JP2002236392A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2002236392A JP2002236392A JP2001033489A JP2001033489A JP2002236392A JP 2002236392 A JP2002236392 A JP 2002236392A JP 2001033489 A JP2001033489 A JP 2001033489A JP 2001033489 A JP2001033489 A JP 2001033489A JP 2002236392 A JP2002236392 A JP 2002236392A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 像形成体に形成されたカラートナー像の画質
が良く転写材あるいは中間転写体に対し効率良く転写さ
れ、その下層の透明トナー層の残留トナーが効率良くク
リーニング出来るようにする。 【解決手段】 感光体ドラム10の周面に透明トナーT
の現像器13T、次いでY、M、CおよびKの各現像器
13Y、13M、13Cおよび13Kをドラムの回転方
向上流側より順に配設し、透明トナーTに非球形のトナ
ーを採用することによってクリーニングを容易なものと
し、各カラートナーY、M、CおよびKに球形のトナー
を使用することによって転写性が良く高画質の画像が得
られるようにする。
が良く転写材あるいは中間転写体に対し効率良く転写さ
れ、その下層の透明トナー層の残留トナーが効率良くク
リーニング出来るようにする。 【解決手段】 感光体ドラム10の周面に透明トナーT
の現像器13T、次いでY、M、CおよびKの各現像器
13Y、13M、13Cおよび13Kをドラムの回転方
向上流側より順に配設し、透明トナーTに非球形のトナ
ーを採用することによってクリーニングを容易なものと
し、各カラートナーY、M、CおよびKに球形のトナー
を使用することによって転写性が良く高画質の画像が得
られるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
って形成されたカラートナー像を転写材上に転写・定着
を行う画像形成装置に係わり、特にカラートナーと共に
透明トナーを用いる画像形成装置に関する。
って形成されたカラートナー像を転写材上に転写・定着
を行う画像形成装置に係わり、特にカラートナーと共に
透明トナーを用いる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像を形成する画像形成装置にお
いては、像形成体上にカラー画像を形成し、形成したカ
ラー画像を転写材上に転写を行い、或いは像形成体上の
カラー画像を一旦中間転写体上に転写した後、転写材上
に再転写を行い、転写材上のカラートナー像を定着手段
によって定着することが行われている。トナー像は転写
バイアスが印加された条件下において転写が行われる
が、100%の転写効率をもって転写を行うことは不可
能で、いくらかのトナーは転写されないまま、例えば像
形成体上に残留する。像形成体上に形成された画像に較
べて、転写材上の画像はトナーの付着状態が変化してい
て画質の低下は避けられない。特にイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)の4色のトナ
ー像を転写材上に重ね合わすカラー画像においては、転
写工程を経ることによって色相にズレが生じ、画質を著
しく低下させる。
いては、像形成体上にカラー画像を形成し、形成したカ
ラー画像を転写材上に転写を行い、或いは像形成体上の
カラー画像を一旦中間転写体上に転写した後、転写材上
に再転写を行い、転写材上のカラートナー像を定着手段
によって定着することが行われている。トナー像は転写
バイアスが印加された条件下において転写が行われる
が、100%の転写効率をもって転写を行うことは不可
能で、いくらかのトナーは転写されないまま、例えば像
形成体上に残留する。像形成体上に形成された画像に較
べて、転写材上の画像はトナーの付着状態が変化してい
て画質の低下は避けられない。特にイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)の4色のトナ
ー像を転写材上に重ね合わすカラー画像においては、転
写工程を経ることによって色相にズレが生じ、画質を著
しく低下させる。
【0003】転写工程において、カラートナー像の転写
効率を100%に近付ける手段として、無色透明トナー
をカラートナーと共に用いることが提案されている。特
開平1−134485号明細書には、像形成体上に形成
された静電潜像を初め透明トナーで現像し、続いてカラ
ートナーで現像したのち、転写材に転写することによっ
て、転写工程でのカラートナーの転写残りを減らし、最
高濃度の高い階調再現性に優れた画像が得られることが
記載されている。また、特開平5−281863号明細
書には、第1段階で透明材料を中間転写体上に付着さ
せ、次にカラートナー像を中間転写体に転写し、カラー
トナー像を透明材料の上に重ね、最終段階で中間転写体
から転写材へカラートナー像の転写を行うことによっ
て、カラートナー像が転写材上に完全に転写されて、色
の忠実性が保持され、光沢のある画像が得られることが
記載されている。また、特開平8−106195号明細
書には、像形成体上にY、M、Cのトナー像を重ねて形
成し、一括して転写材上に転写を行う画像形成装置で、
最初に現像動作を行う現像器内に透明トナーを内蔵し画
像形成を行うことにより、色再現性に優れたカラー画像
が得られることが記載されている。
効率を100%に近付ける手段として、無色透明トナー
をカラートナーと共に用いることが提案されている。特
開平1−134485号明細書には、像形成体上に形成
された静電潜像を初め透明トナーで現像し、続いてカラ
ートナーで現像したのち、転写材に転写することによっ
て、転写工程でのカラートナーの転写残りを減らし、最
高濃度の高い階調再現性に優れた画像が得られることが
記載されている。また、特開平5−281863号明細
書には、第1段階で透明材料を中間転写体上に付着さ
せ、次にカラートナー像を中間転写体に転写し、カラー
トナー像を透明材料の上に重ね、最終段階で中間転写体
から転写材へカラートナー像の転写を行うことによっ
て、カラートナー像が転写材上に完全に転写されて、色
の忠実性が保持され、光沢のある画像が得られることが
記載されている。また、特開平8−106195号明細
書には、像形成体上にY、M、Cのトナー像を重ねて形
成し、一括して転写材上に転写を行う画像形成装置で、
最初に現像動作を行う現像器内に透明トナーを内蔵し画
像形成を行うことにより、色再現性に優れたカラー画像
が得られることが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、透明トナー
を用いることによって、カラートナー像の転写性を高
め、色再現性を高めたカラー画像を得るようにすると共
に、下記の問題点を解決した画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
を用いることによって、カラートナー像の転写性を高
め、色再現性を高めたカラー画像を得るようにすると共
に、下記の問題点を解決した画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】 透明トナーを用いて転写性の向上をは
かるときは、カラートナーについては高い転写性が得ら
れるが、転写残となるトナーの大部分は透明トナーとな
る。良好なカラー画像を得るためには、小粒径の球形を
したカラートナーが好ましく用いられる。転写残トナー
はクリーニングブレードを用いたクリーニング手段によ
ってクリーニングされるが、小粒径の球形トナーはクリ
ーニングブレードの下をくぐり抜け易く、クリーニング
性能は良くない。従来の透明トナーはカラートナーの色
材を含まない形で用いられていることから、本発明にお
いてはクリーニング性に優れた透明トナーを用いた画像
形成装置を提供することを第1の目的とする。
かるときは、カラートナーについては高い転写性が得ら
れるが、転写残となるトナーの大部分は透明トナーとな
る。良好なカラー画像を得るためには、小粒径の球形を
したカラートナーが好ましく用いられる。転写残トナー
はクリーニングブレードを用いたクリーニング手段によ
ってクリーニングされるが、小粒径の球形トナーはクリ
ーニングブレードの下をくぐり抜け易く、クリーニング
性能は良くない。従来の透明トナーはカラートナーの色
材を含まない形で用いられていることから、本発明にお
いてはクリーニング性に優れた透明トナーを用いた画像
形成装置を提供することを第1の目的とする。
【0006】 画像形成装置は、カラートナーを内蔵
した現像器の他に、透明トナーを内蔵した現像器を用い
るので、画像形成装置は大型化するのは避けられない。
透明トナーは形成される画像の画質にはあまり関与しな
いことから、本発明は透明トナーを内蔵した現像器の小
型化をはかった画像形成装置を提供することを第2の目
的とする。
した現像器の他に、透明トナーを内蔵した現像器を用い
るので、画像形成装置は大型化するのは避けられない。
透明トナーは形成される画像の画質にはあまり関与しな
いことから、本発明は透明トナーを内蔵した現像器の小
型化をはかった画像形成装置を提供することを第2の目
的とする。
【0007】 高画質のカラー画像を得るために、カ
ラー画像の像形成体上に形成される潜像は高解像度で、
多値化処理を行った像露光によって行われている。しか
し、透明トナー像は形成される画像の画質にはあまり関
与しないことから、本発明は透明トナー像の潜像が像形
成体上に画質よりも安定性を重視して形成されるように
した画像形成装置を提供することを第3の目的とする。
ラー画像の像形成体上に形成される潜像は高解像度で、
多値化処理を行った像露光によって行われている。しか
し、透明トナー像は形成される画像の画質にはあまり関
与しないことから、本発明は透明トナー像の潜像が像形
成体上に画質よりも安定性を重視して形成されるように
した画像形成装置を提供することを第3の目的とする。
【0008】 カラー画像形成装置においては、画質
維持の観点からカラートナーのリサイクルは行われてい
ない。しかし、透明トナー像はあまり画質に関係しない
ことと、転写残トナーとして回収される量が多いことか
ら、本発明は透明トナーについて回収、再使用を行うよ
うにした画像形成装置を提供することを第4の目的とす
る。
維持の観点からカラートナーのリサイクルは行われてい
ない。しかし、透明トナー像はあまり画質に関係しない
ことと、転写残トナーとして回収される量が多いことか
ら、本発明は透明トナーについて回収、再使用を行うよ
うにした画像形成装置を提供することを第4の目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、像形
成体上に透明トナー像を形成し、該透明トナー像の上に
カラートナー像を重ね合わせて形成した後、前記像形成
体上の透明トナー像およびカラートナー像を転写材上に
転写、或いは中間転写体上に転写した後転写材上に再転
写してカラー画像を形成する画像形成装置において、前
記透明トナー像は非球形のトナーからなり、前記カラー
トナー像は実質的に球形のトナーからなることを特徴と
する画像形成装置(請求項1の発明)および、中間転写
体上に透明トナー像を形成し、該透明トナー像の上に像
形成体上に形成したカラートナー像を順次転写した後、
前記中間転写体上の透明トナー像およびカラートナー像
を一括して転写材上に転写してカラー画像を形成する画
像形成装置において、前記中間転写体上に形成する透明
トナー像は非球形のトナーからなり、前記像形成体上に
形成するカラートナー像は実質的に球形のトナーからな
ることを特徴とする画像形成装置(請求項6の発明)に
よって達成される。
成体上に透明トナー像を形成し、該透明トナー像の上に
カラートナー像を重ね合わせて形成した後、前記像形成
体上の透明トナー像およびカラートナー像を転写材上に
転写、或いは中間転写体上に転写した後転写材上に再転
写してカラー画像を形成する画像形成装置において、前
記透明トナー像は非球形のトナーからなり、前記カラー
トナー像は実質的に球形のトナーからなることを特徴と
する画像形成装置(請求項1の発明)および、中間転写
体上に透明トナー像を形成し、該透明トナー像の上に像
形成体上に形成したカラートナー像を順次転写した後、
前記中間転写体上の透明トナー像およびカラートナー像
を一括して転写材上に転写してカラー画像を形成する画
像形成装置において、前記中間転写体上に形成する透明
トナー像は非球形のトナーからなり、前記像形成体上に
形成するカラートナー像は実質的に球形のトナーからな
ることを特徴とする画像形成装置(請求項6の発明)に
よって達成される。
【0010】上記第2の目的は、像形成体上に透明トナ
ー像を形成し、該透明トナー像の上にカラートナー像を
重ね合わせて形成した後、前記像形成体上の透明トナー
像およびカラートナー像を転写材上に転写、或いは中間
転写体上に転写した後転写材上に再転写してカラー画像
を形成する画像形成装置において、前記像形成体上に透
明トナー像を形成するときの現像手段として接触または
非接触の非磁性1成分現像器を用い、前記透明トナー像
の上にカラートナー像を形成するときの現像手段として
非接触の2成分現像器を用いることを特徴とする画像形
成装置(請求項10の発明)および、中間転写体上に透
明トナー像を形成し、該透明トナー像の上に像形成体上
に形成したカラートナー像を順次転写した後、前記中間
転写体上の透明トナー像およびカラートナー像を一括し
て転写材上に転写してカラー画像を形成する画像形成装
置において、前記中間転写体上に透明トナー像を形成す
るときの現像手段として接触または非接触の非磁性1成
分現像器を用い、前記像形成体上にカラートナー像を形
成するときの現像手段として非接触の2成分現像器を用
いることを特徴とする画像形成装置(請求項14の発
明)によって達成される。
ー像を形成し、該透明トナー像の上にカラートナー像を
重ね合わせて形成した後、前記像形成体上の透明トナー
像およびカラートナー像を転写材上に転写、或いは中間
転写体上に転写した後転写材上に再転写してカラー画像
を形成する画像形成装置において、前記像形成体上に透
明トナー像を形成するときの現像手段として接触または
非接触の非磁性1成分現像器を用い、前記透明トナー像
の上にカラートナー像を形成するときの現像手段として
非接触の2成分現像器を用いることを特徴とする画像形
成装置(請求項10の発明)および、中間転写体上に透
明トナー像を形成し、該透明トナー像の上に像形成体上
に形成したカラートナー像を順次転写した後、前記中間
転写体上の透明トナー像およびカラートナー像を一括し
て転写材上に転写してカラー画像を形成する画像形成装
置において、前記中間転写体上に透明トナー像を形成す
るときの現像手段として接触または非接触の非磁性1成
分現像器を用い、前記像形成体上にカラートナー像を形
成するときの現像手段として非接触の2成分現像器を用
いることを特徴とする画像形成装置(請求項14の発
明)によって達成される。
【0011】上記第3の目的は、像形成体上に透明トナ
ー像を形成し、該透明トナー像の上にカラートナー像を
重ね合わせて形成した後、前記像形成体上の透明トナー
像およびカラートナー像を転写材上に転写、或いは中間
転写体上に転写した後転写材上に再転写してカラー画像
を形成する画像形成装置において、前記像形成体上に透
明トナー像を形成するときの潜像形成手段による画像書
込の解像度を、前記透明トナー像の上にカラートナー像
を重ね合わせて形成するときの潜像形成手段による画像
書込の解像度よりも低くすることを特徴とする画像形成
装置(請求項17の発明)および、中間転写体上に透明
トナー像を形成し、該透明トナー像の上に像形成体上に
形成したカラートナー像を順次転写した後、前記中間転
写体上の透明トナー像およびカラートナー像を一括して
転写材上に転写してカラー画像を形成する画像形成装置
において、前記中間転写体上に透明トナー像を形成する
手段は、像担持体と、該像担持体上に透明トナー像を形
成する手段と、前記像担持体上の透明トナー像を前記中
間転写体上に転写する手段とを有し、前記像担持体上に
透明トナー像を形成するときの潜像形成手段による画像
書込の解像度を、前記像形成体上にカラートナー像を形
成するときの潜像形成手段による画像書込の解像度より
も低くすることを特徴とする画像形成装置(請求項21
の発明)および、像形成体上に透明トナー像を形成し、
該透明トナー像の上にカラートナー像を重ね合わせて形
成した後、前記像形成体上の透明トナー像およびカラー
トナー像を転写材上に転写、或いは中間転写体上に転写
した後転写材上に再転写してカラー画像を形成する画像
形成装置において、前記像形成体上に透明トナー像を形
成するときの潜像形成手段による画像書込を2値で行
い、前記透明トナー像の上にカラートナー像を重ね合わ
せて形成するときの潜像形成手段による画像書込を多値
で行うことを特徴とする画像形成装置(請求項24の発
明)および、中間転写体上に透明トナー像を形成し、該
透明トナー像の上に像形成体上に形成したカラートナー
像を順次転写した後、前記中間転写体上の透明トナー像
およびカラートナー像を一括して転写材上に転写してカ
ラー画像を形成する画像形成装置において、前記中間転
写体上に透明トナー像を形成する手段は、像担持体と、
該像担持体上に透明トナー像を形成する手段と、前記像
担持体上の透明トナー像を前記中間転写体上に転写する
手段とを有し、前記像担持体上に透明トナー像を形成す
るときの潜像形成手段による画像書込を2値で行い、前
記像形成体上にカラートナー像を形成するときの潜像形
成手段による画像書込を多値で行うことを特徴とする画
像形成装置(請求項28の発明)によって達成される。
ー像を形成し、該透明トナー像の上にカラートナー像を
重ね合わせて形成した後、前記像形成体上の透明トナー
像およびカラートナー像を転写材上に転写、或いは中間
転写体上に転写した後転写材上に再転写してカラー画像
を形成する画像形成装置において、前記像形成体上に透
明トナー像を形成するときの潜像形成手段による画像書
込の解像度を、前記透明トナー像の上にカラートナー像
を重ね合わせて形成するときの潜像形成手段による画像
書込の解像度よりも低くすることを特徴とする画像形成
装置(請求項17の発明)および、中間転写体上に透明
トナー像を形成し、該透明トナー像の上に像形成体上に
形成したカラートナー像を順次転写した後、前記中間転
写体上の透明トナー像およびカラートナー像を一括して
転写材上に転写してカラー画像を形成する画像形成装置
において、前記中間転写体上に透明トナー像を形成する
手段は、像担持体と、該像担持体上に透明トナー像を形
成する手段と、前記像担持体上の透明トナー像を前記中
間転写体上に転写する手段とを有し、前記像担持体上に
透明トナー像を形成するときの潜像形成手段による画像
書込の解像度を、前記像形成体上にカラートナー像を形
成するときの潜像形成手段による画像書込の解像度より
も低くすることを特徴とする画像形成装置(請求項21
の発明)および、像形成体上に透明トナー像を形成し、
該透明トナー像の上にカラートナー像を重ね合わせて形
成した後、前記像形成体上の透明トナー像およびカラー
トナー像を転写材上に転写、或いは中間転写体上に転写
した後転写材上に再転写してカラー画像を形成する画像
形成装置において、前記像形成体上に透明トナー像を形
成するときの潜像形成手段による画像書込を2値で行
い、前記透明トナー像の上にカラートナー像を重ね合わ
せて形成するときの潜像形成手段による画像書込を多値
で行うことを特徴とする画像形成装置(請求項24の発
明)および、中間転写体上に透明トナー像を形成し、該
透明トナー像の上に像形成体上に形成したカラートナー
像を順次転写した後、前記中間転写体上の透明トナー像
およびカラートナー像を一括して転写材上に転写してカ
ラー画像を形成する画像形成装置において、前記中間転
写体上に透明トナー像を形成する手段は、像担持体と、
該像担持体上に透明トナー像を形成する手段と、前記像
担持体上の透明トナー像を前記中間転写体上に転写する
手段とを有し、前記像担持体上に透明トナー像を形成す
るときの潜像形成手段による画像書込を2値で行い、前
記像形成体上にカラートナー像を形成するときの潜像形
成手段による画像書込を多値で行うことを特徴とする画
像形成装置(請求項28の発明)によって達成される。
【0012】上記第4の目的は、像形成体上に透明トナ
ー像を形成し、該透明トナー像の上にカラートナー像を
重ね合わせて形成した後、前記像形成体上の透明トナー
像およびカラートナー像を転写材上に転写、或いは中間
転写体上に転写した後転写材上に再転写してカラー画像
を形成する画像形成装置において、前記透明トナーをリ
サイクルして再使用することを特徴とする画像形成装置
(請求項31の発明)によって達成される。
ー像を形成し、該透明トナー像の上にカラートナー像を
重ね合わせて形成した後、前記像形成体上の透明トナー
像およびカラートナー像を転写材上に転写、或いは中間
転写体上に転写した後転写材上に再転写してカラー画像
を形成する画像形成装置において、前記透明トナーをリ
サイクルして再使用することを特徴とする画像形成装置
(請求項31の発明)によって達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の説明に先立って、カラー
トナー像の下側に透明トナー層を設けて、転写時にカラ
ートナー像の転写効率を高め、画質特に色味を向上させ
るようにした画像形成装置の実施例について説明する。
トナー像の下側に透明トナー層を設けて、転写時にカラ
ートナー像の転写効率を高め、画質特に色味を向上させ
るようにした画像形成装置の実施例について説明する。
【0014】画像形成装置には何れも画像処理部が設け
られていて、例えば画像読み取り部のカラーCCDによ
って読み取られた画像データは、図1に示す画像処理シ
ステムのブロック図によって画像処理が行われる。即ち
カラーCCDによって得られたr,g,bの増幅したア
ナログ信号(S1)はA/D変換(S2)によって1画
素毎に8〜10ビットのデジタル信号に変換される。つ
いでシェーディング補正(S3)によって配光特性の均
一化処理がなされ、出力される輝度信号は濃度変換(S
4)で補色変換されて、256レベルの濃度情報に変換
され、続いてマスキング、UCR、色補正等の色処理
(S5)が行われる。マスキングとしては一般に線形マ
スキング、或いは高度の色補正を行う際には非線形マス
キングやルックアップテーブルを用いたマスキングが用
いられる。またUCRでは3色成分からグレー成分を取
り除き黒(K)に置き換える操作を行い、シャドー部や
文字部の再現性が向上する処理が行われる。続いて得ら
れた画像データは各トナーに対してのγ補正(S6)を
行い、多値化処理(S8)が行われたのち、露光光学系
12に出力(S9)されて、感光体ドラム10上に潜像
を形成する。
られていて、例えば画像読み取り部のカラーCCDによ
って読み取られた画像データは、図1に示す画像処理シ
ステムのブロック図によって画像処理が行われる。即ち
カラーCCDによって得られたr,g,bの増幅したア
ナログ信号(S1)はA/D変換(S2)によって1画
素毎に8〜10ビットのデジタル信号に変換される。つ
いでシェーディング補正(S3)によって配光特性の均
一化処理がなされ、出力される輝度信号は濃度変換(S
4)で補色変換されて、256レベルの濃度情報に変換
され、続いてマスキング、UCR、色補正等の色処理
(S5)が行われる。マスキングとしては一般に線形マ
スキング、或いは高度の色補正を行う際には非線形マス
キングやルックアップテーブルを用いたマスキングが用
いられる。またUCRでは3色成分からグレー成分を取
り除き黒(K)に置き換える操作を行い、シャドー部や
文字部の再現性が向上する処理が行われる。続いて得ら
れた画像データは各トナーに対してのγ補正(S6)を
行い、多値化処理(S8)が行われたのち、露光光学系
12に出力(S9)されて、感光体ドラム10上に潜像
を形成する。
【0015】本発明の画像処理部においては、上記のカ
ラートナー像を形成する各カラーに対応した画像処理と
共に、カラートナー像の下側に透明(T)トナー像を形
成するためのT露光範囲設定(S7)の回路が設けられ
ていて、透明トナー像上にカラートナー像を重ねて形成
するT露光が行われる。
ラートナー像を形成する各カラーに対応した画像処理と
共に、カラートナー像の下側に透明(T)トナー像を形
成するためのT露光範囲設定(S7)の回路が設けられ
ていて、透明トナー像上にカラートナー像を重ねて形成
するT露光が行われる。
【0016】次に説明する実施例1の画像形成装置の画
像処理部ではT露光範囲設定(S7)回路でY,M,
C,Kのカラートナーのうち少なくとも1つのカラート
ナー像の形成される位置の検知を画面全域について行
い、検知されたカラー像露光位置をエリアとして集計す
ることによって、カラートナー像の形成範囲を知ること
ができる。
像処理部ではT露光範囲設定(S7)回路でY,M,
C,Kのカラートナーのうち少なくとも1つのカラート
ナー像の形成される位置の検知を画面全域について行
い、検知されたカラー像露光位置をエリアとして集計す
ることによって、カラートナー像の形成範囲を知ること
ができる。
【0017】検知されたカラートナー像の形成範囲には
Tトナー像が形成されるが、カラートナー像の下側に形
成されるTトナー像は一様の付着量H0となるよう露光
光学系12Tが一定の露光強度をもって露光を行い、潜
像を形成する。
Tトナー像が形成されるが、カラートナー像の下側に形
成されるTトナー像は一様の付着量H0となるよう露光
光学系12Tが一定の露光強度をもって露光を行い、潜
像を形成する。
【0018】また図3に示す実施例2の画像形成装置の
画像処理部では同じ像形成体のカラートナー像の形成範
囲がそのままT露光範囲として用いられる。従ってこの
場合には露光手段を共通として形成された像形成体上の
潜像に対して先ずTトナーによる現像を行い、続いてカ
ラートナーによる現像を行う構成とすることも可能であ
る。
画像処理部では同じ像形成体のカラートナー像の形成範
囲がそのままT露光範囲として用いられる。従ってこの
場合には露光手段を共通として形成された像形成体上の
潜像に対して先ずTトナーによる現像を行い、続いてカ
ラートナーによる現像を行う構成とすることも可能であ
る。
【0019】図2に示すのは第1の実施例を示す画像形
成装置で、単一の像形成体である透明基体上に感光層を
設けた感光体ドラム10(1)の周縁部にTおよびY、
M、C、Kの各トナー像のトナーを内蔵した現像器13
(1)が帯電器11(1)、露光光学系12(1)と共
にドラムの回転方向の上流側より順次配置され、感光体
ドラム10(1)の矢示方向の回転に伴いTトナー像の
上にカラーの各トナー像の重ね合わせにより単独の感光
体ドラム10(1)上にカラートナー像が形成されるよ
うになっている。このカラートナー像は給紙カセット1
6よりタイミングローラRを介して給紙される記録紙P
に対し転写ローラ15(1)により転写され、カラート
ナー像上にTトナー像を保持した記録紙Pは定着装置1
7(1)を通過することにより記録紙P上に固着されて
トレイ20に排出され、一方転写を終えた感光体ドラム
10(1)はクリーニング装置19(1)において残留
トナーを除去し清掃される。
成装置で、単一の像形成体である透明基体上に感光層を
設けた感光体ドラム10(1)の周縁部にTおよびY、
M、C、Kの各トナー像のトナーを内蔵した現像器13
(1)が帯電器11(1)、露光光学系12(1)と共
にドラムの回転方向の上流側より順次配置され、感光体
ドラム10(1)の矢示方向の回転に伴いTトナー像の
上にカラーの各トナー像の重ね合わせにより単独の感光
体ドラム10(1)上にカラートナー像が形成されるよ
うになっている。このカラートナー像は給紙カセット1
6よりタイミングローラRを介して給紙される記録紙P
に対し転写ローラ15(1)により転写され、カラート
ナー像上にTトナー像を保持した記録紙Pは定着装置1
7(1)を通過することにより記録紙P上に固着されて
トレイ20に排出され、一方転写を終えた感光体ドラム
10(1)はクリーニング装置19(1)において残留
トナーを除去し清掃される。
【0020】また図3ないし図6は何れも複数の像形成
手段を並列配置したタンデム形式の画像形成装置の各画
像形成部を示したものである。
手段を並列配置したタンデム形式の画像形成装置の各画
像形成部を示したものである。
【0021】図3は第2の実施例の画像形成装置で、
Y、M、CおよびKの各画像形成ユニットから構成さ
れ、各画像形成ユニットにはTトナーを内蔵した現像器
13(2)Tと各色毎の現像器13(2)Y、(M、
C、K)が設けられていて、感光体ドラム10(2)上
に透明トナー像とその上層にそれぞれのカラーのトナー
像が形成されて、これ等の各カラーのトナー像が搬送ベ
ルト14(2)を介して給紙される記録紙P上に順次重
ね合わせて転写されてカラートナー像として形成され
る。
Y、M、CおよびKの各画像形成ユニットから構成さ
れ、各画像形成ユニットにはTトナーを内蔵した現像器
13(2)Tと各色毎の現像器13(2)Y、(M、
C、K)が設けられていて、感光体ドラム10(2)上
に透明トナー像とその上層にそれぞれのカラーのトナー
像が形成されて、これ等の各カラーのトナー像が搬送ベ
ルト14(2)を介して給紙される記録紙P上に順次重
ね合わせて転写されてカラートナー像として形成され
る。
【0022】図4は第3の実施例の画像形成装置であっ
て、第2の実施例同様の各画像形成ユニットから成る
が、各感光体ドラム10(3)の周縁部には同系色であ
る濃と淡の各カラートナーを収容する現像器13(3)
と13(3)Lが配設されていて、各カラートナー像は
それぞれ濃・淡2種類のトナーの現像によって形成され
る。同系色の濃、淡の各トナーによって画像形成を行う
際には図7に示す例のように画像データを濃トナー用と
淡トナー用とに分割して出力し、それぞれの画像データ
に基づいて濃と淡の像露光が行われる。
て、第2の実施例同様の各画像形成ユニットから成る
が、各感光体ドラム10(3)の周縁部には同系色であ
る濃と淡の各カラートナーを収容する現像器13(3)
と13(3)Lが配設されていて、各カラートナー像は
それぞれ濃・淡2種類のトナーの現像によって形成され
る。同系色の濃、淡の各トナーによって画像形成を行う
際には図7に示す例のように画像データを濃トナー用と
淡トナー用とに分割して出力し、それぞれの画像データ
に基づいて濃と淡の像露光が行われる。
【0023】さらに図5および図6は第4および第5の
各実施例の画像形成装置であって、Tトナー像を形成す
るTおよびTトナー像上に各カラートナー像を形成する
Y、M、C、Kの各画像形成ユニットから成り、各感光
体ドラム10(4)あるいは10(5)の周面にTトナ
ー像を下層として形成された各トナー像は1次転写器1
5(4)あるいは15(5)により中間転写体である転
写ベルト14a上にT続いてY、M、C、Kの順に重ね
合わせて転写されカラートナー像として形成される。
各実施例の画像形成装置であって、Tトナー像を形成す
るTおよびTトナー像上に各カラートナー像を形成する
Y、M、C、Kの各画像形成ユニットから成り、各感光
体ドラム10(4)あるいは10(5)の周面にTトナ
ー像を下層として形成された各トナー像は1次転写器1
5(4)あるいは15(5)により中間転写体である転
写ベルト14a上にT続いてY、M、C、Kの順に重ね
合わせて転写されカラートナー像として形成される。
【0024】次いで転写ベルト14a上のカラートナー
像は2次転写器15a(4)あるいは15a(5)によ
り搬送ベルト14(4)あるいは14(5)を介して給
紙される記録紙P上に再転写されるが、第5の実施例の
画像形成部においては、各カラートナー像はそれぞれ同
系色の濃・淡2種類のトナーの現像によって形成される
構成となっている。
像は2次転写器15a(4)あるいは15a(5)によ
り搬送ベルト14(4)あるいは14(5)を介して給
紙される記録紙P上に再転写されるが、第5の実施例の
画像形成部においては、各カラートナー像はそれぞれ同
系色の濃・淡2種類のトナーの現像によって形成される
構成となっている。
【0025】以下説明する実施の形態は、図2〜図6の
画像形成装置の何れかに適用される。
画像形成装置の何れかに適用される。
【0026】(実施の形態1)請求項1に係わる発明の
実施例を図2ないし図6に示す各画像形成部および図8
によって説明する。
実施例を図2ないし図6に示す各画像形成部および図8
によって説明する。
【0027】本実施例のカラー画像形成装置では透明ト
ナー形成プロセスを、カラートナー像形成プロセスと同
様に帯電→露光→現像として透明トナー像を特定領域
(カラートナー像を形成する領域を含む特定領域)に形
成したが、透明トナー形成プロセスを(帯電なし)→全
面露光→現像として透明トナー像を全面に形成しても構
わない。画質を特に重視する場合は、特定領域にのみ付
着させたり、領域によって付着量を変えたりすることが
できる前者を採用し、装置サイズやコストを優先させた
い場合は後者を採用する。
ナー形成プロセスを、カラートナー像形成プロセスと同
様に帯電→露光→現像として透明トナー像を特定領域
(カラートナー像を形成する領域を含む特定領域)に形
成したが、透明トナー形成プロセスを(帯電なし)→全
面露光→現像として透明トナー像を全面に形成しても構
わない。画質を特に重視する場合は、特定領域にのみ付
着させたり、領域によって付着量を変えたりすることが
できる前者を採用し、装置サイズやコストを優先させた
い場合は後者を採用する。
【0028】また、中間転写体上に透明トナー像形成す
る場合は、像形成体(像担持体)上に透明トナー像を形
成して中間転写体上に転写する方法(間接付着)、中間
転写体上に直接透明トナー像を形成する方法(直接付
着)のどちらでもよい。画質重視の場合は、特定領域に
のみ付着させたり、領域によって付着量を変えたりする
ことができる前者を採用し、装置サイズやコストを優先
させたい場合は後者を採用する。
る場合は、像形成体(像担持体)上に透明トナー像を形
成して中間転写体上に転写する方法(間接付着)、中間
転写体上に直接透明トナー像を形成する方法(直接付
着)のどちらでもよい。画質重視の場合は、特定領域に
のみ付着させたり、領域によって付着量を変えたりする
ことができる前者を採用し、装置サイズやコストを優先
させたい場合は後者を採用する。
【0029】前記の各画像形成部においては、感光体ド
ラム10あるいは転写ベルト14aの上に透明トナー像
とカラートナー像がこの順に積層してカラー画像が形成
されるが、透明トナー像を下層に形成することによりカ
ラー画像の転写効率が向上し高画質化が図られている。
ラム10あるいは転写ベルト14aの上に透明トナー像
とカラートナー像がこの順に積層してカラー画像が形成
されるが、透明トナー像を下層に形成することによりカ
ラー画像の転写効率が向上し高画質化が図られている。
【0030】本発明においては、カラーの各トナーは、
帯電量が均一で高画質のトナー像の形成が可能でありま
た転写性も良好であることから、球形トナーを使用す
る。一方透明トナーは画質に無関係であり、像形成体上
のトナー像(透明トナー像およびカラートナー像)を転
写した後に像形成体上に残留して転写残トナーとなるた
めクリーニング性を優先して非球形トナーを使用する。
帯電量が均一で高画質のトナー像の形成が可能でありま
た転写性も良好であることから、球形トナーを使用す
る。一方透明トナーは画質に無関係であり、像形成体上
のトナー像(透明トナー像およびカラートナー像)を転
写した後に像形成体上に残留して転写残トナーとなるた
めクリーニング性を優先して非球形トナーを使用する。
【0031】非球形トナーは形状、粒径が不均一である
ので高画質の画像は望めないが、感光体上に残留した転
写残トナーについてはブレードによる剥離性が良いので
クリーニング効果を高めることが出来る。
ので高画質の画像は望めないが、感光体上に残留した転
写残トナーについてはブレードによる剥離性が良いので
クリーニング効果を高めることが出来る。
【0032】ここで、本発明に使用するトナーの製造法
について説明する。本発明に関わる透明トナーおよびカ
ラートナーは、粉砕法、重合法等の従来公知のトナー製
造法により製造することができるが、特に乳化重合会合
法により製造することが好ましい。
について説明する。本発明に関わる透明トナーおよびカ
ラートナーは、粉砕法、重合法等の従来公知のトナー製
造法により製造することができるが、特に乳化重合会合
法により製造することが好ましい。
【0033】以下、乳化会合重合法によるトナーの製造
プロセスの一例を示す。まず水中に、界面活性剤と重合
開始剤、およびスチレンモノマー、アクリルモノマー等
の重合性単量体と必要に応じてジビニルベンゼン等の架
橋剤とを加え、乳化重合により樹脂エマルジョンを生成
させる。一方で界面活性剤を用いて着色剤や離型剤、荷
電制御剤等を水中に分散させる。なお透明トナーの場合
は着色剤は不要である。
プロセスの一例を示す。まず水中に、界面活性剤と重合
開始剤、およびスチレンモノマー、アクリルモノマー等
の重合性単量体と必要に応じてジビニルベンゼン等の架
橋剤とを加え、乳化重合により樹脂エマルジョンを生成
させる。一方で界面活性剤を用いて着色剤や離型剤、荷
電制御剤等を水中に分散させる。なお透明トナーの場合
は着色剤は不要である。
【0034】次に着色剤や離型剤、荷電制御剤等を分散
した液と樹脂エマルジョンを混合し、アルカリ金属塩や
アルカリ土類金属塩等を凝集剤として添加し、pH調整
により生成した粒子表面の反発力と電解質添加による凝
集力のバランスをとりながら緩慢凝集させ、粒径分布を
制御しながら会合を行うと同時に、加熱撹拌することで
微粒子間の融着と形状制御を行う。得られた粒子を濾
過、洗浄、乾燥して所望の粒径の球形或いは非球形のト
ナーを製造する。
した液と樹脂エマルジョンを混合し、アルカリ金属塩や
アルカリ土類金属塩等を凝集剤として添加し、pH調整
により生成した粒子表面の反発力と電解質添加による凝
集力のバランスをとりながら緩慢凝集させ、粒径分布を
制御しながら会合を行うと同時に、加熱撹拌することで
微粒子間の融着と形状制御を行う。得られた粒子を濾
過、洗浄、乾燥して所望の粒径の球形或いは非球形のト
ナーを製造する。
【0035】上記製法によって得られたトナー粒子の粒
径は、体積平均粒径で3〜9μmが好ましい。トナー粒
子の体積平均粒径は、コールターカウンターTAII、コ
ールターマルチサイザー、SLAD1100(島津製作
所製レーザー回折式粒径測定装置)等を用いて測定する
ことができ、コールターカウンターTAII及びコールタ
ーマルチサイザーを用いる場合にはアパーチャー径=1
00μmのアパーチャーを用いて2.0〜40μmの範
囲における粒径分布を用いて測定されたものを示す。
径は、体積平均粒径で3〜9μmが好ましい。トナー粒
子の体積平均粒径は、コールターカウンターTAII、コ
ールターマルチサイザー、SLAD1100(島津製作
所製レーザー回折式粒径測定装置)等を用いて測定する
ことができ、コールターカウンターTAII及びコールタ
ーマルチサイザーを用いる場合にはアパーチャー径=1
00μmのアパーチャーを用いて2.0〜40μmの範
囲における粒径分布を用いて測定されたものを示す。
【0036】トナー粒子中に含まれる微粉量は、3.0
μm以下の微粉量が個数分布で全体の20個数%以下で
あることが好ましく、2.0μm以下の微粉量が10個
数%以下であることがさらに好ましい。この微粉量は大
塚電子社製の電気泳動光散乱光度計ELS−800を用
いて測定することができる。
μm以下の微粉量が個数分布で全体の20個数%以下で
あることが好ましく、2.0μm以下の微粉量が10個
数%以下であることがさらに好ましい。この微粉量は大
塚電子社製の電気泳動光散乱光度計ELS−800を用
いて測定することができる。
【0037】トナーの形状係数は、500個のトナー粒
子について、走査型電子顕微鏡により500倍に拡大し
たトナー粒子の写真を撮影し、画像解析装置「SCAN
NING IMAGE ANALYSER」(日本電子
社製)を使用して写真画像の解析を行って円形度を測定
し、その算術平均値を求めることにより算出することが
できる。また簡便な測定方法としては、「FPIA−1
000」(東亜医用電子株式会社製)により測定するこ
とができる。
子について、走査型電子顕微鏡により500倍に拡大し
たトナー粒子の写真を撮影し、画像解析装置「SCAN
NING IMAGE ANALYSER」(日本電子
社製)を使用して写真画像の解析を行って円形度を測定
し、その算術平均値を求めることにより算出することが
できる。また簡便な測定方法としては、「FPIA−1
000」(東亜医用電子株式会社製)により測定するこ
とができる。
【0038】図8は反応条件を変化させた時の粒子形状
のSEM写真と形状係数を示したもので、ここで形状係
数は次式で示される値が使用される。
のSEM写真と形状係数を示したもので、ここで形状係
数は次式で示される値が使用される。
【0039】形状係数=L/2π(A/π)1/2 L:粒子投影像の周囲長〔μm〕 A:粒子投影像の面積〔μm2〕 SEM写真と形状係数より判るように、反応条件を制御
することでトナー粒子は形状が真球状からラズベリー状
の非球形粒子まで自由に制御される。
することでトナー粒子は形状が真球状からラズベリー状
の非球形粒子まで自由に制御される。
【0040】本実施例においては、トナー形状がカラー
トナーについては形状係数の平均値が1.1未満の球形
トナーとし、透明トナーについては形状係数の平均値が
1.1以上の非球形トナーを使用することによって、高
画質の画像が得られると共に、転写残トナーのクリーニ
ングも良好になされて、感光体ドラム周面はクリーンな
状態が維持されて、地カブリ等のない良質のカラー画像
が長期にわたって形成されることとなる。
トナーについては形状係数の平均値が1.1未満の球形
トナーとし、透明トナーについては形状係数の平均値が
1.1以上の非球形トナーを使用することによって、高
画質の画像が得られると共に、転写残トナーのクリーニ
ングも良好になされて、感光体ドラム周面はクリーンな
状態が維持されて、地カブリ等のない良質のカラー画像
が長期にわたって形成されることとなる。
【0041】(実施の形態2)請求項10に係わる発明
の実施例を図2ないし図6に示す各画像形成部および図
9によって説明する。
の実施例を図2ないし図6に示す各画像形成部および図
9によって説明する。
【0042】本実施例のカラー画像形成装置では透明ト
ナー形成プロセスを、カラートナー像形成プロセスと同
様に帯電→露光→現像として透明トナー像を特定領域
(カラートナー像を形成する領域を含む特定領域)に形
成したが、透明トナー形成プロセスを(帯電なし)→全
面露光→現像として透明トナー像を全面に形成しても構
わない。画質を特に重視する場合は、特定領域にのみ付
着させたり、領域によって付着量を変えたりすることが
できる前者を採用し、装置サイズやコストを優先させた
い場合は後者を採用する。
ナー形成プロセスを、カラートナー像形成プロセスと同
様に帯電→露光→現像として透明トナー像を特定領域
(カラートナー像を形成する領域を含む特定領域)に形
成したが、透明トナー形成プロセスを(帯電なし)→全
面露光→現像として透明トナー像を全面に形成しても構
わない。画質を特に重視する場合は、特定領域にのみ付
着させたり、領域によって付着量を変えたりすることが
できる前者を採用し、装置サイズやコストを優先させた
い場合は後者を採用する。
【0043】また、中間転写体上に透明トナー像を形成
する場合は、像形成体上に透明トナー像を形成して中間
転写体上に転写する方法(間接付着)、中間転写体上に
直接透明トナー像を形成する方法(直接付着)のどちら
でもよい。画質重視の場合は、特定領域にのみ付着させ
たり、領域によって付着量を変えたりすることができる
前者を採用し、装置サイズやコストを優先させたい場合
は後者を採用する。
する場合は、像形成体上に透明トナー像を形成して中間
転写体上に転写する方法(間接付着)、中間転写体上に
直接透明トナー像を形成する方法(直接付着)のどちら
でもよい。画質重視の場合は、特定領域にのみ付着させ
たり、領域によって付着量を変えたりすることができる
前者を採用し、装置サイズやコストを優先させたい場合
は後者を採用する。
【0044】本発明においては、透明トナー像は画質に
関係しないので1成分現像剤を使用した非接触あるいは
接触現像の現像方式を採用する。
関係しないので1成分現像剤を使用した非接触あるいは
接触現像の現像方式を採用する。
【0045】1成分現像方式は、2成分現像方式と比べ
て現像剤の交換、トナー濃度制御および現像剤撹拌が不
要であるので透明トナーを収容する各現像器13Tはコ
ンパクトで軽量化され、ひいては画像形成装置が低価格
で提供されることともなる。
て現像剤の交換、トナー濃度制御および現像剤撹拌が不
要であるので透明トナーを収容する各現像器13Tはコ
ンパクトで軽量化され、ひいては画像形成装置が低価格
で提供されることともなる。
【0046】図9(a)は1成分非接触現像方式、一方
図9(b)は1成分接触現像方式の各現像器13Tの基
本的な構成を示したもので、共に非磁性の透明トナーT
が現像剤として使用される。
図9(b)は1成分接触現像方式の各現像器13Tの基
本的な構成を示したもので、共に非磁性の透明トナーT
が現像剤として使用される。
【0047】図9(a)に示す現像器13Tにおいて
は、透明トナーTは撹拌部材131の回転により摩擦帯
電し、さらに交流バイアス電圧が印加された現像ローラ
130に圧接する弾性ブレード132により薄層とされ
て現像領域のギャップGに搬送されてその一部が感光体
ドラム10側に転移し、ギャップGの通過後その残留分
が回収ブレード133により現像器13T内に回収され
る。
は、透明トナーTは撹拌部材131の回転により摩擦帯
電し、さらに交流バイアス電圧が印加された現像ローラ
130に圧接する弾性ブレード132により薄層とされ
て現像領域のギャップGに搬送されてその一部が感光体
ドラム10側に転移し、ギャップGの通過後その残留分
が回収ブレード133により現像器13T内に回収され
る。
【0048】一方図9(b)に示す現像器13Tにおい
ては現像ローラ130として弾性体のローラが使用され
ていて、規制ブレード134によって薄層とされた現像
ローラ130周面の透明トナーTは、感光体ドラム10
周面と接触状態にあって、現像ローラ130に対するバ
イアス電圧の印加により画像部では感光体ドラム10側
に転移して画像領域の現像が行われる。
ては現像ローラ130として弾性体のローラが使用され
ていて、規制ブレード134によって薄層とされた現像
ローラ130周面の透明トナーTは、感光体ドラム10
周面と接触状態にあって、現像ローラ130に対するバ
イアス電圧の印加により画像部では感光体ドラム10側
に転移して画像領域の現像が行われる。
【0049】一方カラーの各トナー像は画質が重視され
ることから、トナーの帯電が均一で安定した現像性を確
保できるトナーとキャリアとから成る2成分現像剤を使
用する。また感光体ドラム10上では透明トナー像の上
に重ね合わせた状態で現像が行われるので非接触の現像
方式とする。
ることから、トナーの帯電が均一で安定した現像性を確
保できるトナーとキャリアとから成る2成分現像剤を使
用する。また感光体ドラム10上では透明トナー像の上
に重ね合わせた状態で現像が行われるので非接触の現像
方式とする。
【0050】透明トナーの現像に1成分現像方式を採用
することにより、非接触、接触の如何を問わず現像器の
サイズは小型化し、構造や制御系が簡易化される。また
カラートナーの現像に非接触の2成分現像方式を採用す
ることにより、高画質のカラー画像を長期に亘って安定
して形成することができる。
することにより、非接触、接触の如何を問わず現像器の
サイズは小型化し、構造や制御系が簡易化される。また
カラートナーの現像に非接触の2成分現像方式を採用す
ることにより、高画質のカラー画像を長期に亘って安定
して形成することができる。
【0051】(実施の形態3)請求項17に係わる発明
の実施例を図10および図11によって説明する。
の実施例を図10および図11によって説明する。
【0052】本実施例のカラー画像形成装置では透明ト
ナー形成プロセスを、カラートナー像形成プロセスと同
様に帯電→露光→現像として透明トナー像を特定領域
(カラートナー像を形成する領域を含む特定領域)に形
成する。
ナー形成プロセスを、カラートナー像形成プロセスと同
様に帯電→露光→現像として透明トナー像を特定領域
(カラートナー像を形成する領域を含む特定領域)に形
成する。
【0053】また、中間転写体上に透明トナー像形成す
る場合も、同様のプロセスにより、像形成体上に透明ト
ナー像を形成して中間転写体上に転写する(間接付
着)。これにより透明トナーを特定領域にのみ付着させ
たり、領域によって付着量を変えたりすることができ
る。
る場合も、同様のプロセスにより、像形成体上に透明ト
ナー像を形成して中間転写体上に転写する(間接付
着)。これにより透明トナーを特定領域にのみ付着させ
たり、領域によって付着量を変えたりすることができ
る。
【0054】本発明においては、像形成体上或いは中間
転写体上に透明トナー像とカラートナー像とをこの順に
積層した後、転写材上に一括転写する実施例で説明した
カラー画像形成装置において、透明トナー像の潜像形成
における書込解像度を、カラートナー像の潜像形成にお
ける書込解像度よりも低くする。また透明トナー像の潜
像形成における書込を2値とし、カラートナー像の潜像
形成における書込を多値とする。
転写体上に透明トナー像とカラートナー像とをこの順に
積層した後、転写材上に一括転写する実施例で説明した
カラー画像形成装置において、透明トナー像の潜像形成
における書込解像度を、カラートナー像の潜像形成にお
ける書込解像度よりも低くする。また透明トナー像の潜
像形成における書込を2値とし、カラートナー像の潜像
形成における書込を多値とする。
【0055】透明トナー像を下層に形成することによ
り、カラートナーの転写性を向上させ、画質(特に色
味)を向上させることができる。この際、透明トナー像
の潜像形成(画像書込)は低解像度、2値書込で行い、
カラートナー像の潜像形成(画像書込)は高解像度、多
値書込で行う。透明トナーの潜像形成を低解像度、2値
書込で行うことにより像形成体上への透明トナー像形成
を安定させ、カラートナー像の転写補助の役割を確実に
行うことができる。透明トナー像は画質にはあまり関与
しないので、低解像度、2値書込であっても問題はな
い。一方カラートナー像の潜像形成は、画質を重視して
高解像度、多値書込で行う。
り、カラートナーの転写性を向上させ、画質(特に色
味)を向上させることができる。この際、透明トナー像
の潜像形成(画像書込)は低解像度、2値書込で行い、
カラートナー像の潜像形成(画像書込)は高解像度、多
値書込で行う。透明トナーの潜像形成を低解像度、2値
書込で行うことにより像形成体上への透明トナー像形成
を安定させ、カラートナー像の転写補助の役割を確実に
行うことができる。透明トナー像は画質にはあまり関与
しないので、低解像度、2値書込であっても問題はな
い。一方カラートナー像の潜像形成は、画質を重視して
高解像度、多値書込で行う。
【0056】即ち、カラー画像については既に説明した
ように読み取った画像データについて、その画像濃度が
例えば256の多段階の画像濃度の何れに該当するかの
多値化処理を行い、パルス幅変調あるいは強度変調方式
によって像露光を行い、多段階の潜像形成を行う。(図
10)また書込解像度については、CCDによって読み
取られた1画素(図11(a))を2×2の小画素(図
11(b))又は3×3の小画素(図11(c))等の
小画素に分割し、ディザ法や当該箇所の画素濃度と隣接
箇所の画素濃度などによって分割された小画素部分につ
いての画像濃度を決定する。決定した高解像度の小画素
濃度データに基づいて画像書込を行うことによって、解
像度の高いカラートナー像用の潜像形成が行われる。一
方、透明トナー像については、画素データに基づいた2
値書込を行う。(図10)本発明においては、透明トナ
ーの潜像形成を低解像度、2値書込で行うことにより像
形成体上への透明トナー像形成を安定させ、カラートナ
ー像の転写補助の役割を確実に行うことができる。透明
トナー像は画質にはあまり関与しないので、低解像度、
2値書込でも問題はない。透明トナーの潜像形成を高解
像度、多値書込で行った場合は、孤立ドットや1ドット
ライン等が安定して現像されなくなり、その上に形成す
るカラートナー像を確実に転写するという機能が十分に
発揮できない。一方カラートナーの潜像形式を高解像
度、多値書込で行うことにより高画質のカラー画像を形
成することができる、カラートナーの潜像形成を低解像
度、2値で行った場合は、解像度や階調性の低い低画質
のカラー画像となってしまう。
ように読み取った画像データについて、その画像濃度が
例えば256の多段階の画像濃度の何れに該当するかの
多値化処理を行い、パルス幅変調あるいは強度変調方式
によって像露光を行い、多段階の潜像形成を行う。(図
10)また書込解像度については、CCDによって読み
取られた1画素(図11(a))を2×2の小画素(図
11(b))又は3×3の小画素(図11(c))等の
小画素に分割し、ディザ法や当該箇所の画素濃度と隣接
箇所の画素濃度などによって分割された小画素部分につ
いての画像濃度を決定する。決定した高解像度の小画素
濃度データに基づいて画像書込を行うことによって、解
像度の高いカラートナー像用の潜像形成が行われる。一
方、透明トナー像については、画素データに基づいた2
値書込を行う。(図10)本発明においては、透明トナ
ーの潜像形成を低解像度、2値書込で行うことにより像
形成体上への透明トナー像形成を安定させ、カラートナ
ー像の転写補助の役割を確実に行うことができる。透明
トナー像は画質にはあまり関与しないので、低解像度、
2値書込でも問題はない。透明トナーの潜像形成を高解
像度、多値書込で行った場合は、孤立ドットや1ドット
ライン等が安定して現像されなくなり、その上に形成す
るカラートナー像を確実に転写するという機能が十分に
発揮できない。一方カラートナーの潜像形式を高解像
度、多値書込で行うことにより高画質のカラー画像を形
成することができる、カラートナーの潜像形成を低解像
度、2値で行った場合は、解像度や階調性の低い低画質
のカラー画像となってしまう。
【0057】(実施の形態4)請求項31に係わる発明
の実施例を図5、図6および図12によって説明する。
なお、図12(a)はリサイクル機能を有した透明トナ
ー像の画像形成ユニット図12(b)はその矢示方向の
側面図である。
の実施例を図5、図6および図12によって説明する。
なお、図12(a)はリサイクル機能を有した透明トナ
ー像の画像形成ユニット図12(b)はその矢示方向の
側面図である。
【0058】本発明のカラー画像形成装置にあっては、
透明トナー像を下層に形成しその上にカラートナー像を
重ね合わせて形成した後一括転写することにより、カラ
ートナーの転写性を向上させ、画質(特に色味)を向上
させることができる。本発明のカラー画像形成装置にお
いては画質維持の観点からカラートナーのリサイクルは
行わず、画質にあまり関与しない透明トナーについては
リサイクルを行う。即ち本画像形成装置では、トナー像
の一括転写の際、上層にあるカラートナー像は100%
転写され、下層にある透明トナーが転写残となるため、
この透明トナーをリサイクルして再使用する。
透明トナー像を下層に形成しその上にカラートナー像を
重ね合わせて形成した後一括転写することにより、カラ
ートナーの転写性を向上させ、画質(特に色味)を向上
させることができる。本発明のカラー画像形成装置にお
いては画質維持の観点からカラートナーのリサイクルは
行わず、画質にあまり関与しない透明トナーについては
リサイクルを行う。即ち本画像形成装置では、トナー像
の一括転写の際、上層にあるカラートナー像は100%
転写され、下層にある透明トナーが転写残となるため、
この透明トナーをリサイクルして再使用する。
【0059】透明トナーをリサイクルして再使用するに
あたり、透明トナー像の上に形成するカラートナー像は
1色のみ、或いは同系色の濃淡トナーとする。また透明
トナー像の形成領域はその上に形成するカラートナー像
の形成領域と同じかわずかに広い領域とし、カラートナ
ー像のみを形成する領域はつくらない。このようにする
ことによって、像形成体上にカラートナーが残留しない
ようにするとともに、万一カラートナーがリサイクルさ
れる透明トナーに混ざったとしても、画像の色味等に影
響を及ぼすことはない。
あたり、透明トナー像の上に形成するカラートナー像は
1色のみ、或いは同系色の濃淡トナーとする。また透明
トナー像の形成領域はその上に形成するカラートナー像
の形成領域と同じかわずかに広い領域とし、カラートナ
ー像のみを形成する領域はつくらない。このようにする
ことによって、像形成体上にカラートナーが残留しない
ようにするとともに、万一カラートナーがリサイクルさ
れる透明トナーに混ざったとしても、画像の色味等に影
響を及ぼすことはない。
【0060】但し、中間転写体上に透明トナー像を形成
した後、この上に順次透明トナー像+各カラートナー像
を転写する場合には、中間転写体上の転写残である透明
トナーはリサイクルしない。この透明トナー像上には複
数色のカラートナー像が転写されるので、転写材への一
括転写の際に何れかのカラートナーが万一混入してリサ
イクルされた場合、画像の色味等が影響を受け、画質が
悪くなってしまうからである。
した後、この上に順次透明トナー像+各カラートナー像
を転写する場合には、中間転写体上の転写残である透明
トナーはリサイクルしない。この透明トナー像上には複
数色のカラートナー像が転写されるので、転写材への一
括転写の際に何れかのカラートナーが万一混入してリサ
イクルされた場合、画像の色味等が影響を受け、画質が
悪くなってしまうからである。
【0061】図12は図5において示した画像形成部に
おける透明トナー像の画像形成ユニットを示したもの
で、感光体ドラム10(4)上の潜像を現像器13
(4)Tで現像することによって形成された透明トナー
像は、1次転写器15(4)により転写ベルト14a上
に転写され、転写後の残留透明トナーはクリーニング装
置19(4)においてドラム面に圧接するブレード19
Aにより剥離してクリーニング装置19(4)底部に回
収される。
おける透明トナー像の画像形成ユニットを示したもの
で、感光体ドラム10(4)上の潜像を現像器13
(4)Tで現像することによって形成された透明トナー
像は、1次転写器15(4)により転写ベルト14a上
に転写され、転写後の残留透明トナーはクリーニング装
置19(4)においてドラム面に圧接するブレード19
Aにより剥離してクリーニング装置19(4)底部に回
収される。
【0062】回収された透明トナーは、内蔵する搬送ス
クリュS1の回転によりクリーニング装置19(4)の
背面側の端部に移送され、接続管190内を落下して透
明トナー像用の現像器13(4)Tの背面側の端部に集
積される。
クリュS1の回転によりクリーニング装置19(4)の
背面側の端部に移送され、接続管190内を落下して透
明トナー像用の現像器13(4)Tの背面側の端部に集
積される。
【0063】現像器13(4)に集積された透明トナー
は、内蔵する搬送スクリュS2の回転により背面側より
前面側に移送する間に現像器13(4)T内の未使用の
透明トナーTに均等に分布して混入され新たな透明トナ
ー像の形成用として再使用される。
は、内蔵する搬送スクリュS2の回転により背面側より
前面側に移送する間に現像器13(4)T内の未使用の
透明トナーTに均等に分布して混入され新たな透明トナ
ー像の形成用として再使用される。
【0064】同様に例えば図5において示した画像形成
部におけるカラートナー像の画像形成ユニットにあって
も、感光体ドラム10(4)上には透明トナー像を下層
とし、その上に形成された単色のカラートナー像は、1
次転写器15(4)によって転写ベルト14a上に転写
がなされる。転写残として感光体ドラム10(4)上に
残留するトナーは透明トナーが殆どであって、僅かに単
色のカラートナーが混じることもある。従ってリサイク
ルによって現像器13(4)Tには回収された透明トナ
ーが供給されることとなる。また、回収された透明トナ
ー中に僅かのカラートナーが混入していても、そのカラ
ートナーは透明トナーに続いて現像される単色のカラー
トナーであるので、リサイクルが長期に行われることが
あっても、形成されるカラー画像は殆ど同じ色相が維持
されることとなる。
部におけるカラートナー像の画像形成ユニットにあって
も、感光体ドラム10(4)上には透明トナー像を下層
とし、その上に形成された単色のカラートナー像は、1
次転写器15(4)によって転写ベルト14a上に転写
がなされる。転写残として感光体ドラム10(4)上に
残留するトナーは透明トナーが殆どであって、僅かに単
色のカラートナーが混じることもある。従ってリサイク
ルによって現像器13(4)Tには回収された透明トナ
ーが供給されることとなる。また、回収された透明トナ
ー中に僅かのカラートナーが混入していても、そのカラ
ートナーは透明トナーに続いて現像される単色のカラー
トナーであるので、リサイクルが長期に行われることが
あっても、形成されるカラー画像は殆ど同じ色相が維持
されることとなる。
【0065】
【発明の効果】実施の形態1〜4で説明した本発明は、
第1の発明(請求項1〜9)により、カラー画像は高画
質の画像が効率良く転写され、また透明画像は残留トナ
ーが能率良くクリーニングされ、その結果良好なカラー
画像が長期にわたって形成され、第2の発明(請求項1
0〜16)により、透明画像の現像器が小型、簡略化さ
れて装置本体は経済性において優れ、しかもコンパクト
化が可能となり、またカラー画像は高画質の画像が安定
して形成され、また第3の発明(請求項17〜30)に
より、透明画像は像形成体上に安定して形成され、また
カラー画像は解像度が高くしかも階調性に優れた高画質
が保証され、さらに第4の発明(請求項31〜34)に
より、転写残の透明トナーはリサイクルとして再使用が
可能となり、それ等の結果から性能が高く実用性に優れ
た画像形成装置が提供されることとなった。
第1の発明(請求項1〜9)により、カラー画像は高画
質の画像が効率良く転写され、また透明画像は残留トナ
ーが能率良くクリーニングされ、その結果良好なカラー
画像が長期にわたって形成され、第2の発明(請求項1
0〜16)により、透明画像の現像器が小型、簡略化さ
れて装置本体は経済性において優れ、しかもコンパクト
化が可能となり、またカラー画像は高画質の画像が安定
して形成され、また第3の発明(請求項17〜30)に
より、透明画像は像形成体上に安定して形成され、また
カラー画像は解像度が高くしかも階調性に優れた高画質
が保証され、さらに第4の発明(請求項31〜34)に
より、転写残の透明トナーはリサイクルとして再使用が
可能となり、それ等の結果から性能が高く実用性に優れ
た画像形成装置が提供されることとなった。
【図1】画像処理のプロセスを示すブロック図。
【図2】実施例1の画像形成装置の断面構成図。
【図3】実施例2の画像形成装置の要部図。
【図4】実施例3の画像形成装置の要部図。
【図5】実施例4の画像形成装置の要部図。
【図6】実施例5の画像形成装置の要部図。
【図7】濃・淡の各トナーによる画像データの分割例を
示すグラフ。
示すグラフ。
【図8】形状係数が相違したトナー形状を示す説明図。
【図9】1成分非磁性トナーを使用する現像器の構成
例。
例。
【図10】露光出力と画像濃度の関係を示すグラフ。
【図11】画素の分割例を示す説明図。
【図12】トナーのリサイクル構造の画像形成ユニット
の構成例。
の構成例。
10 感光体ドラム 11 帯電器 12 露光光学系 12L 露光光学系(淡トナー用) 13 現像器 13T 現像器(透明トナー用) 13L 現像器(淡トナー用) 14 搬送ベルト 14a 転写ベルト 15 1次転写器 15a 2次転写器 16 給紙カセット 17 定着装置 19 クリーニング装置 20 トレイ 130 現像ローラ 190 接続管 P 記録紙 S1,S2 搬送スクリュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽根田 哲 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H005 AA21 AA25 DA07 EA10 FA01 FA07 2H030 AB02 AD01 BB23 BB42
Claims (34)
- 【請求項1】 像形成体上に透明トナー像を形成し、該
透明トナー像の上にカラートナー像を重ね合わせて形成
した後、前記像形成体上の透明トナー像およびカラート
ナー像を転写材上に転写、或いは中間転写体上に転写し
た後転写材上に再転写してカラー画像を形成する画像形
成装置において、 前記透明トナー像は非球形のトナーからなり、前記カラ
ートナー像は実質的に球形のトナーからなることを特徴
とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記非球形のトナーは下式で示される形
状係数の平均値が1.1以上であり、前記実質的に球形
のトナーは下式で示される形状係数の平均値が1.1未
満であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
置。 形状係数=L/〔2π・{(A/π)(1/2)}〕 式中、L:トナー粒子投影像の周囲長(μm) A:トナー粒子投影像の面積(μm2) - 【請求項3】 前記画像形成装置は前記像形成体の周囲
に複数色のカラートナー像形成手段を有し、 前記像形成体の1回転以内に前記像形成体上に透明トナ
ー像と複数色のカラートナー像とを形成した後、前記像
形成体上のトナー像を一括して前記転写材上に転写する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装
置。 - 【請求項4】 前記画像形成装置は複数の像形成体を有
し、 該複数の像形成体上にそれぞれ透明トナー像とカラート
ナー像とを形成した後、前記複数の像形成体上のトナー
像を順次前記転写材上または前記中間転写体上に転写す
ることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成
装置。 - 【請求項5】 前記複数の像形成体上にそれぞれ形成す
るカラートナー像のうち少なくとも1色のカラートナー
像は同系色の濃色トナーと淡色トナーとからなることを
特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 中間転写体上に透明トナー像を形成し、
該透明トナー像の上に像形成体上に形成したカラートナ
ー像を順次転写した後、前記中間転写体上の透明トナー
像およびカラートナー像を一括して転写材上に転写して
カラー画像を形成する画像形成装置において、 前記中間転写体上に形成する透明トナー像は非球形のト
ナーからなり、前記像形成体上に形成するカラートナー
像は実質的に球形のトナーからなることを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項7】 前記非球形のトナーは下式で示される形
状係数の平均値が1.1以上であり、前記実質的に球形
のトナーは下式で示される形状係数の平均値が1.1未
満であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装
置。 形状係数=L/〔2π・{(A/π)(1/2)}〕 式中、L:トナー粒子投影像の周囲長(μm) A:トナー粒子投影像の面積(μm2) - 【請求項8】 前記画像形成装置は複数の像形成体を有
し、 該複数の像形成体上にそれぞれ透明トナー像を形成し、
該透明トナー像の上にカラートナー像を形成した後、前
記複数の像形成体上のトナー像を順次前記中間転写体上
に形成した透明トナー像の上に転写することを特徴とす
る請求項6または7に記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記複数の像形成体上にそれぞれ形成す
るカラートナー像のうち少なくとも1色のカラートナー
像は、同系色の濃色トナーと淡色トナーとからなること
を特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 像形成体上に透明トナー像を形成し、
該透明トナー像の上にカラートナー像を重ね合わせて形
成した後、前記像形成体上の透明トナー像およびカラー
トナー像を転写材上に転写、或いは中間転写体上に転写
した後転写材上に再転写してカラー画像を形成する画像
形成装置において、 前記像形成体上に透明トナー像を形成するときの現像手
段として接触または非接触の非磁性1成分現像器を用
い、前記透明トナー像の上にカラートナー像を形成する
ときの現像手段として非接触の2成分現像器を用いるこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項11】 前記画像形成装置は前記像形成体の周
囲に複数色のカラートナー像形成手段を有し、 前記像形成体の1回転以内に前記像形成体上に透明トナ
ー像と複数色のカラートナー像とを形成した後、前記像
形成体上のトナー像を一括して前記転写材上に転写する
ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。 - 【請求項12】 前記画像形成装置は複数の像形成体を
有し、 該複数の像形成体上にそれぞれ透明トナー像とカラート
ナー像とを形成した後、前記複数の像形成体上のトナー
像を順次前記転写材上または前記中間転写体上に転写す
ることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。 - 【請求項13】 前記複数の像形成体上にそれぞれ形成
するカラートナー像のうち少なくとも1色のカラートナ
ー像は同系色の濃色トナーと淡色トナーとからなること
を特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。 - 【請求項14】 中間転写体上に透明トナー像を形成
し、該透明トナー像の上に像形成体上に形成したカラー
トナー像を順次転写した後、前記中間転写体上の透明ト
ナー像およびカラートナー像を一括して転写材上に転写
してカラー画像を形成する画像形成装置において、 前記中間転写体上に透明トナー像を形成するときの現像
手段として接触または非接触の非磁性1成分現像器を用
い、前記像形成体上にカラートナー像を形成するときの
現像手段として非接触の2成分現像器を用いることを特
徴とする画像形成装置。 - 【請求項15】 前記画像形成装置は複数の像形成体を
有し、 該複数の像形成体上にそれぞれ透明トナー像を形成し、
該透明トナー像の上にカラートナー像を形成した後、前
記複数の像形成体上のトナー像を順次前記中間転写体上
に形成した透明トナー像の上に転写することを特徴とす
る請求項14に記載の画像形成装置。 - 【請求項16】 前記複数の像形成体上にそれぞれ形成
するカラートナー像のうち少なくとも1色のカラートナ
ー像は、同系色の濃色トナーと淡色トナーとからなるこ
とを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。 - 【請求項17】 像形成体上に透明トナー像を形成し、
該透明トナー像の上にカラートナー像を重ね合わせて形
成した後、前記像形成体上の透明トナー像およびカラー
トナー像を転写材上に転写、或いは中間転写体上に転写
した後転写材上に再転写してカラー画像を形成する画像
形成装置において、 前記像形成体上に透明トナー像を形成するときの潜像形
成手段による画像書込の解像度を、前記透明トナー像の
上にカラートナー像を重ね合わせて形成するときの潜像
形成手段による画像書込の解像度よりも低くすることを
特徴とする画像形成装置。 - 【請求項18】 前記画像形成装置は前記像形成体の周
囲に複数色のカラートナー像形成手段を有し、 前記像形成体の1回転以内に前記像形成体上に透明トナ
ー像と複数色のカラートナー像とを形成した後、前記像
形成体上のトナー像を一括して前記転写材上に転写する
ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。 - 【請求項19】 前記画像形成装置は複数の像形成体を
有し、 該複数の像形成体上にそれぞれ透明トナー像とカラート
ナー像とを形成した後、前記複数の像形成体上のトナー
像を順次前記転写材上または前記中間転写体上に転写す
ることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。 - 【請求項20】 前記複数の像形成体上にそれぞれ形成
するカラートナー像のうち少なくとも1色のカラートナ
ー像は同系色の濃色トナーと淡色トナーとからなること
を特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。 - 【請求項21】 中間転写体上に透明トナー像を形成
し、該透明トナー像の上に像形成体上に形成したカラー
トナー像を順次転写した後、前記中間転写体上の透明ト
ナー像およびカラートナー像を一括して転写材上に転写
してカラー画像を形成する画像形成装置において、 前記中間転写体上に透明トナー像を形成する手段は、像
担持体と、該像担持体上に透明トナー像を形成する手段
と、前記像担持体上の透明トナー像を前記中間転写体上
に転写する手段とを有し、 前記像担持体上に透明トナー像を形成するときの潜像形
成手段による画像書込の解像度を、前記像形成体上にカ
ラートナー像を形成するときの潜像形成手段による画像
書込の解像度よりも低くすることを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項22】 前記画像形成装置は複数の像形成体を
有し、 該複数の像形成体上にそれぞれ透明トナー像を形成し、
該透明トナー像の上にカラートナー像を形成した後、前
記複数の像形成体上のトナー像を順次前記中間転写体上
に形成した透明トナー像の上に転写することを特徴とす
る請求項21に記載の画像形成装置。 - 【請求項23】 前記複数の像形成体上にそれぞれ形成
するカラートナー像のうち少なくとも1色のカラートナ
ー像は、同系色の濃色トナーと淡色トナーとからなるこ
とを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。 - 【請求項24】 像形成体上に透明トナー像を形成し、
該透明トナー像の上にカラートナー像を重ね合わせて形
成した後、前記像形成体上の透明トナー像およびカラー
トナー像を転写材上に転写、或いは中間転写体上に転写
した後転写材上に再転写してカラー画像を形成する画像
形成装置において、 前記像形成体上に透明トナー像を形成するときの潜像形
成手段による画像書込を2値で行い、前記透明トナー像
の上にカラートナー像を重ね合わせて形成するときの潜
像形成手段による画像書込を多値で行うことを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項25】 前記画像形成装置は前記像形成体の周
囲に複数色のカラートナー像形成手段を有し、 前記像形成体の1回転以内に前記像形成体上に透明トナ
ー像と複数色のカラートナー像とを形成した後、前記像
形成体上のトナー像を一括して前記転写材上に転写する
ことを特徴とする請求項24に記載の画像形成装置。 - 【請求項26】 前記画像形成装置は複数の像形成体を
有し、 該複数の像形成体上にそれぞれ透明トナー像とカラート
ナー像とを形成した後、前記複数の像形成体上のトナー
像を順次前記転写材上または前記中間転写体上に転写す
ることを特徴とする請求項24に記載の画像形成装置。 - 【請求項27】 前記複数の像形成体上にそれぞれ形成
するカラートナー像のうち少なくとも1色のカラートナ
ー像は同系色の濃色トナーと淡色トナーとからなること
を特徴とする請求項26に記載の画像形成装置。 - 【請求項28】 中間転写体上に透明トナー像を形成
し、該透明トナー像の上に像形成体上に形成したカラー
トナー像を順次転写した後、前記中間転写体上の透明ト
ナー像およびカラートナー像を一括して転写材上に転写
してカラー画像を形成する画像形成装置において、 前記中間転写体上に透明トナー像を形成する手段は、像
担持体と、該像担持体上に透明トナー像を形成する手段
と、前記像担持体上の透明トナー像を前記中間転写体上
に転写する手段とを有し、 前記像担持体上に透明トナー像を形成するときの潜像形
成手段による画像書込を2値で行い、前記像形成体上に
カラートナー像を形成するときの潜像形成手段による画
像書込を多値で行うことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項29】 前記画像形成装置は複数の像形成体を
有し、 該複数の像形成体上にそれぞれ透明トナー像を形成し、
該透明トナー像の上にカラートナー像を形成した後、前
記複数の像形成体上のトナー像を順次前記中間転写体上
に形成した透明トナー像の上に転写することを特徴とす
る請求項28に記載の画像形成装置。 - 【請求項30】 前記複数の像形成体上にそれぞれ形成
するカラートナー像のうち少なくとも1色のカラートナ
ー像は、同系色の濃色トナーと淡色トナーとからなるこ
とを特徴とする請求項29に記載の画像形成装置。 - 【請求項31】 像形成体上に透明トナー像を形成し、
該透明トナー像の上にカラートナー像を重ね合わせて形
成した後、前記像形成体上の透明トナー像およびカラー
トナー像を転写材上に転写、或いは中間転写体上に転写
した後転写材上に再転写してカラー画像を形成する画像
形成装置において、 前記透明トナーをリサイクルして再使用することを特徴
とする画像形成装置。 - 【請求項32】 前記画像形成装置は複数の像形成体を
有し、 該複数の像形成体上にそれぞれ透明トナー像とカラート
ナー像とを形成した後、前記複数の像形成体上のトナー
像を順次前記転写材上または前記中間転写体上に転写す
ることを特徴とする請求項31に記載の画像形成装置。 - 【請求項33】 前記複数の像形成体上にそれぞれ形成
するカラートナー像のうち少なくとも1色のカラートナ
ー像は同系色の濃色トナーと淡色トナーとからなること
を特徴とする請求項32に記載の画像形成装置。 - 【請求項34】 前記像形成体上に形成する透明トナー
像の形成領域は該透明トナー像の上に重ね合わせて形成
するカラートナー像の形成領域を含む領域とし、前記像
形成体上にカラートナー像のみを形成する領域をつくら
ないことを特徴とする請求項31〜33の何れか1項に
記載の画像形成装置。
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