JP4985286B2 - 液晶プロジェクタの冷却装置および液晶プロジェクタ装置 - Google Patents

液晶プロジェクタの冷却装置および液晶プロジェクタ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4985286B2
JP4985286B2 JP2007254432A JP2007254432A JP4985286B2 JP 4985286 B2 JP4985286 B2 JP 4985286B2 JP 2007254432 A JP2007254432 A JP 2007254432A JP 2007254432 A JP2007254432 A JP 2007254432A JP 4985286 B2 JP4985286 B2 JP 4985286B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal panel
discharge port
cooling
flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007254432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009086181A (ja
Inventor
基恭 宇都宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp NEC Display Solutions Ltd
Original Assignee
NEC Display Solutions Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Display Solutions Ltd filed Critical NEC Display Solutions Ltd
Priority to JP2007254432A priority Critical patent/JP4985286B2/ja
Priority to EP08833300A priority patent/EP2193401A1/en
Priority to US12/733,376 priority patent/US8736775B2/en
Priority to CN2008801091138A priority patent/CN101809496B/zh
Priority to PCT/JP2008/067988 priority patent/WO2009041726A1/en
Publication of JP2009086181A publication Critical patent/JP2009086181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4985286B2 publication Critical patent/JP4985286B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/16Cooling; Preventing overheating

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

本発明は、液晶プロジェクタ装置などの電子機器に搭載される冷却装置に関し、特に、発熱する部材の面を冷却するための冷却装置に関する。
ファンによる強制空冷を行う冷却装置は、安価で簡易な構成あるため、電子機器の冷却手段として広く利用されている。液晶プロジェクタ装置においても、内部で発熱する光学部品を冷却するために、複数のファンを用いて強制空冷を行う冷却装置が用いられている。
液晶プロジェクタ装置では、光源からの光束が偏光ビームスプリッタに入射する。偏光ビームスプリッタにて偏光変換された光束は、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色光に分離される。R光は、R用の液晶パネルに入射し、G光は、G用の液晶パネルに入射し、B光は、B用の液晶パネルに入射する。各液晶パネルでは、入射光に対して、ビデオ信号に応じた光変調を行う。光変調を受けた各色光は、色合成プリズムにより合成され、投写レンズを介してスクリーン上に投影される。
液晶パネルは、マトリクス状に配置された複数の液晶セルを備え、各液晶セルを囲むように、ブラックマトリクスと呼ばれる遮光領域が設けられている。ブラックマトリクスが光を吸収することで、液晶パネルが発熱する。
また、液晶パネルとして、TN(Twisted Nematic)モードで動作する液晶パネルを用いる場合は、液晶パネルの入射面側および出射面側に偏光板が設けられる。この偏光板は、所定の偏光成分の光(例えばS偏光光)のみを透過し、それ以外の光を遮蔽する。光を遮蔽する際に、光が熱に変換されて、偏光板も発熱する。
液晶パネルや偏光板には、有機材料が用いられることが多いため、長時間にわたり高温に曝されると、液晶パネルの配向膜が損傷したり、偏光選択特性が低下したりする。そこで、液晶パネルや偏光板などの発熱部品を冷却するための冷却装置が、液晶プロジェクタ装置に搭載されている。
以下、液晶プロジェクタ装置の冷却装置について説明する。なお、以降の説明において、液晶パネルやその入射側および出射側に設けられる偏光板などで構成されるユニットを、液晶ユニットと呼ぶ。
図6は、関連技術としての液晶プロジェクタ装置を説明するための図であり、(a)は外観図、(b)は内部の構成を示す斜視図、(c)は内部配置を示す模式図である。
図6の(a)乃至(c)を参照すると、液晶プロジェクタ1の筐体内には、液晶ユニット部2、冷却ファン3、空冷ダクト4、光源5、電源ユニット6、ランプ用冷却ファン7、排気ファン8、および投写レンズ9が設けられている。
液晶ユニット部2は、R、G、Bの各色用の液晶ユニットからなる。液晶ユニットは、液晶パネルと、この液晶パネルの入射側および出射側に配置された偏光板とを含む。光源5から光束は、複数のダイクロイックミラーにより赤(R)、緑(G)、青(B)の各色の光束に色分離される。色分離した各色の光束がそれぞれ、液晶ユニット部2の各色用の液晶ユニットに供給される。各液晶パネルで空間変調された各色の画像光は、色合成プリズムにて色合成される。色合成プリズムで色合成された画像光は、投写レンズ9によりスクリーン上に投射される。
ランプ用冷却ファン7は、光源5を冷却するための手段である。ランプ用冷却ファン7で発生した空気流がランプ用空冷ダクトを通じて光源5まで到達する。冷却ファン3および空冷ダクト4は、液晶ユニット部2を冷却するための手段である。冷却ファン3で発生した空気流が空冷ダクト4を通じて液晶ユニット部2の各液晶ユニットまで到達する。排気ファン8は、筐体内の空気を筐体外へ排出する。
図7は、液晶ユニットを冷却する冷却装置の具体的な構造を説明するための図であって、(a)は分解斜視図、(b)は冷却動作を説明するための模式的断面図である。
図7の(a)および(b)を参照すると、液晶ユニット部2は、3つの液晶ユニットからなる。各液晶ユニットは、液晶パネル11と、液晶パネル11の入射側、出射側にそれぞれ設けられた偏光板10、12とを有する。
冷却装置13は、冷却ファン3および空冷ダクト4からなる。空冷ダクト4の一部は、液晶ユニット部2の下方に位置しており、その部分に、各液晶ユニットに向けて空気流を噴出す3つの吐出口15が設けられている。冷却ファン3からの送風14により空気流が発生し、その空気流は、空冷ダクト4内を通って各吐出口15から各液晶ユニットに向かう。吐出口15からの空気流は、偏光板10と液晶パネル11の間と、液晶パネル11と偏光板12の間の各空間(隙間)を、下から上に向かって通過する。このように、吐出口15から出た空気流が液晶パネル11と偏光板10、12との各隙間を通ることにより、液晶パネル11および偏光板10、12が冷却される。
特許文献1には、液晶ユニットを冷却する冷却装置の別の形態が記載されている。図8は、その冷却装置の構成を示す模式図である。
図8を参照すると、冷却ファン3からの空気流は、偏光板10と液晶パネル11の間および液晶パネル11と色合成プリズム16の間を流れる。色合成プリズム16を保持する部材の、冷却ファン3の側の部分には、冷却ファン3からの空気流の向きを変える風向板17が設けられている。冷却ファン3からの空気流は、風向板17によりその向きが変わり、液晶パネル11の面の方向に向かう。このように空気流の向きを変えることで、液晶パネル13の冷却効率の改善を図ることができる。
特許文献2には、液晶ユニットを冷却する冷却装置のさらに別の形態が記載されている。図9は、その冷却装置の構成を示す模式図である。
図9を参照すると、液晶パネル11の保持枠18の対向する縁に沿って、2つの突片部19が設けられている。各突片部19は、板状の部材であって、ダクトの吐出口20から供給される空気流が一方向に流れるように制限する。これにより、液晶パネル11の表面を流れる空気流の流量(風量)を確保する。
特許文献3には、液晶ユニットを冷却する冷却装置のさらに別の形態が記載されている。図10は、その冷却装置の構成を説明するための図であって、(a)は上面図、(b)は側面断面図である。
図10の(a)および(b)を参照すると、液晶パネル11を挟んで対向配置された、色合成プリズム16と偏光板10の間に、断面形状がU字状の導風板21が架設されている。冷却ファン3からの空気流は、色合成プリズム16と液晶パネル11の間を通過した後、導風板21により折り返される。導風板21により折り返された空気流は、液晶パネル11と偏光板10の間を通過する。この構成によれば、液晶パネル11の面に生じる温度ムラの発生を抑制することができる。
特許文献3には、上記の冷却装置の変形例がさらに記載されている。図11は、その変形例を説明するための図であって、(a)は上面図、(b)は側面断面図である。この変形例では、液晶パネル11の下方に下部冷却ファン22が配置され、液晶パネル11の上方に上部冷却ファン23が配置されている。下部冷却ファン22からの空気流は、色合成プリズム16と液晶パネル11の間を下から上に向かって通過する。一方、上部冷却ファン23からの空気流は、液晶パネル11と偏光板10の間を上から下に向かって通過する。この変形例によっても、液晶パネル11の面に生じる温度ムラの発生を抑制することができる。
特開平11−295814号公報 特開2001−318361号公報 特開2000−124649号公報
一般に、発熱平板の強制空冷において、熱伝達率を改善して伝熱促進を行う方法には、「薄膜化法」と「置換法」の2つのアプローチが考えられる。
前者の「薄膜化法」は、発熱体表面に形成される温度境界層を薄く(薄膜化)することで、発熱体から冷媒(空気)への熱伝達を促進する方法である。この場合、温度境界層の厚さは、主流方向速度(平板の面に沿った流速)の平方根に逆比例するため、発熱体の温度をより下げるためには、風速を上げてやれば良いことになる。
しかしながら、冷却性能の改善を目的に、ファン風速を上げようとすると、ファン動作騒音の悪化やファン容積の増加を招く。またこの「薄膜化法」の場合、熱伝達率が流速の平方根に比例する(=温度境界層厚さが流速の平方根に逆比例する)ため(層流)、ある程度まで温度を下げると、それ以上はいくら風速を上げても温度があまり下がらなくなる(空冷限界)といった問題がある。図7に示した冷却装置、および特許文献2乃至3に記載した冷却装置はいずれも、薄膜化法による発熱平板の冷却方法に分類されるが、液晶プロジェクタの小型・高輝度・長寿命化要求に伴い、上述した課題に直面している。
一方、後者の「置換法」は、送風を乱流化して非定常的な渦の生成/消失を助長することで、発熱体表面近傍の流体(高温)と、少し離れた位置にある流体(低温)とを強制的に交換(温度置換)して、伝熱促進を図る方法である。
この「置換法」の代表的な例としては、衝突噴流冷却が挙げられる。これは、発熱平板に対して、ノズルからの噴流(水や空気といった冷媒)を、垂直方向から衝突させて放熱を行う冷却方法である。
この衝突噴流冷却では、以下の3つのプロセスを経て、発熱面を効果的に冷却する。
1)噴流の衝突による発熱体表面の温度境界層の破壊(剥離)
2)衝突面に生じる旋回渦による流体交換(温度置換)
3)コアンダ効果による噴流の壁面滑り
なお、コアンダ効果とは、流れの中に物体を置くと、流体と固体壁面との間の圧力が低下し、流れが壁面に吸い寄せられ、その物体に沿って流れの向きが変わる流体の性質のことをいう。
ところで、このような衝突噴流冷却を、液晶プロジェクタの液晶ユニット部冷却に適用する場合、そのノズル位置が問題となる。すなわち、液晶パネルや偏光板の発熱は、各色光が通過する際の吸光作用によって生じるため、発熱面が光透過面と概略一致する。したがって、液晶パネルと偏光板の間の狭い隙間に、各色光の透過を阻害しないように、発熱面への垂直な空気流れ(衝突噴流)を生成することが課題になってくる。
特許文献1に記載した冷却装置は、ダクト出口の風向板により、液晶パネルにあたる送風の風量と風向を制御して冷却性能の改善を図るものであり、「薄膜化法」と「置換法」の中間に分類される。しかし、この場合、液晶パネルと対向する偏光板に当たる送風量は減少するため、偏光板の冷却性能は悪化する。また、ダクト出口の風向板を使って、液晶パネルと偏光板との間を流れる送風を傾けるためには、板間を十分広く設定しないと効果が発揮できず、逆に流路が閉塞されて冷却性能が悪化することになる。さらに、液晶パネルに傾斜して送風する場合でも、上述した衝突噴流の冷却性能には遠く及ばない。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決し、狭い流路においても効果的な置換法を実現して、十分な冷却性能を発揮することのできる液晶プロジェクタの冷却装置、およびそれを用いたプロジェクタ装置を提供することにある。
本発明の液晶プロジェクタの冷却装置は、互いの面が対向するように並設された複数の部材を有し、これら部材の少なくとも1つの部材の面が熱が放出される熱放出面を有する電子機器の冷却装置であって、
前記熱放出面に沿って流れる第1の空気流を発生する第1の吐出口を備えた第1の空冷部と、
前記熱放出面に沿って前記第1の空気流とは異なる方向に流れる第2の空気流を発生する第2の吐出口を備えた第2の空冷部と、を有し、
前記第1の空気流と前記第2の空気流が衝突し、前記第1および第2の吐出口の、前記熱放出面に平行な切断面における開口幅が異なる、ことを特徴とする。
本発明の液晶プロジェクタ装置は、
液晶パネルと、
前記液晶パネルの入射面側に配置された第1の光学素子と、
前記液晶パネルの出射面側に配置された第2の光学素子と、
前記液晶パネルと前記第1および第2の光学素子との各間の対向する面に沿って流れる第1の空気流を発生する第1の吐出口を備えた第1の空冷部と、
対向する前記面に沿って前記第1の空気流とは異なる方向に流れる第2の空気流を発生する第2の吐出口を備えた第2の空冷部と、を有し、
前記第1の空気流と前記第2の空気流が衝突し、前記第1および第2の吐出口の、前記液晶パネルの面に平行な切断面における開口幅が異なる、ことを特徴とする。
本発明によれば、第1の空気流と第2の空気流が熱放出面上で衝突することで、熱放出面に対して垂直な方向に向かう旋回流(渦)を含む衝突噴流が発生する。この衝突噴流により、熱放出面上に形成される境界層が剥離され、流体の温度置換を助長して熱伝達率を改善し、十分な冷却性能を得ることができる。
またこのとき、第1および第2の吐出口の、熱放出面に平行な切断面における開口幅を異なるように設定することにより、開口幅の広い吐出口からの空気流の一部が、衝突噴流の生成部位を避けて脇を流れるバイパス流れを形成するようになる。これにより、受熱によって高温になった排気を、冷却系に環流させることなく、効果的に液晶ユニット部の外へ排熱できるようになるため、冷却性能のさらなる改善を図ることができる。
さらに別の手段においては、液晶ユニット部の側面に用意した遮風板により、上下の送風の衝突によって生成された合成流の方向を制御して、上述した開口幅の広い吐出口からの送風のうち最初の衝突に用いられなかった残りの送風と、直交状態で衝突させるようにしている。これにより、衝突噴流の生成領域を発熱面全体に広げて放熱効果を高めると同時に、パネル面内の温度ムラを解消して画像品質を改善するといった効果を得ている。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態である冷却装置を説明するための図であって、(a)は冷却装置の全体構成を模式的に示す断面図、(b)は液晶ユニットを入射方向から見た場合の液晶パネルの表面における送風の様子を示す部分拡大図、(c)は液晶ユニットを側面から見た場合の送風の様子を示す模式図である。
図1の(a)から(c)に示す冷却装置は、液晶プロジェクタ装置の液晶ユニット部2を冷却するものであって、2つの空冷部30a、33aを有する。図1には、便宜上、液晶ユニット部2を構成する3つの液晶ユニットのうちの1つのみを示してある。液晶ユニットは、図1(c)に示すように、液晶パネル11と、液晶パネル11の入射面側および出射面側にそれぞれは位置された偏光板10、12とからなる。以降の説明において、便宜上、液晶パネル11のフレキシブルケーブル11aが配置された側を上とし、その反対側を下として、上下の方向を規定する。
空冷部30aは、冷却ファン28aと、冷却ファン28aで発生した空気流を液晶ユニットまで導く空冷ダクト29aとを有する。空冷ダクト29aの一方の端部は、液晶ユニットの下方に位置し、該端部に、吐出口34aが設けられている。空冷ダクト29aの他方の端部には、冷却ファン28aが収容されている。冷却ファン28aで発生した空気流は、空冷ダクト29a内を通って、吐出口34aからダクト外へ吹出す。吐出口34aから吹出した空気流36aは、液晶パネル11と偏光板10、12との間の各空間を下から液晶パネル11の中心部に向かって流れる。
空冷部33aは、冷却ファン31aと、冷却ファン31aで発生した空気流を液晶ユニットまで導く空冷ダクト32aとを有する。空冷ダクト32aの一方の端部は、液晶ユニットの上方に位置し、該端部に、吐出口35aが設けられている。空冷ダクト32aの他方の端部には、冷却ファン31aが収容されている。冷却ファン31aで発生した空気流は、空冷ダクト32a内を通って、吐出口35aからダクト外へ吹出す。吐出口35aから吹出した空気流37aは、液晶パネル11と偏光板10、12との間の各空間を、上から液晶パネル11の中心部に向かって流れる。
図1(b)に示すように、吐出口34a、35aは、互いの開口面が対向するように配置されている。吐出口34a、35aの開口面は、例えば方形形状とされる。吐出口34a、35aの液晶パネル11の表面に平行な切断面における開口幅をそれぞれW1、W2とする。吐出口35aの開口幅W2は、吐出口34aの開口幅W1より小さい。開口幅W1、W2の大きさは、空気流36a、37aの流速(風速)や流量(風量)によって適宜に設定することが望ましい。開口幅W1と開口幅W2との比は、例えば3:1である。
液晶パネル11の表面に垂直な方向から見た場合、吐出口34a、35aの上記切断面に沿った開口の中心点は、液晶パネル11の中心を通る中心軸A上に位置する。望ましくは、液晶パネル11の面に垂直な方向から見た場合、吐出口34aの開口面の、上記切断面に沿った線の中間点を通る、該開口面に垂直な第1の中心軸が、吐出口35aの開口面の、上記切断面に沿った線の中間点を通る、該開口面に垂直な第2の中心軸と一致する。要するに、吐出口34aの開口面と吐出口35aの開口面がその中央で整列して配置されている。
次に、本実施形態の冷却装置による液晶ユニット部2の冷却動作について説明する。
吐出口34aから吹出した空気流36aは、偏光板10と液晶パネル11の間および液晶パネル11と偏光板12の間の各空間を、下から上に向かって流れる。一方、吐出口35aから吹出した空気流37aは、偏光板10と液晶パネル11との間および液晶パネル11と偏光板12の間の各空間を、上から下に向かって流れる。
液晶パネル11の表面に垂直な方向から見た場合、液晶パネル11と偏光板10、12との各間の空間の中央部分において、空気流36aと空気流37aが衝突し、そこで、衝突噴流が発生する。この衝突噴流は、非定常的な渦の生成/消失を伴う乱流であり、図1(c)に示すような、液晶パネル11および偏光板10、12の各面に対して略垂直な方向に向かう旋回流(渦)を含む。この旋回流(渦)は、液晶パネル11および偏光板10、12の各面に対して略垂直に当たるため、その冷却効果は、空気流が面に沿って流れる場合(層流)より大きくなる。
旋回流(渦)を含む衝突噴流による冷却では、
1)表面に形成される温度境界層の破壊(剥離)
2)非定常な渦の生成/消失による強制的な流体交換(温度置換)
3)コアンダ効果による噴流の壁面滑り
といった3つのプロセスを経る。ここで、流体交換(温度置換)とは、発熱体表面近傍の流体(高温)と、表面から少し離れた位置にある流体(低温)との交換(温度置換)を意味する。コアンダ効果は、流れの中に物体を置くと、流体と固体壁面との間の圧力が低下し、流れが壁面に吸い寄せられ、その物体に沿って流れの向きが変わる流体の性質を言う。
上記3つのプロセスによる冷却によれば、単に平板に沿って流体が流れる場合(層流)に比べ、5倍〜10倍の冷却能力を得られる。本実施形態の冷却装置では、上記3つのプロセスを利用することで、偏光板10、12や液晶パネル11の光透過面へ垂直に向かう旋回流を発生させて、発熱面(光透過面)への垂直噴流を、色光の透過を妨げることなく形成する。これにより、平行平板に沿って流体が流れる構造に比べて、熱伝達率を大幅に増加させることが可能となり、その結果、液晶ユニットの冷却において放熱効率を改善することができる。
また、衝突噴流は、液晶パネル10および偏光板11、12の各面からの放熱を促進させるように作用することから、衝突噴流となった流体の温度は、表面から放出された熱エネルギーによって上昇する。このため、その流体が、例えば、液晶パネル10と偏光板11との間に滞留すると、発熱面と冷却空気との温度差が小さくなるため、熱伝達率が低下する場合がある。本実施形態の冷却装置では、衝突噴流により熱を保持した流体を効率よく排気することで、熱伝達率の低下を抑制することができる。
以下に、衝突噴流により熱を保持した流体の移動の原理およびその効果について、具体的に説明する。
吐出口34aの開口幅W1は、吐出口35aの開口幅W2よりも広いため、下から上へ向かう空気流36aの幅も、上から下に向かう空気流37aの幅よりも広い。このため、図1(b)に示すように、空気流36aの一部が、空気流37aとの衝突によって圧力が上昇する箇所(すなわち、流路抵抗が高くなる箇所)を避けて、その両脇を流れるようなバイパス流38を形成する。
空気流36aと空気流37aが発熱面中央において衝突した場合、旋回流による伝熱促進における受熱作用によって高温になった排気(流体)39は、その衝突部の両脇を流れるバイパス流38に乗って、液晶パネル11と偏光板10、12の各間の空間を、下から上に向かって輸送される。このバイパス流38による排気39の輸送により、排気39は、本来の冷却流(衝突箇所へ流入する空気流36a、37a)に環流することなく、液晶ユニット外へ排除される。これにより、冷却性能をさらに向上させることができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態である冷却装置を説明するための図であって、(a)は冷却装置の全体構成を模式的に示す断面図、(b)は液晶ユニットを入射方向から見た場合の液晶パネルの表面における送風の様子を示す部分拡大図、(c)は液晶ユニットを側面から見た場合の送風の様子を示す模式図である。
図2の(a)から(c)に示すように、冷却装置は、2つの空冷部30b、33bと遮風板41aを有する。空冷部30bは、冷却ファン28bと、吐出口34bを備える空冷ダクト29bとからなる。空冷部33bは、冷却ファン31bと、吐出口35bを備える空冷ダクト32bとからなる。これら冷却ファン28b、31bおよび空冷ダクト29b、32bは、吐出口34b、35bの位置関係が異なる以外は、図1に示したものと基本的に同じものである。
図2(b)に示すように、吐出口34b、35bは、互いの開口面が対向するように配置されている。吐出口34b、35bの開口面は例えば方形形状とされ、吐出口35bの開口幅W2は、吐出口34bの開口幅W1より小さい。液晶パネル11の表面に垂直な方向から見た場合、吐出口34bの開口の中心点は、液晶パネル11の中心を通る中心軸A上に位置するが、吐出口35bの開口の中心点は、中心軸Aに対して右側(冷却ファンが設けられた側とは反対の側)に位置する。すなわち、液晶パネル11の表面に垂直な方向から見た場合、吐出口35bの中心軸の位置は、吐出口34bの中心軸(または液晶パネル11の中心軸A)よりも右側にシフトした位置とされる。要するに、吐出口34bの開口面と吐出口35bの開口面が、開口幅方向にズレて配置されている。
遮風板41aは、液晶ユニット(偏光板10、液晶パネル11、偏光板12)を固定するための保持部40に一体的に設けられている。液晶パネル11の表面に垂直な方向から見た場合、遮風板41aは、吐出口35bの中心軸がシフトした側に、偏光板10、液晶パネル11および偏光板12の各側部の面と対向するように配置される。偏光板10、液晶パネル11および偏光板12の各端部と遮風板41aとの間隔は、液晶パネル11と偏光板10、12との各間の空間から流体が漏れ出すのを抑制することができる程度の大きさとされる。
ところで、空冷ダクト29b内の流路は、吐出口34bが設けられた端部において直角に屈曲しており、その屈曲した先が吐出口34bとされている。このような流路構造によれば、冷却ファン28bからの空気流が流路の屈曲部に沿って進む際の流速(風速)は、内周側に比べて外周側の方が速い。すなわち、吐出口34bの開口面の、液晶パネル11の面に平行な切断面に沿った方向における、空気流36bの流速の分布が、一方の側から他方の側に向かって流速が徐々に大きくなるような分布とされている。すなわち、吐出口34bから吹出す空気流36bは、内周側よりも外周側の方の速度が速くなるような偏った流速(風速)分布を有する。この流速(風速)分布に従い、本実施形態では空気流36bを、外周側に位置する空気流42aと、内周側に位置する空気流43aとに分けて扱う。空気流42aの流速(風速)は、空気流43aの流速(風速)より速い。
次に、本実施形態の冷却装置による液晶ユニット部2の冷却動作について説明する。
吐出口34bから吹出した空気流42a、43aは、偏光板10と液晶パネル11の間および液晶パネル11と偏光板12の間の各空間を、下から上に向かって流れる。一方、吐出口35bから吹出した空気流37bは、偏光板10と液晶パネル11の間および液晶パネル11と偏光板12の間の各空間を、上から下に向かって流れる。
液晶パネル11の表面に垂直な方向から見た場合、吐出口34bからの外周側の空気流42aと吐出口35bからの空気流37bは、吐出口34bの中心軸よりも外周側の領域(遮風板41aが設けられた側の領域)を進み、液晶パネル11と偏光板10、12との各間の空間の中央部分において衝突し、そこで、衝突噴流が発生する。この衝突噴流は、第1の実施形態で説明したような旋回流(渦)を含むので、前述の3つのプロセスによる冷却効果を得ることができる。ここで、空気流37b、42aの運動量はほぼ等しいことが望ましい。
空気流37b、42aの衝突の後の面内方向の流れにおいて、外周側へ向かう流れは遮風板41aによって抑制されるので、遮風板41aが設けられた側とは反対側へ向かう流れ(液晶パネルの中心に向かう流れ)が主な流れとなる。この流れが、衝突合成流44aである。
液晶ユニット部2の発熱面上の、吐出口34bの中心軸(または液晶パネルの中心軸A)よりも内周側の領域において、衝突合成流44aが吐出口34bから吹出した内周側の空気流42aと衝突し、そこで、衝突噴流が発生する。この衝突噴流は、第1の実施形態で説明したような旋回流(渦)を含むので、前述の3つのプロセスによる冷却効果を得ることができる。
また、衝突合成流44aと空気流43aとの衝突角度は略直角であるので、衝突合成流44aと空気流43aとの衝突により、図2(b)の紙面からみて左上向かう面内方向の流れ(衝突合成流45a)が発生し、受熱を繰り返して高温になった空気が、冷却系に環流することなく、液晶ユニット部の外部へ排気される。
本実施形態の冷却装置によれば、液晶ユニット部の構成部材(偏光板10、液晶パネル11および偏光板12)の光透過面上の、外周側と内周側の2箇所において、異なる流速(風速)ベクトルを有する空気流(送風)の衝突を引き起こすので、発熱面上の広範囲にわたって高乱流場を形成することができる。これにより、液晶ユニットをより効果的に冷却することができる。
また、液晶パネルは、入力信号に対する光変調効果の温度依存性が高いため、パネル面の温度分布が不均一であると、輝度ムラや色ムラを引き起こし、その結果、画像品質が低下する。本実施形態の冷却装置によれば、発熱面上の広範囲にわたって高乱流場を形成することができるので、液晶パネルの面内温度分布を均一にすることができ、輝度ムラや色ムラの問題を解消することができる。
さらに、液晶パネル11の表面に垂直な方向から見た場合、内周側の2回目の衝突によって発生した衝突合成流45aは、遮風板41aが配置された側とは反対の側(内周側)から液晶ユニット部2の外(図2(b)中、左上方向)へ排出される。この衝突合成流45aの排出において、衝突合成流45aは、冷却が必要とされる領域(光透過面)の必要最小限の領域を通過し、冷却系に環流することはない。このように、高温となった排気を冷却系に環流することなく、効果的に除去することができる。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の第3の実施形態である冷却装置を説明するための図であって、(a)は冷却装置の全体構成を模式的に示す断面図、(b)は液晶ユニットを入射方向から見た場合の液晶パネルの表面における送風の様子を示す部分拡大図、(c)は液晶ユニットを側面から見た場合の送風の様子を示す模式図である。
図3の(a)から(c)に示すように、冷却装置は、2つの空冷部30c、33cと2枚の遮風板41b、41cとを有する。空冷部30cは、冷却ファン28cと、吐出口34cを備える空冷ダクト29cとからなる。空冷部33cは、冷却ファン31cと、吐出口35cを備える空冷ダクト32cとからなる。これら冷却ファン28c、31cおよび空冷ダクト29c、32cは、吐出口34c、35cの位置関係が異なる以外は、図1に示したものと基本的に同じものである。
図3(b)に示すように、吐出口34c、35cは、互いの開口面が対向するように配置されている。吐出口34c、35cの開口面は例えば方形形状とされ、吐出口35cの開口幅W2は、吐出口34cの開口幅W1より小さい。液晶パネル11の表面に垂直な方向から見た場合、吐出口34cの開口の中心点は、液晶パネル11の中心を通る中心軸A上に位置するが、吐出口35cの開口の中心点は、中心軸Aに対して左側(冷却ファンが設けられた側)に位置する。すなわち、液晶パネル11の表面に垂直な方向から見た場合、吐出口35cの中心軸の位置は、吐出口34cの中心軸(または液晶パネル11の中心軸A)よりも左側にシフトした位置とされる。
遮風板41b、41cは、液晶ユニット(偏光板10、液晶パネル11、偏光板12)を固定するための保持部に一体的に設けられている。液晶パネル11の表面に垂直な方向から見た場合、遮風板41bは、吐出口35cの中心軸がシフトした側に配置され、遮風板41cは、その反対側に配置されている。遮風板41b、41cは対向して配置されており、遮風板41b、41cの各面の面内方向は、偏光板10、液晶パネル11および偏光板12の各面の面内方向と交差(または直交)する。偏光板10、液晶パネル11および偏光板12の各端部と遮風板41b、41cとの間隔は、液晶パネル11と偏光板10、12との各間の空間から流体が漏れ出すのを抑制することができる程度の大きさとされる。
空冷ダクト29cは第2の実施形態と同様な屈曲構造を有するので、吐出口34cから吹出す空気流36cは、液晶パネル11の面に垂直な方向から見た場合に、内周側よりも外周側の方の速度が速くなるような偏った流速(風速)分布を有する。この流速(風速)分布に従い、本実施形態では空気流36cを、最も外周側に位置する空気流42bと、最も内周側に位置する空気流43bと、これら空気流42b、43bの中間に位置する空気流46aとに分けて扱う。空気流42bの流速(風速)は、空気流46aの流速(風速)より速い。空気流46aの流速(風速)は、空気流43bの流速(風速)より速い。
次に、本実施形態の冷却装置による液晶ユニット部2の冷却動作について説明する。
吐出口34cから吹出した空気流42b、43b、46aは、偏光板10と液晶パネル11の間および液晶パネル11と偏光板12の間の各空間を、下から上に向かって流れる。一方、吐出口35cから吹出した空気流37cは、偏光板10と液晶パネル11の間および液晶パネル11と偏光板12の間の各空間を、上から下に向かって流れる。
液晶パネル11の表面に垂直な方向から見た場合、吐出口34cからの最も内周側の空気流43bと吐出口35cからの空気流37cは、吐出口34cの中心軸よりも内周側の領域(遮風板41bが設けられた側の領域)を通って衝突する。この衝突により、衝突噴流が発生する。この衝突噴流は、第1の実施形態で説明したような旋回流(渦)を含むので、前述の3つのプロセスによる冷却効果を得ることができる。なお、空気流37cの運動量は、空気流43bに比べて大きいため、空気流37cが空気流43bと衝突する位置は、液晶ユニット部2の発熱面上の、吐出口34cが設けられ側に近くなる。
空気流37c、43bの衝突の後の発熱面上の面内方向の流れにおいて、内周側へ向かう流れは遮風板41bによって抑制されるので、遮風板41bが設けられた側とは反対側へ向かう流れ(液晶パネルの中心に向かう流れ)が主な流れとなる。この流れが、衝突合成流44bである。
液晶ユニット部2の発熱面上の中央付近において、衝突合成流44bは、吐出口34cから吹出した空気流46aと衝突する。この衝突により、衝突噴流が発生する。この衝突噴流は、第1の実施形態で説明したような旋回流(渦)を含むので、前述の3つのプロセスによる冷却効果を得ることができる。
また、衝突合成流44bと空気流46aとの衝突角度は略直角であるので、衝突合成流44bと空気流46aとの衝突により、外周側に向かう面内方向の流れ(衝突合成流45b)が発生する。この衝突合成流45bに乱流成分を付加して、伝熱促進を行う。
液晶ユニット部2の発熱面上の、吐出口34cの中心軸(または液晶パネルの中心軸A)よりも外周側の領域において、衝突合成流45bが吐出口34cから吹出した最も外周側の空気流42bと鋭角な角度で衝突し、そこで、衝突噴流が発生する。この衝突噴流も、第1の実施形態で説明したような旋回流(渦)を含むので、前述の3つのプロセスによる冷却効果を得ることができる。
また、衝突合成流45bと空気流42bとの衝突により、外周側に向かう面内方向の流れが発生する。この外周側に向かう面内方向の流れは、外周側に設けられた遮風板41cによって流れの向きが規制されることで、空冷ダクト32cに隣接した液晶ユニット部2の上部空間へ向かう空気流47aとなって液晶ユニット部2外へ排気される。
本実施形態の冷却装置によれば、液晶ユニット部の構成部材(偏光板10、液晶パネル11および偏光板12)の光透過面上の、外周側、内周側およびその中間の3箇所において、異なる流速(風速)ベクトルを有する空気流(送風)の衝突を引き起こすので、発熱面上の広範囲にわたって高乱流場を形成することができる。これにより、液晶ユニットをより効果的に冷却することができる。
また、発熱面上の広範囲にわたって高乱流場を形成することができるので、液晶パネルの面内温度分布を均一にすることができ、輝度ムラや色ムラの問題を解消することができる。
さらに、3回目の衝突によって発生した衝突合成流47aは、冷却が必要とされる領域(光透過面)の必要最小限の領域を通過し、冷却系に環流することはない。このように、高温となった排気を冷却系に環流することなく、効果的に除去することができる。
なお、本実施形態では、空気流36cを3つの空気流42b、43b、46aに分けて取り扱い、冷却動作を1回目、2回目、3回目の空気流衝突として離散的に説明しているが、実際は、発熱面上において、衝突角度が空気流36cの流速(風速)分布に従って徐々に変化して、連続的に空気流の衝突が発生する(ライン衝突)。このライン衝突により、光透過面(発熱面)の広い領域において高乱流場を形成することができる。
(第4の実施形態)
図4は、本発明の第4の実施形態である冷却装置の部分拡大図である。図4には、液晶ユニットを入射方向から見た場合の液晶パネルの表面における送風の様子が模式的に示されている。
図4を参照すると、冷却装置は、空冷ダクト29bの吐出口34b内に、外周側の空気流と内周側の空気流について流量(風量)比率や吹出し方向(送風方向)を調整するためのリブ48を設けた以外は、図2に示した冷却装置と同様のものである。図4中、同じ構成部分には同じ符号を付している。また、説明の重複を避けるために、同じ構成部分についての詳細な説明は省略する。
リブ48は、板状の部材であって、吐出口34b内に、吐出口34bの開口面に垂直に設けられる。ここでは、液晶パネル11の表面に垂直な方向から見た場合に、リブ48は、吐出口34bの中心軸に沿って設けられており、このリブ48によって、空冷ダクト29b内を流れる空気流36bが外周側の空気流42cと内周側の空気流43cに分けられる。空気流42cと空気流43cの流量(風量)比率は、空気流42cが吹出す開口部分の面積と空気流43cが吹出す開口部分の面積の比により決まる。空気流42cと空気流43cの吹出し方向(送風方向)は、開口面に対するリブ48の角度により決まる。
リブ48により、外周側の空気流42cと内周側の空気流43cの、風量比率や送風方向を変更することで、外周側の空気流42cと吐出口35bからの空気流37bとの衝突位置や、その衝突により発生する乱流の強度(風速や風量もしくは風力)を調整することができる。さらには、空気流42cと空気流37bの衝突により発生した衝突合成流44cと内周側の空気流43cとの衝突位置や衝突角度、その衝突により発生する乱流の強度についても調整可能である。
本実施形態の空冷装置によれば、第2の実施形態で説明した効果に加えて、リブ48を設けたことによる以下の効果がある。
リブ48により、外周側の空気流42cと内周側の空気流43cの風量比率や送風方向を変更することで、衝突位置や乱流強度を調整することができるので、冷却性能や放熱領域を、液晶パネルや偏光板の発熱特性に応じて制御することができる。
(第5の実施形態)
図5は、本発明の第5の実施形態である冷却装置の部分拡大図である。図5には、液晶ユニットを入射方向から見た場合の液晶パネルの表面における送風の様子が模式的に示されている。
図5を参照すると、冷却装置は、遮風板41cに代えて遮風板41dを設けた以外は、図3に示した冷却装置と同様のものである。図5中、同じ構成部分には同じ符号を付している。また、説明の重複を避けるために、同じ構成部分についての詳細な説明は省略する。
遮風板41dは、遮風板41bと対向するように外周側に設けられているが、遮風板41dの長さは遮風板41bよりも短い。液晶パネル11の表面に垂直な方向から見た場合(図5に示した状態)、液晶パネル11の外周側の端部の遮風板41dと対向する範囲は、液晶パネル11の下端から中央部までの範囲である。すなわち、液晶パネル11の外周側の端部の上側(フレキシブルケーブル11aが設けられた側)は、遮風板が存在しないため、開放空間となっている。
本実施形態の冷却装置においても、発熱面上において、第3の実施形態の場合と同様のライン衝突が発生する。ライン衝突により生じた衝突合成流47b(図3に示した衝突合成流47aに対応する)は、空冷ダクト32cに隣接した液晶ユニット部2の上部空間へ向かって排気される。遮風板41dの長さを短くしたことにより、衝突合成流47bは遮風板41dによる流れの規制を受けない。したがって、液晶パネル11の表面に垂直な方向から見た場合、衝突合成流47bの排気方向は、右斜め上に向かう方向とされる。
本実施形態の冷却装置によれば、第3の実施形態で説明した効果に加えて、外周側および内周側に設けた1対の遮風板を非対称な構造(長さが異なる構造)にすることによる以下のような利点を有する。
ここで、第3の実施形態中の空冷部33cにおいて、十分な流量の空気流を得られない場合は、吐出口35cの開口幅W2を大きくする必要がある。図3に示したように、外周側および内周側に設けた1対の遮風板41b、41cが対称な構造である場合、吐出口35cの開口幅W2を大きくすると、その分、液晶ユニット部2の上部における、吐出口35cと外周側の遮蔽板41cとの間の空間(開放空間)が狭くなる。このため、発熱面上におけるライン衝突により生じた衝突合成流の、液晶ユニット部2の上部空間への排気の効率が低下する。
遮風板41dは、遮風板41bに比べて、液晶パネル11の面に平行な断面における長さが短い。すなわち、遮風板41dによる合成流の流れの方向を規制する範囲は、液晶パネル11の下部から中央部にかけての範囲である。このように、液晶ユニット部2の上部における、吐出口35cと外周側の遮蔽板41dとの間の空間(開放空間)は、図3に示した構造のものより大きくなっているので、吐出口35cの開口幅W2を大きくした構造において、旋回流による伝熱促進における受熱作用によって高温になった流体の排気のための空間をより大きくすることができる。
以上説明した各実施形態の冷却装置は、本発明の一例であり、その構成は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更することができる。
例えば、図1に示した第1の実施形態の冷却装置において、空気流36cをバイパス流38とその中央部を流れる空気流とに分けるように、吐出口34a内にリブを設けてもよい。
また、液晶パネル11を挟むように、液晶パネル11の両側に遮風板を設けてもよい。
さらに、バイパス流を形成することができるのであれば、吐出口34a、35aの各中心軸がずれて配置されていてもよい。
さらに、吐出口34a、35aは、液晶ユニットの下端、上端にそれぞれ位置しているが、これに限定されるものではない。吐出口34a、35aは、対向して配置されるのであれば、液晶ユニットを挟んで対向して配置されればよい。
本発明は、液晶ユニットを備える液晶プロジェクタ装置全般に適用できるほか、熱が放出される面を少なくとも一つ備えた複数の面が対向するように並設された部材を有する電子機器に適用することができる。適用可能な電子機器として、例えば複数のプリント回路板を並列に実装したラックユニットや、筐体内にICチップ基板が実装された小型の電子機器などがある。
第1乃至第5の実施形態では、冷却対象を1つの液晶ユニットとしているが、本発明は、これに限定されるものではない。冷却対象は、複数の液晶ユニットであってもよい。冷却対象を複数の液晶ユニットとする場合は、液晶ユニット毎に、一方の空冷ダクトの吐出口と、他方の空冷ダクトの吐出口とが液晶ユニットを挟んで対向するように配置した構造を設ける。この場合、各液晶ユニット間で、一方の空冷ダクトを共通ダクトとしてもよい。同様に、各液晶ユニット間で、他方のダクトを共通ダクトとしてもよい。
また、液晶ユニットは、液晶パネルと、その入射面側および出射面側に設けられた光学素子とから構成してもよい。この場合、光学素子は、偏光板または光学補償板もしくはこれらの組み合わせであってもよい。さらに、光学素子は、偏光板や光学補償板に加えて他の光学部材を含んでいてもよい。
本発明の適用が可能な、複数の液晶ユニットを有する液晶プロジェクタ装置としては、例えば、図7に示した液晶プロジェクタ装置がある。この液晶プロジェクタ装置において、液晶ユニットの上部側に配置されたダクトの各吐出口と、下部側に配置されたダクトの各吐出口の構造を、第1乃至第5の実施形態のいずれかで説明した構造とする。これにより、冷却性能に優れた液晶プロジェクタ装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態である冷却装置を説明するための図であって、(a)は冷却装置の全体構成を模式的に示す断面図、(b)は液晶ユニットを入射方向から見た場合の液晶パネルの表面における送風の様子を示す部分拡大図、(c)は液晶ユニットを側面から見た場合の送風の様子を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態である冷却装置を説明するための図であって、(a)は冷却装置の全体構成を模式的に示す断面図、(b)は液晶ユニットを入射方向から見た場合の液晶パネルの表面における送風の様子を示す部分拡大図、(c)は液晶ユニットを側面から見た場合の送風の様子を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態である冷却装置を説明するための図であって、(a)は冷却装置の全体構成を模式的に示す断面図、(b)は液晶ユニットを入射方向から見た場合の液晶パネルの表面における送風の様子を示す部分拡大図、(c)は液晶ユニットを側面から見た場合の送風の様子を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態である冷却装置の部分拡大図である。 本発明の第5の実施形態である冷却装置の部分拡大図である。 本発明の関連技術としての液晶プロジェクタ装置を説明するための図であり、(a)は外観図、(b)は内部の構成を示す斜視図、(c)は内部配置を示す模式図である。 図6に示す液晶プロジェクタの液晶ユニットを冷却する冷却装置の具体的な構造を説明するための図であって、(a)は分解斜視図、(b)は冷却動作を説明するための模式的断面図である。 特許文献1に記載された冷却装置の構成を示す模式図である。 特許文献2に記載された冷却装置の構成を示す模式図である。 特許文献3に記載された冷却装置の構成を示す図であって、(a)は上面から見た場合の模式図、(b)は側面から見た場合の模式図である。 特許文献3に記載された別の冷却装置の構成を示す図であって、(a)は上面から見た場合の模式図、(b)は側面から見た場合の模式図である。
符号の説明
2 液晶ユニット部
10、12 偏光板
11 液晶パネル
28a、31a 冷却ファン
29a、32a 空冷ダクト
30a、33a 空冷部
34a、35a 吐出口
36a、37a 空気流
38 バイパス流
39 排気

Claims (15)

  1. 互いの面が対向するように並設された複数の部材を有し、これら部材の少なくとも1つの部材の面が熱が放出される熱放出面を有する電子機器の冷却装置であって、
    前記熱放出面に沿って流れる第1の空気流を発生する第1の吐出口を備えた第1の空冷部と、
    前記熱放出面に沿って前記第1の空気流とは異なる方向に流れる第2の空気流を発生する第2の吐出口を備えた第2の空冷部と、を有し、
    前記第1の空気流と前記第2の空気流が衝突し、前記第1および第2の吐出口の、前記熱放出面に平行な切断面における開口幅が異なる、液晶プロジェクタの冷却装置。
  2. 前記第1および第2の吐出口は、前記複数の部材を挟んで対向して配置されている、請求項1に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  3. 前記熱放出面に垂直な方向から見た場合、前記第1の吐出口の開口面の、前記切断面に沿った線の中間点を通る、該開口面に垂直な第1の中心軸が、前記第2の吐出口の開口面の、前記切断面に沿った線の中間点を通る、該開口面に垂直な第2の中心軸と一致する、請求項2に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  4. 前記熱放出面に垂直な方向から見た場合、前記第1の吐出口の開口面の、前記切断面に沿った線の中間点を通る、該開口面に垂直な第1の中心軸の位置が、前記第2の吐出口の開口面の、前記切断面に沿った線の中間点を通る、該開口面に垂直な第2の中心軸の位置と異なる、請求項2に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  5. 前記第1の吐出口の開口幅が前記第2の吐出口の開口幅より大きく、
    前記第1の吐出口の開口面の前記切断面に沿った方向における前記第1の空気流の流速の分布が、一方の側から他方の側に向かって流速が徐々に大きくなるような分布とされている、請求項4に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  6. 前記第1の吐出口は、前記切断面に沿った方向に隣接して設けられた、流速の異なる空気流を発生するための複数の開口を有する、請求項5に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  7. 前記第1および第2の空気流の合成流が流れる方向を調整するための遮風手段をさらに有する、請求項5または6に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  8. 前記遮風手段は、前記熱放出面と交差する面に平行に配置された遮風板よりなり、前記熱放出面に垂直な方向から見た場合に、前記遮風板は、前記熱放出面の、前記第2の中心軸が位置する側の端部に、前記第2の中心軸に沿って設けられている、請求項7に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  9. 前記遮風手段は、前記熱放出面を挟んで前記遮風板と対向するように配置された別の遮風板をさらに有する、請求項8に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  10. 前記熱放出面に垂直な方向から見た場合に、前記別の遮風板の、前記熱放出面に平行な断面における長さが、前記遮風板に比べて短い、請求項9に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  11. 前記遮風手段は、前記複数の部材を固定する保持部と一体に形成されている、請求項7乃至10のいずれか1項に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  12. 前記複数の部材は、
    液晶パネルと、
    前記液晶パネルの入射面側に配置された第1の光学素子と、
    前記液晶パネルの出射面側に配置された第2の光学素子と、を含み、
    前記第1および第2の吐出口が前記液晶パネルの対向する端部に向けて設けられている、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  13. 前記第1および第2の光学素子は、偏光板または光学補償板もしくはこれらの組み合わせよりなる、請求項12に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  14. 前記液晶パネルは、駆動信号を供給するためのフレキシブルケーブルが設けられた第1の端部を有し、
    前記第1の吐出口は、前記液晶パネルの前記第1の端部と対向する第2の端部に向けて設けられ、
    前記第2の吐出口は、前記液晶パネルの前記第1の端部に向けて設けられている、請求項12または13に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  15. 液晶パネルと、
    前記液晶パネルの入射面側に配置された第1の光学素子と、
    前記液晶パネルの出射面側に配置された第2の光学素子と、
    前記液晶パネルと前記第1および第2の光学素子との各間の対向する面に沿って流れる第1の空気流を発生する第1の吐出口を備えた第1の空冷部と、
    対向する前記面に沿って前記第1の空気流とは異なる方向に流れる第2の空気流を発生する第2の吐出口を備えた第2の空冷部と、を有し、
    前記第1の空気流と前記第2の空気流が衝突し、前記第1および第2の吐出口の、前記液晶パネルの面に平行な切断面における開口幅が異なる、液晶プロジェクタ装置。
JP2007254432A 2007-09-28 2007-09-28 液晶プロジェクタの冷却装置および液晶プロジェクタ装置 Active JP4985286B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254432A JP4985286B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 液晶プロジェクタの冷却装置および液晶プロジェクタ装置
EP08833300A EP2193401A1 (en) 2007-09-28 2008-09-26 Cooling device for electronic apparatus and liquid crystal projector
US12/733,376 US8736775B2 (en) 2007-09-28 2008-09-26 Cooling device for electronic apparatus and liquid crystal projector
CN2008801091138A CN101809496B (zh) 2007-09-28 2008-09-26 用于电子设备的冷却器和液晶投影仪
PCT/JP2008/067988 WO2009041726A1 (en) 2007-09-28 2008-09-26 Cooling device for electronic apparatus and liquid crystal projector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254432A JP4985286B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 液晶プロジェクタの冷却装置および液晶プロジェクタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009086181A JP2009086181A (ja) 2009-04-23
JP4985286B2 true JP4985286B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=40242625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007254432A Active JP4985286B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 液晶プロジェクタの冷却装置および液晶プロジェクタ装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8736775B2 (ja)
EP (1) EP2193401A1 (ja)
JP (1) JP4985286B2 (ja)
CN (1) CN101809496B (ja)
WO (1) WO2009041726A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2341285A1 (en) * 2009-09-29 2011-07-06 Koninklijke Philips Electronics N.V. Cooling system for a lamp and lighting system comprising the cooling system
JP6039878B2 (ja) 2010-03-24 2016-12-07 セイコーエプソン株式会社 光源装置及びプロジェクター
JP5760345B2 (ja) 2010-08-09 2015-08-12 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
JP2012103430A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Sanyo Electric Co Ltd 液晶プロジェクタ
JP5834779B2 (ja) * 2011-11-02 2015-12-24 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
JP5637469B1 (ja) * 2013-10-02 2014-12-10 株式会社リコー 画像投射装置
JP5975057B2 (ja) 2014-04-15 2016-08-23 トヨタ自動車株式会社 タービンハウジング
JP5949962B2 (ja) * 2015-01-05 2016-07-13 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
US10511135B2 (en) 2017-12-19 2019-12-17 Raytheon Company Laser system with mechanically-robust monolithic fused planar waveguide (PWG) structure
JP2019142276A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 アルパイン株式会社 投影装置および前記投影装置を使用したヘッドアップディスプレイ装置
CN110780518A (zh) * 2019-09-24 2020-02-11 深圳市火乐科技发展有限公司 投影仪

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61128235A (ja) * 1984-11-26 1986-06-16 Eiki Kogyo Kk スライドマウント冷却装置
JPS6269257A (ja) * 1985-09-21 1987-03-30 Fuji Photo Film Co Ltd 画像投影装置
JP2913989B2 (ja) * 1992-03-24 1999-06-28 株式会社日立製作所 電子装置及びそれを用いたコンピュータ
JP3006361B2 (ja) * 1992-09-30 2000-02-07 株式会社日立製作所 ヒ−トシンクおよびそれを用いた電子装置およびその電子装置を用いた電子計算機
JP2975279B2 (ja) * 1994-12-01 1999-11-10 株式会社ピーエフユー 発熱素子の冷却装置
WO1996020424A1 (fr) * 1994-12-27 1996-07-04 Seiko Epson Corporation Visuel du type a projection
US6007205A (en) * 1995-03-30 1999-12-28 Seiko Epson Corporation Optical lens unit having internalized fan unit and projection apparatus housing the same
JPH09293983A (ja) * 1996-04-24 1997-11-11 Asia Electron Inc 噴流冷却装置
US6394608B1 (en) * 1997-06-20 2002-05-28 Hitachi, Ltd. Display device and display optical system unit
JPH11295814A (ja) 1998-04-08 1999-10-29 Toshiba Corp 液晶パネル冷却装置
JP2000089364A (ja) * 1998-09-09 2000-03-31 Seiko Epson Corp 光変調装置およびこの光変調装置を利用した投写型表示装置
JP2000124649A (ja) 1998-10-20 2000-04-28 Fujitsu General Ltd 液晶プロジェクタの冷却構造
JP2000221598A (ja) * 1998-11-26 2000-08-11 Seiko Epson Corp 投写型表示装置
JP2000231154A (ja) * 1999-02-10 2000-08-22 Hitachi Ltd 表示装置及び表示光学系部
JP2000252669A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Sony Corp 冷却装置および電子機器
JP2001318361A (ja) 2000-05-11 2001-11-16 Seiko Epson Corp 光変調装置およびこれを用いたプロジェクタ
US6422703B1 (en) * 2000-12-18 2002-07-23 Prokia Technology Co., Ltd. Projection display with twin-blower heat-dissipating system
JP2002217576A (ja) * 2001-01-22 2002-08-02 Mitsubishi Electric Corp 発熱体の冷却装置
KR20030072114A (ko) * 2002-03-05 2003-09-13 일진다이아몬드(주) 프로젝터용 액정표시장치
JP3639271B2 (ja) * 2002-07-30 2005-04-20 株式会社東芝 投射型表示装置及び送風装置
JP2004138911A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Seiko Epson Corp 送風装置及びこの送風装置を備えたプロジェクタ
JP4093073B2 (ja) * 2003-02-14 2008-05-28 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタ
JP2005004071A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Seiko Epson Corp 光学部品用筐体、プロジェクタ
KR100549066B1 (ko) * 2003-08-11 2006-02-06 삼성전자주식회사 프로젝터
JP2005337517A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Nissan Motor Co Ltd 噴流冷却器
JP2006145942A (ja) 2004-11-22 2006-06-08 Victor Co Of Japan Ltd 映像投写装置用冷却装置
JP2006171165A (ja) 2004-12-14 2006-06-29 Funai Electric Co Ltd 空冷装置
JP4728928B2 (ja) * 2006-10-23 2011-07-20 Necディスプレイソリューションズ株式会社 液晶型画像表示器の冷却装置とその冷却方法、および液晶プロジェクタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20100208151A1 (en) 2010-08-19
EP2193401A1 (en) 2010-06-09
WO2009041726A1 (en) 2009-04-02
CN101809496A (zh) 2010-08-18
JP2009086181A (ja) 2009-04-23
CN101809496B (zh) 2011-11-02
US8736775B2 (en) 2014-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4985286B2 (ja) 液晶プロジェクタの冷却装置および液晶プロジェクタ装置
JP4728928B2 (ja) 液晶型画像表示器の冷却装置とその冷却方法、および液晶プロジェクタ装置
JP4956837B2 (ja) 電子機器の冷却装置およびそれを備える液晶プロジェクタ装置
JP2002107698A (ja) 表示素子および投射型液晶表示装置
US11009782B2 (en) Projection-type display device
JP5455175B2 (ja) 冷却装置、冷却装置を備えた電子機器及び液晶プロジェクタ
EP2296036B1 (en) Cooling structure for optical part and projection display apparatus including the same
JP5656262B2 (ja) 冷却装置、冷却装置を備えた電子機器及び液晶プロジェクタ
JPH0822074A (ja) 冷却構造を備えた部材収容装置および光学装置
JP5289352B2 (ja) 冷却構造
JPH0829874A (ja) 液晶プロジェクタ装置
JP5237012B2 (ja) 発熱部冷却装置、及び液晶プロジェクタ装置
JP6218387B2 (ja) 投写型表示装置
JP2012189836A (ja) 投影装置
WO2019224992A1 (ja) 電子機器およびプロジェクタ
JP5288508B2 (ja) 電子機器の冷却方法および液晶プロジェクタの冷却方法
JP2004061894A (ja) 液晶プロジェクタ
WO2016021032A1 (ja) 投射型表示装置
JP5699587B2 (ja) 電子機器の冷却装置とその冷却方法、および電子光学装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4985286

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350