JP2000221598A - 投写型表示装置 - Google Patents

投写型表示装置

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JP2000221598A
JP2000221598A JP11015560A JP1556099A JP2000221598A JP 2000221598 A JP2000221598 A JP 2000221598A JP 11015560 A JP11015560 A JP 11015560A JP 1556099 A JP1556099 A JP 1556099A JP 2000221598 A JP2000221598 A JP 2000221598A
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JP11015560A
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Motoyuki Fujimori
基行 藤森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気光学装置から投写レンズまでの光路を
密閉して電気光学装置に塵埃等が付着することを防止で
き、かつ小型化することのできる投写型表示装置を提供
すること。 【解決手段】光源から出射される光束を画像情報に応じ
て画像を形成する電気光学装置を備えた投写型表示装置
は、電気光学装置を載置する電気光学装置載置部903
Bおよび投写レンズを取り付ける投写レンズ取付部90
3Aを備えた構造体903と、電気光学装置載置部90
3Bに取り付けられ、電気光学装置から投写レンズまで
の光路を密閉する密閉部材80とを含んで構成される密
閉構造を有している。密閉構造により外部の塵埃が電気
光学装置に付着することを防止でき、密閉構造を電気光
学装置載置部903Bを利用して構成しているので、密
閉構造の小型化、ひいては、投写型表示装置の小型化が
図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源と、この光源
から出射される光束を画像情報に応じて画像を形成する
電気光学装置と、この電気光学装置で形成された画像を
投写面上に拡大投写する投写レンズとを備えた投写型表
示装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、光源と、この光源から出射され
る光束を画像情報に応じて画像を形成する光学系と、こ
の光学系で形成された画像を投写面上に拡大投写する投
写レンズとを備えた投写型表示装置が利用されている。
光学系は、光源からの出射光束の面内照度分布を均一化
する照明光学系、この照明光学系からの光束を赤、青、
緑の三原色に分離する色分離光学系、各色光束を画像情
報に応じて変調する光変調系、および変調後の各色光束
を合成する色合成光学系を含んで構成される。
【0003】光変調系は、色分離光学系により分離され
た赤色光束、青色光束、緑光束のそれぞれを画像情報に
応じて変調する3つの光変調装置を含んで構成され、こ
の光変調装置は、前記色合成光学系を構成するプリズム
ユニットの側面に貼られ、3つの光変調装置およびプリ
ズムユニットによって電気光学装置が構成されている。
尚、上述した光変調装置には、たとえば、ポリシリコン
TFTをスイッチング素子とした液晶パネル等の光変調
素子が採用されている。そして、従来の投写型表示装置
では、このような光変調素子は装置内部の冷却空気流路
中に配置され、冷却ファン等で外部から取り入れられた
冷却空気によって直接冷却されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光変調素子の冷却構造では、冷却ファン等によ
って取り入れられた冷却空気中に含まれる塵埃、油煙等
が光変調素子に付着すると、投写型表示装置の画質が劣
化してしまうという問題がある。もちろん、投写型表示
装置の外装ケースに形成される冷却空気取入口には、エ
アフィルタ等の防塵機構は設けられているが、塵埃、油
煙等の侵入を完全に防止することは困難であり、さらに
は、長期間使用すると、エアフィルタが目詰まり等を起
こして投写型表示装置内部の冷却効率が低下するという
問題がある。
【0005】このため、電気光学装置から投写レンズま
での光路を密閉する方法が考えられる。しかしながら、
電気光学装置は、通常、投写レンズが取り付けられる構
造体上に搭載されるため、電気光学装置から投写レンズ
までの光路を密閉するには、電気光学装置および構造体
を含んで密閉する大きな密閉部材を必要とし、投写型表
示装置を小型化することが困難であるという問題があ
る。
【0006】本発明の目的は、光源と、この光源から出
射される光束を画像情報に応じて画像を形成する電気光
学装置と、この電気光学装置で形成された画像を拡大投
写する投写レンズとを備えた投写型表示装置において、
電気光学装置から投写レンズまでの光路を密閉して電気
光学装置に塵埃等が付着することを防止でき、かつ小型
化することのできる投写型表示装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る投写型表示装置は、光源と、この光源
から出射される光束を画像情報に応じて画像を形成する
電気光学装置と、この電気光学装置で形成された画像を
拡大投写する投写レンズとを備えた投写型表示装置であ
って、前記電気光学装置を載置する電気光学装置載置
部、および前記投写レンズを取り付ける投写レンズ取付
部を備えた構造体と、前記電気光学装置載置部に取り付
けられ、前記電気光学装置から前記投写レンズまでの光
路を密閉する密閉部材とを含んで構成されることを特徴
とする。
【0008】ここで、密閉部材としては、電気光学装置
を内部に収納する箱状部材によって構成することがで
き、この箱状部材は、例えば、マグネシウム合金等の金
属製のものを採用することができる。また、密閉部材と
しては、電気光学装置載置部の電気光学装置載置面に取
り付けられる第1カバー部材と、この電気光学載置面の
反対側の面に取り付けられる第2カバー部材とを含んで
構成される密閉部材を採用することができる。さらに、
この第1カバー部材としては、上述した電気光学装置載
置面上に電気光学装置を囲むように配置される第1側板
部と、この第1側板部の端面を覆う第2側板部とを備え
た第1カバー部材を採用することができる。
【0009】このような本発明によれば、密閉部材が電
気光学装置載置部に取り付けられるので、当該電気光学
装置載置部および密閉部材により、電気光学装置を密閉
する密閉構造を構成することが可能となり、電気光学装
置への塵埃等の付着を確実に防止することが可能とな
る。また、該密閉構造を構造体の電気光学装置載置部を
利用して構成しているので、投写型表示装置の製造コス
トの低減が図られるとともに、投写型表示装置の小型化
を図り易い。また、密閉部材を第1カバー部材および第
2カバー部材を含んで構成し、さらには、第1カバー部
材を第1側板部および第2側板部から構成すれば、各カ
バー部材の構造を簡素化して密閉部材全体の構造の簡素
化が図られ、密閉部材の小型化を一層図り、投写型表示
装置の小型化を図ることが可能となる。
【0010】以上において、電気光学装置が光源から出
射された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置を
備えている場合、上述した第1側板部には、この光変調
装置に光束を導く開口部が形成されているのが好まし
い。
【0011】すなわち、光変調装置に光束を導く開口部
が形成されているので、光源から出射された光束を、光
変調装置により適切に変調して、投写レンズから出射す
ることが可能となり、投写型表示装置を確実に動作させ
ることが可能となる。
【0012】また、上述した開口部には、透明板がシー
ル材を介して取り付けられているのが好ましい。
【0013】すなわち、開口部にシール材を介して透明
板が取り付けられているので、密閉構造内部の密閉性が
損なわれることもなく、かつ透明板により、光変調装置
に光束を導くことも可能となる。
【0014】さらに、上述した透明板には、光変調装置
を構成する入射側偏光板が貼られているのが好ましい。
【0015】すなわち、透明板に入射側偏光板が貼られ
ているので、その分、色合成光学系の側面に取り付けら
れる光変調装置の構成部材を少なくすることが可能とな
り、色合成光学系に対する光変調装置の取付構造を簡単
化することが可能となる。
【0016】そして、投写型表示装置が光変調装置を駆
動する駆動回路基板と、この駆動回路基板および光変調
装置を電気的に接続する電気配線部材とを有している場
合、上述した第1カバー部材には、この電気配線部材を
挿通する配線挿通孔が形成されているのが好ましい。
【0017】すなわち、第1カバー部材に配線挿通孔が
形成されているので、光変調装置の駆動回路部分を密閉
構造の外部に配置することが可能となり、密閉構造の小
型化が図られるとともに、投写型表示装置の小型化が図
られる。
【0018】また、第1カバー部材が第1側板部の端部
を一部切り欠いて形成される切欠部と、第2側板部に形
成され、この切欠部と係合する係合部とを備えている場
合、上述した配線挿通孔は、この切欠部および係合部の
間の隙間として形成され、電気配線部材を切欠部および
係合部により狭持するように構成されているのが好まし
い。
【0019】すなわち、配線挿通孔が切欠部および係合
部の隙間として構成されているので、第1カバー部材の
第1側板部および第2側板部の係合部分を取り外すこと
により電気配線部材および光変調装置を密閉部材内部か
ら取り出すことが可能となり、光変調装置等のメンテナ
ンスが容易化する。
【0020】さらに、上述した配線挿通孔を封止する弾
性パッキンが設けられているのが好ましい。
【0021】すなわち、弾性パッキンにより配線挿通孔
が封止されているので、装置外部を流れる冷却空気が配
線挿通孔を介して密閉構造内部に流入することがなく、
密閉構造内部の空気を常に清浄な状態に維持することが
可能となる。
【0022】そして、上述した電気配線部材がフレキシ
ブル配線基板から構成されているとともに、弾性パッキ
ンには、このフレキシブル配線基板を挿通するスリット
が形成されているのが好ましい。
【0023】すなわち、弾性パッキンがこのように構成
されているので、ゴム製のパッキン等に切り込み等を形
成するだけでFPCを挿通することができ、密閉構造の
簡素化が図られる。
【0024】また、上述した密閉構造を構成する密閉部
材には、密閉構造内部の空気を冷却する冷却構造が設け
られているのが好ましく、冷却構造は、たとえば、密閉
部材の外周部分に設けられる複数の冷却フィン、ペルチ
ェ素子、およびグラファイトシートから構成することが
できる。
【0025】すなわち、冷却フィン、ペルチェ素子、お
よびグラファイトシートは熱伝導性が高く、放熱性も良
好なので、投写型表示装置内部に設けられる冷却ファン
等により密閉構造全体を効率よく冷却して、密閉構造内
部の空気を冷却することにより、電気光学装置を冷却す
ることが可能となる。
【0026】たとえば、冷却フィンとして、金属製の基
板と、この基板から突設される柱状突起とを含んで構成
される冷却フィンを採用し、外部の空気を冷却空気とし
て取り入れるために、この冷却ファンを密閉部材の上方
で、しかも吸気ファンの直下に配置すれば、冷却空気に
触れる柱状突起の表面積が大きく保たれ、冷却空気への
放熱が活発になり、冷却効率の向上が図られる。さら
に、柱状突起の間に形成された谷間によって、基板に当
たった冷却空気が任意の方向に流出するので、その下部
に配置される密閉部材を偏りなく均一に冷却することが
できる。
【0027】また、ペルチェ素子は、密閉部材の外周に
設けられることが好ましい。
【0028】すなわち、高い熱伝導性を有するペルチェ
素子が密閉構造の外周に設けることで、密閉部材に蓄積
された熱を迅速に吸熱でき、効率よく密閉部材を冷却で
きる。
【0029】ここで、ペルチェ素子の配置としては、電
気光学装置の上方または下方に、密閉部材内部の空気を
循環させるための循環ファンが設けられている場合、電
気光学装置を挟んでこの循環ファンの反対側に位置する
前記密閉部材の部分の外周に前記ペルチェ素子を設ける
ことが考えられる。
【0030】このようにペルチェ素子が設けられている
ので、密閉部材内部の空気は、電気光学装置を冷却した
後に、循環ファンにより、密閉部材のペルチェ素子が設
けられた部分に送られる。従って、電気光学装置冷却後
の密閉部材内部の空気は、密閉部材を介してペルチェ素
子との間で速やかに熱交換が行われ、密閉部材内部の空
気の冷却効率が向上する。
【0031】さらに、循環ファンは前記電気光学装置の
上方に設けられ、前記電気光学装置を含む投写型表示装
置の構成部材を収納する金属製の外装ケースを備えてい
る場合、ペルチェ素子は、前記密閉部材を構成する前記
第2カバー部材の下面に設けられ、接着性を有する熱良
導体により前記外装ケースの内面と固定されていること
が望ましい。
【0032】すなわち、電気光学装置の上方に循環ファ
ンを設け、第2カバー部材と金属製の外装ケースとの間
に接着性を有する熱良導体によってペルチェ素子が固定
されているので、密閉部材に蓄積した熱はペルチェ素子
を介して確実かつ迅速に外装ケースに伝達され、外装ケ
ース全体が冷却フィンの機能を有することになり、密閉
部材を効率よく冷却できる。
【0033】また、グラファイトシートから構成される
冷却構造を採用する場合、グラファイトシートは、一端
が密閉部材と接続され、他端が当該投写型表示装置を構
成する金属部分と接続されるのが好ましい。
【0034】投写型表示装置の金属部分と接続されたグ
ラファイトシートは、熱伝導性が高く、密閉部材の熱は
グラファイトシートを介して金属部分に伝達され、密閉
部材を効率よく冷却できる。
【0035】ここでグラファイトシートは、平板状のグ
ラファイトシートを変形させることにより、装置内部の
種々の金属部分と当接させることができる。
【0036】具体的には、平板状のグラファイトシート
を屈曲させて、第2カバー部材の下面と金属製の外装ケ
ースの内面との間に付勢状態で配置することが考えられ
る。
【0037】すなわち、1枚のグラファイトシートが第
2カバー部材と外装ケースの間に付勢状態で配置される
ので、接着剤等を用いることなく両者の密着を確保する
ことができ、組立作業の容易化が図られる。
【0038】このとき、グラファイトシートが配置され
る前記外装ケースの内面には、当該グラファイトシート
を収納する凹部が形成されていることが望ましい。
【0039】すなわち、周囲よりも高さが一段低くなっ
た凹部の底面にグラファイトシートが収納されるので、
組立時にグラファイトシートがずれたりすることもな
く、組立作業の一層の容易化が図られる。
【0040】一方、外部空気を冷却空気として装置内部
に導く吸気ファンと、この吸気ファンで吸引された冷却
空気を密閉部材の外周部分に案内するカバー部材とを有
している場合、グラファイトシートが、平板状材の端縁
の一部を屈曲して形成される立上がり面を有するととも
に、第1カバー部材の上面に配置され、この立上がり面
が、カバー部材に接続されていることも考えられる。
【0041】すなわち、立上がり面によって投写レンズ
側に冷却空気が流入することが規制されているので、密
閉部材を効率よく冷却できる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。
【0043】(1)装置の全体構成 図1、図2には、第1実施形態に係る投写型表示装置1
の概略斜視図が示され、図1は上面側から見た斜視図、
図2は下面側から見た斜視図である。
【0044】投写型表示装置1は、光源ランプから出射
された光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色に
分離し、これらの各色光束を光変調装置を構成する液晶
パネルを通して画像情報に対応させて変調し、変調した
後の各色の変調光束をプリズム(色合成光学系)により
合成して、投写レンズ6を介して投写面上に拡大表示す
る形式のものである。投写レンズ6の一部を除いて、各
構成部品は外装ケース2の内部に収納されている。
【0045】(2)外装ケースの構造 外装ケース2は、基本的には、装置上面を覆うアッパー
ケース3と、装置底面を構成するロアーケース4と、背
面部分を覆うリアケース5(図2)とを含んで構成され
ている。
【0046】図1に示すように、アッパーケース3の上
面において、その前方側(投写レンズ側)の左右の端に
は、多数の連通孔25R、25Lが形成されている。ま
た、これらの連通孔25R、25L間には、投写型表示
装置1の画質等を調整するための操作スイッチ60が設
けられている。さらに、この操作スイッチ60の装置後
端側には、投写型表示装置1の内部に外部から冷却空気
を導入するための空気取入口230が設けられている。
尚、図1では図示を略したが、空気取入口230の内面
側には、スポンジからなるエアフィルタが設けられ、空
気取入口230から塵埃等が内部に侵入するのを防止し
ている。そして、アッパーケース3の前面の向かって左
下部分には、図示略のリモートコントローラからの光信
号を受信するための受光部70が設けられている。
【0047】図2に示されるように、ロアーケース4の
底面には、内部に収納される光源ランプユニット8(後
述)を交換するためのランプ交換蓋27が設けられてい
るとともに、投写型表示装置1の前端の略中央部にはフ
ット31C、および後端の左右の角部にはフット31
R、31Lが設けられている。尚、フット31Cは、図
1に示すレバー311を上方に引き上げることにより、
後方側の回動機構312(図2)によって回動し、図2
中の二点鎖線で示すように、前方側が装置本体から離間
して開いた状態に付勢される。そして、その回動量を調
整することで、投写面上の表示画面の上下方向位置を変
更できるようになっている。一方、フット31R、31
Lは、回転させることで突出方向に進退する構成であ
り、その進退量を調整することによって表示画面の傾き
を変更することが可能である。
【0048】リアケース5には、図2に示すように、外
部電力供給用のACインレット45や各種の入出力端子
群46が配置され、これらの入出力端子群46に隣接し
て、装置内部の空気を排出する排気口160が形成され
ている。
【0049】(3)装置の内部構造 図3、図4には、投写型表示装置1の内部構造が示され
ている。
【0050】これらの図に示すように、外装ケース2の
内部には、電源としての電源ユニット7、光源ランプユ
ニット8、光学系を構成する光学ユニット10、光変調
装置駆動基板としての上下一対のドライバーボード1
1、制御回路基板としてのメインボード12などが配置
されている。
【0051】電源ユニット7は、投写レンズ6の両側に
配置された第1、第2電源ブロック7A、7Bで構成さ
れている。第1電源ブロック7Aは、ACインレット4
5を通して得られる電力を変圧して主に第2電源ブロッ
ク7Bおよび光源ランプユニット8に供給するものであ
り、トランス(変圧器)、整流回路、平滑回路、電圧安
定回路等が形成された電源回路基板の他、光源ランプユ
ニット8の後述する光源ランプ181を駆動するための
ランプ駆動基板18を備え、このランプ駆動基板18が
透明な樹脂カバー185で覆われている。第2電源ブロ
ック7Bは、第1電源ブロック7Bから得られる電力を
さらに変圧して供給するものであり、第1電源ブロック
7Aと同様にトランスの他、各種の回路が形成された電
源回路基板を備えている。そして、その電力は光学ユニ
ット10の下側に配置された別の電源回路基板13(図
4中に点線で図示)および各電源ブロック7A、7Bに
隣接配置された第1、第2吸気ファン17A、17Bに
供給される。
【0052】また、電源回路基板13上の電源回路で
は、第2電源ブロック7Bからの電力を基にして主にメ
インボード12上の制御回路駆動用の電力を造り出して
いるとともに、その他の低電力部品用の電力を造り出し
ている。ここで、第2吸気ファン17Bは、第2電源ブ
ロック7Bと投写レンズ6との間に配置されており、投
写レンズ6とアッパーケース3(図1)との間に形成さ
れる隙間を通して冷却用空気を外部から内部に吸引する
ように設けられている。そして、各電源ブロック7A、
7Bは、アルミ等の導電性を有する電源カバー部材25
0A、250Bを備え、各電源カバー部材250A、2
50Bには、アッパーケース3の連通孔25R、25L
に対応する位置に音声出力用のスピーカ251R、25
1Lが設けられている。これらの電源カバー部材250
A、250B同士は、図2中点線で示すように、下部間
が金属プレート252Lで電気的に接続され、最終的に
インレット45のGND(グランド)ラインを通して接
地されている。この金属プレート252Lは、樹脂製の
ロアーケース4予めに固定されたものであり、その両端
が各電源ブロック7A、7Bとロアーケース4とを組み
付けることによって電源カバー部材250A、250B
の下面に接触し、互いを導通させている。
【0053】光源ランプユニット8は、投写型表示装置
1の光源部分を構成するものであり、光源ランプおよび
リフレクタからなる光源装置と、この光源装置を収納す
るランプハウジングとを有している。このような光源ラ
ンプユニット8は、図4に示す下ライトガイド902と
一体に形成された収容部9021で覆われており、上述
したランプ交換蓋27から取り外せるように構成されて
いる。収容部9021の後方には、リアケース5の排気
口160に対応した位置に一対の排気ファン16が左右
に並設されており、後に詳説するが、これらの排気ファ
ン16によって、第1〜第3吸気ファン17A〜17C
で吸引された冷却空気を収容部9021近傍に設けられ
た開口部からその内部に導き入れるとともに、この冷却
空気で光源ランプユニット8を冷却した後、その冷却空
気を排気口160から排気している。尚、各排気ファン
16の電力は、電源回路基板13から供給されるように
なっている。
【0054】光学ユニット10は、光源ランプユニット
8から出射された光束を、光学的に処理して画像情報に
対応した光学像を形成するユニットであり、図4に示す
ように、照明光学系923、色分離光学系924、光変
調装置925、および色合成光学系としてのプリズムユ
ニット910を含んで構成される。照明光学系923お
よび色分離光学系924を構成するレンズ、ミラー等の
光学素子は、光学部品用筐体となる上下のライトガイド
の間に上下に挟まれて保持された構成となっている(図
4には、下ライトガイド902のみ図示)。これらの上
ライトガイド、下ライトガイド902は一体とされて、
ロアーケース4の側に固定ネジにより固定されている。
尚、図3および図4では図示を略したが、下ライトガイ
ド902の下面とロアーケース4の内部底面との間に
は、隙間が設けられ、排気口160と連通している。
【0055】プリズムユニット910は、側面略L字の
ヘッド体903に固定ネジにより固定され、光変調装置
925を構成する3枚の液晶パネルは、プリズムユニッ
ト910の側面に固定部材を介して固定されている。こ
のような光変調装置925およびプリズムユニット91
0を含む電気光学装置は、後に詳述するが、密閉部材と
なる密閉ボックス80および構造体となるヘッド体90
3の投写レンズ6の取付部によって覆われ、光変調装置
925から投写レンズ6までの光路が密閉構造とされて
いる。
【0056】ドライバーボード11は、上述した光変調
装置925を構成する3枚の液晶パネルを駆動・制御す
るためのものであり、光学ユニット10の上方に配置さ
れている。また、下方のドライバーボード11Aと上方
のドライバーボード11Bとはスタッドボルト9011
を介して離間しており、互いの対向面には駆動回路等を
形成する図示しない多くの素子が実装されている。すな
わち、それらの多くの素子が各ドライバーボード11間
を流通する冷却空気によって効率よく冷却されるように
なっている。
【0057】メインボード12は、投写型表示装置1全
体を制御する制御回路が形成されたものであり、光学ユ
ニット10の側方に立設されている。このようなメイン
ボード12は、前述のドライバーボード11、操作スイ
ッチ60と電気的に接続されている他、入出力端子群4
6が設けられたインターフェース基板14およびビデオ
基板15と電気的に接続され、また、コネクター等を介
して電源回路基板13に接続されている。そして、メイ
ンボード12の制御回路は電源回路基板13上の電源回
路で造られた電力、すなわち第2電源ブロック7Bから
の電力によって駆動されるようになっている。尚、メイ
ンボード12の冷却は、第2吸気ファン17Bから第2
電源ブロック7Bを通って流入する冷却用空気で行われ
る。
【0058】図3において、メインボード12と外装ケ
ース2(図3ではロアーケース4およびリアケース5の
みを図示)との間には、アルミ等の金属製のガード部材
19が配置されている。このガード部材19は、メイン
ボード12の上下端にわたる大きな面状部191を有し
ているとともに、上部側が固定ネジ192で第2電源ブ
ロック7Aの電源カバー部材250Bに固定され、下端
がロアーケース4の例えばスリットに係合支持され、こ
の結果、ロアーケース4にアッパーケース3を取り付け
る際にアッパーケース3(図1)とメインボード12と
の干渉を防ぐ他、メインボード12を外部ノイズから保
護している。
【0059】(4)光学系の構造 次に、投写型表示装置1の光学系即ち光学ユニット10
の構造について、図5に示す模式図に基づいて説明す
る。
【0060】上述したように、光学ユニット10は、光
源ランプユニット8からの光束(W)の面内照度分布を
均一化する照明光学系923と、この照明光学系923
からの光束(W)を、赤(R)、緑(G)、青(B)に
分離する色分離光学系924と、各色光束R、G、Bを
画像情報に応じて変調する光変調装置925と、変調後
の各色光束を合成する色合成光学系としてのプリズムユ
ニット910とを含んで構成されている。光源ランプユ
ニット8は、光源ランプ181およびリフレクタ182
からなる光源装置を備えている。
【0061】照明光学系923は、光源ランプユニット
8から出射された光束Wの光軸1aを装置前方向に折り
曲げる反射ミラー931と、この反射ミラー931を挟
んで配置される第1のレンズ板921および第2のレン
ズ板922とを備えている第1のレンズ板921は、マ
トリクス状に配置された複数の矩形レンズを有してお
り、光源から出射された光束を複数の部分光束に分割
し、各部分光束を第2のレンズ板922の近傍で集光さ
せる。
【0062】第2のレンズ板922は、マトリクス状に
配置された複数の矩形レンズを有しており、第1のレン
ズ板921から出射された各部分光束を光変調装置92
5を構成する液晶パネル925R、925G、925B
(後述)上に重畳させる機能を有している。
【0063】このように、本例の投写型表示装置1で
は、照明光学系923により、液晶パネル925R、9
25G、925B上をほぼ均一な照度の光で照明するこ
とができるので、照度ムラのない投写画像を得ることが
できる。
【0064】色分離光学系924は、青緑反射ダイクロ
イックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー9
42と、反射ミラー943から構成される。まず、青緑
反射ダイクロイックミラー941において、照明光学系
923から出射される光束Wに含まれている青色光束B
および緑色光束Gが直角に反射され、緑反射ダイクロイ
ックミラー942の側に向かう。
【0065】赤色光束Rはこの青緑反射ダイクロイック
ミラー941を通過して、後方の反射ミラー943で直
角に反射されて、赤色光束Rの出射部944からプリズ
ムユニット910の側に出射される。次に、青緑反射ダ
イクロイックミラー941において反射された青色、緑
色光束B、Gのうち、緑反射ダイクロイックミラー94
2において、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色
光束Gの出射部945からプリズムユニット910側に
出射される。この緑反射ダイクロイックミラー942を
通過した青色光束Bは、青色光束Bの出射部946から
リレー光学系927の側に出射される。本例では、照明
光学系923の光束Wの出射部から、色分離光学系92
4における各色光束R、G、Bの出射部944、94
5、946までの距離が全て等しくなるように設定され
ている。
【0066】色分離光学系924の赤色、緑色光束R、
Gの出射部944、945の出射側には、それぞれ集光
レンズ951、952が配置されている。従って、各出
射部から出射した赤色、緑色光束R、Gは、これらの集
光レンズ951、952に入射して平行化される。この
ように平行化された赤色、緑色光束R、Gは、入射側偏
光板960R、960Gを通って液晶パネル925R、
925Gに入射して変調され、各色光に対応した画像情
報が付加される。すなわち、これらの液晶パネル925
R、925Gは、前述のドライバーボード11によって
画像情報に応じてスイッチング制御されて、これによ
り、ここを通過する各色光の変調が行われる。一方、青
色光束Bは、リレー光学系927を介して対応する液晶
パネル925Bに導かれ、ここにおいて、同様に画像情
報に応じて変調が施される。尚、本実施形態の液晶パネ
ル925R、925G、925Bとしては、例えば、ポ
リシリコンTFTをスイッチング素子として用いたもの
を採用することができる。
【0067】リレー光学系927は、青色光束Bの出射
部946の出射側に配置した集光レンズ954と、入射
側反射ミラー971と、出射側反射ミラー972と、こ
れらの反射ミラーの間に配置した中間レンズ973と、
液晶パネル925Bの手前側に配置した集光レンズ95
3とから構成されており、集光レンズ953から出射し
た青色光束Bは、入射側偏光板960Bを通って液晶パ
ネル925Bに入射して変調される。この際、光束Wの
中心光軸1aおよび各色光束R、G、Bの中心光軸1
r、1g、1bはほぼ同一平面内に形成されるようにな
る。そして、各色光束の光路の長さ、すなわち光源ラン
プ181から各液晶パネルまでの距離は、青色光束Bが
最も長くなり、従って、この光束の光量損失が最も多く
なる。しかし、リレー光学系927を介在させることに
より、光量損失を抑制できる。
【0068】次に、各液晶パネル925R、925G、
925Bを通って変調された各色光束R、G、Bは、出
射側偏光板961R、961G、961Bを通ってプリ
ズムユニット910に入射され、ここで合成される。す
なわち、プリズムユニット910は、内部に略X字状に
配置された2種類の波長選択膜を有するプリズムを備
え、これら2種類の波長選択膜の選択特性によって、各
色光束R、G、Bが合成される。そして、このプリズム
ユニット910によって合成されたカラー画像が投写レ
ンズ6を介して所定の位置にある投写面100上に拡大
投写されるようになっている。
【0069】(5)密閉ボックス80およびヘッド体9
03の構造 密閉部材となる密閉ボックス80および構造体となるヘ
ッド体903は、図6に示すように、上ライトガイド9
01および下ライトガイド902から構成されるライト
ガイドに隣接配置され、その一部が下ライトガイド90
2に固定されている。密閉ボックス80およびヘッド体
903により区画される密閉構造の内部には、光変調装
置925およびプリズムユニット910を含む電気光学
装置が密閉収納されている。また、プリズムユニット9
10の平面位置に対応するアッパーケース3の上面に
は、上述した空気取入口230が形成されているととも
に、密閉ボックス80および空気取入口230の間に
は、吸気ファン17Cが配置されている。さらに、ライ
トガイドと、密閉ボックス80との境界部分には、寸法
D1の隙間が形成され、この隙間が冷却空気導入路86
とされている。この冷却空気導入路86は、ロアーケー
ス4の内部底面および下ライトガイド902の下面の間
の寸法D2の隙間として形成される排気流路88と連通
している。尚、密閉ボックス80の平面形状は、吸気フ
ァン17Cのファン径よりも小さく設定され、これによ
り、吸気ファン17Cからの冷却空気が冷却空気導入路
に流れやすくなっている。また、冷却空気導入路の隙間
寸法D1は、第3吸気ファン17Cの送風量、密閉部内
部の容積によって定められ、1mm〜10mm程度に設定す
るのが好ましく、投写型表示装置1の内部の収納効率を
考慮すれば、3mm〜5mmに設定するのが最も好ましい。
そして、上ライトガイド901の境界部分と吸気ファン
17Cとの間には、上述した冷却空気導入路86を囲む
ようにカバー部材85が設けられ、吸気ファン17Cに
より空気取入口230から取り入れられた冷却空気は、
このカバー部材85により冷却空気導入路86に案内さ
れる。尚、このカバー部材85の側面には、冷却空気の
一部を導く冷却空気導入用開口851が形成され、この
冷却空気導入用開口851により導かれる冷却空気の一
部は、上述したドライバーボード11に案内されてこれ
らを冷却する。
【0070】ヘッド体903は、マグネシウム合金製の
側面略L字の部材であり、略L字の垂直部分が投写レン
ズ6が固定される投写レンズ取付部903Aとされ、略
L字の水平部分が上述した電気光学装置が載置固定され
る電気光学装置載置部903Bとされる。尚、図6では
図示を略したが、投写レンズ取付部903Aと投写レン
ズ6との間には、シール材が設けられ、投写レンズ取付
部903Aの図6中左側および右側の空間における空気
の流通が規制されるようになっている。また、電気光学
装置載置部903Bには、液晶パネル925R、925
G、925Bの配置に応じて複数の連通孔が形成され、
密閉ボックス80内において、電気光学装置載置部90
3Bにより区画される上下の空間の空気の流通が確保さ
れている。
【0071】密閉ボックス80はマグネシウム合金から
構成され、第1カバー部材となる上カバー部材81、お
よび第2カバー部材となる下カバー部材83を備え、図
6に示すように、上カバー部材81の上面下側には、密
閉構造内部の空気を循環させるために、遠心力ファン8
7が設けられている。この遠心力ファン87は、ファン
の回転軸に沿った方向から空気を吸引し、ファンの回転
接線方向に空気を排出するものであり、空気を排出する
排出口871は、上カバー部材81の接続部814を介
して空気循環路90と接続され、各接続部分にはシール
材が介在して密閉性が確保される。本例の場合、遠心力
ファン87としては、最大流量が0.17m/mi
n、排出口871における最大静圧が17.5mmAqのも
のを採用している。密閉構造内部の空気は、遠心力ファ
ン87によって吸引され、空気循環路90から排出さ
れ、再び下カバー部材83から密閉構造内部に供給され
る。尚、本例では、液晶パネル925R、925G、9
25Bの画像形成領域が対角0.9インチであることを
前提としている。液晶パネル925R、925G、92
5Bの大きさが変化した場合には、それに伴い遠心力フ
ァン87の大きさも変化し、その能力も最適化されるこ
とが好ましい。
【0072】上カバー部材81は、図7に示すように、
液晶パネル925R、925G、925Bを囲むように
配置される第1側板部811と、この第1側板部811
の上面を覆う第2側板部821から構成されている。液
晶パネル925R、925G、925Bの配置に対応す
る第1側板部811の部分には、赤色光束R、緑色光束
G、および青色光束Bを導入するために、3つの開口部
812が形成されている。各開口部812には、図8に
示すように、内側に透明板となるガラス板812Aがシ
ール材812Bを介して貼り付けられているとともに、
このガラス板812Aの内面側には、上述した入射側偏
光板960R(960G、960B)が貼り付けられて
いる。また、図7に示すように、3つの開口部812の
上部には、液晶パネル925R、925G、925Bと
ドライバーボード11Aとを電気的に接続する電気配線
部材となるフレキシブルプリントケーブル(FPC)1
11を挿通するために、切欠部813が形成されてい
る。さらに、第1側板部811の上部前面には、空気循
環路90を接続するための接続部814が形成されてい
る。第2側板部821は、第1側板部811の上面を覆
う平板状部材823と、その外周の第1側板部811の
切欠部813の位置に対応する位置に形成され、当該切
欠部813と係合する係合片822とから構成されてい
る。そして、係合片822を切欠部813に挿入する
と、図9に示すように、係合片822の先端および切欠
部813によって配線挿通孔813Aが形成される。こ
の配線挿通孔813Aは、ゴム製の弾性パッキン813
Bにより封止され、弾性パッキン813Bには、FPC
111を挿通するための切り込みが形成されている。そ
して、FPC111は、係合片822、切欠部813、
および弾性パッキン813Bによって狭持固定されると
ともに、弾性パッキン813Bが介在することにより、
密閉構造内部の気密性が確保される。
【0073】下カバー部材83は、ヘッド体903の底
部を覆う円筒箱状部材であり、図6に示すように、その
前方側面には、上カバー部材81と同様に、空気循環路
90を接続する接続部831が形成されている。また、
下カバー部材83の内部には、仕切板832が設けら
れ、空気循環路90からの空気を案内する整流板となっ
ている。具体的には、図10に示すように、仕切板83
2の配置は、空気循環路90からの空気の噴出方向、液
晶パネル925R、925G、925Bの配置によって
決定され、本例の場合、空気循環路90から噴出された
空気Aは、仕切板832Aによって液晶パネル925B
の下部に案内され、続けて仕切板832Bによって液晶
パネル925G、925Rの下部に案内される。
【0074】上述した上カバー部材81および下カバー
部材83は、ヘッド体903に取り付けられる。上カバ
ー部材81は、電気光学装置載置部903Bの上面側
(プリズムユニット910側)、および投写レンズ取付
部903Aの投写レンズ6が取り付けられる面とは反対
側の面に取り付けられ、下カバー部材83は、電気光学
装置載置部903Bの下面側(プリズムユニット910
とは反対側)に取り付けられる。上カバー部材81は、
図11に示すように、第1側板部811の底部に設けら
れる固定片815と、第1側板部811の中間部分に設
けられる固定片816とを有し、これらの固定片81
5、816をボルト817によってヘッド体903の電
気光学装置載置部903Bおよび投写レンズ取付部90
3Aに固定する。このため、上カバー部材81の平面形
状は、固定片815が設けられる部分が面取りされた矩
形状とされ、ボルト817の螺合固定を容易にしてい
る。
【0075】また、電気光学装置載置部903Bの上面
には、図12に示すように、上カバー部材81を構成す
る第1側板部811の配置に沿ってリブ903Cが形成
され、リブ903Cおよび第1側板部811は、シール
材903Dにより接合固定されている。さらに、第1側
板部811の外側には、側面L字状の長尺部材903E
が貼り付けられている。そして、上カバー部材81およ
び電気光学装置載置部903Bの接合部分がこのような
構造をとることにより、密閉構造内部の気密性が確保さ
れている。尚、第1側板部811および第2側板部82
1の接合部分は、図示を略したが、上述と同様に、シー
ル材を介して互いに接合されている。また、下カバー部
材83のヘッド体903に対する取付構造も上カバー部
材81の取付構造と略同様なので、その説明を省略す
る。
【0076】(6)空気循環路90の構造空気循環路9
0は、図7に示すように、アルミニウム製のパイプ状部
材91、エルボ92から構成され、その端部が上カバー
部材81の接続部814および下カバー部材83の接続
部831とシール材を介して接続されている。
【0077】ここで、パイプ状部材91の内径は、遠心
力ファン87により密閉部内の空気を循環させた場合、
光変調装置925の3枚の液晶パネル925R、925
G、925Bの温度がどれだけ上昇するかで決定してい
る。具体的には、図13に示すように、パイプ状部材9
1の内径を11mm〜17mmに変化させた場合の基準温度
に対する温度上昇率で評価している。尚、図13中、グ
ラフG1は液晶パネル925Rの入射面温度の上昇率、
グラフG2は液晶パネル925Gの入射面温度の上昇
率、グラフG3は液晶パネル925Bの入射面温度の上
昇率を表し、グラフG4は密閉ボックス80内部の空気
代表温度を表している。図13に示されるように、パイ
プ状部材91の内径を大きくすれば、各液晶パネル92
5R、925G、925Bの温度上昇率を少なくするこ
と、つまり効率よく冷却することができることが判る。
しかし、上述した遠心力ファン87の排出口871の面
積よりも大きくなるように、パイプ状部材91の内径を
設定すると、スペース的に無駄な部分が生じてしまうの
で、排出口871の開口面積に応じてパイプ状部材91
の内径を設定するのが好ましく、遠心力ファン87の仕
様に応じて、10mm〜30mm程度に設定するのがよい。
尚、本例の場合、上述した仕様の遠心力ファン87の排
出口871の開口面積を考慮してパイプ状部材91の内
径を17mmに設定してある。ただし、本実施形態では、
画像形成領域が対角0.9インチであることを前提とし
ている。液晶パネル925R、925G、925Bの画
像形成領域の大きさが変化した場合には、先に述べたよ
うにファン能力を最適化するとともに、パイプ状部材9
1の内径の大きさをも最適化することが好ましい。
【0078】また、図7および図11では図示を略して
いるが、図14に示すように、パイプ状部材の外周に
は、複数の放熱フィン93から構成される放熱構造が設
けられている。この放熱フィン93は、空気循環路90
の外周面に溶接等により接合されるアルミニウム製のリ
ング状部材であり、放熱フィン93の数は、空気循環路
90内部の空気の冷却効率に応じて適宜設定される。
【0079】(7)冷却流路の説明 次に、投写型表示装置1に形成される冷却流路について
説明する。
【0080】投写型表示装置1においては、図1、図2
に矢印で模式的に示すように、主に第1電源ブロック冷
却流路41、第2電源ブロック冷却流路42、光変調装
置冷却流路43、および光源冷却流路44が形成されて
いる。ただし、各冷却流路41〜44を流通する冷却空
気は、図中の矢印に沿って厳密に流通するものではな
く、各構成部品間の間隙をぬって概ね矢印のように吸排
出されるものである。
【0081】第1電源ブロック冷却流路41は、第1吸
気ファン17A(図3、図4)によって吸気口171か
ら吸引された冷却空気の流路である。その冷却空気は、
第1電源ブロック7Aを冷却した後、その背後に配置さ
れたランプ駆動基板18を冷却する。この際、冷却空気
は、前後両端が開口した樹脂カバー185内を流通する
ことで流れが一方向に規制され、これによってランプ駆
動基板18を冷却するための流量が確実に維持されるよ
うになっている。この後、冷却空気は、収容部9021
の上部に設けられた開口部9022や、図示しない他の
開口部、あるいは隙間等から収容部9021内に流入
し、その内部に配置された光源ランプユニット8(光源
ランプ181)を冷却し、そして、排気ファン16によ
って排気口160から排気される。
【0082】第2電源ブロック冷却流路42は、第2吸
気ファン17Bで吸引された冷却空気の流路であり、吸
引された冷却空気は、まず、投写レンズ6の側方に配置
される空気循環路90を冷却した後、第2電源ブロック
7Bに供給される。そして、この冷却空気は、第2電源
ブロック7Bを冷却した後、その背後に配置されたメイ
ンボード12を冷却し、さらに、収容部9021近傍の
開口部9023等からその内部に流入して光源ランプユ
ニット8を冷却し、排気ファン16で排気口160から
排気される。
【0083】光変調装置冷却流路43は、図6に示す第
3吸気ファン17Cで吸引された冷却空気の流路であ
る。第3吸気ファン17Cからの冷却空気は、カバー部
材85を介して冷却空気導入流路86に供給され、密閉
ボックス80全体を冷却するとともに、一部が冷却空気
導入用開口851に流れてドライバーボード11(11
A、11B)を冷却する。密閉ボックス80を冷却した
冷却空気は、ロアーケース4の底部に至り、前述の排気
流路88を通って排気ファン16によって排気口160
から外部に放出される。一方、ドライバーボード11を
冷却した冷却空気は、上ライトガイド901の上面に沿
って流れ、前記開口部9022、9023などに加え、
もう一つの開口部9024をも通って収容部9021内
に流入して光源ランプ181を冷却した後、同様に排気
口160から放出される。
【0084】光源冷却流路44は、ロアーケース4の下
面の吸気口172(図2)から吸引された冷却空気の流
路である。そして、この冷却空気は、排気ファン16に
よって吸引されるものであり、吸気口172から吸引さ
れた後に、収容部9021の下面に設けられた開口部や
隙間からその内部に流入して光源ランプユニット8を冷
却し、排気口160から排気される。
【0085】以上のような各冷却流路41〜44の冷却
空気は、各排気ファン16によって排気口160から排
気されるが、これらの排気ファン16は加熱部品の温度
状態に応じて制御されている。つまり、温度が上がり易
い光源ランプユニット8側の開口部9022近傍にはシ
ュリンクチューブ等で被覆された温度センサ9025が
設けられ、また、開口部9023の下方の第2のレンズ
板922(図4)近傍や、第1、第2電源ブロック7
A、7B、液晶パネル925R、925G、925B近
傍にも同様な温度センサ(図示せず)が設けられてお
り、各冷却流路41〜44内にあるこれらの温度センサ
9025からの電気信号が例えば電源回路基板13等を
介してメインボード12に出力される。そして、メイン
ボード12では、この信号を電気的に処理して発熱部品
あるいは冷却用空気の温度を検出し、その結果、温度が
高いと判断した場合には、両方の排気ファン16を同時
に駆動させてより積極的に冷却し、低いと判断した場合
には、一方の排気ファン16のみを駆動して省電力化を
図る等の制御を行っている。
【0086】(8)密閉部内部の空気の循環 次に、密閉ボックス80およびヘッド体903から構成
される密閉部内部の空気の循環および冷却について説明
する。
【0087】遠心力ファン87の旋回により密閉部内部
の空気が吸い上げられ、光変調装置925を構成する液
晶パネル925R、925G、925Bを冷却する。光
変調装置925を冷却した空気は、排出口871から空
気循環路90に排出される。空気循環路90は前述の第
2電源ブロック冷却流路42を流れる冷却空気によって
冷却されているため、光変調装置925の冷却後の空気
は、空気循環路90内を流れる間に、その熱が空気循環
路90に吸収され、空気循環路90とその外部を流れる
冷却空気との間で熱交換が行われることによって冷却さ
れる。その後、この空気は、仕切板832によって、液
晶パネル925Bの下部、液晶パネル925Gの下部、
液晶パネル925Rの下部の順に流れ、これらの光変調
装置925の冷却に供される。尚、第3吸気ファン17
Cからの冷却空気により、密閉ボックス80も冷却され
ているので、密閉部内部の空気は、その熱が密閉ボック
ス80に吸収され、さらに、密閉ボックス80とその外
部の冷却空気との間でも熱交換が行われて冷却される。
【0088】(9)第1実施形態の効果 前述のような第1実施形態によれば、次のような効果が
ある。
【0089】すなわち、密閉ボックス80が電気光学装
置載置部903Bに取り付けられるので、当該電気光学
装置載置部903Bおよび密閉ボックス80により、光
変調装置925およびプリズムユニット910から構成
される電気光学装置を密閉する密閉構造を構成すること
ができ、電気光学装置への塵埃等の付着を確実に防止す
ることができる。また、該密閉構造をヘッド体903の
電気光学装置載置部903Bを利用して構成しているの
で、投写型表示装置1の製造コストの低減が図られると
ともに、密閉構造を構成する部材の簡素化により、投写
型表示装置1の小型化を図り易い。
【0090】また、密閉ボックス80を上カバー部材8
1および第2カバー部材83を含んで構成し、さらに
は、上カバー部材81を第1側板部811および第2側
板部821から構成しているので、各カバー部材81、
83の構造を簡素化して密閉ボックス80全体の構造の
簡素化が図られ、密閉構造の小型化を一層図り、投写型
表示装置1の小型化を図ることができる。
【0091】さらに、光変調装置925を構成する液晶
パネル925R、925G、925Bに光束を導く開口
部812が形成されているので、光源ランプユニット8
から出射され、色分離光学系924で分離された各色光
束R、G、Bを、光変調装置925により適切に変調し
て、投写レンズ6から出射することができ、投写型表示
装置1を確実に動作させることができる。
【0092】そして、開口部812にシール材812B
を介してガラス板812Aが取り付けられているので、
密閉構造内部の密閉性が損なわれることもなく、かつ透
明なガラス板812Aにより、光変調装置925に各色
光束R、G、Bを導くことできる。
【0093】また、ガラス板812Aには光変調装置9
25を構成する入射側偏光板960R、960G、96
0Bが接着剤により貼られているので、その分プリズム
ユニット910に取り付けられる光変調装置925の構
成部材を少なくすることができ、プリズムユニット91
0に対する光変調装置925の取付構造を簡単化するこ
とができる。
【0094】さらに、上カバー部材81に配線挿通孔8
13Aが形成されているので、光変調装置925の駆動
するドライバーボード11Aを密閉構造の外部に配置す
ることができ、密閉構造の小型化とともに、投写型表示
装置1の小型化を図ることができる。
【0095】そして、配線挿通孔813Aが係合片82
2および切欠部813から構成されているので、これら
の係合部分を取り外すことにより、FPC111および
液晶パネル925R、925G、925Bを密閉ボック
ス80の内部から取り出すことができ、光変調装置92
5のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0096】また、配線挿通孔813Aが弾性パッキン
813Bにより封止されているので、密閉構造内部の気
密性を確保することができるうえ、ゴム製の弾性パッキ
ン813Bを採用することにより、切り込み等を形成す
るだけで、FPC111を挿通することができ、密閉構
造の簡素化が図られる。
【0097】(10)第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明す
る。
【0098】なお、以下の各実施形態において、前述し
た第1実施形態と同一または同様の構成部品には、同一
の符号を用い、説明を省略あるいは簡略する。
【0099】前記第1実施形態に係る密閉ボックスは、
構成部材である密閉ボックス80の外周には何も設けら
れておらず、吸気ファン17Cから導入された冷却空気
はこの密閉ボックス80の周囲を流れることで密閉ボッ
クス80内部の空気を冷却していた。
【0100】これに対し、第2実施形態に係る密閉ボッ
クス80は、図15に示すように、上カバー部材81の
上面にペルチェ素子95が設けられ、さらにこの上に冷
却フィン96が設けられている。この冷却フィン96
は、図16に示すように、金属製の基板96Aと、この
基板96A面に突設される多数の柱状突起96Bとを含
んで構成される。これら柱状突起96Bは基板96A上
でグリッド状に配列し、隣り合う柱状突起96B間に
は、空気が流通するのに十分な幅を有した谷間96Cが
縦横に形成されていて、吸気ファン17Cからの冷却空
気が上方からA方向に流下して基板96Aに当たった
後、方向H、I、J、Kなどの任意の方向の流出できる
ようになっている。
【0101】また、前記第1実施形態に係る密閉ボック
スは、上カバー部材81の上面下側に遠心力ファン87
が設けられ空気を循環させていた。
【0102】これに対し、第2実施形態に係る密閉構造
は、図15に示すように、循環ファンとして軸流ファン
94が電気光学装置載置部903Bの下面下側に取り付
けられ、この軸流ファン94の底部と下カバー部材83
の底面との間に隙間が形成されている。
【0103】さらに、第1実施形態に係る密閉ボックス
には、図8に示すように、第1側板部811に形成され
た3つの開口部812の内側に、ガラス板812Aおよ
びシール材812Bを介して、入射側偏光板960R、
960G、960Bが取り付けられていた。
【0104】これに対し、第2実施形態に係る密閉ボッ
クスでは、図17に示すように、入射側偏光板960
R、960G、960Bは、ガラス板812Aおよびシ
ール材812Bを介して、第1側板部811の外側に取
り付けられている。
【0105】このような構成によって、密閉ボックス8
0内部の循環空気を媒介にした熱交換は以下に述べるよ
うに順次行われる。
【0106】(1)まず、空気循環路90を通過して冷却
された空気は、軸流ファン94の底部と下カバー部材8
3の底面との間に形成された隙間を通過して、この軸流
ファン94によって電気光学装置に向かって吐出され
る。
【0107】(2)そして、吐出された空気は、発熱源で
ある液晶パネル925R、925G、925Bおよび出
射側偏光板961R、961G、961Bを冷却し、空
気自身は昇温する。
【0108】(3)その後、昇温した空気は、電気光学装
置を密閉する上カバー部材81の上面に接触して、上カ
バー部材81との間で熱交換を行ってが行われた後、排
出口871を通じて再び空気循環路90へ排出され、そ
の外部を流れる冷却空気との間で放熱フィン93を介し
て熱交換を行い、さらに冷却される。
【0109】(4)一方、上カバー部材81に伝達された
熱は、ペルチェ素子95によって速やかに冷却フィン9
6の基板96Aに伝えられる。
【0110】(5)そして、この基板96Aから空気取入
口230に向かって伸びた多数の柱状突起96Bを通し
て、吸気ファン17Cによって空気取入口230から吸
入された冷却空気へ放熱が行われる。
【0111】(6)さらに、この冷却空気は、冷却フィン
96を冷却した後、柱状突起96B間の谷間96Cを縦
横に流通しながら、入射側偏光板960R、960G、
960Bが設けられた密閉ボックス80の3側面に向け
て冷却空気の流路が分割され、入射側偏光板960R、
960G、960Bを冷却する。
【0112】このような第2実施形態によれば、第1実
施形態における投写型表示装置で得られた効果に加えて
以下のような2つの効果を得ることができる。
【0113】1.密閉部材に蓄積した熱は、ペルチェ素
子95によって速やかに吸引されて冷却フィン96に伝
達される。しかも、冷却フィン96は、多数の柱状突起
96Bが空気取入口230に向かって形成され、かつ、
柱状突起96Bの間に形成された谷間96Cが十分な幅
で形成されているので、基板に当たった冷却空気が任意
の方向に流出し、その下部に配置される密閉ボックス8
0を偏りなく冷却できる。
【0114】2.冷却フィン96を流通した冷却空気
は、密閉ボックス80の3方の側面に沿って流れるの
で、入射側偏光板960R、960G、960Bが効率
よく冷却される。
【0115】3.入射側偏光板960R、960G、9
60Bが密閉部材80の外側に貼られているので、その
分密閉部材80の容積も少なくすることができる。
【0116】4.偏光板960R、960G、960B
が発熱した熱を外気によって、効率よく冷却させること
ができ、しかも、液晶パネル925R、925G、92
5Bへの放射熱を最小限に抑えることが可能となり、密
閉クーリングの効率を高められる。
【0117】(11)第3実施形態 以下に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明す
る。
【0118】図18には、本実施形態に係る投写型表示
装置の密閉部材となる密閉ボックス80が示されてい
る。
【0119】第2実施形態に係る冷却構造では、ペルチ
ェ素子95が上カバー部材81の上面に設けられ、さら
にこのペルチェ素子95の上に冷却フィン96が設けら
れていた。
【0120】これに対し、第3実施形態に係る冷却構造
では、図18に示すように、下面にシリコーン系接着剤
97を付着させた平板状のペルチェ素子95が、下カバ
ー部材83とロアーケース4との間に挟持されている。
すなわち、ペルチェ素子95は、密閉部材80の下面に
設けられ、シリコーン系接着剤97によりロアーケース
4の内周面に接着固定されている。
【0121】このシリコーン系接着剤97は、熱的安定
性に優れ、良好な熱伝導性を示すが、さらに、他の素材
に対して有機および無機の区別を問わず良好な親和性を
示し密着性に優れるという特性を利用して、下カバー部
材83とロアーケース4との隙間を埋める部材として用
いられている。
【0122】さらに、下カバー部材83は、マグネシウ
ムを原料とする合金製のものが用いられている。
【0123】このような構成によって、下カバー部材8
3に蓄積された熱は、以下に述べるように外部へ排出さ
れる。
【0124】(1)まず、吸熱機能を有するペルチェ素子
95によって吸引され、シリコーン系接着剤97を介し
て速やかにロアーケース4に伝えられ、ロアーケース4
全体が冷却フィンの機能を有する。
【0125】(2)次に、このロアーケース4での放熱に
限らず、光変調装置冷却流路43を流通する冷却空気に
よって、ペルチェ素子95およびシリコーン系接着剤9
7の端縁も冷却され、排気口160によって外部へ排出
される。
【0126】上述した第3実施形態によれば、第1実施
形態の効果に加えて、以下のような新たな効果が得られ
る。
【0127】1.電気光学装置の上方に遠心力ファン8
7が設けられ、下カバー部材83と金属製のロアーケー
ス4との間に、シリコーン系接着剤97によってペルチ
ェ素子95が固定されているので、密閉ボックス80に
蓄積した熱はペルチェ素子95を介して確実かつ迅速に
ロアーケース4に伝達され、ロアーケース4全体が冷却
フィンの機能を有することになり、密閉ボックス80を
効率よく冷却できる。 2.そして、ペルチェ素子95およびシリコーン系接着
剤97は、薄い面状の形状をなしているので、何らかの
冷却機構を設ける際にはわずかな設置空間で済み、装置
全体の小型化が図りやすい。
【0128】(12)第4実施形態 以下に、本発明の第4実施形態を図19に基づいて説明
する。
【0129】第3実施形態に係る密閉構造では、下カバ
ー部材83とロアーケース4との間に、ペルチェ素子9
5が介在し、シリコーン系接着剤97によりロアーケー
ス4の内周面に接着固定されていた。
【0130】これに対し、第4実施形態に係る密閉構造
では、逆円錐台状の凹部4Aを下カバー部材83の下面
に対応してロアーケース4に形成し、平板状のグラファ
イトシート98を屈曲させ、密閉ボックス80の下カバ
ー部材83とロアーケース4の凹部4Aとの間に付勢状
態で収納させている。
【0131】グラファイトシート98を屈曲させ凹部4
A上に収納した後、密閉ボックス80を凹部4A上に配
置する。するとグラファイトシート98には、屈曲する
ことで弾性力が生じ、この弾性力によって下カバー部材
83およびロアーケース4に対する密着性が高まる。さ
らに、ロアーケース4に形成された凹部4Aによって、
グラファイトシート98が確実に固定される。勿論、グ
ラファイトシート98を押圧する部材を用いて、下カバ
ー部材83及びロアーケース4に圧接させてもよく、ま
た接着させてもよい。
【0132】このような構成によって、下カバー部材8
3に蓄積された熱は、以下に述べるように順次、装置外
部に排出される。
【0133】密閉ボックス80内部の空気との熱交換に
より、密閉ボックス80表面に発生した熱は、グラファ
イトシート98を介して、ロアーケース4に伝達され、
ロアーケース4から外部に排出される。
【0134】さらに、このグラファイトシート98は、
光変調装置冷却流路43の途中に組み込まれており、こ
の光変調装置冷却流路43を流れる冷却空気によっても
冷却される。具体的には、この冷却空気は、空気循環路
90、第2電源ブロック7B、メインボード12を順次
冷却した後、このグラファイトシート98からの放熱を
受け取り、さらに、開口部9023を通過して光源ラン
プユニット8を冷却し、排気ファン16で排気口160
から排出される。
【0135】上記のような実施形態によれば、前記第3
実施形態における投写型表示装置で得られる効果に加え
て、以下に述べるような2つの効果も新たに得られる。
【0136】1.1枚のグラファイトシート98を第2
カバー部材と外装ケースの間に付勢状態で配置されるの
で、接着剤等を用いることなく両者の密着を確保するこ
とができ、組立作業の容易化が図られる。
【0137】2.また、ロアーケース4は逆円錐台状の
凹部4Aを有しており、周囲よりも高さが一段低くなっ
た凹部4Aの底面にグラファイトシート98が収納され
るので、組立時にグラファイトシート98がずれたりす
ることもなく、組立作業の一層の容易化が図られる。 (13)第5実施形態 以下に、本発明の第5実施形態を図20に基づいて説明
する。
【0138】第4実施形態における密閉構造では、上カ
バー部材81の上面には、なにも設けられておらず、吸
気ファン17Cによって吸入された冷却空気は直接上カ
バー部材81の上面に接触していた。
【0139】これに対し、第5実施形態における密閉構
造では、平板状のグラファイトシート198を第1カバ
ー部材81上に配置して、グラファイトシート198の
端縁の一部を屈曲して形成される立上がり面198Aが
カバー部材85に接続されている。
【0140】このような構成によって、入射側偏光板9
60R、960G、960Bで発生し、上カバー部材8
1に蓄積した熱は、以下に述べるように外部へ排出され
る。
【0141】(1) 密閉構造内部80の空気との熱交換に
より、密閉ボックス80表面に発生した熱は、グラファ
イトシート198を介してカバー部材85に伝達され
る。
【0142】(2) そして、吸気ファン17Cにより装置
内部に導入された冷却空気は、カバー部材85、グラフ
ァイトシート198を冷却しつつ、密閉ボックス80の
上面に沿って拡散するが、グラファイトシート198に
は、立上がり面198Aが形成されているため、投写レ
ンズ6側への拡散が規制される。
【0143】(3) そして、拡散した冷却空気は密閉ボッ
クス80の3方の側面に沿って下方に流れ、密閉ボック
ス80の側面を冷却するとともに、入射側偏光板960
R、960G、960Bを冷却する。
【0144】上記のような実施形態によれば、前記第4
実施形態における投写型表示装置で得られる効果に加え
て、以下に述べるような2つの効果も新たに得られる。
【0145】1.吸気ファン17Cによって取り込まれ
た外部の冷却空気が、カバー部材85の表面およびグラ
ファイトシート198の表面に沿って流れながら、カバ
ー部材85およびグラファイトシート198との間で速
やかに熱交換を行うことにより、密閉ボックス80を一
層効率よく冷却できる。
【0146】2.そして、吸気ファン17Cの吸入によ
る冷却空気の投写レンズ6側への流入は、投写レンズ6
に向かって設けられた立上がり面98Aにより規制され
ているので、密閉ボックス80を一層効率よく冷却でき
る。
【0147】(14)実施形態の変形 尚、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではな
く、次に示すような変形をも含むものである。
【0148】前記第2実施形態において光変調装置冷却
流路43の途中に設けられた冷却構造は、矩形状の底板
に柱状突起96Bが立設する冷却フィン96であった
が、これに限らない。すなわち、図21に示すように、
金属製の湾曲した曲面板196Bが曲面板が、基板96
A上で所定間隔をおいて一方向に連続して配置された冷
却フィン196を本発明に採用してもよい。なお、この
冷却フィン196は、厚さ0.1〜0.2mm、20m
mの高さhを有する曲面板196Bを、0.5mmの間
隔vで連続して配置させることにより構成できる。この
ような構造により、上方から流下する冷却空気は、曲面
板196Bの表面に沿って流れながら熱交換を行った
後、方向K、Lに向かって流出される。
【0149】また、前記実施形態では、上カバー部材8
1が第1側板部811、第2側板部821から構成され
ていたが、これに限らず、上カバー部材を一体的に構成
してもよい。上カバー部材をこのように一体的に構成す
れば、密閉構造において、シール材を介して接合する部
分を少なくすることができるので、密閉構造の気密性を
より簡単に確保できる。
【0150】さらに、前記実施形態では、光変調装置9
25は、TFT駆動の液晶パネル925R、925G、
925Bから構成されていたが、これに限らず、TN、
STN等他の駆動方式から構成される光変調装置を備え
た投写型表示装置に本発明を採用してもよい。
【0151】そして、前記実施形態では、光変調装置9
25は、3枚の液晶パネル925R、925G、925
Bから構成されていたが、これに限らず、1枚、2枚の
液晶パネルから構成される光変調装置に本発明を採用し
てもよい。
【0152】また、前記実施形態では、光変調装置92
5を構成するパネルは液晶素子から構成されていたが、
液晶以外のプラズマ素子、マイクロミラーを用いたパネ
ルから構成される光変調装置を備えた投写型表示装置に
本発明を採用してもよい。
【0153】さらに、前記実施形態における光変調装置
925は、光束R、G、Bを透過して変調する形式のも
のであったが、これに限らず、入射した光を反射しつつ
変調して出射する反射型の光変調装置を備えた投写型表
示装置に本発明を採用してもよい。
【0154】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の
構造等としてもよい。
【0155】
【発明の効果】前述のような本発明によれば、密閉部材
が電気光学装置を載置する構造体の電気光学装置載置部
に取り付けられ、構造体および密閉部材により密閉構造
が構成されているので、密閉構造を簡素化することによ
り、投写型表示装置の小型化を図り易く、かつ密閉構造
内部に外部から侵入した塵埃等が電気光学装置に付着す
ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る投写型表示装置の
上部から見た外観斜視図である。
【図2】第1実施形態における投写型表示装置の下部か
ら見た外観斜視図である。
【図3】第1実施形態における投写型表示装置の内部構
造を表す斜視図である。
【図4】第1実施形態における投写型表示装置の内部の
光学系を表す斜視図である。
【図5】第1実施形態における光学系の構造を説明する
ための模式図である。
【図6】第1実施形態における密閉構造の垂直断面図で
ある。
【図7】第1実施形態における密閉構造の外観斜視図で
ある。
【図8】第1実施形態における第1カバー部材に形成さ
れた開口部の構造を表す垂直断面図である。
【図9】第1実施形態における配線挿通孔の構造を表す
垂直断面図である。
【図10】第1実施形態における密閉構造を構成する下
カバー部材の内部構造を表す平面図である。
【図11】第1実施形態における密閉構造を構成する上
カバー部材の取付構造を表す平面図である。
【図12】第1実施形態における密閉構造を構成する上
カバー部材の取付構造を表す垂直断面図である。
【図13】第1実施形態における空気循環路を構成する
パイプ状部材の内径と、密閉部内部の光変調装置の温度
上昇率との関係を表すグラフである。
【図14】第1実施形態における空気循環路に設けられ
る放熱構造を表す斜視図である。
【図15】第2実施形態における密閉構造を表す垂直断
面図である。
【図16】第2実施形態における密閉ボックス上面に設
けられた冷却フィンを表す斜視図である。
【図17】第2実施形態における密閉構造側面に設けら
れた冷却構造を表す垂直断面図である。
【図18】第3実施形態における密閉構造を表す垂直断
面図である。
【図19】第4実施形態における密閉構造を表す垂直断
面図である。
【図20】第5実施形態における密閉構造を表す垂直断
面図である。
【図21】本発明に係る変形例における冷却フィンを表
す斜視図である。
【符号の説明】
1 投写型表示装置 6 投写レンズ 11 ドライバーボード(駆動回路基板) 80 密閉ボックス(密閉部材) 81 上カバー部材(第1カバー部材) 83 下カバー部材(第2カバー部材) 95 ペルチェ素子 96 冷却フィン 97 シリコーン樹脂 98 グラファイトシート 111 FPC(電気配線部材) 181 光源ランプ(光源) 198 グラファイトシート 811 第1側板部 812 開口部 812A ガラス板(透明板) 812B シール材 813 切欠部 813A 配線挿通孔 813B 弾性パッキン 821 第2側板部 822 係合片(係合部) 903 ヘッド体(構造体) 903A 投写レンズ取付部 903B 電気光学装置載置部 925 光変調装置 960R、960G、960B 入射側偏光板 W 光束

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、この光源から出射される光束を画
    像情報に応じて画像を形成する電気光学装置と、この電
    気光学装置で形成された画像を拡大投写する投写レンズ
    とを備えた投写型表示装置であって、 前記電気光学装置を載置する電気光学装置載置部、およ
    び前記投写レンズを取り付ける投写レンズ取付部を備え
    た構造体と、 前記電気光学装置載置部に取り付けられ、前記電気光学
    装置から前記投写レンズまでの光路を密閉する密閉部材
    とを含んで構成されることを特徴とする投写型表示装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記密閉部材は、前記電気光学装置載置部の電気光学装
    置載置面に取り付けられる第1カバー部材と、この電気
    光学装置載置面の反対側の面に取り付けられる第2カバ
    ー部材とを含んで構成されていることを特徴とする投写
    型表示装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記第1カバー部材は、前記電気光学装置載置面上に前
    記電気光学装置を囲むように配置される第1側板部と、
    前記電気光学装置載置面と略平行に配置され、この第1
    側板部の端面を覆う第2側板部とを含んで構成されてい
    ることを特徴とする投写型表示装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記電気光学装置は、前記光束を前記画像情報に応じて
    変調する光変調装置を備え、 前記第1側板部には、この光変調装置に前記光束を導く
    開口部が形成されていることを特徴とする投写型表示装
    置。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4に記載の投写型表
    示装置において、 前記開口部には透明板がシール材を介して取り付けられ
    ていることを特徴とする投写型表示装置。
  6. 【請求項6】請求項7に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記透明板には、前記光変調装置を構成する入射側偏光
    板が貼られていることを特徴とする投写型表示装置。
  7. 【請求項7】請求項4〜請求項6のいずれかに記載の投
    写型表示装置において、 前記光変調装置を駆動する駆動回路基板と、この駆動回
    路基板および前記光変調装置を電気的に接続する電気配
    線部材とを有し、 前記第1カバー部材には、この電気配線部材を挿通する
    配線挿通孔が形成されていることを特徴とする投写型表
    示装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記第1カバー部材は、前記第1側板部の端部を一部切
    り欠いて形成される切欠部と、前記第2側板部に形成さ
    れ、この切欠部と係合する係合部とを備え、前記配線挿
    通孔は、前記切欠部および前記係合部の間の隙間として
    形成されていることを特徴とする投写型表示装置。
  9. 【請求項9】請求項7または請求項8に記載の投写型表
    示装置において、 前記配線挿通孔を封止する弾性パッキンが設けられてい
    ることを特徴とする投写型表示装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記電気配線部材はフレキシブル配線基板から構成され
    ているとともに、前記弾性パッキンには、このフレキシ
    ブル配線基板を挿通するスリットが形成されていること
    を特徴とする投写型表示装置。
  11. 【請求項11】請求項1〜請求項10のいずれかに記載
    の投写型表示装置において、 前記密閉部材には、内部の空気を冷却する冷却構造が設
    けられていることを特徴とする投写型表示装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の投写型表示装置にお
    いて、 前記冷却構造は、前記密閉部材の外周に設けられる冷却
    フィンから構成されていることを特徴とする投写型表示
    装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の投写型表示装置にお
    いて、 前記冷却フィンは、金属製の基板と、この基板面上に突
    設される複数の柱状突起を含んで構成されることを特徴
    とする投写型表示装置。
  14. 【請求項14】請求項11に記載の投写型表示装置にお
    いて、 前記冷却構造は、前記密閉部材の外周に設けられるペル
    チェ素子から構成されていることを特徴とする投写型表
    示装置。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の投写型表示装置にお
    いて、 前記電気光学装置の上方または下方には、前記密閉部材
    内部の空気を循環させるための循環ファンが設けられ、 前記電気光学装置を挟んでこの循環ファンの反対側に位
    置する前記密閉部材の部分の外周には前記ペルチェ素子
    が設けられていることを特徴とする投写型表示装置。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の投写型表示装置にお
    いて、 前記循環ファンは前記電気光学装置の上方に設けられ、
    前記電気光学装置を含む投写型表示装置の構成部材を収
    納する金属製の外装ケースを備え、 前記ペルチェ素子は、前記密閉部材を構成する前記第2
    カバー部材の下面に設けられ、接着性を有する熱良導体
    により前記外装ケースの内面に固定されていることを特
    徴とする投写型表示装置。
  17. 【請求項17】請求項11に記載の投写型表示装置にお
    いて、 前記冷却構造は、一端が前記密閉部材と接続され、他端
    が当該投写型表示装置を構成する金属部分と接続される
    グラファイトシートから構成されていることを特徴とす
    る投写型表示装置。
  18. 【請求項18】請求項17に記載の投写型表示装置にお
    いて、 前記電気光学装置を含む投写型表示装置の構成部材を収
    納する金属製の外装ケースを備え、 前記グラファイトシートは、平板状材を屈曲させて、前
    記密閉部材を構成する第2カバー部材の下面と外装ケー
    スの内面との間に付勢状態で配置されていることを特徴
    とする投写型表示装置。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の投写型表示装置にお
    いて、 前記グラファイトシートが配置される前記外装ケースの
    内面には、当該グラファイトシートを収納する凹部が形
    成されていることを特徴とする投写型表示装置。
  20. 【請求項20】請求項17に記載の投写型表示装置にお
    いて、 外部空気を冷却空気として装置内部に導く吸気ファン
    と、この吸気ファンで吸引された冷却空気を前記密閉部
    材の外周部分に案内するカバー部材とを有し、 前記グラファイトシートが、平板状材の端縁の一部を屈
    曲して形成される立上がり面を有するとともに、前記第
    1カバー部材の上面に配置され、 この立上がり面が、前記カバー部材に接続されているこ
    とを特徴とする投写型表示装置。
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