JP4767708B2 - 塗布ユニットおよびパターン修正装置 - Google Patents

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Description

この発明は、塗布ユニットおよびパターン修正装置に関し、特に、基板上に形成された微細パターンの欠陥部を修正する塗布ユニットおよびパターン修正装置に関する。より特定的には、この発明は、フラットパネルディスプレイの製造工程において発生する電極のオープン欠陥、プラズマディスプレイのリブ(隔壁)欠損、液晶カラーフィルタの白抜け欠陥、マスクの欠陥などを修正する塗布ユニットおよびパターン修正装置に関する。
近年、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、ELディスプレイなどのフラットパネルディスプレイの大型化、高精細化に伴って、ディスプレイの製造工程において、基板上の電極やリブなどに欠陥が発生したり、液晶カラーフィルタの着色層に欠陥が発生したりする確率が高くなっている。このため、歩留まりの向上を図り、各種欠陥を修正する方法が提案されている。
図26は、従来のパターン修正装置の全体構成を示す図である。図26を参照して、このパターン修正装置101は、基板の表面を観察する観察光学系102と、観察された画像を映し出すモニタ103と、観察光学系102を介して基板にレーザ光を照射し不要部をカットするカット用レーザ部104と、修正液を塗布針先端に付着させて基板の欠陥部に塗布する塗布ユニット105と、欠陥部に塗布された修正液を加熱する基板加熱部106と、欠陥部を認識する画像処理部107と、装置全体を制御するホストコンピュータ108と、装置機構部の動作を制御する制御用コンピュータ109とを備える。さらに、その他に欠陥部を有する基板をXY方向(水平方向)に移動させるXYステージ110と、XYステージ110上で基板を保持するチャック部111と、観察光学系102や塗布ユニット105をZ方向(垂直方向)に移動させるZステージ112が設けられている。
塗布ユニット105の下方の先端には塗布針113が設けられている。また、インクタンクインデックス用モータ114には、複数のインクタンクを搭載したインクタンクテーブル115が接続されている。
基板の欠陥部を修正する際には、欠陥の位置まで塗布針113を移動させた後、インクタンクインデックス用モータ114を駆動してインクタンクテーブル115を回転させ、適切なインクタンクを選択する。そして、選択したインクタンクのインクを塗布針113の先端部に付着させ、そのインクを基板の欠陥部に塗布する。
たとえば、下記の特許文献1には、比較的簡単な構成でカラーフィルタの白欠陥および黒欠陥を自動的に修正することのできる欠陥修正方法および欠陥修正装置が開示されている。これによると、インク塗布用位置決めシリンダを上下動させインク塗布用針の先端にインクを付着させ、そのインクをカラーフィルタの欠陥に塗布する。
また、下記の特許文献2には、比較的幅の大きな欠陥でも修正が可能なパターン修正装置が開示されている。これによると、プラズマディスプレイの背面ガラス基板上に形成されたリブの一部が欠けている場合、塗布針の先端部に付着させた修正用ペーストを欠損部に塗布する。
特開平9−61296号公報 特開2000−299059号公報
従来のパターン修正装置では、欠陥部が大きい場合は修正用インクを欠陥部に複数回塗布する必要があり、塗布する度に塗布針を欠陥部からインクタンクまで戻して、塗布針にインクを付着しなおす必要があった。このため、欠陥部を修正し終わるまでに時間を要するという問題があった。また、修正用のインクの色を変えるごとに、塗布針を洗浄する必要があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、簡単な構成で欠陥部を迅速に修正することが可能な塗布ユニットおよびパターン修正装置を提供することである。
この発明に係る塗布ユニットは、基板上に形成された微細パターンの欠陥部を修正するパターン修正装置の塗布ユニットであって、その底に第1の孔が開口され、修正液が注入された容器と、少なくとも先端部が第1の孔を貫通可能に形成された塗布針と、塗布針の基端部を固定保持する塗布針固定部材と、塗布針固定部材を介して塗布針を上下動可能に支持する直動案内部材と、塗布針固定部材を上下動させ、待機時に塗布針の先端部を容器に注入された修正液中に保持し、塗布時に塗布針を下方に移動させて塗布針の先端部を第1の孔から突出させ、塗布針の先端部に修正液を付着させる駆動部とを備え、塗布針の先端部に付着した修正液を欠陥部に塗布することを可能とするものである。駆動部は、塗布針固定部材を下側から支持する支持部材と、支持部材を上下動させるシリンダとを含み、塗布針の先端部が欠陥部に接触したときに塗布針の先端部から欠陥部に所定値以上の圧力が加わらないように、少なくとも塗布針の先端部が欠陥部に接触したときは塗布針固定部材の保持を開放する。
また、この発明に係る他の塗布ユニットは、基板上に形成された微細パターンの欠陥部を修正するパターン修正装置の塗布ユニットであって、その底に第1の孔が開口され、修正液が注入された容器と、容器の開口された上面に固定され、第2の孔が開口された蓋とを備えたものである。容器は第1および第2の孔を除いて蓋によって密閉されている。この塗布ユニットは、さらに、第1および第2の孔を貫通可能に形成された塗布針と、塗布針を第1および第2の孔を通る直線に沿って上下動可能に支持する直動案内部材と、塗布針を下方に移動させて塗布針の先端部を第1の孔から突出させ、塗布針の先端部に修正液を付着させる駆動部とを備え、塗布針の先端部に付着した修正液を欠陥部に塗布することを可能とする。
また、この発明に係るさらに他の塗布ユニットは、基板上に形成された微細パターンの欠陥部を修正するパターン修正装置の塗布ユニットであって、その底に第1の孔が開口され、修正液が注入された容器と、容器の底の下面の第1の孔の周辺に配置され、第1の孔から漏れた修正液を吸収する吸収部材と、少なくとも先端部が第1の孔を貫通可能に形成された塗布針と、塗布針を上下動可能に支持する直動案内部材と、塗布針を下方に移動させて塗布針の先端部を第1の孔から突出させ、塗布針の先端部に修正液を付着させる駆動部とを備え、塗布針の先端部に付着した修正液を欠陥部に塗布することを可能とするものである。
好ましくは、さらに、塗布針の基端部を固定保持する塗布針固定部材を備え、直動案内部材は、塗布針固定部材を介して塗布針を上下動可能に支持し、駆動部は、塗布針固定部材を上下動させ、待機時に塗布針の先端部を容器に注入された修正液中に保持し、塗布時に塗布針の先端部を第1の孔から突出させる。
また好ましくは、駆動部は、塗布針の先端部が欠陥部に接触したときに塗布針の先端部から欠陥部に所定値以上の圧力が加わらないように、少なくとも塗布針の先端部が欠陥部に接触したときは塗布針固定部材の保持を開放する。
また好ましくは、駆動部は、塗布針固定部材を下側から支持する支持部材と、支持部材を上下動させるシリンダとを含む。
また好ましくは、塗布針固定部材は磁性体材料で構成され、駆動部は、鉄心と、該鉄心に巻かれたコイルとを含み、コイルに電流が流されたことに応じて、塗布針固定部材との間の磁気吸引力によって塗布針固定部材を上方に移動させ、コイルの電流が止められたことに応じて、塗布針固定部材を下方に移動させる。
また好ましくは、さらに、塗布針固定部材の上端に固定された永久磁石を備え、駆動部は、鉄心と、該鉄心に巻かれたコイルとを含み、コイルに電流が流されたことに応じて、永久磁石との間の磁気反発力によって塗布針固定部材を下方に移動させ、コイルの電流が止められたことに応じて、永久磁石との間の磁気吸引力によって塗布針固定部材を上方に移動させる。
また好ましくは、さらに、塗布針固定部材の上端に固定された鉄心を備え、駆動部は、ソレノイドコイルを含み、ソレノイドコイルに電流が流されたことに応じて、鉄心との間の磁気吸引力によって塗布針固定部材を上方に移動させ、ソレノイドコイルの電流が止められたことに応じて、塗布針固定部材を下方に移動させる。
また好ましくは、1つのケースと、1つのケース内に設けられた複数組の容器、塗布針および駆動部とを備える。
また、この発明に係るパターン修正装置は、上記塗布ユニットと、塗布時に塗布ユニットと基板を相対的に移動させ、塗布針の先端部に付着した修正液を欠陥部に塗布する移動装置を備えたものである。
好ましくは、複数の塗布ユニットを備え、各塗布ユニットの容器には他の塗布ユニットの容器に注入された修正液と異なる種類の修正液が注入され、移動装置は、少なくとも複数の塗布ユニットのうちの欠陥部の種類に応じて選択された塗布ユニットと基板を相対的に移動させ、塗布針の先端部に付着した修正液を欠陥部に塗布する。
この発明に係る塗布ユニットでは、その底に第1の孔が開口され、修正液が注入された容器と、少なくとも先端部が第1の孔を貫通可能に形成された塗布針と、塗布針を上下動可能に支持する直動案内部材と、塗布針を下方に移動させて塗布針の先端部を第1の孔から突出させ、塗布針の先端部に修正液を付着させる駆動部とが設けられ、塗布針の先端部に付着した修正液を欠陥部に塗布することを可能とする。したがって、従来のように塗布針を欠陥部とインクタンク(またはペーストタンク)との間を往復させる工程が省略される。また、従来のように塗布針先端部に修正液を付着させた後に待機時間を設ける必要がなくなるか、あるいは待機時間を短縮することが可能となる。このため、欠陥修正に要する時間が短縮され、装置の構成が簡略化される。さらに、塗布針の先端部を修正液中に保持した状態で待機することによって、塗布針の先端部に付着した修正液の乾燥が防止され、塗布針の先端部の洗浄工程を省略することが可能となる。
この発明に係るパターン修正装置では、上記塗布ユニットと、塗布時に塗布針の先端部を欠陥部に接触させて、塗布針の先端部に付着した修正液を欠陥部に塗布するように塗布ユニットと基板を相対的に移動させる移動装置とが設けられる。この場合も、従来のように塗布針を欠陥部とインクタンク(またはペーストタンク)との間を往復させる工程が省略される。また、従来のように塗布針先端部に修正液を付着させた後に待機時間を設ける必要がなくなるか、あるいは待機時間を短縮することが可能となる。このため、欠陥修正に要する時間が短縮され、装置の構成が簡略化される。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるパターン修正装置の全体構成を示す図である。図1において、パターン修正装置1は、基板の表面を観察する観察光学系2と、観察された画像を映し出すモニタ3と、観察光学系2を介して基板にレーザ光を照射し不要部をカットするカット用レーザ部4と、修正液を塗布針先端に付着させて基板の欠陥部に塗布する塗布ユニット5と、欠陥部に塗布された修正液を加熱する基板加熱部6と、欠陥部を認識する画像処理部7と、装置全体を制御するホストコンピュータ8と、装置機構部の動作を制御する制御用コンピュータ9とを備える。さらに、その他に欠陥部を有する基板をXY方向(水平方向)に移動させるXYステージ10と、XYステージ10上で基板を保持するチャック部11と、観察光学系2や塗布ユニット5をZ方向(垂直方向)に移動させるZステージ12などが設けられている。
XYステージ10は、塗布ユニット5によって修正液を欠陥部に塗布する際や、観察光学系2によって基板の表面を観察する際などに、基板を適切な位置に相対移動させるために用いられる。図1に示したXYステージ10は、2つの一軸ステージを直角方向に重ねた構成を有している。ただし、XYステージ10は、観察光学系2や塗布ユニット5に対して基板を相対的に移動させることができるものであればよく、図1に示すXYステージ10の構成に限定されるものではない。近年では、基板サイズの大型化に伴い、X軸方向とY軸方向にそれぞれ独立して移動可能なガントリー型のXYステージが多く採用されている。
図2(A)〜(D)は、塗布ユニット5の構成を簡略化して表したもので、欠陥修正の主要工程を説明するものである。図2(A)に示すように、塗布ユニット5は、修正液13が注入された容器部16と、塗布針14の先端部14aに修正液13を付着させて基板15の欠陥部15aに塗布する塗布部17と、塗布部17を垂直方向に駆動する駆動部18とから構成される。
容器部16は、断面凹状の容器19とその開口された上面を閉じる蓋20とで構成され、支持台47に固定される。容器19の底の中心部および蓋20の中心部には、それぞれ塗布針14が貫通可能な孔19a,20aが開口されており、孔19a,20aは同軸上に位置する。また、蓋20は容器19に固着されるが、蓋20を容器19に圧入してもよいし、蓋20と容器19の接合面にそれぞれ凹凸部を設けて嵌合するようにしてもよい。蓋20の位置合わせを容易にするために、蓋20に図示しない嵌合用のフランジ面を形成してもよいし、さらに、容器19の内周側面の上部を雌ネジ加工し、蓋20の外径面に雄ネジ加工して、互いにネジ結合するようにしてもよい。また、その接合面に図示しないシール部材を設けることによって、容器19と蓋20との隙間の密閉性を高めてもよい。
容器19および蓋20は、たとえば、フッ素系樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアセタール樹脂などのような樹脂系材料、あるいは、修正液13で腐食されない金属材料などで構成される。または、金属材料の表面をフッ素系樹脂などでコーティングしてもよい。容器19および蓋20の孔19a,20aの径は、塗布針14の外径よりもわずかに大きいものとする。孔19a,20aと塗布針14とは、一定の隙間を持っている。容器19の底に形成された孔19aは微小であり、修正液13の表面張力や容器19の撥水・撥油性により、孔19aから修正液13が漏れることはない。
塗布針14の外径は1mm以下であり、通常は0.7〜0.4mm程度である。塗布針14の先端部14aは、先端に近づくに従って先細りになるようにテーパ状に加工されており、直径30μm〜70μm程度の平坦な先端面を有する。塗布針14としては、たとえば塗布針先端部14a以外の部分の径が同一であるものや、塗布針先端部14aに近い部分の径が段状に小さくなっているものを使用する。
修正液13としては、液晶カラーフィルタの白抜け欠陥を修正する場合には、白抜け欠陥部の着色層と同色のインクを用いる。また、プラズマディスプレイのリブ欠損を修正する場合には、リブの材料であるガラスの微粒子を溶媒中に分散させたペーストを用いる。また、電極のオープン欠陥を修正する場合には、銀ペーストや金ペースト、金属錯体溶液、コロイド溶液を用いる。修正液13は、最適な粘度になるように希釈液を用いて予め調整される。たとえば、インクの場合は30cP(センチポアーズ)前後の粘度に調整される。修正液13の注入量は、塗布針先端部14aが浸かる程度であればよい。1回の塗布動作で消費される修正液の量はpl(ピコリットル)単位であるため、容器19内に注入する修正液13は微量でよい(たとえば、1ml以下)。
塗布部17は、塗布針14と、塗布針14の基端部を固定する塗布針固定板25と、塗布針固定板25を垂直方向に移動可能に保持するためのリニアガイド23とを含む。リニアガイド23は、レール部23aとスライド部23bとで構成される。リニアガイド23のレール部23aは支持台47の側面に固定されており、スライド部23bはレール部23aに沿って垂直方向(Z方向)に移動可能に設けられている。リニアガイド23は、スライド部23bとレール部23aとの間に転動体(ボールなど)を介在させた循環式転がり案内の構成を有し、スライド部23bはレール23a上を極軽い力で自在に直線運動することが可能となっている。また、リニアガイド23を用いることで、塗布針14の支持剛性を強くできるため、塗布精度の安定化に寄与する。
駆動部18は、スライド部23bに固定された塗布針固定板25を、リニアガイド23の中間位置に保持する機能と、スライド部23bの保持を開放する機能を持つ。スライド部23bを保持開放した場合、スライド部23bは、レール部23a上で自由に進退可能となり、スライド部23b、塗布針固定板25および塗布針14の自重により、その下方にあるストッパ48の位置まで下降する。なお、レール部23aの上方にもストッパ48が設けてあり、スライド部23bは、レール部23aから外れることはない。また、ストッパ48の機能を内蔵したリニアガイド23を用いた場合には、ストッパ48を省略できる。ここでは、支持台47の側面にレール部23aを固定した場合を示しているが、レール部23aとスライド部23bとを入れ替え、支持台47の側面にスライド部23bを固定して、レール部23aに塗布針固定台25を固定しても構わない。
次に、基板15の欠陥部15aを修正する動作について説明する。図1に戻って、XYステージ10により基板15の欠陥部15aを観察光学系2の直下に移動させ、モニタ3上にその欠陥部15aの画像を表示させる。このとき、欠陥部15aがモニタ3の画面中央に位置するように微調整される。そして、画像処理部7によって欠陥部15aの大きさが特定される。基板15が液晶カラーフィルタ基板の場合には欠陥部15aの画素の色判別も行なわれる。液晶カラーフィルタ基板の黒欠陥、異物欠陥、突起欠陥、混色欠陥など、白抜け欠陥以外の欠陥を修正する場合は、図1に示したカット用レーザ部4によるレーザ加工を行なって一度白抜け欠陥にした後、塗布ユニット5によって欠陥修正する。白抜け欠陥を修正する場合は、レーザ加工を省略してもよいし、場合によってはカット用レー
ザ部4を用いてレーザ加工することによって、欠陥部の形状を修正し易い任意の形状にしてもよい。その後、予め設定された観察光学系2と塗布ユニット5とのオフセット位置に基づいてXYステージ10を移動させ、塗布ユニット5の塗布針14の直下に欠陥部15aを位置させる。
図2(A)に示すように、塗布動作開始前の待機状態においては、塗布針14は蓋20の孔20aを貫通しており、塗布針先端部14aが修正液13の中に浸漬された状態を保持するように、スライド部23bに固定された塗布針固定板25を駆動部18によりリニアガイド23の所定位置に保持する。
ホストコンピュータ8から塗布動作開始の指令が与えられると、駆動部18による塗布針固定板25の保持が開放され、図2(B)に示すように、塗布針固定板25、塗布針14、スライド部23bが一体となってストッパ48の位置まで垂直方向に下降する。このとき、塗布針14は容器19の底の孔19aから突き出る。このとき、塗布針先端部14aには、修正液(インクまたは金属ペースト)13aが付着している。
図3は、図2(B)に示した塗布針先端部14aの様子を示す部分拡大図である。図3に示すように、塗布針14が容器19の底の孔19aを貫通して突き出る際、孔19aは塗布針14の外周側面に付着した余分な修正液を拭き取る。このため、容器19の外に修正液13が漏れることはない。また、塗布針14が孔19aから突き出たときには、塗布針先端部14aに付着した修正液13aは既に塗布可能な状態に形成されている。
図4(A)(B)は、従来のパターン修正装置における塗布針先端部14aの様子を示す図である。液晶カラーフィルタの白抜け欠陥を修正する場合には、白抜け欠陥部の着色層と同色のインクを修正液13として用いる。従来のパターン修正装置では、塗布針14を下降させてインクタンク内の修正液13に漬けて、塗布針先端部14aに修正液を付着させた後、塗布針14を上昇させてインクタンクから抜き出す。この瞬間、図4(A)に示すように、塗布針先端部14aに付着した修正液13aは、その自重で下方部分が膨らんだ形状となっている。この状態では、平面形状に加工された塗布針先端部14aの先端面を有効に利用することができず、修正液13aを所望の塗布径にして欠陥部に塗布することができない。時間が経つとともに、塗布針先端部14aに付着した修正液13aは、上方に引き上げられていく。約数秒待機すると、図4(B)に示すように、塗布針先端部14aの先端面に修正液13aの層が薄く残った状態になり、修正液13aを所望の塗布径にして欠陥部に塗布することが可能になる。このように、従来のパターン修正装置では、修正液13aを欠陥部に塗布する際に約数秒待機する必要があった。
しかし、この実施の形態1では、図3に示したように、塗布針14が孔19aから突き出たときには、塗布針先端部14aに付着した修正液13aが既に塗布可能な状態に形成されている。したがって、従来のように塗布針先端部14aに修正液13aを付着させた後に待機時間を設ける必要がなくなるか、あるいは待機時間を短縮することが可能となる。このため、1回の塗布動作に要する時間が短縮される。
次に、図2(C)に示すように、塗布ユニット5を所定距離L1だけ下降させる。この所定距離L1は、図2(B)の状態における塗布針先端部14aから欠陥部15aまでの距離L2よりも少し大きな値になるように予め設定される。所定距離L1は、たとえば塗布針先端14aが欠陥部15aに接触した後、さらに0.5〜1mm程度塗布ユニット5が下降するように予め設定される。このため、塗布ユニット5が下降して、塗布針先端部14aが基板15の欠陥部15aに接触した後、レール部23a上をスライド部23bが上昇する。このとき、スライド部23bとともに塗布針固定板25も上昇する。塗布動作時に塗布針先端部14aから欠陥部15aにかかる荷重の大きさは、スライド部23bと、塗布針固定板25と、塗布針14との重量の合計値となる。したがって、塗布針先端部14aから欠陥部15aに過大な圧力がかからず、基板15が破損されることもない。塗布荷重は、たとえば、約10g前後とかなり小さい。
なお、塗布ユニット5を下降させる手段として、塗布ユニット5を固定したZステージ12を用いてもよいし、垂直方向に駆動する機能を含む別の駆動ステージ(図示せず)を用いて塗布ユニット5を上下動させてもよい。
塗布針先端部14aが欠陥部15aに修正液13aを塗布した後、図2(D)に示すように、塗布ユニット5を元の位置まで上昇させると共に、駆動部18を駆動して塗布針先端14aを修正液13中に戻した状態で保持すれば、1回の塗布動作が完了する。
なお、欠陥部15aに修正液13aをさらに塗布する必要がある場合は、この塗布動作を繰り返して行なえばよい。また、欠陥部15aが大きいほど必要な塗布動作の回数は多くなるが、塗布針14を上下に移動させるだけで塗布針先端部14aに修正液13aを付着しなおすことができる。
図5(A)〜(D)は、図2(A)〜(D)で示した塗布ユニット5の具体的構成を示す図である。図5(A)〜(D)では、駆動部18としてエアーシリンダ49が使用されている。容器19の側部には突起部19gが設けられ、その突起部19gの裏面には凹部19hがあり、その凹部19hには磁石31が埋め込まれている。突起部19gは、磁性材料からなる支持台47の側面に設けられた凹部47aに嵌合し、磁石31の磁気吸引力によって支持台47に固定される。
エアーシリンダ49は、支持台47に固定され、その出力軸49aは上下方向に伸縮する。出力軸49aにはピン50が水平に固定されており、ピン50は出力軸49aと一体となって上下方向に移動する。ピン50の一端は、塗布針14を固定する塗布針固定板25に加工された切り欠き部25aに下方から接しており、塗布針14を固定した塗布針固定板25を、リニアガイド23の中間位置に保持する機能と、開放する機能を持つ。
図5(A)では、エアーシリンダ49の出力軸49aが突出した位置にあり、ピン50の一端は、塗布針14を固定する塗布針固定板25に加工された切り欠き部25aに下方から接して押し上げ、塗布針14を固定した塗布針固定板25を、リニアガイド23の中間位置に保持する。この状態では、塗布針先端部14aは修正液13の中に浸漬された状態となる。
図5(B)では、エアーシリンダ49の出力軸49aが下方に引き込まれた状態にあり、それに合わせて、塗布針固定板25、塗布針14およびスライド部23bが一体となって下降し、塗布針14は容器19の底の孔19aから突き出る。塗布針先端部14aには、修正液(インクまたは金属ペースト)13aが付着した状態となる。この例では、ストッパ48にスライド部23bが接触する手前まで下降しており、塗布針固定板25の下降位置は、ピン50の位置によって拘束される。
次に、図5(C)に示すように、駆動ステージ51の駆動軸51aを下降させて塗布ユニット5を所定距離だけ下降させ、塗布針先端14aを欠陥部15aに接触させて修正液13を塗布する。このとき、塗布針先端14aが基板15の欠陥部15aに接触した後、さらに0.5〜1mm程度塗布ユニット5が下降するように設定されるので、それ以降、塗布針14はその接触を保ったままレール部23aに沿って上方に移動する。次いで図5(D)に示すように、駆動ステージ51の駆動軸51aを上昇させて塗布ユニット5を上昇させるとともに、エアーシリンダ49の出力軸49aを突出させて塗布針14を上昇させ、塗布ユニット5を元の状態に戻すことで1回の塗布動作が終了する。
なお、このようにして修正が行われるに従い、修正液13が減少したり、あるいは修正液13の劣化によって容器19を交換する必要がある場合には、塗布針14を上方に退避させてから、容器部19ごと交換する。
[実施の形態2]
図6(A)〜(D)は、実施の形態2によるパターン修正装置の塗布ユニット5の構成および塗布動作を示す断面図である。図6(A)を参照して、塗布ユニット5は、修正液13が注入された容器部16と、塗布針先端部14aに修正液13を付着させて欠陥部に塗布する塗布部17と、塗布部17を垂直方向に駆動する駆動部18と、ケース22とを含む。
容器部16は、断面凹状の容器19とその開口された上面を閉じる蓋20とで構成される。容器19の底の中心部および蓋20の中心部には、それぞれ塗布針14が貫通可能な孔19a,20aが開口されており、孔19a,20aは同軸上に位置する。また、容器19と蓋20とが接する部分には、ゴムなどのシール部材21を介在させて、容器19に蓋20を密着固定する。シール部材21を設けることによって、容器19と蓋20との隙間から修正液13が漏れることが防止される。ただし、容器19と蓋20との密着性が特に要求されない場合は、シール部材21は不要となる。
容器19の外周側面にはフランジ19bが設けられ、有底円筒状のケース22の底には段付孔22aが形成されている。容器19にフランジ19bを設けているため、ケース22の段付孔22aに容器19の円筒部19eを嵌合すると容器19がケース22に固定される。
塗布部17は、塗布針14と、塗布針14を固定する塗布針固定板25と、塗布針固定板25を垂直方向に移動可能に保持するためのリニアガイド23とで構成される。リニアガイド23はレール部23aとスライド部23bとを含み、レール部23aはケース22の内周面22bに固定されている。スライド部23bはレール部23aに沿って垂直方向(Z方向)に移動可能である。
スライド部23bには位置決め固定台24が固定され、位置決め固定台24には塗布針固定板25が固定ネジ26によって固定されている。塗布針14が容器19および蓋20の孔19a,20aを貫通可能なように、塗布針14の中心線が孔19a,20aの中心を通るように塗布針14が配置されている。塗布針固定板25は鉄などの磁性体で構成される。たとえば、機械構造用炭素鋼材(SC材)を用いる場合は、その表面に錆防止のためのNiメッキを施す。ステンレス鋼(SUS430など)を用いる場合はNiメッキは不要である。
スライド部23b、位置決め固定台24、塗布針固定板25、塗布針14および固定ネジ26の自重により、スライド23bはレール23aの下端まで下降し、スライド部23bはレール部23aから抜け出ないようにリニアガイド23に設けられたストッパ(図示せず)によって受け止められている。なお、ここでは、ケース22の内周面22bにレール部23aを固定した場合を示しているが、レール部23aとスライド部23bとを入れ替え、ケース22の内周22bにスライド部23bを固定してレール部23aに位置決め固定台24を固定しても構わない。
ケース22の開口された上面には蓋38が固定され、ケース22は密封されている。駆動部18は、鉄心27aとコイル27bで構成される電磁石27である。鉄心27aは、蓋38に固定されている。
なお、ケース22の側面(図では右側)には窓22jが形成されており、蓋41で閉じられている。組立て時には、蓋41を取外して窓22jからリニアガイド23や塗布針固定板25などの部材を組立てる。組立て後は、蓋41を被せてケース22を密封する。なお、ケース22内を密封する必要がなければ、ケース22の形状を断面コの字型にして内部を開放状態にしてもよく、ケース22は円筒形状に限定されるものではない。
次に、基板15の欠陥部15aを修正する動作について説明する。図6(A)に示すように、塗布動作開始前の待機状態においては、コイル27bに電流を流し、塗布針固定板25を電磁石27に吸着させている。このとき、塗布針14は蓋20の孔20aを貫通しており、塗布針先端部14aが修正液13の中に浸漬されている。
ホストコンピュータ8から塗布動作開始の指令が与えられると、電磁石27のコイル27bの電流を止める。すると、電磁石27が吸引力を失うため、図6(B)に示すように、塗布針固定板25、塗布針14、位置決め固定台24、固定ネジ26およびスライド部23bが一体となって垂直方向に下降する。このとき、塗布針14は容器19の底の孔19aから突き出る。塗布針先端部14aには、修正液(インクまたは金属ペースト)13aが付着している。
次に、図6(C)に示すように、塗布ユニット5を所定距離L1だけ下降させる。この所定距離L1は、図6(B)の状態における塗布針先端部14aから欠陥部15aまでの距離L2よりも少し大きな値になるように予め設定される。所定距離L1は、たとえば塗布針先端14aが欠陥部15aに接触した後、さらに0.5〜1mm程度塗布ユニット5が下降するように予め設定される。このため、塗布ユニット5が下降して、塗布針先端部14aが基板15の欠陥部15aに接触した後、レール部23a上をスライド部23bが上昇する。このとき、スライド部23bとともに塗布針固定板25も上昇する。塗布動作時に塗布針先端部14aから欠陥部15aにかかる荷重の大きさは、スライド23bと、位置決め固定台24と、塗布針固定板25と、塗布針14と、固定ネジ26の重量の合計値となる。したがって、塗布針先端部14aから欠陥部15aに過大な圧力がかからず、基板15が破損されることもない。塗布荷重は、約10g前後とかなり小さい。
なお、塗布ユニット5を下降させる手段として、塗布ユニット5を固定したZステージ12を用いる。または、垂直方向に駆動可能な別の駆動部(図示せず)を用いて塗布ユニット5を上下動させてもよい。
塗布ユニット5を最下端まで下降させた時、塗布針固定板25の上部から電磁石27までの距離は、図6(B)の時よりも短くなっている。このようにして塗布針先端部14aから欠陥部15aに修正液13aを塗布した後、電磁石27のコイル27bに通常より多めの電流を流すと、図6(D)に示すように、塗布針固定板25は電磁石27に吸着される。このとき、塗布針先端14aは修正液13中に戻る。その後、塗布ユニット5を元の位置まで上昇させて(図6(A)参照)、1回の塗布動作が完了する。なお、塗布針固定板25が電磁石27に吸着された後は、コイル27bに流す電流を小さくしても塗布針固定板25は落下しない。このため、電磁石27の発熱を抑制することができる。
欠陥部15aに修正液13aをさらに塗布する必要がある場合は、この塗布動作を繰り返して行なえばよい。また、欠陥部15aが大きいほど必要な塗布動作の回数は多くなるが、塗布針14を上下に移動させるだけで塗布針先端部14aに修正液13aを付着しなおすことができる。
図7(A)〜(D)は、パターン修正装置の他の塗布動作を示す図であって、図6(A)〜(D)と対比される図である。図7(A)に示すように、塗布動作開始前の待機状態においては、コイル27bに電流を流し、塗布針固定板25を電磁石27に吸着させている。
ホストコンピュータ8から塗布動作開始の指令が与えられると、図7(B)に示すように、塗布ユニット5を下降させる。このとき、塗布ユニット5と基板15との間隔が微小になるように、基板15に接触しない範囲で下降される。
この状態で電磁石27のコイル27bの電流を止めると、電磁石27が吸引力を失うため、図7(C)に示すように、塗布針固定板25、塗布針14、位置決め固定台24、固定ネジ26およびスライド部23bが一体となって垂直方向に下降する。このとき、塗布針14は容器19の底の孔19aから突き出る。そして、基板15の欠陥部15a表面に塗布針先端部14aが接触し、塗布針先端部14aに付着した修正液(インクまたは金属ペースト)13aが欠陥部15aに塗布される。なお、上述したように塗布荷重は約10g前後とかなり小さいため、塗布針先端部14aから欠陥部15aに過大な圧力がかからず、基板15が破損されることもない。
この状態で電磁石27のコイル27bに通常より多めの電流を流すと、図7(D)に示すように、塗布針固定板25は電磁石27に吸着される。欠陥部15aに修正液13aをさらに塗布する必要がある場合は、XYステージ10によって基板15を少しずつ移動させながら、コイル27bの電流のオン/オフを繰り返せばよい。
したがって、この実施の形態2では、従来のように塗布針14を欠陥部15aとインクタンク(またはペーストタンク)との間を往復させる工程が省略されるため、欠陥修正に要する時間が短縮される。また、修正液13は容器19と蓋20の孔19a,20aを除いて密閉された容器部16内に入っており、塗布針14は蓋20の孔20aに微小な隙間を持って常に挿入された状態にあるため、修正液13が大気に直接触れる面積は少ない。したがって、修正液13の希釈液(溶媒)の蒸発を防止することができ、修正液13の使用可能な日数(交換周期)を長くすることが可能となるため、パターン修正装置1の保守の軽減が図れる。さらに、塗布動作の待機状態において塗布針先端部14aを修正液13の中に浸けているため、塗布針先端部14aに付着した修正液の乾燥を防ぐことができる。また、塗布針先端部14aの洗浄工程も省略可能となる。なお、修正液13の希釈液があまり蒸発せず、上方からの異物の混入が問題にならなければ、蓋20を省略してもよい。
また、従来は先端部分の径が異なる複数の塗布針14を用意しておき、欠陥の大きさに応じて塗布針14を選択して使用していた。しかし、この実施の形態1では1回の塗布動作に要する時間が短いため、先端部分の径が最も小さい塗布針14を1本だけ用いて、塗布動作の回数を調整すればよい。その分、装置の構成が簡略化される。また、塗布径の異なる塗布ユニット5を複数台備えても、1回当たりの塗布時間は短くなるため、従来に比べて塗布時間の短縮化が可能となる。
欠陥部15aに適切な量の修正液13aが塗布された後は、図1に示した基板加熱部6を用いて欠陥部15aを含む範囲を加熱して、塗布した修正液を乾燥・焼成することも可能である。なお、基板15全体を加熱するヒータをチャック部11に内蔵してもよいし、チャック部11に内蔵したヒータと基板加熱部6とを併用することも可能である。また、修正液13が紫外線硬化タイプである場合は、基板加熱部6を紫外線照射装置に変更してもよいし、紫外線照射装置をガラスで構成されるチャック部11の下方に設けてもよい。
以上のようにして、フラットパネルディスプレイなどの基板に形成された電極のオープン欠陥、プラズマディスプレイの背面パネル基板上に形成されたリブ(隔壁)の欠損、液晶カラーフィルタ基板の白抜け欠陥、マスクの欠陥などを修正することができる。また、プラズマディスプレイの背面パネル基板上のリブとリブの間の凹部の蛍光体欠陥や、リブ上面の黒色部の色抜け欠陥なども修正することができる。
図8は、実施の形態2の変更例1を示す図である。図8において、ケース22内の側面22bには、スペーサ42が固定されている。スペーサ42の側面(図では右側)には、U字型の鉄心27aが固定されている。U字型の鉄心27aにはコイル27bが巻かれている。
コイル27bに電流を流すと、電磁石27に塗布針固定板25が吸着され、U字型の鉄心27aと塗布針固定板25とで閉じた磁気ループ30が形成される。コイル27bの電流を止めれば、塗布針14が下降する。この場合、図6(A)〜(D)に示した電磁石27と比べて吸引力を強くすることができる。なお、この場合の塗布動作は図6(A)〜(D)、図7(A)〜(D)に示した場合と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図9は、実施の形態2の変更例2を示す図である。図9において、図6(A)〜(D)で示した電磁石27に代わって電磁ソレノイド28が用いられている。電磁ソレノイド28は、塗布針固定板25の上面に固定された可動鉄心28aと、ケース22の蓋38に固定されたソレノイドコイル28bとで構成される。
電磁ソレノイド28のソレノイドコイル28bに電流を流せば、可動鉄心28aが上方に吸引される。ソレノイドコイル28bの電流を止めれば、塗布針14が下降する。なお、この場合の塗布動作は図6(A)〜(D)、図7(A)〜(D)に示した場合と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図10は、実施の形態2の変更例3を示す図である。図10において、図6(A)〜(D)で示した塗布針固定板25の上面に、電磁石27に対向するように永久磁石29が固着されている。この場合、塗布動作開始前の待機状態において、電磁石27のコイル27bに電流を流さなくても、永久磁石29が電磁石27の鉄心27aに吸着され、塗布針先端部14aが修正液13の中に浸漬される。
塗布動作開始の指令が与えられたことに応じて、電磁石27のコイル27bに電流を流し、鉄心27aの極性を永久磁石29の極性と同じにする。これにより、電磁石27と永久磁石29とが互いに反発して、永久磁石29、塗布針固定板25、塗布針14、位置決め固定台24、固定ネジ26およびスライド部23bが一体となって落下する。そして、塗布針14が容器19の底の孔19aから突き出る。仮に、永久磁石29が鉄心27aから放れ難い場合には、永久磁石29と鉄心27aの間に微小なエアーギャップが形成されるようにスライド部23bのストロークを調整するか、あるいは永久磁石29と鉄心27aのいずれかの表面に非磁性のスペーサを固着するとよい。
図6(A)〜(D)に示した例では、待機時においてコイル27bに電流を流し続ける必要があった。しかし、この実施の形態2の変更例3では、塗布針固定板25の上面に永久磁石29を設けたため、待機時はコイル27bに電流を流す必要がなく、塗布動作時にのみコイル27bに電流を流せばよい。
図11は、実施の形態2の変更例4を示す図である。図11において、図8で示した塗布針固定板25の上面に、電磁石27に対向するように2つの永久磁石29a,29bが固着されている。2つの永久磁石29a,29bの磁束の向きは互いに異なる。U字型の鉄心27aにはコイル27bが巻かれている。この場合、塗布動作開始前の待機状態において、電磁石27のコイル27bに電流を流さなくても、永久磁石29a,29bがU字型の鉄心27aに吸着され、U字型の鉄心27aと永久磁石29a,29bと塗布針固定板25とで閉じた磁気ループ30が形成される。この場合、図8に示した電磁石27と比べて吸引力を強くすることができる。
塗布動作開始の指令が与えられたことに応じて、電磁石27のコイル27bに電流を流す。これにより、電磁石27と永久磁石29a,29bとが互いに反発して、永久磁石29a,29b、塗布針固定板25、塗布針14、位置決め固定台24、固定ネジ26およびスライド部23bが一体となって落下する。そして、塗布針14が容器19の底の孔19aから突き出る。
この場合、図10に示した実施の形態2の変更例3と同様に、塗布針固定板25の上面に永久磁石29a,29bを設けたため、待機時はコイル27bに電流を流す必要がなく、塗布動作時にのみコイル27bに電流を流せばよい。
図12は、実施の形態2の変更例5を示す図である。図12において、容器19の底壁の上面19cは、孔19aに近づくに従って壁厚が薄くなるテーパ形状を有する。したがって、修正液13が残り少なくなっても塗布針先端部14aが修正液13に浸かるため、修正液13を有効に使用することができる。
図13は、図12に示した塗布ユニット5の要部の部分拡大図である。図13において、容器19の外周側面に設けられたフランジ19bの下面にはリング状の溝部19eが形成されており、溝部19eにはリング状の磁石31が嵌め込まれている。容器19は、鉄系の磁性体からなるケース22の段付孔22aに嵌合される。ここで、容器19に嵌め込まれた磁石31とケース22との間で働く吸引力によって、容器19がケース22に密着固定される。このような構成にすれば、工具を用いることなく、容器19の交換および位置合わせが可能となる。
また、容器19の底壁の下面に形成されたテーパ部19fは、孔19aに近づくに従って壁厚が薄くなるテーパ形状を有する。テーパ部19fの外周部分には、リング状に加工された吸収シート32が設けられている。吸収シート32は、たとえば両面テープなどで容器19に固定される。この吸収シート32は、取替え可能である。塗布動作を複数回繰返した場合、塗布針14が容器19の孔19aを摺動することによって、塗布針先端部14aに付着した修正液13が容器19の外部に漏れてくる場合が考えられる。このとき、漏れた修正液13は、テーパ形状を有する下面19fを伝わって吸収シート32に吸収される。吸収シート32としては、吸収性に優れ自己発塵の少ないものがよく、たとえばPVA(ポリビニルアルコール)系の多孔質シートを用いる。図示しないが、吸収シート32がテーパ部19fと重複するように配置すれば、修正液13の漏れの早い段階で修正液13が吸収される。
なお、孔19aから漏れた修正液13を受けるためのシャッタを、穴19aの下方に設けてもよいが、機構を簡略化するため、ここではシャッタを省略した。また必要であれば、孔19aの周りにたとえばOリング(ゴム部材)を設けて、塗布針14の外周側面に付着した修正液13を拭き取るようにしてもよい。ただし、このOリングの内径は塗布針14の外径と同じかそれよりもわずかに大きいものとし、塗布針14の下降を妨げないようにする。
なお、容器19および蓋20の孔19a,20aと塗布針14との摺動による摩擦を低減するために、塗布針14の外周側面を摺動性に優れたフッ素樹脂などでコーティング加工してもよい。また、孔19a,20aを摺動性に優れた滑り軸受(樹脂など)で形成してもよい。
図14は、実施の形態2の変更例6を示す図である。図14において、図13に示した容器19に相当する部分がケース22の底に直接設けられている。すなわち、ケース22の底にテーパ形状の凹部22cを形成し、そこに修正液13を注入する。凹部22cの底には塗布針14が貫通可能な孔22eが開口されている。また、ケース22の底壁の下面には、孔22eに近づくに従って壁厚が薄くなるテーパ部22iが形成されている。
図15は、実施の形態2の変更例7を示す図である。図15において、図12に示した容器19に相当する部分がケース22の底に直接設けられている。すなわち、ケース22の底に凹部22cを形成し、そこに修正液13を注入する。この凹部22cの底にはさらに凹部22dが形成されており、凹部22dの中心部に塗布針14が貫通可能な孔22eが開口されている。この場合も、修正液13が残り少なくなっても塗布針先端部14aが修正液13に浸かるため、修正液13を有効に使用することができる。
図16は、実施の形態2の変更例8を示す図である。図16において、複数の塗布ユニット5がユニット支持板33に固定支持されている。ユニット支持板33は、たとえば図1に示したZステージ12に固定される。
液晶カラーフィルタ基板の白抜け欠陥を修正する場合、基板上の画素の着色層の色R(赤),G(緑),B(青)およびブラックマトリクスBM(黒)に対応した各色の塗布ユニット5を用意する必要がある。また、場合によっては表面保護用のオーバーコートOC(上塗りインク)の塗布ユニット5も用意する必要がある。ここでは、塗布ユニット5が3色分設けられた構成を示している。
塗布ユニット5の外周側面にフランジ22fが設けられている。フランジ22fの下面にはリング状の溝部22gが形成されており、溝部22gにはリング状の磁石34が嵌め込まれている。また、塗布ユニット5の底には嵌合面22kが形成されている。各塗布ユニット5は、鉄系の磁性体からなるユニット支持板33に形成された孔33aに嵌合される。ここで、フランジ22fに嵌め込まれた磁石34とユニット支持板33との間ではたらく吸引力によって、各塗布ユニット5がユニット支持板33に密着固定される。このような構成にすれば、工具を用いることなく、塗布ユニット5の交換および位置合わせが可能となる。
この場合、基板の欠陥部の修正に必要な色の修正液が入った塗布ユニット5を選択して、図6(A)〜(D)または図7(A)〜(D)で説明した塗布動作が行われる。観察光学系2と塗布ユニット5とのオフセット位置は、図1に示したホストコンピュータ8または制御用コンピュータ9に予め入力される。
また、塗布ユニット5を必要な数だけ搭載すれば、液晶カラーフィルタ基板上の画素の着色層の色に対応して白抜け欠陥を修正することが可能となる。
なお、ここでは、複数の塗布ユニット5を一列に配置した例を示したが、図17に示すように、複数の塗布ユニット5を円周方向に配列しても構わない。また、その他の配置方法であっても構わない。さらに、図2および図5で示した塗布ユニット5を複数並列に配置した構成であってもよい。このように、塗布ユニット5を複数用意すれば、従来必要であったターンテーブルなどの機構を必要とせず、装置の機構を簡略化することができる。また、従来のように使用する修正液13の色を変更する度に塗布針14を洗浄する必要もない。このため、装置の構成が簡略化されると共にタクトタイムの短縮化に貢献することができる。
また、塗布ユニット5のケース22が円筒状であって、塗布針先端14aの位置がケース22の中心に位置するように構成すれば、塗布ユニット5の交換時にオフセット位置を再調整する手間が省ける。また、塗布ユニット5をユニット支持板33に設置する際に取付け方向を気にする必要もなく、位置合わせ(位相合わせ)のための機構も不要である。
[実施の形態3]
図18は、この発明の実施の形態3によるパターン修正装置の要部の構成を示す図である。図16において、実施の形態1,2で用いたリニアガイド23に代わって、リニアブッシュ35を直動案内装置として用いている。
円筒状のケース22内に、ケース22と同軸上にリニアブッシュ35を配置している。リニアブッシュ35の上部には、ケース22に固定された止め輪36が設けられ、リニアブッッシュ35がケース22から抜け出るのが防止されている。リニアブッシュ35の下方には、修正液13を注入するための凹部22cが形成されている。この凹部22cの底にはさらに凹部22dが形成されており、凹部22dの中心部に塗布針14が貫通可能な孔22eが開口されている。凹部22cの上面は蓋20で閉じられている。蓋20の中心部には塗布針14が貫通可能な孔20aが開口されており、孔20a,22eは同軸上に位置する。また、凹部22cと蓋20とが接する部分には、ゴムなどのシール部材21を介在させて、蓋20を密着固定している。
ケース22の材質としては、非磁性のステンレス材あるいはフッ素系樹脂が用いられる。スレンレス材を用いる場合には、修正液13を注入する凹部22cの表面、および孔22eの内周面をフッ素系樹脂などでコーティングしてもよい。
リニアブッシュ35内の転動体35aの循環によって、円柱形状を有する可動軸37は垂直方向に移動可能となっている。可動軸37の下部には穴37bが形成されており、治具(図示せず)を用いて穴37bに塗布針14が接着固定される。塗布針14はケース22の中心軸上に配置される。図示しないが、可動軸37と塗布針14とを一体成形して同軸度を高めた構成にしても構わない。可動軸37の上部の外周側面には、ストッパとして機能するフランジ37aが設けられている。可動軸37は、フランジ37aがケース22の段部22hに接触する位置まで下降可能である。
ケース22の上面には蓋38が固定され、ケース22は密封されている。電磁石27の鉄心27aは、蓋38に固定されている。鉄心27aの周りには、コイル27bが巻かれている。このように、可動軸37のフランジ37a上方に電磁石27が配置されており、電磁石27は可動軸37を上方に吸引する機能を有する。なお、この場合の塗布動作は図6(A)〜(D)、図7(A)〜(D)に示した場合と同様であるため、ここでは説明を省略する。
また、ケース22の底の下面には、孔22eに近づくに従って壁厚が薄くなるテーパ部22iが形成されている。テーパ部22iの外周部分には、リング状に加工された吸収シート32が設けられている。孔22eから漏れた修正液13は、テーパ部22iを伝わって吸収シート32に吸収される。
塗布ユニット5のケース22の外周側面にはフランジ22fが設けられている。フランジ22fの下面にはリング状の溝部22gが形成されており、溝部22gにはリング状の磁石34が嵌め込まれている。塗布ユニット5は、鉄系の磁性体からなるユニット支持板33に形成された孔33aに嵌合される。ここで、フランジ22fに嵌め込まれた磁石34とユニット支持板33との間で働く磁気吸引力によって、塗布ユニット5がユニット支持板33に密着固定される。
修正液13がなくなった時点、あるいは塗布動作が設定回数まで到達した時点で、塗布ユニット5が新しいものと交換される。塗布ユニット5は、ユニット支持板33にネジなどで固定されず、磁石の吸引力で固着されているだけであるため、交換作業を工具を使わずに行なうことが可能となる。使用済みの塗布ユニット5は、分解洗浄した後再度修正液13を注入すれば再利用可能であり、リサイクル性に優れている。この例では、ケース22は一体形成されているが、修正液13の入る部分とそれ以外の部分に分離し、着脱可能に構成してもよい。
以上のような構成により、円筒状のケース22の中心に塗布針先端14aを配置することが可能であり、塗布ユニット5の交換時にオフセット位置を再調整する手間が省ける。また、塗布ユニット5をユニット支持板33に設置する際に取付け方向を気にする必要もなく、位置合わせ(位相合わせ)のための機構も不要である。
なお、図8に示したように、電磁石27をU字型の鉄心27aとコイル27bとで構成しても構わない。また、図示しないが、複数の塗布ユニット5を使用する場合は、ユニット支持板33に複数の塗布ユニット5を一列に配置しても、円周方向に配列しても構わない。
図19は、実施の形態3の変更例1を示す図である。図19において、図18で示した電磁石27に代わって電磁ソレノイド28が用いられている。電磁ソレノイド28は、可動軸37の上面に固定された可動鉄心28aと、ケース22の蓋38に固定されたソレノイドコイル28bとで構成される。なお、この場合の塗布動作は図6(A)〜(D)、図7(A)〜(D)に示した場合と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図20は、実施の形態3の変更例2を示す図である。図20において、図18で示した可動軸37の上面に、電磁石27に対向するように永久磁石29が固着されている。この場合、待機時はコイル27bに電流を流す必要がなく、塗布動作時にのみコイル27bに電流を流せばよい。
なお、図11に示したように、電磁石27をU字型の鉄心27aとコイル27bとで構成し、可動軸37の上面に電磁石27に対向するように2つの永久磁石29a,29bを固着しても構わない。
図21は、実施の形態3の変更例3を示す図である。図21において、ケース22に、修正液13を補充するための補充通路39が形成されている。修正液13がなくなった時点、あるいは設定回数の塗布動作が終了した時点で、塗布ユニット5をユニット支持板33にセットした状態で、補充通路39の補充口39aから修正液13を補充する。補充後は、補充口39aにテープ40を貼って、ケース22内を密閉状態にする。
なお、アクリルやポリカーボネイト等の透明部材でケース22の下部を形成すれば、修正液13の残量を目で確認することが可能になる。また、修正液13の色や材質も目視によって特定可能となる。実施の形態2で示した容器19を透明部材で形成した場合も同様である。
塗布ユニット5のケース22表面に修正液13の仕様とその充填量、組立日付、塗布針14の塗布径、塗布可能回数、使用可能期限などを記したラベルやバーコード、または色識別マークなどを貼って、塗布ユニット5を管理することもできる。
ここではその代わりに、蓋38の表面には凹部38aが形成され、凹部38aにデータの書込/読出が可能なRFID(Radio Frequency Identification)タグ43が嵌め込まれている。RFIDタグ43には、修正液13の仕様とその注入量、組立日付、塗布針14の塗布径、塗布可能回数、使用可能期限などが書込まれる。このRFIDタグ43は、凹部38aに嵌め込んだ後に栓(図示せず)で密封してもよいし、流動性がある樹脂材料(エポキシ樹脂など)を流し込んで固めてもよい。蓋38を樹脂などの部材で構成すれば、RFIDタグ43のデータを非接触リーダ(図示せず)で読込み特性が良好であり、その方が好ましい。なお、RFIDタグ43は、ケース22の表面であればどこに貼付けてもよい。
これにより、塗布ユニット5の仕様を確認できるだけでなく、塗布ユニット5の履歴管理も行なうことができる。すなわち、RFIDタグ43に今までの履歴情報を入力しておくと、塗布ユニット5をパターン修正装置1に搭載する前の内容確認や、再組み立てする際の履歴管理が容易となる。また、パターン修正装置1内にRFIDタグ43のリーダを備えれば、パターン修正装置1単体で、現在搭載されている塗布ユニット5の種類を把握することができ、その情報を元にした装置の制御も可能となる。
図22は、実施の形態3の変更例4を示す図である。交換用の新しい塗布ユニット5を準備する際、外部からの振動によって塗布針先端部14aが塗布ユニット5から突出してしまう恐れがある。また、図18に示したように永久磁石29を用いない塗布ユニット5の場合は、駆動部18(電磁石27または電磁ソレノイド28)の配線作業が終わるまでの間、塗布針先端部14aが塗布ユニット5から突出してしまう恐れがある。
そこで、図22に示すように、ケース22の側面に開口された孔22mからストッパ44を挿入する。このストッパ44は、可動軸37のフランジ37aの下面37cを受止め、塗布針14が落下しないように可動軸37を固定支持する。したがって、交換用の塗布ユニット5をパターン修正装置1に搭載する前であっても、塗布針先端部14aを修正液13中に浸した状態を維持することが可能となる。塗布ユニット5をユニット支持板33に固定して電磁石27(駆動部18)の配線作業が完了し、電磁石27が制御可能になった後でストッパ44を抜き取って、塗布ユニット5を使用可能な状態にする。
なお、ストッパ44が孔22mから簡単に抜けないようにするため、孔22mを雌ネジ加工し、ストッパ44を雄ネジ加工して互いにネジ結合するようにしてもよい。また、実施の形態1に示したように塗布針固定板25をリニアガイド23で保持する場合は、たとえば塗布針固定板25の側面にストッパ44が挿入可能な穴を形成しておけばよい。
図23は、実施の形態3の変更例5を示す図である。塗布針14が上下に移動する距離が長い場合、塗布針14の外周側面に付着した修正液13が、蓋20の孔20aから蓋20の上面に漏れることが予想される。蓋20の上面に修正液13が漏れると、時間の経過とともに漏れた修正液13が固まって、塗布針14の動きを鈍くする恐れがある。
そこで、図23に示すように、塗布針14と一体となって上下動する可動軸37の移動可能な距離、すなわちフランジ37aの下面から段部22hまでの距離h1を、蓋20の下面20cから修正液13の液面13bまでの距離h2よりも短くする。これにより、塗布針14が上下動しても、塗布針14の外周側面に付着した修正液13が蓋20の孔20aまで到達しないため、塗布針14の動きが鈍くなることはない。ただし、修正液13の注入量は、距離h1,h2を考慮して管理される。
なお、修正液13の希釈液の揮発性が低く、上方からの異物の混入が問題にならなければ、蓋20を省略してもよい。また、蓋20の孔20aの径を塗布針14の径よりも十分大きくして、孔20aの内周面に修正液が付着しないようにしても構わない。
図24は、実施の形態3の変更例6を示す図である。図24において、この塗布ユニット5は、1つのケース22内に収容された3つの副塗布ユニット5a,5b,5cを含む。
ケース22の左側面および右側面にはそれぞれフランジ22fが設けられている。フランジ22fの下面には溝部22gが形成されており、溝部22gには磁石34が嵌め込まれている。ケース22は、鉄系の磁性体からなるユニット支持板33に形成された孔33aに嵌合されている。ここで、ケース22に嵌め込まれた磁石34とユニット支持板33との間ではたらく吸引力によって、ケース22がユニット支持板33に密着固定される。
蓋38の表面には、3つの副塗布ユニット5a,5b,5cの仕様を含むデータが入力されたRFIDタグ43が固着されている。
フランジ22fの上面には、3つの副塗布ユニット5a,5b,5cの順番が分かるように基準マーク45を設ける。基準マーク45としては、窪み部を設けてもよいし、シールを貼付してもよい。この基準マーク45の位置から副塗布ユニット5a,5b,5cを位置付けする。なお、ケース22の表面上に副塗布ユニット5aの番号を刻印してもよい。
このように複数の副塗布ユニット5a,5b,5cを1つのケース22内に設けた場合、図16および図17に示したように複数の塗布ユニット5をユニット支持板33上に配置するよりも小スペース化が可能となる。なお、ここでは、3つの副塗布ユニット5a,5b,5cがブロック形状のケース22内に一列に配置された例を示したが、円筒形状のケース22内に円周方向に配列してもよい。また、ここでは、1つのケース22内に3つの副塗布ユニットが収容される場合を示したが、1つのケース22内に収容される副塗布ユニットの数は任意である。
図25(A)(B)は、実施の形態3の変更例7を示す図である。図25(A)は塗布ユニット5の上面図であり、図25(B)は塗布ユニット5の側面図である。
円筒形状を有するケース22内には、4つの副塗布ユニット5a〜5dが収容されている。このようにケース22が円筒形状を有する場合は、ケース22の外周側面に設けられたフランジ22fに、位置合わせピン46を設ける。位置合わせピン46の位置を基準として、蓋38の上面には4つの副塗布ユニット5a〜5dの順番を示す刻印1〜4が打たれている。ケース22を固定支持するユニット支持板33(図示せず)に位置合わせピン46が嵌合可能な穴を形成することによって、ケース22の位置合わせ(位相合わせ)が可能となる。
なお、実施の形態2および実施の形態3では、塗布ユニット5の駆動部18として磁気を用いる方式を示したが、これに限定されるものではなく、他の駆動源を用いてもよい。たとえば、実施の形態1で示したように、エアーシリンダを駆動源としてもよい。また、複数の塗布ユニット5をケース22に固定する場合、ケース22は円筒やブロック形状としたが、共通の部材に複数の容器19、塗布針14、駆動部18を配置したものであってもよく、ケース22の形状を限定するものではない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1によるパターン修正装置の全体構成を示す図である。 図1に示した塗布ユニットの概略構成および塗布動作を示す断面図である。 図2に示した塗布針先端部の様子を示す部分拡大図である。 従来のパターン修正装置における塗布針先端部の様子を示す図である。 図2に示した塗布ユニットの具体的構成および塗布動作を示す断面図である。 この発明の実施の形態2によるパターン修正装置の塗布ユニットの構成および塗布動作を示す図である。 図6に示した塗布ユニットを用いた他の塗布動作を示す図である。 実施の形態2の変更例1を示す図である。 実施の形態2の変更例2を示す図である。 実施の形態2の変更例3を示す図である。 実施の形態2の変更例4を示す図である。 実施の形態2の変更例5を示す図である。 図12に示した塗布ユニットの要部の部分拡大図である。 実施の形態2の変更例6を示す図である。 実施の形態2の変更例7を示す図である。 実施の形態2の変更例8を示す図である。 複数の塗布ユニットを円周方向に配列した図である。 この発明の実施の形態3によるパターン修正装置の塗布ユニットの構成を示す図である。 実施の形態3の変更例1を示す図である。 実施の形態3の変更例2を示す図である。 実施の形態3の変更例3を示す図である。 実施の形態3の変更例4を示す図である。 実施の形態3の変更例5を示す図である。 実施の形態3の変更例6を示す図である。 実施の形態3の変更例7を示す図である。 従来のパターン修正装置の全体構成を示す図である。
符号の説明
1,101 パターン修正装置、2,102 観察光学系、3,103 モニタ、4,104 カット用レーザ部、5,105 塗布ユニット、5a〜5d 副塗布ユニット、6,106 基板加熱部、7,107 画像処理部、8,108 ホストコンピュータ、9,109 制御用コンピュータ、10,110 XYステージ、11,111 チャック部、12,112 Zステージ、13 修正液、13b 液面、14,113 塗布針、14a 塗布針先端部、15 基板、15a 欠陥部、16 容器部、17 塗布部、18 駆動部、19 容器、19a,20a,22e,33a 孔、19b,22f,37a フランジ、9c 上面、19e 円筒部、19f テーパ部、19g 突起部、19h 凹部、20 蓋、20b フランジ面、20c 下面、21 シール部材、22 ケース、22a 段付孔、22b 側面、22c,22d 凹部、22g 溝部、22h 段部、22i テーパ部、22j 窓、22k 嵌合面、23 リニアガイド、23a レール部、23b スライド部、24 位置決め固定台、25 塗布針固定板、25a 切り欠き部、26 固定ネジ、27 電磁石、27a 鉄心、27b コイル、28 電磁ソレノイド、29,29a,29b 永久磁石、30 磁気ループ、31,34 磁石、32 吸収シート、33 ユニット支持板、35 リニアブッシュ、35a 転動体、36 止め輪、37 可動軸、37b 穴、38,41 蓋、39 補充通路、39a 補充口、40 テープ、42 スペーサ、43 RFIDタグ、44 ストッパ、45 基準マーク、46 位置合わせピン、47 支持台、47a 凹部、48 ストッパ、49 エアーシリンダ、49a 出力軸、50 ピン、51 駆動ステージ、51a 駆動軸、114 インクタンクインデックス用モータ、115 インクタンクテーブル。

Claims (12)

  1. 基板上に形成された微細パターンの欠陥部を修正するパターン修正装置の塗布ユニットであって、
    その底に第1の孔が開口され、修正液が注入された容器、
    少なくとも先端部が前記第1の孔を貫通可能に形成された塗布針、
    前記塗布針の基端部を固定保持する塗布針固定部材、
    前記塗布針固定部材を介して前記塗布針を上下動可能に支持する直動案内部材、および
    前記塗布針固定部材を上下動させ、待機時に前記塗布針の先端部を前記容器に注入された修正液中に保持し、塗布時に前記塗布針を下方に移動させて前記塗布針の先端部を前記第1の孔から突出させ、前記塗布針の先端部に修正液を付着させる駆動部を備え、
    前記塗布針の先端部に付着した修正液を前記欠陥部に塗布することを可能とし、
    前記駆動部は、
    前記塗布針固定部材を下側から支持する支持部材と、
    前記支持部材を上下動させるシリンダとを含み、
    前記塗布針の先端部が前記欠陥部に接触したときに前記塗布針の先端部から前記欠陥部に所定値以上の圧力が加わらないように、少なくとも前記塗布針の先端部が前記欠陥部に接触したときは前記塗布針固定部材の保持を開放する、塗布ユニット。
  2. 基板上に形成された微細パターンの欠陥部を修正するパターン修正装置の塗布ユニットであって、
    その底に第1の孔が開口され、修正液が注入された容器、および
    前記容器の開口された上面に固定され、第2の孔が開口された蓋を備え、
    前記容器は前記第1および第2の孔を除いて前記蓋によって密閉されており、
    さらに、前記第1および第2の孔を貫通可能に形成された塗布針、
    前記塗布針を前記第1および第2の孔を通る直線に沿って上下動可能に支持する直動案内部材、および
    前記塗布針を下方に移動させて前記塗布針の先端部を前記第1の孔から突出させ、前記塗布針の先端部に修正液を付着させる駆動部を備え、
    前記塗布針の先端部に付着した修正液を前記欠陥部に塗布することを可能とする、塗布ユニット。
  3. 基板上に形成された微細パターンの欠陥部を修正するパターン修正装置の塗布ユニットであって、
    その底に第1の孔が開口され、修正液が注入された容器、
    前記容器の底の下面の前記第1の孔の周辺に配置され、前記第1の孔から漏れた修正液を吸収する吸収部材、
    少なくとも先端部が前記第1の孔を貫通可能に形成された塗布針、
    前記塗布針を上下動可能に支持する直動案内部材、および
    前記塗布針を下方に移動させて前記塗布針の先端部を前記第1の孔から突出させ、前記塗布針の先端部に修正液を付着させる駆動部を備え、
    前記塗布針の先端部に付着した修正液を前記欠陥部に塗布することを可能とする、塗布ユニット。
  4. さらに、前記塗布針の基端部を固定保持する塗布針固定部材を備え、
    前記直動案内部材は、前記塗布針固定部材を介して前記塗布針を上下動可能に支持し、
    前記駆動部は、前記塗布針固定部材を上下動させ、待機時に前記塗布針の先端部を前記容器に注入された修正液中に保持し、塗布時に前記塗布針の先端部を前記第1の孔から突出させる、請求項2または請求項3に記載の塗布ユニット。
  5. 前記駆動部は、前記塗布針の先端部が前記欠陥部に接触したときに前記塗布針の先端部から前記欠陥部に所定値以上の圧力が加わらないように、少なくとも前記塗布針の先端部が前記欠陥部に接触したときは前記塗布針固定部材の保持を開放する、請求項に記載の塗布ユニット。
  6. 前記駆動部は、
    前記塗布針固定部材を下側から支持する支持部材と、
    前記支持部材を上下動させるシリンダとを含む、請求項または請求項に記載の塗布ユニット。
  7. 前記塗布針固定部材は磁性体材料で構成され、
    前記駆動部は、鉄心と、該鉄心に巻かれたコイルとを含み、前記コイルに電流が流されたことに応じて、前記塗布針固定部材との間の磁気吸引力によって前記塗布針固定部材を上方に移動させ、前記コイルの電流が止められたことに応じて、前記塗布針固定部材を下方に移動させる、請求項または請求項に記載の塗布ユニット。
  8. さらに、前記塗布針固定部材の上端に固定された永久磁石を備え、
    前記駆動部は、鉄心と、該鉄心に巻かれたコイルとを含み、前記コイルに電流が流されたことに応じて、前記永久磁石との間の磁気反発力によって前記塗布針固定部材を下方に移動させ、前記コイルの電流が止められたことに応じて、前記永久磁石との間の磁気吸引力によって前記塗布針固定部材を上方に移動させる、請求項または請求項に記載の塗布ユニット。
  9. さらに、前記塗布針固定部材の上端に固定された鉄心を備え、
    前記駆動部は、ソレノイドコイルを含み、前記ソレノイドコイルに電流が流されたことに応じて、前記鉄心との間の磁気吸引力によって前記塗布針固定部材を上方に移動させ、前記ソレノイドコイルの電流が止められたことに応じて、前記塗布針固定部材を下方に移動させる、請求項または請求項に記載の塗布ユニット。
  10. 1つのケースと、
    前記1つのケース内に設けられた複数組の前記容器、前記塗布針および前記駆動部とを備える、請求項1から請求項9までのいずれかに記載の塗布ユニット。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の塗布ユニット、および
    前記塗布時に前記塗布ユニットと前記基板を相対的に移動させ、前記塗布針の先端部に付着した修正液を前記欠陥部に塗布する移動装置を備える、パターン修正装置。
  12. 複数の塗布ユニットを備え、各塗布ユニットの容器には他の塗布ユニットの容器に注入された修正液と異なる種類の修正液が注入され、
    前記移動装置は、少なくとも前記複数の塗布ユニットのうちの前記欠陥部の種類に応じて選択された塗布ユニットと前記基板を相対的に移動させ、前記塗布針の先端部に付着した修正液を前記欠陥部に塗布する、請求項11に記載のパターン修正装置。
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