JP4839799B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置等に関し、より詳しくは、感光体に対してレーザ光を走査露光するレーザ露光装置を備えた画像形成装置等に関する。
電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置では、一般に、一定速度で回転する感光体ドラムの表面が帯電器によって一様に帯電された後、レーザ露光装置により画像情報に基づいて制御されたレーザ光が走査露光されて、静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム上に形成された静電潜像が現像器によりトナー像化され、トナー像が記録紙上に静電転写された後、定着器によって定着処理されることで、トナー画像が形成される。
近年、このような電子写真方式を用いて、カラー画像を形成可能なカラー画像形成装置が一般に広く普及している。かかるカラー画像形成装置に関しては、画像品質のさらなる向上を目的として、基本色とされるイエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色のトナーによる画像形成の他に、基本色に加えて、これ以外の色のトナーをも用いて画像形成する技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。これは、例えば、基本色のトナーと、それぞれの基本色よりも色の淡いトナーとを用いることで画像の粒状感を低減したり、グリーンやオレンジ等の基本色以外のトナーを加えることで色再現範囲や色再現性を向上しようするものであり、基本色による画像に付加的な色彩要素を加える処理を行うことで、画像のさらなる高品位化を可能とするものである。
さらに、このようなカラー画像形成装置においても、処理速度の高速化(高生産性化)や画像密度の高精細化への要求も高まっている。そのため、レーザ露光装置として、光源から並列に並べられた複数のレーザビームを同時に照射し、1回の走査で副走査方向に複数の走査線を走査させるマルチビーム方式が提案されている。例えば、複数ビームを発生させる光源として面発光レーザアレイを用い、面発光レーザアレイから出射した複数のビームを回転多面鏡で偏向走査させ、感光体ドラム上において副走査方向の複数位置で同時に走査露光するというマルチビーム方式のレーザ露光装置に関する技術が存在する(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−3925号公報(第7−9頁、図1) 特開平5−294005号公報(第5−7頁、図1)
ところで、画像形成装置において上記した特許文献1に記載された技術を用いた場合には、基本色による文字や図形、写真等の通常の画像形成に加えて、これらの画像に例えば透明なトナーを重ねるオーバーコート処理を行なうことで、画像の全体または一部分に光沢を付与することが可能となる。また、淡い色のトナーを用いて所望の模様を重ねて画像形成することで、画像上に様々な地模様を形成すること等も可能となる。
しかしながら、このような画像形成装置においては、光沢を付与したり、地模様等を形成するためには、レーザ露光装置は所定の面積領域を走査露光しなければならない。それにより、レーザの発光時間(点灯デューティ)が飛躍的に増大するため、基本色による通常の画像形成だけを行なう場合に比べて、レーザ露光装置の寿命が短くなるという不都合が生じる。特に、高生産性化や画像密度の高精細化を可能とするマルチビーム方式のレーザ露光装置では、複数の発光点の1が寿命となるとレーザ露光装置全体が支障をきたすため、問題が大きい。
そこで本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、基本色による通常画像に付加的な色彩処理を行なうことが可能な画像形成装置において、レーザ露光装置を長期に亘り安定して使用可能とすることにある。
かかる目的のもと、本発明の画像形成装置は、感光体と、感光体を1または複数のレーザ光により走査露光するレーザ露光部とを備え、レーザ露光部は、シングルモード発振する第1のレーザ光源とマルチモード発振する第2のレーザ光源とを有することを特徴としている。
ここで、レーザ露光部は、第1のレーザ光源を用いて情報性を有する画像の静電潜像を形成し、第2のレーザ光源を用いて情報性を有する画像に重畳させる画像の静電潜像を形成することを特徴とすることができる。なお、ここでの「情報性を有する」とは、画像を見た人間がその画像から目視で何らかの情報を得られることを意味する。
また、感光体上に静電潜像として形成される画像の形状または模様、および/またはかかる画像を形成する領域を指示する制御部をさらに備え、レーザ露光部は、第2のレーザ光源を用いて、制御部の指示に基づく静電潜像を感光体に形成することを特徴とすることができる。
さらに、レーザ露光部は、第2のレーザ光源を用いてベタ状画像の静電潜像を感光体の画像形成領域の全面または一部領域に形成することを特徴とすることができる。また、レーザ露光部は、第2のレーザ光源を用いてコード化された情報の静電潜像を感光体の画像形成領域の全面または一部領域に形成することを特徴とすることもできる。
加えて、レーザ露光部の第2のレーザ光源により形成された静電潜像を透明トナーまたは淡色トナーにより現像する現像部をさらに備えたことを特徴とすることもできる。
また、レーザ露光部は、第1のレーザ光源および第2のレーザ光源がともに複数の発光点を平面上に二次元配列した面発光レーザで構成されたことを特徴とすることもできる。加えて、レーザ露光部は、第1のレーザ光源が端面からレーザ光を発光する端面発光レーザで構成され、第2のレーザ光源が複数の発光点を平面上に二次元配列した面発光レーザで構成されたことを特徴とすることもできる。また、レーザ露光部は、第2のレーザ光源の発光領域の径が第1のレーザ光源の発光領域の径よりも大きく形成されたことを特徴とすることもできる。さらに、レーザ露光部は、第1のレーザ光源による感光体上での露光密度が第2のレーザ光源による感光体上での露光密度よりも高いことを特徴とすることもできる。
さらに、本発明の画像形成装置は、並列に配置された複数の感光体と、複数の感光体の各々を1または複数のレーザ光により走査露光するレーザ露光部とを備え、レーザ露光部は、複数の感光体の中の1の感光体を露光するマルチモード発振する第2のレーザ光源と、かかる1の感光体以外の感光体を露光するシングルモード発振する第1のレーザ光源とを有することを特徴としている。
ここで、レーザ露光部は、複数の感光体の各々にて、基本色としてのイエロー色、マゼンタ色、シアン色、黒色、および基本色以外の色のいずれかの色のトナー像を形成するための静電潜像を形成することを特徴とすることができる。また、レーザ露光部は、基本色以外の色のトナー像を形成するための静電潜像が形成される感光体に対して、第2のレーザ光源を用いて露光することを特徴とすることもできる。さらに、レーザ露光部は、基本色トナー像を形成する静電潜像が形成される感光体に対して、第1のレーザ光源を用いて露光することを特徴とすることもできる。加えて、レーザ露光部は、第1のレーザ光源が端面からレーザ光を発光する端面発光レーザで構成され、第2のレーザ光源が複数の発光点を平面上に二次元配列した面発光レーザで構成されたことを特徴とすることもできる。また、レーザ露光部は、第2のレーザ光源の発光領域の径が第1のレーザ光源の発光領域の径よりも大きく形成されたことを特徴とすることもできる。
さらには、本発明をレーザ露光装置として捉え、本発明のレーザ露光装置は、感光体を走査露光するレーザ露光装置であって、シングルモード発振する第1のレーザ光源と、マルチモード発振する第2のレーザ光源と、第1のレーザ光源および第2のレーザ光源からのレーザ光を感光体表面に走査露光する走査光学系とを備えたことを特徴としている。
ここで、第1のレーザ光源は、複数の発光点を平面上に二次元配列した面発光レーザで構成されたことを特徴とすることができる。また、第2のレーザ光源は、複数の発光点を平面上に二次元配列した面発光レーザで構成されたことを特徴とすることもできる。さらに、第1のレーザ光源および第2のレーザ光源は、ともに複数の発光点を平面上に二次元配列した面発光レーザで構成されるとともに、同一の基板に配置されたことを特徴とすることもできる。加えて、第1のレーザ光源および第2のレーザ光源は、ともに複数の発光点を平面上に二次元配列した面発光レーザで構成されるとともに、第1のレーザ光源は、発光点の数が第2のレーザ光源よりも多く配列されたことを特徴とすることもできる。また、第1のレーザ光源は端面からレーザ光を発光する端面発光レーザで構成され、第2のレーザ光源は複数の発光点を平面上に二次元配列した面発光レーザで構成されたことを特徴とすることもできる。さらには、第2のレーザ光源の発光領域の径は、第1のレーザ光源の発光領域の径よりも大きく形成されたことを特徴とすることもできる。
本発明によれば、画像形成装置において基本色による通常画像に付加的な色彩処理を行なう場合においても、レーザ露光装置は長期に亘り安定してレーザ露光を行なうことが可能となる。そのため、長期に亘って高品位な画像を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置の一例としてのカラー複写機1を示した図である。図1に示すカラー複写機1は、画像読取部10および画像形成プロセス部20を含んで構成されている。
画像読取部10は、図示しない原稿を載置する透明なプラテンガラス12、原稿を照射する光源14と原稿から反射した光を反射する第1の反射ミラー15とで構成され、図中水平方向に移動自在な原稿照明ユニット13、原稿照明ユニット13からの光を反射する第2の反射ミラー17および第3の反射ミラー18を備えたミラーユニット16、ミラーユニット16による反射光の光路上に配置された結像レンズ19、ミラーユニット16による反射光を受光するCCD(Charge Coupled Device)21、CCD21からの出力信号をイエロー (Y)、マゼンタ (M)、シアン (C)、黒 (K)の画像データに変換し、濃度補正、拡大縮小補正等のデータ処理を施して書込用画像データとして出力する画像処理部(IPS:Image Processing System)22を備えている。
画像形成プロセス部20は、矢印A方向に向かって回転する像担持体としての感光体ドラム31、この感光体ドラム31の周囲に、感光体ドラム31を一様に帯電する帯電ロール32、IPS22からの書込用画像データに応じて変調されたレーザ光Lを感光体ドラム31に照射するレーザ露光部の一例としてのレーザ露光装置(ROS:Raster Output Scanner)25、イエロー (Y)、マゼンタ (M)、シアン (C)、黒 (K)および透明(I)の各色トナーが収容された現像器33Y,33M,33C,33K,33Iを搭載し、各現像器33Y,33M,33C,33K,33Iが感光体ドラム31と対向するように回転軸を中心に回動する現像部の一例としてのロータリー現像器33、感光体ドラム31上に残留したトナーを除去するドラムクリーナ34、帯電ロール32による帯電前に感光体ドラム31を除電する除電ランプ35を含んで構成されている。また、各装置(各部)の動作を制御する制御部60を備えている。
また、画像形成プロセス部20には、感光体ドラム31の表面に当接するように配置された中間転写体の一例としての中間転写ベルト41が配設されている。中間転写ベルト41は、中間転写ベルト41を回動させるための駆動ロール46、中間転写ベルト41にかかる張力を一定とするためのテンションロール47、従動回転するアイドラロール48a〜48c、後述する二次転写用のバックアップロール49によって張架され、矢印B方向に回動するように構成されている。
中間転写ベルト41が感光体ドラム31と当接する一次転写部T1には、中間転写ベルト41の裏面側に中間転写ベルト41を介して感光体ドラム31に圧接するように一次転写ロール42が配設されている。また、用紙Pの搬送経路に面した中間転写ベルト41の二次転写部T2には、中間転写ベルト41のトナー担持面側(外側)に中間転写ベルト41と接離自在に配設された二次転写ロール50と、中間転写ベルト41の裏面側(内側)に配設され、二次転写ロール50の対向電極となるバックアップロール49が配設されている。また、中間転写ベルト41における二次転写部T2の下流側には、中間転写ベルト41を挟んでアイドラロール48aと対向する位置に、中間転写ベルト41に対して接離自在のベルトクリーナ55が配設されている。
本実施の形態にかかるカラー複写機1では、ユーザインターフェース(不図示)のコピースタートキーがオンに操作されると、まず画像読取部10において、プラテンガラス12に置かれた原稿が原稿照明ユニット13の光源14により照射される。原稿から反射された原稿反射光は、原稿照明ユニット13の第1の反射ミラー15およびミラーユニット16の第2の反射ミラー17および第3の反射ミラー18で反射し、結像レンズ19を通ってCCD21によりR(赤)、G(緑)、B(青)のアナログ信号として読み取られる。CCD21からの読取画像信号は、IPS22に入力される。IPS22では、CCD21から入力された読取画像信号をAD変換するとともに、イエロー (Y)、マゼンタ (M)、シアン (C)、黒 (K)の画像データに変換して濃度補正、拡大縮小補正等のデータ処理を施す。そして、書込用画像データとしてレーザ露光装置25に出力する。
一方、画像形成プロセス部20においては、感光体ドラム31が矢印A方向に一定速度での回転駆動を開始し、その表面が帯電ロール32によって所定電位に帯電される。そして、感光体ドラム31表面にレーザ露光装置25からレーザ光Lが出射されて静電潜像が形成される。
このとき、まず、レーザ露光装置25は、制御部60からの制御信号に基づいて感光体ドラム31を全面露光する。それにより、全画像領域にベタ状画像の静電潜像を形成する。そして、透明(I)トナーが収容された現像器33Iにより、全画像領域を透明(I)トナーで現像する。なお、その際に、画像領域の中の一部の領域のみを露光するように設定することも可能である。例えば、ユーザインターフェースからの入力により、透明(I)トナーによる現像領域をユーザが指定できるように構成することも可能である。この場合には、制御部60は、画像領域の中のユーザから指定された領域のみを露光する制御信号をレーザ露光装置25に対して出力し、レーザ露光装置25は、制御部60からの制御信号に基づいて感光体ドラム31の所定領域を露光する。そして、その所定領域にのみ透明(I)トナーで現像されたベタ状画像を形成する。
その後、感光体ドラム31上に形成されたIトナーによるトナー像は、感光体ドラム31と中間転写ベルト41とが対向する一次転写部T1で一次転写ロール42に印加される一次転写バイアスにより中間転写ベルト41上に転写される。また、一次転写後に感光体ドラム31上に残留したトナー (転写残トナー)は、ドラムクリーナ34によって除去される。
透明(I)トナーからなるベタ状画像の形成に続いて、画像形成プロセス部20ではIPS22からの書込用画像データに応じた静電潜像が形成される。具体的には、制御部60からの制御信号に基づいて、最初にIPS22からイエロー (Y)の画像データに対応した書込用画像データがレーザ露光装置25に出力される。そして、感光体ドラム31上にイエロー(Y)の静電潜像が形成される。この静電潜像はYのトナーが収容される現像器33Yで現像され、感光体ドラム31にはYのトナー像が形成される。感光体ドラム31上に形成されたYのトナー像は、透明(I)トナーの場合と同様に、中間転写ベルト41上に転写される。また、感光体ドラム31上の転写残トナーは、同様にドラムクリーナ34によって除去される。引き続いて、マゼンタ (M)、シアン (C)、黒 (K)の順に、同様の画像形成プロセスが実行される。なお、この場合に、イエロー (Y)、マゼンタ (M)、シアン (C)、黒 (K)の1色のみの単色画像(例えば、白黒画像)を形成することもできる。
このようなトナー像の形成時には、中間転写ベルト41は、一次転写されたトナー像を保持した状態で、感光体ドラム31と同一の周速で回動し、中間転写ベルト41上にその1回転毎に順次I、Y、M、C、Kのトナー像が順に重ねられていく。なお、その際には、二次転写ロール50およびベルトクリーナ55は中間転写ベルト41から離隔した位置に設定される。
このようにして中間転写ベルト41上に一次転写されたI、Y、M、C、Kのトナー像は、中間転写ベルト41の回動に伴って二次転写部T2へと搬送される。一方、用紙Pはピックアップロール72により用紙トレイ71から取り出され、搬送ロール73によって1枚ずつレジストロール74の位置まで搬送される。また、それと同期して、二次転写ロール50は中間転写ベルト41と当接した位置に設定される。
続いて、用紙Pは中間転写ベルト41上のトナー像が二次転写部T2に到達するタイミングに合わせるように二次転写部T2へと供給され、中間転写ベルト41を介してバックアップロール49と二次転写ロール50との間に用紙Pが挟持される。その際に、二次転写部T2では、バックアップロール49に印加される二次転写バイアスにより二次転写ロール50とバックアップロール49との間に形成される転写電界の作用で、中間転写ベルト41上に担持されたトナー像が用紙Pに二次転写(一括転写)される。その後、トナー像が転写された用紙Pは、搬送ガイド76および用紙搬送ベルト77によって定着器80へと搬送される。定着器80は、用紙P上のトナー像を加熱および加圧して定着した後、用紙Pを排紙トレイ90に排出する。また、二次転写後に中間転写ベルト41に付着したトナー(転写残トナー)は、二次転写の終了後に中間転写ベルト41に当接されたベルトクリーナ55によって除去される。
このように、本実施の形態に係るカラー複写機1においては、文字や図形、写真等といった情報性を有する画像に重ねて、画像領域の全面または一部の領域を透明(I)トナーによりベタ状に現像し、透明(I)トナー層をオーバーコートしている。それにより、画像領域の全面または一部の領域の光沢性を高めて、画像全体の品位を向上させることが可能である。ここで、「情報性を有する」とは、画像を見た人間がその画像から目視で何らかの情報を得られることを意味する。
なお、画像の光沢性を効果的に高めるためには、画像の表面(最上面)に透明(I)トナー層が形成されるのが好ましい。したがって、中間転写ベルト41による中間転写プロセスを考慮して、画像形成プロセスの最初に透明(I)トナー像を形成することが好ましい。
次に、本実施の形態のレーザ露光装置25について説明する。
図2は、レーザ露光装置25の構成を説明する図である。図2(a)はレーザ露光装置25の平面図であり、図2(b)はそのXX断面図である。レーザ露光装置25は、第1のレーザ光源の一例として、微小スポット径を形成する複数の半導体レーザ(発光点)が平面内に二次元配列された第1の面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Emitting Laser)101、第2のレーザ光源の一例として、大径のスポット径を形成する複数の半導体レーザ(発光点)が平面内に二次元配列された第2の面発光レーザ(VCSEL)110を含んで構成されている。また、走査光学系として、コリメータレンズ102,112、第1のVCSEL101からのレーザ光は透過し、第2のVCSEL110からのレーザ光は反射することで両レーザ光を同一の光路に導く光路合成部材111、シリンドリカルレンズ103、例えば正六角面体で形成された回転多面鏡(ポリゴンミラー)104、fθレンズ105、シリンドリカルミラー106、反射ミラー107およびSOSセンサ(受光素子)108を備えている。さらに、レーザ露光装置25は、レーザ光Lを感光体ドラム31に向けて照射する露光口109が形成されたハウジング100a内に配設されて光学ユニット100を構成している。
レーザ露光装置25では、第1のVCSEL101から出射された発散性のレーザ光Lは、コリメータレンズ102によって平行光に変換され、光路合成部材111を透過する。そして、副走査方向にのみ屈折力を持つシリンドリカルレンズ103により、ポリゴンミラー104の偏向反射面104a近傍にて主走査方向に長い線像として結像される。そして、レーザ光Lは、高速で定速回転するポリゴンミラー104の偏向反射面104aにより反射され、等角速度的に反時計回り(矢印C方向)に走査される。
第2のVCSEL110から出射された発散性のレーザ光Lは、コリメータレンズ112によって平行光に変換された後、光路合成部材111に入射する。そして、光路合成部材111により反射されて、第1のVCSEL101からのレーザ光と同一の光路に導かれる。その後、第1のVCSEL101からのレーザ光と同様に、副走査方向にのみ屈折力を持つシリンドリカルレンズ103により、ポリゴンミラー104の偏向反射面104a近傍にて主走査方向に長い線像として結像される。そして、ポリゴンミラー104の偏向反射面104aにより反射され、等角速度的に反時計回り(矢印C方向)に走査される。
第1のVCSEL101および第2のVCSEL110からのレーザ光Lは、fθレンズ105を通過した後、シリンドリカルミラー106に入射する。シリンドリカルミラー106は副走査方向にのみ屈折力を有しており、fθレンズ105からのレーザ光は、副走査方向の結像位置が感光体ドラム31の外周面に一致するようにシリンドリカルミラー106によって反射される。そして、ハウジング100aに形成された露光口109から感光体ドラム31の外周面上に照射され、感光体ドラム31の表面を走査露光する。
ここで、fθレンズ105は、レーザ光Lの光スポットの走査速度を等速化する機能を有している。また、上記した線像は、ポリゴンミラー104の偏向反射面104aの近傍に結像し、fθレンズ105は副走査方向に関して偏向反射面104aを物点として光スポットを感光体ドラム31の表面上に結像させるので、この走査光学系は、偏向反射面104aの面倒れを補正する機能を有している。さらに、シリンドリカルミラー106はポリゴンミラー104と感光体ドラム31の外周面を副走査方向において共役にする面倒れ補正機能も有している。
レーザ光Lは、感光体ドラム31の表面上を走査露光するのに先立ち、反射ミラー107を介してSOSセンサ108に入射する。すなわち、SOSセンサ108には、レーザ光Lが感光体ドラム31の表面を走査する毎に、各走査ラインの最初のレーザ光Lが入射される。そして、SOSセンサ108は、感光体ドラム31の表面への走査ライン毎の照射タイミングを検知し、照射開始タイミングを示す信号(SOS信号)を生成する。
また、第1のVCSEL101および第2のVCSEL110には、それぞれの駆動を制御するVCSELドライバ120が接続されている。VCSELドライバ120には、画像読取部10のIPS22からの書込用画像データや、画像形成プロセス部20の制御部60からの光量指示信号、光量制御実行指示(APC)信号といった各種の制御信号が入力されるように構成されている。
画像形成時には、VCSELドライバ120は、制御部60からの制御信号やIPS22からの書込用画像データに従って、第1のVCSEL101および第2のVCSEL110の発光点へレーザ駆動信号を出力し、発光点の点灯/消灯を制御する。そのとき、VCSELドライバ120は、SOSセンサ108からのSOS信号に基づいて、第1のVCSEL101および第2のVCSEL110に対してレーザ駆動信号の出力を開始するタイミングが設定される。
さらに、VCSELドライバ120は、第1のVCSEL101および第2のVCSEL110の光量制御を行なう。この光量制御時には、VCSELドライバ120に、第1のVCSEL101および第2のVCSEL110のいずれかの発光点の点灯を指示する点灯信号と、光量制御の実行を指示するAPC信号とが入力される。そして、点灯信号に従って該当する発光点を点灯させた状態で、レーザ光の光量を不図示のセンサにより検出する。VCSELドライバ120は、センサからのモニタ光量信号が光量指示信号と略一致するように、該当する発光点へ供給する駆動電流値を調整する。これをすべての発光点に関して行なうことより、すべての発光点の出力光量を制御することができる。VCSELドライバ120は、光量制御後は調整後の駆動電流値を保持し、点灯時には、調整された駆動電流値の電流を供給する。
次に、第1のVCSEL101および第2のVCSEL110の構成を説明する。
第1のVCSEL101および第2のVCSEL110は、複数の半導体レーザ(発光点)が平面内に二次元配列されており、複数のレーザ光を同時に出力することができる。レーザ露光装置25は、このような第1のVCSEL101および第2のVCSEL110を光源として用いることで、複数のレーザ光を同時走査させることを可能としている。
ここで、図3は、第1のVCSEL101の平面図であり、図4は、第2のVCSEL110の平面図である。まず、図3に示したように、第1のVCSEL101には、それぞれ所定の間隔で、主走査方向に等間隔に4個、副走査方向に等間隔に4個の計16個の微小スポット径の発光点(Ch1−1〜Ch1−16)が2次元的に配置されている。また、主走査方向に並んだ発光点(Ch1−1〜Ch1−16)は、副走査方向に隣り合う発光点(例えば、Ch1−1とCh1−5)の距離を4等分した距離を1ステップとし、副走査方向に1ステップずつ段階的にずれるように配置されている。すなわち、副走査方向に限ってみれば、1ステップ毎に発光点(Ch1−1〜Ch1−16)が配置されていることになる。このように副走査方向に段階的にずらして発光点(Ch1−1〜Ch1−16)を配置することにより、すべての発光点(Ch1−1〜Ch1−16)が異なる走査線を走査することができるように構成されている。
このような構成により、レーザ露光装置25は第1のVCSEL101により16本の走査線を同時に走査することができる。それにより、図5(感光体ドラム31上でのレーザスポットの副走査方向の位置を説明する図)の(a)に示したように、レーザ露光装置25は第1のVCSEL(Ch1)101により例えば2400dpiの高精細画像を形成することが可能である。
一方、図4に示したように、第2のVCSEL110には、所定の間隔で、主走査方向および副走査方向に等間隔に段階的にずれるように、4個の大径のスポット径の発光点(Ch2−1〜Ch2−4)が2次元的に配置されている。また、発光点(Ch2−1〜Ch2−4)は、副走査方向に隣り合う発光点(Ch2−1〜Ch2−4)の距離が、例えば第1のVCSEL101での副走査方向に隣り合う発光点(例えば、Ch1−1とCh1−5)の距離と同じ距離で等間隔に段階的にずれるように配置されている。このように副走査方向に段階的にずらして発光点(Ch2−1〜Ch2−4)を配置することにより、すべての発光点(Ch2−1〜Ch2−4)が異なる走査線を走査することができるように構成されている。
このような構成により、レーザ露光装置25は第2のVCSEL110(Ch2)により4本の走査線を同時に走査することができる。それにより、図5(b)に示したように、レーザ露光装置25は第2のVCSEL110により例えば600dpiの通常密度の画像を形成することが可能である。
ここで、第1のVCSEL101および第2のVCSEL110の構造を説明する。図6は、(a)が第1のVCSEL101の断面構成図であり、(b)が第2のVCSEL110の断面構成図である。第1のVCSEL101および第2のVCSEL110は、半導体基板201上に積層された半導体層をエッチングすることで形成されたポスト200Aおよびポスト200Bからなる、所謂選択酸化型の面発光レーザで構成されている。
具体的には、図6に示したように、第1のVCSEL101および第2のVCSEL110は、n型のGaAsからなる半導体基板201、n型の下部多層半導体反射膜202、アンドープのスペーサ層とアンドープの量子井戸層とアンドープの障壁層との複数層積層体よりなる活性領域203、AlAs(アルミニウム・砒素)酸化物よりなる酸化アパーチャ204A,204B、p型の上部多層反射膜205、p型のコンタクト層206、層間絶縁膜207、中心部分に開口を有するp側の電極アパーチャ208、n側全面電極209、レーザ光出射口210で構成されている。ここで、酸化アパーチャ204A,204Bは、AlAs層を高温水蒸気によりポスト側壁から酸化を進行させて作製したもので、ポスト外周部は絶縁性のAlAs酸化領域とし、中心部分は酸化させずにAlAsを残して導電性の領域(開口)としたものである。
このように、第1のVCSEL101および第2のVCSEL110では、AlAs層のポスト外周部を選択的に酸化し、この酸化物により形成された酸化アパーチャ204A,204Bを形成することにより、注入された電流が活性領域203の中心部に狭窄され、電流密度が高められてレーザ発振に至る。
そして、第1のVCSEL101では、酸化アパーチャ204Aの開口径は充分に微小(例えば、3.5μm程度)に形成されているため、レーザ光出射口210から出射されるレーザ光は、基本単一横モード(シングルモード)で発振する。それにより、第1のVCSEL101の発光点からのレーザ光は、微小なレーザスポットに集光することが可能となる。そのため、上記したように、第1のVCSEL101により例えば2400dpiの高精細画像を形成することができる。
これに対し、第2のVCSEL110では、酸化アパーチャ204Bの開口径は大径に形成されている。そのため、第2のVCSEL110のレーザ光出射口210から出射されるレーザ光は、複数のモードが同時に振動するマルチモードとなる。レーザ光がマルチモードである場合には、光学系により微小なレーザスポットに集光することが困難となる。そのため、第2のVCSEL110においては、600dpi程度の解像度を形成することが限界である。ところがその一方で、第2のVCSEL110がマルチモードレーザで構成されることで、大きなレーザ光量を出力することができる。
そのため、本実施の形態のレーザ複写機1において、第2のVCSEL110は透明(I)トナー層を形成する際に使用する光源として好適である。すなわち、透明(I)トナー層の形成時には、感光体ドラム31にベタ状画像の静電潜像を形成するために、レーザ露光装置25からの露光時間は長時間(点灯デューティが高い)となる。そのため、透明(I)トナー層の形成に際してマルチモードの第2のVCSEL110を用いれば、第2のVCSEL110には出力光量に余裕があるため、露光時間が長時間となっても、第2のVCSEL110の発光点は劣化し難い。すなわち、透明(I)トナー層の形成時に第2のVCSEL110を用いることにより、レーザ露光装置25の寿命を長くすることができる。また、透明(I)トナー層の形成には高解像度を必要としないので、第2のVCSEL110を充分に使用することができる。
なお、透明(I)トナー層の形成に際してシングルモードの第1のVCSEL101を用いるとすれば、光量に余裕がないため発光点は劣化し易くなり、レーザ露光装置25の寿命は短いものとなる。
そこで、本実施の形態のレーザ複写機1においては、文字や図形、写真等といった情報性を有する画像を形成する際には、レーザ露光装置25での光源としてシングルモードの第1のVCSEL101を用い、透明(I)トナーによるオーバーコートを形成する際には、レーザ露光装置25での光源としてマルチモードの第2のVCSEL110を用いている。そのため、シングルモードの第1のVCSEL101による微小なレーザスポットにより、文字や図形、写真等といった情報性を有する画像を例えば2400dpiの高精細画像で形成することが可能となる。それと同時に、長寿命なマルチモードの第2のVCSEL110により、透明(I)トナー等によるオーバーコートを長期に亘って形成することも可能となり、画像領域の全面または一部の領域の光沢性を高めて、画像全体の品位を向上させることができる。
次に、VCSELドライバ120から第1のVCSEL101および第2のVCSEL110に対して出力されるレーザ駆動信号について述べる。図7は、第1のVCSEL101に対して情報性を有する通常の画像を形成するレーザ駆動信号を出力し、第2のVCSEL110に対してベタ状画像を形成するレーザ駆動信号を出力する際の、VCSELドライバ120から出力されるレーザ駆動信号のタイミングチャートを表したものである。
図7に示したように、第1のVCSEL101では、主走査方向に関して同一の位置に配設された発光点は、同一のタイミングで、それぞれの発光点に対応したレーザ駆動信号が出力される。一方、主走査方向に段階的にずれて配設された発光点については、その配置位置の主走査方向のずれ量に対応したタイミングだけ遅延させて、それぞれの発光点に対応したレーザ駆動信号が出力される。具体的には、主走査方向の最上流側に位置する発光点、すなわち、最初にCh1−1,Ch1−5,Ch1−9,Ch1−13(図3参照)に対して同じタイミングで、レーザ駆動信号の出力が開始される。引き続いて、配置位置の主走査方向のずれ量に対応した時間だけ遅延させて、Ch1−2,Ch1−6,Ch1−10,Ch1−14に対するレーザ駆動信号の出力が同じタイミングで開始される。同様にして、Ch1−3,Ch1−7,Ch1−11,Ch1−15、さらには、Ch1−4,Ch1−8,Ch1−12,Ch1−16に対して、配置位置の主走査方向のずれ量に対応した時間だけ遅延させたレーザ駆動信号の出力がそれぞれ同じタイミングで開始される。
第2のVCSEL110についても、同様である。なお、図7では、第2のVCSEL110により画像領域の全面を露光する場合を想定している。
また、第2のVCSEL110では、上記したように、透明(I)トナー等によるオーバーコートを形成する場合のほかに、透明(I)トナーに代えて淡い色のトナー、例えば淡いマゼンタや淡いシアン等のトナーを用いて、所望の形状(四角形や円形等)や模様(例えば、市松模様や千鳥模様等)を重畳して画像形成することで、画像上に様々な地模様を形成すること等も可能である。その場合には、その地模様に対応したレーザ駆動信号が出力されるのは、言うまでもない。
なお、このような形状や模様を、例えばユーザインターフェースからの入力により、ユーザが指定できるように構成することも可能である。この場合には、制御部60は、画像領域の中のユーザから指定された形状や模様を露光する制御信号をレーザ露光装置25に対して出力し、レーザ露光装置25は、制御部60からの制御信号に基づいて感光体ドラム31の所定領域を指定された形状や模様に露光する。
さらに、透明(I)トナー等を用いて、スラッシュ「/」やバックスラッシュ「\」等の斜線や、ドットパターン等を用いたコード化された情報を形成することも可能である。それにより、画像上に目視できない隠された情報を形成することもできる。
ところで、本実施の形態のレーザ露光装置25では、シングルモードの第1のVCSEL101とマルチモードの第2のVCSEL110とをそれぞれ別体に構成している。しかし、本発明は、このような構成に限定されず、文字や図形、写真等といった通常の画像を形成する際には、シングルモードのレーザ光源を用い、透明(I)トナー等によるオーバーコート(ベタ状画像)を形成する際には、マルチモードのレーザ光源を用いる構成であれば、その形態は限定されない。
例えば、シングルモードのVCSELとマルチモードのVCSELとを一体に構成したVCSELを用いてレーザ露光装置25の構成することもできる。図8は、シングルモードのVCSEL(第1のレーザ光源)とマルチモードのVCSEL(第2のレーザ光源)とを一体に構成した第3の面発光レーザ(VCSEL)115を搭載したレーザ露光装置25の構成を説明する図である。図8(a)はレーザ露光装置25の平面図であり、図8(b)はそのXX断面図である。図8に示したように、第3のVCSEL115を用いた場合にも、レーザ露光装置25の構成は図2の場合の構成と基本的に同様である。ただし、光源が第3のVCSEL115の1つであることから、構成を簡略化することが可能となり、レーザ露光装置25の製造コストを安価にすることが可能となる。
また、図9は、第3のVCSEL115の構成を説明する平面図である。図9に示したように、シングルモードのVCSEL(Ch1−1〜Ch2−16)とマルチモードのVCSEL(Ch2−1〜Ch2−4)とが同一の基板に形成されている。シングルモードのVCSEL(Ch1−1〜Ch2−16)の配列は、上記した第1のVCSEL101(図2参照)と同様である。また、マルチモードのVCSEL(Ch2−1〜Ch2−4)は、副走査方向に1列(主走査方向位置は同じ)に配列している。このように、シングルモードのVCSEL(Ch1−1〜Ch1−16)とマルチモードのVCSEL(Ch2−1〜Ch2−4)とが同一の基板に形成することで、レーザ露光装置25における光源をさらに安価に製造することが可能である。
さらに、レーザ露光装置25における光源として、上記したVCSEL(面発光レーザ)に限らず、端面発光レーザを用いることも可能である。
以上説明したように、本実施の形態のレーザ複写機1では、文字や図形、写真等といった情報性を有する画像を形成する際には、レーザ露光装置25での光源としてシングルモードの第1のVCSEL101を用い、透明(I)トナー等によるオーバーコート(ベタ状画像)を形成する際には、レーザ露光装置25での光源としてマルチモードの第2のVCSEL110を用いている。そのため、シングルモードの第1のVCSEL101による微小なレーザスポットにより、文字や図形、写真等といった情報性を有する画像を例えば2400dpiの高精細画像で形成することが可能となる。それと同時に、長寿命のマルチモードの第2のVCSEL110により、透明(I)トナー等によるオーバーコートを長期に亘って形成することも可能となる。それにより、画像領域の全面または一部の領域の光沢性を高めて、画像全体の品位を向上させたり、画像全体を様々な地模様で装飾することが可能となる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、同一の感光体ドラム31上に順次各色の画像を形成する所謂ロータリー方式のカラー画像形成装置について説明した。実施の形態2では、複数の感光体ドラム31上にそれぞれ各色の画像を形成する所謂タンデム方式のカラー画像形成装置について説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。また、一部の構成要素については省略している。
図10は本実施の形態が適用される画像形成装置の一例としてのデジタルカラープリンタ2を示した図である。図10に示すデジタルカラープリンタ2は、所謂タンデム型であり、各色の画像データに対応して画像形成を行なう画像形成プロセス部20、画像形成プロセス部20を制御する制御部60、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3や画像読取装置4に接続され、これらから受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理部(IPS:Image Processing System)22を含んで構成されている。
画像形成プロセス部20は、一定の間隔を置いて並列的に配置される5つの画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kを備えている。画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kは、静電潜像を形成してトナー像を担持する像担持体としての感光体ドラム31、感光体ドラム31の表面を所定電位で一様に帯電する帯電ロール32、感光体ドラム31上に形成された静電潜像を現像する現像器33I,33Y,33M,33C,33K、転写後の感光体ドラム31表面を清掃するドラムクリー34を含んで構成されている。また、画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kのそれぞれの感光体ドラム31を露光するレーザ露光部の一例としてのレーザ露光装置26が設けられている。
ここで、各画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kは、現像器33I,33Y,33M,33C,33Kに収納されたトナーを除いて、略同様に構成されている。そして、画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kは、それぞれが透明(I)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
また、画像形成プロセス部20は、各画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kの感光体ドラム31にて形成された各色のトナー像が多重転写される中間転写ベルト41、各画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kの各色トナー像を一次転写部T1にて中間転写ベルト41に順次転写(一次転写)させる一次転写ロール42、中間転写ベルト41上に転写された重畳トナー像を二次転写部T2にて記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写ロール50、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着器80を備えている。
本実施の形態のデジタルカラープリンタ2では、画像形成プロセス部20は、制御部60から供給される制御信号に基づいて画像形成動作を行なう。その際に、PC3や画像読取装置4から入力された画像データは、IPS22によって画像処理が施され、レーザ露光装置26に供給される。そして、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kにおいては、例えばイエロー(Y)の画像形成ユニット30Yでは、帯電ロール32により所定電位で一様に帯電された感光体ドラム31の表面が、IPS22から得られた画像データに基づいてレーザ露光装置26により走査露光されて、感光体ドラム31上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器33Yにより現像され、感光体ドラム31上にはYのトナー像が形成される。同様に、画像形成ユニット30M,30C,30Kにおいても、M、C、Kの各色トナー像が形成される。
一方、画像形成ユニット30Iにおいては、制御部60からの制御信号に基づいて、レーザ露光装置26は感光体ドラム31を全面露光する。それにより、全画像領域にベタ状画像の静電潜像を形成する。そして、透明(I)トナーが収容された現像器33Iにより、全画像領域を透明(I)トナーで現像する。なお、その際に、画像領域の中の一部の領域のみを露光するように設定することも可能である。例えば、ユーザインターフェースからの入力により、透明(I)トナーによる現像領域をユーザが指定できるように構成することも可能である。この場合には、制御部60は、画像領域の中のユーザから指定された領域のみを露光する制御信号をレーザ露光装置26に対して出力し、レーザ露光装置26は、制御部60からの制御信号に基づいて、画像形成ユニット30Iにおける感光体ドラム31の所定領域を露光する。そして、その所定領域にのみ透明(I)トナーで現像されたベタ状画像を形成する。
各画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kで形成された各色トナー像は、図10の矢印F方向に回動する中間転写ベルト41上に、一次転写ロール42により順次静電吸引され、中間転写ベルト41上に重畳されたトナー像が形成される。重畳トナー像は、中間転写ベルト41の移動に伴って二次転写ロール50が配設された二次転写部T2に搬送される。重畳トナー像が二次転写部T2に搬送されると、トナー像が二次転写部T2に搬送されるタイミングに合わせて用紙Pが二次転写部T2に供給される。そして、二次転写部T2にて二次転写ロール50により形成される転写電界により、重畳トナー像は搬送されてきた用紙P上に一括して静電転写される。
その後、重畳トナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト41から剥離され、定着器80まで搬送される。定着器80に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着器80によって熱および圧力による定着処理を受けることで用紙P上に定着される。そして定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置の排出部に設けられた排紙載置部91に搬送される。
ここで、本実施の形態のデジタルカラープリンタ2に搭載されるレーザ露光装置26について説明する。図11は、本実施の形態のレーザ露光装置26を説明する図である。図11(a)はレーザ露光装置26の平面図であり、図11(b)はそのXX断面図である。
図11に示したように、レーザ露光装置26は、微小スポット径を形成するシングルモードのVCSEL(第1のレーザ光源)と、大径のスポット径を形成するマルチモードのVCSEL(第2のレーザ光源)とが一体に構成された第4の面発光レーザ(VCSEL)130(例えば、図9の構成と同様)を備えている。また、走査光学系として、コリメータレンズ102、シリンドリカルレンズ103、レーザ光Lを副走査方向に偏向することが可能な偏向ミラー114、例えば正六角面体で形成された回転多面鏡(ポリゴンミラー)104、fθレンズ105、それぞれ画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kに対応して配設された折り返しミラー113I,113Y,113M,113C,113K、それぞれ画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kに対応して配設されたシリンドリカルミラー106I,106Y,106M,106C,106Kを含んで構成されている。なお、レーザ光LをSOSセンサ(受光素子)に向けて反射する反射ミラーおよびSOSセンサ(受光素子)は省略している。また、レーザ露光装置26は、レーザ光Lを感光体ドラム31に向けて照射する露光口(不図示)が形成されたハウジング150a内に配設されて光学ユニット150を構成している。
なお、図11では、各々の状態で示したレーザ光Lの光路(1本の直線)は代表光線を示し、この周りに存在する複数本の光ビームは各感光体ドラム31を同時に露光する。
本実施の形態のレーザ露光装置26では、図12(レーザ露光装置26の光路説明図)に示したように、第4のVCSEL130の各発光点から出射された複数(副走査方向に並んだシングルモードの16本およびマルチモードの4本)のレーザ光Lは、コリメータレンズ102によって略平行光とされ、シリンドリカルレンズ103によって副走査方向に収束されて、ポリゴンミラー104の偏向反射面104aに入射する。ポリゴンミラー104に入射した複数のレーザ光Lは、ポリゴンミラー104の回転によって偏向される。
ポリゴンミラー104の回転によって偏向された複数のレーザ光Lは、fθレンズ105に入射する。fθレンズ105に入射した複数のレーザ光Lは、感光体ドラム31の周面上でレーザ光Lを主走査方向に等速度で走査される。
fθレンズ105を透過した複数のレーザ光Lは、それぞれ折り返しミラー113I,113Y,113M,113C,113K、および副走査方向にのみ屈折力(パワー)を有するシリンドリカルミラー106I,106Y,106M,106C,106Kによって、各画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kの感光体ドラム31の周面上に結像される。
このように、本実施の形態のレーザ露光装置26では、16本または4本のレーザ光Lによって各画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kの感光体ドラム31の周面上を走査して、16本または4本の走査線の画像を書き込むことができる。
また、ポリゴンミラー104の複数の偏向反射面104aの倒れ差を補正(面倒れ補正)するために、ポリゴンミラー104の偏向反射面104aと感光体ドラム31の周面の走査位置とを共役な関係とすることが一般的であるが、レーザ露光装置26ではこの共役関係も同時に満たしている。
そして、本実施の形態のデジタルカラープリンタ2での画像形成動作時には、レーザ露光装置26により、画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kの5つの感光体ドラム31がドラムピッチだけデータ遅延したレーザ光Lにより同時に露光される(図11参照)。
すなわち、第4のVCSEL130から出射されたレーザ光Lは、コリメータレンズ102およびシリンドリカルレンズ103を通過後、偏向ミラー114によって副走査方向に所定の偏向角を持って反射される。偏向ミラー114で反射されたレーザ光Lは、ポリゴンミラー104により等角速度的に反時計回り(矢印C方向)に走査される。その後、fθレンズ105を透過して折り返しミラー113Iによって反射され、さらにシリンドリカルミラー106Iによって反射されて、画像形成ユニット30Iの感光体ドラム31を露光する。一方、異なる方向に反射された別のレーザ光Lは、ポリゴンミラー104、fθレンズ105、折り返しミラー113Y、シリンドリカルミラー106Yを透過して、画像形成ユニット30Yの感光体ドラム31を露光する。
同様に、異なる方向に反射された別のレーザ光Lは、ポリゴンミラー104、fθレンズ105、折り返しミラー113M、シリンドリカルミラー106Mを透過して、画像形成ユニット30Mの感光体ドラム31を露光する。そして、さらに異なる方向に反射された別のレーザ光Lは、ポリゴンミラー104、fθレンズ105、折り返しミラー113C、シリンドリカルミラー106Cを透過して、画像形成ユニット30Cの感光体ドラム31を露光する。そして、さらに異なる方向に反射された別のレーザ光Lは、ポリゴンミラー104、fθレンズ105、折り返しミラー113K、シリンドリカルミラー106Kを透過して、画像形成ユニット30Kの感光体ドラム31を露光する。このようにして、各画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kの5つの感光体ドラム31に静電潜像が形成される。
ここで、本実施の形態のレーザ露光装置26では、第4のVCSEL130は、微小スポット径を形成するシングルモードのVCSELが画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの感光体ドラム31を露光し、大径のスポット径を形成するマルチモードのVCSELが画像形成ユニット30Iの感光体ドラム31を露光するように構成されている。
図13は、第4のVCSEL130からのレーザ光Lによる各画像形成ユニット30I,30Y,30M,30C,30Kの5つの感光体ドラム31上でのレーザスポットの大きさを比較した図である。また、図14は、感光体ドラム31上でのレーザスポットの副走査方向の位置を説明する図である。図13に示したように、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kでは、シングルモードのVCSEL(Ch1)による微小なレーザスポットにより、文字や図形、写真等といった通常の画像を例えば2400dpiの高精細画像(図14(a)も参照)で形成することが可能である。また、画像形成ユニット30Iでは、長寿命なマルチモードのVCSEL(Ch2)により、ベタ状画像を例えば600dpiの通常の解像度(図14(b)も参照)で形成することが可能である。そのため、画像形成ユニット30Iでは、上述したように、透明(I)トナー等によるオーバーコートを長期に亘って形成することも可能となり、画像領域の全面または一部の領域の光沢性を高めて、画像全体の品位を向上させることができる。
なお、画像の光沢性を効果的に高めるためには、画像の表面(最上面)に透明(I)トナー層が形成されるのが好ましい。したがって、中間転写ベルト41による中間転写プロセスを考慮して、画像形成ユニット30Iを中間転写ベルト41の最上流部に配置し、最初に透明(I)トナー像を中間転写ベルト41上に転写することが好ましい。
このように、本実施の形態のデジタルカラープリンタ2においても、文字や図形、写真等といった情報性を有する画像を形成する際には、レーザ露光装置26での光源として第4のVCSEL130の中のシングルモードのVCSELを用い、透明(I)トナー等によるオーバーコートを形成する際には、レーザ露光装置26での光源として第4のVCSEL130の中のマルチモードのVCSELを用いている。そのため、シングルモードのVCSELによる微小なレーザスポットにより、文字や図形、写真等といった情報性を有する画像を例えば2400dpiの高精細画像で形成することが可能となる。それと同時に、長寿命のマルチモードのVCSELにより、透明(I)トナー等によるオーバーコートを長期に亘って形成することも可能となる。それにより、画像領域の全面または一部の領域の光沢性を高めて、画像全体の品位を向上させたり、画像全体を様々な地模様で装飾することが可能となる。
実施の形態1が適用されるカラー複写機を示した図である。 レーザ露光装置の構成を説明する図である。 第1のVCSELの平面図である。 第2のVCSELの平面図である。 感光体ドラム上でのレーザスポットの副走査方向の位置を説明する図である。 第1のVCSELおよび第2のVCSELの断面構成図である。 VCSELドライバから出力されるレーザ駆動信号のタイミングチャートである。 第3のVCSELを搭載したレーザ露光装置の構成を説明する図である。 第3のVCSELの構成を説明する平面図である。 実施の形態2が適用されるデジタルカラープリンタを示した図である。 レーザ露光装置を説明する図である。 レーザ露光装置の光路説明図である。 感光体ドラム上でのレーザスポットの大きさを比較した図である。 感光体ドラム上でのレーザスポットの副走査方向の位置を説明する図である。
符号の説明
1…カラー複写機、2…デジタルカラープリンタ、10…画像読取部、20…画像形成プロセス部、22…画像処理部(IPS)、25,26…レーザ露光装置、30I,30Y,30M,30C,30K…画像形成ユニット、31…感光体ドラム、60…制御部、100…光学ユニット、101…第1の面発光レーザ(VCSEL)、102,112…コリメータレンズ、103…シリンドリカルレンズ、104…回転多面鏡(ポリゴンミラー)、105…fθレンズ、106,106I,106Y,106M,106C,106K…シリンドリカルミラー、107…反射ミラー、108…SOSセンサ(受光素子)、109…露光口、110…第2の面発光レーザ(VCSEL)、111…光路合成部材、113I,113Y,113M,113C,113K…折り返しミラー、114…偏向ミラー、115…第3の面発光レーザ(VCSEL)、120…VCSELドライバ、130…第4の面発光レーザ(VCSEL)

Claims (13)

  1. 感光体と、
    前記感光体を複数のレーザ光により走査露光するレーザ露光部とを備え、
    前記レーザ露光部は、前記感光体上にて異なる走査線を形成する複数の発光点により構成されたシングルモード発振する第1のレーザ光源と、当該感光体上にて異なる走査線を形成する複数の発光点により構成されたマルチモード発振する第2のレーザ光源とを有し、当該第2のレーザ光源を用いてコード化された情報の静電潜像を当該感光体の画像形成領域の全面または一部領域に形成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記レーザ露光部は、前記第1のレーザ光源を用いて情報性を有する画像の静電潜像を形成し、前記第2のレーザ光源を用いて前記情報性を有する画像に重畳させる画像の静電潜像を形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記感光体上に静電潜像として形成される画像の形状または模様、および/または当該画像を形成する領域を指示する制御部をさらに備え、
    前記レーザ露光部は、前記第2のレーザ光源を用いて、前記制御部の指示に基づく静電潜像を前記感光体に形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記レーザ露光部は、前記第2のレーザ光源を用いてベタ状画像の静電潜像を前記感光体の画像形成領域の全面または一部領域に形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記レーザ露光部の前記第2のレーザ光源により形成された静電潜像を透明トナーまたは淡色トナーにより現像する現像部をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記レーザ露光部は、前記第1のレーザ光源および前記第2のレーザ光源がともに複数の発光点を平面上に二次元配列した面発光レーザで構成されたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記レーザ露光部は、前記第1のレーザ光源が端面からレーザ光を発光する端面発光レーザで構成され、前記第2のレーザ光源が複数の発光点を平面上に二次元配列した面発光レーザで構成されたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記レーザ露光部は、前記第2のレーザ光源の発光領域の径が前記第1のレーザ光源の発光領域の径よりも大きく形成されたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 前記レーザ露光部は、前記第1のレーザ光源による前記感光体上での露光密度が前記第2のレーザ光源による当該感光体上での露光密度よりも高いことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 並列に配置された複数の感光体と、
    前記複数の感光体の各々を複数のレーザ光により走査露光し、当該複数の感光体の各々にて、基本色としてのイエロー色、マゼンタ色、シアン色、黒色、および当該基本色以外の色のいずれかの色のトナー像を形成するための静電潜像を形成するレーザ露光部とを備え、
    前記レーザ露光部は、前記複数の感光体の中の1の感光体を露光するとともに、当該感光体上にて異なる走査線を形成する複数の発光点により構成されたマルチモード発振する第2のレーザ光源と、当該1の感光体以外の感光体を露光するとともに、当該感光体上にて異なる走査線を形成する複数の発光点により構成されたシングルモード発振する第1のレーザ光源とを有し、前記基本色以外の色のトナー像を形成するための静電潜像が形成される前記感光体に対して、当該第2のレーザ光源を用いて露光することを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記レーザ露光部は、前記基本色トナー像を形成する静電潜像が形成される前記感光体に対して、前記第1のレーザ光源を用いて露光することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記レーザ露光部は、前記第1のレーザ光源が端面からレーザ光を発光する端面発光レーザで構成され、前記第2のレーザ光源が複数の発光点を平面上に二次元配列した面発光レーザで構成されたことを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  13. 前記レーザ露光部は、前記第2のレーザ光源の発光領域の径が前記第1のレーザ光源の発光領域の径よりも大きく形成されたことを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
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