JP2007083448A - 印刷装置、および画像印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 媒体(紙)に電子文書(ドキュメント)を印刷するに際し、例えば固有の識別情報を付加して印刷する場合にて、この識別情報の唯一性を高める。
【解決手段】 印刷指示装置3から印刷指示を受けた電子文書を電子文書DB5から取得し、この電子文書を画像化して文書画像を生成するとともに、コード割付装置6からコード情報を取得し、このコード情報を画像化してコード画像を生成し、生成された文書画像とコード画像とを共に紙に印刷する印刷装置2にて、文書画像とコード画像とを紙上へ印刷する作業途中にて印刷障害が生じた場合に、コード画像の印字作業状態に応じてコード情報を再利用して再印刷し、コード画像の少なくとも一部が紙または画像形成部材に形成された後はコード情報の再発行をコード割付装置6から受け、新たなコード情報から生成した新たなコード画像と共に文書画像を再印刷する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機やプリンタなどの印刷装置、この印刷装置を有するシステムなどにおける画像印刷方法に関する。
近年、細かなドットが印刷された特殊な用紙に文字や絵を描き、ユーザがこの用紙上に書いた文字などのデータをパソコンや携帯電話などに転送し、この内容の保存や、メール送信等を可能とする技術が注目されている。この技術では、この特殊な用紙に例えば0.3mm程度の間隔にて小さなドットを印刷し、これが例えば所定の大きさのグリッドごとに、全て異なるパターンを描くように構成されている。これを、例えばデジタルカメラを内蔵した専用のボールペンを用いて読み込むことで、この特殊な用紙上に書かれた文字などのデータについてそのアドレスを特定することが可能となる。そして、用紙上に書かれた手書き文字を電子情報として利用することが可能となる。
公報記載の従来技術として、例えば、従来のようなタブレットを使用せず、媒体の加筆前情報に対して加筆記入した情報をリアルタイムに関連付けるために、プリンタで媒体上に所定データの印刷を行う際、媒体から取得した文書情報と所定データを識別する情報である識別情報とを関連付ける技術が存在する(例えば、特許文献1参照。)。また、他の公報記載の従来技術として、例えば特許文献2では、連続的な加筆情報を取得可能な2次元コードパターンを構成するドットを、家庭用やオフィス用のプリンタで文書ページとともに印刷する内容が開示されている。
特開2000−293303号公報 特開2004−94907号公報
このように、従来から、プリンタによる画像形成時にコードパターンを媒体(紙)へ埋め込む技術は存在していた。そして、この媒体(紙)への埋め込みコードとしては、バーコード、QRコード(登録商標)、グリフ(glyph)コード、アノト(登録商標)パターン等々、様々なものが開発され利用されている。その利用方法としては、例えば、値段や社員番号等にコードを用いる場合など、コード自体に具体的に意味のある情報を持たせてコード情報を利用する場合がある。また、例えば、コードを一つのアドレスとし、コードから読み取った情報を元に他の情報にアクセスする等、他の情報へのアクセスのために利用する場合も挙げられる。更に、媒体(紙)上に印刷された情報が改ざんされていないか、すなわち原本性を保証するためにこのようなコードを利用する態様も挙げられる。
しかしながら、例えば紙詰まりが生じて再印刷を行った場合などでは、このコード情報と媒体(紙)上に印刷された情報(電子文書)とが一致しない場合が生じる。これらの情報が一致しない場合には、電子文書に対する正しい管理ができなくなったり、加筆記入した情報と元の電子文書の情報とが混在してしまう等のトラブルが生じるおそれがある。
また、一般的にコードの情報量は有限である。そのために、出来るだけ有効に活用することが望まれている。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、媒体(紙)に電子文書(ドキュメント)を印刷するに際し、例えば固有の識別情報を付加して印刷する場合にて、この識別情報の唯一性を高めることにある。
また他の目的は、コード画像を文書画像と共に印刷する場合に、コード画像の元となるコード情報の無駄な使用を抑制することにある。
かかる目的のもと、本発明は、電子文書を画像化した文書画像とコード情報を画像化したコード画像とを含む画像を媒体上に印刷する印刷装置であって、この画像の媒体上への印刷が完了するまでに生じた所定の印刷障害を認識手段により認識し、認識された印刷障害に応じて、この印刷障害が生じた際の印刷に用いたコード情報をその後の画像の印刷に際して再利用して印刷手段にて印刷している。
ここで、この認識手段により認識される印刷障害は媒体の搬送不良であり、この搬送不良が生じた際におけるコード画像の印字作業状態に応じて、搬送不良が生じた際の印刷に用いたコード情報を再利用するか否かを決定手段によって決定すれば、文書の原本性確保とコードの無駄防止との利益衡量を図ることができる点で好ましい。
特に、この決定手段は、コード画像を媒体上へ印字する前に媒体の搬送不良が発生した場合、または、コード画像のトナー像を感光体または転写体へ形成する前に媒体の搬送不良が発生した場合に、このコード画像の元となるコード情報を再利用することを特徴とすることができる。
他の観点から把えると、本発明が適用される印刷装置は、認識手段により認識された印刷障害に応じて、印刷障害が発生した際に印刷しようとした文書画像と同一の文書画像を再度印刷する際に新たなコード画像を印刷手段により印刷することを特徴とすることができる。ここで、印刷障害の1つである媒体の搬送不良が生じた際におけるコード画像の印字作業状態に応じて、搬送不良が生じた際に印刷しようとした文書画像を再度印刷する際に新たなコード画像を印刷するか否かを決定する決定手段を更に備えたことを特徴とすることができる。これによって、例えば文書の原本性の保証レベルに応じて、印字作業状態に対するコード情報の再発行を決定することが可能となる。更に、この決定手段は、コード画像の少なくとも一部を媒体上へ印字した後に媒体の搬送不良が発生した場合、または、コード画像のトナー像の少なくとも一部を感光体または転写体へ形成した後に媒体の搬送不良が発生した場合に、新たなコード画像の印刷を決定することを特徴とすることができる。
一方、本発明は、印刷指示を受けた電子文書を取得し、取得された電子文書を画像化して文書画像を生成し、コード情報を取得し、取得されたコード情報を画像化してコード画像を生成し、生成された文書画像と生成されたコード画像とを共に媒体に印刷する画像印刷方法であって、文書画像とコード画像とを媒体上へ印刷する作業途中にて印刷障害が生じた場合に、コード画像の印字作業状態に応じてコード情報を再利用して再印刷することを特徴とすることができる。
ここで、このコード画像の少なくとも一部が媒体または画像形成部材に形成された後はコード情報の再発行を受け、新たなコード情報から生成した新たなコード画像と共に文書画像を再印刷することを特徴とすることができる。
本発明によれば、媒体(紙)に電子文書を印刷するに際し、例えば固有の識別情報を付加して印刷する場合にて、この識別情報の唯一性を高めることができる。
以下、添付図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される電子文書管理システムの全体構成を示した図である。この電子文書管理システムは、インターネットなどのネットワーク1に各種装置が接続されて構成されている。ここでは、文書画像とコード画像とを重畳して印刷する印刷装置2と、文書画像の元となる電子文書を指定して印刷指示を出力する印刷指示装置3とを備えている。また、文書画像とコード画像とが重畳された媒体から文書画像やコード画像を読み取る入力装置4と、例えば識別情報(文書ID)に対応させて電子文書を格納する電子文書データベース(DB)5とを備えている。更に、印刷に際してコード情報を割り付けるコード割付装置6と、電子文書を管理する電子文書管理装置7とを備えている。コード割付装置6は、印刷に際して割り付けられるコード情報を蓄積するコード情報蓄積部6aに接続されている。また、電子文書管理装置7は、電子文書と、アドレス情報、電子文書の識別情報(ID)や媒体の識別情報、属性情報等との対応関係を蓄積する管理情報蓄積部7aに接続されている。
印刷装置2は、例えば電子写真方式やインクジェット方式などにより、YMCKなどの有色トナー/有色インクを用いて媒体(紙)上に文書画像を形成する。また、印刷装置2では、この媒体(紙)上に、後述する不可視トナーによってコード画像を重ね合わせて印刷している。印刷指示装置3は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)によって構成され、例えばURL(Uniform Resource Locators)を用いて電子文書データベース(DB)5に格納された電子文書を読み出し、印刷指示を出力する。この印刷指示装置3からの印刷指示の情報は、ネットワーク1を介して電子文書管理装置7および印刷装置2に転送される。電子文書管理装置7は、コード割付装置6に対してコード発行の要求を出し、コード割付装置6は、コード情報蓄積部6aに蓄積されたコードの中から、この印刷指示に対するコードを割り付ける。電子文書管理装置7では、電子文書とコード情報との対応関係を管理情報蓄積部7aに格納し、電子文書の文書画像とともに印刷されるコード画像の元となるコード情報(コード割付装置6から受信したコード情報)を印刷装置2へ出力する。尚、コード割付装置6が電子文書管理装置7に送信したコード情報と同じコード情報を、直接、コード割付装置6から印刷装置2に提供されるように構成することもできる。印刷装置2では、電子文書データベース(DB)5に格納されていた電子文書と、コード情報とを取得し、電子文書をビットマップ展開した文書画像と、コード情報から生成されたコード画像とを媒体(紙)に印刷する。
一方、入力装置4は、読み取りの対象となる媒体(紙)面に対し、例えば主走査方向に伸びるセンサを副走査方向にスキャンし、文書画像とコード画像とを読み取るように構成することができる。また、例えば、ペン型入力装置と所定のPCとで構成することもできる。例えばペン形入力装置では、この所定のPCと通信を行なう通信機能と、印刷された媒体に例えば赤外光を照射し、媒体上の2次元コードから例えばX座標とY座標とからなるコード画像を読み取るコード読取機能等を備えている。この通信機能は、読み取られた媒体上のコード情報などを送信している。この通信としては、USB(Universal Serial Bus)などのインタフェースにケーブルで接続して通信する場合や、無線LAN、シリアルインタフェース規格であるRS−232C、短距離無線伝送技術であるBluetoothなどを用いることができる。
尚、本出願では、「電子文書」の文言を用いているが単なる文書やテキスト情報だけを意味するものではない。本出願では、絵、写真、図形などの他の画像、ビットマップ画像、図面情報、他の印刷情報も含めて「電子文書」としている。また、「電子文書」は、主に電子化されたドキュメント状態であり、印刷されるものは電子文書の「文書画像」である。
図2は、印刷装置2の一実施形態を示した説明図である。印刷装置2は、例えば電子写真方式を用いて、可視画像である文書画像と不可視画像であるコード画像とを同時に印刷している。そのために、図2に示す例では、不可視用、イエロー用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用のトナー像を感光体ドラム上に形成する5つの画像形成ユニット10(10I、10Y、10M、10C、10K)と、これらのトナー像が順次転写される中間転写ベルト11を備えている。この不可視用画像形成ユニット10Iによってコード画像が形成され、他の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kによって文書画像が形成される。また、搬送される媒体(紙)上に重ねられたトナー像を一括転写する二次転写ロール12と、媒体(紙)上に形成されたトナー像を定着させる定着器13とを備えている。また、搬送される媒体(紙)を提供する用紙トレイ14と、用紙トレイ14から提供された媒体(紙)を搬送する搬送経路15を有している。更に、印刷装置2の全体制御を実行するとともに、文書画像やコード画像の生成等に関する各種処理を実行する制御部20を備えている。また、更に、図2に示す例では、搬送経路15における二次転写ロール12(二次転写部)の手前側(上流側)にて紙詰まり(ジャム)を検出するジャムセンサ21が設けられている。
図3は、制御部20における本実施形態の機能を示すブロック図である。制御部20は、ネットワーク1を介して外部装置と通信を行なう通信制御部31を備えている。また、この通信制御部31を介して取得したコード情報を画像化してコード画像を生成するコード画像生成部32と、通信制御部31を介して取得した電子文書を画像化して文書画像を生成する文書画像生成部33とを備えている。また、生成されたコード画像と文書画像とを合成する画像合成部34と、合成された画像に対する印刷制御を行う印刷制御部35とを備えている。また、コード画像生成部32により生成されたコード画像を一時的に格納するコード画像格納部36と、文書画像生成部33により生成された文書画像を一時的に格納する文書画像格納部37とを備えている。更に、画像合成部34により画像合成された際の電子文書とコード情報との対応関係を格納する管理情報格納部38を備えている。更に、印刷装置2の本体各部を制御する機構制御部41と、紙詰まりの認識とコード情報の再利用/再発行を制御する紙詰まり解析処理部42とを備えている。
通信制御部31は、図1に示す例えば電子文書管理装置7からコード情報を取得し、例えば電子文書DB5から電子文書を取得する。その後、コード画像生成部32では、例えば図示しないパターン格納部からパターンが読み出されると共に、符号化された識別情報と符号化されたアドレス情報(位置情報)とを用いて、2次元配置されたコード画像が生成される。一方、文書画像生成部33では、取得された電子文書を画像化し、文書画像が生成される。ここでは、例えばページメモリに画像を展開する際、例えばR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の入力色信号を、印刷色信号であるY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)に変換する作業などが実行される。そして、画像合成部34では、コード画像生成部32により画像化され生成された2次元コード配列と、文書画像生成部33で画像化された文書画像とを重ね合わせる作業が行われ、印刷制御部35に対して印刷画像を出力する。
尚、印刷制御部35では、人間の目に容易に識別できない(ほぼ不可視)の色材を使用してコード画像を印字し、文書画像を人間の目に識別可能な(可視の)色材を使用して印字する。より正確には、不可視の色材として、特定の赤外領域の波長が可視光量域の波長より多く吸収される特性のものを用い、可視の色材は可視光領域の波長を多く吸収する特性を有したものを使用する。但し、コード画像の印刷としては不可視の色材を利用する場合に限るものではない。例えば、コード画像については、赤外域の波長を吸収するカーボンブラックを使用し、文書画像部をイエロー、マゼンタ、シアンの色材(通常、これらの色材は赤外域の波長吸収量が少ない)を使用して画像を形成することも可能である。
図4は、以上のようにして得られた文書画像とコード画像とを図2に示すような印刷装置2で印刷した印刷画像の例を示した図である。図4に示すように、媒体(紙)の表面には、可視トナーで形成される文書画像の上に、例えば不可視トナーで印刷されるコード画像が重ね合わせて出力される。このコード画像には、アドレス情報と識別情報、更に、その他の付加情報などが含まれている。このアドレス情報は、印刷する媒体の大きさに合わせて媒体一面に割り振られており、このアドレス情報を含むコード画像は、媒体の全面に形成される。また、このコード画像に含まれる識別情報としては、例えば電子文書の文書IDや、媒体毎に付与される媒体識別情報などが挙げられる。また、付加情報には、媒体の複写禁止や廃棄制限などの情報を含めることができる。
尚、図4に示すような2次元コード画像を形成するパターンは、可視光領域(400nm〜700nm)における最大吸収率が例えば7%以下であり、近赤外領域(800nm〜1000nm)における吸収率が例えば30%以上の、いわゆる不可視トナーによって形成される。また、この不可視トナーは、画像の機械読み取りのために必要な近赤外光吸収能力を高めるために、平均分散径は100nm〜600nmの範囲のものが採用される。ここで、「可視」および「不可視」は、目視により認識できるかどうかとは関係しない。印刷された媒体に形成された画像が可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性の有無により認識できるかどうかで「可視」と「不可視」とを区別している。また、この2次元コードパターンは、位置コード(アドレス情報に対応するコード)が格納される領域と、電子文書や印刷媒体を一意に特定するための識別コードが格納される領域とを含んでいる。また、付加情報のコードや同期コードが格納される領域も含んでいる。そして、これらの内容を各々有する2次元コードパターンが複数、配置され、印刷される媒体の大きさに合わせて媒体一面(紙面)の全面に配置される。また、各ビット値は、回転角度が異なる複数の微小ラインビットマップで形成され、例えば、相互に異なる傾きを有するバックスラッシュ「\」およびスラッシュ「/」を用いてビット0とビット1とが表現される。斜線パターンは600dpiで8×8画素の大きさで構成されており、左上がりの斜線パターン(パターン0)がビット値0を、右上がりの斜線パターン(パターン1)がビット値1を表現する。従って、1つの斜線パターンで1ビットの情報(0または1)を表現できる。このような2種類の傾きからなる微小ラインビットマップを用いることで、可視画像に与えるノイズが極めて小さく、かつ大量の情報を高密度にデジタル化して埋め込むことが可能な2次元コードパターンを提供することが可能となる。
次に、制御部20にて実行される再印字処理について説明する。
図5は、制御部20にて実行される再印字処理の流れを示すフローチャートである。印刷装置2にて印刷が開始された後、機構制御部41では、ジャムセンサ21からの出力等により、印刷装置2にて紙詰まりが発生したか否かを判断する(ステップ101)。紙詰まりが発生していない場合には、そのまま印刷を終了させる。紙詰まりが発生した場合には、紙詰まり解析処理部42にて、媒体(紙)の先端がジャムセンサ21を通過したか否かを判断する(ステップ102)。ジャムセンサ21を通過している場合には、コードの再発行処理を実行する(ステップ103)。その後、再印刷処理が実行されて(ステップ104)、処理が終了する。その一方、ステップ102にて、媒体(紙)の先端がジャムセンサ21を通過していないと紙詰まり解析処理部42が判断する場合には、コード再利用処理が実行される(ステップ105)。その後、再印刷処理が実行されて(ステップ104)、処理が終了する。
図6は、ステップ103のコード再発行処理を示すフローチャートである。コード再発行処理において、まず、紙詰まり解析処理部42よりコード再発行の依頼を受けた通信制御部31は、図1に示すネットワーク1を介して電子文書管理装置7へコード削除情報を送信する(ステップ201)。このコード削除情報には、削除すべきコード情報を特定する情報に加え、新たなコードを再発行して欲しい旨の情報が含まれている。コード削除情報を取得した電子文書管理装置7は、コード割付装置6に対してコードの割り付け(発行)の要求を出力する。そして、電子文書管理装置7は、コード割付装置6から再発行されたコード情報を取得すると、管理情報蓄積部7aに蓄積されている電子文書とコード情報との対応関係のデータを書き換え、新たに発行されたコード情報と電子文書との対応関係の情報を管理情報蓄積部7aに蓄積する。また、これと同時に、電子文書管理装置7は、印刷装置2に対して新たに発行されたコード情報を送信する。
一方、印刷装置2の制御部20では、管理情報格納部38にコード情報と電子文書との対応関係の情報が格納されている場合には、電子文書への割り付けを解除する処理がなされる(ステップ202)。その後、通信制御部31は、再発行されたコード情報を電子文書管理装置7から取得する(ステップ203)。そしてコード画像生成部32は、通信制御部31にて取得されたコード情報から新たなコード画像を生成する(ステップ204)。またこれに並行して、文書画像生成部33は、再度、文書画像を印刷するために、先に印刷処理が実行された文書画像をメモリ(文書画像格納部37)から取得する(ステップ205)。その後、画像合成部34では、文書画像に新たなコード画像が割り付けられ、合成画像が生成される(ステップ206)。そして、電子文書と新たなコード情報との対応関係は、管理情報格納部38に格納され、印刷制御部35による再印刷処理(ステップ104)へ移行する。
このように、ジャムセンサ21の通過を開始した以降に紙詰まりが発生した場合には、コード画像は印字されたものと考え、新たなコード画像を生成し印字している。これによって、例えば印刷された情報の改ざんを防止し、原本性を保証するなど、例えばドキュメントID(識別情報)の唯一性を高めることが可能となる。
図7は、ステップ105のコード再利用処理を示すフローチャートである。紙詰まり解析処理部42は、コード再利用処理に際して、まずコード画像生成部32に対してコード情報を再利用すべき指示を出力する。この指示を受けたコード画像生成部32は、先に生成したコード画像をコード画像格納部36から読み出して取得する(ステップ301)。また、再印刷処理を行うにあたり、文書画像生成部33は、文書画像格納部37に格納されている文書画像を読み出して取得する(ステップ302)。その後、画像合成部34は、先に印刷指示を出した画像と同じ画像、即ち、取得したコード画像と文書画像とを合成し、合成画像を生成する(ステップ303)。その後、印刷制御部35による再印刷処理(ステップ104)へ移行する。
このように、媒体(紙)がジャムセンサ21を通過し始めるまでは紙面上に画像は形成されていない。そのために、このタイミングまでの間に紙詰まりが発生した場合はコード画像が紙に印刷されていないことから、コードを再利用している。これによって、例えばコードの情報量が有限である場合に、コードを無駄にすることなく、有効に利用することが可能となる。
次に、本実施の形態における変形例について説明する。
図8は、印刷装置2の変形例を示した説明図である。図2に示す印刷装置2とは、単独のジャムセンサ21ではなく複数のジャムセンサ(22〜24)を設けている点が異なっている。即ち、図8に示す印刷装置2は、第1のジャムセンサ22と、第2のジャムセンサ23と、第3のジャムセンサ24とを設け、印刷装置2における画像形成のどのタイミングで紙詰まりが発生したかをより詳細に把握できるように構成している。
コード画像が印字されたか否かを判断する場所としては、幾つかの時点が考えられる。例えば、以下のパターンが挙げられる。
(i)不可視用画像形成ユニット10Iの感光体ドラム上にトナー像が現像された時点
(ii)中間転写ベルト11上にトナー像が転写された時点
(iii)中間転写ベルト11上に転写されたトナー像が媒体(紙)上に二次転写された時点
(iv)媒体(紙)上のトナー像が定着された時点
上記4つのパターンを、例えば図8に示す第1のジャムセンサ22、第2のジャムセンサ23、および第3のジャムセンサ24によって認識する。例えば、用紙トレイ14による媒体(紙)の搬送を開始した後、第1のジャムセンサ22に媒体(紙)の先端が到達する前に紙詰まりが検出された場合には、上記(i)の時点よりも早い段階で紙詰まりが検出されたものとする。また、例えば第1のジャムセンサ22に媒体(紙)が到達してから所定の時間内に紙詰まりが検出された場合には、上記(ii)の時点にて紙詰まりが検出されたものとする。更に、例えば第2のジャムセンサ23に媒体(紙)が到達してから、二次転写ロール12による二次転写のタイミングにて紙詰まりが検出された場合には、上記(iii)の時点にて紙詰まりが検出されたものとする。また更に、第3のジャムセンサ24によって媒体(紙)が認識された後、定着器13による定着動作のタイミングにて紙詰まりが検出された場合には、上記(iv)の時点にて紙詰まりが検出されたものとする。このようにして、複数のジャムセンサ(22〜24)によって、複数の状態を検出することが可能である。
そして、このように紙詰まりの時点を区別して把握することにより、状況に応じたコードの再発行/再利用を実現することができる。即ち、前述のように、紙詰まりがあったときに再度、同じコードを印刷すると、コードを有効利用することはできるが、その文書に原本性を求める場合には望ましくない場合がある。その一方で、異なるコードを印刷する場合には、原本性を高めることが可能となるが、そのコードが無駄になってしまう。例えばコードに高い原本性を求める場合に、コードを再利用すると原本性は低くなるが、コードを再発行すれば原本性を高めることができる。そこで、原本性を最も高めるためには、例えば上記(i)の時点を判断の基準時点とする。即ち、感光体ドラム上にトナー像が現像される前であればコードを再利用し、現像された後であれば、例え媒体(紙)上に画像が形成されていなくともコードの再発行を要求する。これによって、高いレベルの原本性を維持することが可能となる。原本性のレベルよりもコードの無駄を防止することに最も重点を置く場合には、上記(iv)の時点を判断の基準時点とする。即ち、コード画像が媒体(紙)上に定着される前までの紙詰まりではコードを再利用し、定着された後の紙詰まりの場合に限りコードの再発行を要求する。このようにして、欲しい原本性のレベルに応じ、段階的に、上記(i)〜(iv)を選択すれば良い。
尚、これらのレベルは、ユーザの好みによって選択可能とすることも有効である。また、例えば用いられるコード情報の種類によって、その経済性等を考慮して選択することも意味がある。
以上詳述したように、本実施の形態によれば、電子文書の文書画像を印刷する際に識別情報などを含むコード画像を含めて印刷するシステムにて、印刷の最中に紙詰まりなどの印刷障害があった場合に、印刷障害に応じて、その後の画像の印刷に際してコード情報を再利用して再印刷すること、または、コード情報の再発行を受けて再印刷することができる。これによって、要求される原本性に応じ、コードの無駄を抑制した状態にて、コード画像を含む画像を印刷することが可能となる。
本実施の形態が適用される電子文書管理システムの全体構成を示した図である。 印刷装置の一実施形態を示した説明図である。 制御部における本実施形態の機能を示すブロック図である。 文書画像とコード画像とを印刷装置で印刷した印刷画像の例を示した図である。 制御部にて実行される再印字処理の流れを示すフローチャートである。 コード再発行処理を示すフローチャートである。 コード再利用処理を示すフローチャートである。 印刷装置の変形例を示した説明図である。
符号の説明
1…ネットワーク、2…印刷装置、3…印刷指示装置、5…電子文書データベース(DB)、6…コード割付装置、6a…コード情報蓄積部、7…電子文書管理装置、7a…管理情報蓄積部、20…制御部、21…ジャムセンサ、22…第1のジャムセンサ、23…第2のジャムセンサ、24…第3のジャムセンサ、31…通信制御部、32…コード画像生成部、33…文書画像生成部、34…画像合成部、42…紙詰まり解析処理部

Claims (10)

  1. 電子文書を画像化した文書画像とコード情報を画像化したコード画像とを含む画像を媒体上に印刷する印刷装置であって、
    前記画像の前記媒体上への印刷が完了するまでに生じた所定の印刷障害を認識する認識手段と、
    前記認識手段により認識された前記印刷障害に応じて、当該印刷障害が生じた際の印刷に用いたコード情報をその後の画像の印刷に際して再利用して印刷する印刷手段と
    を含む印刷装置。
  2. 前記認識手段により認識される印刷障害は、媒体の搬送不良であり、
    前記搬送不良が生じた際におけるコード画像の印字作業状態に応じて、当該搬送不良が生じた際の印刷に用いたコード情報を再利用するか否かを決定する決定手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記決定手段は、前記コード画像を前記媒体上へ印字する前に前記媒体の搬送不良が発生した場合に、当該コード画像の元となるコード情報を再利用することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記決定手段は、前記コード画像のトナー像を感光体または転写体へ形成する前に前記媒体の搬送不良が発生した場合に、当該コード画像の元となるコード情報を再利用することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  5. 電子文書を画像化した文書画像とコード情報を画像化したコード画像とを含む画像を媒体上に印刷する印刷装置であって、
    前記媒体上への画像の印刷が完了するまでに生じた所定の印刷障害を認識する認識手段と、
    前記認識手段により認識された前記印刷障害に応じて、当該印刷障害が発生した際に印刷しようとした文書画像と同一の文書画像を再度印刷する際に新たなコード画像を印刷する印刷手段と
    を含む印刷装置。
  6. 前記認識手段により認識される印刷障害は、媒体の搬送不良であり、
    前記搬送不良が生じた際におけるコード画像の印字作業状態に応じて、当該搬送不良が生じた際に印刷しようとした文書画像を再度印刷する際に新たなコード画像を印刷するか否かを決定する決定手段を更に備えたことを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記決定手段は、前記コード画像の少なくとも一部を前記媒体上へ印字した後に前記媒体の搬送不良が発生した場合に、新たなコード画像の印刷を決定することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記決定手段は、前記コード画像のトナー像の少なくとも一部を感光体または転写体へ形成した後に前記媒体の搬送不良が発生した場合に、新たなコード画像の印刷を決定することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  9. 印刷指示を受けた電子文書を取得し、取得された当該電子文書を画像化して文書画像を生成し、コード情報を取得し、取得された当該コード情報を画像化してコード画像を生成し、生成された当該文書画像と生成された当該コード画像とを共に媒体に印刷する画像印刷方法であって、
    前記文書画像と前記コード画像とを前記媒体上へ印刷する作業途中にて印刷障害が生じた場合に、コード画像の印字作業状態に応じてコード情報を再利用して再印刷することを特徴とする画像印刷方法。
  10. 前記コード画像の少なくとも一部が前記媒体または画像形成部材に形成された後はコード情報の再発行を受け、新たなコード情報から生成した新たなコード画像と共に前記文書画像を再印刷することを特徴とする請求項9に記載の画像印刷方法。
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