JP2913989B2 - 電子装置及びそれを用いたコンピュータ - Google Patents

電子装置及びそれを用いたコンピュータ

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JP2913989B2
JP2913989B2 JP4065732A JP6573292A JP2913989B2 JP 2913989 B2 JP2913989 B2 JP 2913989B2 JP 4065732 A JP4065732 A JP 4065732A JP 6573292 A JP6573292 A JP 6573292A JP 2913989 B2 JP2913989 B2 JP 2913989B2
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松島  均
利喜 飯野
隆夫 大場
明 山際
進 岩井
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

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  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュ−タなどに用
いられる空冷の電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュ−タ等の電子装置におけるIC
チップの冷却方法は米国特許公報第4,851,965号
(Jul.25.1989)に記載のように、基板に搭載されたIC
チップ群を冷却する基板と平行に装備されたダクトに、
円形状の小孔を開けていた。そして、チップの発熱量に
応じて、この小孔の直径を変化させていた。また、特開
平1−115198号公報に記載のように、発熱基板上
面に流れの下流方向に断面積を減少させたダクトを設
け、そのダクトの発熱素子に対応する部分に冷却空気の
噴出孔を設け、この噴出孔をを熱変形フィルムでふさい
でいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の中で、
前者(米国特許第4851965号)は、小孔をチップ
の数だけ設けているので、コストの増加という課題があ
った。また、冷却空気中に含まれる埃等により小孔が目
づまりすることや、冷却空気の流路に絞りをもうけてい
るので圧力損失が増大するという課題もあった。
【0004】一方、従来技術の後者(特開平1−115
198号)の場合、一端発熱素子が発熱して熱変形フィ
ルムを溶かしてしまえば、噴出孔は最初から穴を開けて
いたのと何等変わらなくなり構造が複雑になるのみなら
ず、冷却空気の圧力損失等については考慮されていな
い。
【0005】高性能コンピュータにおいて、高密度に発
熱素子を実装するためには、これらの点を解決した冷却
空気の流路構造、すなわち、ダクト構造や噴流孔構造が
必要となっている。
【0006】本発明は、噴流ダクトを備えたコンピュ−
タのコストを上昇させず、また、従来のメンテナンス性
を損なうことなく、冷却性能を向上させ、圧力損失を低
減することを目的としたものである。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、両面に発熱素子を搭載した基板と、この基板を所定
間隔で複数枚積層して配置し、前記発熱素子に冷却風が
当たるように複数の吐出口と送風機を備えた筐体とから
なり、前記送風機は前記吐出口と対向し、ほぼ中央部に
配置したものである。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】ICやパッケージを搭載した基板の上流側に、
噴流ダクトの変形として冷却風供給チャンバを設ける。
そして、このチャンバの1面にファンを設け、基板に面
した面に多数のノズルを、発熱素子であるICやパッケ
ージに指向させて設けている。これにより、ファンによ
り送風される冷却空気は、ノズルの向きにしたがって噴
流状で各発熱素子に噴射するので、発熱素子毎の冷却が
可能になる。それとともに、流れの拡散を低減できるの
で、基板を覆う側板等を設ける必要が無く、従来の作業
性を損なうことなく、基板のメンテナンスが行なえる。
【0013】また、噴流ダクトを基板間に設け、このダ
クトの流れに直角方向に複数の発熱素子に亘って冷風を
噴射する噴流孔を設けたことにより、噴流孔の加工が容
易になるとともに、噴流孔に埃等が飛来しても各発熱素
子へ冷風を送風でき、目づまり等による発熱素子の以上
昇温を防止できる。
【0014】また、発熱量の大きい発熱体との間隔を狭
くした構造のダクトを設けたことにより、拡散しない噴
流を大発熱量の発熱素子に噴射でき、個々の発熱体の発
熱量に見合った冷却が可能となり、発熱体の温度分布を
より均一にできる。
【0015】また、開口部に流れの上流側に傾斜したル
ーバを設けることにより、小さな圧力損失で、流れを発
熱素子に導くことができる。
【0016】さらに、噴流ダクトに設けた開口部位置を
各チップの上流側に偏らせることにより、斜め流を各チ
ップに導き各チップの各部に満遍なく冷風を送風するこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、第1の実施例の断面図である。ICチップ
2やパッケージ3群が基板1上に搭載されており、パッ
ケージ3上には、放熱フィン4が搭載されている。そし
て、基板1と分離して、箱体の冷却風供給チャンバ24
が設けられている。このチャンバ24の一方にはファン
5が、他方にはノズル11が設けられている。また、基
板1はある間隔で複数枚設けられている。ファン5によ
り送風される冷却風8は、チャンバ24のノズル11か
ら噴出し、ノズル11部で加速されて、各発熱体に衝突
している。また、各ノズル11の大きさ及び噴出方向
は、ICチップ2やパッケージ3の発熱量及び位置によ
り変えている。また、このノズル11の吸い込み口は曲
面形状に構成されている。
【0018】以上のように構成したので、各発熱体の位
置する方向に冷却風8がノズル11により送風される。
これにより、基板に平行に流す従来の構造と比べ、むだ
な冷却風がなく、冷却風8の有効利用が可能となる。ま
た、発熱体に冷却風8を加速して衝突させることによ
り、熱伝達率が上昇し、冷却性能を向上させることがで
きる。さらに、発熱体の発熱量によりノズル11の大き
さを変化させているので、各発熱体の温度分布を均一に
できる。また、ノズル11の吸い込み口が曲面形状とな
っているので、流路の圧力損失を低減でき、冷却風供給
用のファン5の動力を低減できるという利点がある。一
方、基板1とチャンバ24を分離可能としているため、
基板1のメンテナンス時に、チャンバを取り外したり、
動かしたりせずに、そのままの状態でメンテナンスがで
きるので、作業性が損なわれることがない。
【0019】また、チャンバ24の基板側の面に、基板
を載置する溝又は保持部材を設けて、基板を保持するよ
うにしても良い。この場合、基板の保持をより安定に行
える効果もある。
【0020】図2は本発明の第2の実施例の部分断面図
である。ここでも、図1と同様に、ICチップ2やパッ
ケージ3群が基板1上に搭載されており、パッケージ3
上には、放熱フィン4が搭載されている。そして、基板
1と分離して、箱体の冷却風送風チャンバ24が設けら
れている。このチャンバ24には、一方にファン5が、
他方にノズル11が設けられている。また、複数枚の基
板1がある間隔でチャンバ24とは別の部分、本図では
紙面に垂直方向に固定されている。冷却風8はチャンバ
24のノズル11から噴出しており、ノズル11により
加速されて、各発熱体に衝突している。また、各ノズル
11の大きさ及び噴出方向は、ICチップ2やパッケー
ジ3の発熱量及び位置により変えてある。本実施例と図
1の第1実施例との相違は、ノズル11として精度を必
要としない円孔としたことにある。このように構成した
ので、冷却風8が各発熱体の位置する方向にノズル11
により送風され、基板に平行に流す従来の構造と比べ、
むだな冷却風がなく、冷却風8の有効利用ができる。ま
た、発熱体に冷却風8を加速して衝突させることによ
り、熱伝達率が上昇し、冷却性能を向上させることがで
きる。さらに、発熱体の発熱量によりノズル11の大き
さを変化させていることにより、各発熱体の温度分布を
均一にできる。一方、基板1がチャンバ24と別部材に
固定されているので、上記第1の実施例と同様に、基板
1のメンテナンス時にその作業性が損なわれることがな
い。従って、加工精度をそれほど必要とせずに、冷却性
能を向上できる。
【0021】図3は、本発明の第3の実施例の部分断面
図を示すもので、第1、第2の実施例とはチャンバに設
けたノズル形状のみ相違している。即ち、基板1上に搭
載されたチップやパッケージ群の中で、発熱量の比較的
少ない低発熱頤部には第1の実施例と同様のノズルで送
風し、一方、比較的発熱量の多い高発熱部へはチャンバ
の壁面を基板1側へ部分的に延長したノズルダクト12
を用いて冷却風を送風する。そして、このノズルダクト
12は放熱フィンの全部まで伸びている。このように構
成したので、低発熱部へは少ない冷却風8を、高発熱部
へは多くの冷却風8を送風でき、各発熱体の温度分布を
均一にできる。また、ノズルダクト12が放熱フィン4
の前方までしか延長していないことにより、放熱フィン
4の高さを従来の基板1に平行に冷却風8を流す場合と
同等にすればよく筐体構造が大きくなることがない。さ
らに、冷却性能は、有効な冷却風8が増加する割合だけ
向上する。
【0022】次に、本発明の第4の実施例の傾斜した噴
流ダクト6の部分断面図を図4に示す。図4では、流れ
方向下流側に行くにしたがい、噴流ダクト6の断面形状
が小さくなっている。そして、その先狭まり形状ダクト
の側面の、各発熱体に対応した位置に送風用の噴流孔7
が設けられている。これにより、冷却風8の発熱体への
分配が簡単に行え、発熱体に傾斜流を衝突させることが
できる。従って、個々の発熱体の発熱量に応じた冷却風
8を供給でき、各発熱体の温度分布を均一にできる。ま
た、冷却風8の流れ方向が噴流孔7を通過する際でもあ
まり変化しないので、余分な圧力損失を抑えることがで
きる。
【0023】図5は図4の噴流ダクト6を基板1が4枚
搭載されたコンピュータ装置に適用した場合の断面図で
ある。噴流孔7はチップの発熱量に応じて、その面積を
変化させており、各発熱体の温度分布を均一化してい
る。
【0024】図6は本発明の第5に実施例であり、第4
の実施例とは噴流孔7をルーバ9としている点が相違し
ている。ルーバ9は、噴流ダクト6が形成される板をプ
レス等により打ち抜いて作られる。高発熱体であるパッ
ケージ3に対応する部分のルーバ9長さは長く、冷却風
8が多く流れる構成となっている。このルーバ9の長さ
を長くしたことにより、冷却風8の有効利用が図られ
る。従って、各発熱体の温度分布を均一にできる。ま
た、冷却風8は傾斜流となるため、圧力損失の低減がで
きる。
【0025】図7は図6の変形例で、ルーバ9を流れ方
向に対して、長くした例である。ルーバを長くするため
に、ルーバに別部材を接着、溶接等により取り付ける。
そして、各発熱量に適した冷却風8をこのルーバ9の長
さで調整している。これにより、各発熱体の温度分布を
均一にでき、冷却性能を向上できる。また、この例にお
いても、冷却風8は傾斜流のため、圧力損失を低減でき
る。
【0026】図8は本発明の第6の実施例の断面図であ
り、発熱量の多いパッケージ3と噴流ダクト6との距離
を狭くしている。また、流れ方向下流に行くに従い、発
熱体と噴流ダクトの距離を狭くしている。これにより、
高発熱体には高速の冷却風8を多く送風できる。また、
下流側の発熱体では風温上昇をも考慮して、冷却風8を
多く送風する。従って、各発熱体の温度分布を均一にで
き、冷却性能を向上させることができる。
【0027】図9は本発明の第6の実施例の変形例であ
る。この図は、基板1を4枚搭載したコンピュータ装置
を示している。基板1の流れ方向下流にに行くにしたが
い、発熱体と噴流ダクト6との距離が狭くなっている。
これは、基板1の下流側での風温上昇による冷却性能の
低下を考慮したもので、各発熱体の温度分布を均一にで
きる効果がある。。
【0028】図10に本発明の第7の実施例の噴流ダク
ト6を示す。基板1間に噴流ダクト6が組み込まれ、こ
の噴流ダクト6には、矩形状の噴流孔7が設けられてい
る。そしてこの噴流孔7は基板1上に搭載されたICチ
ップ2群の幅と同程度である。これにより、ICチップ
2の数個を1個の噴流孔7できる。この矩形状の噴流孔
7は対応するICチップ2群の発熱量、および、風温上
昇を考慮して各チップの流れ方向位置毎にこの幅を変え
ている。また、冷却風8はファン5を通過して、各発熱
体に衝突する構成となっている。以上のように、噴流孔
7を複数のチップにわたり冷却できるように形成したの
で、ファン5で吸い込んだ外気に混入している埃等の噴
流孔での目づまりを防止できる。また、噴流孔7を発熱
体ごとに開けた場合に比べ、矩形状に開けることによ
り、噴流孔7の個数を少なくでき、コストを低減できる
効果がある。
【0029】図11は本発明の第8の実施例である。、
図3の場合の様に、低発熱体はノズル11から、高発熱
体は噴流ダクト6から冷却風8が送風される構成となっ
ている。これにより、個々の発熱体に対し、発熱量に応
じて冷却風8を送風でき、発熱体の温度を均一化でき
る。
【0030】図12は本発明の第9の実施例であり、噴
流ダクト6のダクト部を曲面形状とした場合である。こ
のダクト部の噴流孔7は図12では円形状であるが、矩
形状や楕円形上の構造としても良い。又、各パッケージ
3や各チップ2毎に変えても良い。このようにすると、
円形状の構造となっている。発熱量に見合った形状とす
ることが可能となり、発熱体の温度分布を均一にでき
る。また、噴流ダクト6が局面形状であるので、その曲
面に沿って冷却風を排気できるので、排気過程における
圧力損失を低減できる。
【0031】図13は図12の噴流ダクト6を基板1間
に装着した様子を示す図である。ICチップ2に衝突し
た冷却風8は、基板1間に形成される流路を噴流ダクト
の曲面に沿って抵抗なく通過できるため、発熱体付近の
風温上昇の影響はほとんどない。これにより、冷却性能
が向上し、圧力損失も低減できる。
【0032】図14は本発明の第10の実施例を示した
もので、基板1へ流量が等配分される場合である。チャ
ンバ24内に翼型のガイド板14が設けられている。と
ころで、ガイド板がない状態でファン5を回転させる
と、ファン中心付近は旋回流が発生しにくく、小風量と
なる。それにより、風量および風速がチャンバ24内で
不均一となる。このガイド板14を設けることにより、
基板1間に冷却風8を等配分化することが可能となる。
また、圧力損失を極力抑えられ、各基板1の発熱体の温
度分布を均一化できる。
【0033】図15は噴流ダクト6の分岐部を曲面形状
とした場合の例である。曲面形状とすることにより、分
岐部での剥離を減らし、圧力損失を大幅に低減できる。
また、曲面部の大小により、基板1間に流量等配分が可
能となり、各基板の発熱体の温度分布を均一化できる。
【0034】図16にファン5と分岐部との間に整流金
網15を設けた例を示す。整流金網15を設けることに
より、チャンバ内の圧力を均一にでき、各基板1への流
量等配分が可能となる。また、各発熱体の温度分布の均
一化が可能となる。さらに、この整流金網15で埃等の
異物を取り除き、異物を含まない冷却風8を発熱体に送
風でき、信頼性が向上する。
【0035】図17は本発明の第11の実施例を示す図
で、噴流ダクト6を基板1間に左右2台装着した場合の
例である。そして、両側から冷却風8送風し、ダクト内
の圧力分布を均一化している。これにより、噴流孔7か
ら流出する冷却風8が各基板1で等流量配分でき、発熱
体の温度分布を均一にできる。
【0036】図18は図17の噴流ダクト6のD−D断
面である。噴流孔7は、図10の場合と同様の矩形状の
ものである。ファン5が2台あるので、両側から冷却風
8が流入できる。その結果、ダクト内の圧力分布を均一
にし、噴流孔7から流出する冷却風8を各基板1へ等流
量配分でき、発熱体の温度分布を均一にできる。なお、
この実施例においてはファンを2台設けたが、発熱量に
応じて適宜増して3台以上としても良いことは言うまで
もない。
【0037】図19は、本発明の第12の実施例を示し
た図である。図19では、ファン5として、従来の軸流
ファンの代りに貫流ファン16を用いている。貫流ファ
ン16は長手方向に等流量の冷却風を送風できる。貫流
ファン16を用いることにより、冷却風8の均一化を図
ることができる。そして、各基板1への流量の等配分が
可能となる。
【0038】図20は図19において、貫流ファン16
の回転軸を垂直方向にした例である。基板1の装着枚数
が多い場合に有効であり、各基板1への流量等配分が可
能であり、発熱体の温度分布を均一にできる。なお、こ
の場合も基板の幅方向(紙面に垂直方向)に複数の貫流
ファンを設けてさらに基板面の冷却風の風量の均一化を
図っても良い。
【0039】図21は図10において、ファン5を複数
台搭載した例である。ファン5を複数台搭載することに
より、総風量と静圧を大きく取ることができ、圧力損失
の大きい流路への適用が可能であり、基板1の枚数が多
くなった場合に有効である。図22は図7において、フ
ァン5の向きを90度変えた例である。噴流ダクト6を
備えた基板群を筐体内に組み込む場合、基板1の長手方
向にファン5を設ける領域がないときに有効であり、省
スペース化が図られる。
【0040】図23は噴流ダクト6を筐体17内に組み
込んだ例である。筐体17はキャスタ20により移動自
在になっており、筐体17内には噴流ダクト6のほか
に、主ファンである貫流ファン25、ハードディスク1
8、電源19、オプションボードであるI/Oボード2
1、基板1上にメモリとして用いられるICチップ2や
CPUを構成するパッケージ3が搭載されているCPU
ボード22、及び、メモリボード23が搭載されてい
る。基板1のメンテナンス時には、筐体17の側板を取
り外すと、この噴流ダクト6が筐体側板と一緒に取り外
せるように構成されているので、従来の場合のメンテナ
ンス性を損なうことがない。
【0041】図24では、図23と同様の基板、ファ
ン、及び、電源等が筐体17内に組み込まれている。そ
して、噴流ダクト6は図23の場合と異なり、基板に対
して90度回転して取り付けられている。省スペース化
を考慮した場合に有効である。図23の場合と同様、基
板1のメンテナンスを筐体17の側板を取り外し、この
側板と一緒に噴流ダクト6を取り外して行うようになっ
ているため、従来の場合のメンテナンス性を損なうこと
がない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、発熱基
板と分離した冷却風送風チャンバに任意形状のノズルを
設けてあるので、基板間の省スペースが図られ、メンテ
ナンス時に従来の作業性を損なうことがない。また、発
熱部に速度の速い流れを供給できるので、発熱体の温度
分布を均一にでき、冷却性能を向上できる。
【0043】また、発熱基板間に任意形状の噴流孔を有
する噴流ダクトを設け、下流側へ断面形状が小さくなる
先細り構造とすることにより、冷却風の有効利用ができ
る。さらに、発熱体に傾斜流を送風すると、流路の圧力
損失を低減できる。
【0044】また、発熱体の発熱量が大きいほど、また
は、送風手段から下流へ向かうほど、発熱体と噴流ダク
トとの距離を狭くする構造とすることにより、発熱体の
温度分布を均一にでる。
【0045】また、流れに直角方向の複数の発熱体に冷
却風を送風するノズルを噴流ダクトに設けたことによ
り、噴流孔を開けるための作業コストを低減できる。ま
た、噴流孔の開口部が大きいので、埃等による噴流孔の
目づまりを防止できる。
【0046】また、噴流ダクト内に適宜、ガイド板、整
流金網、または、分岐部に曲面形状を設けることによ
り、圧力損失を低減でき、各基板への流量等配分が可能
となる。さらに、ファン動力を少なくさせることができ
る。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すノズル回りの断面
図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す基板回りの断面図
である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す基板回りの断面図
である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す基板回りの断面図
である。
【図5】本発明の第4の実施例を示すダクト回りの断面
図である。
【図6】本発明の第5の実施例を示す基板回りの断面図
である。
【図7】本発明の第5の実施例の変形例を示す基板回り
の断面図である。
【図8】本発明の第6の実施例を示す基板回りの断面図
である。
【図9】本発明の第6の実施例の変形例を示す基板回り
の断面図である。
【図10】本発明の第7の実施例を示す基板回りの断面
図である。
【図11】本発明の第8の実施例を示す基板回りの断面
図である。
【図12】本発明の第9の実施例を示す基板回りの断面
図である。
【図13】図12の上面図及び、断面図である。
【図14】本発明の第10の実施例を示す基板回りの断
面図である。
【図15】本発明の第10の実施例の変形例を示す基板
回りの断面図である。
【図16】本発明の第10の実施例の変形例を示す基板
回りの断面図である。
【図17】本発明の第11の実施例を示す基板回りの断
面図である。
【図18】図17のD−D断面図である。
【図19】本発明の第12の実施例を示す基板回りの断
面図である。
【図20】本発明の第12の実施例の変形例を示す基板
回りの断面図である。
【図21】本発明の第7の実施例の変形例をを示す基板
回りの断面図である。
【図22】本発明の第5の実施例の変形例を示す基板回
りの図である。
【図23】本発明の一実施例を示す高性能演算装置の図
である。
【図24】本発明の一実施例を示す高性能演算装置の図
である。
【符号の説明】
1…基板、2…ICチップ、3…パッケージ、4…放熱
フィン、5…ファン、6…噴流ダクト、7…噴流孔、8
…冷却風、9…ルーバ、10…傾斜ガイド板、11…ノ
ズル、12…ノズルダクト、13…円形ダクト、14…
ガイド板、15…整流金網、16…貫流ファン、17…
筐体、18…ハードディスク、19…電源、20…キャ
スタ、21…I/Oボード、22…CPUボード、23
…メモリボード、24…チャンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯野 利喜 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (72)発明者 大場 隆夫 神奈川県奏野市堀山下1番地 株式会社 日立製作所 神奈川工場内 (72)発明者 山際 明 神奈川県奏野市堀山下1番地 株式会社 日立製作所 神奈川工場内 (72)発明者 岩井 進 神奈川県奏野市堀山下1番地 株式会社 日立製作所 神奈川工場内 (72)発明者 本間 哲朗 神奈川県奏野市堀山下1番地 株式会社 日立製作所 神奈川工場内 (56)参考文献 実開 平1−112095(JP,U) 実開 昭60−158794(JP,U) 実開 平1−78092(JP,U) 実開 平2−26288(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 7/20 G06F 1/20 H01L 23/467

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両面に発熱素子を搭載した基板と、この基
    板を所定間隔で複数枚積層して配置し、前記発熱素子に
    冷却風が当たるように複数の吐出口と送風機を備えた筐
    体とからなり、前記送風機は前記吐出口と対向し、ほぼ
    中央部に配置されてなる電子機器装置
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