発光あり
ビット17は疎らに点在する。すなわち、試料チップ1
の1点から発した光はある広がりをもって検出され、発
光の中心部では発光ありビット17が密に詰まっている
が、周囲には発光ありビット17の存在しない領域がで
る。
【0032】このような場合、実際には1箇所の発光に
も関わらず、実施の形態1のように1ビット単位で検索
走査すると、発光ありビット17の有る/無しが1ビッ
ト単位で認識されるため、発光が複数箇所存在すると誤
認識する可能性がある。
【0033】これに対して、実施の形態2の故障解析方
法では、発光情報に基づき10×10ビットの単位走査
領域18ごとに発光ありビット17の有無を判定するこ
とにより、発光箇所が複数個存在すると誤認識する危険
性を大幅に低減することができる。
【0034】<実施の形態3> 図3はこの発明の実施の形態3であるエミッション顕微
鏡による半導体装置の故障解析方法を示す説明図であ
る。なお、ハードウェア構成は図8で示した従来構成と
同様である。
【0035】同図に示すように、X/Yメモリ空間16
上に発光ありビット17が格納される。
【0036】実施の形態3の故障解析方法は、最深ビッ
ト(発光データ領域におけるZ方向の最上位ビット)か
らZ方向のビット数を順次下げながら、発光ありビット
17を検出していくという方法である。図3例にして
実施の形態3の故障解析方法を実行すると、まず、最深
発光ありビット19(Z方向のビット数MZ)が検出さ
れる。その後、Z方向のビット数を“5”に下げた段階
で、5ビット深さ発光ありビット20が検出されること
になる。なお、重複検出を避けるため、一度、検出され
た平面位置(x,y)は検索対象から消す。
【0037】このように実施の形態3の故障解析方法で
は、最深ビットから順次上位ビットから下位ビットにか
けて、画像メモリ11のX/Yメモリ空間を検索走査す
るため、発光強度の高い箇所から順次検出される。した
がって、1箇所の発光データ領域の中の最高発光強度の
ビットが検出されるため、発光箇所を領域ではなく点と
して検出することができる。
【0038】その結果、検出された発光ありビット17
の平面位置(x,y)とZ方向のビット数が、それぞれ
発光箇所の中心座標及び発光強度となり、検索処理効率
を向上させることができる。
【0039】<実施の形態4> 図4はこの発明の実施の形態4であるエミッション顕微
鏡による半導体装置の故障解析方法を示す説明図であ
る。なお、ハードウェア構成は図8で示した従来構成と
同様である。
【0040】実施の形態4の故障解析方法は、ウェハチ
ップ単位の発光箇所の表示を行う方法である。図4(a)
に示すように、発光測定視野21内に表示されたチップ
パターン像22(光学反射像)の領域を指定することが
できる。なお、23は表示対象領域である。なお、各チ
ップパターン像22のウェハ上の位置はエミッション顕
微鏡で走査時に認識することができる。
【0041】そして、図4(b)に示すように、領域指定
された各チップパターン像22をチップ単位で縮小表示
することにより、ウェハ上に複数のチップパターン像2
2がすべて表示され、各チップパターン像22上に発光
箇所25が表示された発光ウェハマップ24を出力する
ことができる。なお、発光箇所25の表示は、発光強度
に応じて表示サイズまたは色を変化させて行う。
【0042】このように、実施の形態4の故障解析方法
では、画像メモリ11に格納された発光情報に基づき発
光ウェハマップ24を出力し、発光ウェハマップ24に
基づき電流リーク解析を行っている。したがって、ウェ
ハ面内における発光箇所及び強度の分布を明確に認識す
ることができる。ウェハ面内における発光箇所の分布
は、電流リークの原因を推定する上で非常に有効な情報
となる。
【0043】チップ毎に自動的に検出された発光箇所に
基づき発光ウェハマップ24出力し、発光ウェハマッ
プ24に基づいて行う実施の形態4の故障解析方法は、
従来の1チップ単位の発光分布では把握が困難であった
ウェハ面内の発光分布状況の認識を大幅に向上させるこ
とができる。
【0044】<実施の形態5> 図5はこの発明の実施の形態5であるエミッション顕微
鏡による半導体装置の故障解析方法を示す説明図であ
る。なお、ハードウェア構成は図8で示した従来構成と
同様である。
【0045】実施の形態5の故障解析方法は、複数のウ
ェハチップの発光箇所の度数表示を行う方法である。す
なわち、各チップの発光位置をチップ間で重ね合わせ、
複数のチップにおける発光箇所の度数分布を一括表示し
て解析を行う方法である。なお、複数のチップはそれぞ
れ同一形状の平面を有している。
【0046】図4で示した実施の形態4と同様にして、
1チップに相当する領域で表示対象領域23を指定し、
全測定チップに対してその領域内で検出された発光箇所
をその平面位置座標毎に累積することにより、図5に示
すようなすべてのチップの発光箇所の度数分布である度
数マップ36を得ることができる。
【0047】この累積処理は際、画像メモリ11を利用
することもできる。すなわち、チップ単位で、発光が検
出された位置座標に対応するX/YメモリアドレスにZ
方向座標をインクリメントして書き込んで行けば、同じ
平面位置に発光が検出されたチップ数をZ方向のデータ
として格納することができる。
【0048】図5に示す度数マップ36は、測定した全
チップにおけるチップ内の発光箇所の分布状況を表して
おり、発光箇所の位置的な特徴を一見して認識すること
ができる。複数のチップにおけるチップ内での発光箇所
の位置的な特徴を見いだすことは、電流リーク原因を特
定する上で非常に重要である。
【0049】例えば、度数マップ36で示す度数分布が
チップ内でランダムであればパーティクル等の原因を推
定することができ、ある特異な分布があればチップの構
造、回路的な原因を推定することができる。
【0050】このように実施の形態5の故障解析方法
は、発光位置を全測定チップについて集計し、その集計
結果を一括表示する度数マップ36を生成し、この度数
マップ36の度数分布を解析することにより、非常に容
易に電流リーク箇所の位置的な特徴を認識することがで
きる。
【0051】<実施の形態6> 図6はこの発明の実施の形態6であるエミッション顕微
鏡による半導体装置の故障解析方法を示す説明図であ
る。なお、ハードウェア構成は図8で示した従来構成と
同様である。
【0052】実施の形態6の故障解析方法は、実施の形
態4の故障解析方法で用いた発光ウエハマップと製造工
程単位の欠陥ウエハマップとの比較解析を行う方法であ
る。すなわち、図6(a)に示す欠陥ウエハマップ26
と、図6(b)で示す欠陥ウエハマップ26との比較解
析を行う。発光ウエハマップ24は既存の欠陥検査装置
により検出された各製造工程(工程a,工程b,工程c
…)のパーティクルまたはパターン欠陥を含む“欠陥”
を表示したウェハマップである。通常同一ウェハに対し
複数の製造工程で欠陥検査装置により欠陥の検査が製造
工程中に行われ、個々の欠陥に対しその位置座標、サイ
ズ等のデータが保存されており、これらのデータに基づ
き欠陥ウエハマップ26を表示することができる。
【0053】このように、実施の形態6の故障解析方法
は発光ウエハマップ24と欠陥ウエハマップ26との比
較解析を行うため、電流リークの原因が製造工程中の欠
陥に起因する可能性がある場合には、発光ウエハマップ
24の発光の位置座標と欠陥ウエハマップ26の各工程
の欠陥の位置座標を照合することにより、どの製造工程
の欠陥が原因で電流リークを引き起こしたのかを容易に
認識することができる。
【0054】なお、照合の際、発光ウエハマップ24の
発光位置、欠陥ウエハマップ26の欠陥位置の位置に誤
差が生じること、特に発光位置は必ずしも電流リーク位
置と対応しないことを考慮し、比較用の座標を中心とし
て照合範囲を設定して、照合範囲に基づく解析を行う方
が望ましい。
【0055】<実施の形態7> 図7はこの発明の実施の形態7であるエミッション顕微
鏡を利用した半導体装置の解析システムを示す説明図で
ある。なお、ハードウェア構成は図8で示した従来構成
と同様である。
【0056】実施の形態7の解析システムは、図7に示
すように、コンピュータ29、発光箇所の自動検出機能
を有するEMS解析装置31、テスタ32、欠陥検査装
置33、物理解析装置34等を通信ケーブル30を用い
てオンライン接続し、相互にデータの授受を行うように
ネットワークを構成して、半導体装置の電流リークにつ
いて総合的な解析を行うシステムである。
【0057】図7に示すように、EMS解析装置31は
発光ウエハマップ24が出力可能であり、テスタ32は
フェイルビットマップ27を出力可能である。フェイル
ビットマップ(FBM)27は、メモリのテスタ32に
より検出される不良ビットの位置を示している。不良ビ
ットは、各チップにおいて、1ビット不良41、Xライ
ン不良42、Yライン不良43、ブロック不良44とし
て検出される。
【0058】欠陥検査装置33は欠陥ウエハマップ26
を出力可能であり、物理解析装置34は光学顕微鏡、S
EM(走査型電子顕微鏡),FIB(集束イオンビーム
装置)等を含んでいる。コンピュータ29は各装置31
〜34間のデータ(発光ウエハマップ24、欠陥ウエハ
マップ26、フェイルビットマップ27を含む)の管理
機能、照合処理及び解析機能、マップ24,26,27
の表示機能等を備えており、外部記憶装置35に直接接
続される。通信ケーブル30はイーサネット等のネット
ワーク構築が可能なケーブルであり、例えば、各装置2
9、31〜34間をイーサネットで接続し、TCP−I
Pをプロトコルとしてネットワークを構築する。
【0059】通信ケーブル30を介してやり取りを行う
データは各装置の検出結果として得られるマップ上の位
置座標であり、データの形式、座標系を共通にすること
により位置座標の共通化を図ることができる。これらの
データはコンピュータ29により外部記憶装置35に格
納して一括管理されるとともに、コンピュータ29上で
データの照合他の解析がなされる。
【0060】従来、テスタ32、欠陥検査装置33及び
物理解析装置34からなるネットワークの構築例はある
が、これはメモリLSIの動作不良の解析を効率化する
ものであった。
【0061】しかし、実施の形態7では、発光箇所の自
動検出機能を有し発光ウエハマップ24が出力可能なE
MS解析装置31をネットワークに加えることにより、
実施の形態6のように発光ウエハマップ24と欠陥ウエ
ハマップ26との比較検証、物理解析装置34における
発光座標への自動的視野移動(ステージ移動)が実現
し、電流リーク不良の解析が大幅に向上する。
【0062】また、従来はテスタ32から得られるフェ
イルビットマップ27の不良ビットの座標と欠陥検査装
置33の欠陥検査で得られた欠陥ウエハマップ26の欠
陥座標とを照合してメモリLSIの動作不良の解析を行
っていたが、厳密に両者の座標を照合する必要があるた
め、メモリ動作不良として、1ビット不良41、Xライ
ン不良42、Yライン不良43等の領域を持たない不良
のみが検査対象とされており、ブロック不良44、全ビ
ット不良45等の所定の領域を有し位置座標の限定が不
可能な不良は検査対象から外されていた。
【0063】しかしながら、実施の形態7の解析システ
ムにおける故障解析方法では、発光ウエハマップ24と
フェイルビットマップ27との比較解析を行うことがで
きる。したがって、ブロック不良44、全ビット不良4
5等の不良に対しては、発光ウエハマップ24とフェイ
ルビットマップ27との比較を行うことにより、ブロッ
ク不良44及び全ビット不良45による電流リーク原因
を比較的容易に検出することができる。
【0064】このように、実施の形態7の解析システム
における故障解析方法では、電流リーク不良の解析効率
が向上すると共に、メモリLSIの動作不良の解析にお
いても効力を発揮する。
【0065】
【発明の効果】この発明における請求項1記載のエミッ
ション顕微鏡による半導体装置の故障解析方法は、複数
の半導体記憶装置それぞれの発光状況を所定のウェハ上
に一括表示する発光ウェハマップのデータ管理によって
複数の半導体記憶装置の故障解析を行うため、1つの半
導体装置の発光分布では把握が困難であった所定のウェ
ハ面内の発光分布状況の認識を大幅に向上させることが
できる。加えて、ステップ(b) で得た各製造工程ごとの
欠陥をそれぞれ所定のウェハ上に一括表示する複数の欠
陥ウェハマップと発光ウェハマップとを照合することに
より、電流リークの原因が製造工程中の欠陥に起因する
可能性がある場合には、どの製造工程の欠陥が原因で電
流リークを引き起こしたのかを容易に認識することがで
きる。さらに、複数の半導体記憶装置の不良ビットをウ
ェハ上に一括表示するフェイルビットマップと発光ウェ
ハマップとの照合によって、ブロック不良及び全ビット
不良等による電流リーク原因を比較的容易に検出するこ
とができる。請求項記載のエミッション顕微鏡による
半導体装置の故障解析方法は、画像イメージの2次元位
置と該2次元位置に関連づけられた発光強度とを含む発
光情報を画像メモリに記憶させながら、画像メモリにア
クセスして発光情報に基づき発光ウェハマップを生成
し、発光ウェハマップに基づき複数の半導体装置の故障
解析を行うため、オペレータによる詳細な観察を行うこ
となく、発光の位置、強度を高精度に検出することがで
きる。
【0066】請求項記載のエミッション顕微鏡による
半導体装置の故障解析方法によれば、画像メモリ内を所
定の単位走査領域で走査探索して発光箇所の位置及び強
度を検出するため、発光箇所の位置の認識を容易にして
処理時間の短縮を図るとともに、発光箇所が複数個存在
すると誤認識する危険性を大幅に低減することができ
る。
【0067】請求項4記載のエミッション顕微鏡による
半導体装置の故障解析方法によれば、検出すべき発光強
度の値を所定の発光強度から順次低下させながら画像メ
モリ内を走査探索して発光箇所の位置及び最大強度を検
出するため、発光強度の高い箇所から順次検出される。
【0068】したがって、1箇所の発光データ領域の中
の最高発光強度の2次元位置が検出されるため、発光箇
所を領域ではなく点として検出することができ、検索処
理効率を向上させることができる。
【0069】請求項記載エミッション顕微鏡による
半導体装置の故障解析方法によれば、発光情報に基づき
複数の半導体記憶装置それぞれの発光状況を集計し
られる、所定の発光強度以上の発光箇所の度数分布を平
面上に表示した度数マップに基づき複数の半導体記憶
置の故障解析を行うため、複数の半導体記憶装置におけ
る装置内での発光箇所の位置的な特徴を見いだすことが
でき、電流リーク箇所の位置的な特徴を容易に認識する
ことができる。請求項6記載のエミッション顕微鏡によ
る半導体装置の故障解析方法は、画像イメージの2次元
位置と該2次元位置に関連づけられた発光強度とを含む
発光情報を画像メモリに記憶させながら、画像メモリに
アクセスして発光情報に基づき複数の半導体装置の故障
解析を行うため、オペレータによる詳細な観察を行うこ
となく、発光の位置、強度を高精度に検出することがで
きる。加えて、ステップ(b) において、発光情報に基づ
き複数の半導体装置それぞれの発光状況を集計して得ら
れる、所定の発光強度以上の発光箇所の度数分布を平面
上に表示した度数マップに基づき複数の半導体装置の故
障解析を行うため、複数の半導体装置における装置内で
の発光箇所の位置的な特徴を見いだすことができ、電流
リーク箇所の位置的な特徴を容易に認識することができ
る。
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】この発明における請求項記載の半導体装
置の故障解析システムによれば、エミッション顕微鏡、
EMS解析装置、欠陥検査装置、テスタ及びコンピュー
タでネットワークを構築して得られる。
【0076】したがって、発光ウエハマップが出力可能
なEMS解析装置がネットワーク上に存在することによ
り、発光ウエハマップと複数の欠陥ウエハマップそれぞ
れとの比較検証等、半導体装置の電流リークについて総
合的な解析をコンピュータの管理下で容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のエミッション顕微
鏡による半導体装置の故障解析方法を示す説明図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態2のエミッション顕微
鏡による半導体装置の故障解析方法を示す説明図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態3のエミッション顕微
鏡による半導体装置の故障解析方法を示す説明図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態4のエミッション顕微
鏡による半導体装置の故障解析方法を示す説明図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態5のエミッション顕微
鏡による半導体装置の故障解析方法を示す説明図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態6のエミッション顕微
鏡による半導体装置の故障解析方法を示す説明図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態7のエミッション顕微
鏡を利用した半導体装置の故障解析システムを示す説明
図である。
【図8】 EMS装置の構成を模式的に示した説明図で
ある。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) エミッション顕微鏡を使用して所定
    のウェハ上に形成された複数の半導体記憶装置それぞれ
    の発光状況を前記所定のウェハ上に一括表示する発光ウ
    ェハマップを生成するステップと、 (b) 各製造工程ごとの欠陥をウェハ上に一括表示する複
    数の欠陥ウェハマップを生成するステップとを備え、 (c) 前記複数の半導体記憶装置の不良ビットを前記所定
    のウェハ上に一括表示するフェイルビットマップを生成
    するステップと、 (d) ネットワークにより、前記発光ウェハマップ、前記
    複数の欠陥ウェハマップ及び前記フェイルビットマップ
    のデータ管理及び上記3種類のマップのうち2種類のマ
    ップ間の照合処理行い、前記複数の半導体記憶装置の
    故障解析を行うステップと、 をさらに備えるエミッション顕微鏡による半導体装置の
    故障解析方法。
  2. 【請求項2】 前記エミッション顕微鏡は前記複数の半
    導体記憶装置それぞれの前記所定のウェハ上における位
    置を認識可能であり、前記発光状況は発光強度を含み、 前記ステップ(a) は、 (a-1) 前記エミッション顕微鏡を使用して得られる前記
    所定のウェハ上における複数の半導体記憶装置の画像イ
    メージの2次元位置と該2次元位置に関連づけられた発
    光強度を含む発光情報を画像メモリ中に記憶させるステ
    ップと、 (a-2) 前記画像メモリにアクセスして前記発光情報を認
    識し、該発光情報に基づき前記複数の半導体記憶装置そ
    れぞれの発光状況を前記所定のウェハ上に一括表示する
    前記発光ウェハマップを生成するステップとを含み、 前記ステップ(d) は、 (d-1) 前記発光ウェハマップに基づき前記複数の半導体
    記憶装置の故障解析を行うステップを含む、 請求項1記載のエミッション顕微鏡による半導体装置の
    故障解析方法。
  3. 【請求項3】 前記ステップ(a-2) は、 (a-2-1) 前記画像メモリ内を所定の単位走査領域で走査
    探索して発光箇所の位 置及び強度を検出するステップを
    含む、 請求項2記載 のエミッション顕微鏡による半導体装置の
    故障解析方法。
  4. 【請求項4】 前記ステップ(a-2) は、 (a-2-1) 検出すべき発光強度の値を所定の発光強度か
    次低下させながら前記画像メモリ内を走査探索して発
    光箇所の位置及び最大強度を検出するステップを含む、 請求項2記載のエミッション顕微鏡による半導体装置の
    故障解析方法。
  5. 【請求項5】 前記複数の半導体記憶装置は各々が同一
    の形状の平面を有し、 前記ステップ(a-2) は、 (a-2-1) 前記発光情報に基づき前記複数の半導体記憶装
    置それぞれの発光状況を集計し、所定の発光強度以上の
    発光箇所の度数分布を前記平面上に表示した度数マップ
    を生成するステップを含み、 前記ステップ(d) は、 (d-1) 前記度数マップに基づき前記複数の半導体記憶装
    置の故障解析を行うステップを含む、 請求項2記載のエミッション顕微鏡による半導体装置の
    故障解析方法。
  6. 【請求項6】 エミッション顕微鏡を使用して得られる
    複数の半導体装置の画像イメージに基づき、前記複数の
    半導体装置の故障解析を行う方法であって、前記複数の
    半導体装置は各々が同一の形状の平面を有し、 (a)前記画像イメージの2次元位置と該2次元位置に関
    連づけられた発光強度とを含む発光情報を画像メモリ中
    に記憶させるステップと、 (b)前記画像メモリにアクセスして前記発光情報を認識
    し、該発光情報に基づき前記複数の半導体装置の故障解
    析を行うステップとを備え、 前記ステップ(b)は、 (b-1)前記発光情報に基づき前記複数の半導体装置それ
    ぞれの発光状況を集計し、所定の発光強度以上の発光箇
    所の度数分布を前記平面上に表示した度数マップを生成
    するステップと、 (b-2)前記度数マップに基づき前記複数の半導体装置の
    故障解析を行うステップとを含む、 エミッション顕微鏡による半導体装置の故障解析方法。
  7. 【請求項7】 エミッション顕微鏡を使用して、所定の
    ウェハ上に形成された複数の半導体記憶装置それぞれの
    発光状況を前記所定のウェハ上に一括表示する発光ウェ
    ハマップが出力可能なEMS解析装置と、 各製造工程ごとの欠陥を前記所定のウェハ上に一括表示
    する複数の欠陥ウェハマップが出力可能な欠陥検査装置
    とを備え、 前記半導体装置は半導体記憶装置を含み、 前記複数の半導体記憶装置の不良ビットを前記所定のウ
    ェハ上に一括表示するフェイルビットマップが出力可能
    なテスタと、 前記発光ウェハマップ、複数の欠陥ウェハマップ及び前
    記フェイルビットマップのデータ管理及び上記3種類の
    マップのうち2種類のマップ間の照合処理が可能なコン
    ピュータとをさらに備え、 前記エミッション顕微鏡、前記EMS解析装置、前記複
    数の欠陥検査装置、前記テスタ及び前記コンピュータで
    ネットワークを構築して得られる半導体装置故障解析シ
    ステム
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