JP4385690B2 - 液晶表示素子製造用露光マスク及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示素子製造用露光マスク及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、カラー液晶表示装置の広視野角化に対応するための液晶配向機能突起の製造に用いる露光マスクに関するもので、特に、スペーサー及び液晶配向機能突起を有する液晶表示素子用カラーフィルターの製造に使用する露光マスクに関する。
カラー液晶表示素子において、セルギャップの保持を目的としたスペーサーとして、これまでは一般的にビーズスペーサーと呼ばれる球状スペーサーが使われてきた。しかし、このビーズスペーサーは位置が定まっておらず、液晶表示素子の表示領域にも存在する為、ビーズスペーサーによる、光の散乱・透過及びビーズスペーサー近傍の配向の乱れにより、液晶表示装置の表示品位が低下するという問題を有している。このため、従来の球状スペーサーの限界が指摘され、定位置への配置・形成が可能な柱状スペーサーが注目を浴びている。
また、ガラス基板大型化の動向から、液晶表示素子製造工程においてはセルギャップの均一性確保が最大の課題となり、また液晶注入工程短縮の必要性から、液晶滴下法が今後、主流になると考えられているが、こうした課題に対応するには柱状スペーサー付きカラーフィルターが必須とされている。更に、この柱状スペーサーに加え、液晶表示装置の広視野角化に対応するため、カラーフィルターに液晶配向機能突起が付与される傾向にある。
上記柱状スペーサー及び液晶配向機能突起は通常フォトレジストを用いたフォトリソ法にて形成される。まず、柱状スペーサーでは、対向基板とのセルギャップを維持するために、図13に示すような断面形状が台形状の柱状スペーサー61が形成される。一方、液晶配向機能突起では液晶表示装置の広視野角化に対応するために、図13に示すような断面形状が半円形状の液晶配向機能突起71が形成される。また、液晶配向機能突起の高さは柱状スペーサーよりも低く形成されており、液晶配向機能突起上部に液晶が配向する領域を形成することがコントラストの低下をもたらす光漏れを防ぐために必要である。
ところで、柱状スペーサー及び液晶配向機能突起は、現状では個別の材料とプロセスで作製されている。このように、個別に作製する方式ではカラーフィルター製造原価に大きく影響を与え、液晶表示素子コストを圧迫している。
従って、カラー液晶表示素子の高速応答、大画面、広視野角化といった今後のトレンドに対応するためには、柱状スペーサー及び液晶配向機能突起を備えた高性能、低価格の液晶表示素子用カラーフィルターを提供する必要がある。
特開2001−324716号公報
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、柱状スペーサーならびに液晶配向機能突起を備えた液晶表示素子用カラーフィルターを製造するにあたり、製造工程の簡略化を図るとともに、製造コストの低減化が可能な露光マスクを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を達成するために、まず、請求項1においては、ガラス基板上に紫外線透過率制御機能を有する半透過膜A、もしくは半透過膜B、もしくは半透過膜Cと紫外線遮蔽効果を有する遮光膜とを有し、カラーフィルターにおける柱状スペーサー並びに液晶配向機能突起の一括形成に用いられる液晶表示素子製造用露光マスクにおいて、前記半透過膜A、半透過膜B、半透過膜Cの紫外光に対する透過率は、波長300nmで5%以下、波長380nmでは45%以上であり、かつ、カラーフィルターにおける柱状スペーサーを露光するマスクパターンP1と、カラーフィルターにおける液晶配向機能突起を露光する前記半透過膜A、もしくは前記半透過膜B、もしくは前記半透過膜Cを有するマスクパターンP2とを具備することを特徴とする液晶表示素子製造用露光マスクである。
また、請求項2においては、前記半透過膜Aは酸化インジウムと酸化錫の化合物薄膜からなるITO膜からなり、酸化錫をg原子数比で10%以下含有していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子製造用露光マスクである。
また、請求項3においては、前記半透過膜BはTi、Wを含む化合物薄膜からなり、Tiをg原子数比で33%以上含有していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子製造用露光マスクである。
また、請求項4においては、前記半透過膜CはTi、Moを含む化合物薄膜からなり、Tiをg原子数比で60%以上含有していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子製造用露光マスクである。
また、請求項5においては、請求項1または2に記載の液晶表示素子製造用露光マスクの前記半透過膜Aをキャリアガスと酸素ガスを反応装置内に導入してスパッター成膜する際、反応装置内のキャリアガスと酸素ガスの総流量に対して酸素ガス流量の割合が0.6%以上の混合ガス雰囲気で半透過膜Aを成膜することを特徴とする液晶表示素
子製造用露光マスクの製造方法である。
また、請求項6においては、請求項1、3、4のいずれか1項に記載の液晶表示素子製造用露光マスクの前記半透過膜B、もしくは半透過膜Cをキャリアガスと酸素ガスを反応装置内に導入してスパッター成膜する際、反応装置内のキャリアガスと酸素ガスの総流量に対して酸素ガス流量の割合が50%以上の混合ガス雰囲気で半透過膜B、もしくは半透過膜Cを成膜することを特徴とする液晶表示素子製造用露光マスクの製造方法である。
本発明の露光マスク用露光マスクの詳細な説明に入る前に、本発明の露光マスクを用いて液晶表示素子用カラーフィルター上に柱状スペーサー及び液晶配向機能突起を形成する方法について説明する。
図13は、液晶表示素子用カラーフィルターに形成された柱状スペーサー及び液晶配向機能突起の構造例を、図14は、本発明の露光マスクを用いて柱状スペーサー及び液晶配向機能突起を形成する状態の一例を、それぞれ示す。
柱状スペーサー並びに液晶配向機能突起はいずれもネガレジストによって形成され、まず、柱状スペーサー61は、図13に示すように、断面形状が上底のある台形状をしており、液晶表示パネルにおいて、対向基板とのセルギャップを維持する役目をしている。液晶配向機能突起71は、図13に示すように、断面形状が半円形状をしており、液晶表示パネルにおいて広視野角化ないしは、高速動画に対応する高速応答に準じた液晶配向制御を行う役目をしている。同時に、光漏れによるコントラストの低下を防ぐために、この液晶配向機能突起の高さは、柱状スペーサーに比べて低く形成されている。
本発明の露光用マスクを用いて、柱状スペーサー及び液晶配向機能突起を形成する方法の一例を図14に示す。露光マスクは透明基板11を透過した露光光が照射されるマスクパターンP1と透明基板11と半透過膜を透過した露光光が照射されるマスクパターンP2とからなり、柱状スペーサー61はマスクパターンP1で、液晶配向機能突起71はマスクパターンP2で形成される。
マスクパターンP1からは通常の波長の露光光が照射されるため、ほぼマスクパターン形状に応じたレジストパターンが形成されるが、マスクパターンP2から照射される露光光は、半透過膜にて300nmで5%以下、380nmで45%以上の波長選択性を有し透過率制御を行っているので、ネガレジストにマスクパターンP1とパマスクターンP2で同じ露光量でパターン露光した場合、マスクパターンP1では、ほぼレジスト厚に相当する高さの柱状スペーサー61が、マスクパターンP2では、柱状スペーサーの高さよりも低い半円形状の液晶配向機能突起71が形成される。
このことから、本発明の露光用マスクを用いた一括露光により、1枚の露光マスクで高さと形状の異なるレジストパターンを同時に得ることができる。
本発明の露光用マスクを用いた一括露光により、液晶表示素子用カラーフィルター上に柱状スペーサー及び液晶配向機能突起が形成されるため、液晶表示素子用カラーフィルター製造工程の簡略化が図れるとともに、製造コストの低減化が可能となる。
以下、本発明の実施の形態につき説明する。
本発明の露光マスクは、スペーサー及び液晶配向機能突起を有する液晶表示素子用カラーフィルターの製造に使用されるフォトマスクである。
図1(a)〜(c)に、液晶表示素子製造用の露光マスク用ブランクの構成例を、図2(a)〜(c)に、本発明の露光マスクの構成例をそれぞれ示す。
請求項1に係る本発明の液晶表示素子製造用露光マスクは、図2(a)〜(c)に示すように、石英基板等からなる透明基板11上に、ITO膜からなる半透過膜A(図2(a)参照)、もしくはTi、Wを含む化合物薄膜からなる半透過膜B(図2(b)参照)、もしくはTi、Moを含む化合物薄膜からなる半透過膜C(図2(c)参照)のいずれかとCr膜等からなる遮光膜31とを形成して、液晶表示素子製造用露光マスク用ブランク10a、10b及び10cを構成したもので、半透過膜A、半透過膜B、半透過膜Cは、紫外光に対して、波長300nmで5%以下、波長380nmで45%以上の透過率特性を持たせ、かつ、カラーフィルターにおける柱状スペーサーを露光するマスクパターンP1と、カラーフィルターにおける液晶配向機能突起を露光する前記半透過膜A、もしくは前記半透過膜B、もしくは前記半透過膜Cを有するマスクパターンP2とを具備した液晶表示素子製造用露光マスクとなっている。
請求項2に係る本発明の液晶表示素子製造用の露光マスクは、前記半透過膜Aが酸化インジウムと酸化錫の化合物薄膜からなるITO膜で構成されており、半透過膜Aの上記光学特性(紫外光に対して、波長300nmで5%以下、波長380nmで45%以上の透過率特性)を満たすために、酸化錫がg原子数比で10%以下含有されているITO膜になっている。
請求項3に係る本発明の液晶表示素子製造用露光マスクは、前記半透過膜BがTiとWを含む化合物薄膜からなり、半透過膜Bの上記光学特性(紫外光に対して、波長300nmで5%以下、波長380nmで45%以上の透過率特性)を満たすために、Tiがg原子数比で33%以上含有されている化合物薄膜になっている。
請求項4に係る本発明の液晶表示素子製造用露光マスクは、前記半透過膜CがTiとMoを含む化合物薄膜からなり、半透過膜Cの上記光学特性(紫外光に対して、波長300nmで5%以下、波長380nmで45%以上の透過率特性)を満たすために、Tiがg原子数比で60%以上含有されている化合物薄膜になっている。
以下、本発明の液晶表示素子製造用露光マスクの製造方法について説明する。
請求項5に係る本発明の液晶表示素子製造用露光マスク100aの製造方法は、まず、石英基板等からなる透明基板11上に、キャリアガスとしてArガスを用いたガス圧0.25PaのAr、O2の混合ガス雰囲気にて、InとSnの合金ターゲットを用いた反応性スパッターにてITO膜からなる半透過膜Aを成膜する。図6に、ArとO2の総流量に対してO2流量を0%から4%まで変化させて成膜した時の半透過膜Aの分光透過率データを示す。図6で、波長380nmでの分光透過率は、T1:18.2%、T2:41.8%、T3:53.8%、T4:62.4%、T5:63.2%となり、番号が大きくなるほど、O2流量を高めて成膜した。一方、波長300nmでの透過率は全て5%以下を満足している。この結果から、T3以上でほぼ所望の分光透過率特性が得られ、0.6%以上のO2流量であれば良いことが分かる。波長300〜400nmにおける分光透過率カーブにおける勾配は大きい方が望ましい(液晶配向機能突起のパターニングには長波長域の光が選択的に作用することになる)ことから、酸化度の高い膜の方が良好である。
さらに、その上にCr膜等からなる遮光膜31を形成して、本発明の液晶表示素子製造用の露光マスク用ブランクを得る。半透過膜Aと遮光膜31の膜厚はそれぞれ2500Å、1000Å程度であり、遮光膜31は金属Cr膜の上に酸化Cr膜を積層した2層構成が一般的である。
続いて、請求項6に係る本発明の液晶表示素子製造用露光マスク100bの製造方法について説明する。
まず、石英基板等からなる透明基板11上に、キャリアガスとしてArガスを用いたガス圧0.25PaのAr、O2の混合ガス雰囲気にて、Tiターゲット及びWターゲットを用いた2元反応性スパッターにてTi及びWを含む半透過膜Bを成膜する。この際、半透過膜Bの膜組成の制御は、ArとO2混合ガス雰囲気におけるTi及びWターゲットそれぞれのスパッタレートを制御することにより行なう。ここで、Ti及びWの各ターゲットにおけるスパッタレートの制御は、各ターゲットへのDC印加パワーの調整により行なう。
図7に、総流量に対するO2流量が50%のAr、O2成膜雰囲気(ガス圧0.25Pa)下で、TiとWを含む半透過膜中に占めるTi比率を原子数比で10%、22%、33%(以後それぞれ10at%、22at%、33at%と表示する)と変えたほぼ1000Åの半透過膜Bを作製し、それぞれのTi比率の半透過膜に対して分光測定を行なった結果を示す。Ti比率と分光透過率特性では、特に顕著な差が見られず、いずれのTi比率でも所望分光透過率特性が得られる。
また、O2ガス流量であるが、これが総流量に対して50%未満の雰囲気にて作製されたTi及びWを含む半透過膜は、酸化が未飽和であり、プロセス特性上、安定性の点で難があり、欠落する場合がある為、飽和酸化膜が得られるO2流量比50%以上の雰囲気が適当である。
次に、半透過膜BのTi比率を決める際の基準となる薬品耐性について述べる。Ti比率10at%、22at%、33at%の半透過膜Bについて、Crエッチャント耐性、弱アルカリ洗浄液耐性ついて調べた結果を図8に示す。試験に供した半透過膜Bはいずれも250℃で1時間のアニール処理を行ない、遮光膜のエッチング液として用いる(NH4)2Ce(NO3)6[硝酸第2セリウムアンモニウム]+HClO4+H2OからなるCrエッチャントと弱アルカリ洗浄液(濃度2%)に5分間浸漬し、浸漬前後の半透過膜の透過率変化を調べたものである。
図8の結果から分かるように、まずCrエッチャント耐性については、3種類のTi比率を有するいずれの半透過膜においても透過率変化は少なく問題ないが、弱アルカリ洗浄液耐性に対しては、Ti比率10at%、Ti比率22at%の半透過膜については透過率が大幅に変動し、Ti比率33at%の半透過膜においてのみ透過率変動がわずかで、問題のない耐性レベルであった。このことから、Crエッチャント耐性と弱アルカリ洗浄液耐性の両特性を同時に満足するには少なくともTi比率33at%の半透過膜にする必要があることが分かる。つまり、Tiは、酸・アルカリに対する耐性が良好であるのに対し、Wはアルカリ耐性が低いので、この場合、Ti添加によりアルカリ耐性を確保することになるが、そのTi添加量は、Ti及びWの総量に対し33at%以上とすることが必要である。
続いて、請求項6に係る本発明の液晶表示素子製造用露光マスク100cの製造方法について説明する。
まず、石英基板等からなる透明基板11上に、キャリアガスとしてArガスを用いたガス圧0.25PaのAr、O2の混合ガス雰囲気にて、Tiターゲット及びMoターゲットを用いた2元反応性スパッターにてTi及びMoを含む半透過膜Cを成膜する。この際、半透過膜Cの膜組成の制御は、Ar/O2混合ガス雰囲気におけるTi及びMoターゲットそれぞれのスパッタレートを制御することにより行なう。ここで、Ti及びMoの各ターゲットにおけるスパッタレートの制御は、各ターゲットへのDC印加パワーの調整により行なう。
図9に、総流量に対するO2流量が50%のAr/O2成膜雰囲気(ガス圧0.25Pa)下で、TiとMoを含む半透過膜中に占めるTi比率を原子数比で10at%、33at%、60at%と変えたほぼ1000Åの半透過膜Cを作製し、それぞれのTi比率の半透過膜に対して分光測定を行なった結果を示す。Ti比率を高めることで、所望の分光透過率特性が得られるが、Ti比率は、少なくとも33at%以上であればよい。
また、O2ガス流量であるが、これが総流量に対して50%未満の雰囲気にて作製されたTi及びMoを含む半透過膜は、酸化が未飽和であり、プロセス特性上、安定性の点で難があり、欠落する場合がある為、飽和酸化膜が得られるO2流量比50%以上の雰囲気が適当である。
次に、半透過膜CのTi比率を決める際の基準となる薬品耐性について述べる。Ti比率22at%、33at%、60at%の半透過膜Cについて、Crエッチャント耐性、弱アルカリ洗浄液耐性ついて調べた結果を図10に示す。試験に供した半透過膜はいずれも250℃で1時間のアニール処理を行ない、遮光膜のエッチング液として用いる(NH4)2Ce(NO3)6[硝酸第2セリウムアンモニウム]+HClO4+H2OからなるCrエッチャント、弱アルカリ洗浄液(濃度2%)に5分間浸漬し、浸漬前後の半透膜の透過率変化を調べたものである。
図10の結果から分かるように、まずCrエッチャント耐性については、Ti比率22at%では大幅に透過率が変動し、Ti比率33at%では透過率変化が4%とやや問題となるレベル、Ti比率60at%では0.32%と透過率変化は少なく問題ないが、弱アルカリ洗浄液耐性に対しては、Ti比率60at%の半透過膜においてのみ透過率変化は1.16%と問題のない耐性レベルであった。このことから、Crエッチャント耐性と弱アルカリ洗浄液耐性の両特性を同時に満足するには、少なくともTi比率60at%の半透過膜にする必要があることが分かる。つまり、Tiは、酸・アルカリに対する耐性が良好であるのに対し、Moはアルカリ耐性が低いので、この場合、Ti添加によりアルカリ耐性を確保することになるが、そのTi添加量は、Ti及びMoの総量に対し60at%以上とすることが必要である。
以下実施例により本発明を詳細に説明する。
図3(a)〜(g)に本発明の液晶表示素子製造用露光マスク100aを作成する製造方法の一例を示す。
まず、石英基板からなる透明基板11上に、キャリアガスとしてArガスを用い、O2の割合が総流量に対して0.6%のAr、O2の混合ガス雰囲気にて、InとSnの合金ターゲットを用いた反応性スパッターにてITO膜からなる膜厚2500Åの半透過膜Aを成膜し、さらにその上にCr及び酸化Cr膜からなる膜厚1000Åの遮光膜31を形成した液晶表示素子製造用露光マスク用ブランク10aを作製した(図3(a)参照)。
次に、電子線ポジ型レジストを用いた通常のフォトリソ工程により、レジストのパターニングを行ない、完全にレジストを除去した開口部41aと、露光ドーズ量の調整により一部レジストを残した開口部41bを有するレジストパターン41を形成した(図3(b)参照)。次いで、このレジストパターン41をマスクにして開口部41aの遮光膜31のエッチングを行なった(図3(c)参照)。さらに引き続いて、半透過膜Aのエッチングを行なった(図3(d)参照)。ここで、半透過膜Aのエッチャントとしては、FeCl3+HCl(FeCl3:HCl=1:3)を、遮光膜31のエッチャントとしては、[硝酸第2セリウムアンモニウム]+HClO4+H2OからなるCrエッチャントを用いた。
次いで、全面露光を行なうことにより、開口部41bのレジストを遮光膜31界面まで現像により除去することで、開口部41b’を形成した(図3(e)参照)。このとき、開口部41b’以外のレジストは残すため、オーバー露光にならないように注意する。この後、開口部41b’の遮光膜31をエッチングして(図3(f)参照)、レジストパターン41を剥離することにより、マスクパターンP1及びマスクパターンP2を有する本発明の液晶表示素子製造用露光マスク100aを得た(図3(g)参照)。
ここで、液晶表示素子製造用の露光マスク100aを用いて液晶表示素子のカラーフィルター上に柱状スペーサー及び液晶配向機能突起を形成する際、マスクパターンP1が柱状スペーサー形成用のパターンとして、マスクパターンP2が液晶配向機能突起形成用のパターンとして作用する。
図4(a)〜(g)に本発明の液晶表示素子製造用露光マスク100bを作成する製造方法の一例を示す。
まず、DCマグネトロンスパッタ装置を用い、キャリアガスとしてArガスを用い、O2の割合が総流量に対して55%のAr、O2の混合ガス雰囲気にて、Ti及びWターゲットを用いた2元反応性スパッターにて石英基板からなる透明基板11上に、Ti及びW膜を含む膜厚1200Åの半透過膜Bを成膜し、さらにその上にCr及び酸化Cr膜からなる膜厚1000Åの遮光膜31を形成した液晶表示素子製造用の露光マスク用ブランク10bを作製した(図4(a)参照)。ここで、半透過膜Bの膜組成の制御は、Ti及びMoターゲットそれぞれのスパッタレートを制御することにより行なった。ここでTi及びMoの各ターゲットにおけるスパッタレートの制御は、各ターゲットへのDC印加パワーの調整により行なった。図11は、総流量に対するO2流量が50%の雰囲気におけるTi及びWの成膜レートを成膜パワーの変数として調べたものであり、デュアルスパッタによるTi比率の調整は、TiとWの成膜レート値の比率をあわせることにより行なったが、このとき所望の成膜レート値を与える各ターゲットへ印加するパワーを図11より求めた。
上記Ti及びWの成膜条件は、図11より以下のように決めた。まず、各Ti比率を与えるTiないしWの成膜パワー[W]及び成膜レート[Å/min]は次の通りである。
Ti比率10at%では、Ti成膜パワーは400[W]でTi成膜レートは6.5[Å
/min]、W成膜パワーは135[W]でW成膜レートは55.8[Å/min]であった。
Ti比率22at%では、Ti成膜パワーは275[W]でTi成膜レートは5.9[Å
/min]、W成膜パワーは60[W]でW成膜レートは21.0[Å/min]であった。
Ti比率33at%では、Ti成膜パワーは400[W]でTi成膜レートは6.5[Å
/min]、W成膜パワーは35[W]でW成膜レートは11.5[Å/min]であった。
次に、電子線ポジ型レジストを用いた通常のフォトリソ工程により、レジストのパターニングを行ない、完全にレジストを除去した開口部41aと、露光ドーズ量の調整により一部レジストを残した開口部41bを有するレジストパターン41を形成した(図4(b)参照)。次いで、このレジストパターン41をマスクにして開口部41aの遮光膜31のエッチングを行なった(図4(c)参照)。さらに引き続いて、半透過膜Bのエッチングを行なった(図4(d)参照)。ここで、半透過膜Bのエッチャントとしては、室温にてKOH(7%)を、遮光膜31のエッチャントとしては、[硝酸第2セリウムアンモニウム]+HClO4+H2OからなるCrエッチャントを用いた。
次いで、全面露光を行なうことにより、開口部41bレジストを遮光膜31界面まで現像により除去することで、開口部41b’を形成した(図4(e)参照)。このとき、開口部41b’以外のレジストは残すため、オーバー露光にならないように注意する。この後、開口部41b’の遮光膜31をエッチングして(図4(f)参照)、レジストパターン41を剥離することにより、マスクパターンP1及びマスクパターンP2を有する本発明の液晶表示素子製造用露光マスク100bを得た(図4(g)参照)。
ここで、液晶表示素子製造用の露光マスク100bを用いて液晶表示素子のカラーフィルター上に柱状スペーサー及び液晶配向機能突起を形成する際、マスクパターンP1が柱状スペーサー形成用のパターンとして、マスクパターンP2が液晶配向機能突起形成用のパターンとして作用する。
図5(a)〜(g)に本発明の液晶表示素子製造用露光マスク100cを作成する製造方法の一例を示す。
まず、石英基板からなる透明基板11上に、DCマグネトロンスパッタ装置を用い、キャリアガスとしてArガスを用い、Ar及びO2ガスの流量はそれぞれ10sccmとし、O2の割合が総流量に対して50%のAr、O2の混合ガス雰囲気にて、Ti及びMoターゲットを用いた2元反応性スパッターにてTi及びMo膜を含む膜厚1200Åの半透過膜Cを成膜し、さらにその上にCr及び酸化Cr膜からなる膜厚1000Åの遮光膜31を形成した液晶表示素子製造用の露光マスク用ブランク10cを作製した(図5(a)参照)。
ここで、半透過膜Cの膜組成の制御は、Ti及びMoターゲットそれぞれのスパッタレートを制御することにより行なった。ここでTi及びMoの各ターゲットにおけるスパッタレートの制御は、各ターゲットへのDC印加パワーの調整により行なった。図12は、総流量に対するO2流量が50%の雰囲気におけるTi及びMoの成膜レートを成膜パワーの変数として調べたものであり、デュアルスパッタによるTi比率の調整は、TiとMoの成膜レート値の比率を合わせることにより行なったが、このとき所望の成膜レート値を与える各ターゲットへ印加するパワーを図12より求めた。デュアルスパッタによる成膜条件は、Ti成膜パワーは335W、Mo成膜パワーは35Wであった。
次に、電子線ポジ型レジストを用いた通常のフォトリソ工程により、レジストのパターニングを行ない、開口部開口部41aを有するレジストパターン41を形成した(図5(b)参照)。次いで、このレジストパターン41をマスクにして開口部41aの遮光膜31のエッチングを行なった(図5(c)参照)。さらに引き続いて、半透過膜Cのエッチングを行なった(図5(d)参照)。ここで、半透過膜Cのエッチャントとしては、室温にてKOH(7%)を、遮光膜31のエッチャントとしては、[硝酸第2セリウムアンモニウム]+HClO4+H2OからなるCrエッチャントを用いた。
次に、電子線ポジ型レジストを用いた通常のフォトリソ工程により、レジストのパターニングを行ない、開口部41bを有するレジストパターン41を形成した(図5(e)参照)。さらに、開口部41bの遮光膜31をエッチングして(図5(f)参照)、レジストパターン41を剥離することにより、マスクパターンP1及びマスクパターンP2を有する本発明の液晶表示素子製造用の露光マスク100cを得た(図5(g)参照)。
ここで、液晶表示素子製造用の露光マスク100cを用いて液晶表示素子のカラーフィルター上に柱状スペーサー及び液晶配向機能突起を形成する際、マスクパターンP1が柱状スペーサー形成用のパターンとして、マスクパターンP2が液晶配向機能突起形成用のパターンとして作用する。
(a)〜(c)は、本発明の液晶表示素子製造用露光マスクに用いられるブランクの模式構成部分断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の液晶表示素子製造用露光マスクの一実施例を示す模式構成部分断面図である。 (a)〜(g)は、本発明の液晶表示素子製造用露光マスクの製造方法の一例を模式的に示す部分断面図である。 (a)〜(g)は、本発明の液晶表示素子製造用露光マスクの製造方法の一例を模式的に示す部分断面図である。 (a)〜(g)は、本発明の液晶表示素子製造用露光マスクの製造方法の一例を模式的に示す部分断面図である。 酸素流量を変化して成膜したときの半透過膜Aの分光透過率の変化を示す説明図である。 Ti原子数比を変えて成膜したときの半透過膜Bの分光透過率の変化を示す説明図である。 半透過膜Bの耐薬品性の一例を示す説明図である。 Ti原子数比を変えて成膜したときの半透過膜Cの分光透過率の変化を示す説明図である。 半透過膜Bの耐薬品性の一例を示す説明図である。 成膜パワーとTi、Wの成膜レートを示す説明図である。 成膜パワーとTi、Moの成膜レートを示す説明図である。 液晶表示素子のカラーフィルター上に形成された柱状スペーサーと液晶配向機能突起の一例を示す説明図である。 本発明の露光マスクを用いて柱状スペーサーと液晶配向機能突起を形成する状態を示す説明図である。
10a、10b、10c……液晶表示素子製造用の露光マスク用ブランク
11……透明基板
31……遮光膜
31a……遮光パターン
41……レジストパターン
41a、41b、41b’……開口部
50……液晶表示素子用カラーフィルター
61……柱状スペーサー
71……液晶配向機能突起
P1、P2……マスクパターン

Claims (6)

  1. 透明基板上に紫外線透過率制御機能を有する半透過膜A、もしくは半透過膜B、もしくは半透過膜Cのいずれかと紫外線遮蔽効果を有する遮光膜とを有し、カラーフィルターにおける柱状スペーサー並びに液晶配向機能突起の一括形成に用いられる液晶表示素子製造用露光マスクにおいて、前記半透過膜A、半透過膜B、半透過膜Cの紫外光に対する透過率は、波長300nmで5%以下、波長380nmで45%以上であり、かつ、カラーフィルターにおける柱状スペーサーを露光するマスクパターンP1と、カラーフィルターにおける液晶配向機能突起を露光する前記半透過膜A、もしくは前記半透過膜B、もしくは前記半透過膜Cを有するマスクパターンP2とを具備することを特徴とする液晶表示素子製造用露光マスク。
  2. 前記半透過膜Aは酸化インジウムと酸化錫の化合物膜からなるITO膜からなり、酸化錫をg原子数比で10%以下含有していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子製造用露光マスク
  3. 前記半透過膜BはTi、Wを含む化合物薄膜からなり、Tiをg原子数比で33%以上含有していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子製造用露光マスク
  4. 前記半透過膜CはTi、Moを含む化合物薄膜からなり、Tiをg原子数比で60%以上含有していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子製造用露光マスク
  5. 請求項1または2に記載の液晶表示素子製造用露光マスクの前記半透過膜Aをキャリアガスと酸素ガスを反応装置内に導入してスパッター成膜する際、反応装置内のキャリアガスと酸素ガスの総流量に対して酸素ガス流量の割合が0.6%以上の混合ガス雰囲気で半透過膜Aを成膜することを特徴とする液晶表示素子製造用露光マスクの製造方法
  6. 請求項1、3、4のいずれか1項に記載の液晶表示素子製造用露光マスクの前記半透過膜B、もしくは半透過膜Cをキャリアガスと酸素ガスを反応装置内に導入してスパッター成膜する際、反応装置内のキャリアガスと酸素ガスの総流量に対して酸素ガス流量の割合が50%以上の混合ガス雰囲気で半透過膜B、もしくは半透過膜Cを成膜することを特徴とする液晶表示素子製造用露光マスクの製造方法
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