JP4876067B2 - 採取薄膜の品質改善処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ドナー基板からの半導体材料採取層を具備する構造の形成方法に関するものであり、該方法は、連続的な以下の:
(a)所定の深さでドナー基板において脆化ゾーンを形成するために、核種を注入するステップと、
(b)受容基板にドナー基板を接着するステップと、
(c)脆化ゾーンでドナー基板から採取層を分離するために、エネルギーを供給するステップと、
(d)採取層を処理するステップとを含むものである。
このタイプの層の採取は、依然Smart−Cut(登録商標)と呼ばれており、既知のものである。特に、例えば、《Kluwer Academic Publishers》から刊行されたJean−Pierre Colinge著作《Silicon−on−Insulator technology: material tools VLSI,第二版》の50および51ページの抜粋のような既に刊行された多くの文書に詳細を見ることができる。
ステップ(a)は、注入する化学種の用量と採用する注入エネルギーをもちいた、単一注入(例えば、水素)または共注入(例えば、水素とヘリウム)によって行うことができる。
受容基板と採取層とに係る接着ステップ(b)は、SiO2のような誘電材料の接着層を介して注入を受けたドナー基板面において典型的に行われる。
当業者によって典型的に使用されている接着技術には、分子粘着による初期接着が含まれる。文書“Semiconductor Wafer Bonding Science and Technology”(Q−Y. Tong et U. Gosele, a Wiley Interscience publication, Johnson Wiley & Sons, Inc.)を参照してさらに情報を入手することができる。
ステップ(c)においてエネルギーは典型的に熱として少なくとも部分的に供給される。この時、採取する層が剥離するタイミングを決定するために考える必要があるのは熱収支(温度/熱処理期間対)である。
このように、(採取層がケイ素の場合)SOI構造、(採取層がケイ素ゲルマニウムの場合)SiGeOI構造、(採取層が歪みケイ素の場合)sSOIを、(採取層が、歪みSi層が上に配置されている緩和SiGe層を含む場合)SGOI構造、または(採取層がゲルマニウムの場合)GeOI構造
のような、絶縁体の上に半導体がある構造を形成することができる。
採取層を切り離した後、前に行った特に注入ステップと切り離しステップにより、この採取層には大きい粗さと表面の結晶質の低下があることがしばしば観察される。
図1には、半導体部(すなわち、採取層1)に、この結晶質の低下がある、絶縁体の上に半導体がある構造30(電気的に絶縁する層5を介して採取層1で覆われる受容基板20から成る)の概略が示されている。
このように、採取層1は欠陥ゾーン1Aを含み、この欠陥ゾーン1Aが既存の結晶欠陥と表面粗さを含んでいることが観察された。
欠陥ゾーン1Aの典型的な厚さは、水素原子注入で約150nmである。
また、注入ステップにおいて採取層1に結晶質の低下が引き起こされた可能性がある。
そこで、この欠陥ゾーン1Aを取り去り、採取層1の正常ゾーン1Bの少なくとも一部を回収するために採取層1の処理ステップ(d)を実施する必要がある。
例えば、表面粗さを平滑化する機械研磨若しくは機械化学平坦化(<CMP>)および/または欠陥ゾーン1Aの犠牲陽極酸化ステップを行うことができる。
明示するため、4つのステップのこの方法は、SiGeの緩衝層を含むドナー基板から歪みSi層を採取する米国特許出願公開第2004/0053477号明細書に開示されている。ステップ(a)では緩衝層への注入を実施し、ステップ(d)にはSiGeの表面の研磨、次に歪みSiに対するSiGeの選択エッチングによる緩衝層の採取部分の撤去が含まれる。選択エッチングによって、特に最終的に過度に損傷するリスクなしで(均一に研磨する場合)表面が良品質の要求層を得ることができる。
しかし、このステップ(d)で実施する化学エッチングが、ある場合には、接着(ステップ(b)で行う接着)界面の少なくとも部分的な剥離問題を引き起こすことがある。事実、ステップ(d)の化学エッチングで特に、接着層の周辺が剥離する可能性、すなわち形成する構造の薄片による露出でこの層が腐食される可能性がある。例えば、歪みSiが埋め込まれたSiO2を含むsSOI(《strained Silicon On Insulator》)構造に関するHF処理の場合または埋め込むSiGeおよびSiO2層を、歪みSi層でエッチングすることができるsSi/SiGeOI(《strained Silicon On SiGe On Insulator》)構造に関するH22:HF:HAc(HAcは酢酸の略文字)処理を挙げることができる。
この問題への取り組みとして検討することができる代案は、作用をより良く管理できるようにエッチング溶液を大幅に希釈することである。しかし、この溶液は、剥離問題を全面的に解決せず、方法をかなり減速させるので満足がいくものではない。
さらに、この化学エッチングには、典型的に機械研磨手段で実施するエッチング面の事前準備が必要である。実際、このエッチングの準備は、次に残りの層を貫通する欠陥若しくはホールを生じやすい過剰に不均一なエッチングを招く可能性のある大きな粗さ部分を平滑化するために必要である。
ところで、研磨と化学エッチングの連続作用で取り外し後の仕上げステップ(d)(および採取方法全体)は、経済的観点からは長く複雑でコスト高になる。
ここでは、幾つかの核種の注入によって(典型的にはヘリウム注入と水素注入を実施して)注入ステップ(a)を実施することも提案されたことを記載する。このタイプの注入は以下共注入という用語で示す。
共注入の活用によって、唯一の種を注入する時に使用する容量未満の、共注入する種の総容量を実際上使用することができる。共注入での総容量は、典型的には唯一の種の注入での容量の1/3である。
注入総容量のこの低下から欠陥ゾーンの厚みが低減し、これによって特に取り外し後に実施する仕上げ処理を軽減あるいは単純化することができる。
但し、出願番号PCT/IB2004/003300号で2004年9月21日に出願し、情報がSi層への共注入との関係で参照符IPCOM000083333Dとして2005年3月1日IP.comサイトのオンラインで一般の人がアクセスできるようになっているPCT出願(未公開)で本出願人が明らかにしたように、粗さを最小限にすることができる共注入のパラメータでは、ある欠陥(接着界面でのブリスター型または採取層の厚さの方向結晶欠陥)が形成され、また逆に、上記欠陥の形成を最小限にすることができる共注入のパラメータでは粗さが増進される。言い換えると、粗さとこれらの欠陥の形成の間に妥協点がなければならず、従って共注入の実施そのままでは欠陥の存在や表面粗さに関する上記の問題を満足が行くように解決することができない。
米国特許出願公開第2004/0053477号明細書
本発明の第一の目的は、採取層のステップ(d)の際の、処理期間、経済コストおよび手段の数を低減する、特に機械研磨手段をもう使用しないことである。
本発明の第二の目的は、化学仕上げエッチングを実施する際の、接着層周辺での剥離を回避することである。
本発明の第三の目的は、歪みSiまたはSiGeのようなSiより脆弱な材料を含有する採取層を含む、絶縁体の上に半導体がある構造のような構造を製造することである。
第四の目的は、最良の採取層からこのような構造を製造することである。
本発明の第五の目的は、採取層の処理時に犠牲となる材料の量を低減することである。
本発明の第六の目的は、Smart−Cut(登録商標)型採取方法全体に容易に組み込める採取層の簡単な処理法を提案することである。
本発明は、第一の態様にしたがってドナー基板から採取される層を含む構造の形成方法を提案することでこれらの問題の改善を試みるが、ドナー基板は、採取前に半導体材料から選択される第一の材料でできた第一層と、半導体材料から選択される第二の材料でできており、第一層の上にある第二層とを含み、該方法は以下の:
(a)第二層の下に脆化ゾーンを形成するために、核種を注入するステップと、
(b)受容基板にドナー基板を接着するステップと、
(c)脆化ゾーンでドナー基板から採取層を分離するために、エネルギーを供給するステップと、
(d)第二層に対して第一層の残部を選択エッチングするステップとを含み、
ステップ(a)で実施する注入のパラメータが、ステップ(c)の実施直後に出現する粗さが最小になるように調整され、約800℃未満の温度で実施される接着を強化するのに適したステップをさらに含むことを特徴とする。
本発明の他の可能な特徴は以下の通りである:
接着強化に適したステップはステップ(b)の前に実施され、プラズマ活性化を含む;
接着の強化に適したステップはステップ(b)の後に実施され、熱処理を含む;
熱処理は約350℃〜約800℃の間に含まれる温度で30分間〜約4時間行われる;
熱処理は約550℃〜約800℃の間に含まれる温度で30分間〜約4時間行われる;
熱処理はステップ(c)の後に同じ炉内でステップ(c)に引き続いて実施される;
熱処理にはステップ(c)の分離温度から熱処理のために選択される温度までの単純温度変化が含まれる;
ステップ(c)は約30分〜2時間に及ぶ期間の間、約500℃で実施される;
接着強化に適したステップは、ステップ(d)の前に接着エネルギーが約0.8J/m2以上になるように実施される;
ステップ(c)の実施直後に出現する上記粗さは、表面10×10μmで測定する約40ÅRMS未満である;
ステップ(a)で注入する核種は二つの異なる原子を含み、したがってステップ(a)は共注入である;
ステップ(a)の共注入は、ヘリウムと水素の共注入である;
ドナー基板はSiGe層を具備し、ステップ(a)の共注入は、上記SiGe層に脆化ゾーンを形成し、ヘリウム濃度のピークがドナー基板の厚さのうちに、水素拡散ゾーンより深く、また脆化ゾーンより深い位置にくるように適合された注入パラメータによって実施される。
熱処理は575℃〜625℃の間に含まれる温度で行われる;
ヘリウムと水素の容量はそれぞれ約0.9×1016/cm2、約1.0×1016/cm2になるように選択される;
ステップ(c)の後、本方法は、機械研磨手段を実施しない;
方法はさらに、ステップ(d)の後、第二層を厚くするために、第二層での第二材料の結晶を成長させることを含む;
第一層は0<x≦1のSi1-xGexでできており、第二層は弾性的に歪みSiでできている;
ドナー基板はバルクSi支持基板、SiGeでできた緩衝構造、Si1-xGex(x≠0)を含む第一層および歪みSiの第二層を具備する;
第一層は弾性的に歪みSiでできており、第二層は0<x≦1のSi1-xGexでできており、ドナー基板はさらに第一層の下にSi1-xGexでできた第三層を具備する;
ステップ(a)の注入は第一層の下でも実施されるものであり、方法はさらに、ステップ(c)とステップ(d)との間に、第一層に対して第三層の残部を選択エッチングすることを含む;
ドナー基板はバルクSi支持基板、SiGeでできた緩衝構造および同じドナー基板から複数の採取ができるようなSi1-xGex(x≠0)でできた第一層と、歪みSiでできた第二層を交互に含む多層構造とを具備する;
方法はさらに、ステップ(a)の前に、約450℃〜約650℃の間に含まれる溶着温度で歪んだ層を形成することを含み、この溶着とステップ(c)で得られる取り外しとの間で行われる処理は、溶着温度以下の温度で実施される。
方法はさらに、ステップ(b)の前に、ドナー基板および/または受容基板へ接着層を形成するステップであって、接着層は例えばSiO2、Si34またはSixyzのような電気的な絶縁材を含む、形成ステップを含む。
第二の態様によれば、本発明は上記構造形成方法の絶縁体の上に半導体がある構造の形成への応用を提案する。
第三の態様によれば、本発明は方法のすべてのステップ(a)、(b)、(c)の実施後、また採取層のドナー基板の残部との接触解除後に得られる絶縁体の上に半導体がある構造を提案するが、この構造には表面10×10μmで測定する40ÅRMS未満の粗さがあり、接着エネルギーは約0.8J/m2以上である。
本発明のその他の特徴、目的および利点は、非限定な趣旨で例示される本発明の好ましい活用に関する次の詳細な説明を、以下の図面を参照に読むことによってさらに明瞭となるものである。
図1は、現行技術によってSmart−Cut(登録商標)法を実施した後に得られる絶縁体の上に半導体がある構造の概略断面図を表す。
図2は、本発明による方法を実施した後に得られる絶縁体の上に半導体がある構造の本出願人によるTEMで得られる断面図を表す。
図3aから図3eは、Smart−Cut(登録商標)によって採取された層を含む構造を形成する方法のステップを概略的に表す。
図4は、分離ステップおよび図3a〜図3eに表された方法で採取された層を処理する際の、本発明によって実施される熱処理温度の時系列の第一の変化を表す。
図5は、分離ステップおよび図3a〜図3eに表された方法で採取された層を処理する際の、本発明によって実施される熱処理温度の時系列の第二の変化を表す。
図6aと6bは、本発明による第一の変型例を概略的に表す。
図7aと7bは、本発明による第二の変型例を概略的に表す。
図8a、8bならびに8cは、共注入He/Hを行われたSiドナー基板のTEMによって得られる写真である。
図9、10ならびに11は、それぞれSiとSiGeを含む採取層を具備する、特に構造の表面の粗さの測定の結果を示す。
図12は、特にそれぞれSiとSiGeを含む採取層を具備する、構造についての欠陥計量化の結果を示す。
材料またはIV型の合金、そして特にSiとSiGeでできたSmart−Cut(登録商標)によって採取された層に基づく、本発明による方法の使用および本発明による実施例を後述する。
図3a〜図3eを参照すると、ドナー基板10からSi1-xGex(x∈(0;1))でできた第一層1、弾性的に歪みSiでできた第二層を採取し、これを本発明により受容基板20に転送する第一の方法が示されている。
図3aを参照すると、Si1-xGexでできた第一層および、採取される、歪みSiでできた第二層を具備するドナー基板10が示されている。
従来の方法では、Si1-xGexを含むドナー基板10は、異なる層で構成されるSiGe緩衝構造(不図示)が例えば結晶成長によってその上に形成されたバルクSi基板5を具備する。特に、この後者の緩衝構造には、バルクSi基板での0%からSi1-xGexでできた第一層(これも結晶成長で形成するのが好ましい)との界面での約100%まで、Ge成分の濃度の段階的変化がある。
歪みSiでできた第二層2はSi1-xGexでできた第一層1の上に形成される。第一のケースでは、第二層2の成長は第一層1の形成と連続して直接その位置で行われる。第二のケースでは、第二層2の成長は、例えばCMP研磨による下位の適合層2の軽度の表面処理の後に行われる。
Siの第二層2は、有利にはCVDおよびMBE(それぞれ《Chemical Vapor Deposition》と《Molecular Beam Epitaxy》の略文字)のような既知の技術を用いるエピタキシーによって形成される。
この時、第二層2に含まれるケイ素は第一層1によって公称格子のパラメータを増加させて、成長基板のものと略同じにし、内部引っ張り弾性応力を示すようにされる。かなり薄い第二層2を形成する必要がある:均衡臨界厚を超える厚過ぎる層厚は、実際ケイ素の公称格子パラメータに対するフィルム厚方向の応力を除去し、および/または欠陥を発生する可能性がある。この問題に関する詳細については、Friedrich Schaffler(“Semiconductor Science Technology”12(1997)1515−1549)の“High−mobility Si and Ge structures”と題する文書を参照することができる。
しかし、十分低い温度での歪み材料の溶着という特殊ケースでは、厚みの大きい(均衡臨界厚は、実際、溶着温度と結びついている:溶着が低温で行われるほど、この厚みは大きくなる)歪み第二層2を形成するのが可能になる。
図3bでは、脆化ゾーン4が次いで第二層2下のドナー基板10に形成される。特に、この注入はSi1-xGexでできた第一層1で行うことができる(図3bに示した)。
この脆化ゾーン4は、その容量、性質およびエネルギーがインプラントの深さと脆化レベルを決定するように選択された核種を注入することで形成される。
特に、核種注入を決定するパラメータは、取り外し後の脆化ゾーン4レベルに現れる粗さを最小限に抑えるように調整される。事実、取り外し後の粗さのサイズは、次に見られるような実施された注入を決定するパラメータが原因となる。
このように、本発明では、核種の注入は、例えば、水素、ヘリウム若しくはアルゴン、若しくは他の希ガスまたは他の適合するガスの共注入のような核種の共注入(すなわち、主として、少なくとも二つの核種の注入)であることが好ましい。
共注入のケースでは、本出願人は、脆化ゾーン4が一般に単一注入のケースより微細であることに実際に注目した(以下の研究を参照されたい)。
注入エネルギーは、インプラントの深さが第一層1の深さに近いものになるように選択される。
このように、約0.9×1016/cm2、および50〜90Kevのエネルギーのヘリウム、1.0×1016/cm2および20〜60Kevのエネルギーの水素の共注入のために、約300〜600ナノメートルのインプラント深さを得ることができる。
ここに至って、唯一の種を注入する時に使用すべき容量未満の、共注入する種の総容量を使用して薄層の採取が可能であるという、共注入の利点の一つを見出すことができる。共注入の総容量は、典型的には唯一の種の注入の容量の1/3である。
共注入の適用によって、特に、水素またはヘリウムの単一注入で得られる粗さ未満の取り外し後の粗さを得ることができる。この粗さは、典型的には表面10×10μm2において測定される約40ÅRMS未満である。
図3cを参照すると、受容基板20と共注入を行ったドナー基板10の側部との接着ステップが実施されている。
受容基板20は、バルクSiまたは他の材料で構成することができる。
注入ステップの前に、接着面の一方および/または他方にSiO2、Si34、Sixyzを含む層のような接着層を形成することができる。この層をドナー基板上に形成する場合、第二層2の応力低下または続く第一層1への拡散を回避するために、この接着層の形成に使用する技術は溶着である。
受容基板20とドナー基板10の接触の前に、溶液SC1とSC2、オゾン溶液などのような既知の表面清掃および処理技術を用いて、場合により接着する面の処理を行うことができる。
接着自体は、接着する二つの表面の各々にある親水性を考え、最初に分子粘着で実施することができる。
接着実施直前に、接着面の一面または両面のプラズマ活性化も行うことができる。
プラズマ活性化によって、特に、例えば酸化面、一つまたは複数の処理面に懸垂結合を作ることができるので、実施する接着の力が強化され、接着界面6での欠陥数およびそれらの接着品質への影響が低減される。
接着界面6のこの強化には、この界面を後のエッチングの化学腐食(採取層の表面仕上げ時に行われる)に対する強度を大幅に向上させ、典型的に約0.8J/m2未満の接着エネルギーで出現する先に議論したような周辺の剥離問題を回避するという利点がある。
特に、接着と採取後、最終的に接着エネルギーが約0.8J/m2以上になるように、プラズマ活性化を実施する。
プラズマは、例えば、Ar若しくはN2のような不活性ガスから、またはO2のような酸化ガスから得ることができる。
プラズマ活性化は典型的には約100℃未満の常温で行われる。この技術の使用は、従って、SiGeでできた第一層1から、歪みSiでできた第二層2への際立ったGeの拡散問題を招かないという利点を有する(一般に、Ge拡散は、典型的には約800℃以上の高温で隣接する層の厚さ方向に大きくなり始める)。
プラズマ処理時間は極めて短く、典型的には1分未満である。
使用する装置は、例えば、RIE、ICP−RIEまたはその他のタイプの標準プラズマエッチング装置である。
接着前にこのプラズマ処理を実施してから、800℃未満またはGeの隣接層への拡散が有害と考えられる限界温度未満での焼きなまし熱処理を接着後に実施し、接着をさらに強化し、同等の結果を得るために約900℃を超える温度を要求し、特にGeの拡散問題があるため現在のケースでは実施不可能な事前のプラズマ活性化なしの熱処理とは異なり、後採取選択エッチングの際かなりの剥離を回避することができる。
こうして、典型的には、接着の前にプラズマ活性化を行う場合、200℃で焼きなまし熱処理実施後、少なくとも1J/m2の接着エネルギーを達成することができる。
図3dでは、分離ステップについて記述されている。このステップは、脆化ゾーン4での脆弱な結合を破壊し、ドナー基板10を第一層の残り1’’を含む第一部10’および第一層の残り部分1’と第二層2とを含む第二部30に分離するのに十分な熱エネルギーおよび/または機械エネルギーの供給によって実施される。この熱エネルギーは、脆弱な結合を破断する、閉じ込められたガス種に脆化ゾーン4レベルで熱影響を与えるのに十分である。
分離は、約300℃〜約600℃の間に含まれる温度でそれぞれの温度の多少の高さにより多少長い時間で得ることができる。
例えば、Si1-xGexでできた採取する層に対し、約500℃の温度で15〜30分から2時間までの間、熱処理を実施することができる。
分離を熱処理のみで行う場合、これによってドナー基板の残部10’との接触を必ずしも解除せずに分離を実施することができる。
この場合には、任意選択で、炉(分離熱処理が行われた)から基板を出さず、ロスタイムになり、適切な機材の使用を必要とする補足的な操作を行わずに、分離の後直接新規の熱処理を実施することができる。さらに、ドナー基板の残部10’は、汚染物質、酸化剤または他の種から採取する第一層1’および第二層2を保護し、これによって様々な雰囲気で新規の熱処理を行うことができる。
熱処理は基板を物理的に分離した後(取り外し炉から出す)でも実施することができる。
このように、本発明の方法の変型例により、接着界面6の強化熱処理は分離後直接行われる。
この熱処理は接着前に場合によって行われるプラズマ活性化の補足または代替として実施することができる(上記参照)。
この熱処理をプラズマ活性化の補足として実施する場合、この二つの処理の組み合わせ効果で要求目的(特に、接着界面6を後のエッチングの化学腐食に耐久性を持たせるに十分な接着エネルギー)が達成されるように行い、先に議論したような周辺での剥離問題を回避することができる。このように、接着界面6の二つの強化処理を組み合わせ、接着エネルギーを約0.8J/m2以上とすることができる。
いずれにせよ、接着界面6の強化熱処理は、Geが第二層2の厚さ方向にかなり拡散する温度未満で選択される温度T2で実施される。
この熱処理は、採取後実施する選択エッチングの際の周辺での剥離リスクを阻止するため、接着を十分強化するように選択される。特に、最終的に、接着エネルギーが約0.8J/m2以上となるように、この熱処理を実施することができる。
接着界面6の強化熱処理は、約800℃以下で選択される温度T2で実施される。
ドナー基板の残部10’と構造30が分離後常に接触する場合、この接着界面6の強化熱処理は、第一層の二つの部分1’と1’’が再付着する(または再結束する)再付着温度未満の温度で実施され、再付着温度は、本発明の枠内ではSiGeに関して本出願人が行った実験に基づき、約800℃超と考えられる。
任意の選択で、温度T2は結束ステップの際、基板10と20が晒される温度T1を超える。
この接着強化熱処理は、若干酸化させる、または酸化させる不活性雰囲気(ArまたはN2雰囲気のような)で実施される。
このように、温度T2は、例えば、350℃〜800℃の間に含まれる温度にすることができ、30分〜4時間保持される。
温度T2は、特に550℃〜800℃の間に含まれる温度とすることができ、30分〜4時間保持される。
図4および図5を参照に、接着界面6の結束および強化の段階で起こり得る、本発明による温度変化の例を示す。
また、図4を参照すると、約500℃の最初の安定部を達成して約30分間保持し、つまりは分離(1000の矢印のところで)が行われ、温度を約600℃に上昇させ、次に、本発明による接着界面6の強化熱処理(温度安定部2000で)が実施される。この接着界面6の強化熱処理は2時間、またはそれ以上継続する。
図5では、分離は温度の安定中には行われず、約500℃の温度への温度上昇(図の1000の矢印のところ)時に行われ、接着界面6の強化温度の安定部2000は約600℃で達成される。
驚いたことには、特に共注入に続いてこの接着界面6の強化ステップを実施すると、採取層が以下を示すことに本出願人は注目した:
‐注入時(図3b参照)および結束解除時(図3d参照)の損傷部分の結晶品質の改善;
‐特に、高い頻度の粗さ(HF粗さ)について滑らかな面;
‐約0.8J/m2超の接着エネルギー(プラズマ活性化なし)。
採取層1’および2と接触するドナー基板の残部10’撤去後、受容基板20、第二層2および第一層の残部1’を具備する構造30を得る。この構造30には、改善された結晶品質と粗さの低減があり、中間研磨作業をする必要がない。
電気的に絶縁する接着層を第二層2と受容基板20との間に先に形成した場合、SiGe/sSOIまたはGe/sSOI構造が得られる。
仕上げステップは、化学エッチングを行ってわずかに少ない粗さおよび表面にある幾分かの結晶欠陥を除去するために実施する。
表面粗さの低減のために(従って、エッチングのフロントの異なる点間の不均一の低減のため)化学エッチングに先行して行う機械研磨手段は必ずしも予定しなくともよい。実際、後で検討するように、実施する共注入では単一注入の場合より採取面がかなり円滑になることを保証する。
他方、接着の強化熱処理によって、上記したように、この粗さをかなり低減し接着エネルギーを増加することができる。
場合により、Si1-xGexの層1’を除去し、最終構造sSOIを得る。次に、場合によりこの構造sSOIの歪みケイ素の厚さをエピタキシーで厚くすることができる。
選択的にSi1-xGexの層1’を除去するには、例えば、HF:H22:CH3COOH、SC1(NH4OH/H22/H2O)またはHNA(HF/HNO3/H2O)を使用して選択エッチングを実施することができる。
SiGeとsSiの約40:1の選択度は、CH3COOH/H22/HFで得ることができる。
CH3COOH/H22/HFのために選択できる濃度の例は、1/1(高濃度)〜20/1に含まれる比H22/HFのものである。
エッチング時間はエッチング速度と直接的な相関関係があり、典型的にはCH3COOH/H22/HFでエッチングする800Åでは約5分である。
共注入ならびに場合によっては起こりうる接着の強化熱処理の実施が、表面粗さと採取層1’および2の厚さの不均一を大幅に低減するため、現行技術のものとほぼ同一の選択エッチングを実施することができるが、それは事前に機械的研磨手段を行う必要性があるような、現行技術の選択エッチングが示す不都合をなくすことによるものである。
さらに、接着の強化(プラズマ活性化および/または後分離熱処理で行う)が上記で扱った周辺剥離の問題から免れるのに十分である。
図2では、脆化ゾーンが実現したSi0.8Ge0.2の単一層の転送および600℃での後分離熱処理の後に本出願人が得たGe20%のSiGeOI構造30(TEMで写真撮影)は、Si0.8Ge0.2でできた採取層1(すなわち、図3a〜図3eを参照すると、先に議論した上記の合体第一層1と第二層2の等価物)を示しており、SiO2層5を覆い、図1の絶縁体の上に半導体がある構造のものに対して極わずかの結晶欠陥と極わずかの粗さを含む。
特に、図1による採取層1の欠陥ゾーン1Aの厚さと図2による修復した採取層1のものとの間の不均衡が注目される。
同様に、図1と図2での採取層1の同じ厚さでは、正常ゾーン1Bは現行技術による絶縁体の上にある半導体より本発明によって得られるSiGeOIの方において一層大きい割合を占める。
さらに、本出願人が実施した20%のGeのSiGeOI構造についての粗さ測定結果が下記の表に示される。これらの測定は、単一注入または共注入および500℃または600℃での接着の強化熱処理(後分離)に続く、500℃で30分間の分離直後に実施した。
粗さは測定され、RMS値と表面(10μm×10μm)についてAFMによる《Peak to Valley》(PV)で示される。
本出願人が、結果を有効にするに十分な回数の測定を実施したことを注記する必要がある。
Figure 0004876067
この表から、単一注入の場合よりも共注入の場合の方が粗さがかなり小さいことが分かる。
このように、出現した後分離粗さの規模に対する、脆化ゾーン4を形成するために、SiGeで実施する注入の性質の影響を本出願人は明らかにした:ヘリウム/水素共注入によって、水素単一注入に比べてSiGe層1の粗さを実質的に低減することができる。
この表から、どんなケースを取って見ても(唯一種の注入または数種の共注入)、600℃での修復は、唯一種の注入に続く分離温度(約500℃)で行う修復処理と比べて平均(RMS)および最大(PV)で粗さを1/3低減するが、粗さは40ÅRMS未満であり、共注入のケースでは35ÅRMS未満、且つ275ÅPV未満である。
採取層1に後分離接着の強化熱処理を施した場合、粗さが実質的により小さいことも本出願人は明らかにした。
図3eでは、最終的にsSOI構造30が得られる。
接着界面6に一つまたは複数の接着層を埋め込まれている場合、場合により次に熱処理を行い、特に共有結合を作り接着をさらに強化することができる。
構造30にはSiGeまたはGeがもはやなく、従ってGeの拡散問題(第一層の残り1’は完全に撤去された)がもはやないため、この接着の強化熱処理は800℃超の温度で実施することができる。
場合により、歪みSiの第二層を厚くするために、後で結晶成長ステップ(例えば、MBEまたはCVDエピタキシー)を実施する。
sSI構造(Ge20%のSiGe層に歪みSi層を溶着した)について本出願人が行った粗さの他の測定結果を以下に示す。これらの結果は特に、取り外しパラメータの幾つか、特に、共注入の様々なパラメータに関するものである。
以下では、Smart−Cut(登録商標)型の層の採取方法によってドナー基板から採取するSi層を含む構造形成時に遭遇する様々な問題を強調する。これらの問題(およびそれらを改善する解決策)は、既に上記で述べた本出願人のPCT出願で議論されたが、その情報は参照番号IPCOM000083333Dで2005年3月1日一般に公開された。
共注入を使用すると、接着界面にブリスター、採取層の厚さ方向に欠陥が形成される可能性がある。
接着する一方および/または他方の基板に存在する粒子あるいは有機物質は、接着界面の一定の領域で十分な接着を阻止する可能性がある。この時、注入する種は接着の弱い接着界面の領域に拡散し、接着界面のレベルでブリスターを形成する。
また、局所的に、接着エネルギーがドナー基板の取り外しに十分ではなくなる。従って採取層の幾つかのゾーンが、受容基板に転送されない可能性がある(これらのゾーンは一般的に《非転送ゾーン》またはZNTと呼ばれる)。
また、採用する共注入条件により、採取層の厚さと欠陥ゾーンを越えてナノキャビテイ型結晶欠陥(直径数ナノメートル)を観察することができる。これらの欠陥は注入中に移動するケイ素またはゲルマニウム原子の凝結に起因する。特に、水素とほぼ同じ深さでヘリウムを注入すると、これらのナノキャビテイ型結晶欠陥(欠陥ゾーンを越える位置にあるが、欠陥ゾーンにある欠陥同様好ましくない)が採取層の厚さ方向に観察される。これらの欠陥が出現すると、必要以上に大きな材料の厚みの取り外し後に撤去が必要となり、従って、より厚い層の採取が必要となる。
TEM写真で得た図8a、8bと8cの図面には、取り外し熱処理に続く層の採取のためのSiドナー基板へのヘリウムおよび水素の共注入が示されている。
図8aは、ヘリウムと水素の共注入を行った(矢印参照)Siドナー基板のTEMで得た図面である。ドナー基板の厚さ方向のこれらの種の分配が、この図8aに見える(濃い点)。
受容基板への接着後、熱処理によって脆化ゾーンのところで分離される(図8b参照)。一方図8cは、取り外しおよび受容基板への転送後の採取層(図2に対して逆転図)を表す。この図8cでは、表面付近で欠陥ゾーンが、また採取層の厚さ方向に欠陥(濃い点)が観察できる。
注入する種の各々は、種が原則として濃縮し、最大濃度のピークを示す拡散ゾーンのある分布特性により、ドナー基板の厚さ方向に分配される。一層詳細には、配分には、標準偏差(種が原則的に分配される前記拡散ゾーンを画定する、例えば注入種の70%がある)と、特に注入エネルギーに左右される最大濃度のピークを示す準ガウス分布とである。
ヘリウム原子は水素原子より容易にSi母材に拡散する。従って、ヘリウムを接着界面付近で注入すると、ブリスターと欠陥ゾーンを越える結晶欠陥が形成されるリスクが増大する。この問題を改善するアプローチは、水素より深くヘリウムを注入し、注入した水素を含む領域がヘリウムの拡散を阻止できるようにすることである。より詳しくは、共注入パラメータを管理し、ヘリウムのピークが水素の拡散ゾーンより深くなるようにすることである。
但し、取り外し後の粗さは同じ傾向にはならず、ヘリウムを水素より深く注入すると増大する傾向にあることが示された。このことは、注入条件(すなわち、容量や注入エネルギー)によって、粗さを、ブリスターおよび欠陥ゾーンを越える結晶欠陥の形成と独立して管理することができないことを意味している。そこで、ブリスターと欠陥の形成を抑制する最良のパラメーターと表面粗さを抑制する最良のパラメータとの間に妥協点を見出すことが必要である。
この問題を解決できる解決策は上述した特許のPCT出願で本出願人が既に提案し、その情報が2005年3月1日に公開された。一般的に、この解決策では注入するドナー基板のヘリウムと水素のピーク(ヘリウムのピークは脆化ゾーンレベルおよび水素拡散ゾーンより深いところにある)の相対位置を正確に管理し、各々の種の容量(ヘリウムの容量は総容量の約40%〜60%である)を同時に管理することである。上記のパラメータにより、共注入による注入ステップを実施し、粗さと欠陥形成との間に十分な妥協点を見出すことができる。
本出願人がGeを含有する層レベル(典型的には、15%以上のGeを含有するSiGe層)において実施された取り外しについての実験は、粗さおよび欠陥ゾーンを越えるブリスターおよび結晶欠陥の形成に関して驚くべき結果を示した。
本発明による方法の可能な実施態様は、以下の通りである:
‐特に、ヘリウムのピークが水素拡散ゾーンより深く、また、ヘリウムのピークが脆化ゾーンより深くなるように、ヘリウムと水素の濃度ピークをずらすために適合される注入パラメータによる、SiGe層への典型的にはヘリウムと水素の共注入の実施、および、
‐30分〜4時間(例えば、約1時間)保持できる約600℃(+/−25℃)の温度での後分離修復熱処理の実施。
典型的には、注入パラメータはヘリウムのピークを水素のピークの深さの約1.2倍超の深さに《セット》するのに適合されている。例として、この出願に示す容量と注入エネルギーの条件では、ヘリウムのピークを水素のピークの500オングストローム上にセットすることになる。
ヘリウムの容量は総容量(水素+ヘリウム)の30%〜70%、好ましくは総容量の40%〜60%である。総容量は典型的には、限定はされないが、約1016原子/cm2である。
この実施態様によって、粗さ(特に、高い頻度)を大幅に低減し、その上少量の粗さをヘリウムの注入深さから独立させることができる。この実施態様の枠内で、ヘリウムを水素より深く注入することができ、これによって採取層の欠陥ゾーンを越えるブリスターと結晶欠陥の形成を抑制できるが、ヘリウムの転送層への拡散は水素拡散ゾーンで阻止される。
従って、この実施態様によって、取り外し後の粗さ、ブリスター型欠陥数および採取層の厚さ方向にある欠陥数を同時に最小限に抑えることができる。これで最小総厚の採取が可能となり、取り外し後の仕上げ作業(研磨、選択エッチング、犠牲陽極酸化など)を軽減または少なくとも単純化することができる。
図9〜図11には、SOI構造およびGeが20%のSGOI構造に関する取り外し後の粗さの測定を示した。
これらの測定は、単一水素注入(これらの図ではHonlyで示す)またはヘリウム/水素共注入(これらの図ではCoIで示す)および500℃または600℃で約1時間の接着の強化熱処理に続く分離直後に実施した。
より正確には、分離段階と接着の強化段階での温度変化は次の通りだった:約1時間350℃での保持、次に約1時間それぞれ500℃と600℃での(接着の強化実施のため)保持のための5℃/mn勾配による温度上昇。
図7および図8は、AFMマイクロスコープを用いて、それぞれ表面2×2μm2および表面10×10μm2の走査で行った高い頻度の粗さ測定を示す。図9は、Veeco Instruments社の器具Dektak(登録商標)を用いて側面計で行った低い頻度の粗さ測定を示す。
この図7〜図9の各々に、平均値(RMS)で左に、また最大値(PV)で右に表した粗さ測定結果を示した。
これらの図面には、Si層およびSiGe層への注入に続いて実施した測定結果を記載した(それぞれSiとSiGeに関する欄を明確に区別してある図8を参照)。
Siに関し、共注入He/Hを行う二つの基板を検討した。共注入のパラメータは以下の通りであった:
H:30kev−1×1016/cm2
He:52または60keV−1.0×1016/cm2
SiGeに関しては、五つの基板、すなわちH(H:30keV、6×1016/cm2)だけ注入した基板および以下のパラメータに従ってHe/Hを共注入した四つの他の基板について検討された:
H:30keV−1×1016/cm2
He:48,52,56または60keV−1×1016/cm2
図9はHだけの比較で(これは500℃または600℃での修復処理に続いて)、He/Hの共注入に関する高い頻度の粗さでは極めて興味ある利益が確認される。
しかし、600℃の高温処理では、Hだけの注入および共注入を含む、すべての変型例において粗さが大幅に低下する(典型的には半分以上)ことが観察される。共注入を実施する場合、これらの粗さの値はさらに低くなる。
500℃の処理では(これはSiで観察されたものと同じように)、ヘリウムのピークが脆化ゾーンより深い位置にある場合、粗さが増大する傾向にあることが観察される。
また、600℃の高温処理の枠内で、ヘリウムのピークが脆化ゾーンより深い位置となるようにヘリウムを注入する場合、粗さは際立った変化を示さない。ここでは、500℃での処理時のケイ素やSiGeで観察されたものとは逆に、予期せぬ挙動が観察される。
図9および図10に示す結果はこれらの観察を確証している。
600℃の修復処理時の共注入での挙動は、ヘリウムの注入エネルギーが増加した時(脆化ゾーンより深くずれたヘリウムのピーク)、Si層での取り外しの枠内で本出願人がこれまでに確認した現象は、粗さの増加現象だったという限りにおいて驚くべきことである。
図11では、本出願人は様々な転送層に存在する欠陥数(ZNT型、ブリスター)を確認する測定も実施した。
巨視的観察(斜光での)によって、ZNT型またはブリスターの欠陥を検知することができる。ここでは、注入と関係し取り外し後で観察される固有の欠陥の代表としてこれらの欠陥(ZNT+ブリスター)の総和を考察する。
He:48keVとHe:52keVの二つの変型例で大量の欠陥が確認されている、すなわちヘリウムの配分プロフィールが水素プロフィールと重複または半ば重複する(この時、ヘリウムのピークは水素拡散ゾーンの<内部>にある)変型例である。
逆に、少量の欠陥が変型例He:56keVとHe:60keVで確認されている、すなわちヘリウムの配分プロフィールのピークが水素拡散ゾーンより深い位置にある変型例である。言い換えれば、ブリスター型の欠陥は、ヘリウムを深く注入する時最小化される(またこれは、粗さが増加することのない、600℃での修復の場合である)。
図6aおよび図6bを参照する本発明の第二の変型例によれば、ドナー基板10は採取前、歪みSiでできた第一層1、Si1-xGexでできた第二層2および第一層1の下にあるSi1-xGexでできた第三層3を具備する。第二層2の下、例えば第三層3に本発明により脆化ゾーンが形成される。最終的に歪みSiでできた第一層1とSi1-xGexでできた第二層2でSGOI構造30(図6bに示すようなStrained−Silicon−On−Silicon Germanium−On−Insulator構造)が実現されるように、先に検討したものに従い取り外し後Si1-xGexの選択エッチングを実施することができる。
任意選択として、場合により結晶成長により歪みSiでできた第一層1を厚くすることができる。
任意選択および代替として、例えばKOH(水酸化カリウム)、NH4OH(水酸化アンモニウム)、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)、EDP(エチレンジアミン/ピロカテコール/ピラジン)を主成分とする例えば化学種によって、歪みSiの第二の選択化学エッチングを実施することができる。この場合、歪みSiでできた第一層1はここでは、最初の化学腐食からSi1-xGexでできた第二層2を保護するストップ層の役割しか果たさない。この時、SiGeOI構造30(不図示)が得られる。場合により、歪みSi層をSiGeOI上で成長させることができるが、この新しい歪んだ層には、以前にエッチングした第一層1より良質の結晶構造がある。
図7aおよび図7bを参照する本発明の第三の変型例によれば、ドナー基板10は採取前、交互にSi1-xGex(x≠0)でできた第一の層1A、1B、1C、1D、1Eおよび歪みSiでできた第二層2A、2B、2C、2D、2Eを含む多層構造を具備する。このように、本発明により同一ドナー基板10から複数の採取が可能であり、各採取の後にドナー基板10の残部のリサイクルがあり、新しい採取が準備される。こうして、例えば、同じドナー基板10からsSOI第一構造30AとsSOI第二構造30Bが形成される。このタイプの採取の情報は米国特許出願公開第2004/0053477号明細書に示されている。
本発明の特殊ケースにより、ドナー基板10の歪んだ各層は[図3a〜図3eの参照符号《2》、図6aおよび図6bの《1》および図7aおよび図7bの《2A》、《2B》、《2C》、《2D》または《2E》]厚い、すなわち弾性応力の除去なしで厚みが相対的に大きい。これは低温エピタキシーによる形成で可能になった。例えば、温度約450℃と650℃でSi0.8Ge0.2の成長媒体に溶着する歪みSi層を、典型的に何らかの方法で応力除去せずに約30nm〜60nmの間に含まれる厚さにすることができる。
この厚い歪んだ層を形成する場合、応力除去を回避するために、後工程の処理(特に層の溶着とSmart−Cut(登録商標)で行うこの層の取り外しとの間の処理)で一定の限界温度(溶着温度近辺)を超えてはならない。
このように、厚い歪んだ層の場合、典型的には約100℃未満の常温で行う接着前のプラズマ活性化を実施するのが有利である(上記で議論した通り)。他方、SiO2のような誘電材料でできた少なくとも一つの接着層を、接着する一つまたは二つの面に形成するのが有利であり、この誘電材料でできた層は次に(すなわち、取り外し後)弾性応力を保存する役目を果たす。プラズマ活性化の補足として、温度T2(上記で議論したような)での取り外し後に熱処理を実施することができる。接着層をまったく予定しなかった場合、T2は厚い歪んだ層の溶着温度未満が有利である。
当業者は、勿論、他の材料に関する物理的特性や物理量を知る限り、上述の本発明を容易にSi1-xGexまたは歪みSi以外の材料に移し変えることができる。
例えば、図3a〜図3eで先に説明したステップを取り上げると、当業者は、第一層1がGeでできており、第二層2がAsGaでできているドナー基板10を選択する場合、第一層1のGeに注入する(上述したように)場合、次に電気的に絶縁された界面を介してGeの残り1’とAsGaの第二層2を受容基板20に転送する場合、および既知の選択エッチング技術でGeの残り1’を選択的に除去する場合、絶縁体上にAsGaの最終構造30を実現することができる。
同様に、SiCまたはSi(111)の第一層1およびGaNの第二層2を具備するドナー基板10から、例えば絶縁体上にGaN構造を作ることができる。AIGaNおよび/またはAINでできた一つまたは複数のストップ層を場合によりGaN層に予定することができる。GaNでできた第二層2の採取後、ストップ層上部のGaNを除去する選択エッチングを実施することができる。
このように、例えば、CH2、H2、場合によりArから成るプラズマガスによるドライエッチングでGaNをAINより迅速にエッチングすることができる。
場合により、次にストップ層を除去し、ほとんど表面粗さがなく厚さの均一性が良好なGaN層を最終的に得ることができる。
また、同じように、本発明による方法をIII−VまたはII−VI合金の他の採取層に適合させることもできる。
これらの材料を少量の炭素(約5%)またはドーパントを含む材料に拡散することもできる。
現行技術によりSmart−Cut(登録商標)法の使用後に得られる絶縁体の上に半導体がある構造の概略断面図を表す。 本発明による方法の使用後に得られる絶縁体の上に半導体がある構造の本出願人によるTEMで得られる断面図を表す。 Smart−Cut(登録商標)で採取する層を含む構造を形成するための本発明による方法のステップの概略を表す。 Smart−Cut(登録商標)で採取する層を含む構造を形成するための本発明による方法のステップの概略を表す。 Smart−Cut(登録商標)で採取する層を含む構造を形成するための本発明による方法のステップの概略を表す。 Smart−Cut(登録商標)で採取する層を含む構造を形成するための本発明による方法のステップの概略を表す。 Smart−Cut(登録商標)で採取する層を含む構造を形成するための本発明による方法のステップの概略を表す。 分離ステップおよび図3a〜図3eに表す方法で採取する層の処理時に本発明によって使用できる熱処理温度の時系列の第一の変化を表す。 分離ステップおよび図3a〜図3eに表す方法で採取する層の処理時に本発明によって使用できる熱処理温度の時系列の第二の変化を表す。 本発明による第一の変型例の概略を表す。 本発明による第一の変型例の概略を表す。 本発明による第二の変型例の概略を表す。 本発明による第二の変型例の概略を表す。 共注入He/Hを行ったSiドナー基板のTEMで得られる写真である。 共注入He/Hを行ったSiドナー基板のTEMで得られる写真である。 共注入He/Hを行ったSiドナー基板のTEMで得られる写真である。 特に、それぞれSiとSiGeを含む採取層を具備する、構造の表面の粗さ測定結果を示すグラフ。 特に、それぞれSiとSiGeを含む採取層を具備する、構造の表面の粗さ測定結果を示すグラフ。 特に、それぞれSiとSiGeを含む採取層を具備する、構造の表面の粗さ測定結果を示すグラフ。 特に、それぞれSiとSiGeを含む採取層を具備する、構造についての欠陥計量化の結果を示すグラフであり、縦軸はブリスターを表す。
符号の説明
1 第一層
2 第二層
3 第三層
4 脆化ゾーン
5 SiO2
6 接着界面
10 ドナー基板
20 受容基板
30 構造

Claims (20)

  1. 導体材料から選択される第一の材料でできた第一層(1)と半導体材料から選択される第二の材料でできた第一層(1)の上にある第二層(2)とを含むドナー基板(10)から、第二層(2)を採取する方法であり、該方法は以下の:
    (a)前記第二層(2)の下の前記ドナー基板に脆化ゾーン(4)を形成するために、前記ドナー基板に核種を注入するステップと、
    (b)受容基板(20)にドナー基板(10)を接着するステップと、
    (c)第二層と第一層の少なくとも一部を含むドナー基板の少なくとも一部が受容基板に転送され、脆化ゾーン(4)でドナー基板(10)を分離するために、炉において受容基板に接着されたドナー基板に熱処理を実施するステップと、
    (d)第二層(2)に対して第一層の少なくとも一部(1’)を選択エッチングするステップとを含み、
    ステップ(a)で注入する核種は二つの異なる原子を含み、
    同じ炉内でステップ(c)から続けて350℃から800℃の間に含まれる温度で30分から4時間行なわれる熱処理を含む接着強化に適したステップをさらに含むことを特徴とするものである。
  2. テップ(b)の前に実施される、ドナー基板または受容基板の片面または両面のプラズマ活性化をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法
  3. 熱処理は550℃〜800℃の間に含まれる温度で行われることを特徴とする、請求項に記載の方法
  4. 熱処理にはステップ(c)の分離温度から熱処理のために選択される温度までの単純温度変化が含まれることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  5. ステップ(c)は30分〜2時間に及ぶ期間の間、500℃で実施されることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  6. 接着強化に適したステップは、ステップ(d)の前に接着エネルギーが0.8J/m2以上になるように実施されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. ステップ(c)の実施直後に出現する前記粗さは、表面10×10μm2で測定される40ÅRMS未満であることを特徴とする、請求項1に記載の方法
  8. ステップ(a)の間に注入する核種は、ヘリウムと水素を含むことを特徴とする、請求項に記載の方法。
  9. ドナー基板はSiGe層を具備し、前記ステップ(a)は、前記SiGe層に、ドナー基板の厚さのうち、水素拡散ゾーンより深く、またピークが脆化ゾーンより深い位置にくるヘリウム濃度で、脆化ゾーンを形成するように実施されることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  10. 熱処理は575℃〜625℃の間に含まれる温度で実施されることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. ヘリウムと水素の量はそれぞれ0.9×1016/cm2 、1.0×1016/cm2になるように選択されることを特徴とする、請求項または請求項10に記載の方法。
  12. ステップ(c)の後、機械研磨手段を実施しないことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  13. ステップ(d)の後、第二層を厚くするために、第二層(2)上の第二の材料の結晶を成長させることをさらに含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  14. 第一層(1)は0<x≦1のSi1-xGexでできており、第二層(2)は歪みSiでできていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  15. ドナー基板(10)はバルクSi支持基板、SiGeでできた緩衝構造、Si1-xGex(x≠0)を含む第一層(1)および歪みSiでできた第二層(2)を具備することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  16. 第一層(1)は歪みSiでできており、第二層(2)は0<x≦1のSi1-xGexでできており、ドナー基板(10)はさらに第一層(1)の下にSi1-xGexでできた第三層(3)を具備することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  17. ステップ(a)の注入は第一層(1)の下でも実施されるものであり、方法はさらに、ステップ(c)とステップ(d)との間に、第一層(1)に対して第三層(3)の残部を選択エッチングすることを含むことを特徴とする、請求項16に記載の方法。
  18. ドナー基板(10)はバルクSi支持基板、SiGeでできた緩衝構造および同じドナー基板(10)から複数の採取ができるように、交互に、x≠0であるSi1-xGe x できた第一層(1A、1B、1C、1D、1E)と、歪みSiでできた第二層(2A、2B、2C、2D、2E)とを含む多層構造とを具備することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  19. ステップ(a)の前に、450℃〜650℃の間に含まれる温度で歪んだ層を形成することをさらに含み、この歪んだ層を形成するステップとステップ(c)で得られる取り外しとの間で行われる処理は、前記450℃〜650℃の間に含まれる温度以下で実施されることを特徴とする、請求項1418のいずれか一つに記載の方法。
  20. ステップ(b)の前に、ドナー基板(10)および/または受容基板(20)へ接着層を形成するステップであって、接着層は電気的絶縁材を含む、形成ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法
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