JP4835270B2 - 固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置に関するものである。
近年、ビデオカメラや電子スチルカメラ等の撮像装置が広く一般に普及している。これらのカメラには、CCD型や増幅型などの固体撮像素子が使用されている。これらの固体撮像素子では、入射光の光量に応じて信号電荷を生成する光電変換部を有する画素が、マトリクス状に複数配置されている。
増幅型の固体撮像素子では、画素の光電変換部にて生成・蓄積された信号電荷を画素に設けられた増幅部に導き、増幅部で増幅した信号を画素から出力する。そして、増幅型の固体撮像素子には、例えば、増幅部に接合型電界効果トランジスタを用いた固体撮像素子(特許文献1、2)や、増幅部にMOSトランジスタを用いたCMOS型固体撮像素子(特許文献3)などが提案されている。
特許文献1−3に開示されている従来の固体撮像素子では、1つの画素毎に光電変換部及び増幅部と、それらの間において一時的に電荷を蓄積する電荷格納部とが設けられている。そして、このような従来の固体撮像素子では、全画素を同時に露光した後、各光電変換部にて生成された信号電荷を全画素同時に各電荷格納部に転送して一旦蓄積しておき、この信号電荷を所定の読み出しタイミングで順次画素信号に変換するようになっている。これにより、電子シャッタ動作を行ったときの各画素の露光蓄積時間が行毎にずれてしまうこと(いわゆるローリングシャッタ)に起因する画像の歪みを防止することができる。
ところで、カメラなどの撮像装置では、自動焦点調節を実現するため、撮影レンズの焦点調節状態を検出する必要がある。従来は、固体撮像素子とは別個に焦点検出素子が設けられていた。しかし、その場合には、焦点検出素子やこれに光を導く焦点検出用光学系の分だけ、コストが増大したり装置が大型となったりする。
そこで、近年、焦点検出方式としていわゆる瞳分割位相差方式(瞳分割方式又は位相差方式などと呼ばれる場合もある。)を採用しつつ、焦点検出素子としても用いることができるように構成した固体撮像素子が提案されている(例えば、下記特許文献4)。瞳分割位相差方式は、撮影レンズの通過光束を瞳分割して一対の分割像を形成し、そのパターンズレ(位相シフト量)を検出することで、撮影レンズのデフォーカス量を検出するものである。
特許文献4に開示された固体撮像素子では、上下2分割(上側部分と下側部分に2分割)された光電変換部を有する複数の画素と、左右2分割(左側部分と右側部分に2分割)された光電変換部を有する複数の画素が、設けられている。このような光電変換部上に、マイクロレンズが画素に対して1対1に設けられている。2分割された光電変換部は、マイクロレンズによって撮影レンズの射出瞳と略結像関係(すなわち、略共役)となる位置に配置されている。したがって、撮影レンズの射出瞳とマイクロレンズとの間の距離はマイクロレンズの大きさに対して十分に長いことから、2分割された光電変換部は、マイクロレンズの略焦点面に配置されていることになる。以上述べた関係から、各画素において、2分割された光電変換部の一方部分は、撮影レンズの射出瞳の一部の領域であって前記射出瞳の中心から所定方向へ偏心した領域からの光束を選択的に受光して光電変換することになる。また、各画素において、2分割された光電変換部の他方部分は、撮影レンズの射出瞳の一部の領域であって前記射出瞳の中心から反対方向へ偏心した領域からの光束を選択的に受光して光電変換することになる。
特許文献4に開示された固体撮像素子では、焦点検出時には、上下2分割(又は左右2分割)された光電変換部を持つ各画素の2分割光電変換部の一方部分の信号及び他方部分の信号が、異なるタイミングでフローティングディフュージョンに転送されて、それぞれ個別に読み出される。そして、瞳分割位相差方式の原理に従って、それらの信号に基づいて、撮影レンズの焦点調節状態が検出される。一方、撮影レンズの合焦後等において画像を撮像する場合は、各画素の2分割光電変換部の両部分からの信号が同じタイミングで同じフローティングディフュージョンに転送されて、両信号が画素内で加算されて読み出される。したがって、撮像時に、2分割された光電変換部を有する画素が、画素欠陥と同様の状態を引き起こしてしまうことがないため、画質向上の点で大変優れている。
そして、特許文献4に開示された固体撮像素子において、上下2分割された光電変換部を有する複数の画素と、左右2分割された光電変換部を有する複数の画素とが設けられているのは、瞳分割の方向を互いに変えることで、互いに異なる方向の位相シフト量をそれぞれ精度良く検出して、いずれの方向に対しても精度良く焦点調節状態を検出するためである。上下2分割された光電変換部を有する複数の画素であって上下方向に配列された複数の画素の信号を用いることで、上下方向の位相シフト量を精度良く検出することができる。一方、左右2分割された光電変換部を有する複数の画素であって左右方向に配列された複数の画素の信号を用いることで、左右方向の位相シフト量を精度良く検出することができる。
特開平11−177076号公報 特開2004−335882号公報 特開2004−111590号公報 特開2003−244712号公報
しかしながら、特許文献4に開示された固体撮像素子では、いずれの画素を上下2分割された光電変換部を持つ画素とし、いずれの画素を左右2分割された光電変換部を持つ画素とするかは、予め決定されてしまい、それを変更することは不可能であった。したがって、例えば、焦点調節状態の検出精度をより高めるために、上下2分割された光電変換部を持つ画素と左右2分割された光電変換部を持つ画素の配置を、被写体像に応じて最適化して理想的な配置に、変更するようなことはできず、必ずしも十分に焦点調節状態の検出精度を高めることができなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、画素欠陥と同様の状態を引き起こすことがなく、しかも、いずれの画素をいずれの方向に分割された光電変換部を持つ画素として機能させるかを変更する自由度を有し、これにより焦点調節状態の検出精度をより高めることができる固体撮像素子、及び、これを用いた撮像装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の第の態様による固体撮像素子は、光学系により結像される被写体像を光電変換する固体撮像素子であって、2次元状に配置された複数の画素を備え、前記複数の画素のうちの少なくとも一部の画素は、平面視において互いに交差する第1方向の分割線及び第2方向の分割線が分割する4つの領域にそれぞれ存し各々が入射光を光電変換する4つの光電変換部と、制御信号に応じて第1乃至第3のモードに選択的に設定し得るモード設定手段とを含むものである。この固体撮像素子では、前記第1のモードは、前記4つの光電変換部のうちの前記第1方向の分割線に対して一方の側に位置する2つの光電変換部同士及び前記4つの光電変換部のうちの前記第1方向の分割線に対して他方の側に位置する2つの光電変換部同士がそれぞれ電気的に連結されるとともに、前記4つの光電変換部のうちの前記第1方向の分割線に対して異なる側に位置する光電変換部同士が電気的に分離されるモードである。前記第2のモードは、前記4つの光電変換部のうちの前記第2方向の分割線に対して一方の側に位置する2つの光電変換部同士及び前記4つの光電変換部のうちの前記第2方向の分割線に対して他方の側に位置する2つの光電変換部同士がそれぞれ電気的に連結されるとともに、前記4つの光電変換部のうちの前記第2方向の分割線に対して異なる側の光電変換部同士が電気的に分離されるモードである。前記第3のモードは、前記4つの光電変換部のうちの前記第1方向の分割線に対して一方の側に位置する2つの光電変換部同士及び前記4つの光電変換部のうちの前記第1方向の分割線に対して他方の側に位置する2つの光電変換部同士がそれぞれ電気的に連結されるとともに、前記4つの光電変換部のうちの前記第2方向の分割線に対して一方の側に位置する2つの光電変換部同士及び前記4つの光電変換部のうちの前記第2方向の分割線に対して他方の側に位置する2つの光電変換部同士がそれぞれ電気的に連結されるモードである。前記4つの光電変換部のうち前記第1又は第2の分割線を挟んで隣り合う各2つの光電変換部間の領域は、当該2つの光電変換部同士が電気的に連結されている場合に、入射光を光電変換する機能を持つ一方、当該2つの光電変換部同士が電気的に分離されている場合に、入射光を光電変換する機能を持たない。
本発明の第の態様による固体撮像素子は、前記第の態様において、前記モード設定手段は、前記第1方向の分割線に沿って配置された第1のゲート電極と、前記第2方向の分割線に沿って配置された第2のゲート電極とを含むものである。
本発明の第の態様による固体撮像素子は、前記第の態様において、前記第1のゲート電極は、前記4つの光電変換部のうちの前記第2の方向の分割線に対して一方の側に位置する2つの光電変換部の半導体領域をソース/ドレインとするMOSトランジスタのゲートを構成するとともに、前記4つの光電変換部のうちの前記第2の方向の分割線に対して他方の側に位置する2つの光電変換部の半導体領域をソース/ドレインとするMOSトランジスタのゲートを構成し、前記第2のゲート電極は、前記4つの光電変換部のうちの前記第1の方向の分割線に対して一方の側に位置する2つの光電変換部の半導体領域をソース/ドレインとするMOSトランジスタのゲートを構成するとともに、前記4つの光電変換部のうちの前記第1の方向の分割線に対して他方の側に位置する2つの光電変換部の半導体領域をソース/ドレインとするMOSトランジスタのゲートを構成するものである。
本発明の第の態様による固体撮像素子は、前記第又は第の態様において、前記第1及び第2のゲート電極が透明材料で構成されたものである。
本発明の第の態様による固体撮像素子は、前記第又は第の態様において、前記第1及び第2のゲート電極がポリシリコンで構成されたものである。
本発明の第の態様による固体撮像素子は、前記第1乃至第のいずれかの態様において、前記少なくとも一部の画素は、前記4つの光電変換部のうちの対角に位置する2つの光電変換部から転送される電荷をそれぞれ蓄積する第1及び第2の電荷格納部と、所定部位の電荷量に応じた信号を出力する増幅部と、前記対角に位置する2つの光電変換部のうちの一方の光電変換部から前記第1の電荷格納部に電荷を転送する第1の転送ゲート部と、前記対角に位置する2つの光電変換部のうちの他方の光電変換部から前記第2の電荷格納部に電荷を転送する第2の転送ゲート部と、前記第1の電荷格納部から前記所定部位に電荷を転送する第3の転送ゲート部と、前記第2の電荷格納部から前記所定部位に電荷を転送する第4の転送ゲート部と、を含むものである。
本発明の第の態様による固体撮像素子は、前記第1乃至第のいずれかの態様において、前記少なくとも一部の画素は、前記4つの光電変換部のうちの少なくとも1つの光電変換部から電荷を排出させる電荷排出ゲート部を含むものである。
本発明の第の態様による固体撮像素子は、前記第1乃至第のいずれかの態様において、前記少なくとも一部の画素の各々に対して1対1に設けられ当該画素の前記4つの光電変換部に入射光を導くマイクロレンズを、備えたものである。
本発明の第の態様による撮像装置は、前記第1乃至第のいずれかの態様による固体撮像素子と、前記少なくとも一部の画素のうちの選択された各画素から、前記第1又は第2のモードで得られる信号に基づいて、前記光学系の焦点調節状態を示す検出信号を出力する検出処理部を、備えたものである。
本発明の第10の態様による撮像装置は、前記第の態様において、前記被写体像に応じて、前記第1及び第2のモードのうちのいずれのモードで得られる信号に基づいて前記光学系の焦点調節状態を検出するかを、決定するものである。
本発明の第11の態様による撮像装置は、前記第又は第10の態様において、前記検出処理部からの検出信号に基づいて前記光学系の焦点調節を行う調節部を備えたものである。
本発明によれば、画素欠陥と同様の状態を引き起こすことがなく、しかも、いずれの画素をいずれの方向に分割された光電変換部を持つ画素として機能させるかを変更する自由度を有し、これにより焦点調節状態の検出精度をより高めることができる固体撮像素子、及び、これを用いた撮像装置を提供することができる。
以下、本発明による固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置としての電子カメラ1を示す概略ブロック図である。電子カメラ1には、撮影レンズ2が装着される。この撮影レンズ2は、レンズ制御部2aによってフォーカスや絞りが駆動される。この撮影レンズ2の像空間には、固体撮像素子3の撮像面が配置される。
固体撮像素子3は、撮像制御部4の指令によって駆動され、信号を出力する。固体撮像素子3から出力される信号は、画像用の信号、焦点検出用の信号のいずれかである。いずれにおいても信号は、信号処理部5、及びA/D変換部6を介して処理された後、メモリ7に一旦蓄積される。メモリ7は、バス8に接続される。バス8には、レンズ制御部2a、撮像制御部4、マイクロプロセッサ9、焦点演算部(検出処理部)10、記録部11、画像圧縮部12及び画像処理部13なども接続される。上記マイクロプロセッサ9には、レリーズ釦などの操作部9aが接続される。また、上記の記録部11には記録媒体11aが着脱自在に装着される。この電子カメラ1の動作については、後に、図12を参照して説明する。
図2は、図1中の固体撮像素子3の概略構成を示す回路図である。固体撮像素子3は、マトリクス状に配置された複数の画素20と、画素20から信号を出力するための周辺回路とを有している。図において、画素数は、横に4行縦に4行の16個の画素を示している。しかし、これに限られるものではない。なお、破線部の符号20が画素の概略部を示すが、その具体的な回路構成や構造は、後述する。
本実施の形態において各画素20は、ダミーやオプチカルブラックなど画像のための光電変換を行わない画素を除き(すなわち、所謂有効画素領域において)、同一の回路構成、平面構造の画素が配置されている。そして、これらの画素20は、周辺回路の駆動信号に従って画像用の信号、及び、焦点検出用の信号のいずれかを出力する。又、すべての画素20は、同時に光電変換部がリセットされて露光の時間とタイミングが同一にされることが可能となっている。
周辺回路は、垂直走査回路21、水平走査回路22、これらと接続されている駆動信号線23,24、画素からの信号を受け取る垂直信号線25、垂直信号線25と接続される定電流源26及び相関二重サンプリング回路(CDS)27、相関二重サンプリング回路27から出力される信号を受け取る水平信号線28、出力アンプ29等からなる。
垂直走査回路21及び水平走査回路22は、電子カメラ1の撮像制御部4からの指令に基づいて駆動信号を出力する。各画素20は、垂直走査回路21から出力される駆動信号を所定の駆動信号線23から受け取って駆動され、画像用又は焦点検出用信号を垂直信号線25に出力する。垂直走査回路21から出力される駆動信号は複数あり、それに伴い駆動配線23も複数ある。これらについては後述する。
画素20から出力された信号は、相関二重サンプリング回路27にて所定のノイズ除去が施される。そして、水平走査回路22の駆動信号により水平信号線28及び出力アンプ29を介して外部に信号が出力される。
図3は、図2中の画素20を示す回路図である。画素20は、入射光に応じた電荷を生成し蓄積する4つの光電変換部としての4つの埋め込みフォトダイオード31〜34と、対角に位置する2つの埋め込みフォトダイオード32,33から転送される電荷をそれぞれ独立に蓄積する第1及び第2の電荷格納部35,36と、各埋め込みフォトダイオード32,33から第1及び第2の電荷格納部35,36にそれぞれ電荷を転送する第1及び第2の転送部としての第1及び第2の転送トランジスタ37,38と、所定部位としてのフローティング拡散領域(FD)40と、第1及び第2の電荷格納部35,36からFD40へそれぞれ電荷を転送する第3及び第4の転送ゲート部としての第3及び第4の転送トランジスタ41,42と、FD40の電荷量に応じた信号を出力する増幅部としての増幅トランジスタ43と、FD40の電荷を排出する第1のリセット部としてのFDリセットトランジスタ44と、増幅トランジスタ43の信号を画素20から出力する選択スイッチとしての選択トランジスタ45と、埋め込みフォトダイオード31から電荷(埋め込みフォトダイオード31〜34で生成された不要電荷)を排出させる第2のリセット部(電荷排出ゲート部)としてのPDリセットトランジスタ46を有している。
また、画素20は、埋め込みフォトダイオード31,32間の電気的な連結及び分離を行う連結/分離トランジスタ51と、埋め込みフォトダイオード33,34間の電気的な連結及び分離を行う連結/分離トランジスタ52と、埋め込みフォトダイオード31,33間の電気的な連結及び分離を行う連結/分離トランジスタ53と、埋め込みフォトダイオード32,34間の電気的な連結及び分離を行う連結/分離トランジスタ54とを有している。
第1乃至第4の転送トランジスタ37,38,41,42、増幅トランジスタ43、FDリセットトランジスタ44、選択トランジスタ45、PDリセットトランジスタ46、連結/分離トランジスタ51〜54は、いずれもMOSトランジスタにて構成されている。本実施の形態では、これらのトランジスタ(増幅トランジスタ43を除く。)は、そのゲート電極がハイであればオンし、ローであればオフする。
連結/分離トランジスタ51,52のゲート電極は、互いに共通に接続され更に画素行ごと共通に接続されて、垂直走査回路21から駆動配線23を介して駆動信号(制御信号)φPDB1が供給される。連結/分離トランジスタ53,54のゲート電極は、互いに共通に接続され更に画素行ごと共通に接続されて、垂直走査回路21から駆動配線23を介して駆動信号(制御信号)φPDB2が供給される。
本実施の形態では、φPDB1がハイでφPDB2がローであれば、連結/分離トランジスタ51,52がオンするとともに連結/分離トランジスタ53,54がオフし、埋め込みフォトダイオード31,32間及び埋め込みフォトダイオード33,34間がそれぞれ電気的に連結される一方、埋め込みフォトダイオード31,33間及び埋め込みフォトダイオード32,34間がそれぞれ電気的に分離される。その結果、埋め込みフォトダイオード31〜34は、全体として、上下2分割(上側部分と下側部分に2分割)された光電変換部と実質的に等価になる。以下の説明では、この状態を、「PD上下2分割状態」と呼ぶ。
φPDB1がローでφPDB2がハイであれば、連結/分離トランジスタ51,52がオフするとともに連結/分離トランジスタ53,54がオンし、埋め込みフォトダイオード31,32間及び埋め込みフォトダイオード33,34間がそれぞれ電気的に分離される一方、埋め込みフォトダイオード31,33間及び埋め込みフォトダイオード32,34間がそれぞれ電気的に連結される。その結果、埋め込みフォトダイオード31〜34は、全体として、左右2分割(左側部分と右側部分に2分割)された光電変換部と実質的に等価になる。以下の説明では、この状態を、「PD左右2分割状態」と呼ぶ。
φPDB1もφPDB2もハイであれば、連結/分離トランジスタ51〜54がオンし、埋め込みフォトダイオード31,32間、埋め込みフォトダイオード33,34間、埋め込みフォトダイオード31,33間及び埋め込みフォトダイオード32,34間がそれぞれ電気的に連結される。その結果、埋め込みフォトダイオード31〜34は、全体として、1つの分割されていない光電変換部と実質的に等価になる。以下の説明では、この状態を、「PD合体状態」と呼ぶ。
本実施の形態では、第1及び第2の電荷格納部35,36が設けられ、埋め込みフォトダイオード31〜34で生成された電荷が、FD40に転送される前に第1及び第2の電荷格納部35,36に一時的に蓄積される。これにより、全画素の露光時間とそのタイミングを同一にすることが可能となり、画像信号の同時性が保持されるばかりではなく、焦点検出時における信号の同時性さえも保持される。もっとも、本発明では、電荷格納部35,36を設けずに、ローリングシャッタを行うように構成してもよい。
第1の転送トランジスタ37は、埋め込みフォトダイオード32から電荷を第1の電荷格納部35に転送する。この電荷は、PD上下2分割状態、PD左右2分割状態及びPD合体状態のいずれの状態で露光されたかによって、いずれの箇所で生成されたものであるかが異なる。第2の転送トランジスタ38は、埋め込みフォトダイオード33から電荷を第2の電荷格納部36に転送する。この電荷も、PD上下2分割状態、PD左右2分割状態及びPD合体状態のいずれの状態で露光されたかによって、いずれの箇所で生成されたものであるかが異なる。
第1及び第2の転送トランジスタ37,38のゲート電極は、共通に接続され更に画素行ごと共通に接続されて、垂直走査回路21から駆動配線23を介して駆動信号φTGAが供給される。第1及び第2の転送トランジスタ37,38は、この駆動信号φTGAに従って所定のタイミングで同時にオンとされ、2個の埋め込みフォトダイオード32,33から電荷を同時に各々の電荷格納部35,36に転送する。ただし、本発明では、これに限定されるものではなく、例えば、第1及び第2の転送トランジスタ37,38が同時にオンするように、各々のゲート電極に個別に駆動信号を供給しても構わない。
これに対して、第3及び第4の転送トランジスタ41,42のゲート電極には、それぞれ個別の駆動信号が供給される。すなわち、第3の転送トランジスタ41のゲート電極は、画素行ごとに共通接続されて垂直走査回路21から駆動配線23を介して駆動信号φTGBが供給され、第4の転送トランジスタ42のゲート電極は、画素行ごとに共通接続されて垂直走査回路21から駆動配線23を介して駆動信号φTGCが供給される。第3及び第4の転送トランジスタ41,42は、これら駆動信号φTGB,φTGCに従って所定のタイミングで個別にオンとされ、第1及び第2の電荷格納部35,36から電荷を個別のタイミングで、又は、同一のタイミングでFD40に転送する。
選択トランジスタ45のゲート電極は、画素行ごとに共通接続されて垂直走査回路21から駆動配線23を介して駆動信号φSが供給される。FDリセットトランジスタ44のゲート電極は、画素行ごとに共通接続されて垂直走査回路21から駆動配線23を介して駆動信号φFDRが供給される。また、PDリセットトランジスタ46のゲート電極は、画素行ごとに共通接続されて垂直走査回路21から駆動配線23を介して駆動信号φPDRが供給される。
なお、本実施の形態において、有効画素はすべて同一の構造の画素とし、これらの画素からは焦点検出用の信号及び画像用の信号のいずれも出力可能となっている。しかし、これに限らず、固体撮像素子3の所定部に焦点検出エリアを設け、このエリアに焦点検出用の信号を出力する画素を配置させてもよい。
また、図3において、埋め込みフォトダイオード31〜34の一方の端子、電荷格納部35,36の一方の端子、及び、FD40の一方の端子は、便宜的に接地として記載されている。しかし、実際は、後述する図5乃至図8から理解されるとおりP型ウエル62の電位となる。
図4は、図2中の画素20を模式的に示す概略平面図である。図5及び図6は、図4中のA−A’線に沿った概略断面図である。図5は、第2のゲート電極68をローにして(すなわち、φPDB2をローにして)連結/分離トランジスタ51をオフにした状態を示している。図6は、第2のゲート電極68をハイにして(すなわち、φPDB2をハイにして)連結/分離トランジスタ51をオンにした状態を示している。図7は、図4中のB−B’線に沿った概略断面図である。図8は、図4中のC−C’線に沿った概略断面図である。なお、図5乃至図8において、マイクロレンズ65は省略している。また、図4乃至図8において、駆動配線は省略され、配線は画素20内の電気的接続関係のみを示している。
説明の便宜上、図4に示すように、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸を定義する。基板61の面がXY平面と平行となっている。また、X軸方向のうち矢印の向きを+X側、その反対の向きを−X側と呼び、Y軸方向についても同様とする。なお、本願明細書では、X軸方向を左右方向、+X側を右側、−X側を左側、Y軸方向を上下方向、+Y側を上側、−Y側を下側と呼ぶ。
図5乃至図8に示すように、N型のシリコン基板61上にP型ウエル62が設けられている。そして、P型ウエル62にN型の電荷蓄積層63が形成され、さらに電荷蓄積層63の基板表面側にP型の空乏化防止層64を付加することで、埋め込みフォトダイオード31〜34が構成されている。なお、ここでは、埋め込みフォトダイオードの構造が採用されているが、これに限られるものではなく、空乏化防止層56を省略しても構わない。
図4に示すように、4つの埋め込みフォトダイオード31〜34は、Z軸方向から見た平面視において互いに交差するY軸方向の分割線B−B’とX軸方向の分割線D−D’が分割する4つの領域に、それぞれ配置されている。埋め込みフォトダイオード31はその4つの領域のうちの左上側領域に、埋め込みフォトダイオード32は右上側領域に、埋め込みフォトダイオード33は左下側領域、埋め込みフォトダイオード34は右下側領域にそれぞれ配置されている。これらの埋め込みフォトダイオード31〜34は、各領域において、両分割線B−B’,D−D’の交点近く配置され、その交点に対して回転対称となるように配置されている。そして、図4に示すように、入射光を埋め込みフォトダイオード31〜34に導く一つのマイクロレンズ65が、配置されている。マイクロレンズ65は、その中心線が分割線B−B’,D−D’の交点を通るように、配置されている。このため、マイクロレンズ65から導かれる入射光は、瞳分割されて各埋め込みフォトダイオード31〜34に入射される。なお、シェーディングを低減するために、例えば、有効画素領域の中心部の画素では、マイクロレンズ65をその中心線が分割線B−B’,D−D’の交点を通るように配置する一方、有効画素領域の周辺部の画素では、マイクロレンズ65をその中心線が前記交点からずれた位置を通るように配置してもよい。
図4乃至図7に示すように、分割線B−B’に沿って第1のゲート電極67が設けられ、分割線D−D’に沿って第2のゲート電極68が設けられている。第2のゲート電極68は、埋め込みフォトダイオード31,32間及び埋め込みフォトダイオード33,34間の上に、薄いシリコン酸化膜66を介して形成されている。これにより、第2のゲート電極68は、埋め込みフォトダイオード31の電荷蓄積層63及び埋め込みフォトダイオード32の電荷蓄積層63をソース/ドレインとするMOSトランジスタ(連結/分離トランジスタ51)のゲートを構成するとともに、埋め込みフォトダイオード33の電荷蓄積層63及び埋め込みフォトダイオード34の電荷蓄積層63をソース/ドレインとするMOSトランジスタ(連結/分離トランジスタ52)のゲートを構成している。第2のゲート電極68には、図示しない配線によって、前記駆動信号φPDB1が供給されるようになっている。
同様に、第1のゲート電極67は、埋め込みフォトダイオード31,33間及び埋め込みフォトダイオード32,34間の上に、薄いシリコン酸化膜66を介して形成されている。これにより、第1のゲート電極67は、埋め込みフォトダイオード31の電荷蓄積層63及び埋め込みフォトダイオード33の電荷蓄積層63をソース/ドレインとするMOSトランジスタ(連結/分離トランジスタ53)のゲートを構成するとともに、埋め込みフォトダイオード32の電荷蓄積層63及び埋め込みフォトダイオード34の電荷蓄積層63をソース/ドレインとするMOSトランジスタ(連結/分離トランジスタ54)のゲートを構成している。第1のゲート電極67には、図示しない配線によって、前記駆動信号φPDB2が供給されるようになっている。
なお、第1及び第2のゲート電極67が交差する箇所では、図7に示すように、第2のゲート電極68が絶縁層を介してゲート電極67上を通っている。
本実施の形態では、第2のゲート電極68がローであれば(φPDB2がローであれば)、図5に示すように、連結/分離トランジスタ51のチャネル領域に反転層ができないため、連結/分離トランジスタ51はオフする。一方、第2のゲート電極68がハイであれば(φPDB2がハイであれば)、連結/分離トランジスタ51のチャネル領域に反転層69ができ、連結/分離トランジスタ51がオンする。他の連結/分離トランジスタ52〜54についても同様である。
なお、連結/分離トランジスタ51〜54は、そのゲートの電位をゼロ電位(基板1の電位)にしたときにオフする一方、ゼロ電位に対する差が大きい電位を与えたときにオンするように構成してもよい。また、連結/分離トランジスタ51〜54は、そのゲートの電位をゼロ電位(基板1の電位)にしたときにオンする一方、ゼロ電位よりも負側の電位を与えたときにオフするように構成してもよい。なお、連結/分離トランジスタ51〜54は、ゲート電圧を印加しない場合に既にオフされている構成にした場合には、ゲート電圧を正側にかけることにてオンさせる構成となり、ゲート電圧を印加しない場合でオンされている場合には、ゲート電圧を負側にかけることにてオフする構成となる。
本実施の形態では、第1及び第2のゲート電極67,68は、ITO膜などの透明材料で構成されている。したがって、入射光は、第1及び第2のゲート電極67,68で遮られることなく、第1及び第2のゲート電極67,68下の埋め込みフォトダイオード31〜34間の領域にも到達する。したがって、例えば、図6に示すように連結/分離トランジスタ51がオンしていれば、埋め込みフォトダイオード31,32間にできた反転層69が光電変換機能を持つことから、入射光の利用効率が高まる。一方、図5に示すように連結/分離トランジスタ51がオフしていれば、反転層69ができないのて、埋め込みフォトダイオード31,32間の領域は光電変換機能を持たない。この点は、埋め込みフォトダイオード31〜34間の他の領域についても同様である。
第1及び第2のゲート電極67,68は、ITO膜の代わりに、ポリシリコンで構成してもよい。ポリシリコンの場合には、ITO膜に比較して透過率が一部低下するが、微細な構造形成が容易であることから総合的に鑑みてポリシリコンの方が光量損失をより低減し得る場合もある。
なお、入射光の利用効率の点では不利であるが、本発明では、第1及び第2のゲート電極67,68は、遮光性材料で構成してもよい。
以上の説明からわかるように、本実施の形態では、第1及び第2のゲート電極67,68は、制御信号(φPDB2,φPDB1)に応じて、PD上下2分割状態(第1のモード)、PD左右2分割状態(第2のモード)及びPD合体状態(第3のモード)に選択的に設定し得るモード設定手段を構成している。PD上下2分割状態では、埋め込みフォトダイオード31,32の信号が加算され、埋め込みフォトダイオード33,34の信号が加算され、当該両加算信号を独立して得られる。PD左右2分割状態では、埋め込みフォトダイオード31,33の信号が加算され、埋め込みフォトダイオード32,34の信号が加算され、当該両加算信号を独立して得られる。PD合体状態では、埋め込みフォトダイオード31〜34の信号が加算される。
なお、埋め込みフォトダイオード31〜34を常に完全に電気的に分離するように構成しておいても、埋め込みフォトダイオード31〜34からそれぞれ読み出した信号を制御信号に応じて独立したまま利用したり混合したりできるように、蓄積部や転送スイッチ等を適宜設ければ、PD上下2分割状態、PD左右2分割状態及びPD合体状態とそれぞれ同様の信号加算モードを実現することができ、本発明ではそのように構成してもよい。しかしながら、本実施の形態のように、制御信号に応じて埋め込みフォトダイオード31〜34の分離・連結を行うように構成しておけば、外部の蓄積部や転送スイッチ等の数を減らしたり配線等を簡単化することができるので、非常に好ましい。
また、第1及び第2の電荷格納部35,36と埋め込みフォトダイオード32,33との間の上にはそれぞれ、薄いシリコン酸化膜66を介してゲート電極71,72が形成されている。第1及び第2の転送トランジスタ37,38はそれぞれ、ゲート電極71,72をゲートとすると共に電荷格納部35,36、及び、埋め込みフォトダイオード32、33の電荷蓄積層63をソース又はドレインとするMOSトランジスタとして構成されている。
ゲート電極71,72間は、図示しない配線によって接続されている。このため、第1及び第2の転送トランジスタ37,38は、駆動信号φTGAに従って同時にオン、オフされる。よって、埋め込みフォトダイオード32,33からのそれぞれの電荷は、それぞれ対応する電荷格納部35,36に同時に転送される。
電荷格納部35,36は、P型ウエル62に形成されたN型層73,74を有している。そして、第1及び第2の転送トランジスタ37,38のゲート電極71,72は、2つのN型層73、74の上部に覆いかぶさるように配置されている。電荷格納部35,36は、このようにゲート電極71,72と、N型層73,74によるMOSキャパシタとして構成されている。
ところで、ゲート電極71,72にローの電圧を印加すると、P型ウエル62の電位にピンニングされて電荷格納部35,36の表面の界面準位がホールで満たされる。暗電流の大きさは、界面準位の電子占有確率に大きく影響される。したがって、電荷格納部35,36の暗電流は、ゲート電極71,72に上記のような電圧を印加して界面準位をホールで満たすことにより、大幅に低減することが可能となる。
図4においてFD40は、互いに分離してP型ウエル32に形成された2つのN型領域75,76が配線77で電気的に接続されることで実質的に1つのフローティングディフュージョンとして構成されている。FD40は、2つの電荷格納部35、36のいずれからも電荷が転送される。
第1及び第2の電荷格納部35,36とFD40のN型拡散層75との間の上には、薄いシリコン酸化膜66を介してゲート電極78,79が形成されている。第3及び第4の転送トランジスタ41,42は、ゲート電極78,79をゲートとするとともに電荷格納部35,36のN型層71,72及びFD40のN型拡散領域75をソース又はドレインとするMOSトランジスタとして構成されている。
第3の転送トランジスタ41のゲート電極78と、第4の転送トランジスタ42のゲート電極79とは個別に形成されており、それぞれ個別の駆動信号φTGB,φTGCが垂直走査回路21から供給される。このため、第3及び第4の転送トランジスタ41,42は、それぞれの駆動信号φTGB、φTGCに従って個別に駆動される。よって、第3及び第4の転送トランジスタ41,42は、第1及び第2の電荷格納部35,36から電荷を異なるタイミングでも、又は、同一のタイミングでもFD40に転送することができる。
また、図8に示すように、図4中のC−C’線に沿って、N型拡散層76の他に、N型拡散層81−83が形成されている。N型層81は、図示しない配線により電源VDDに接続されている。N型層81、82の間の上には薄いシリコン酸化膜66を介してゲート電極84が形成されている。増幅トランジスタ43は、ゲート電極84をゲートとするとともにN型層81,82をソース又はドレインとするMOSトランジスタとして構成されている。なお、ゲート電極43は、配線77によって、FD40(N型層75,76)と電気的に接続されている。
N型層82,83の間の上には薄いシリコン酸化膜66を介してゲート電極85が形成されている。選択トランジスタ45は、ゲート電極85をゲートとするとともにN型層82,83をソース又はドレインとするMOSトランジスタとして構成されている。
また、N型層76,81間の上には、薄いシリコン酸化膜66を介してゲート電極86が形成されている。FDリセットトランジスタ44は、ゲート電極86をゲートとするとともにN型層76,81をソース又はドレインとするMOSトランジスタとして構成されている。
図5及び図6に示すように、P型ウエル62中には、N型層87が形成されている。N型層87と埋め込みフォトダイオード31との間の上には薄いシリコン酸化膜66を介してゲート電極88が形成されている。PDリセットトランジスタ46は、ゲート電極88をゲートとするとともにN型層87及び埋め込みフォトダイオード31の電荷蓄積層63をソース又はドレインとするMOSトランジスタとして構成されている。ゲート電極88には、図示しない配線によって、駆動信号φPDRが供給される。
第2のリセット部(ここではPDリセットトランジスタ46)は、埋め込みフォトダイオード31〜34で不要電荷を排出させる。この不要電荷には、電子シャッター動作をさせるときのリセット電荷と、強い光が入射されたときのオーバーフロー電荷がある。いずれにせよこの不要電荷をFD40に転送して第1のリセット部(ここではFDリセットトランジスタ44)によって排出させてもよい。このようにするなら、第2のリセット部は、配置させなくてもよい。
また、埋め込みフォトダイオード31〜34、及び、各N型層の周囲には、厚いシリコン酸化膜70が形成され、それぞれの間は分離されている。
次に、固体撮像素子3から信号を読み出す動作の例について、図9乃至図11を参照して説明する。図9は、画像用信号を読み出す駆動信号(すなわち、PD合体状態で露光した画素からの信号を読み出す駆動信号)を示すタイミングチャートである。図10は、PD左右2分割状態で露光した画素からの焦点検出用信号を読み出す駆動信号を示すタイミングチャートである。図11は、PD上下2分割状態で露光した画素からの焦点検出用信号を読み出す駆動信号を示すタイミングチャートである。
なお、垂直走査については、1水平行ごとに信号線を選択し順時次の行へと選択動作を移していくが、選択された行毎に次の図9乃至図11で示したような動作が行われ、本図の駆動信号が出力される。この走査が垂直方向全画面に渡って繰り返される。最終行について終了した後には垂直帰線期間を経過した後に先頭の行へと選択動作が戻る。図9乃至図11では、1行目と2行目の駆動信号のみを示している。
最初に、図9、図2、図3を参照して、画像用信号を読み出す動作の例を説明する。この動作では、基本的に、露光時に全ての有効画素20がPD合体状態とされる。また、この動作では、全画素同時露光が行われる。
図9において、期間T1は、全有効画素同時に駆動する期間である。すなわち、期間T1の駆動パルスは、全行において同一の駆動信号が出力される。また、期間T2は1行目を読み出す期間、期間T3は2行目を読み出す期間、期間T4は3行目を読み出す期間であり、選択された行のみ本図に示すような駆動信号が出力される。この点は、後述する図10及び図11についても同様である。
まず、期間T11の開始時点から期間T14の終了時点までの期間において、φPDB1及びφPDB2をハイにして、全ての有効画素をPD合体状態にする。よって、埋め込みフォトダイオード31〜34は、全体として、1つの分割されていない光電変換部と実質的に等価になる。この期間中に、以下に説明する期間T11〜T14の動作が行われる。
まず、期間T11において、φPDRをハイにしてPDリセットトランジスタ46をオンにする。この動作により、すべての有効画素の埋め込みフォトダイオード31〜34に貯まっている不要な電荷が電源VDDに排出される。すなわち、埋め込みフォトダイオード31〜34は、リセットされる。そして、全有効画素の埋め込みフォトダイオード31〜34は、期間T11の終了時点から露光を開始する。このとき、本実施の形態では、前述したように、埋め込みフォトダイオード31〜34間の領域においても、入射光の光電変換が行われる。
期間T12において、φFDRをハイにしてFDリセットトランジスタ44をオンにする。それと同時に期間T13において、φTGB、φTGCをハイにして第3及び第4の転送トランジスタ41,42を同時にオンにする。この動作により、FD40及び第1及び第2の電荷格納部35,36に貯まっている電荷が電源VDDに排出される。すなわち、全有効画素のFD40及び電荷格納部35,36は、リセットされる。
期間T14において、φTGAをハイにして第1及び第2の転送トランジスタ37,38をオンにする。全有効画素の連結した埋め込みフォトダイオード31〜34及びそれらの間に蓄積されている電荷は全て第1及び第2の電荷格納部35,36に分かれて転送される。期間T14において、第1及び第2の転送トランジスタ37,38のいずれか一方のみをオンにしてもよい。ここで、図9に示された期間T15(φPDRをローにしてからφTGAをオンにするまでの期間)が露光期間となる。露光期間T15は、全有効画素にて同一の期間であり同一のタイミングとなる。このため、全有効画素は、タイミングずれすることなく画像情報を獲得することが可能となる。
次いで、期間T16において、1行目のφSをハイにして選択トランジスタ45をオンにする。これにより、1行目の画素が選択され、1行目の画素から信号が垂直信号線25に出力されるようになる。
それと同時に期間T17において、1行目のφFDRをハイにしてFDリセットトランジスタ44をオンにする。この動作により、FD40がリセットされる。そして、期間T17の終了時点、すなわち、φFDRがローとなってから、期間T19の開始時点までの間(期間T18)において、1行目の増幅トランジスタ43からの、FD40リセット時出力は、垂直信号線25を介してCDS回路27に保存される。
期間T19において、φTGB、φTGCをハイにして第3及び第4の転送トランジスタ41,42を同時にオンにする。これにより、各画素に2つある電荷格納部35,36に蓄積されている電荷は、合算されてFD40に転送される。そして、FD40の電荷量に応じて増幅された電位が、垂直信号線25を通してCDS回路27に送られる。CDS回路27では、先ほど保存したリセット時出力との差を1行目の画素の画素信号として出力する。そして、これらの1行目の画素の画素信号は、水平走査回路22の駆動信号によって水平信号線28、出力アンプ29を介して出力される。
同様に、期間T3において2行目の読み出しを行う。駆動信号は1行目と同様である。図9中の期間T26〜T29は、期間T16〜T19に相当している。
なお、φPDRは、読み出し終了後(φSオフ後)は、常にハイとしてもよい。
以上の説明から理解されるように、各画素は、期間T11の開始時点から期間T14の終了時点までの期間において、φPDB1及びφPDB2をハイにして、4つの埋め込みフォトダイオード31〜34を合体しているので、通常どおりに画像用の信号を出力することができる。しかも、分割線B−B’,D−D’に沿って配置されたゲート電極67,68が入射光を透過するので、入射光の利用効率が増大し、感度を向上させることができる。さらに、全有効画素の露光のタイミングを同一にした電子シャッターが可能であることも、前記説明にて明らかである。なお、勿論、一行ごとにリセットしたローリングシャッター動作を行うことも可能である。
また、前述した固体撮像素子3では、各画素は同一の構造を有しているため、画像用信号を読み出す際に、一部の画素について補正をするような必要がなくなる。焦点検出用として用い得る画素とそうではない画素とが異なる構造を有しているとすれば、本撮像時に画像用信号を読み出す際に、一部の画素について補正が必要となる。
次に、図10、図2、図3を参照して、PD左右2分割状態で露光した画素からの焦点検出用信号を読み出す動作の例を説明する。この動作例では、基本的に、露光時に全ての画素20がPD左右2分割状態とされる。また、この動作では、全画素同時露光が行われる。
この動作は、左右方向に並んだ所望の画素列を焦点検出用ラインセンサに相当するものとして利用して、焦点検出用信号を得る場合に行われる。図10に示す動作例では、全ての有効画素について、PD左右2分割状態で露光した左半分の信号(本実施の形態では、埋め込みフォトダイオード31,33の信号とその間の領域により光電変換された信号を加算したもの)、及び、右半分の信号(本実施の形態では、埋め込みフォトダイオード32,34の信号とその間の領域により光電変換された信号を加算したもの)を、読み出す。このようにして読み出された全画素の信号は、一旦、図1中のメモリ7に格納された後、焦点演算部で焦点検出処理を行う際に、メモリ7内の信号から、前記所望の画素列に関するもののみが選択的に用いられる。図10に示す動作例では、このように全画素読み出しにより焦点検出用信号を得るが、前記所望の画素列の画素以外の画素については、間引いて読み出し動作を行わなくてもよい。
まず、期間T31において、φPDRをハイにしてPDリセットトランジスタ46をオンにするとともに、φPDB1及びφPDB2をハイにしてPD合体状態する。この動作により、すべての有効画素の埋め込みフォトダイオード31〜34に貯まっている不要な電荷が電源VDDに排出される。すなわち、埋め込みフォトダイオード31〜34は、リセットされる。そして、全有効画素の埋め込みフォトダイオード31〜34は、期間T31の終了時点から露光を開始する。このとき、本実施の形態では、前述したように、埋め込みフォトダイオード31〜34間の領域においても、入射光の光電変換が行われる。
φPDB1は期間T31の終了時点以降はローにされるが、φPDBは、期間T31の終了時点以降も期間T34の終了時点までの期間はハイのままにされる。よって、期間T31の終了時点から期間T34の終了時点までの期間は、全ての有効画素がPD左右2分割状態となり、各画素の埋め込みフォトダイオード31〜34は、全体として、左右2分割(左側部分と右側部分に2分割)された光電変換部と実質的に等価になる。この期間中に、以下に説明する期間T32〜T34の動作が行われる。
期間T32において、φFDRをハイにしてFDリセットトランジスタ44をオンにする。それと同時に期間T33において、φTGB、φTGCをハイにして第3及び第4の転送トランジスタ41,42を同時にオンにする。この動作により、FD40及び第1及び第2の電荷格納部35,36に貯まっている電荷が電源VDDに排出される。すなわち、全有効画素のFD40及び電荷格納部35,36は、リセットされる。
期間T34において、φTGAをハイにして第1及び第2の転送トランジスタ37,38をオンにする。その結果、全有効画素の右側の埋め込みフォトダイオード32,34及びその間に蓄積されている電荷は、第1の転送トランジスタ37を経由して第1の電荷格納部35に転送される。一方、全有効画素の左側の埋め込みフォトダイオード31,33及びその間に蓄積されている電荷は、第1の転送トランジスタ37を経由して第2の電荷格納部36に転送される。ここで、図10に示された期間T35(φPDRをローにしてからφTGAをオンにするまでの期間)が露光期間となる。露光期間T35は、全有効画素にて同一の期間であり同一のタイミングとなる。このため、全有効画素は、タイミングずれすることなく焦点検出情報を獲得することが可能となる。ここまでの期間(期間T1)の動作は、PD左右2分割状態で露光される点を除けば、図9を参照して説明した画像信号を得るための動作と同じである。
次いで、期間T36において、1行目のφSをハイにして選択トランジスタ45をオンにする。これにより、1行目の画素が選択され、1行目の画素から信号が垂直信号線25に出力されるようになる。
それと同時に期間T37において、1行目のφFDRをハイにしてFDリセットトランジスタ44をオンにする。この動作により、FD40がリセットされる。そして、期間T37の終了時点、すなわち、φFDRがローとなってから、期間T39の開始時点までの間(期間T38)において、1行目の増幅トランジスタ43からの、FD40リセット時出力は、垂直信号線25を介してCDS回路27に保存される。
期間T39において、φTGBをハイにして第の転送トランジスタ41をオンにする。これにより、第の電荷格納35に蓄積されている電荷は、FD40に転送される。そして、FD40の電荷量に応じて増幅された電位が、垂直信号線25を通してCDS回路27に送られる。CDS回路27では、先ほど保存したリセット時出力との差を1行目の画素の左右方向の一方の側の瞳信号出力として出力する。そして、これらの1行目の画素の左右方向の一方の側の瞳信号出力は、水平走査回路22の駆動信号によって水平信号線28、出力アンプ29を介して出力される。
次いで、期間T40において、1行目のφFDRをハイにしてFDリセットトランジスタ44をオンにする。この動作により、FD40がリセットされる。そして、期間T40の終了時点、すなわち、φFDRがローとなってから、期間T42の開始時点までの間(期間T41)において、1行目の増幅トランジスタ43からの、FD40リセット時出力は、垂直信号線25を介してCDS回路27に保存される。
期間T42において、φTGCをハイにして第の転送トランジスタ42をオンにする。これにより、第の電荷格納36に蓄積されている電荷は、FD40に転送される。そして、FD40の電荷量に応じて増幅された電位が、垂直信号線25を通してCDS回路27に送られる。CDS回路27では、先ほど保存したリセット時出力との差を1行目の画素の左右方向の他方の側の瞳信号出力として出力する。そして、これらの1行目の画素の左右方向の他方の側の瞳信号出力は、水平走査回路22の駆動信号によって水平信号線28、出力アンプ29を介して出力される。
これらの動作により、1行目の画素の左右方向の一方の側の瞳信号出力と左右方向の反対側の瞳信号出力を得ることができる。
同様に、以降の行の読み出しを行う。駆動信号は1行目と同様である。図10中の期間T46〜T52は、期間T36〜T42に相当している。
なお、φPDRは、読み出し終了後(φSオフ後)は、常にハイとしてもよい。
以上の説明から理解されるように、各画素は、期間T31の終了時点から期間T34の終了時点までの期間において、φPDB1をローにするとともにφPDB2をハイにして、PD左右2分割状態にしているので、各画素の左右方向の一方の側の瞳信号出力と左右方向の他方の側の瞳信号出力を得ることができる。しかも、分割線B−B’,D−D’に沿って配置されたゲート電極67,68が入射光を透過するので、入射光の利用効率が増大し、焦点検出用信号の感度を向上させることができる。さらに、このような焦点検出用信号を得る際にも、全有効画素の露光のタイミングを同一にした電子シャッターが可能であることも、前記説明にて明らかである。
次に、図11、図2、図3を参照して、PD上下2分割状態で露光した画素からの焦点検出用信号を読み出す動作の例を説明する。この動作例では、基本的に、露光時に全ての画素20がPD上下2分割状態とされる。また、この動作では、全画素同時露光が行われる。
この動作は、上下方向に並んだ所望の画素列を焦点検出用ラインセンサに相当するものとして利用して、焦点検出用信号を得る場合に行われる。図11に示す動作例では、全ての有効画素について、PD上下2分割状態で露光した上半分の信号(本実施の形態では、埋め込みフォトダイオード31,32の信号とその間の領域により光電変換された信号を加算したもの)、及び、下半分の信号(本実施の形態では、埋め込みフォトダイオード33,34の信号とその間の領域により光電変換された信号を加算したもの)を、読み出す。このようにして読み出された全画素の信号は、一旦、図1中のメモリ7に格納された後、焦点演算部で焦点検出処理を行う際に、メモリ7内の信号から、前記所望の画素列に関するもののみが選択的に用いられる。図11に示す動作例では、このように全画素読み出しにより焦点検出用信号を得るが、前記所望の画素列の画素以外の画素については、間引いて読み出し動作を行わなくてもよい。
図11に示す動作は、前述した図10に示す動作と基本的に同様である。その異なる所は、φPDB1とφPDB2が入れ替えられている点のみである。すなわち、図11に示す動作では、φPDB1は期間T31の開始時点から期間T34の終了時点までの期間においてオンにされ、φPDB2は期間T31だけオンにされている。
したがって、図11に示す動作では、各画素は、期間T31の終了時点から期間T34の終了時点までの期間において、φPDB1をハイにするとともにφPDB2をローにして、PD上下2分割状態にしているので、各画素の上下方向の一方の側の瞳信号出力と上下方向の他方の側の瞳信号出力を得ることができる。しかも、分割線B−B’,D−D’に沿って配置されたゲート電極67,68が入射光を透過するので、入射光の利用効率が増大し、焦点検出用信号の感度を向上させることができる。さらに、このような焦点検出用信号を得る際にも、全有効画素の露光のタイミングを同一にした電子シャッターが可能であることも、前記説明にて明らかである。
以上の説明からわかるように、前述した固体撮像素子3によれば、例えば前述した図10に示す動作を行うことで、左右方向に並んだ所望の任意の画素列から、左右方向位相シフト検出用の焦点検出用信号(左右方向の一方側の瞳信号出力と左右方向の他方側の瞳信号出力)を得ることができる。また、前述した固体撮像素子3によれば、例えば前述した図11に示す動作を行うことで、上下方向に並んだ所望の任意の画素列から、上下方向位相シフト検出用の焦点検出用信号(上下方向の一方側の瞳信号出力と上下方向の他方側の瞳信号出力)を得ることができる。
したがって、前述した固体撮像素子3では、画素欠陥と同様の状態を引き起こすことがないだけでなく、いずれの画素をいずれの方向に分割された光電変換部を持つ画素として機能させるかを自由に変更することができ、ひいては、焦点調節状態の検出精度をより高めることができるという利点も得られる。
瞳分割位相差方式では、例えば、撮像画面内の中央部及び上下部分の位置での焦点検出には左右分割のフォトダイオードを水平方向にラインセンサ状に配置することが必要とされ、中央部及び左右部分の位置での焦点検出には上下2分割のフォトダイオードを垂直方向(上下方向)にラインセンサ状に配置することが必要とされる。前述した固体撮像素子3では、同一の画素構造ながら水平方向(左右方向)、垂直方向(上下方向)の焦点検出をすることができる。
次に、本実施の形態による電子カメラ1の動作の一例について、図1及び図12を参照して説明する。
操作部9aのレリーズ釦の半押し操作が行われる(ステップS1)と、電子カメラ1内のマイクロプロセッサ9は、その半押し操作に同期して撮像制御部4を駆動する。撮像制御部4は、被写体の確認を行うために予め定めた公知の手法により、全画素又は所定画素から被写体確認用の撮像信号を読み出し、メモリ7に蓄積する。このとき、全画素を読み出す場合は、例えば、前記図9に示す動作と同様の動作を行う。そして、画像処理部13は、その信号から、画像認識技術を利用して被写体を認識する(ステップS2)。例えば、顔認識モードの場合、被写体として顔を認識する。そして、画像処理部13は、被写体の中心座標及び長手方向を抽出する(ステップS3)。
その後、マイクロプロセッサ9は、ステップ3で抽出された被写体の中心座標及び長手方向に従って、被写体に対する焦点調節状態を精度良く検出するのに最適な、焦点検出に用いるべき、オートフォーカス用ラインセンサに相当する画素列の座標(位置・長手方向)を設定する(ステップS4)。また、マイクロプロセッサ9は、ステップS2の認識結果等に基づいて、焦点検出用の撮影条件(絞り、焦点調節状態、シャッタ時間等)を設定する(ステップS5)。
引き続いて、マイクロプロセッサ9は、ステップS5で設定した絞り等の条件となるようにレンズ制御部2aを作動させ、ステップS5で設定したシャッタ時間等の条件でかつステップS4で設定した画素列の座標に従って、撮像制御部4を駆動することで、オートフォーカス(自動焦点調節)用の信号を読み出し、メモリ7に蓄積する(ステップS6)。このとき、ステップS4で設定した画素列が左右方向に並んだ画素列の場合は、前述した図10に示す動作によって、オートフォーカス用の画像信号を読み出す。一方、ステップS4で設定した画素列が上下方向に並んだ画素列の場合は、前述した図11に示す動作によって、オートフォーカス用の画像信号を読み出す。
次に、マイクロプロセッサ9は、ステップS6で取得されメモリ7に格納された全画素の信号のうちから、ステップS4で設定した座標の画素列の各画素の信号をピックアップし、それらの信号に基づいて瞳分割位相差方式に従った演算(焦点調節状態の検出処理)を焦点検出演算部10に行わせることで、焦点検出演算部10にデフォーカス量を算出させる(ステップS7)。
次いで、マイクロプロセッサ9は、ステップS7で算出されたデフォーカス量に応じて合焦状態となるように、レンズ制御部2aに撮影レンズ2を調節させる。引き続いて、マイクロプロセッサ9は、本撮影のための撮影条件(絞り、シャッタ時間等)を設定する(ステップS9)。
次に、マイクロプロセッサ9は、ステップS9で設定した絞り等の条件となるようにレンズ制御部2aを作動させ、操作部9aのレリーズ釦の全押し操作に同期して、ステップS9で設定したシャッタ時間等の条件で撮像制御部4を駆動することで、画像信号を読み出して本撮影を行う(ステップS10)。このとき、前述した図9に示す動作によって、画像信号を読み出す。撮像制御部4によって、この画像信号は、メモリ7に蓄積される。
その後、マイクロプロセッサ9は、操作部9aの指令に基づき、必要に応じて画像処理部13や画像圧縮部12にて所望の処理を行い、記録部に処理後の信号を出力させ記録媒体11aに記録する。
本実施の形態による電子カメラ1によれば、被写体に応じて最適化された位置の画素列の信号に基づいて焦点調節状態を検出してオートフォーカスを行うので、高い精度でオートフォーカスを行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、CMOS型イメージセンサでは種々の画素構造を有するものが知られているが、本発明はそれらのイメージセンサにも適用することができる。また、本発明は、CMOS型イメージセンサ以外の種々のイメージセンサにも適用することができる。
また、前記実施の形態では、ゲート電極67,68が構成する連結/分離トランジスタ51〜54は、MOSトランジスタであったが、例えば、接合型電界効果トランジスタとしてもよい。
本発明の一実施の形態に係る電子カメラを示す概略ブロック図である。 図1中の固体撮像素子の概略構成を示す回路図である。 図2中の画素を示す回路図である。 図2中の画素を模式的に示す概略平面図である。 所定の動作状態を示す、図4中のA−A’線に沿った概略断面図である。 他の動作状態を示す、図4中のA−A’線に沿った概略断面図である。 図4中のB−B’線に沿った概略断面図である。 図4中のC−C’線に沿った概略断面図である。 図1中の固体撮像素子の動作例を示すタイミングチャートである。 図1中の固体撮像素子の他の動作例を示すタイミングチャートである。 図1中の固体撮像素子の更に他の動作例を示すタイミングチャートである。 図1に示す電子カメラの動作例を示す概略フローチャートである。
符号の説明
1 電子カメラ
3 固体撮像素子
20 画素
31〜34 埋め込みフォトダイオード(光電変換部)
67,68 ゲート電極
B−B’,D−D’ 分割線

Claims (11)

  1. 光学系により結像される被写体像を光電変換する固体撮像素子であって、
    2次元状に配置された複数の画素を備え、
    前記複数の画素のうちの少なくとも一部の画素は、平面視において互いに交差する第1方向の分割線及び第2方向の分割線が分割する4つの領域にそれぞれ存し各々が入射光を光電変換する4つの光電変換部と、制御信号に応じて第1乃至第3のモードに選択的に設定し得るモード設定手段とを含み、
    前記第1のモードは、前記4つの光電変換部のうちの前記第1方向の分割線に対して一方の側に位置する2つの光電変換部同士及び前記4つの光電変換部のうちの前記第1方向の分割線に対して他方の側に位置する2つの光電変換部同士がそれぞれ電気的に連結されるとともに、前記4つの光電変換部のうちの前記第1方向の分割線に対して異なる側に位置する光電変換部同士が電気的に分離されるモードであり、
    前記第2のモードは、前記4つの光電変換部のうちの前記第2方向の分割線に対して一方の側に位置する2つの光電変換部同士及び前記4つの光電変換部のうちの前記第2方向の分割線に対して他方の側に位置する2つの光電変換部同士がそれぞれ電気的に連結されるとともに、前記4つの光電変換部のうちの前記第2方向の分割線に対して異なる側の光電変換部同士が電気的に分離されるモードであり、
    前記第3のモードは、前記4つの光電変換部のうちの前記第1方向の分割線に対して一方の側に位置する2つの光電変換部同士及び前記4つの光電変換部のうちの前記第1方向の分割線に対して他方の側に位置する2つの光電変換部同士がそれぞれ電気的に連結されるとともに、前記4つの光電変換部のうちの前記第2方向の分割線に対して一方の側に位置する2つの光電変換部同士及び前記4つの光電変換部のうちの前記第2方向の分割線に対して他方の側に位置する2つの光電変換部同士がそれぞれ電気的に連結されるモードであ
    前記4つの光電変換部のうち前記第1又は第2の分割線を挟んで隣り合う各2つの光電変換部間の領域は、当該2つの光電変換部同士が電気的に連結されている場合に、入射光を光電変換する機能を持つ一方、当該2つの光電変換部同士が電気的に分離されている場合に、入射光を光電変換する機能を持たない、
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記モード設定手段は、前記第1方向の分割線に沿って配置された第1のゲート電極と、前記第2方向の分割線に沿って配置された第2のゲート電極とを含むことを特徴とする請求項記載の固体撮像素子。
  3. 前記第1のゲート電極は、前記4つの光電変換部のうちの前記第2の方向の分割線に対して一方の側に位置する2つの光電変換部の半導体領域をソース/ドレインとするMOSトランジスタのゲートを構成するとともに、前記4つの光電変換部のうちの前記第2の方向の分割線に対して他方の側に位置する2つの光電変換部の半導体領域をソース/ドレインとするMOSトランジスタのゲートを構成し、
    前記第2のゲート電極は、前記4つの光電変換部のうちの前記第1の方向の分割線に対して一方の側に位置する2つの光電変換部の半導体領域をソース/ドレインとするMOSトランジスタのゲートを構成するとともに、前記4つの光電変換部のうちの前記第1の方向の分割線に対して他方の側に位置する2つの光電変換部の半導体領域をソース/ドレインとするMOSトランジスタのゲートを構成する、
    ことを特徴とする請求項記載の固体撮像素子。
  4. 前記第1及び第2のゲート電極が透明材料で構成されたことを特徴とする請求項又は記載の固体撮像素子。
  5. 前記第1及び第2のゲート電極がポリシリコンで構成されたことを特徴とする請求項又は記載の固体撮像素子。
  6. 前記少なくとも一部の画素は、前記4つの光電変換部のうちの対角に位置する2つの光電変換部から転送される電荷をそれぞれ蓄積する第1及び第2の電荷格納部と、所定部位の電荷量に応じた信号を出力する増幅部と、前記対角に位置する2つの光電変換部のうちの一方の光電変換部から前記第1の電荷格納部に電荷を転送する第1の転送ゲート部と、前記対角に位置する2つの光電変換部のうちの他方の光電変換部から前記第2の電荷格納部に電荷を転送する第2の転送ゲート部と、前記第1の電荷格納部から前記所定部位に電荷を転送する第3の転送ゲート部と、前記第2の電荷格納部から前記所定部位に電荷を転送する第4の転送ゲート部と、を含むことを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の固体撮像素子。
  7. 前記少なくとも一部の画素は、前記4つの光電変換部のうちの少なくとも1つの光電変換部から電荷を排出させる電荷排出ゲート部を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の固体撮像素子。
  8. 前記少なくとも一部の画素の各々に対して1対1に設けられ当該画素の前記4つの光電変換部に入射光を導くマイクロレンズを、備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の固体撮像素子。
  9. 請求項1乃至のいずれかに記載の固体撮像素子と、前記少なくとも一部の画素のうちの選択された各画素から、前記第1又は第2のモードで得られる信号に基づいて、前記光学系の焦点調節状態を示す検出信号を出力する検出処理部を、備えたことを特徴とする撮像装置。
  10. 前記被写体像に応じて、前記第1及び第2のモードのうちのいずれのモードで得られる信号に基づいて前記光学系の焦点調節状態を検出するかを、決定することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  11. 前記検出処理部からの検出信号に基づいて前記光学系の焦点調節を行う調節部を備えたことを特徴とする請求項又は10記載の撮像装置。
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