JP4802817B2 - 異種部材一括形成用光硬化性樹脂組成物 - Google Patents
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Description
そこで、多官能のアクリルモノマーとして、カルボキシル基を有する多官能アクリルモノマーと、カルボキシル基を有さない多官能アクリルモノマーとを併用することが提案されている(例えば特許文献2および特許文献3参照)。
この膜荒れが生じるのは、光硬化性樹脂組成物に含まれる成分のうち、アルカリ可溶性を有さない成分が、アルカリ可溶性バインダーがアルカリ現像液に溶解する際に、同時にアルカリ現像液に分散することによって、感光性樹脂層が除去されるためであると考えられる。
したがって、この場合には、精度良くパターンを形成することができ、かつ、膜荒れが少なくなるようなアルカリ現像性が要求される。
上述した場合と同様に、本発明は、異種部材が保護層およびスペーサである場合に有利である。
本発明の異種部材一括形成用光硬化性樹脂組成物は、酸性官能基を有する構成単位および光重合性官能基を有する構成単位を含む酸性官能基含有共重合体と、酸性官能基および複数の光重合性官能基を有する酸性官能基含有多官能モノマーと、酸性官能基を有する構成単位およびエポキシ基を有する構成単位を含む酸性官能基含有エポキシ樹脂とを含有することを特徴とするものである。
この階調マスク21は、透明基板22上に遮光膜パターン23および半透明膜パターン24が形成されたものであり、透明基板22上に遮光膜パターン23が設けられた遮光領域31と、透明基板22上に半透明膜パターン24のみが設けられた半透明領域32と、透明基板22のみを有する透過領域33とを有している。階調マスク21では、遮光領域31、半透明領域32および透過領域33でそれぞれ透過率が異なるので、各領域の透過率に応じて、感光性樹脂層の光硬化反応の程度が異なるものとなり、露光後に現像することにより、形状および厚みの異なるパターン(保護層5およびスペーサ6)が一括形成される。
さらに本発明においては、酸性官能基を有する酸性官能基含有エポキシ樹脂が配合されているので、アルカリ現像性を低下させることなく、耐熱性、密着性、耐薬品性(特に耐アルカリ性)を高めることができる。
したがって本発明においては、アルカリ現像性および光硬化性に非常に優れ、かつ硬化後の諸特性にも優れる樹脂組成物とすることができる。
以下、樹脂組成物の各構成成分について説明する。
本発明に用いられる酸性官能基含有共重合体は、酸性官能基を有する構成単位および光重合性官能基を有する構成単位を含むものである。
酸性官能基としては、アルカリ現像が可能なものであればよく、例えばカルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基等が挙げられる。アルカリ現像性および樹脂組成物の取り扱い性の点から、カルボキシル基が好ましい。
光重合性官能基としては、光硬化反応が開始または促進される官能基を利用することができる。光重合性官能基としては、光ラジカル重合、光ラジカル二量化等の光ラジカル反応により硬化する官能基が好ましく、エチレン性不飽和結合を有する(メタ)アクリル基等の光ラジカル重合性官能基が特に好ましい。
なお、本発明において光硬化反応とは、紫外線や可視光線等の放射線、電子線等の粒子線、あるいは放射線と粒子線の性質を併せ持つエネルギー線の照射による硬化反応をいう。
芳香族炭素環を有する構成単位としては、下記式(6)で表されるものが好ましい。
エステル基を有する構成単位としては、下記式(7)で表されるものが好ましい。
また、単量体としての仕込み量換算で、酸性官能基含有共重合体中の光重合性官能基を有する構成単位の含有割合は、5モル%〜50モル%の範囲内であることが好ましく、特に5モル%〜40モル%の範囲内であることが好ましい。
酸性官能基含有共重合体に導入される酸性官能基および光重合性官能基の量は、上述の範囲内であることが好ましく、限界があるが、本発明においては、後述する酸性官能基含有多官能モノマーおよび酸性官能基含有エポキシ樹脂が配合されていることによって、樹脂組成物中の酸性官能基および光重合性官能基の量を比較的多くすることができる。
なお、上記重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフ測定装置(東ソー(株)製 HLC-8220GPC)を用い、テトラヒドロフラン(THF)を溶媒として測定した値である。この際、分子量標準物質としてポリスチレンを用いて換算した。
なお、酸価は、JIS K 0070 (1992)に準じる方法により測定することができる。具体的には、試料をアセトンに溶解し、指示薬としてブロモチモールブルーを用い、水酸化カリウムエタノール溶液で滴定することにより、酸価を測定することができる。
なお、総固形分とは、樹脂組成物に含まれる溶剤以外の全ての成分の合計量であり、液状のモノマー成分(後述する酸性官能基含有多官能モノマー、多官能モノマーなど)も固形分に含まれる。
本発明に用いられる酸性官能基含有多官能モノマーは、酸性官能基および複数の光重合性官能基を有するものである。
この酸性官能基としては、アルカリ現像が可能なものであればよく、例えばカルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基等が挙げられる。中でも、アルカリ現像性および樹脂組成物の取り扱い性の点から、カルボキシル基が好ましい。
酸性官能基含有多官能モノマーは、一分子中に3つ以上の光硬化性官能基を有していることが好ましい。架橋密度をさらに向上させることができるからである。
本発明に用いられる酸性官能基含有エポキシ樹脂は、酸性官能基を有する構成単位およびエポキシ基を有する構成単位を含むものである。
酸性官能基としては、アルカリ現像が可能なものであればよく、例えばカルボキシル基、アルコール性水酸基、スルホン酸基、リン酸基等が挙げられる。アルカリ現像性および樹脂組成物の取り扱い性の点から、カルボキシル基、アルコール性水酸基が好ましい。
また、式(16)中、R1は上記と同様であり、R3は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。R3は、例えば、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等である。
エポキシ基を有する構成単位としては、下記式(17)で表されるものが好ましい。
エステル基を有する構成単位としては、下記式(7)で表されるものが好ましい。
また、単量体としての仕込み量換算で、酸性官能基含有エポキシ樹脂中のエポキシ基を有する構成単位の含有割合は、5モル%〜50モル%の範囲内であることが好ましく、特に5モル%〜30モル%の範囲内であることが好ましい。
なお、上記重量平均分子量の測定方法については、上記酸性官能基含有共重合体の項に記載したものと同様である。
なお、酸価の測定方法については、上記酸性官能基含有共重合体の項に記載した方法と同様である。また、水酸基価とは、酸性官能基含有エポキシ樹脂中のアルコール水酸基の含有量を規定するものである。水酸基価は、JIS K 0070 (1992)に準じる方法により測定することができる。具体的には、試料を無水酢酸でアセチル化し、残余の無水酢酸を加水分解後、酸価滴定を行い、ブランク試験と比較することにより、水酸基価を求めることができる。
本発明の樹脂組成物は、光重合開始剤を含有していてもよい。
本発明に用いられる光重合開始剤としては、例えば紫外線のエネルギーによりフリーラジカルを発生する化合物であって、ベンゾイン、ベンゾフェノンなどのベンゾフェノン誘導体またはそれらのエステルなどの誘導体;キサントンおよびチオキサントン誘導体;クロロスルフォニル、クロロメチル多核芳香族化合物、クロロメチル複素環式化合物、クロロメチルベンゾフェノン類などの含ハロゲン化合物;トリアジン類;フルオレノン類;ハロアルカン類;光還元性色素と還元剤とのレドックスカップル類;有機硫黄化合物;過酸化物などが挙げられる。中でも、光重合開始剤としては、イルガキュア184、イルガキュア651、ダロキュアー1173(いずれもチバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)、アデカ1717(旭電化工業株式会社製)などのケトン系およびビイミダゾール系化合物等が好ましい。
本発明の樹脂組成物は、さらに、上記酸性官能基含有多官能モノマー以外の、複数の光重合性官能基を有する多官能モノマーを含有することができる。上記酸性官能基含有多官能モノマーは、架橋密度およびアルカリ可溶性の両方を増大させるのに対し、多官能モノマーは架橋密度のみを増大させるので、これらを組み合わせることにより、架橋密度およびアルカリ可溶性を調節することができる。
本発明の樹脂組成物は、多官能チオール化合物を含有していてもよい。多官能チオール化合物は、分子内にメルカプト基(−SH)を少なくとも2つ、好ましくは3つ以上、さらに好ましくは4つ以上有する化合物である。この多官能チオール化合物は、樹脂組成物の耐熱変色性を向上させる作用を有する。
本発明の樹脂組成物は、成膜性や被塗工面に対する密着性を付与する目的から、酸性官能基含有共重合体以外の、共重合体を含有していてもよい。この共重合体は、非反応性共重合体であってもよく反応性共重合体であってもよい。中でも、酸性官能基含有多官能モノマーとも架橋結合を形成して、さらに優れた硬化性を得る点から、共重合体は、反応性共重合体、特に光重合性官能基を有する共重合体であることが好ましい。
本発明の樹脂組成物は、必要に応じて、上記の成分以外にも、界面活性剤、シランカップリング剤等の各種の添加剤を含有することができる。
有機顔料、無機顔料および体質顔料としては、特開2004−287232公報に記載のものを挙げることができる。
これらの着色剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
本発明の樹脂組成物には、塗料化および塗工適性を考慮して、通常、溶剤が含有される。溶剤は、酸性官能基含有共重合体、酸性官能基含有多官能モノマー、酸性官能基含有エポキシ樹脂、光重合開始剤等が溶解もしくは分散するものであれば、特に限定されるものではない。溶剤としては、例えば、特開2004−287227公報に記載ものを用いることができる。
本発明の樹脂組成物を製造するには、酸性官能基含有共重合体、酸性官能基含有多官能モノマー、酸性官能基含有エポキシ樹脂、光重合開始剤、および、その他の成分を適切な溶剤に投入し、ペイントシェーカー、ビーズミル、サンドグラインドミル、ボールミル、アトライターミル、2本ロールミル、3本ロールミルなどの一般的な方法で溶解、分散させればよい。
本発明の樹脂組成物は、階調マスクを用いて、表示装置における異種部材を一括形成する場合に好適に用いられる。
なお、本発明において異種部材とは、異なるパターンにより構成される部材をいう。例えば、形状、厚み、線幅などが異なるパターンにより構成される部材は異種部材であり、機能は同一であっても異なっていてもよい。
特に、本発明の樹脂組成物は、保護層およびスペーサを形成するために用いられることが好ましい。
次に、本発明のカラーフィルタについて説明する。
本発明のカラーフィルタは、基板と、上記基板上に形成され、上述の樹脂組成物を硬化させてなる異種部材とを有することを特徴とするものである。
図2は、本発明のカラーフィルタの一例を示す概略断面図であり、液晶表示装置に用いられるカラーフィルタの一例である。図2に例示するように、カラーフィルタ1においては、基板2上に遮光部3と、赤色パターン4R、緑色パターン4Gおよび青色パターン4Bから構成される着色層4とが形成され、この着色層4上に保護層5が形成され、保護層5上にスペーサ6が形成されており、保護層5およびスペーサ6は上記樹脂組成物を硬化させたものであり、一体的に形成されている。
このカラーフィルタでは、例えば図4に示すように、1ピクセルが4色(赤R・緑G・青B・白W)のサブピクセルで構成されており、赤R・緑G・青B・白Wのサブピクセルはモザイク状に配列されている。また、基板2上に、赤R・緑G・青Bのサブピクセルに応じて赤色パターン4R、緑色パターン4Gおよび青色パターン4Bが形成され、白Wのサブピクセルに相当する部位には着色層は形成されていない。
この階調マスク21においては、透明基板22上に遮光膜パターン23が設けられた遮光領域31と、透明基板22上に半透明膜パターン24のみが設けられた半透明領域32と、透明基板22のみを有する透過領域33とが混在している。階調マスク21では、遮光領域31、半透明領域32および透過領域33で透過率が異なるので、各領域の透過率に応じて、感光性樹脂層の光硬化反応の程度が異なるものとなり、露光後に現像することによって、厚みの異なるRGB用保護層7aおよびW用保護層7bが形成される。
この階調マスク21においては、透明基板22上に遮光膜パターン23が設けられた遮光領域31と、透明基板22上に半透明膜パターン24のみが設けられた半透明領域32と、透明基板22のみを有する透過領域33とが混在している。階調マスク21では、遮光領域31、半透明領域32および透過領域33で透過率が異なるので、各領域の透過率に応じて、感光性樹脂層の光硬化反応の程度が異なるものとなり、露光後に現像することによって、厚みの異なる透過部用着色層8aおよび反射部用着色層8bが形成される。
また本発明においては、異種部材が上記樹脂組成物を硬化させてなるものであるので、強度、耐熱性、密着性、耐薬品性(特に耐アルカリ性)等に優れたものとすることができる。
以下、カラーフィルタの各構成について説明する。
本発明に用いられる異種部材は、上記樹脂組成物を硬化させてなるものである。
異種部材としては、上記樹脂組成物を硬化させてなるものであれば特に限定されるものではないが、比較的良好な平坦性および透明性が要求されるものであることが好ましい。本発明においては、現像時の膜荒れの発生を抑制することができるので、高い平坦性および透明性が要求される部材に特に有用である。
以下、異種部材の例として、保護層、スペーサ、着色層について、説明する。
保護層は、カラーフィルタの表面を平坦化し、着色層を保護するために設けられるものである。
保護膜の厚みは、光透過率、カラーフィルタの表面状態等を考慮して設定される。例えば、保護層の厚みは0.1μm〜2.0μm程度とされる。
スペーサは、本発明のカラーフィルタを液晶表示装置に用いた場合に、セルギャップを維持するために設けられるものである。スペーサは、基板上の非表示領域に複数形成される。
着色層は、通常、赤色パターン、緑色パターンおよび青色パターンを有している。各着色パターンの配列としては、モザイク型、ストライプ型、トライアングル型、4画素配置型等が挙げられる。
着色層の厚みは、0.5μm〜2.5μm程度とされる。図6に例示するように、着色層の厚みは、透過部および反射部に応じて部分的に異なっていてもよい。
本発明に用いられる基板としては、例えば石英ガラス、パイレックス(登録商標)ガラス、合成石英板等の可撓性のない透明なリジット材、あるいは透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明なフレキシブル材を用いることができる。この中で特にコーニング社製1737ガラスは、熱膨脹率の小さい素材であり、寸法安定性および高温加熱処理における特性に優れ、また、ガラス中にアルカリ成分を含まない無アルカリガラスであるため、アクティブマトリックス方式による液晶表示装置用のカラーフィルタに適している。
本発明のカラーフィルタには、必要に応じて、遮光部、透明電極層、配向膜、枕部等が形成されていてもよい。また、異種部材として、保護層、スペーサ、着色層等が形成されていない場合には、一般的な材料を用いて、保護層、スペーサ、着色層等が形成されていてもよい。
遮光部は、表示画像のコントラストを向上させるため設けられるものである。この遮光部は、着色層を構成する各着色パターンの外側を取り囲むように形成される。
透明電極層は、保護層が形成されている場合には、保護層上に形成される。
透明電極層としては、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO)等、およびそれらの合金等を用いることができる。
透明電極層の形成方法としては、スパッタリング法、真空蒸着法、CVD法等が挙げられる。また、透明電極層は、必要に応じて、フォトレジストを用いたエッチングによりパターニングされる。
この透明電極層の厚みは、20nm〜500nm程度であり、好ましくは100nm〜300nm程度である。
配向膜は、カラーフィルタの最表面に形成される。
配向膜は、ポリイミド樹脂等を含有する塗工液をスピンコート等の一般的な方法で塗布し、乾燥し、必要に応じて熱や光により硬化した後、ラビングすることによって形成することができる。
本発明のカラーフィルタが半透過型液晶表示装置に適用される場合、枕部が形成されていてもよい。
枕部の形成材料としては、例えば感光性アクリル樹脂、感光性ポリイミド、ポジレジスト、カルド樹脂、ポリシロキサン、ベンゾシクロブテン等を挙げることができる。
枕部の形成方法としては、上記材料を用いて例えばフォトリソグラフィー法等により、形成することができる。
次に、本発明のカラーフィルタの製造方法について説明する。
本発明のカラーフィルタの製造方法は、基板上に上述の異種部材一括形成用光硬化性樹脂組成物を塗布して感光性樹脂層を形成する感光性樹脂層形成工程と、互いに透過率が異なる3種類以上の領域を有する階調マスクを用いて上記感光性樹脂層を露光し、現像して、異種部材一括形成用光硬化性樹脂組成物を硬化させてなる異種部材を一括形成する異種部材形成工程とを有することを特徴とするものである。
図1は、カラーフィルタにおける保護層およびスペーサを形成する例である。
まず、図1(a)に示すように、基板2上に遮光部3と、赤色パターン4R、緑色パターン4Gおよび青色パターン4Bから構成される着色層4を形成し、この着色層4上に上述の樹脂組成物を塗布し、感光性樹脂層11を形成する。次いで、図1(b)に示すように、感光性樹脂層11を階調マスク21を介して露光する。
階調マスク21は、透明基板22上に遮光膜パターン23および半透明膜パターン24が形成されたものであり、透明基板22上に遮光膜パターン23が設けられた遮光領域31と、透明基板22上に半透明膜パターン24のみが設けられた半透明領域32と、透明基板22のみを有する透過領域33とを有している。この階調マスク21では、遮光領域11、半透明領域12および透過領域13で透過率が異なるので、各領域の透過率に応じて、感光性樹脂層の光硬化反応の程度が異なるものとなり、露光後に現像することによって、形状および厚みの異なる保護層5およびスペーサ6が一括形成される。
この階調マスク21においては、透明基板22上に遮光膜パターン23が設けられた遮光領域31と、透明基板22上に半透明膜パターン24のみが設けられた半透明領域32と、透明基板22のみを有する透過領域33とが混在している。階調マスク21では、遮光領域31、半透明領域32および透過領域33で透過率が異なるので、各領域の透過率に応じて、感光性樹脂層の光硬化反応の程度が異なるものとなり、露光後に現像することによって、厚みの異なるRGB用保護層7aおよびW用保護層7bが形成される。
この階調マスク21においては、透明基板22上に遮光膜パターン23が設けられた遮光領域31と、透明基板22上に半透明膜パターン24のみが設けられた半透明領域32と、透明基板22のみを有する透過領域33とが混在している。階調マスク21では、遮光領域31、半透明領域32および透過領域33で透過率が異なるので、各領域の透過率に応じて、感光性樹脂層の光硬化反応の程度が異なるものとなり、露光後に現像することによって、厚みの異なる透過部用着色層8aおよび反射部用着色層8bが形成される。
以下、本発明のカラーフィルタの製造方法における各工程について説明する。
本発明における感光性樹脂層形成工程は、基板上に上述の樹脂組成物を塗布して感光性樹脂層を形成する工程である。
なお、樹脂組成物については、上記「A.異種部材一括形成用光硬化性樹脂組成物」の項に詳しく記載したので、ここでの説明は省略する。また、基板については、上記「B.カラーフィルタ」の項に記載したので、ここでの説明は省略する。
本発明における異種部材形成工程は、互いに透過率が異なる3種類以上の領域を有する階調マスクを用いて上記感光性樹脂層を露光し、現像して、異種部材一括形成用光硬化性樹脂組成物を硬化させてなる異種部材を一括形成する工程である。
なお、階調マスクについては、例えば特開2006−18001公報を参照することができる。
本発明においては、感光性樹脂層形成工程前または異種部材形成工程後に、カラーフィルタにおける各種部材を形成する工程を必要に応じて行うことができる。
重合槽内に、ベンジルメタクリレート(BzMA)を40重量部、スチレン(St)20重量部、アクリル酸(AA)を20重量部、2-ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)を20重量部、および、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)を180重量部、仕込み、攪拌し、溶解させた後、2,2´-アゾビス(2-メチルブチロニトリル)を4重量部、添加し、均一に溶解させた。その後、窒素気流下で、85℃で2時間攪拌し、さらに100℃で1時間反応させた。さらに、得られた溶液に、グリシジルメタクリレート(GMA)を10重量部、2-メタクロイルエチルイソシアネート(MOI)を10重量部、トリエチルアミンを0.5重量部、および、ハイドロキノンを0.1重量部、添加し、100℃で5時間攪拌し、目的とする酸性官能基含有共重合体溶液1(固形分:25%、重量平均分子量:35,000)を得た。
重合槽内に、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル(DMDG)を180重量部、仕込み、攪拌し、溶解させた後、2,2´-アゾビス(2-メチルブチロニトリル)を4重量部、添加し、均一に溶解させた。引き続き、2-ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)を20重量部、グリシジルメタクリレート(GMA)を10重量部、および、メタクリル酸メチル(MMA)を70重量部、仕込み、窒素置換した後、緩やかに攪拌を始めた。溶液温度を85℃に上昇させ、この温度を5時間保持し、酸性官能基含有エポキシ樹脂溶液2(固形分:40%、重量平均分子量:8,000)を得た。
重合槽内に、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル(DMDG)を180重量部、仕込み、攪拌し、溶解させた後、2,2´-アゾビス(2-メチルブチロニトリル)を4重量部、添加し、均一に溶解させた。引き続き、ジシクロペンタニルメタクリレート(DCPMA)を70重量部、ベンジルメタクリレート(BzMA)を20重量部、および、グリシジルメタクリレート(GMA)を10重量部、を仕込み、窒素置換した後、緩やかに攪拌を始めた。溶液温度を85℃に上昇させ、この温度を5時間保持しエポキシ樹脂溶液3(固形分:20%、重量平均分子量:10,000)を得た。
保護層およびスペーサの一括形成用樹脂組成物を、下記表1に示す割合で、各成分を混合して、調製した。このとき、酸性官能基含有多官能モノマーとしては、ジペンタエリスリトールペンタアクリレートの二塩基酸無水物とジペンタエリスリトールヘキサアクリレートとからなり、それらを質量比3:7の割合で含む混合物(TO1382 東亞合成(株)製)を用いた。多官能モノマーとしては、ジペンタエリスリスリトールペンタアクリレート(SR399E 日本化薬(株)製)を用いた。光重合開始剤としては、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(イルガギュア184 チバスペシャリティケミカルズ社製)を用いた。多官能チオール化合物としては、ペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネートを用いた。シランカップリング剤としては、3−グリドキシプロピルトリメトキシシラン(KBM-403 信越化学(株)製)を用いた。溶剤としては、メチルエチルアセテートを用いた。
(保護層およびスペーサの形成)
10cm画のガラス基板上に、得られた樹脂組成物を、スピンコーター(MIKASA製、形式1H-DX2)により塗布し、乾燥し、乾燥膜厚6μmの塗膜を形成した。この塗膜をホットプレート上で100℃、3分間プリベークした。所定の形状、大きさ、および間隔を有する露光パターンを形成できるように設計された階調マスクを配置して、プロキシミティアライナにより紫外線を75mJ/cm2の強度(2kW超高圧水銀ランプUSH-2004TO、405nm照度換算)で照射した。次いで、塗膜が形成された基板上に、0.05重量%KOH水溶液を溶剤型感材用現像装置(芝浦工業(株)製、VFJ0004)にて60秒間散布して、現像した。現像後、塗膜をクリーンオーブン(忍足研究所(株)製、SCOV-250 Hy-So)により、230℃で30分間ポストベークを行った。このようにして、保護層およびスペーサを形成した。
上記保護層について、走査型プローブ顕微鏡(タカノ(株)製、AS-7H)を用いて、表面粗度を測定した。
(透過率)
上記保護層について、分光光度計(OLYMPUS(株)製、OSP-SP200)を用いて、400nm〜700nmの可視領域における平均透過率を測定した。
評価結果を下記表2に示す。
一方、実施例2では、実施例1と同成分であるが、酸性官能基含有エポキシ樹脂を減量したので、実施例1に比べて、良好な表面粗度および平均透過率を示した。
また、比較例2では、実施例1と固形分比で同量の酸性官能基含有共重合体および酸性官能基含有多官能モノマーを用いたが、酸性官能基含有エポキシ樹脂を用いずにエポキシ樹脂を用いたので、実施例1に比べて、表面粗度および平均透過率が劣るものであった。
2 … 基板
3 … 遮光部
4、8 … 着色層
4R … 赤色パターン
4G … 緑色パターン
4B … 青色パターン
5、7 … 保護層
6 … スペーサ
11 … 感光性樹脂層
21 … 階調マスク
22 … 透明基板
23 … 遮光膜パターン
24 … 半透明膜パターン
31 … 遮光領域
32 … 半透明領域
33 … 透過領域
Claims (5)
- 酸性官能基を有する構成単位および光重合性官能基を有する構成単位を含む酸性官能基含有共重合体と、酸性官能基および複数の光重合性官能基を有する酸性官能基含有多官能モノマーと、酸性官能基を有する構成単位およびエポキシ基を有する構成単位を含む酸性官能基含有エポキシ樹脂とを含有し、カラーフィルタにおける保護層およびスペーサを一括形成するために用いられる異種部材一括形成用光硬化性樹脂組成物であって、
前記酸性官能基含有エポキシ樹脂の酸性官能基が、カルボキシル基またはアルコール性水酸基であり、
前記酸性官能基含有エポキシ樹脂の酸価もしくは水酸基価が、10mgKOH/g以上であることを特徴とする異種部材一括形成用光硬化性樹脂組成物。 - 前記酸性官能基含有共重合体の酸価が50mgKOH/g以上であることを特徴とする請求項1に記載の異種部材一括形成用光硬化性樹脂組成物。
- 前記酸性官能基含有多官能モノマーの酸価が20mgKOH/g以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の異種部材一括形成用光硬化性樹脂組成物。
- 基板と、前記基板上に形成された着色層と、前記着色層上に形成された保護層と、前記基板の非表示領域に形成されたスペーサとを有し、前記保護層と前記スペーサとが、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の異種部材一括形成用光硬化性樹脂組成物を硬化させてなるものであることを特徴とするカラーフィルタ。
- 基板上に請求項1から請求項3までのいずれかに記載の異種部材一括形成用光硬化性樹脂組成物を塗布して感光性樹脂層を形成する感光性樹脂層形成工程と、互いに透過率が異なる3種類以上の領域を有する階調マスクを用いて前記感光性樹脂層を露光し、現像して、前記異種部材一括形成用光硬化性樹脂組成物を硬化させることにより、保護層およびスペーサを一括形成する異種部材形成工程とを有することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
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