JP6609113B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法に関する。
近年、CMOSセンサなど撮像素子を用いた撮像装置においては多機能化が進み、静止画/動画といった撮像画像の生成だけでなく、例えば焦点調節のような撮像装置の制御も撮像素子で得た被写体情報に基づいて行われるようになっている。
例えば、特許文献1には、撮像素子から得た信号を用いて瞳分割方式の焦点検出が可能な技術が開示されている。特許文献1では、撮像素子の画素毎に1つのマイクロレンズと2つのフォトダイオードを備えることにより、それぞれのフォトダイオードは撮影レンズの異なる瞳を通過した光を受光する。この2つのフォトダイオードからの出力信号を比較することで焦点検出が可能となると共に、2つのフォトダイオードからの出力信号を加算することで撮像画像を生成することも可能となる。
特開2001−124984号公報
しかしながら、特許文献1のように各画素が複数のフォトダイオードを有する場合には、全画素の信号を読み出すのに長い時間を要してしまう。
本発明の目的は、読出し時間の増大を抑制しつつ、良好な画質を得ることが可能な撮像装置及びその制御方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、行列方向に配列された複数のマイクロレンズと、前記複数のマイクロレンズの各々に対応して行列方向に複数の単位画素が配列された画素領域とを有する撮像手段であって、各々の前記単位画素は、第1の光電変換部と第2の光電変換部とを含み、前記撮像手段は、前記第1の光電変換部と前記第2の光電変換部とでそれぞれ発生した電荷に対応する信号に対して合成処理を行い、前記合成処理が行われた信号に対して読み出しを行うモードである第1のモードと、前記第1の光電変換部で発生した電荷に対応する信号に対して前記合成処理を行うことなく読み出しを行うモードである第2のモードとを少なくともとり得る撮像手段と、前記画素領域における各行に対して所定の読み出し周期の長さの倍数でリセット走査および読み出し走査のタイミングを制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記画素領域のうちの第1の領域に位置する第1の行に対しては、前記第1のモードでの前記読み出しを行い、前記画素領域のうちの前記第1の領域とは異なる第2の領域に位置する第2の行に対しては、前記第2のモードでの前記読み出しを行前記所定の読み出し周期は、前記第1の領域に位置する前記第1の行に対して行われる前記第1のモードでの前記読み出しを行う第1の読み出し周期、前記第2の領域に位置する前記第2の行に対して行われる前記第2のモードでの前記読み出しを行う前記第1の読み出し周期とは別の第2の読み出し周期とを含み、画像を撮影する際において、前記第1の読み出し周期の長さと、前記第2の読み出し周期の長さとが、互いに等しい、ことを特徴とする撮像装置が提供される。
本発明によれば、焦点検出用の信号の取得のための読出し時間の増大を抑制しつつ、良好な画質を得ることが可能な撮像装置及びその制御方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態による撮像装置の全体構成図である。 本発明の第1の実施形態による撮像素子の画素配置を模式的に示す図である。 撮影レンズの射出瞳から出る光束と画素との関係を模式的に示す図である。 焦点調節状態と像信号の相関との関係を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による撮像素子の全体構成を示す図である。 本発明の第1実施形態による撮像素子の単位画素の回路構成を示す図である。 本発明の第1実施形態による撮像素子の各単位画素列の読出し回路の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態による撮像素子の画素配列に対して設定される測距枠を示す図である。 本発明の第1実施形態による撮像装置における撮像素子の単位画素行の読出し動作のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第1実施形態による撮像装置における撮像素子の単位画素行の読出し動作のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第1実施形態による撮像装置における撮像素子の単位画素行の読出し動作のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第1実施形態による撮像装置における撮像素子のスリットローリング動作のタイミングチャートを示す図である。 従来の撮像素子のスリットローリング動作のタイミングチャートを示す図である。 不適切なスリットローリング動作のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第2実施形態による撮像装置における測距枠の設定を説明するための図である。 本発明の第3実施形態による撮像装置における静止画撮影動作のフローチャートを示す図である。 本発明の第3実施形態による撮像装置における静止画撮影動作での読出し動作のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第4実施形態による撮像装置におけるスリットローリング動作のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第4実施形態による撮像装置における撮像素子の単位画素行の読出し動作のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第4実施形態による撮像装置における撮像素子の単位画素行の読出し動作のタイミングチャートを示す図である。
特許文献1のように各画素が複数のフォトダイオードを有する場合には、全画素の信号を読み出すのに長い時間を要してしまう。
そこで、焦点検出処理に使用する画素行では、各画素のフォトダイオード毎に独立に信号を読出し、焦点検出処理を行わない画素エリアでは、画素内でフォトダイオードの信号を加算して画像生成用の信号のみを読み出すようにする。そうすれば、読出し時間の増大を抑制することもできる。
しかしながら、その場合、焦点検出に使用する画素行とそうではない画素行とでは、読出しに掛かる時間が異なる。そのために、ライブビューや動画撮影時の動作として一般的なスリットローリング動作においては、画素行によって蓄積時間が異なり露光量が異なってしまう現象(以下、「露光量ずれ」と呼ぶ)が発生してしまう。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態による撮像装置について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態による撮像装置100の全体構成を示す図である。
図1に示すように、結像光学系の先端に配置された第1のレンズ群101は、光軸方向に進退可能に保持される。絞り102は、その開口径を調節することで撮影時の光量調節を行う。第2のレンズ群103は、第1のレンズ群101の進退動作と連動して変倍作用(ズーム機能)を為す。第3のレンズ群104は、光軸方向の進退移動により焦点調節を行う。
光学的ローパスフィルタ105は、撮影画像の偽色やモアレを軽減するための光学素子である。撮像素子(撮像ユニット)106は、レンズ群101,103,104によって結像された被写体像を光電変換(撮像)して撮像信号(画素信号)を生成する。ここでは、撮像素子106にはベイヤー配列のCMOSイメージセンサが使用されるものとする。
撮像素子106から出力されるアナログ画像信号はAFE(Analog Front End)107によりデジタル信号(画像データ)に変換されてDFE(Digital Front End)108に入力され、所定の演算処理が施される。DSP(Digital Signal Processer)109は、DFE108から出力される画像データに対する補正処理や現像処理などを行なう。また、DSP109は、画像データから焦点ずれ量を算出するAF(オートフォーカス)演算も行う。
記録媒体110には画像データが記録される。表示部111は撮影した画像や各種メニュー画面などを表示するためのものであり、液晶ディスプレイ(LCD)などが使用される。
RAM112は画像データなどを一時的に記憶するものであり、DSP109と接続されている。タイミングジェネレータ(TG)113は、撮像素子106に駆動信号を供給する。
CPU(コントローラ、制御部)114は、AFE107,DFE108,DSP109,TG113,及び、絞り駆動回路115の制御を行う。また、CPU114は、DSP109のAF演算結果に基づいてフォーカス駆動回路116を制御する。CPU114によって行われるこれらの制御は、CPU114がROM119または不図示のメモリに記憶されている制御プログラムを読み出して実行することで実現される。
絞り駆動回路115は、絞りアクチュエータ117を駆動制御することにより絞り102を駆動する。フォーカス駆動回路116は、フォーカスアクチュエータ118を駆動制御することにより第3のレンズ群104を光軸方向に進退移動させ、これにより焦点調節を行う。ROM119は、各種補正データ等を記憶するものである。メカニカルシャッター120は、静止画撮影時において撮像素子106への露光量を制御する。メカニカルシャッター120は、ライブビュー動作時や動画撮影時においては開状態を保持し、撮像素子106を露光し続ける状態となる。シャッター駆動回路121は、メカニカルシャッター120を制御する。
図2は、撮像素子106の画素配置を示す模式的に示す図である。図2に示すように、単位画素200が行列状(2次元、行列方向)、即ち、マトリクス状に配列されており、各単位画素200に対してR(Red)/G(Green)/B(Blue)のカラーフィルタがベイヤー状に配置されている。また、各単位画素200内にはそれぞれ副画素a,副画素bが配置されており、フォトダイオード(以下PDと表す)201a、201bがそれぞれの副画素a,bに配置されている。副画素a,bから出力される各々の撮像信号は焦点検出に利用され、副画素a,副画素bから出力される撮像信号を加算した信号であるa/b合成信号は画像生成用に利用される。
図3は、第1〜第3のレンズ群101,103,104及び絞り102により構成される撮影レンズの射出瞳から出る光束と単位画素200との関係を示した模式的に示す図である。図3において、図2と同様の部分については、同じ符号を付して示している。
図3に示すように、カラーフィルタ301とマイクロレンズ302とが、各々の単位画素200上に形成されている。撮影レンズの射出瞳303を通過した光は、光軸304を中心として単位画素200に入射する。撮影レンズの射出瞳303の一部の領域である瞳領域305を通過する光束は、マイクロレンズ302を通って、副画素aで受光される。一方、射出瞳303の他の一部の領域である瞳領域306を通過する光束は、マイクロレンズ302を通って、副画素bで受光される。したがって、副画素aと副画素bは、それぞれ、撮影レンズの射出瞳303の別々の瞳領域305,306の光を受光している。このため、副画素aと副画素bの出力信号を比較することで位相差方式の焦点検出が可能となる。
図4は、副画素aから得られる像信号波形401と副画素bから得られる像信号波形402との相関関係を、異なる焦点状態について示す図である。図4(a)に示すように、合焦状態から外れている場合には、副画素a,bのそれぞれから得られる像信号波形401と402とは一致せず、大きくずれた状態となる。合焦状態に近づくと、図4(b)に示すように、それぞれの像信号波形401と402とのずれは小さくなり、合焦状態では像信号波形401と402とが重なり合うことになる。このように副画素a,bから得られる像信号波形401と402のズレ量から焦点のずれ量(デフォーカス量)を検出し、焦点調節を行うことができる。
図5は、撮像素子106の全体構成を示す図である。画素領域PAには、単位画素200がp11〜pknのように行列状(n行×k列)、即ち、マトリクス状に配置されている。ここで、単位画素200の構成を、図6を用いて説明する。図6は、撮像素子の単位画素の回路構成を示す図である。
図6において、前述した副画素a,bのPD(光電変換部)601a,601bに入射した光信号が、PD601a,601bによって光電変換され、露光量に応じた電荷がPD601a,601bに蓄積される。転送ゲート602a,602bのゲートに印加する信号txa,txbをそれぞれHighレベルにすることで、PD601a,601bに蓄積されている電荷がFD(フローティングディフュージョン)部603に転送される(電荷転送)。FD部603は、フローティングディフュージョンアンプ604(以下FDアンプと表す)のゲートに接続されており、PD601a,601bから転送されてきた電荷量がFDアンプ604によって電圧量に変換される。
FD部603をリセットするためのFDリセットスイッチ605のゲートに印加する信号resをHighレベルとすることにより、FD部603がリセットされる。また、PD601a,601bの電荷をリセットする場合には、信号resと信号txa,txbとを同時にHighレベルとする。これにより、転送ゲート602a,602b及びFDリセットスイッチ605の両方がON状態となり、FD部603経由でPD601a,601bがリセットされる。画素選択スイッチ606のゲートに印加する信号selをHighレベルとすることにより、FDアンプ604によって電圧に変換された画素信号が単位画素200の出力voutに出力される。
図5に示すように、垂直走査回路501は、前述の単位画素200の各スイッチを制御するres,txa,txb,selといった駆動信号を各単位画素200に供給する。これらの駆動信号res,txa,txb,selは、行毎において共通となっている。各単位画素200の出力voutは、列毎に垂直出力線502を介して列共通読出し回路503に接続されている。
ここで、列共通読出し回路503の構成を、図7を用いて説明する。
垂直出力線502は、単位画素200の列毎に設けられ、1列分の単位画素200の出力voutが接続されている。垂直出力線502には電流源504が接続されており、電流源504と、垂直出力線502に接続された単位画素200のFDアンプ604とによってソースフォロワ回路が構成される。
図7において、クランプ容量701はC1の容量を有しており、フィードバック容量702はC2の容量を有しており、演算増幅器703は、基準電源Vrefに接続された非反転入力端子を有している。スイッチ704はフィードバック容量702の両端をショートさせるためのものであり、スイッチ704は信号cfsによって制御される。
転送スイッチ705〜708は、それぞれ単位画素200から読み出される信号を各信号保持容量709〜712に転送するためのものである。後述する読出し動作によって、第1のS信号保持容量709には、副画素aから出力される画素信号Saが記憶される。また、第2のS信号保持容量711には、副画素aから出力される信号と副画素bから出力される信号とを合成(加算)した信号であるa/b合成信号Sabが記憶される。また、第1のN信号保持容量710及び第2のN信号保持容量712には、単位画素200のノイズ信号Nがそれぞれ記憶される。各信号保持容量709〜712は、それぞれ列共通読出し回路503の出力vsa,vna,vsb,vnbに接続されている。
図5に示すように、列共通読出し回路503の出力vsa,vnaには、それぞれ水平転送スイッチ505,506が接続されている。水平転送スイッチ505,506は、水平走査回路511の出力信号ha*(*は列番号)によって制御される。信号ha*がHighレベルになることにより、第1のS信号保持容量709、第1のN信号保持容量710の信号がそれぞれ水平出力線509,510へ転送される。
また、列共通読出し回路503の出力vsb,vnbには、それぞれ水平転送スイッチ507,508が接続されている。水平転送スイッチ507,508は、水平走査回路511の出力信号hb*(*は列番号)によって制御される。信号hb*がHighレベルになることにより、第2のS信号保持容量711、第2のN信号保持容量712の信号がそれぞれ水平出力線509,510へ転送される。水平出力線509,510は差動増幅器514の入力に接続されており、差動増幅器514ではS信号とN信号の差分をとると同時に所定のゲインをかけ、最終的な出力信号を出力端子515へ出力する。
水平出力線リセットスイッチ512,513のゲートに印加する信号chresをHighにすると、水平出力線リセットスイッチ512,513がONとなり、各水平出力線509,510がリセット電圧Vchresにリセットされる。
以下、像信号Aの読み出し動作と、像信号Aと像信号Bの合成信号である像信号ABの読出し動作とについて説明する。
図8は、撮像素子106の画素領域PAと焦点検出を行うために画素領域PAに設定される測距枠801との関係を示す図である。測距枠801は、CPU114によってDSP109に対して設定されるとともに、TG113による駆動信号の発生によって制御される。測距枠801の設定は、予めROM119に記憶されている設定データに従って行われるが、図示しない操作部材をユーザーが操作して入力したデータに従って測距枠801が設定されるようにしてもよい。
前述したようにk列×n行の画素で構成される画素領域PAにおいて、点線で示すのが測距枠801である。斜線部で示す領域Region_iに含まれる単位画素の行からは、即ち、Region_iの領域内の単位画素の行からは、本実施形態では、像信号A及び像信号ABが読み出され、画像生成及び焦点検出演算に使用される。領域Region_i以外の領域である領域Region_cに含まれる単位画素の行からは、像信号ABのみが読み出され、焦点検出演算には使用されず画像生成のみに使用される。
なお、図8に示すように、画素領域の垂直方向に複数の領域Region_iを設定した場合、各領域Region_iにおける単位画素200の行の数を互いに異ならせて設定してもよい。
次に、撮像素子106の読出し動作について図9a〜図9cを用いて説明する。図9aは、前述の領域Region_cの各行に対して行われる読出し動作のタイミングチャートである。
まず、信号cfsをHighレベルにしてスイッチ704をONすることにより、演算増幅器703をバッファ状態にする。次に、信号selをHighレベルにして単位画素の画素選択スイッチ606をONにする。その後、信号resをLowレベルにしてFDリセットスイッチ605をOFFにし、FD部603のリセットを開放する。
続いて信号cfsをLowレベルに戻してスイッチ704をOFFにした後、信号tna,tnbをHighレベルにして、転送スイッチ706,708を介して第1のN信号保持容量710及び第2のN信号保持容量712にノイズ信号Nを記憶する。
次いで、信号tna,tnbをLowにし、転送スイッチ706,708をOFFにする。その後、信号tsbをHighレベルにして転送スイッチ707をONにすると共に、信号txa及びtxbをHighレベルにすることで転送ゲート602aと602bをONにする。この動作により、副画素aのPD601aに蓄積されていた電荷信号及び副画素bのPD601bに蓄積された電荷信号を合成した信号が、FDアンプ604、画素選択スイッチ606を介して垂直出力線502へ出力される。垂直出力線502の信号は、クランプ容量701の容量C1とフィードバック容量702の容量C2との容量比に応じたゲインで演算増幅器703により増幅され、転送スイッチ707を介して第2のS信号保持容量711へ記憶される(a/b合成信号Sab)。転送ゲート602a及び602bと、転送スイッチ707とを順次OFFにした後、信号resをHighレベルにしてFDリセットスイッチ605をONにし、FD部603をリセットする。
次に、水平走査回路511の出力hb1がHighレベルになることにより、水平転送スイッチ507,508がONされる。これにより、第2のS信号保持容量711、第2のN信号保持容量712の信号が水平出力線509,510と差動増幅器514を介して出力端子515に出力される。水平走査回路511は、各列の選択信号hb1、hb2、・・・、hbkを順次Highにすることにより、1行分のa/b合成信号(像信号AB)を出力する。尚、信号hb1〜hbkによって各列の信号が読み出される間には、信号chresをHighレベルにすることで水平出力線リセットスイッチ512,513をONし、一旦、水平出力線509,510をリセット電圧Vchresのレベルにリセットする。
以上が、領域Region_cにおける単位画素の各行の読出し動作である。これにより、像信号ABが読み出されることになる。
続いて、領域Region_iの各行の読出し動作について図9b、図9cを用いて説明する。図9bは、像信号Aが読み出されるまでの動作のタイミングチャートである。信号cfsをHighレベルにすることから始まり、信号tna,tnbをLowにして第1のN信号保持容量710及び第2のN信号保持容量712にN信号を記憶するまでの動作は、図9aで説明した動作と同様である。
ノイズ信号Nの記憶が終了すると、信号tsaをHighレベルにして転送スイッチ705をONにすると共に、信号txaをHighレベルにすることで転送ゲート602aをONする。このような動作によって、副画素aのPD601aに蓄積されていた信号が、FDアンプ604及び画素選択スイッチ606を介して垂直出力線502へ出力される。垂直出力線502の信号は、演算増幅器703において、クランプ容量701の容量C1とフィードバック容量702の容量C2との容量比に応じたゲインで増幅され、転送スイッチ705を介して第1のS信号保持容量709に記憶される(画素信号Sa)。
次に、水平走査回路511の出力ha1がHighレベルになることにより、水平転送スイッチ505,506がONされる。これにより、第1のS信号保持容量709、第1のN信号保持容量710の信号が水平出力線509,510と差動増幅器514とを介して出力端子515に出力される。水平走査回路511は、各列の選択信号ha1、ha2、・・・、hakを順次Highにすることにより、1行分の副画素aの信号(像信号A)を出力する。
信号resはLowレベルのままで、信号selはHighレベルのままで、像信号Aの読出しを終了する。これにより、FD部603上の像信号Aはリセットされず保持されることになる。
像信号Aの読出しが終了すると、続けて図9cに示す像信号ABの読出し動作へと移る。信号tsbをHighレベルにして転送スイッチ707をONすると共に、信号txa及びtxbをHighレベルにすることで転送ゲート602aと602bとをONにする。このような動作により、副画素bのPD602bに蓄積されていた信号がFD部603に保持されていた副画素aの信号と加算され、加算された信号がFDアンプ604、画素選択スイッチ606を介して垂直出力線502へ出力される。これ以降の部分は、図9aを用いて説明した領域Region_cの動作と同じである。
以上により、領域Region_iにおける各行の読出し動作が終了する。これにより、像信号Aと像信号ABが順次読み出されることになる。
ところで、上述したように、領域Region_iでは、像信号Aの読み出しと像信号ABの読み出しとが行なわれるので、領域Region_cでの像信号ABの読み出しに比べて時間がかかり、露光量のズレが生じる恐れがある。そこで、本発明では、図9b,図9cの読み出し動作のそれぞれに要する時間の長さ、即ち、読み出し周期(単位読み出し周期)の長さを、図9aの読み出し動作に要する時間の長さ、即ち、読み出し周期(単位読み出し周期)の長さと同じにする。ここで、領域Region_cの1行分の読出し時間の長さを、基準となる1単位の読み出し時間(単位読み出し周期、単位周期)の長さとし、1Hで表すこととする。なお、ここで“H”は、hourを意味しているわけではない。図9aに示す読み出し動作における読み出し周期の長さと、図9bに示す読み出し動作における読み出し周期の長さと、図9cに示す読み出し動作における読み出し周期の長さとは、いずれも1H、即ち、1単位読み出し周期の長さに設定される。領域Region_iの各行を読み出す際には、像信号Aの読み出しと像信号ABの読み出しとが行なわれるため、領域Region_iの各行における読み出し周期は、2単位読み出し周期分の長さ、即ち、2Hとなる。領域Region_cの各行を読み出す際には、像信号ABの読み出しのみが行われるため、領域Region_cの各行における読み出し周期は、1単位読み出し周期分の長さ、即ち、1Hとなる。即ち、領域Region_iの各行の読出し時間は、領域Region_cの各行の読み出し時間の2倍となる。これにより、スリットローリング動作においても露光量ずれのない画像を得ることができる。
以下、図10を用いて、領域Region_iでの読み出し周期の長さと領域Region_cでの読み出し周期の長さとを同じにした場合のスリットローリング動作について説明する。
スリットローリング動作においては、先行してリセット走査が開始され、それに続いて読出し走査が行われることにより、各行で一定の蓄積時間で画像が取得される。図10では、4H分の蓄積時間Tabで動作する例を示す。なお、1Hは、上述したように、領域Region_cの1行分の読出し時間(単位読み出し周期、単位周期)である。
図10に示すように、リセット走査の行番号が読出し走査の行番号に対して、4行分先を進むことにより、この動作が実現される。各行の動作において、ドットを付した枠がPDに溜まった電荷のリセットを示しており、白枠がPDに蓄積された電荷の転送(読出し)を示している。ここで、第m行及び第m+1行は、領域Region_i内に位置している。第m−5行から第m−1行、及び、第m+2行から第m+5行は、領域Region_c内に位置している。第m行及び第m+1行における像信号Aの読み出し周期1001の長さは、それぞれ1Hとなっている。また、第m行及び第m+1行における像信号ABの読み出し周期1002の長さは、それぞれ1Hとなっている。第m−5行から第m−1行、及び、第m+2行から第m+5行における像信号ABの読み出し周期1003の長さは、それぞれ1Hとなっている。領域Region_iで像信号A、像信号ABの読出しにそれぞれ1H分の時間をかけることにより、領域Region_i,領域Region_cいずれの領域でも一定の蓄積時間Tabが保たれていることがわかる。このためには、txa,txbのパルスが出力されるタイミング(特に転送ゲートがOFFにされる立下がりタイミング)が各Hの中で同一であることがポイントとなる。
第m行及び第m+1行に位置する単位画素200に対して読み出しを行う場合、像信号Aの読み出しは、読み出し周期1001内において行われ、像信号ABの読み出しは、読み出し周期1002内において行われる。従って、読み出し周期1001内において、PD601aに蓄積されている電荷がFD部603に転送され、読み出し周期1002内において、PD601bに蓄積されている電荷がFD部603に転送される。
また、第m−5行から第m−1行、及び、第m+2行から第m+5行に位置する単位画素200に対して読み出しを行う場合、各々の読み出し周期1003内において像信号ABの読み出しが行われる。従って、読み出し周期1003内において、PD601aに蓄積されている電荷とPD601bに蓄積されている電荷とがFD部603に転送される。
読み出し周期1003においては、PD601aとPD601bとでそれぞれ発生した電荷に対する信号に対して合成処理を行い、合成処理が行われた信号に対して読み出しを行うモードである第1のモードが適用される。
また、読み出し周期1001においては、PD601aで発生した電荷に対応する信号に対して合成処理を行うことなく読み出しを行うモードである第2のモードが適用される。
また、読み出し周期1002においては、読み出し周期1001において適用される第2のモードとは異なるモードが適用される。本実施形態では、PD601aとPD601bとでそれぞれ発生した電荷に対する信号に対して合成処理を行い、合成処理が行われた信号に対して読み出しを行う第1のモードが、読み出し周期1002において適用される。
ここで、像信号Aの蓄積時間Taについては、リセットABから転送Aまでの時間Taとなるため像信号ABの蓄積時間Tabよりも1H分短くなる。被写体などによっては、この違いがDFE108やDSP109などで焦点検出演算の精度劣化に影響する可能性も考えられる。そのような場合には、焦点検出演算前にゲインを掛けて補正するようにしてもよい。例えば、DFE108において、像信号Aに対し、Tab/Taを乗じることによって像信号ABと像信号Aのレベルを合わせることができる。
尚、従来のようにリセット走査の行番号と読出し走査の行番号とが同時に進んでいく回路の場合には、図11に示すように、単位画素の行によってTab,Tab′,Tab″のように蓄積時間が異なることになり、露光量ずれが発生する。やはりDFE108やDSP109で、これらの蓄積時間差をゲイン補正することで各行の信号レベルを合わせることができるが、行によってS/Nが不均一になるなど、望ましくない。また、図12に示すように、図10と同様の動作であっても、領域Region_iで像信号A、像信号ABの読出しあるいはリセットにそれぞれ1H分の時間をかけないと、やはり行によって蓄積時間が異なってしまい露光量ずれが発生してしまう。
上述の動作により撮像素子106から信号が読み出され、DSP109では各画素の像信号ABから画像を生成するとともに、領域Region_iの各画素の像信号A及び像信号ABを用いてAF演算を行う。本実施形態においては、AF演算は図8で示す5×5=25箇所の各測距枠801のそれぞれに対して行われる。
以上、本実施形態の構成によれば、焦点検出用の信号取得による読出し時間の増大を抑制しつつ、露光量ずれの少ない良好な画質の画像を得ることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態による撮像装置について、図13を用いて説明する。図1乃至図12に示す第1実施形態による撮像装置と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
第1実施形態では、図8に示すように、1フレームの情報から5×5の測距枠801のAF演算を行うため、領域Region_iを5箇所に設定している(以下、このような測距モードを、多数枠測距モードと称する)。これに対し、本実施形態では、1フレームの情報に対して行うAF演算を限定することで、撮像素子106の信号読出し時間を短縮する例について説明する。なお、本実施形態における撮像装置の構成は、第1実施形態において図1から図7および図9から図10を用いて示した構成と同様であるので、第1実施形態と同様の構成についての説明は省略する。第1実施形態と本実施形態とが異なっているのは、各フレームにおける、焦点検出用の像信号の読み出し(AF演算)に使用する測距枠1301の設定である。従って、ここでは、測距枠1301の設定について主に説明することとする。
図13は、各フレームについて、像信号Aを取得し、AF演算を行うために設定される測距枠1301を示している。フレームfでは、図8に示す5×5の測距枠801のうちの最上段の5つの測距枠801に対応する測距枠1301に対してのみAF演算を行う。そのために、5段のうちの最上段に相当する領域を領域Region_iとし、それ以外の領域を領域Region_cとして、画素信号を読み出す。
次に、フレームf+1においては、上から2番目の段の5つの測距枠1301に対してのみAF演算を行う。そのため、上から2番目の段に相当する領域を領域Region_iとし、それ以外の領域を領域Region_cとして、画素信号を読み出す。続くフレームf+2においても同様で、上から3番目の段の5つの測距枠1301をAF演算の対象とし、上から3番目の段に相当する領域を領域Region_iとし、それ以外の領域を領域Region_cとして、画素信号を読み出す。このようにフレーム毎に領域Region_iの位置を変更しつつ画素領域PAから画素信号を読み出すことで、5フレームで5×5=25箇所についてAF演算を行なう。なお、被写体に応じてAF演算を行うべき領域が限定され、例えば中段の5枠だけでよい場合には、図13のフレームf+2の動作を毎フレームにおいて繰り返してもよい。このように、1フレームでAF演算の対象とする測距枠1301の数を少数に限定した設定モードを、ここでは限定枠測距モードと称し、図8のように1つのフレームにおいて多数の測距枠をAF演算の対象とする設定モードを多数枠測距モードと称する。
領域Region_iの位置の指定や変更については、CPU114からTG113に対して指示が行われ、TG113から発生する撮像素子106の駆動信号を変更することにより実現される。
本実施形態のような限定枠測距モードでは、領域Region_i内に位置する単位画素200の行数が少ないため、第1実施形態に示したような多数枠測距モードの場合よりも、撮像素子106の信号読出し時間を短くすることができる。このため、本実施形態によれば、平均消費電力の抑制、あるいはフレームレートの高速化が可能となる。
なお、撮像装置(カメラ)の撮影モードや設定、フォーカスの状態等に応じて、多数枠測距モードと限定枠測距モードを切り替えるようにしてもよい。例えば、高フレームレート撮影モードでは限定枠測距モード、低フレームレート撮影モードでは多数枠測距モードといった手法が考えられる。
また、撮像装置の焦点調節モード(AFモード)の設定による使い分けも考えられる。例えば、複数の測距枠の情報を加味してフォーカス位置を決定するようなモードでは、多数枠測距モード、任意の1つの測距枠内の被写体に対してのみフォーカスを合わせるモードでは、限定枠測距モードを使用するといった手法も考えられる。
あるいは、最初に多数枠測距モードで多くの枠に対してAF演算を行い、その結果に基づいて1点あるいは少数の測距枠を選択し、それ以降は限定枠測距モードで動作するといった手法も考えられる。
本実施形態では、多数枠測距モードと限定枠測距モードの各設定モードで領域Region_iの1領域あたりのライン数は同じであるように記載しているが、勿論それぞれのモードでライン数を変更しても構わない。例えば、多数枠測距モードでは、ライン数の少ない領域Region_iを複数エリアに設定し、限定枠測距モードでは、ライン数の多い領域Region_iを1つのエリアだけ設定するようにしてもよい。領域Region_iの位置や領域Region_iの1領域あたりのライン数を変更する場合には、変更前の設定での読出し走査に続く、次のリセット走査から設定を変更することで、次フレームですぐに設定変更後の画像及び測距情報を得ることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態による撮像装置について、図14乃至図15を用いて説明する。図1乃至図13に示す第1又は第2実施形態による撮像装置と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
第1および第2実施形態では、領域Region_iでの画素信号の読み出し走査において、像信号Aや像信号ABの読出しにそれぞれ1Hの時間をかけ、像信号Aの読み出しと像信号ABの読み出しとを行う場合には、計2Hの時間がかかる動作とした。しかしながら、スリットローリング動作でない場合には、必ずしも2Hの時間をかけるという制約の必要はない。例えば、メカニカルシャッター120により露光制御される静止画撮影モードにおいては、スリットローリング動作は行わないため、領域Region_iにおいて、2H分の時間よりも短い時間で像信号Aの読み出し及び像信号ABの読出しを行うことができる。以下、静止画像を撮影するモードである静止画撮影モードと動画像を撮影するモードである動画撮影モードで読み出し動作を変更する例について説明する。動画撮影モードにおける動作は、上述した第1および第2実施形態の動作と同様であるので、ここでの説明は省略する。
図14は、静止画撮影モードにおける撮像装置の撮影モードのフローチャートである。CPU114により静止画撮影指示がなされると、まずステップS1401で撮像素子106の全画素がリセットされる。この動作は、垂直走査回路501から全画素に対して信号res,txa,txbを駆動することにより行われる。
垂直走査回路501が信号txa,txbをLowにして転送ゲートをOFFにすると、全画素の電荷蓄積が開始される(ステップS1402)。電荷蓄積開始後、ステップS1403において、シャッター駆動回路121を経由してメカニカルシャッター120を開状態にし、撮像素子106への露光を開始する。CPU114は、続くステップS1404で所定の露光時間が経過するまで待った後、ステップS1405でメカニカルシャッター120を閉状態にして露光を終了する。
露光終了後、TG113を用いて撮像素子106からの信号読出しを開始する(ステップS1406)。ステップS1407で最終ラインの読出しまで完了すると、静止画取得動作は終了となる。
以上のように、静止画撮影においては撮像素子106の光信号電荷はメカニカルシャッターの露光制御によりコントロールされるため、撮像素子106の蓄積時間が画素毎(ライン毎)に異なっても画像にほとんど影響せず、スリットローリング動作は必要ない。
図15に、静止画撮影時の読出し動作を示す。スリットローリング動作ではないので、リセット走査は必要ない(S1401でリセットは行われている)。領域Region_iに対する読出し動作において、像信号Aの読み出し,像信号ABの読出しにかける時間も各1Hずつに合わせる必要はなく、それぞれに必要な最小時間で読出しを行い走査する。
上述の構成により、動画撮影モード時のスリットローリング動作時には、焦点検出動作を行いつつ露光量ずれのない画像を取得でき、且つ静止画撮影モード時においても焦点検出動作を行いつつ最小限の読出し時間で画像取得を行うことが可能となる。なお、本実施形態の手法を、第2実施形態に適用するようにしてもよい。
[第4実施形態]
第4実施形態による撮像装置について、図16乃至図17bを用いて説明する。図1乃至図15に示す第1乃至第3実施形態による撮像装置と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
第1実施形態から第3実施形態では、領域Region_iにおいては像信号Aと像信号ABを読み出すものとして説明した。しかし、像信号Aと像信号Bを読み出すという構成も考えられる。本実施形態では、この場合の構成を提示する。なお、本実施形態における撮像装置の構成は、図1から図8に示した構成については第1実施形態と同様であるので、その説明については省略する。本実施形態と第1実施形態とが異なっているのは、領域Region_iにおいて像信号Aと像信号Bを読み出す構成であるので、ここではその構成のみについて説明する。
図16に、本実施形態によるスリットローリング動作のタイミングチャートを示す。領域Region_iにあたるm行目とm+1行目以外の動作は、図10で説明したものと同様である。領域Region_iに対する読出し走査時には、まずPD601a(像信号A)の読出しが行われ、続いて、次にPD601b(像信号B)の読出しが行われる。リセット走査についても同様である。
第m行及び第m+1行は、領域Region_i内に位置している。第m−5行から第m−1行、及び、第m+2行から第m+5行は、領域Region_c内に位置している。第m行及び第m+1行における像信号Aの読み出し周期1601の長さは、それぞれ1Hとなっている。また、第m行及び第m+1行における像信号Bの読み出し周期1602の長さは、それぞれ1Hとなっている。第m−5行から第m−1行、及び、第m+2行から第m+5行における像信号ABの読み出し周期1603の長さは、それぞれ1Hとなっている。
第m行及び第m+1行に位置する単位画素200に対して読み出しを行う場合、像信号Aの読み出しは、読み出し周期1601内において行われ、像信号Bの読み出しは、読み出し周期1602内において行われる。従って、読み出し周期1601内において、PD601aに蓄積されている電荷がFD部603に転送され、読み出し周期1602内において、PD601bに蓄積されている電荷がFD部603に転送される。
また、第m−5行から第m−1行、及び、第m+2行から第m+5行に位置する単位画素200に対して読み出しを行う場合、各々の読み出し周期1603内において像信号ABの読み出しが行われる。従って、読み出し周期1603内において、PD601aに蓄積されている電荷とPD601bに蓄積されている電荷とがFD部603に転送される。
読み出し周期1603においては、PD601aとPD601bとでそれぞれ発生した電荷に対する信号に対して合成処理を行い、合成処理が行われた信号に対して読み出しを行うモードである第1のモードが適用される。
また、読み出し周期1601においては、PD601aで発生した電荷に対応する信号に対して合成処理を行うことなく読み出しを行うモードである第2のモードが適用される。
また、読み出し周期1602においては、読み出し周期1601において適用される第2のモードとは異なるモードが適用される。本実施形態では、PD601bで発生した電荷に対応する信号に対して合成処理を行うことなく読み出しを行うモードである第3のモードが、読み出し周期1602において適用される。
像信号Aの読出し時の1Hのタイミングチャートを図17aに示す。図17aが図9bと異なるのは、ノイズ信号Nの読出し時に信号tnbをHighにせず、第2のN信号保持容量712にノイズ信号Nを記憶しないことのみである。
次に、像信号Bの読出し時の1Hのタイミングチャートを図17bに示す。図17bが図9cと異なるのは、以下の点である。即ち、まず信号resを一旦HighレベルにしてFD部603をリセットし、信号cfsをHighレベルにして演算増幅器703をバッファ状態にし、次に信号tnbをHighレベルにして第2のN信号保持容量712にノイズ信号Nを記憶する点である。
画像生成のためには領域Region_iの像信号ABが必要となるが、これについてはDSP109で像信号Aと像信号Bを加算することにより像信号ABを生成すればよい。また、本実施形態の手法を、第2実施形態および第3実施形態に適用するようにしてもよい。
本実施形態では、図10に示す第1実施形態の場合と異なり、像信号Aの蓄積時間と像信号Bの蓄積時間とは同じになり、レベルを合わせるためのゲイン補正を行う必要はないというメリットがある。
以上述べた本発明の実施形態によれば、焦点検出用の信号の取得のための読出し時間の増大を抑制しつつ、露光量ずれの少ない良好な画質を得ることが可能な撮像装置及びその制御方法を提供することができる。
上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
[変形実施形態]
上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、1つの単位画素200内に副画素a,bが2つ設けられている場合を例に説明したが、1つの単位画素200内に設ける副画素の数は2つに限定されるものではなく、適宜設定し得る。

Claims (30)

  1. 行列方向に配列された複数のマイクロレンズと、前記複数のマイクロレンズの各々に対応して行列方向に複数の単位画素が配列された画素領域とを有する撮像手段であって、各々の前記単位画素は、第1の光電変換部と第2の光電変換部とを含み、前記撮像手段は、前記第1の光電変換部と前記第2の光電変換部とでそれぞれ発生した電荷に対応する信号に対して合成処理を行い、前記合成処理が行われた信号に対して読み出しを行うモードである第1のモードと、前記第1の光電変換部で発生した電荷に対応する信号に対して前記合成処理を行うことなく読み出しを行うモードである第2のモードとを少なくともとり得る撮像手段と、
    前記画素領域における各行に対して所定の読み出し周期の長さの倍数でリセット走査および読み出し走査のタイミングを制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記画素領域のうちの第1の領域に位置する第1の行に対しては、前記第1のモードでの前記読み出しを行い、前記画素領域のうちの前記第1の領域とは異なる第2の領域に位置する第2の行に対しては、前記第2のモードでの前記読み出しを行
    前記所定の読み出し周期は、前記第1の領域に位置する前記第1の行に対して行われる前記第1のモードでの前記読み出しを行う第1の読み出し周期、前記第2の領域に位置する前記第2の行に対して行われる前記第2のモードでの前記読み出しを行う前記第1の読み出し周期とは別の第2の読み出し周期とを含み、画像を撮影する際において、前記第1の読み出し周期の長さと、前記第2の読み出し周期の長さとが、互いに等しい
    とを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記第2の行に対しては、前記第2のモードでの前記読み出しと前記第2のモードとは異なるモードでの読み出しとを行い、
    前記第2の領域に位置する前記第2の行に対して行われる前記第2のモードとは異なる前記モードでの前記読み出しは、前記第1の読み出し周期と前記第2の読み出し周期のいずれとも別の第3の読み出し周期において行われ、
    画像を撮影する際における、前記第1の読み出し周期の長さと、前記第2の読み出し周期の長さと、前記第3の読み出し周期の長さとが、互いに等しい
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記第2のモードとは異なる前記モードは、前記第1のモードである
    ことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記複数の単位画素のうちの前記第2の領域内に位置する第1の単位画素から前記第1のモードで読み出される信号と、前記第1の単位画素から前記第2のモードで読み出される信号とに基づいて、焦点検出を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項3又は4に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記複数の単位画素の各々から前記第1のモードでそれぞれ読み出される信号に基づいて、被写体の画像を生成する
    ことを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項に記載の撮像装置において、
    前記撮像手段は、前記第2の光電変換部で発生した前記電荷に対する前記信号に対して前記合成処理を行うことなく読み出しを行うモードである第3のモードを更にとり得、
    前記第2のモードとは異なる前記モードは、前記第3のモードである
    ことを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項6に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記複数の単位画素のうちの前記第2の領域内に位置する第1の単位画素から前記第2のモードで読み出される信号と、前記第1の単位画素から前記第3のモードで読み出される信号とに基づいて、焦点検出を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項6又は7に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記第2の領域内に位置する前記複数の単位画素の各々から前記第2のモードでそれぞれ読み出される信号と、前記第2の領域内に位置する前記複数の単位画素の各々から前記第3のモードでそれぞれ読み出される信号とをそれぞれ合成処理することにより得られる信号と、前記第1の領域内に位置する前記複数の単位画素の各々から前記第1のモードでそれぞれ読み出される信号とに基づいて、被写体の画像を生成する
    ことを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記第1の光電変換部からフローティングディフュージョンへの電荷転送が、前記第2の読み出し周期において行われ、
    少なくとも前記第2の光電変換部から前記フローティングディフュージョンへの電荷転送が、前記第1の読み出し周期と前記第2の読み出し周期のいずれとも別の第3の読み出し周期において行われる
    ことを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記第の領域の設定に限定を加える第1の設定モードと、前記第の領域の設定に限定を加えない第2の設定モードをとり得、
    前記限定は、前記第の領域の数、前記第の領域の位置、および、1つの前記第の領域に含まれる前記単位画素の行の数のうちの少なくともいずれかである
    ことを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項10に記載の撮像装置において、
    前記第の領域は、合焦状態を検出するための測距枠に対応しており、
    前記制御手段は、前記撮像装置の撮影モードまたは焦点調節モードに従って前記第1の設定モードと前記第2の設定モードとを切り替え、前記撮影モードは高フレームレートの撮影モードと低フレームレートの撮影モードとを含み、前記焦点調節モードは、複数の前記測距枠を用いる焦点調節モードと、一つの前記測距枠を用いる焦点調節モードとを含む
    ことを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項11に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記第2の設定モードにおいて、前記第2の設定モードで設定した前記測距枠で検出された合焦状態に従って測距枠が選択された場合には、前記選択された測距枠を設定する前記第1の設定モードに切り替える
    ことを特徴とする撮像装置。
  13. 請求項10に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記第1の設定モードにおいて前記第1の領域の設定を変更する場合には、前記画素領域の各行のリセット走査から前記設定を変更する
    ことを特徴とする撮像装置。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記撮像装置は、動画像を撮影するモードである動画撮影モードと、静止画像を撮影するモードである静止画撮影モードとをとり得、
    前記制御手段は、前記動画撮影モードでは、前記第2の読み出し周期の長さを、前記第1の読み出し周期の長さと同じに設定し、前記静止画撮影モードでは、前記第2の読み出し周期の長さを、前記第1の読み出し周期の長さよりも短く設定する
    ことを特徴とする撮像装置。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記第1の領域は、前記画素領域の垂直方向に設定された複数の第1の領域であり、
    前記複数の前記第1の領域のうちの一の前記第1の領域に含まれる前記単位画素の行の数と、前記複数の前記第1の領域のうちの他の前記第1の領域に含まれる前記単位画素の行の数とが異なる
    ことを特徴とする撮像装置。
  16. 行列方向に配列された複数のマイクロレンズと、前記複数のマイクロレンズの各々に対応して行列方向に複数の単位画素が配列された画素領域とを有する撮像手段であって、各々の前記単位画素は、第1の光電変換部と第2の光電変換部とを含み、前記撮像手段は、前記第1の光電変換部と前記第2の光電変換部とでそれぞれ発生した電荷に対応する信号に対して合成処理を行い、前記合成処理が行われた信号に対して読み出しを行うモードである第1のモードと、前記第1の光電変換部で発生した電荷に対応する信号に対して前記合成処理を行うことなく読み出しを行うモードである第2のモードとを少なくともとり得る撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    第1の読み出し周期において、前記画素領域のうちの第1の領域に位置する第1の行に対して、前記第1のモードでの前記読み出しを行うステップと、
    前記第1の読み出し周期とは別の第2の読み出し周期において、前記画素領域のうちの前記第1の領域とは異なる第2の領域に位置する第2の行に対して、前記第2のモードでの前記読み出しを行うステップと
    を含み、
    前記画素領域における各行に対して、前記第1の読み出し周期および前記第2の読み出し周期を含む所定の読み出し周期の長さの倍数でリセット走査および読み出し走査のタイミングが制御されており、
    画像を撮影する際における、前記第1の読み出し周期の長さと、前記第2の読み出し周期の長さとが、互いに等しい
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  17. 行列方向に配列された複数のマイクロレンズと、前記複数のマイクロレンズの各々に対応して行列方向に複数の単位画素が配列された画素領域とを有する撮像手段であって、各々の前記単位画素は、第1の光電変換部と第2の光電変換部とを含み、前記撮像手段は、前記画素領域に含まれる各行の前記第1の光電変換部と前記第2の光電変換部とでそれぞれ発生した電荷をリセットするリセットモードと、前記第1の光電変換部と前記第2の光電変換部とでそれぞれ発生した電荷に対応する信号に対して合成処理を行い、前記合成処理が行われた信号に対して読み出しを行うモードである第1のモードと、前記第1の光電変換部で発生した電荷に対応する信号に対して前記合成処理を行うことなく読み出しを行うモードである第2のモードとを少なくともとり得る撮像手段と、
    前記画素領域における各行に対して所定の読み出し周期の長さの倍数に基づいてリセット走査および読み出し走査を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記画素領域のうちの第1の領域に位置する第1の行に対しては、前記第1のモードでの前記読み出しを行い、前記画素領域のうちの前記第1の領域とは異なる第2の領域に位置する第2の行に対しては、前記第2のモードでの前記読み出しを行
    前記リセットモードでの前記リセットは、前記第1のモードでの前記読み出しまたは、前記第2のモードでの前記読み出しに対して実質的に同時に行われる
    とを特徴とする撮像装置。
  18. 請求項17に記載の撮像装置において、
    前記所定の読み出し周期は、前記第1の領域に位置する前記第1の行に対して行われる前記第1のモードでの前記読み出しを行う第1の読み出し周期と、前記第2の領域に位置する前記第2の行に対して行われる前記第2のモードでの前記読み出しを行う前記第1の読み出し周期とは別の第2の読み出し周期とを含み、
    前記制御手段は、前記第2の行に対しては、前記第2のモードでの前記読み出しと前記第2のモードとは異なるモードでの読み出しとを行い、
    前記第2の領域に位置する前記第2の行に対して行われる前記第2のモードとは異なる前記モードでの前記読み出しは、前記第1の読み出し周期と前記第2の読み出し周期のいずれとも別の第3の読み出し周期において行われ、
    画像を撮影する際における、前記第1の読み出し周期の長さと、前記第2の読み出し周期の長さと、前記第3の読み出し周期の長さとが、互いに等しい
    ことを特徴とする撮像装置。
  19. 請求項18に記載の撮像装置において、
    前記第2のモードとは異なる前記モードは、前記第1のモードである
    ことを特徴とする撮像装置。
  20. 請求項19に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記複数の単位画素のうちの前記第2の領域内に位置する第1の単位画素から前記第1のモードで読み出される信号と、前記第1の単位画素から前記第2のモードで読み出される信号とに基づいて、焦点検出を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
  21. 請求項19又は20に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記複数の単位画素の各々から前記第1のモードでそれぞれ読み出される信号に基づいて、被写体の画像を生成する
    ことを特徴とする撮像装置。
  22. 請求項17から21のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記所定の読み出し周期は、前記第1の領域に位置する前記第1の行に対して行われる前記第1のモードでの前記読み出しを行う第1の読み出し周期と、前記第2の領域に位置する前記第2の行に対して行われる前記第2のモードでの前記読み出しを行う前記第1の読み出し周期とは別の第2の読み出し周期とを含み、
    前記第1の光電変換部からフローティングディフュージョンへの電荷転送が、前記第2の読み出し周期において行われ、
    少なくとも前記第2の光電変換部から前記フローティングディフュージョンへの電荷転送が、前記第1の読み出し周期と前記第2の読み出し周期のいずれとも別の第3の読み出し周期において行われる
    ことを特徴とする撮像装置。
  23. 請求項17から22のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記リセットに対して実質的に同時に行われる前記第1のモードでの前記読み出しは、前記第2の光電変換部からフローティングディフュージョンへの電荷転送のタイミングで行われ、
    前記リセットに対して実質的に同時に行われる前記第2のモードでの前記読み出しは、前記第1の光電変換部からフローティングディフュージョンへの電荷転送のタイミングで行われる
    ことを特徴とする撮像装置。
  24. 行列方向に配列された複数のマイクロレンズと、前記複数のマイクロレンズの各々に対応して行列方向に複数の単位画素が配列された画素領域とを有する撮像手段であって、各々の前記単位画素は、第1の光電変換部と第2の光電変換部とを含み、前記撮像手段は、前記画素領域に含まれる各行の前記第1の光電変換部と前記第2の光電変換部とでそれぞれ発生した電荷に対するリセットを各行に対して順次行うローリングリセットモードと、前記リセットを各行に対して同時に行うグローバルリセットモードと、前記第1の光電変換部と前記第2の光電変換部とでそれぞれ発生した電荷に対応する信号に対して合成処理を行い、前記合成処理が行われた信号に対して読み出しを行うモードである第1のモードと、前記第1の光電変換部で発生した電荷に対応する信号に対して前記合成処理を行うことなく読み出しを行うモードである第2のモードとを少なくともとり得る撮像手段と、
    前記画素領域における各行に対して所定の読み出し周期の長さの倍数に基づいてリセット走査および読み出し走査を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記画素領域のうちの第1の領域に位置する第1の行に対しては、前記第1のモードでの前記読み出しを行い、前記画素領域のうちの前記第1の領域とは異なる第2の領域に位置する第2の行に対しては、前記第2のモードでの前記読み出しを行
    前記第2の領域に位置する前記第2の行に対して行われる前記第2のモードでの前記読み出しの周期は、前記第2のモードでの前記読み出しに対してローリングリセットモードでの前記リセットが行われた場合と、前記グローバルリセットモードでの前記リセットが行われた場合とで互いに異なる
    とを特徴とする撮像装置。
  25. 請求項24に記載の撮像装置において、
    前記所定の読み出し周期は、前記第1の領域に位置する前記第1の行に対して行われる前記第1のモードでの前記読み出しを行う第1の読み出し周期と、前記第2の領域に位置する前記第2の行に対して行われる前記第2のモードでの前記読み出しを行う前記第1の読み出し周期とは別の第2の読み出し周期とを含み、
    前記制御手段は、前記第2の行に対しては、前記第2のモードでの前記読み出しと前記第2のモードとは異なるモードでの読み出しとを行い、
    前記第2の領域に位置する前記第2の行に対して行われる前記第2のモードとは異なる前記モードでの前記読み出しは、前記第1の読み出し周期と前記第2の読み出し周期のいずれとも別の第3の読み出し周期において行われ、
    画像を撮影する際における、前記第1の読み出し周期の長さと、前記第2の読み出し周期の長さと、前記第3の読み出し周期の長さとが、互いに等しい
    ことを特徴とする撮像装置。
  26. 請求項25に記載の撮像装置において、
    前記第2のモードとは異なる前記モードは、前記第1のモードである
    ことを特徴とする撮像装置。
  27. 請求項26に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記複数の単位画素のうちの前記第2の領域内に位置する第1の単位画素から前記第1のモードで読み出される信号と、前記第1の単位画素から前記第2のモードで読み出される信号とに基づいて、焦点検出を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
  28. 請求項26又は27に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記複数の単位画素の各々から前記第1のモードでそれぞれ読み出される信号に基づいて、被写体の画像を生成する
    ことを特徴とする撮像装置。
  29. 請求項24から28のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記所定の読み出し周期は、前記第1の領域に位置する前記第1の行に対して行われる前記第1のモードでの前記読み出しを行う第1の読み出し周期と、前記第2の領域に位置する前記第2の行に対して行われる前記第2のモードでの前記読み出しを行う前記第1の読み出し周期とは別の第2の読み出し周期とを含み、
    前記第1の光電変換部からフローティングディフュージョンへの電荷転送が、前記第2の読み出し周期において行われ、
    少なくとも前記第2の光電変換部から前記フローティングディフュージョンへの電荷転送が、前記第1の読み出し周期と前記第2の読み出し周期のいずれとも別の第3の読み出し周期において行われる
    ことを特徴とする撮像装置。
  30. 請求項1から15のいずれか1項の撮像装置において、
    前記制御手段は、第1の読み出し周期において所定の領域に含まれる前記複数の単位画素から第1の個数の第1の信号を出力させ、前記第1の読み出し周期とは別の第2の読み出し周期において前記所定の領域に含まれる前記複数の単位画素から、前記第1の個数と実質的に同一である第2の個数の第2の信号を出力させる
    ことを特徴とする撮像装置
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