JP2004012880A - 画像形成方法および装置 - Google Patents

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Yoshio Ikeda
池田 美穂
Kunio Yamada
山田 邦夫
Makoto Hirota
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Kengo Shinozaki
篠崎 謙吾
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Abstract

【課題】用紙の汎用性を高くするとともに、容易に、かつ、低コストで偽造防止や抑止対策、原本性保証機能を有する印刷物等を作成することのできる画像形成方法および装置を提供する。
【解決手段】光沢画像蓄積部15に蓄積されている光沢画像データに基づいて、画像蓄積部13に蓄積されている可視画像データと画像表面の光沢差で視認可能な光沢画像を形成するとともに、その光沢画像を形成する記録材料と同一の記録材料を用いて埋込情報入力部16から入力された埋込情報をコード変換部17でデジタル情報であるコード画像に変換したコード画像を目視では視認不可能な画像として同時に形成する。いずれの画像の形成も画像出力部22で行う。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像形成方法および装置に関し、特に、有価証券や機密文書、証明書類等の偽造防止・抑止対策や原本性保証機能を有する印刷物を提供する画像形成方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、有価証券や機密文書等の印刷物の偽造防止等を目的とした様々な技術がある。このような技術の中で、最も古くから利用されているものとしては、「透かし技術」がある。これは透かし画像部の用紙の厚みを薄く、または厚く抄造する方法であるが、用紙抄造時に透かし模様が固定されてしまうという原理的な制約があった。
【0003】
そのため、用紙抄造に依存せずに印刷物の偽造防止を可能にする技術として、次のようなものが提案されている。
【0004】
まず、最初に、電子写真方式を用いた技術を説明する。この技術は、例えば、特開昭63−165870号公報や特開昭63−165871号公報に記載されているように、電子写真方式によるトナーの定着時に表面が平滑となる透明トナーあるいは白トナーを用いて、透かし模様となる原稿画像を複写形成する。これにより、通常の画像としては容易に視認できないが、背面から光を紙に透過させることにより、透かし画像として認識可能となる画像を形成している。
【0005】
しかしながら、この技術では、厚紙等の光透過率が低い用紙を利用した場合には、十分な透かし画像としての効果が得られないこととなる。
【0006】
次に、透かし画像を形成する技術について説明する。この技術は、例えば、特開平6−15794号公報や特開平5−112092号公報、特開平7−299977号公報、特開平9−30162号公報に記載されているもので、樹脂やフィルム等の記録媒体中に可視画像担持層および透かし画像保持層等の複数の層を形成している。
【0007】
しかしながら、この技術では、記録媒体のコストが高くなるとともに、透かし画像形成工程、各層の貼り付け、形成工程などを要するため、多大な作成時間がかかるものである。
【0008】
また、特開2001−150480号公報に記載のものは、透かし画像の凹凸を射出成形で作成するものであるが、この技術は、模様変更に金型の作り替えが必要となり、時間や金型製作コストがかかるため、少量多品種には対応し難いものであった。
【0009】
また、特開平7−150093号公報に記載されている技術は、インクにより紙の透過率を変化させているが、この技術は、浸透性の良いインクを使用するため、滲みの発生を防止するため印刷後、輻射光線にて硬化させるなどの特別な処理が必要となり、工程も複雑でコストも高くなってしまう。
【0010】
また、これらの透かし以外を利用した技術としては、目視では視認不可能なデジタルコードなどの画像情報を可視画像中に付加する技術がある。
【0011】
これは、書類の真偽判定用の情報等を印刷物に埋め込むことにより、特定の装置で読み出し、照合することにより、改ざんの有無を判定でき、万が一偽造された場合の悪用を防ぐことができるものである。このような技術としては、次のものが実用化、あるいは提案されている。
【0012】
1つ目の技術は、カラー複写機において、カラートナーにより微小ドット画像を重畳させるものであり、多くのカラー複写機に採用されている公知の技術である。また、目視では認識が困難な微小ザイズの画像を、一定の変調量で可視画像に重畳して書き込むものである。
【0013】
しかし、これらのものは同じ色の可視のカラー画像に重なるケースにおいては、色分解できないため、情報として判別不可能となり、埋め込み情報量を増やそうとすると、画像密度が高くなってしまうため、可視画像の色調を変化させてしまうことがあった。
【0014】
2つ目の技術は、不可視光に吸収域を有する透明な記録材料を用いて不可視の情報を付加するものである。
【0015】
これは、赤外や紫外域に吸収をもつ透明な記録材料を用いるものであるが、自然光下では、このような記録材料で形成された画像は目視では全く認識することができないため、偽造に対する抑止効果がない上、偽造物との区別ができないというものであった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の技術は、偽造防止や抑止対策、原本性保証機能を有する印刷物を作成する際、用紙の汎用性が低かったり、高コストであったりといったものであった。
【0017】
そこで、この発明は、用紙の汎用性を高くするとともに、容易に、かつ、低コストで偽造防止や抑止対策、原本性保証機能を有する印刷物等を作成することのできる画像形成方法および装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、原画像に対応する画像を記録媒体上に形成する画像形成方法において、第1の原画像に対応する第1の画像を該第1の原画像に応じた色の記録材料で形成し、第2の原画像に対応する第2の画像を略透明の記録材料で形成することを特徴とする。
【0019】
また請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第1の画像および前記第2の画像は、電子写真方式で形成されることを特徴とする。
【0020】
また請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記第2の画像は、前記第1の画像に相対して指定された位置に形成されることを特徴とする。
【0021】
また請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記第2の原画像にカラー画像が含まれる場合は、前記第2の画像は、前記第2の原画像をグレーの階調画像に変換した画像であることを特徴とする。
【0022】
また請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記第2の画像は、視認可能な光沢画像と、該視認可能な光沢画像に比較して視認しにくい光沢画像との両方を含むことを特徴とする。
【0023】
また請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記第2の画像は、視認可能な光沢画像である場合は、前記第1の画像若しくは前記記録媒体との色差が5以下で、かつ、光沢度差が5以上の画像であり、視認しにくい光沢画像である場合は、前記第1の画像若しくは前記記録媒体との色差が5以下で、かつ、光沢度差が5以下の画像であることを特徴とする。
【0024】
また請求項7の発明は、請求項5の発明において、前記視認しにくい光沢画像は、ディジタル情報が含まれていることを特徴とする。
【0025】
また請求項8の発明は、請求項1の発明において、前記略透明の記録材料は、不可視領域における光吸収特性を有することを特徴とする。
【0026】
また請求項9の発明は、原画像に対応する画像を記録媒体上に形成する画像形成装置において、第1の原画像に対応する第1の画像を該第1の原画像に応じた色の記録材料で形成する第1の画像形成手段と、第2の原画像に対応する第2の画像を略透明の記録材料で形成する第2の画像形成手段とを具備することを特徴とする。
【0027】
また請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記第1の画像形成手段および前記第2の画像形成手段は、それぞれ電子写真方式で前記第1の画像と前記第2の画像とを形成することを特徴とする。
【0028】
また請求項11の発明は、請求項9の発明において、前記第2の画像の形成位置の指定を受け付ける画像形成位置指定手段をさらに具備し、前記第2の画像形成手段は、前記画像形成位置指定手段により指定された位置に前記第2の画像を形成することを特徴とする。
【0029】
また請求項12の発明は、請求項9の発明において、前記第2の原画像にカラー画像が含まれる場合に、該第2の原画像をグレーの階調画像に変換する画像変換手段をさらに具備することを特徴とする。
【0030】
また請求項13の発明は、請求項9の発明において、前記第2の画像は、視認可能な光沢画像と、該視認可能な光沢画像に比較して視認しにくい光沢画像との両方を含むことを特徴とする。
【0031】
また請求項14の発明は、請求項13の発明において、前記第2の画像は、視認可能な光沢画像であるときは、前記第1の画像若しくは前記記録媒体との色差が5以下で、かつ、光沢度差が5以上の画像であり、視認しにくい光沢画像であるときは、前記第1の画像若しくは前記記録媒体との色差が5以下で、かつ、光沢度差が5以下の画像であることを特徴とする。
【0032】
また請求項15の発明は、請求項13の発明において、前記視認しにくい光沢画像は、ディジタル情報を含むことを特徴とする。
【0033】
また請求項16の発明は、請求項9の発明において、前記略透明の記録材料は、不可視領域における光吸収特性を有することを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る画像形成方法および装置の一実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0035】
図1は、この発明に係る画像形成装置の機能的な構成例を示すブロック図である。同図に示すように、画像形成装置10は、画像読取部11と、入力画像処理部12、画像蓄積部13、光沢画像変換部14、光沢画像蓄積部15、埋込情報入力部16、コード変換部17、コード画像蓄積部18、条件入力部19、条件決定部20、出力画像処理部21、画像出力部22を具備して構成される。
【0036】
画像読取部11は、可視画像用の原稿と光沢画像用の原稿を読み取って、それぞれの画像データを生成する。入力画像処理部12は、画像読取部11が生成した画像データに対してシェーディング補正や色補正等の各種補正処理を施す。画像蓄積部13は、入力画像処理部12により補正処理が施された画像データのうち、可視画像用の原稿を読み取って生成された画像データを蓄積する。
【0037】
光沢画像変換部14は、入力画像処理部12により補正処理が施された画像データのうち、光沢画像用の原稿を読み取って生成された画像データを光沢画像データに変換する。光沢画像(詳細は後述)は、単色の記録材料により形成されるため、光沢画像データは単色の階調画像となる。したがって、入力された画像データがカラー画像のデータであれば、これを単色の階調画像データに変換することとなり、入力された画像データが単色の階調データであれば、変換は行わない。光沢画像蓄積部15は、光沢画像変換部14で変換された光沢画像データを蓄積する。
【0038】
埋込情報入力部16は、出力する画像に埋め込むべき、情報の入力を受け付ける。コード変換部17は、埋込情報入力部16に入力された埋込情報をディジタルのコード情報を表すコード画像に変換する。コード画像蓄積部18は、コード変換部17が変換したコード画像を蓄積する。
【0039】
条件入力部19は、出力画像に対する各種出力条件の入力を受け付ける。この条件入力部19が受け付ける出力条件には、可視画像に対する光沢画像の位置の指定や可視画像に対するコード画像の位置の指定等が含まれる。条件決定部20は、条件入力部19から入力された条件等に基づいて、可視画像に対する光沢画像やコード画像の位置等を決定し、決定した出力条件を出力画像処理部21に通知する。
【0040】
出力画像処理部21は、条件決定部20から通知された出力条件に基づいて、画像蓄積部13、光沢画像蓄積部15、コード画像蓄積部18からそれぞれ可視画像データ、光沢画像データ、コード画像データを取得し、出力用の画像データに変換し、これを画像出力部22へ出力する。出力用の画像データは、画像出力部22が要求する形式のものであり、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)、F(透明)の各色毎の画像データとなる。画像出力部22は、出力画像処理部21から入力された出力用の画像データに基づいて、用紙等の記録媒体上に画像を形成する。画像は、例えば、電子写真方式により形成される。
【0041】
なお、画像出力部22による画像の形成は、電子写真方式に限らず、他の方式によって行うようにしてもよい。その場合には、その前段の処理等で各方式に固有の処理が追加される場合がある。
【0042】
また、ここでは、画像形成装置10として、原稿を読み取って得た画像を出力する場合を説明したが、出力する画像は、コンピュータ装置等で生成した画像データに基づいて形成するようにしてもよい。コンピュータ装置等で生成した画像データを用いる場合には、可視画像用の画像データは、図示しないデータ入力部を介して画像蓄積部13に入力され、光沢画像用の画像データは、光沢画像変換部14(カラー画像の場合)または光沢画像蓄積部15(階調画像の場合)に入力される。コード画像が入力される場合は、コード画像蓄積部18に入力され、埋込情報が入力される場合には、コード変換部17に入力される。
【0043】
また、画像形成装置10は、実際の構成上は、埋込情報入力部16と条件入力部19をパネル装置等の同一の入力装置を利用して構成してもよい。
【0044】
次に、画像出力部22の構成例について説明する。図2は、画像出力部22の概略構成を示した図である。
【0045】
同図に示すように、画像出力部22は、静電潜像担持体221、帯電器222、露光装置223、ロータリー現像装置224、一次転写ロール225、クリーニングブレード226、中間転写体227、支持ロール228−1〜228−3、二次転写ロール229を具備して構成される。
【0046】
また、ロータリー現像装置224は、それぞれ、イエロー用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用、光沢画像およびコード画像用の現像剤を収容する5つの現像器224Y、224M、224C、224K、224Fを具備している。ここでは、画像出力部22が画像形成のための現像剤にトナーを用いることとし、現像器224Yにはイエロートナー、現像器224Mにはマゼンタトナー、現像器224Cにはシアントナー、現像器224Kにはブラックトナー、現像器224Fには透明トナーを収容するものとする。
【0047】
ここで、画像出力部22の動作について説明する。
【0048】
画像形成時には、まず、静電潜像担持体221が回転駆動され、帯電器222によって静電潜像担持体221の表面が一様に帯電される。その後、静電潜像担持体221に露光装置223によりイエロー用の像光が照射され、これにより、静電潜像担持体221に静電潜像が形成される。この静電潜像は、イエロー用の現像器224Yによって現像され、そのトナー像が一次転写225によって中間転写体227上に転写される。このとき、中間転写体227に転写されずに静電潜像担持体221に残ったトナーは、クリーニングブレード226によりクリーニングされる。
【0049】
以降、マゼンタ、シアン、ブラックの各色についても、同様に帯電器222による帯電と、露光装置223による像光の照射、各現像器224M、224C、224Kによるトナー像の形成、中間転写体227へのトナー像の転写が、順次行われる。
【0050】
このようにして、中間転写体227上に4色のトナー像の転写が終了すると、これに続いて、静電潜像担持体221が帯電器222により再び帯電され、露光装置223から光沢画像およびコード画像の像光が静電潜像担持体221に照射され、静電潜像担持体221上に静電潜像が形成される。この静電潜像は、光沢画像、コード画像用の現像器204Fによって現像され、現像されたトナー像が一次転写ロール225によって中間転写体227上に転写される。
【0051】
これらの処理により、中間転写体227上には、4色のトナー像が重ね合わされたフルカラー像(可視トナー像)と透明トナーによる透明像(光沢画像、コード画像)が形成されることとなる。そして、このフルカラー像と透明像は、二次転写ロール229により、一括して記録用紙250に転写される。
【0052】
これにより、記録用紙250上には、フルカラーの可視画像と目視による認識が可能な光沢画像、目視による認識が不可能なコード画像が混在した画像が形成されることとなる。
【0053】
次に、画像形成装置10による画像形成処理の流れを説明する。図3は、画像形成処理の流れを示すフローチャートであり、図4は、画像形成処理の流れを説明するための図である。
【0054】
画像形成装置10で画像形成を行う際には、まず、利用者が画像読取部11から可視画像の原稿401を入力する(ステップ301)。原稿401は、画像読取部11で読み取られ、これに基づいて画像データが生成される。生成された画像データは、入力画像処理部12で補正等の処理が施された後に、可視画像データとして画像蓄積部13に蓄積される(ステップ302)。
【0055】
続いて、利用者が画像読取部11から光沢画像の原稿402を入力する(ステップ303)。原稿402は、画像読取部11で読み取られ、これに基づいて画像データが生成される。生成された画像データは、入力画像処理部12で補正等の処理が施された後に、光沢画像変換部14で光沢画像データに変換される(ステップ304)。変換された光沢画像データは、光沢画像蓄積部15に蓄積される(ステップ305)。
【0056】
次に、利用者が埋込情報入力部16から埋込情報403を入力する(ステップ306)。入力された埋込情報は、コード変換部17でコード画像に変換され(ステップ307)、変換されたコード画像は、コード画像蓄積部18に蓄積される(ステップ308)。
【0057】
続いて、利用者が条件入力部19から光沢画像やコード画像の可視画像に対する位置等の諸条件を入力すると(ステップ309)、条件決定部20が、入力された諸条件に基づいて画像形成条件を決定する(ステップ310)。そして、出力画像処理部21が、決定された条件と蓄積された可視画像データ、光沢画像データ、コード画像データを取得して、各種画像処理を施し(ステップ311)、画像出力部22が画像を形成し(ステップ312)、処理を終了する。画像出力部22により形成された画像は、図4に示す出力画像404のようになる。
【0058】
なお、上述の説明では、利用者が可視画像原稿、光沢画像原稿、埋込情報、条件の順に入力を行う場合を説明したが、これらの入力順番は、どのような順番であってもよい。
【0059】
次に、画像形成装置10により生成する光沢画像とコード画像について説明する。まず、光沢画像は、周囲の可視画像あるいは用紙との光沢度の差が5以上で、かつ、色差が5以下となるように形成する。通常、印刷物を読む照明条件において、多くの人が画像の光沢の違いを識別できる条件は、光沢度の差が5以上、また、色の違いを識別できる条件は、色差が5以上であるといわれている。したがって、上述した条件で形成された画像は、多くの人には、色のない透明な光沢画像として認識されることとなる。このような光沢画像は、カラーまたは白黒等で表現された一般の可視画像中に重畳して形成しても、色調を変えることがないため、視認性を阻害することない。
【0060】
なお、ここでの光沢度とは、使用する光沢度計で決定される測定面積における値を示す。よって、コード画像部の場合はコードセルサイズが非常に小さいため、一般的な光度計の測定面積においては、コードセル画像と、その周囲画像を含んだ画像部の測定値を示す。
【0061】
一方、コード画像は、微少なサイズのセルで構成されるディジタルコード画像である。したがって、光沢画像を形成するのと同一の記録材料を用いて形成した場合、つまり、コード部の光沢度の差が5以上画像であっても、コードセルの面積が非常に小さいため、目視は分解認識できず、コード周囲画像を含めたマクロな画像面積における平均的な光沢度として感知される。よって、前述した光沢度計で測定されるようなコード画像がない領域の光沢度とコード画像部の平均光沢度の値の差が5以下であれば、目視ではほとんど認識することが不可能である。この場合、記録材料として、可視領域での吸収がほとんどなく、不可視領域において吸収を有する特性のものを用いることで、不可視の画像であっても、特定の読み取り装置において、不可視領域の光を照射し、反射率差によりコード画像を取り込んでデコードすることにより、情報を取り出すことが可能である。例えば、赤外領域に吸収を有する特性の記録材料を用いることで、赤外光を照射する読み取り装置において、情報の取得が可能となる。
【0062】
続いて、光沢画像やコード画像の記録材料(現像剤)として透明トナーを利用する場合の具体例を説明する。
【0063】
ここでは、非磁性トナーと磁性キャリアとを混合した二成分現像剤を用いるとする。このトナーとキャリアとを混合した現像剤としては、例えば、トナー濃度(TC:Toner Concentration)を8wt%、現像剤中のトナーの帯電量を−20μC/gとしたものを用いることができる。トナー濃度(TC)は、
TC[wt%]=現像剤に含まれるトナー重量[g]/現像剤の総重量[g]
で表される。
【0064】
このトナーとキャリアとを混合して現像剤としたときのトナーの電荷量は、高すぎるとトナーのキャリアに対する付着力が強くなりすぎて、トナーが現像されないといった現象が発生する。
一方、電荷量が低すぎるとトナーのキャリアに対する付着力が弱くなり遊離トナーによるトナークラウドが発生し、プリントにおけるカブリが問題となる。トナーを転移して良好な現像を行うという観点からは、現像剤中のトナーの電荷量が絶対値で5〜80μc/g、好ましくは、10〜60μC/gの範囲にあることが望ましい。
このトナーとして、ポリエステル樹脂と、無色の不可視光領域に吸収域をもつ顔料とを、特定の比率にて混練粉砕し、平均粒径が9μmのものを用いる。さらに、トナーの顔料の種類および含有量をトナーを均一に2.5μmの厚さとなるように溶融形成した時、可視光領域のすべての波長に対して、そのトナー層の分光透過率が0.9以上となるように調整する。
【0065】
これは、次の理由によるものである。上述の光沢画像用の透明トナーと一般的なカラートナーは同じ電子写真画像形成装置にて使用されるため、顔料等の色材を除いた樹脂は同じ組成にて作られている。このため、同じ用紙に、TMAが同一となるように画像を形成した場合、カラー画像部と光沢画像部の光沢度の値はほぼ同じになる。なお、TMAとは、画像を形成する単位面積あたりのトナー重量を指さし、
TMA=画像を形成するトナー重量/トナー層が形成された画像面積
で算出される。
【0066】
また、光沢度は用紙への依存度が大きい。これは用紙の表面性の差により、同じTMAで形成された画像においても、表面の凹凸や、粗さが異なってしまうためである。一般書類として多く用いられる用紙においては、紙繊維がトナーで埋まることにより、平滑化されていくため、TMAを増やすに従い光沢度は増加する傾向にある。一方、写真画像用に用いられるような表面が非常に平滑な用紙においては、逆に低下するケースもある。
【0067】
なお、ここでは、一般書類に使用される用紙のケースを取り上げ、光沢画像用トナーによる画像部の光沢度が、周囲に比べて高くなるケースについて説明する。図5に、2種類の用紙におけるTMAと光沢度の関係を示す。普通紙の中でもA紙は光沢度が発生しやすいものであり、B紙は光沢度が発生し難いものの一例である。
【0068】
用紙Bは表面が粗いか、もしくはトナーが溶融したとき浸透しやすい用紙であるため、TMAの増加に対して光沢度増加が緩やかなものである。光沢画像が目視で認識できるための光沢度差は5以上であり、用紙Bにおいてこれを満たすTMAは3g/mである。つまり、書類として用いる用紙については、TMAが3g/m以上であれば、目視にて認識可能な光沢画像を形成できるといえる。
【0069】
一方、色差であるが、同色であれば用紙への依存は小さく、トナー種(顔料種や顔料の含有量)、画像を形成するTMAおよび周囲の画像の色に依存する。一般的なフルカラートナーと光沢画像トナーについて、TMAに対して発生する色差の関係を図6に示す。TMAを増やすと、単位面積の画像中にトナーに含まれる顔料の量が増えるため色差が大きくなる。また、同一のTMAで形成された画像であっても、用紙が黒のような濃い色のものに対しては用紙との間に発生する色差は小さくなる。
【0070】
視認可能な光沢画像を形成するための条件であるTMAが3g/m以上にて、色差5以下の条件を満たすためには、図6中のラインAよりも傾きが小さい特性をもつトナーが必要である。ここで用いている光沢トナーは、最も色差が発生しやすい白色用紙においても、TMAが3g/mにおいて色差は1前後であり、上述の条件を十分に満たすものである。
【0071】
なお、カラートナーを用いてTMAが3g/mで画像を形成した場合においては、白色用紙との色差は70程度、黒色用紙との色差7程度であり、上述の条件を満たすような光沢画像を形成することは不可能である。
【0072】
さらに、色差は、トナーの分光特性と大きな相関があることがわかっている。トナー層の全可視波長領域における分光透過率分布における最小値が、0.9以上であれば色差が5以下となる条件を満たすことが実験的に得られている。
【0073】
なお、TMAが3g/mのトナーを溶融し、均一な層を形成するとその厚みは2.5μmであるが、このときの分光透過率が全可視波長領域において0.9以上を満たす特性のトナーであれば、上述の条件を満たす光沢画像を形成することが可能であるといえる。
【0074】
図7に示すように、ここで用いている光沢画像用のトナーは、分光透過率が0.95以上であり、十分に上述の条件を満たすものである。なお、2.5μmにおけるカラートナーは分光透過率が0.4〜0.6であり、上述の条件とはかけ離れた特性をもつものである。
【0075】
さらに、図8に示すように、TMA(トナー層の厚み)の増加に従い、透過率ピーク値も低下する。よってTMAに対して、図中ラインBより傾きの小さい特性を有するトナーであれば上述の条件を満たすことができる。
【0076】
なお、ここで用いた光沢トナーはTMAが10g/m以上であっても、分光透過率が0.9以上を満たすため、必要に応じてTMAを大きくすることにより、光沢画像の光沢度を上げるなどの制御が可能である。
【0077】
このような特性の光沢画像用のトナーを用いて形成した偽造防止・抑止目的とした文字、記号、模様などの光沢画像は、可視画像同様、視認し易いように比較的大きなサイズを有するものが有効である。
【0078】
一方、コード画像を構成するデジタルコードは、セルとよばれる非常に小さいサイズの画像が離散的に配置されている。このような画像は、光沢画像用のトナーにて、上述の条件で画像を形成しても、サイズが小さいために目視にて認識することは困難である。また、コード内のセル密度をあげたり、コードの書き込み領域をある程度大きくしても、色差の発生が小さいため、大量の情報量を埋め込めるものである。
【0079】
例えば、セルサイズが40〜200μmで、セルの書き込み密度が最大で60%となるデジタルコードを用いた場合、目視では視認不可能であり、かつ、特定の読み取り装置にて確実にデコードすることが可能である。
【0080】
なお、上述した従来技術において、偽造されたときの追跡を目的として画像形成装置の固有番号をイエロートナーのドットで書き込むものがあるが、可視画像にイエローが存在しないとき、面積密度が数%で色差5が発生してしまうため、最大でも100byte/cmの情報量しか付加することができなかった。これに対して、光沢画像用のトナーにおいては、セルサイズを80μmとしたとき、1kbyte/cmの情報量の埋め込みが可能であり、飛躍的に埋め込み情報量を増大させることができる。
【0081】
よって、これまでのように書類の真偽判定情報や、画像形成装置の固有情報といった比較的小さいサイズの情報だけでなく、機密情報等、隠蔽したい情報そのものをコード化して埋め込むことも可能である。
【0082】
次に、上述した具体的な光沢画像用のトナーを用いた場合を例として、条件決定部20の具体的な処理について説明する。
【0083】
条件決定部20は、条件入力部19から入力された用紙の種類やユーザーの好み、光沢画像やコード画像の指定位置、および可視画像の内容に応じて、視認可能な光沢画像と視認不可能なコード画像のそれぞれに対して、画像を形成する光沢画像用トナーのTMAや画像の面積密度を制御するものである。
【0084】
なお、ここでの画像密度とは、ある特定領域のトナー画像が形成された面積密度をさす。
【0085】
画像面積密度は、
画像面積密度=トナー像が形成された面積/画像を形成する全領域
で算出することができる。
【0086】
条件決定部20は、予め光沢画像を形成する条件を決めるための参照データやコード画像を形成するための条件参照データをそれぞれ有している。
【0087】
光沢画像については、用紙およびコード周囲の可視画像色毎に光沢トナー画像部の画像密度とその時のTMAに対する光沢度差のデータを有している。
【0088】
一例として、図9乃至図12に上述の用紙A、用紙B(ここでは一般的な白紙)について、周囲可視画像部が用紙およびプロセスブラックのケースでの画像密度とそのときのTMAに対する光沢度差について示す。
【0089】
同一用紙においては、光沢画像と周囲画像との光沢度差は、面積密度が増加するに従って増加し、また、その時のTMAが大きいほど大きい。また、周囲画像が用紙時の方が、プロセスブラック画像よりも光沢度差は大きくなる傾向がある。なお、ここでは周囲画像が他色の場合について掲載していないが、実際には複数色についてデータを有し、この中間の特性を示すものである。
【0090】
このように用紙と周囲画像との組み合わせによっては、A紙のように光沢度の絶対値が大きいため、周囲画像がプロセスブラックのときは光沢トナー量をいくら増やしても光沢度差が発生し難くなる場合も生じる。
【0091】
一方、コード画像に対しては、図13に示すようにコードセルサイズおよびコード種に対する埋め込み可能情報量のデータを有している。ここでのコード種とは、主にセル形状とコード内におけるセルの占める面積密度が異なるものをさす。一例として面積密度が異なる3種についてセルサイズと情報量の関係を示した。
【0092】
さらに、用紙、コード種、セルサイズ毎に、コード画像を形成する光沢トナーのTMAに対するコードの不可視度合いおよび、読み取り精度の関係を示すデータも有する。
【0093】
図14および図15に、コードa(セルサイズ160μm)、コードb(セルサイズ80μm)についての例を示した。
【0094】
一般に読み取り精度はセルサイズが大きく成る程、TMAが増加する程高くなる。また、セルの不可視度合いはコードに占めるセルの面積が大きいほど、TMA増加するほど悪くなる。
【0095】
以上から、コードa(160μm)は不可視度合いで劣るが、読み取り精度は非常に高い。一方、コードb(80μm)は読み取り精度は普通であるが、不可視度合いに関してはコードa(160μm)よりも優れる。
【0096】
以上のデータを参照しながら、条件決定部20は、用紙種、埋め込み情報量、ユーザー要求および可視画像の色などにより、光沢画像およびコード画像を形成する条件を決定する。万が一、すべてを満たす条件が存在しない場合は、条件入力部19等を介して、利用者に警告を与える。
【0097】
警告の内容としてはコードの不可視度合い、または、光沢画像の視認性が悪化、指定領域に全情報が埋め込み不可などである。そこで、要求項目のいずれかを譲歩した上での作成可能条件を提示し、利用者に継続の判断を仰ぐ。
【0098】
この決定に至るまでのアルゴリズムは様々であるが、以下に、その一例を説明する。
【0099】
利用者からの入力条件が、用紙種別が「A紙」、光沢画像が「見えやすく」、コード画像が「読み取り精度高い、見え難く」、書き込み領域が「コード:5%以下のテキスト文書(5cm×3cm)で情報量が1.5kbyte、光沢画像:顔写真上部」であったとする。
【0100】
付加したい情報量1.5kbyteを指定領域15cm(5cm×3cm)に書き込むために必要なコードの情報密度は100byte/cmである。そこでまず、図13に示したデータを参照する。その結果、100byte/cmを満たすことが可能コードは、コードaの全セルサイズおよびコードbの80μm以下であることを得る。
【0101】
次に、図14に示したA紙に対応するデータを参照する。コードは見え難いという条件からコードbのセルサイズ80μm、読み取り性能高くという条件から光沢トナーのTMA8g/mに決定する。
【0102】
次に、光沢画像条件を決定するために周囲の可視画像データを参照する。例えば、指定された位置である顔写真上部の色がプロセスブラックであるとする。図10に示したデータを参照すると、光沢画像の光沢度を濃くという領域に設定することはできない。よって警告を表示し、顔肌部等に書き込み領域を変更すれば可能であることを通知する。これに対して、利用者が承諾すれば処理を継続し、承諾されなければ処理を中止する。
【0103】
ここでは、処理を継続する場合にて説明する。顔写真部がハイライト画像であるとすると、図7に示したデータを参照する。そして、見えやすいといった条件より、光沢画像密度を100%、TMAを9g/mに決定する。
【0104】
なお、上述の説明では、光沢画像やコード画像を可視画像と同時に形成する場合を説明したが、同様に、光沢画像用トナーの単色画像を形成する画像形成装置を用いて、すでに白黒・カラー等の画像が印刷された用紙上に、後から光沢画像用トナーによる画像を付加することもできる。この場合には、用紙等の印刷物はスキャナーにて可視画像データを採取した後に、光沢画像の形成部へと搬送されることとなる。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、セキュリティー性に優れる印刷物を容易に提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像形成装置の機能的な構成例を示すブロック図である。
【図2】画像出力部22の概略構成を示した図である。
【図3】画像形成処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】画像形成処理の流れを説明するための図である。
【図5】2種類の用紙におけるTMAと光沢度の関係を示した図である。
【図6】TMAに対して発生する色差の関係を示した図である。
【図7】光沢画像用のトナーの分光透過率を示した図である。
【図8】TMAに対する分光透過率のピーク値を示した図である。
【図9】TMAに対する光沢度差を示した図(1)である。
【図10】TMAに対する光沢度差を示した図(2)である。
【図11】TMAに対する光沢度差を示した図(3)である。
【図12】TMAに対する光沢度差を示した図(4)である。
【図13】セルサイズと情報量の関係を示した図である。
【図14】セルサイズとコードの見え難さの関係を示した図(1)である。
【図15】セルサイズとコードの見え難さの関係を示した図(1)である。
【符号の説明】
10  画像形成装置
11  画像読取部
12  入力画像処理部
13  画像蓄積部
14  光沢画像変換部
15  光沢画像蓄積部
16  埋込情報入力部
17  コード変換部
18  コード画像蓄積部
19  条件入力部
20  条件決定部
21  出力画像処理部
22  画像出力部
221  静電潜像担持体
222  帯電器
223  露光装置
224  ロータリー現像器
224Y  現像器
224M  現像器
224C  現像器
224K  現像器
224F  現像器
225  一次転写ロール
226  クリーニングブレード
227  中間転写体
228−1、228−2、228−3  支持ロール
229  二次転写ロール
250  記録用紙
401  原稿
402  原稿
403  埋込情報
404  出力画像

Claims (16)

  1. 原画像に対応する画像を記録媒体上に形成する画像形成方法において、
    第1の原画像に対応する第1の画像を該第1の原画像に応じた色の記録材料で形成し、第2の原画像に対応する第2の画像を略透明の記録材料で形成することを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記第1の画像および前記第2の画像は、
    電子写真方式で形成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  3. 前記第2の画像は、
    前記第1の画像に相対して指定された位置に形成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  4. 前記第2の原画像にカラー画像が含まれる場合は、
    前記第2の画像は、
    前記第2の原画像をグレーの階調画像に変換した画像である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  5. 前記第2の画像は、
    視認可能な光沢画像と、該視認可能な光沢画像に比較して視認しにくい光沢画像との両方を含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  6. 前記第2の画像は、
    視認可能な光沢画像である場合は、前記第1の画像若しくは前記記録媒体との色差が5以下で、かつ、光沢度差が5以上の画像であり、
    視認しにくい光沢画像である場合は、前記第1の画像若しくは前記記録媒体との色差が5以下で、かつ、光沢度差が5以下の画像であることを特徴とする請求項5記載の画像形成方法。
  7. 前記視認しにくい光沢画像は、
    ディジタル情報が含まれていることを特徴とする請求項5記載の画像形成方法。
  8. 前記略透明の記録材料は、
    不可視領域における光吸収特性を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  9. 原画像に対応する画像を記録媒体上に形成する画像形成装置において、
    第1の原画像に対応する第1の画像を該第1の原画像に応じた色の記録材料で形成する第1の画像形成手段と、
    第2の原画像に対応する第2の画像を略透明の記録材料で形成する第2の画像形成手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記第1の画像形成手段および前記第2の画像形成手段は、
    それぞれ電子写真方式で前記第1の画像と前記第2の画像とを形成することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 前記第2の画像の形成位置の指定を受け付ける画像形成位置指定手段をさらに具備し、
    前記第2の画像形成手段は、前記画像形成位置指定手段により指定された位置に前記第2の画像を形成する
    ことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  12. 前記第2の原画像にカラー画像が含まれる場合に、該第2の原画像をグレーの階調画像に変換する画像変換手段をさらに具備することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  13. 前記第2の画像は、
    視認可能な光沢画像と、該視認可能な光沢画像に比較して視認しにくい光沢画像との両方を含むことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  14. 前記第2の画像は、
    視認可能な光沢画像であるときは、前記第1の画像若しくは前記記録媒体との色差が5以下で、かつ、光沢度差が5以上の画像であり、
    視認しにくい光沢画像であるときは、前記第1の画像若しくは前記記録媒体との色差が5以下で、かつ、光沢度差が5以下の画像である
    ことを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  15. 前記視認しにくい光沢画像は、
    ディジタル情報を含むことを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  16. 前記略透明の記録材料は、
    不可視領域における光吸収特性を有することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
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