JP3874135B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は固体撮像素子、特に全画素同時に電子シャッタ動作を行うことが可能な固体撮像素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
固体撮像素子の感度を高めるために画素部に信号増幅用のトランジスタを設けた素子が種々提案されており、増幅型固体撮像素子と呼ばれている。その例が特開平8−293591号公報に開示されている。ここで開示された素子は電荷蓄積部と増幅トランジスタが分離されており、これらの間に設けられたトランスファーゲートによって、電荷蓄積部からJFETよりなる増幅トランジスタへの電荷の転送を制御している。
【0003】
図6は、特開平8−293591号公報に開示されている増幅型固体撮像素子の概略構成を示す模式回路図であり、図7は図6に示す模式回路図の動作を説明するためのパルスタイミングチャートである。
【0004】
図6に示すように、各画素31は、入射光に応じて電荷を生成して蓄積するフォトダイオード1、制御領域で受け取った電荷に応じた信号出力を生じるJFET2、及びフォトダイオード1で生成・蓄積された電荷をJFET2の制御領域へ転送するための転送ゲートTGを備えた転送制御素子(Pチャネル型MOSFET)31aと、JFET2の制御領域へ転送された電荷を排出するためのリセット用電荷排出手段であるリセットドレインRD、及びこのリセットドレインRDを制御するためのリセット用制御手段であるリセットゲートRGを備えたリセット素子(Pチャネル型MOSFET)31bとから構成されている。
【0005】
各JFET2のソースは、マトリクス配置の各列毎に垂直ソースライン32a,32b,32cに共通に接続されている。また、各JFET2のドレイン及びフォトダイオード1のカソード側には、図示しない配線又は拡散層によって全画素共通にドレイン電源31cが接続されている。さらに、各フォトダイオード1のアノード側及びJFET2の制御領域は、それぞれ転送制御素子31aのソース又はドレインに接続されている。
【0006】
転送制御素子31aの転送ゲート(転送ゲート電極)TGは、マトリクス配置の各行毎に垂直走査回路34によって走査されるクロックライン33a,33b,33cに共通接続されている。垂直走査回路34から送出される駆動パルスφTG1〜φTG3が印加されると、転送制御素子31aが各行毎に順次動作するようになっている。
【0007】
リセット素子31bは、各画素31毎に設けられており、リセットドレインRDは各行毎に互いに並列に配設され、マトリクス配置の各行毎に垂直走査回路34によって走査されるクロックライン50a,50b,50cに共通接続されている。また、リセットゲート(リセットゲート電極)RGは、行ライン37aを介して駆動パルス発生回路37に全画素共通接続されている。また、リセット素子31bのソースは、転送制御素子31aのドレインと共有になっている。そして、リセットゲート(リセットゲート電極)RGに駆動パルス発生回路37から送出される駆動パルスφRGが印加されると、このリセット素子31bが動作するようになっている。
【0008】
垂直ソースライン32a,32b,32cは、一方において、各列毎に光信号出力転送用MOSトランジスタTS1,TS2,TS3及び暗出力転送用MOSトランジスタTD1,TD2,TD3を介して光信号出力蓄積用コンデンサ(第2の記憶素子)CS1,CS2,CS3及び暗出力蓄積用コンデンサ(第1の記憶素子)CD1,CD2,CD3の一方の電極に接続されるとともに、水平読出し選択用MOSトランジスタTHS1,THS2,THS3,THD1,THD2,THD3を各々経て信号出力線38及び暗出力線39に接続されている。なお、一般的に、これら信号出力線38及び暗出力線39には、寄生容量CHS,CHDが存在する。また、これら信号出力線38及び暗出力線39の一方にはバッファアンプ38a,39aが接続されている。
【0009】
また、信号出力線38及び暗出力線39は、他方において、送出される映像信号をリセットするための水平読出しリセット用MOSトランジスタTRHS,TRHDのドレインが接続されており、またこの水平読出しリセット用MOSトランジスタTRHS,TRHDのソースは、上記光信号出力蓄積用コンデンサCS1,CS2,CS3及び暗出力蓄積用コンデンサCD1,CD2,CD3の他方の電極と接続しつつ、接地(GND)されている。そして、この水平読出しリセット用MOSトランジスタTRHS,TRHDのゲート電極に、駆動パルス発生回路43から送出される駆動パルスφRHが印加されると、水平読出しリセット用MOSトランジスタTRHS,TRHDが動作するようになっている。
【0010】
上記水平読出し選択用MOSトランジスタTHS1,THS2,THS3,THD1,THD2,THD3の各々のゲート電極には、水平走査回路40に接続された水平選択信号ライン40a,40b,40cが各列毎に共通接続され、水平走査回路40から送出される駆動パルスφH1〜φH3によって水平読出しが制御されるようになっている。
【0011】
上記光信号出力転送用MOSトランジスタTS1,TS2,TS3の各ゲート電極は光信号用クロックライン41aを介して、また上記暗出力転送用MOSトランジスタTD1,TD2,TD3の各ゲート電極は暗出力用クロックライン42aを介して、それぞれ駆動パルス発生回路41及び42に接続され、駆動パルス発生回路41及び42から送出されるそれぞれの駆動パルスφTSあるいはφTDが印加されると、これら光信号出力転送用MOSトランジスタTS1,TS2,TS3及び暗出力転送用MOSトランジスタTD1,TD2,TD3が各々予め定められた順序で交互に動作するようになっている。
【0012】
上記垂直ソースライン32a,32b,32cは、他方において、各列毎にリセット用トランジスタTRV1,TRV2,TRV3のドレインと、ソースフォロワ読み出し用定電流源44a,44b,44cに接続されている。また、各リセット用トランジスタTRV1,TRV2,TRV3のソースには電源電圧VRVが供給され、ソースフォロワ読み出し用定電流源44a,44b,44cには電源電圧VCSが供給されている。
【0013】
なお、リセット用トランジスタTRV1,TRV2,TRV3のゲート電極にはリセットパルスφRVが供給され、このリセットパルスφRVがハイレベルになると、リセット用トランジスタTRV1,TRV2,TRV3が導通して垂直ソースライン32a,32b,32cを接地状態(VRV=GND)にすることができるようになっている。
【0014】
また、ソースフォロワ読み出し用定電流源44a,44b,44cは、ソースフォロワ動作の時定数を制御すると同時に、各画素31ごとのバイアス点の変動等による時定数ばらつきを抑えて、ゲインを揃え、固定パターンノイズ(FPN)を抑えるようになっている。
【0015】
次に、図7に示すパルスタイミングチャートを参照しながら、図6に示す光電変換装置の動作について説明する。なお、図7において、t11〜t15までの期間においては、第1行目の画素31の読み出し動作が行われており、以下t21〜t25およびt31〜t35の期間は、それぞれ第2行目、第3行目の画素の読み出し動作が行われている。また、t11〜t14のそれぞれは、t11がJFET2の初期化動作、t12が初期化後の第1行目のJFET2のソースフォロワ動作、t13が第1行目のフォトダイオード1からJFET2への信号電荷の転送動作、t14が転送後のJFET2のソースフォロワ動作に対応した期間で、この4つの動作は水平ブランキング期間内に行われる。また、t15は映像信号出力期間である。
【0016】
先ず、図7に示すように、期間t11の最初で、駆動パルスφRD1をハイレベル(駆動パルスφRD2とφRD3はローレベルのまま)にして、第1行目の画素31のリセットドレインRDに電圧駆動パルスを印加する。そして、既にローレベルで導通状態(オン)とされている全ての画素31のリセットゲートRGを経由して、ハイレベルの電圧が第1行目の画素31のJFET2の制御領域に、ローレベルの電圧が第2行目以後の画素31のJFET2の制御領域に伝わり、これらのJFET2の制御領域が初期化(電荷が排出)されるとともに、第1行目の各JFET2は選択(オン)され、第2行目以後の各JFET2は非選択(オフ)とされる。
【0017】
即ち、リセットドレインRDに電圧駆動パルス(φRD1,φRD2,φRD3)が送出された行によって、JFET2の選択(オン)・非選択(オフ)がなされるとともに、選択された行のJFET2の制御領域がハイレベルの電位に、非選択行のJFET2の制御領域がローレベルの電位に初期化される。
【0018】
そして、期間t11の終わり(期間t12の最初)において、駆動パルスφRGをハイレベルにして、リセットゲートRGを非導通状態(オフ)にすることによって、各JFET2の制御領域は、選択(オン)、非選択(オフ)状態を保持したまま、フローティング状態とされる。
【0019】
同時に(期間t12の最初で)、駆動パルスφRVをローレベルにして、リセット用トランジスタTRV1〜TRV3を遮断状態(オフ)にする。これにより、この期間t12中において、第1行目の各JFET2がソースフォロワ動作を行う。
【0020】
なお、この期間t12中において、駆動パルスφTDはハイレベルで暗出力転送用MOSトランジスタTD1,TD2,TD3は導通状態(オン)となっており、各JFET2の制御領域の初期化直後の電位に対応した出力(暗時出力)電圧が暗出力蓄積用コンデンサCD1,CD2,CD3に蓄積される。
【0021】
期間t13においては、駆動パルスφTG1をローレベルにして転送ゲートTGを非導通状態(オフ)から導通状態(オン)にするとともに、駆動パルスφTSをハイレベルに、駆動パルスφTDをローレベルにすることにより、光信号出力転送用MOSトランジスタTS1,TS2,TS3を導通状態(オン)に、暗出力転送用MOSトランジスタTD1,TD2,TD3を非導通状態(オフ)にする。
【0022】
この結果、第1行目のフォトダイオード1で生成・蓄積された電荷がJFET2の制御領域へ転送される。なお、電荷を転送した後のJFET2の制御領域の電位は、電荷量/ゲート容量の分だけ変化(この場合は上昇)する。また、図7において、駆動パルスφTG1がローレベルのときに転送ゲートTGが導通状態(オン)になるのは、転送制御素子31aがPチャネル型であるため、他の駆動パルスと極性が反対になるためのである。
【0023】
期間t14においては、期間t12と同様に、駆動パルスφTG1をハイレベルして第1行目の転送ゲートTGを非導通状態(オフ)にして、フォトダイオード1において光電変換された電荷が蓄積される状態にするとともに、駆動パルスφRVをローレベルにしてリセット用トランジスタTRY1〜TRV3を遮断状態(オフ)にする。これにより、第1行目の各JFET2がソースフォロワ動作をする。
【0024】
なお、この期間t14中において、駆動パルスφTSはハイレベルであるため、光信号出力転送用MOSトランジスタTS1,TS2,TS3が導通状態(オン)となっており、各JFET2の制御領域へ電荷を転送した後の電位に対応した出力(信号出力)電圧が、光信号出力蓄積用コンデンサCS1,CS2,CS3に蓄積される。
【0025】
期間t15においては、駆動パルスφRD1,φRG,φTSのそれぞれをローレベルに、駆動パルスφRVをハイレベルにすることにより、光信号出力蓄積用コンデンサCS1〜CS3及び暗出力蓄積用コンデンサCD1〜CD3に蓄積された出力電圧(映像信号)を出力端子VOS,VODに出力する状態にする。
【0026】
そして、水平走査回路40から駆動パルスφH1〜φH3及び駆動パルス発生回路43から駆動パルスφRHを順次出力して、光信号出力蓄積用コンデンサCS1〜CS3及び暗出力蓄積用コンデンサCD1〜CD3に蓄積された映像信号をそれぞれ信号出力線38及び暗出力線39の水平読み出しラインに読み出し、出力端子VOS,VODから映像信号を出力しつつ、信号出力線38及び暗出力線39の水平読み出しラインのリセットを行う。
【0027】
なお、出力端子VOS,VODから得られた映像信号は、図示しない外部演算回路によって演算処理される。これは、出力端子VOSから得られる映像信号には電荷成分(S)と暗成分(D)が含まれており、出力端子VODから得られる映像信号には暗成分(D)のみが含まれているため、出力端子VOS,VODから得られた映像信号を演算処理(減算処理(VOS−VOD))することにより、電荷成分(S)に応じた映像信号のみを抽出するためである。
【0028】
以上に示した期間t11〜t15に対する第1行目の読み出し動作は、期間t21〜t25および期間t31〜t35において、それぞれ第2行目、第3行目に対して繰り返して、同様に行われる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図6に示されたような固体撮像素子では、全画素同時の電子シャッター動作を行うことができない。全画素同時に電子シャッター動作を行うためには、全画素同時に光電変換部のリセットを行い、全画素同時に光電変換部に蓄積された信号電荷を、全画素同時に増幅部に転送しなければならない。
【0030】
ところが、この固体撮像素子では光電変換部(埋め込みフォトダイオード)に蓄積された電荷を1行毎に増幅部(JFET2)に転送しており、全画素同時に転送することはできない。全画素同時に転送した場合、全画素の増幅部(JFET2)が同時にオンするため、光信号蓄積用コンデンサあるいは暗出力蓄積用コンデンサに全画素からの信号が同時に蓄積されてしまい、映像信号にならないからである。
【0031】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、全画素同時電子シャッター動作が可能な増幅型固体撮像素子を提供することを主たる課題とし、これに加えて、暗電流と残像を減らすこと、これらの増幅型固体撮像素子をLSIで構成すること、ソースフォロワ動作のゲインが高いものを得ること、界面順位に起因する暗電流を大幅に減らすことを副次的な課題とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
本発明の骨子は、光電変換部と増幅部との間に電荷を一時的に蓄積する蓄積部を設け、光電変換部と前記蓄積部との間、および前記蓄積部との間にそれぞれ転送部を設けることである。
【0033】
すなわち、前記課題を解決するための第1の手段は、第2導電型の半導体基板に配置され、入射光に応じた電荷を生成して蓄積する光電変換部と、制御領域を有し当該制御領域に受け取った前記光電変換部からの電荷に応じて信号出力を生じる増幅部とを備えた光電変換素子を単位画素とする固体撮像素子であって、前記増幅部と前記光電変換部との間に配置され、前記電荷を蓄積する蓄積部と、前記光電変換部から前記蓄積部に前記電荷を転送する第1の転送部と、前記蓄積部から前記制御領域に、蓄積部に蓄積された電荷を転送する第2の転送部と、前記制御領域に受け取った電荷を排出するためのリセット部を備え、前記第2の転送部は、前記増幅部と前記蓄積部との間に設けられたMOSゲートによって構成され、前記蓄積部は前記第2の転送部と前記光電変換部の間で、かつ前記第2の転送部に隣接し、かつ前記光電変換部と離れた半導体基板表面の第1導電型の拡散領域によって構成され、前記第1の転送部は、前記第2の転送部と前記光電変換部の間で、かつ前記第2の転送部と前記光電変換部に隣接し、かつ前記蓄積部を覆ったMOSゲートによって構成されたことを特徴とする固体撮像素子(請求項1)である。
【0034】
ここにおいて、リセット部は、例えば増幅部として接合型電界トランジスタを使用した場合のように、制御領域の電荷を排出するためのスイッチング手段からなる場合もあるし、増幅部としてMOSSITを使用した場合のように、制御領域を直接制御することにより制御領域の電荷を排出する手段からなる場合もある。
【0035】
この手段においては、まず、全素子について第1の転送部を一斉にオンとすることによって、光電変換部から蓄積部へ電荷を転送し、光電変換部の初期化を全素子について同時に行う。蓄積部に転送された電荷は、第2の転送部を介して増幅部の制御領域に転送され、さらにリセット部のリセットドレインに排出される。
【0036】
第1の転送部が一斉にオフとされることにより、光電変換部において電荷の蓄積が一斉に開始される。次に第1の転送部が一斉にオンとされるまでの間が、露出時間に相当する。再び第1の転送部が一斉にオンとされると、所定時間に亘って光電変換部に蓄積された電荷が、一斉に蓄積部に転送され、続いて第1の転送部がオフとなることにより蓄積部に転送された電荷は蓄積部に留まる。蓄積部に蓄積された電荷は、第2の転送部を順次オンとすることにより、図6に示した固体撮像素子におけると同じように順次増幅部の制御領域に送られる。増幅部以後の作用は、図6に示した固体撮像素子の作用と本質的に同じである。これにより、全画素同時電子シャッター動作が可能となる。
さらに、固体撮像素子をLSIで構成することができ、固体撮像素子の高集積化が可能である。
【0037】
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって、前記光電変換部は、前記半導体基板内に埋め込まれた第1導電型の埋め込み領域と、半導体基板表面に接し、かつ半導体基板表面と前記埋め込み領域の間に設けられた第2導電型の空乏化防止領域から成る埋め込みフォトダイオードであることを特徴とするもの(請求項2)である。
【0038】
この手段によれば、前記第1の手段の作用効果に加えて、暗電流と残像を減らすことができる。
【0041】
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第1の手段又は第2の手段であって、前記増幅部が接合型電界効果トランジスタであることを特徴とするもの(請求項3)である。
【0042】
この手段によれば、前記手段の作用効果に加えて、MOSFETを使用したものに比して、ソースフォロワ動作のゲインが高いものが得られる。また、バイポーラトランジスタのように、増幅動作中に制御領域の信号電荷が消費されないため、ノイズを小さくできる。
【0043】
前記課題を解決するための第4の手段は、前記第1の手段から第3の手段のいずれかであって、前記第1の転送部であるMOSゲートをオフとするときの電圧が、前記蓄積部の表面に反転層を形成する大きさの電圧とされていることを特徴とするもの(請求項4)である。
【0044】
この手段によれば、前記第3の手段又は第4の手段の作用効果に加えて、蓄積層表面の界面準位が電子で満たされることにより、界面順位に起因する暗電流が大幅に減少する。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の例を図を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態の1例である固体撮像素子の1つの画素の平面図である。図2は図1のX−X’に沿った断面図、図3は図1のY−Y’に沿った断面図である。この画素は入射光に応じた電荷を生成して蓄積する埋め込み型フォトダイオード(BPD)101と、制御領域に受け取った電荷に応じた信号を出力する接合型電界効果トランジスタ(JFET)102と、BPDによって生成・蓄積された電荷をJFETに転送する前に一時的に蓄積する蓄積部103と、BPDから蓄積部への電荷の転送を制御する第1の転送ゲート(TGA)104と、蓄積部からJFETへの電荷の転送を制御する第2の転送ゲート(TGB)105と、JFET102の制御領域へ転送された電荷を排出するためのリセットドレイン(RD)106と前記リセットドレインを制御するリセットゲート(RG)107とから構成されている。
【0046】
即ち、P型シリコン基板(P−SUB)201上にN型ウェル202を設け、このウェル中に、例えばボロン(B+)や燐(P+)をイオン注入あるいは熱拡散することによってBPD101やJFET102や(RD)106を形成し、絶縁層(図示せず)を介してリソグラフィー法などによって第1の転送ゲート(TGA)104、第2の転送ゲート(TGB)105やリセットゲートRG107を形成する。
【0047】
図2に示されるように、リセットゲート(RG)107は、リセットドレイン(RD)106のP領域203とJFET102のP型ゲート領域(Pゲート)204と共にPチャネルMOSFETを構成している。
【0048】
また、図3に示されるように、BPD101は、半導体基板表面から裏面に向かって順に表面N型層205、P型電荷蓄積層206、N型ウェル202、P型基板201とされ、いわゆる縦型オーバーフロードレイン構造の埋め込み型フォトダイオードになっている。
【0049】
JFET102は、N+型ソース領域207およびN+型ドレイン領域208と、P型ゲート領域(Pゲート、制御領域)204、N型チャネル領域(Nチャネル)209より構成されており、P型ゲート領域204がN型チャネル209を上下から挟む構造になっている。
【0050】
リセットゲート(RG)107は、パルス電圧を加えることによって、JFET101の制御領域をリセットドレイン(RD)106の電圧に初期化する。
【0051】
尚、図1では図示していないが、図2、図3から分かるように、リセットドレイン(RD)106への配線211(メタル配線、この第1の実施例ではアルミニウム(Al)膜)は、BPD101以外の部分を遮光するための遮光膜も兼用する(遮光Al)。
【0052】
電荷蓄積層103はN型ウェル201表面に形成されたP型拡散領域で、BPD101とJFET102の間に位置し、BPD101で光電変換された電荷をJFET102の制御領域に転送する前に一時的に蓄積する。
【0053】
第1の転送ゲート(TGA)104はBPD101の端から電荷蓄積層103を覆って形成され、第2の転送ゲート(TGB)105は電荷蓄積層103のP型領域とJFET102のゲートのP型領域204と共にP型MOSFETを形成している。これら第1・第2の転送ゲート104・105は、BPD101のP型領域206からP型電荷蓄積層103への電荷の転送、P型電荷蓄積層103での電荷の蓄積、P型電荷蓄積層103からJFET102のP型ゲート204への電荷の転送を制御する。
【0054】
まず、第1の転送ゲート104をローレベルにし、第2の転送ゲート105をハイレベルにした場合、電荷蓄積層103の電位が下がり、BPD101のP型領域206をソースとし、P型電荷蓄積層103をドレインとしたPMOSFETがオンする。この時、BPD101からP型電荷蓄積層103に電荷が転送される。
【0055】
次に第1の転送ゲート104と第2の転送ゲート105を共にハイレベルにした時、両者によって構成されるPMOSFETが共にオフするため、P型電荷蓄積層103に転送された電荷はそのまま同領域に蓄積される。この時、P型電荷蓄積層103の表面がN型に反転するような大きさの電圧(4〜5V、P型電荷蓄積層103の拡散濃度によって異なる)を加えることにより、N型ウェル202の電位にピンニングされるようにすれば、P型電荷蓄積層103表面の界面準位が電子で満たさる。暗電流の大きさは界面準位の電子占有確率に大きく影響されるが、界面順位を電子で満たすことにより大幅に減少する。よって、P型電荷蓄積層103に長時間電荷を保持する場合でも、暗電流が小さいので、画質の劣化を抑えることができる。
【0056】
次に第1の転送ゲート104をハイレベルにし、第2の転送ゲート105をローレベルにした場合、第2の転送ゲート105によって構成されるPMOSFETがオンし、P型電荷蓄積層103からJFET102のP型ゲート204(制御領域)に電荷が転送される。
【0057】
図4は、図1〜図3で示した単位画素を2次元マトリクス状に配置した模式回路図である。また、図5は図4に示す模式回路図の動作を説明するためのパルスタイミングチャートである。図4に示すように、単位画素301は入射光に応じて電荷を生成して蓄積するフォトダイオードPDと、制御領域に受け取った前記電荷に応じた信号出力を生じる接合型電界効果トランジスタJFETと、前記フォトダイオードPDから前記接合型電界効果トランジスタJFETの制御領域に前記電荷を転送する前にこの電荷を一時的に蓄積しておく電荷蓄積層1eと、前記フォトダイオードPDで生成・蓄積された電荷を前記電荷蓄積層1eに転送するための、第1の転送ゲートTGAを備えた第1の転送制御素子1aと、前記電荷蓄積層1eに蓄積された電荷を前記接合型電界効果トランジスタJFETの制御領域に転送するための第2の転送ゲートTGBを備えた第2の転送制御素子1bと、前記接合型電界効果トランジスタJFETの制御領域へ転送された電荷を排出するための、リセットドレインRDとリセットゲートRGを備えたリセット素子1c(リセット用電荷排出手段、Pチャンネル型MOSFET)とから構成されている。
【0058】
各接合型電界効果トランジスタJFETのソースはマトリクス配置の各列毎に垂直ソースライン2a,2b,2cに共通に接続されており、また、各接合型電界効果トランジスタJFETのドレイン及びフォトダイオードPDのカソード側は、図示しない配線又は拡散層によって全画素共通に接続され、電源電圧1dに接続されている。また、各フォトダイオードPDのアノード側は第1の転送制御素子1aのソース側に、接合型電界効果トランジスタJFETの制御領域(P型ゲート)は、第2の転送制御素子1bのドレインに接続されている。
【0059】
第1の転送ゲートTGAはマトリクス配置の各行毎に垂直走査回路4によって走査されるクロックライン3Aa,3Ab,3Acに共通接続され、前記垂直走査回路4から送出される駆動パルスφTGA1,φTGA2,φTGA3が印加されると、各行毎に順次動作するようになっている。
【0060】
同様に第2の転送ゲートTG2はマトリクス配置の各行毎に垂直走査回路4によって走査されるクロックライン3Ba,3Bb,3Bc共通接続され、前記垂直走査回路4から送出される駆動パルスφTGB1,φTGB2,φTGB3が印加されると、各行毎に順次動作するようになっている。
【0061】
リセット素子1cは各画素301毎に設けられており、リセットドレインRDは各行毎に互いに並列に配置され、マトリクス配置の各行毎に垂直走査回路4によって走査されるクロックライン20a,20b,20cに共通接続されている。また、リセットゲート(リセットゲート電極)RGは、行ライン7aを介して駆動パルス発生回路7に全画素共通接続されている。また、リセット素子1cのソースは、接合型電界効果トランジスタJFETの制御領域(P型ゲート)と共通になっている。そして、リセットゲート(リセットゲート電極)RGに前記駆動パルス発生回路7から送出される駆動パルスφRGが印加されると、このリセット素子1cが動作するようになっている。
【0062】
前記垂直ソースライン2a,2b,2cは、一方において、各列毎に光信号転送用MOSトランジスタTS1,TS2,TS3及び暗出力転送用MOSトランジスタTD1,TD2,TD3を介して光信号出力蓄積用コンデンサCS1,CS2,CS3、及び暗出力蓄積用コンデンサCD1,CD2,CD3の一方の電極に接続されると共に、水平読み出し選択用トランジスタTHS1,THS2,THS3,THD1,THD2,THD3を各々経て信号出力線8及び暗出力線9に接続されている。尚、一般的にこれら信号出力線8及び暗出力線9には寄生容量CHS,CHDが存在する。また、これら信号出力線8及び暗出力線9の一方にはバッファアンプ8a、9aが接続されている。
【0063】
また、前記信号出力線8及び暗出力線9は、他方において、送出される映像信号をリセットするための水平読み出しリセット用MOSトランジスタTRHS,TRHDのドレインが接続されており、またこの水平読み出しリセット用MOSトランジスタTRHS,TRHDのソースは、前記光信号出力蓄積用コンデンサCS1,CS2,CS3及び暗出力蓄積用コンデンサCD1,CD2,CD3の他方の電極と接続しつつ、接地(GND)されている。そして、この水平読み出しリセット用MOSトランジスタTRHS,TRHDのゲート電極に、駆動パルス発生回路13から送出される駆動パルスφRHが印加されると、該水平読み出しリセット用MOSトランジスタTRHS,TRHDが動作するようになっている。
【0064】
前記水平読み出し選択用MOSトランジスタTHS1,THS2,THS3,THD1,THD2,THD3の各々のゲート電極には、水平走査回路10に接続された水平選択信号ライン10a,10b,10cが各列毎に共通接続され、該水平走査回路10から送出される駆動パルスφH1〜φH3によって水平読み出しが制御されるようになっている。
【0065】
前記光信号出力転送用MOSトランジスタTS1,TS2,TS3の各ゲート電極は光信号用クロックライン11aを介して、また前記暗出力転送用MOSトランジスタTD1,TD2,TD3の各ゲート電極は暗出力用クロックライン12aを介して、それぞれ駆動パルス発生回路11及び12に接続され、該駆動パルス発生回路11及び12から送出されるそれぞれの駆動パルスφTSあるいはφTDが印加されると、これら光信号出力転送用MOSトランジスタTS1,TS2,TS3及び暗出力転送用MOSトランジスタTD1,TD2,TD3が各々予め定められた順序で交互に動作するようになっている。
【0066】
前記垂直ソースライン2a,2b,2cは、他方において、各列毎にリセット用トランジスタTRV1,TRV2,TRV3のドレインと、ソースフォロワ読み出し用定電流源14a,14b,14cには電源電圧VCSが供給されている。
【0067】
尚、リセット用トランジスタTRV1,TRV2,TRV3のゲート電極には、リセットパルスφRVが供給され、このリセットパルスφRVがハイレベルになると、リセット用トランジスタTRV1,TRV2,TRV3が導通して垂直ソースライン2a,2b、2cを接地状態(VRV=GND)にすることができるようになっている。また、ソースフォロワ読み出し用定電流源14a,14b,14cは、ソースフォロワ動作の時定数を制御すると共に、各画素1毎のバイアス点の変動等による時定数のばらつきを抑えて、ゲインを揃え、固定パターンノイズ(FPN)を抑えるようになっている。
【0068】
次に、図5に示すパルスタイミングチャートを参照しながら、本発明による固体撮像素子の動作について説明する。尚、図5において、t01〜t04までの期間はフォトダイオードのリセットとフォトダイオードへの信号電荷の蓄積動作、およびフォトダイオードから電荷蓄積層への電荷の転送動作を示しており、t11〜t15迄の期間は、第1行目の画素1の読み出し動作が行われており、以下t21〜t25およびt31〜t35の期間は、それぞれ第2行目、第3行目の画素の読み出し動作が行われている。また、t11〜t14のそれぞれは、t11がJFETの初期化動作、t12が初期化後の第1行目のJFETのソースフォロワ動作、t13が第1行目の電荷蓄積層からJFETへの信号電荷の転送動作、t14が転送後のJFETのソースフォロワ動作に対応した期間である。また、t15は映像信号出力期間である。
【0069】
まず、期間t01で駆動パルスφTGA1,φTGA2,φTGA3をローレベルにし、フォトダイオードPDに蓄積された信号電荷を電荷蓄積層1eに転送することによってフォトダイオードPDを全画素同時に初期化する。次に期間t02で駆動パルスφTGA1,φTGA2,φTGA3をハイレベルにし、かつ、φTGB1,φTGB2,φTGB3をローレベルにすることによって電荷蓄積層1eに蓄積された信号電荷を接合型電界効果トランジスタJFETのP型ゲートに転送し、電荷蓄積層1eを初期化する。この時、駆動パルスφRGはローレベルになっている。リセット素子1cはP型MOSFETなのでオンしている。従って接合型電界効果トランジスタJFETのP型ゲートに転送された信号電荷はリセットドレインRDに排出される。また、駆動パルスφTGA1,φTGA2,φTGA3がハイレベルになると同時にフォトダイオードPDは光電変換によって発生した電荷の蓄積を開始する。
【0070】
次に期間t04で、再びパルスφTGA1,φTGA2,φTGA3をローレベルにすることによってフォトダイオードに蓄積された信号電荷を全画素同時に電荷蓄積層に転送する。
【0071】
ここで、期間t01の終わり(期間t02の初め)でφTGA1,φTGA2,φTGA3がハイレベルになってから、期間t03の終わり(期間t04の初め)にφTGA1,φTGA2,φTGA3がローレベルになるまでの間がフォトダイオードPDの信号電荷蓄積期間である。即ち、期間t03の長さを制御することによって信号電荷蓄積期間(シャッター速度)を任意の時間に設定することができる。
【0072】
次に期間t11の最初で、駆動パルスφRD1をハイレベル(駆動パルスφRD2とφRD3はローレベルのまま)にして、第1行目の画素のリセットドレインRDに電圧駆動パルスを印加する。すると、既にローレベルで導通状態(オン)とされている全ての画素1のリセットゲートRGを経由して、前記電圧(電圧駆動パルス)が第1行目の画素の各接合型電界効果トランジスタJFETの制御領域に伝わり、当該接合型電界効果トランジスタJFETは選択(オン)され、第2行目以後の各接合型電界効果トランジスタJFETは非選択(オフ)とされる。
【0073】
即ち、リセットドレインRDに電圧駆動パルス(φRD1,φRD2,φRD3)が送出された行によって、接合型電界効果トランジスタJFETの選択(オン)・非選択(オフ)がなされると共に、選択された行の接合型電界効果トランジスタJFETの制御領域がリセットドレインRD(電圧駆動パルス)の電位に初期化される。
【0074】
そして、期間t11の終わり(期間t12の最初)において、駆動パルスφRGをハイレベルにして、リセットゲートRGを非導通状態(オフ)にすることによって、各接合型電界効果トランジスタJFETの制御領域は、選択(オン)、非選択(オフ)状態を保持したまま、フローティング状態とされる。
【0075】
同時に(期間t12の最初で)、駆動パルスφRVをローレベルにして、リセット用トランジスタTRV1〜TRV3を遮断状態(オフ)にする。これにより、この期間t12中において、第1行目の各接合型電界効果トランジスタJFETがソースフォロワ動作を行う。尚、この期間t12中において、駆動パルスφTDはハイレベルであるため、暗出力転送用MOSトランジスタTD1,TD2,TD3は導通状態(オン)となっており、各JFETの制御領域の初期化直後の電位に対応した出力(暗時出力)電圧が暗出力蓄積用コンデンサCD1,CD2,CD3に蓄積される。
【0076】
期間t13においては、駆動パルスφTGB1をローレベルにすることにより転送ゲートTGBを非導通状態(オフ)から導通状態(オン)にすると共に、駆動パルスφTSをハイレベルに、駆動パルスφTDをローレベルにすることにより、光信号出力転送用MOSトランジスタTS1,TS2,TS3を導通状態(オン)に、暗出力転送用MOSトランジスタTD1、TD2,TD3を非導通状態(オフ)にする。
【0077】
この結果、第1行目のフォトダイオードPDで生成されて、電荷蓄積層1eに蓄積されていた電荷が接合型電界効果トランジスタJFETの制御領域へ転送される。尚、電荷を転送した後の接合型電界効果トランジスタJFETの制御領域の電位は、電荷量/ゲート容量の分だけ変化(この場合は上昇)する。また、図6において、駆動パルスφTGB1がローレベルのときに転送ゲートTGBが導通状態(オン)になるのは、転送制御素子1bがPチャネル型であるため、他の駆動パルスとは極性が反対になるためである。
【0078】
期間t14においては期間t12と同様に、駆動パルスφTGB1をハイレベルにすることにより第1行目の転送ゲートTGBを非導通状態(オフ)にし、駆動パルスφRVをローレベルにしてリセット用トランジスタTRV1〜TRV3を遮断状態(オフ)にする。これにより、第1行目の各JFETがソースフォロワ動作をする。
【0079】
尚、この期間t14中において、駆動パルスφTSはハイレベルであるため、光信号出力転送用MOSトランジスタTS1,TS2,TS3が導通状態(オン)となっており、各接合型電界効果トランジスタJFETの制御領域へ電荷を転送した後の電位に対応した出力(信号出力)電圧が、光信号出力蓄積用コンデンサCS1,CS2,CS3に蓄積される。
【0080】
期間t15においては、駆動パルスφRD1,φRG,φTSのそれぞれをローレベルに、駆動パルスφRVをハイレベルにすることにより、光信号出力蓄積用コンデンサCS1〜CS3及び暗出力蓄積用コンデンサCD1〜CD3に蓄積された出力電圧を出力端子VOS,VODに出力する状態にする。
【0081】
そして、駆動パルス発生回路13から駆動パルスφRHを出力すると共に、水平走査回路10から駆動パルスφH1〜φH3を順次出力して、光信号出力蓄積用コンデンサCS1〜CS3および暗出力蓄積用コンデンサCD1〜CD3に蓄積された映像信号をそれぞれ信号出力線8及び暗出力信号線9の水平読み出しラインに読み出し、出力端子VOS、VODから映像信号を出力しつつ、信号出力線8及び暗出力線9の水平読み出しラインのリセットを行う。
【0082】
尚、出力端子VOS,VODから得られた映像信号は、図示しない外部演算回路によって演算処理される。これは出力端子VOSから得られる映像信号には電荷成分(S)と暗成分(D)が含まれており、また出力端子VODから得られる映像信号には暗成分(D)のみが含まれているため、出力端子VOS,VODから得られた映像信号を演算処理(減算処理(VOS−VOD))することにより、電荷成分(S)に応じた映像信号のみを抽出するためである。
【0083】
以上のように、本発明によれば、全画素同時電子シャッターを実現することができる。但し、信号電荷読み出し期間及び映像信号出力出力期間中はフォトダイオードのリセットができないため、静止画像での全画素同時電子シャッターに限られる。
【0084】
ここで説明した例では、フォトダイオードに蓄積された電荷をJFETの制御領域を経由してリセットドレインRDに排出することによってリセット動作を行ったが、テレビジョン学会誌技術報告VOL.12,No.12,pp31〜36に示されるように、基板に掛ける電位を制御することによって、フォトダイオードの電荷蓄積層から基板に電荷を排出してフォトダイオードをリセットすることも可能である。この場合、電荷読み出し部や映像出力部に関係なくフォトダイオードをリセットできるため、動画を撮像しながら全画素同時電子シャッターが可能になる。
【0085】
なお、以上の実施の形態の説明においては、増幅部が接合型電界効果トランジスタJFETであるとして説明してきたが、増幅部としてMOSSITを使用することもできる。この場合には、リセットドレインRDやリセット素子1cは必要でなく、直接MOSSITのゲートを制御することにより、このゲートの下に蓄積した電荷を基板に排出することができる。
【0086】
【実施例】
先に説明した図1、図2、図3に示すような構造の画素を持つ固体撮像素子を製造した。
この画素は入射光に応じた電荷を生成して蓄積する埋め込み型フォトダイオード(BPD)101と、制御領域に受け取った電荷に応じた信号を出力する接合型電界効果トランジスタ(JFET)102と、BPDによって生成・蓄積された電荷をJFETに転送する前に一時的に蓄積する蓄積部103と、BPD101から蓄積部103への電荷の転送を制御する第1の転送ゲート(TGA)104と、蓄積部103からJFET102への電荷の転送を制御する第2の転送ゲート(TGB)105と、JFET102の制御領域へ転送された電荷を排出するためのリセットドレイン(RD)106と前記リセットドレイン106を制御するリセットゲート(RG)107とから構成されている。
【0087】
即ち、不純物濃度1×1014cm-3のP型シリコン基板(P−SUB)201上に不純物濃度3×1015cm-3のN型ウェル202を設け、このウェル202中に、例えばボロン(B+)や燐(P+)をイオン注入あるいは熱拡散することによってBPD101やJFET102やRD106を形成し、絶縁層(図示せず)を介してリソグラフィー法などによって第1転送ゲートTGA104、第2転送ゲートTGB105やリセットゲートRG107を形成する。
【0088】
リセットゲートRG107はリセットドレインRD106の、不純物濃度5×1018cm-3のP領域(P)203とJFET102のP型ゲート領域(Pゲート)204と共にチャネルMOSFETを構成している。
【0089】
フォトダイオードBPD101は、半導体基板表面から裏面に向かって順に、不純物濃度2×1017cm-3の表面N型層205、不純物濃度3×1016cm-3のP型電荷蓄積層206からなり、N型ウェル、P型基板とされ、いわゆる縦型オーバーフロードレイン構造の埋め込み型フォトダイオードになっている。
【0090】
JFET102は、不純物濃度2×1020cm-3のN+型ソース領域207および、不純物濃度2×1020cm-3のN+型ドレイン領域208と、不純物濃度1×1018cm-3のP型ゲート領域(Pゲート)204、不純物濃度1×1017cm-3のN型チャネル領域(Nチャネル)209、より構成されており、P型ゲート領域204がN型チャネル209を上下から挟む構造になっている。
【0091】
リセットゲートRG107とリセットドレインRD106は、リセットゲートRG107にパルス電圧を加えることによって、JFET102の制御領域204をリセットドレインRD106の電圧に初期化する。
【0092】
尚、図1では図示していないが、図2,図3から分かるように、リセットドレインRD106への配線(メタル配線、この実施例ではアルミニウム(Al)膜211)は、埋め込み型フォトダイオード101以外の部分を遮光するための遮光膜も兼用する(遮光Al)。
【0093】
電荷蓄積層103はN型ウェル表面に形成された不純物濃度2×1016cm-3のP型拡散領域で、フォトダイオード101とJFET102の間に位置し、フォトダイオード101で光電変換された電荷をJFET102の制御領域に転送する前に一時的に蓄積する。
【0094】
第1の転送ゲートTGA104はフォトダイオード101の端から電荷蓄積層103を覆って形成され、第2の転送ゲートTGBは電荷蓄積層103のP型領域とJFET102のゲートのP型領域204と共にP型MOSFETを形成している。これら第1・第2の転送ゲートは埋め込み型フォトダイオード(BPD)101のP型領域206からP型電荷蓄積層103への電荷の転送、P型電荷蓄積層103での電荷の蓄積、P型電荷蓄積層103からJFET102のP型ゲート204への電荷の転送を制御する。
【0095】
このような構成の固体撮像素子からなり、全体として図4に示すような回路構成を有する固体撮像装置を製造し、テストしたところ、所期の目的を達成することができた。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明は、入射光に応じた電荷を生成して蓄積する光電変換部と、制御領域を有し当該制御領域に受け取った前記光電変換部からの電荷に応じて信号出力を生じる増幅部とを備えた光電変換素子を単位画素とする固体撮像素子であって、前記増幅部と前記光電変換部との間に配置され、前記電荷を蓄積する蓄積部と、前記光電変換部から前記蓄積部に前記電荷を転送を転送する第1の転送部と、前記蓄積部から前記制御領域に、蓄積部に蓄積された電荷を転送する第2の転送部と、前記制御領域に受け取った電荷を排出するためのリセット部を備えたことを特徴とする固体撮像素子であるので、全画素同時電子シャッター動作が可能となる。
【0097】
請求項2に係る発明は、これに加え、光電変換部が、第2導電型の半導体基板内に埋め込まれた第1導電型の埋め込み領域と、半導体基板表面に接し、かつ半導体基板表面と前記埋め込み領域の間に設けられた第2導電型の空乏化防止領域から成る埋め込みフォトダイオードであることを特徴とするものであるので、暗電流と残像を減らすことができる。
【0098】
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載された発明であって、前記第2の転送部は、前記増幅部と前記蓄積部との間に設けられたMOSゲートによって構成され、前記蓄積部は前記第2の転送部と前記光電変換部の間で、かつ前記第2の転送部に隣接し、かつ前記光電変換部と離れた半導体基板表面の第1導電型の拡散領域によって構成され、前記第1の転送部は、前記第2の転送部と前記光電変換部の間で、かつ前記第2の転送部と前記光電変換部との間で、かつ前記第2の転送部と前記光電変換部に隣接し、かつ前記蓄積部を覆ったMOSゲートによって構成されたことを特徴とするものであるので、固体撮像素子をLSIで構成することができ、固体撮像素子の集積化が可能である。
【0099】
請求項4に係る発明は、前記発明のいずれかであって、増幅部が接合型電界効果トランジスタであることを特徴とするものであるので、MOSFETを使用したものに比して、ソースフォロワ動作のゲインが高いものが得られる。また、バイポーラトランジスタのように、増幅動作中に制御領域の信号電荷が消費されないため、ノイズを小さくできる。
【0100】
請求項5に係る発明は、請求項3又は請求項4の発明であって、第1の転送部であるMOSゲートをオフとするときの電圧が、前記蓄積部の表面に反転層を形成する大きさの電圧とされているので、界面順位に起因する暗電流が大幅に減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の例及び実施例を示す固体撮像素子の1つの画素の平面図である。
【図2】図1のX−X’に沿った断面図である。
【図3】図1のY−Y’に沿った断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の1例である固体撮像素子を2次元マトリクス状に配置した模式回路図である。
【図5】図5の模式回路図の動作を説明するためのパルスタイミングチャートである。
【図6】従来の固体撮像素子の1例の概略構成を示す模式回路図である。
【図7】図6の模式回路図の動作を説明するためのパルスタイミングチャートである。
【符号の説明】
1a 第1の転送制御素子
1b 第2の転送制御素子
1c リセット素子
1d ドレイン電源
1e 電荷蓄積層
2a〜2c 垂直ソースライン
3Aa〜3Ac,3Ba〜3Bc 垂直クロックライン
4 垂直走査回路
7 駆動パルス発生回路
7a 行ライン(共通接続線)
8 信号出力線
8a バッファアンプ
9 暗出力線
9a バッフアアンプ
10 水平走査回路
10a〜10c 水平選択信号ライン
11 駆動パルス発生回路
11a 光信号用クロックライン
12 駆動パルス発生回路
12a 暗出力用クロックライン
13 駆動パルス発生回路
14a〜14c ソースフォロワ読み出し用定電流源
20a〜20c 垂直クロックライン
101 フォトダイオード
102 JFET
103 電荷蓄積層
104 第1の転送ゲート
105 第2の転送ゲート
106 リセットドレイン
107 リセットゲート
201 P型半導体基板
202 N型ウェル
203 P型リセットドレイン
204 P型ゲート
205 フォトダイオードN型層
206 フォトダイオードP型層
207 JFETのN型ソース
208 JFETのN型ドレイン
209 JFETのN型チャネル
210 1stアルミ
211 2ndアルミ
301 単位画素
PD フォトダイオード
JFET 接合型電界効果トランジスタ
TGA 第1の転送ゲート
TGB 第2の転送ゲート
RD リセットドレイン
RG リセットゲート
RV1〜TRV3 リセット用トランジスタ
S1〜TS3 光信号転送用MOSトランジスタ
D1〜TD3 暗出力転送用MOSトランジスタ
HS1〜THS3 水平読み出し選択用トランジスタ
HD1〜THD3 水平読み出し選択用トランジスタ
S1〜CS3 光信号蓄積用コンデンサ
D1〜CD3 暗出力蓄積用コンデンサ
HS,CHD 寄生容量

Claims (4)

  1. 第2導電型の半導体基板に配置され、入射光に応じた電荷を生成して蓄積する光電変換部と、制御領域を有し当該制御領域に受け取った前記光電変換部からの電荷に応じて信号出力を生じる増幅部とを備えた光電変換素子を単位画素とする固体撮像素子であって、
    前記増幅部と前記光電変換部との間に配置され、前記電荷を蓄積する蓄積部と、
    前記光電変換部から前記蓄積部に前記電荷を転送する第1の転送部と、
    前記蓄積部から前記制御領域に、蓄積部に蓄積された電荷を転送する第2の転送部と、
    前記制御領域に受け取った電荷を排出するためのリセット部を備え、
    前記第2の転送部は、前記増幅部と前記蓄積部との間に設けられたMOSゲートによって構成され、前記蓄積部は前記第2の転送部と前記光電変換部の間で、かつ前記第2の転送部に隣接し、かつ前記光電変換部と離れた半導体基板表面の第1導電型の拡散領域によって構成され、
    前記第1の転送部は、前記第2の転送部と前記光電変換部の間で、かつ前記第2の転送部と前記光電変換部に隣接し、かつ前記蓄積部を覆ったMOSゲートによって構成されたことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 請求項1に記載された固体撮像素子であって、
    前記光電変換部は、前記半導体基板内に埋め込まれた第1導電型の埋め込み領域と、半導体基板表面に接し、かつ半導体基板表面と前記埋め込み領域の間に設けられた第2導電型の空乏化防止領域から成る埋め込みフォトダイオードであることを特徴とする固体撮像素子。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された固体撮像素子であって、前記増幅部が接合型電界効果トランジスタであることを特徴とする固体撮像素子。
  4. 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載された固体撮像素子であって、前記第1の転送部であるMOSゲートをオフとするときの電圧が、前記蓄積部の表面に反転層を形成する大きさの電圧とされていることを特徴とする固体撮像素子。
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