JP5256577B2 - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、印刷対象の画像を生成する画像処理装置に関し、より詳しくは、常用トナーを特殊トナーに交換して印字可能な印字機構に出力する画像を生成する画像処理装置等に関する。
近年、文書や写真等の画像を印刷する際に画像内に情報を埋め込む技術が注目されている。例えば、印刷に用いられた画像形成装置を特定する情報を画像内に埋め込んでおけば、有価証券等の偽造が行われた場合に、その情報を特殊な装置で読み出し、偽造に用いられた画像形成装置を追跡することが可能となる。
かかる情報の埋め込み方法として、従来は、カラートナーを用いて、目視で認識が困難な微小サイズの画像を一定の変調量で重畳して印刷する方法が採られることが多かった。しかしながら、この方法では、埋め込む画像が同じ色のカラー画像に重なる場合、色分解できないため、情報として判別できないという不都合がある。また、この不都合を解消するため、埋め込む情報の量を増やすことも考えられるが、これでは画像密度が高くなり、画像の色調を変化させることになってしまう。
そこで、このような情報の埋め込みを、不可視光に吸収域を有する不可視トナーを用いて行うことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、画像形成装置において、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナーを収容した現像器に加え、不可視トナーを収容した現像器を設け、この不可視トナーを用いて埋め込み情報を印刷している。
一方、有価証券等の偽造が行われた場合に、偽造物であることを見抜く技術、言い換えれば、有価証券等の原本性を保証する技術も既に提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2には、カーボンを含む黒(以下、「ピュアブラック」という)と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)を混合した黒(以下、「プロセスブラック」という)とを組み合わせ、ピュアブラックの不可視光吸収性を利用した原本性保証プリントが開示されている。即ち、ピュアブラックとプロセスブラックは、通常光の下では略等色であるが、特定波長の不可視光の下では、不可視光吸収性を持つピュアブラックのみが視認できるのである。また、ピュアブラックとプロセスブラックとを組み合わせた原本性保証プリントを複写機で複写した場合、これらが通常光の下で等色なので、両者を区別して再現することは不可能である。つまり、複写後は、不可視光の下でピュアブラックのみを視認することができなくなるので、これにより、偽造されたものであるかどうかを判別することが可能となる。
特開2001−265181号公報(第5−7頁、第3図) 特開2003−136828号公報(第4、5頁、第1図)
ところで、フルカラーの画像に不可視トナーを用いて情報を埋め込む場合、特許文献1のように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)、不可視(I)の5つの現像器を用いて印刷することが1つの方法として考えられる。しかしながら、これまでのフルカラー画像形成装置としては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの現像器を有する構成のものが普通である。そのため、このような4つの現像器の画像形成装置に対し、不可視トナー用の現像器を追加しようとすると、画像形成装置の構成の大幅な変更が必要となり、多くのコストがかかってしまう。
そこで、従来の画像形成装置の構成を変更することなく、不可視トナーによる情報埋め込みを行う方法として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のいずれかのトナーを不可視(I)に置き換えて印刷することが考えられる。
例えば、KトナーをIトナーに交換した場合は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、不可視(I)の各色トナーによる印刷となる。尚、この場合、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の混合で黒色を表現できるため、一応フルカラーの印刷も可能となる。
一方で、黒(K)以外の特定の色を不可視(I)に交換することも考えられる。ところが、この構成の場合、不可視光を吸収する黒は、不可視(I)を用いた情報の読取りの障害となるので、通常、黒としては、ピュアブラック(以下、黒(K)と表記する)ではなく、プロセスブラック(以下、黒(K’)と表記する)を用いる。即ち、この場合は、黒(K’)、不可視(I)に2色カラーを加えたトナーにより印刷する構成、或いは、そもそもフルカラー印刷ができないことから、2色カラーは用いず、黒(K’)、不可視(I)のみで印刷する構成となる。
ここで、このように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のような常用トナーのいずれかを不可視(I)のような特殊トナーに置き換えた画像形成装置に対し、特許文献2のような、ピュアブラックとプロセスブラックとを組み合わせた画像を出力した場合について考える。その場合、次のような問題が生じる。
例えば、CトナーがIトナーに置き換えられているとする。この場合は、上述したように、黒としてはプロセスブラックを用いるのが普通であるので、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、不可視(I)、黒(K’)の4色となる。これらのトナーを用いる画像形成装置に対し、特許文献2の画像を出力したとすると、ピュアブラックの部分はK’色で印刷され、プロセスブラックの部分は、Y色、M色、I色を組み合わせた色で印刷される。従って、ピュアブラックの部分のみが不可視光で視認できるということがなくなる。また、ピュアブラックの部分とプロセスブラックの部分とに色差が生じ、本来不可視光の下でのみ視認されるべき図柄が、通常光の下で視認できてしまうという問題が生じる。
また、KトナーがIトナーに置き換えられているとする。この場合は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、不可視(I)の4色となる。これらのトナーを用いる画像形成装置に対し、特許文献2の画像を出力したとすると、ピュアブラックの部分はI色で印刷され、プロセスブラックの部分はそのままK’色で印刷される。従って、ピュアブラックの部分とプロセスブラックの部分とに色差が生じ、本来不可視光の下でのみ視認されるべき図柄が、通常光の下で視認できてしまうという問題が生じる。
尚、ここでは、特殊トナーとして不可視トナーを例示したが、不可視でなくても、特定波長の光の吸収性を利用して情報を読み取るために用いられる種々の特殊トナーについて同様の問題は生じ得る。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的は、不可視画像埋め込み用の画像形成装置を用いて、同系色の不可視光吸収トナー及び不可視光非吸収トナーを利用した原本性保証プリントを実現することにある。
また、本発明の他の目的は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のいずれかが不可視(I)に置き換えられた画像形成装置を用いて、通常光では読み取れず、不可視光で読取り可能な図柄を含む原本性保証プリントを出力することにある。
更に、本発明の他の目的は、黒(K)が不可視(I)に置き換えられた画像形成装置を用いて、通常光では読み取れず、不可視光で読取り可能な図柄を含む原本性保証プリントを出力することにある。
かかる目的のもと、本発明では、通常のフルカラー画像形成装置において、不可視光吸収性を有する特殊トナーによって置き換えられた、不可視光吸収性を有しないトナーの色を認識し、埋め込み画像における不可視光で視認させたい図柄等になされた色指定を、その認識された色の指定に変更して出力するようにした。即ち、本発明の画像処理装置は、複数のトナー収容部の各々に常用トナーを収容しその常用トナーを用いて印字することの可能な印字機構に対し、印字対象の画像を出力する画像処理装置であって、複数のトナー収容部のうち、特定波長の光を吸収する第1の常用トナーが収容されるべきトナー収容部に、その特定波長の光を吸収しない特殊トナーが収容されており、その特定波長の光を吸収しない第2の常用トナーが収容されるべきトナー収容部に、その特定波長の光を吸収する特殊トナーが収容されていることを認識する認識手段と、第1の常用トナーの色指定がなされた第1の画像と、第2の常用トナーの色指定がなされた第2の画像とを取得する取得手段と、第1の画像になされた色指定を第2の常用トナーの色指定に変更し、第1の画像を印字機構に出力する出力手段とを備えている。
ここで、特定波長の光は、例えば、近赤外光である。また、第1の常用トナー及びこの第1の常用トナーが収容されるべきトナー収容部に収容されている特殊トナーは、例えば、黒色のトナーであり、第2の常用トナーは、例えば、イエロー、マゼンタ、シアンのいずれかの色のトナーであり、第2の常用トナーが収容されるべきトナー収容部に収容されている特殊トナーは、例えば、不可視トナーである。
また、本発明は、通常のフルカラー画像形成装置において、不可視光吸収性を有する有色トナーが不可視光吸収性を有する不可視トナーに置き換えられた場合に、埋め込み画像における不可視光で視認させたい図柄等と視認させたくない図柄等との色差がなくなるよう色指定を変更して出力するものとして捉えることもできる。その場合、本発明の画像処理装置は、複数のトナー収容部の各々に常用トナーを収容しその常用トナーを用いて印字することの可能な印字機構に対し、印字対象の画像を出力する画像処理装置であって、複数のトナー収容部のうち、特定波長の光を吸収する特定の常用トナーが収容されるべきトナー収容部に、その特定波長の光を吸収する不可視トナーが収容されていることを認識する認識手段と、その特定の常用トナーの色指定がなされた第1の画像と、特定波長の光を吸収しない、その特定の常用トナーと同系色の特殊トナーの色指定がなされた第2の画像とを取得する取得手段と、第1の画像になされた色指定及び第2の画像になされた色指定を共に所定の常用トナーの色指定に変更し、第1の画像と第2の画像とを印字機構に出力する出力手段とを備えている。ここで、特定の常用トナーは、例えば、黒色のトナーであり、特定の特殊トナーは、例えば、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナーを混合してなる黒系色のトナーである。
更に、本発明は、このような画像処理を行う画像処理部を含む画像形成装置として捉えることもできる。その場合、本発明の画像形成装置は、各々に収容すべきトナーの色が決められた複数のトナー収容部と、この複数のトナー収容部のうち、指定されたトナーが収容されるべきトナー収容部に収容されたトナーを用いて印字する印字部と、複数のトナー収容部のうち、特定波長の光を吸収する第1のトナーが収容されるべきトナー収容部に、その特定波長の光を吸収しない他のトナーが収容されていることを認識する第1の認識部と、複数のトナー収容部のうち、その特定波長の光を吸収しない第2のトナーが収容されるべきトナー収容部に、その特定波長の光を吸収する他のトナーが収容されていることを認識する第2の認識部と、第1のトナーの色指定がなされた画像の印字を、第2のトナーを指定して、印字部に指示する指示部とを備えている。
更にまた、本発明は、このような画像処理の方法として捉えることもできる。その場合、本発明の画像処理方法は、複数のトナー収容部の各々に常用トナーを収容しその常用トナーを用いて印字することの可能な印字機構に対し、印字対象の画像を出力する画像処理方法であって、複数のトナー収容部のうち、特定波長の光を吸収する第1の常用トナーが収容されるべきトナー収容部に、その特定波長の光を吸収しない特殊トナーが収容されていることを認識するステップと、複数のトナー収容部のうち、その特定波長の光を吸収しない第2の常用トナーが収容されるべきトナー収容部に、その特定波長の光を吸収する特殊トナーが収容されていることを認識するステップと、第1の常用トナーの色指定がなされた第1の画像と、第2の常用トナーの色指定がなされた第2の画像とを取得するステップと、第1の画像になされた色指定を第2の常用トナーの色指定に変更するステップと、色指定が変更された第1の画像を印字機構に出力するステップとを含んでいる。
一方、本発明は、コンピュータに画像処理を実行させるプログラムとして捉えることもできる。その場合、本発明のプログラムは、複数のトナー収容部の各々に常用トナーを収容しその常用トナーを用いて印字することの可能な印字機構に対し、印字対象の画像を出力する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、コンピュータに、複数のトナー収容部のうち、特定波長の光を吸収する第1の常用トナーが収容されるべきトナー収容部に、その特定波長の光を吸収しない特殊トナーが収容されており、その特定波長の光を吸収しない第2の常用トナーが収容されるべきトナー収容部に、その特定波長の光を吸収する特殊トナーが収容されていることを認識する機能と、第1の常用トナーの色指定がなされた第1の画像と、第2の常用トナーの色指定がなされた第2の画像とを取得する機能と、第1の画像になされた色指定を第2の常用トナーの色指定に変更し、その第1の画像を印字機構に出力する機能とをコンピュータに実現させるためのものである。
本発明によれば、不可視画像埋め込み用の画像形成装置を用いて、同系色の不可視光吸収トナー及び不可視光非吸収トナーを利用した原本性保証プリントを実現することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」という)について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の前提となるシステムの構成の一例を示したものである。このシステムは、少なくとも、電子文書の印刷を指示する端末装置100と、電子文書を蓄積する文書リポジトリ200と、電子文書の画像にコード画像を重畳して印刷する画像形成装置400とがネットワーク900に接続されることにより構成されている。また、このシステムは、画像形成装置400にて出力される印刷物500も含む。
以下、本システムの動作の概略を説明する。
まず、端末装置100は、文書リポジトリ200から印刷対象の電子文書を取得する(A)。そして、画像形成装置400に対し、この電子文書の印刷を指示する(B)。このとき、端末装置100は、印刷に関するパラメータである印刷属性を指定する。この印刷属性には、通常の印刷と同様、用紙サイズ、向き、縮小/拡大、両面印刷、N−up(用紙の1ページ内に電子文書のNページを割り付ける印刷)等が含まれる。
この電子文書の印刷指示を受けると、画像形成装置400は、電子文書の画像に埋め込み画像を重畳した画像を紙等の媒体に印刷し、印刷物500を出力する(C)。
この場合、埋め込み画像は、通常光の下では等色な2つの画像を組み合わせたものである。そして、2つの画像のうちの一方は、不可視光域における特定波長の光を吸収するため、特殊な装置を用いれば読取り可能であるが、もう一方は、その特定波長の光を吸収する性質を有しておらず、特殊な装置を用いても読み取ることができないようになっている。そして、このような埋め込み画像を、電子文書の画像に重畳することにより、その電子文書の原本性を保証するものである。
例えば、画像形成装置400は、このような埋め込み画像のうち、特殊な装置で読み取れるようにしたい画像を、赤外光の吸収率が一定の基準以上である黒(K)を用いて形成する。一方、特殊な装置で読み取れないようにしたい画像を、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)を用いて形成し、赤外光の吸収率が一定の基準以下になるようにする。
尚、本明細書では、「電子文書」の文言を用いるが、これは、テキストを含む「文書」を電子化したデータのみを意味するものではない。例えば、絵、写真、図形等の画像データ(ラスタデータかベクターデータかによらない)、その他の印刷可能な電子データも含めて「電子文書」としている。
ところで、図1のシステムでは、画像形成装置400が、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の各色トナーを収容すべき4つのトナー収容部を有することを前提とした。しかしながら、画像形成装置400の用途によっては、4つのトナー収容部のいずれかに収容されたトナーに代えて赤外吸収性を持つ不可視トナーが収容されることがある。このようなトナーの交換後の画像形成装置400に対し、ピュアブラックとプロセスブラックを利用した原本性保証画像を出力する場合、本実施の形態では、ピュアブラックで印刷すべき画像を不可視トナーで印刷し、原本性保証画像については例えばグレー化する等により、ピュアブラックの部分とプロセスブラックの部分とが見た目に区別できないようにする。
以下、端末装置100内の画像処理装置50がこのような処理を行うものとし、画像処理装置50の機能構成及び動作について説明する。
図2は、画像処理装置50の機能構成を示した図である。
図示するように、画像処理装置50は、文書取得部51と、文書PDL生成部52と、埋め込み画像取得部55aと、色設定情報取得部53と、色設定情報記憶部54と、埋め込み画像変換部55bと、出力用PDL生成部56とを備えている。
文書取得部51は、文書リポジトリ200(図1参照)から端末装置100のメモリ内に読み込んである電子文書を取得し、これを画像化して、文書PDL生成部52に伝える。また同時に、埋め込み画像取得部55aに対し埋め込み画像の取得を指示する。文書PDL生成部52は、文書取得部51から渡された文書画像をPDL(Page Description Language)で記述された文書PDLに変換する。
埋め込み画像取得部55aは、端末装置100のメモリ内に格納された埋め込み画像を取得し、これを埋め込み画像変換部55bに伝える。また同時に、色設定情報取得部53に対し色設定情報の取得を指示する色設定情報取得指示を出力する。尚、埋め込み画像取得部55aは、埋め込み画像を取得するという観点から、取得手段として把握することもできる。
色設定情報取得部53は、埋め込み画像取得部55aから色設定情報取得指示があると、画像形成装置400(図1参照)に色設定情報の送信を要求し、色設定情報を取得する。ここで、色設定情報とは、画像形成装置400にてどの色のトナーに代えて不可視トナーが用いられているかを示す情報である。例えば、黒(K)が不可視(I)に置き換えられている旨の情報や、シアン(C)が不可視(I)に置き換えられている旨の情報である。また、後者のように、黒(K)以外が不可視(I)に置き換えられている場合は、黒(K)も黒(K’)に置き換えられているのが普通であるので、その旨の情報を色設定情報に含めてもよい。そして、色設定情報記憶部54は、色設定情報取得部53が取得した色設定情報をメモリ等の記憶手段に記憶する。尚、この色設定情報取得部53は、画像形成装置400においてどの色のトナーが不可視トナーに置き換えられているかを認識するという観点から、認識手段として把握することもできる。
埋め込み画像変換部55bは、埋め込み画像取得部55aから渡された埋め込み画像の色指定を、色設定情報記憶部54に記憶された色設定情報を参照して変換し、出力用PDL生成部56に出力する。
出力用PDL生成部56は、文書PDL生成部52から渡された文書PDLに対し、埋め込み画像変換部55bから渡された埋め込み画像及び色指定の情報を設定することにより出力用PDLを生成し、画像形成装置400に出力する。尚、埋め込み画像変換部55b及び出力用PDL生成部56は、画像形成装置400に対し印刷対象の画像を色指定を変更して出力するという観点から、出力手段として把握することもできる。
尚、これらの機能は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、端末装置100の図示しないCPUが、文書取得部51、文書PDL生成部52、埋め込み画像取得部55a、色設定情報取得部53、埋め込み画像変換部55b、出力用PDL生成部56の各機能を実現するプログラムを、例えばハードディスク等の外部記憶装置からメインメモリに読み込んで、画像処理装置50内にこれらの各機能を実現する。
次に、この画像処理装置50の動作について説明する。
まず、文書取得部51は、文書リポジトリ200から端末装置100のメモリ内に読み込まれた電子文書を取得する。そして、ユーザの印刷指示に応じて、電子文書を画像化した文書画像を文書PDL生成部52に文書画像を送ることで、電子文書の印刷を指示する。次いで、文書PDL生成部52は、文書取得部51から文書画像を受け取ると、その文書画像を印刷するためのPDLを生成する。
一方、文書取得部51は、印刷指示と同時に、埋め込み画像取得部55aに対して埋め込み画像の取得を指示する。これにより、埋め込み画像取得部55aは、端末装置100のメモリ内に格納された埋め込み画像を取得し、これを埋め込み画像変換部55bに送る。また、埋め込み画像取得部55aは、色設定情報取得部53に対して色設定情報取得指示を伝える。
そこで、以下、この場合の色設定情報取得部53及び埋め込み画像変換部55bの処理について説明する。
図3は、色設定情報取得部53の処理を示したフローチャートである。
まず、色設定情報取得部53は、埋め込み画像取得部55aから色設定情報取得指示があるかどうかを監視する(ステップ531)。即ち、色設定情報取得指示がなければ、ステップ531を繰り返し、色設定情報取得指示があれば、画像形成装置400に対し、色設定情報の送信を要求する(ステップ532)。
これに応じて、画像形成装置400は、色設定情報を取得する。即ち、複数のトナー収容部のうち、どの色のトナー収容部に不可視トナーがセットされているかを検出する。尚、この検出方法としては、例えば、どの色のトナーを不可視トナーに交換したかをトナー交換時にユーザが設定しメモリ等に記憶しておき、これに基づいて検出する方法がある。また、トナーカートリッジをロックするロック機構の凹凸パターンを色ごとに異ならせておき、その凹凸パターンを認識することで、不可視トナーのカートリッジが装着されていることを検出する方法も考えられる。尚、色設定情報として、黒(K)が黒(K’)に置き換えられていることを示す情報を取得するようにしてもよい。
そして、画像形成装置400がこの取得した色設定情報を返信すると、色設定情報取得部53はこれを受信し(ステップ533)、色設定情報記憶部54に記憶する(ステップ534)。
また、図4は、埋め込み画像変換部55bの処理を示したフローチャートである。尚、ここでは、画像形成装置400において、シアン(C)が不可視(I)に置き換えられ、黒(K)が黒(K’)に置き換えられているものとする。
まず、埋め込み画像変換部55bは、埋め込み画像取得部55aから埋め込み画像を取得する(ステップ551)。次に、色設定情報記憶部54から色設定情報を取り出し(ステップ552)、色設定情報に基づいて色指定を変換する処理を行う。
ここで、色指定の変換処理は、図5に示すような埋め込み画像のドットの1つ1つに対し、色指定の変換を行う処理である。図5は、紙のほぼ全面に埋め込まれる埋め込み画像の一部を示したものである。また、実際には、文書画像に対しこの埋め込み画像が重ね合わせられるが、ここでは、文書画像については省略している。
以下の動作説明では、図5に示すように、下方向にX軸をとり、右方向にY軸をとり、X座標「i」、Y座標「j」のドットをP(i,j)で表す。また、各ドットに対しては、ピュアブラックの色指定、又は、プロセスブラックの色指定がなされている。図5では、前者を黒丸で示し、後者を斜線を施した丸で示している。
この色指定の変換処理において、まず、埋め込み画像変換部55bは、X座標をカウントするための変数「i」に「1」を設定し(ステップ553)、Y座標をカウントするための変数「j」に「1」を設定する(ステップ554)。
そして、全てのP(i,j)に対し、ステップ555〜557の処理を行う。
即ち、まず、埋め込み画像変換部55bは、色設定情報を参照し、P(i,j)になされていた色指定を、不可視(I)で置き換えられた色以外の色指定に変更する(ステップ555)。例えば、黒(K)の色指定に変更すれば、実際には黒(K’)で印刷されることになるため、埋め込み画像は、プロセスブラックの濃淡で表される。或いは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)の単色の色指定に変更してもよいし、イエロー(Y)、マゼンタ(M)を一定の割合で組み合わせた色指定に変更してもよい。このような色指定の変換を行わなければ、ピュアブラックの部分はプロセスブラックで印刷され、プロセスブラックの部分はシアン(C)が抜け落ちた色で印刷されることになり、それらの部分に色差が生じてしまうため、ステップ555においてこれを防止しているのである。
次に、埋め込み画像変換部55bは、P(i,j)がピュアブラックであるかどうか判定する(ステップ556)。その結果、ピュアブラックでなければ、色指定の追加は行わないが、ピュアブラックであれば、色設定情報を参照し、不可視(I)で置き換えられた色の指定を追加する(ステップ557)。このような色指定の追加を行わなければ、ピュアブラックの部分は例えばプロセスブラックのみで印刷されることになり、特定波長の光による情報読取りが行えなくなってしまうため、ステップ557においてこれを防止しているのである。
その後、埋め込み画像変換部55bは、変数「j」に「1」を加算し(ステップ558)、変数「j」と、Y軸方向のドット数「N」とを比較する(ステップ559)。
その結果、変数「j」がドット数「N」を超えていなければ、ステップ555に戻る。一方、変数「j」がドット数「N」を超えていれば、変数「i」に「1」を加算し(ステップ560)、変数「i」と、X軸方向のドット数「M」とを比較する(ステップ561)。
その結果、変数「i」がドット数「M」を超えていなければ、ステップ554に戻る。一方、変数「i」がドット数「M」を超えていれば、この色指定の変換後の埋め込み画像を出力用PDL生成部56に出力する。
これにより、出力用PDL生成部56は、文書PDL生成部52から送られた文書PDLに対し、埋め込み画像変換部55bから送られた埋め込み画像及び色指定の情報を設定することにより、出力用PDLを生成する。
そして、この出力用PDLを画像形成装置400に送信することで、画像形成装置400では、肉眼で視認できず、かつ、赤外光で読み取ることの可能な図柄を含む埋め込み画像が印刷されることとなる。
図6は、図1の画像形成装置400の構成を示した図であり、所謂タンデム型の機構を示している。尚、この画像形成装置400は、本来、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの現像器を有する画像形成装置において、シアン(C)に代えて不可視(I)を用い、黒(K)に代えて黒(K’)を用いたものである。
この画像形成装置400は、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像プロセス系410、記録用紙(シート、媒体)を搬送するシート搬送系430、画像形成装置400全体を制御する画像出力制御部441、例えばパーソナルコンピュータやスキャナユニット445等に接続され、受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理系であるIPS(Image Processing System)442を備えている。尚、図6は、画像形成装置400をユーザが操作する側(手前側)から見た図である。
画像プロセス系410は、水平方向に一定の間隔を置いて並列的に配置される、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、不可視(I)、黒(K’)の4つの画像形成ユニット411Y,411M,411I,411K’、この画像形成ユニット411Y,411M,411I,411K’の感光体ドラム412に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト421上に多重転写させる転写ユニット420を備えている。また、転写ユニット420によって二次転写された記録用紙上の画像を、熱及び圧力を用いて記録用紙に定着させる定着器429を備えている。更に、画像形成ユニット411Y,411M,411I,411K’に対して各色のトナーを供給するためのトナーカートリッジ419Y,419M,419I,419K’が設けられている。
本実施の形態において、各画像形成ユニット411(411Y,411M,411I,411K’)は、矢印A方向に回転する感光体ドラム412の周囲に、これらの感光体ドラム412を帯電させる帯電器413、感光体ドラム412上に静電潜像を書き込むレーザ露光器414、各色成分トナーが収容されて感光体ドラム412上の静電潜像をトナーにより現像する現像器415、感光体ドラム412上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト421に転写する一次転写ロール416、感光体ドラム412上の残留トナーを除去するドラムクリーナ417等の電子写真用デバイスが順次配設されている。これらの画像形成ユニット411は、中間転写ベルト421の上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、不可視(I)、黒(K’)の順に配置されている。
転写ユニット420は、中間転写ベルト421を駆動するドライブロール422、中間転写ベルト421に一定のテンションを付与するテンションロール423、重畳された各色のトナー像を記録用紙に二次転写するためのバックアップロール424、中間転写ベルト421上に存在する残留トナー等を除去するベルトクリーナ425を備えている。中間転写ベルト421は、このドライブロール422とテンションロール423及びバックアップロール424との間に一定のテンションで掛け回されており、定速性に優れた専用の駆動モータ(図示せず)によって回転駆動されるドライブロール422により、矢印B方向に所定の速度で循環駆動される。この中間転写ベルト421は、例えば、チャージアップを起こさないベルト素材(ゴム又は樹脂)にて抵抗調整されたものが使用されている。
シート搬送系430は、画像が記録される記録用紙(シート、媒体)を積載して供給する給紙トレイ431、給紙トレイ431から記録用紙を取り上げて供給するナジャーロール432、ナジャーロール432から供給された記録用紙を1枚ずつ分離して搬送するフィードロール433、フィードロール433により1枚ずつに分離された記録用紙を画像転写部に向けて搬送する搬送路434を備えている。また、搬送路434を介して搬送された記録用紙に対し、二次転写位置に向けてタイミングを合わせて搬送するレジストロール435、二次転写位置に設けられバックアップロール424に圧接して記録用紙上に画像を二次転写する二次転写ロール436、定着器429によってトナー画像が定着された記録用紙を機外に排出する排出ロール437、排出ロール437によって排出された記録用紙を積載する排出トレイ438を備えている。
また、スキャナユニット445は、図示しないCCDイメージセンサ等によってプラテンガラスに載置された原稿の画像、又は、プラテンガラス上を搬送される原稿の画像を読み取る。ここで、本実施の形態における画像形成装置400では、その上部側にスキャナユニット445を配設することにより、省スペース化を図っている。尚、排出トレイ438とスキャナユニット445との間には所定の隙間が形成されており、排出トレイ438に排出された画像形成後の記録用紙を容易に取り出せるようになっている。
次に、この画像形成装置400の作像プロセスについて説明する。
まず、図2の出力用PDL生成部56で生成された出力用PDLが、IPS442に入力される。IPS442は、入力されたPDLに対し、所定の画像処理を施す。画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、不可視(I)、黒(K’)の4色の色材階調データに変換され、各画像形成ユニット411Y,411M,411I,411K’のレーザ露光器414に出力される。
各画像形成ユニット411Y,411M,411I,411K’では、感光体ドラム412が帯電器413によって所定の電位に帯電される。また、各画像形成ユニット411Y,411M,411I,411K’のレーザ露光器414では、IPS442より入力された色材階調データに応じて、画像形成ユニット411Y,411M,411I,411K’の感光体ドラム412にレーザ光を照射している。画像形成ユニット411Y,411M,411I,411K’の感光体ドラム412では、帯電された表面が露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット411Y,411M,411I,411K’の現像器415にて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、不可視(I)、黒(K’)の各色のトナー像として現像される。
画像形成ユニット411Y,411M,411I,411K’の各感光体ドラム412上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト421上に多重転写される。このとき、イエロー、マゼンタ、不可視のトナー像を形成する画像形成ユニット411Y,411M,411Iは、中間転写ベルト421の移動方向の最上流側に設けられているため、イエロー、マゼンタ、不可視のトナー像を中間転写ベルト421に対して最初に一次転写する。また、黒のトナー像を形成する画像形成ユニット411K’は、中間転写ベルト421の移動方向の最下流側に設けられているため、黒のトナー像を中間転写ベルト421に対して最後に一次転写する。そして、転写後の画像形成ユニット411Y,411M,411I,411K’の感光体ドラム412は、ドラムクリーナ417によってクリーニングされる。
一方、シート搬送系430では、画像形成のタイミングに合わせてナジャーロール432が回転し、給紙トレイ431から所定サイズの記録用紙が供給される。フィードロール433により1枚ずつ分離された記録用紙は、搬送路434を経てレジストロール435に搬送され、一旦、停止される。その後、トナー像が形成された中間転写ベルト421の移動タイミングに合わせてレジストロール435が回転し、記録用紙は、バックアップロール424及び二次転写ロール436によって形成される二次転写位置に搬送される。二次転写位置にて下方から上方に向けて搬送される記録用紙には、圧接力及び所定の電界を用いて、4色が多重されているトナー像が副走査方向に順次、転写される。そして、各色のトナー像が転写された記録用紙は、定着器429によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、排出ロール437によって上部に設けられた排出トレイ438に排出される。一方、二次転写後の中間転写ベルト421は、ベルトクリーナ425によってクリーニングされ、次のプロセスに備える。
尚、図4〜6の説明では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの現像器を有する画像形成装置において、シアン(C)に代えて不可視(I)を用いた場合を想定して説明した。しかしながら、シアン(C)以外の色に代えて不可視(I)を用いた場合であっても、本発明は適用可能である。例えば、イエロー(Y)又はマゼンタ(M)に代えて不可視(I)を用いた場合、上記と同様に本発明を適用することができる。
一方、黒(K)に代えて不可視(I)を用いた場合は、赤外光による情報読取りは問題なく行えるが、ピュアブラックの部分とプロセスブラックの部分とで色差が生じてしまうという問題は依然としてある。従って、図4のステップ555のような、これらの部分の色差を感じさせないようにする処理は行う必要がある。
また、本実施の形態では、通常の画像形成装置の構成として、4色の常用トナーを用いる構成を例示し、いずれかの常用トナーの代わりに用いる特殊トナーを不可視トナーとしたが、このような構成に限られるものではない。また、特殊トナーとしては、特定波長の光の吸収性を利用して情報読取りを可能にするものであれば、如何なるトナーを採用してもよい。
更に、本実施の形態では、埋め込み画像になされた色指定を変換する処理を、ネットワークを介して画像形成装置に接続されたパーソナルコンピュータ等の端末装置で行うこととした。従って、端末装置から画像形成装置へ画像を出力するためのPDLに対し、色指定の情報をPDLコマンドで設定するようにした。しかしながら、このような色指定の変換処理は、画像形成装置内のIPSにて行うことも可能である。この場合は、どの色のトナーが特殊トナーに置き換えられているかを画像形成装置自身が検出し、IPSは、特殊トナーによって置き換えられている色の信号を用いて、画像形成装置内の印刷機構に対し印刷を指示することになる。
以上述べたように、本実施の形態では、通常のフルカラー画像形成装置において、不可視光吸収性を有する特殊トナーによって置き換えられた、不可視光吸収性を有しないトナーの色を認識し、埋め込み画像における不可視光で視認させたい図柄等になされた色指定を、その認識された色の指定に変更して出力するようにした。そして、このような構成により、通常のフルカラー画像形成装置を不可視画像埋め込み用の画像形成装置として用いている場合であっても、同系色の不可視光吸収トナー及び不可視光非吸収トナーを利用した原本性保証プリントを出力することが可能となった。しかも、どのトナーを特殊トナーと交換したかをユーザが意識することなく、原本性保証プリントを出力できるようになった。
本発明の実施の形態の前提となるシステムの全体構成を示した図である。 本発明の実施の形態における画像処理装置の機能構成を示した図である。 本発明の実施の形態の画像処理装置における色設定情報取得部の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態の画像処理装置における埋め込み画像変換部の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態において媒体上に印刷される埋め込み画像を説明するための図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置の構成例を示した図である。
符号の説明
50…画像処理装置、100…端末装置、200…文書リポジトリ、400…画像形成装置、500…印刷物

Claims (5)

  1. 複数のトナー収容部の各々にトナーを収容し当該トナーを用いて印字することの可能な印字機構に対し、当該複数のトナー収容部の何れかのトナー収容部に収容されたトナーを用いて印字するために当該トナー収容部の指定がなされた印字対象の画像を出力する画像処理装置であって、
    前記複数のトナー収容部のうち、近赤外光を吸収するカーボンを含む黒トナーが本来収容されるべき黒トナー収容部に、当該近赤外光を吸収しない、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナーを混合してなる黒トナーが収容されており、当該近赤外光を吸収しないイエロー、マゼンタ、シアンのトナーが本来収容されるべきイエロートナー収容部、マゼンタトナー収容部、シアントナー収容部のうちの一のトナー収容部に、当該近赤外光を吸収する不可視トナーが収容されており、当該イエロートナー収容部、当該マゼンタトナー収容部、当該シアントナー収容部のうちの当該一のトナー収容部以外のトナー収容部に、本来収容されるべきトナーが収容されていることを認識する認識手段と、
    前記黒トナー収容部に本来収容されるべき前記近赤外光を吸収するカーボンを含む黒トナーを用いて印字するために当該黒トナー収容部の指定がなされた第1の画像と、前記イエロートナー収容部、前記マゼンタトナー収容部、前記シアントナー収容部に本来収容されるべき当該近赤外光を吸収しないイエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナーを混合してなる黒トナーを用いて印字するために当該イエロートナー収容部、当該マゼンタトナー収容部及び当該シアントナー収容部の指定がなされた第2の画像とを取得する取得手段と、
    前記第1の画像になされた指定前記一のトナー収容部以外の少なくとも1つのトナー収容部及び当該一のトナー収容部の指定に変更し、前記第2の画像になされた指定を当該少なくとも1つのトナー収容部の指定に変更し、当該第1の画像と当該第2の画像とを前記印字機構に出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 複数のトナー収容部の各々にトナーを収容し当該トナーを用いて印字することの可能な印字機構に対し、当該複数のトナー収容部の何れかのトナー収容部に収容されたトナーを用いて印字するために当該トナー収容部の指定がなされた印字対象の画像を出力する画像処理装置であって、
    前記複数のトナー収容部のうち、近赤外光を吸収するカーボンを含む黒トナーが本来収容されるべき黒トナー収容部に、当該近赤外光を吸収する不可視トナーが収容されており、当該近赤外光を吸収しないイエロー、マゼンタ、シアンのトナーが本来収容されるべきイエロートナー収容部、マゼンタトナー収容部、シアントナー収容部に、本来収容されるべきトナーが収容されていることを認識する認識手段と、
    前記黒トナー収容部に本来収容されるべき前記近赤外光を吸収するカーボンを含む黒トナーを用いて印字するために当該黒トナー収容部の指定がなされた第1の画像と、前記イエロートナー収容部、前記マゼンタトナー収容部、前記シアントナー収容部に本来収容されるべき当該近赤外光を吸収しないイエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナーを混合してなる黒トナーを用いて印字するために当該イエロートナー収容部、当該マゼンタトナー収容部及び当該シアントナー収容部の指定がなされた第2の画像とを取得する取得手段と、
    前記第1の画像になされた指定に前記イエロートナー収容部、前記マゼンタトナー収容部及び前記シアントナー収容部のうちの少なくとも1つのトナー収容部の指定を追加し、前記第2の画像になされた指定を当該少なくとも1つのトナー収容部の指定に変更し、当該第1の画像と当該第2の画像とを前記印字機構に出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 各々に本来収容すべきトナーの色が決められた複数のトナー収容部と、
    前記複数のトナー収容部のうち、何れかのトナー収容部が指定されることにより、当該トナー収容部に収容されたトナーを用いて印字する印字部と、
    前記複数のトナー収容部のうち、近赤外光を吸収するカーボンを含む黒トナーが本来収容されるべき黒トナー収容部に、当該近赤外光を吸収しない、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナーを混合してなる黒トナーが収容されていることを認識する第1の認識部と、
    前記複数のトナー収容部のうち、前記近赤外光を吸収しないイエロー、マゼンタ、シアンのトナーが本来収容されるべきイエロートナー収容部、マゼンタトナー収容部、シアントナー収容部のうちの一のトナー収容部に、当該近赤外光を吸収する不可視トナーが収容されており、当該イエロートナー収容部、当該マゼンタトナー収容部、当該シアントナー収容部のうちの当該一のトナー収容部以外のトナー収容部に、本来収容されるべきトナーが収容されていることを認識する第2の認識部と、
    前記黒トナー収容部に本来収容されるべき前記近赤外光を吸収するカーボンを含む黒トナーを用いて印字するために当該黒トナー収容部の指定がなされた画像の印字を、前記一のトナー収容部以外の少なくとも1つのトナー収容部及び当該一のトナー収容部指定して、前記印字部に指示し、前記イエロートナー収容部、前記マゼンタトナー収容部、前記シアントナー収容部に本来収容されるべき当該近赤外光を吸収しないイエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナーを混合してなる黒トナーを用いて印字するために当該イエロートナー収容部、当該マゼンタトナー収容部及び当該シアントナー収容部の指定がなされた画像の印字を、当該少なくとも1つのトナー収容部を指定して、前記印字部に指示する指示部と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 複数のトナー収容部の各々にトナーを収容し当該トナーを用いて印字することの可能な印字機構に対し、当該複数のトナー収容部の何れかのトナー収容部に収容されたトナーを用いて印字するために当該トナー収容部の指定がなされた印字対象の画像を出力する画像処理方法であって、
    前記複数のトナー収容部のうち、近赤外光を吸収するカーボンを含む黒トナーが本来収容されるべき黒トナー収容部に、当該近赤外光を吸収しない、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナーを混合してなる黒トナーが収容されていることを認識するステップと、
    前記複数のトナー収容部のうち、前記近赤外光を吸収しないイエロー、マゼンタ、シアンのトナーが本来収容されるべきイエロートナー収容部、マゼンタトナー収容部、シアントナー収容部のうちの一のトナー収容部に、当該近赤外光を吸収する不可視トナーが収容されており、当該イエロートナー収容部、当該マゼンタトナー収容部、当該シアントナー収容部のうちの当該一のトナー収容部以外のトナー収容部に、本来収容されるべきトナーが収容されていることを認識するステップと、
    前記黒トナー収容部に本来収容されるべき前記近赤外光を吸収するカーボンを含む黒トナーを用いて印字するために当該黒トナー収容部の指定がなされた第1の画像と、前記イエロートナー収容部、前記マゼンタトナー収容部、前記シアントナー収容部に本来収容されるべき当該近赤外光を吸収しないイエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナーを混合してなる黒トナーを用いて印字するために当該イエロートナー収容部、当該マゼンタトナー収容部及び当該シアントナー収容部の指定がなされた第2の画像とを取得するステップと、
    前記第1の画像になされた指定前記一のトナー収容部以外の少なくとも1つのトナー収容部及び当該一のトナー収容部の指定に変更するステップと、
    前記第2の画像になされた指定を前記少なくとも1つのトナー収容部の指定に変更するステップと、
    指定が変更された前記第1の画像と前記第2の画像とを前記印字機構に出力するステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  5. 複数のトナー収容部の各々にトナーを収容し当該トナーを用いて印字することの可能な印字機構に対し、当該複数のトナー収容部の何れかのトナー収容部に収容されたトナーを用いて印字するために当該トナー収容部の指定がなされた印字対象の画像を出力する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記複数のトナー収容部のうち、近赤外光を吸収するカーボンを含む黒トナーが本来収容されるべき黒トナー収容部に、当該近赤外光を吸収しない、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナーを混合してなる黒トナーが収容されており、当該近赤外光を吸収しないイエロー、マゼンタ、シアンのトナーが本来収容されるべきイエロートナー収容部、マゼンタトナー収容部、シアントナー収容部のうちの一のトナー収容部に、当該近赤外光を吸収する不可視トナーが収容されており、当該イエロートナー収容部、当該マゼンタトナー収容部、当該シアントナー収容部のうちの当該一のトナー収容部以外のトナー収容部に、本来収容されるべきトナーが収容されていることを認識する機能と、
    前記黒トナー収容部に本来収容されるべき前記近赤外光を吸収するカーボンを含む黒トナーを用いて印字するために当該黒トナー収容部の指定がなされた第1の画像と、前記イエロートナー収容部、前記マゼンタトナー収容部、前記シアントナー収容部に本来収容されるべき当該近赤外光を吸収しないイエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナーを混合してなる黒トナーを用いて印字するために当該イエロートナー収容部、当該マゼンタトナー収容部及び当該シアントナー収容部の指定がなされた第2の画像とを取得する機能と、
    前記第1の画像になされた指定前記一のトナー収容部以外の少なくとも1つのトナー収容部及び当該一のトナー収容部に収容されたトナーの指定に変更し、前記第2の画像になされた指定を当該少なくとも1つのトナー収容部の指定に変更し、当該第1の画像と当該第2の画像とを前記印字機構に出力する機能と
    を実現させるためのプログラム。
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