JP7272837B2 - 液体塗布装置および液体塗布方法 - Google Patents

液体塗布装置および液体塗布方法 Download PDF

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Description

本発明は液体塗布装置および液体塗布方法に関する。
RFID(Rapid Frequency Identifier)タグなどの微細な回路を印刷(塗布)方式で形成するプリンテッドエレクトロニクス技術が急速に発展してきている。プリンテッドエレクトロニクス技術において、塗布針を用いた方式は、広範囲の粘度の材料を用いて微細な塗布が可能な点で、その選択肢の一つである。
塗布針を用いて微細な塗布を行なう液体塗布装置は、たとえば特開2007-268353号公報(特許文献1)および特開2015-112576号公報(特許文献2)に開示されている。しかしこれらの各文献に開示される液体塗布装置においては、複数の塗布針および塗布液容器が並んでいるのが通例である。このためこれらの装置では、塗布液容器を着脱する作業のためのスペースが非常に狭く、塗布液容器の着脱作業の効率が低くなる。また塗布液容器の着脱作業は、作業スペースが狭いところへ手を入れてなされるため塗布針を損傷させたり塗布液容器を落下させたりする可能性がある。
これらに対し、たとえば特開2008-107564号公報(特許文献3)、特開2012-252029号公報(特許文献4)および特開2016-150266号公報(特許文献5)においては、磁石を用いることにより塗布液容器の確実な着脱を容易にする液体容器の着脱装置が提案されている。
特開2007-268353号公報 特開2015-112576号公報 特開2008-107564号公報 特開2012-252029号公報 特開2016-150266号公報
特開2008-107564号公報において提案されている液体塗布装置は、塗布液容器を液体塗布ユニットに取り付けるために塗布液容器を保持する取り付けホルダおよび塗布液容器を液体塗布ユニットから取り外すために塗布液容器を保持する取り外しホルダの2種類のホルダを備えている。また特開2012-252029号公報において提案されている液体塗布装置では、取り付け用と取り外し用との2種類の塗布液容器交換装置が必要とされる。このようにこれらの各文献の液体塗布装置は、必要な部品点数が多い。
一方、特開2016-150266号公報の液体塗布装置は、特開2008-107564号公報および特開2012-252029号公報の液体塗布装置より部品点数が削減され、コンパクトな構成となっている。しかし特開2016-150266号公報の液体塗布装置も、塗布液容器を上下動させる機構は必要とされる。
また上記各文献の液体塗布装置は、いずれも作業者が手動で昇降棒を操作することにより、塗布液容器着脱ユニットを駆動させる必要がある。しかしながら、特に特開2016-150266号公報の装置のように簡易な構成で省スペースである卓上型の液体塗布装置は、手動操作用の塗布液容器着脱ユニットを設置するスペースを確保することが困難である。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものである。その目的は、部品点数を減らしつつ、塗布液容器を自動で着脱できる液体塗布装置および液体塗布方法を提供することである。
本開示に従った液体塗布装置は、液体塗布ユニットと、ステージと、塗布液容器着脱ユニットとを備える。液体塗布ユニットは液体材料を塗布対象物に塗布する塗布針を含む。ステージは塗布対象物を載置可能である。塗布液容器着脱ユニットは塗布針に供給する液体材料を保持する塗布液容器を液体塗布ユニットに対して着脱することが可能である。ステージは塗布対象物が載置される表面に沿う第1方向に移動可能である。液体塗布ユニットはステージの第1方向に交差する第2方向に移動可能である。塗布液容器着脱ユニットは、ステージの塗布対象物が載置される上面上に設置されている。
本開示に従った液体塗布方法は、まず液体材料が塗布される塗布対象物を載置可能なステージの塗布対象物が載置される上面上に、塗布液容器着脱ユニットが設置された状態で、液体材料を塗布する塗布針に供給される液体材料を保持する塗布液容器が塗布液容器着脱ユニットに載置される。第1接触工程として、塗布針を含む液体塗布ユニットが下降され、塗布液容器が液体塗布ユニットに接触される。第1接触工程の後、塗布液容器が接触された液体塗布ユニットが上昇されることにより、塗布液容器が液体塗布ユニットに取り付けられる。
本発明によれば、ステージの塗布対象物が載置される上面上に設置される塗布液容器着脱ユニットと、第2方向に移動可能な液体塗布ユニットとにより、部品点数を減らしつつ、塗布液容器を自動で着脱できる液体塗布装置および液体塗布方法を提供できる。
実施の形態1に係る液体塗布装置の全体構成を示す概略斜視図である。 実施の形態1に係る、図1に示す塗布液容器着脱ユニットの載置される領域およびそれに隣接する領域の態様を拡大して示す概略拡大斜視図である。 図2の塗布液容器着脱ユニットおよびこれが取り付けられるステージの領域の態様を拡大して示す概略平面図である。 図3中のIV-IV線に沿う部分の概略断面図である。 図2の塗布液容器着脱ユニットおよびこれが取り付けられるステージの領域を図2中の矢印Vに示す方向から見た態様を示す概略正面図である。 塗布液容器の構成を示す概略斜視図である。 実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットへの取り付け方法を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットへの取り付け方法の工程(S300A)がなされた後の態様を示す概略斜視図である。 実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットへの取り付け方法の工程(S400A)がなされた後の態様を示す概略斜視図である。 図9中のX-X線に沿う部分の概略断面図である。 実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットへの取り付け方法の工程(S500A)がなされた後の態様を示す概略斜視図である。 図11中のXII-XII線に沿う部分の概略断面図である。 実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットからの取り外し方法を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットからの取り外し方法の工程(S100B)がなされた後の態様を示す概略斜視図である。 実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットからの取り外し方法の工程(S200B)がなされた後の態様を示す概略斜視図である。 図15中のXVI-XVI線に沿う部分の概略断面図である。 実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットからの取り外し方法の工程(S300B)がなされた後の態様を示す概略斜視図である。 図17中のXVIII-XVIII線に沿う部分の概略断面図である。 実施の形態1の液体塗布装置に含まれる液体塗布ユニットの構成を示す概略正面図である。 図19の液体塗布ユニットを図19とは異なる方向から見た構成を示す概略正面図である。 図19および図20に示した液体塗布ユニットに含まれるカムを説明するための模式図である。 図19および図20の液体塗布ユニットにおける塗布針の動作を説明するための概略断面図である。 実施の形態2に係る、図1に示す塗布液容器着脱ユニットの載置される領域であるステージの態様を拡大して示す概略拡大斜視図である。 図23の塗布液容器着脱ユニットの取り付け部分およびこれが取り付けられるステージの領域の態様を拡大して示す概略平面図である。 図24中のXXV-XXV線に沿う部分の概略断面図である。 図23の塗布液容器着脱ユニットの取り付け部分およびこれが取り付けられるステージの領域を図23中の矢印XXVIに示す方向から見た態様を示す概略正面図である。 図23の塗布液容器着脱ユニットの取り外し部分およびこれが取り付けられるステージの領域の態様を拡大して示す概略平面図である。 図27中のXXVIII-XXVIII線に沿う部分の概略断面図である。 図23の塗布液容器着脱ユニットの取り外し部分およびこれが取り付けられるステージの領域を図23中の矢印XXIXに示す方向から見た態様を示す概略正面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
(実施の形態1)
<液体塗布装置の構成>
図1は、実施の形態1に係る液体塗布装置の全体構成を示す概略斜視図である。なお以下においては説明の便宜のため、X方向、Y方向、Z方向が導入されている。図1を参照して、本実施の形態の液体塗布装置1はコンパクトな卓上型である。液体塗布装置1は、液体塗布ユニット40と、観察光学系50と、移動装置60と、塗布液容器着脱ユニット70とを主に有している。液体塗布ユニット40は概ねZ方向に沿って延び、液体塗布装置1全体の比較的上方に配置される。液体塗布ユニット40は、後述するようにたとえばステージ31の上面上に載置された基板などの塗布対象物に液体材料を塗布する塗布針を含んでいる。液体塗布ユニット40はZ方向(第2方向)に移動可能である。これにより塗布針をZ方向に移動させ、塗布針に付着した液体材料を塗布対象物の表面に供給することで、液体材料が塗布される。
観察光学系50は液体塗布装置1全体の比較的上方に配置される。観察光学系50は、対物レンズ51と、CCD(Charge Coupled Device)カメラ53と、照明55と、顕微鏡筒56とを含んでいる。対物レンズ51は、基板などの塗布対象物の表面を観察するために用いられる。
移動装置60は、Xテーブル62と、Yテーブル61と、Zテーブル63と、ステージ31とを含んでいる。Zテーブル63は、液体塗布装置1全体の比較的上方に配置され、概ねZ方向に延びる平板状の部材である。Zテーブル63は、液体塗布ユニット40、観察光学系50をZ方向に移動可能に保持している。Xテーブル62は、液体塗布装置1全体の比較的下方に配置され、概ねX方向に延びる平板状の部材である。Xテーブル62は、Yテーブル61を、Z軸に直交するX方向に移動可能に保持している。Yテーブル61は、概ねY方向に延びる平板状の部材であり、Xテーブル62と平面視にて交差するようにたとえばXテーブル62の上に配置される。さらに、Yテーブル61は、ステージ31を、Z軸およびX軸に直交するY方向に移動可能に保持している。ステージ31は、Z方向の上方を向く上面上に、基板などの塗布対象物を載置可能であり、Yテーブル61の上に設置されており、液体塗布ユニット40のZ方向下側に配置される。上記のようにYテーブル61はステージ31をY方向に移動可能であることと、Xテーブル62はステージ31が載置されるYテーブル61はX方向に移動可能であることとから、ステージ31は、塗布対象物が載置される表面に沿う水平方向であるX方向およびY方向(第1方向)に移動可能である。なおYテーブル61がXテーブル62をY方向に移動可能に保持し、Xテーブル62がステージ31をX方向に保持してもよい。
<塗布液容器着脱ユニットの構成>
塗布液容器着脱ユニット70は、塗布針に供給する液体材料を保持する塗布液容器18を、液体塗布ユニット40に対して着脱することが可能な部材である。図2は、実施の形態1に係る、図1に示す塗布液容器着脱ユニットの載置される領域およびそれに隣接する領域の態様を拡大して示す概略拡大斜視図である。図3は、図2の塗布液容器着脱ユニットおよびこれが取り付けられるステージの領域の態様を拡大して示す概略平面図である。図4は、図3中のIV-IV線に沿う部分の概略断面図である。図5は、図2の塗布液容器着脱ユニットおよびこれが取り付けられるステージの領域を図2中の矢印Vに示す方向から見た態様を示す概略正面図である。図1および図2~図5を参照して、塗布液容器着脱ユニット70は、ステージ31の上面の上に設置(たとえば固定)されている。
具体的には、ステージ31は、XY平面に沿う表面であり、その表面の大部分をなす主表面31Aを有している。ステージ31は、これを平面視したときの一部の領域(たとえばX方向正側の端部)に、段差部32が形成されていてもよい。段差部32を構成する表面は、段差部底面32Aと、段差部側面32Bとを有している。図1においては一例として段差部底面32A上に、塗布液容器着脱ユニット70が設置されている。ただし段差部底面32A以外のステージ31の主表面31A上のたとえば隅部に、塗布液容器着脱ユニット70が設置されてもよい。このように、段差部底面32A上とは、ここではステージ31の塗布対象物(基板など)が載置される上面(主表面31A)の上を含むこととする。言い換えれば段差部底面32A上は、ステージ31の塗布対象物である基板などが載置される上面の一部である。
段差部底面32Aは主表面31Aに沿うようにXY平面に沿っている。これに対し、段差部側面32Bは、段差部底面32Aおよび主表面31Aに交差(たとえば直交)するようにZ方向に延び、段差部底面32Aと主表面31Aとを繋ぐように配置される。すなわち段差部側面32Bは、ステージ31の平面視における段差部底面32Aと主表面31Aとの境界に、X方向正側を向くように形成される。ステージ31に段差部32が形成される場合、ステージ31上のうち特に段差部底面32Aの上に、塗布液容器着脱ユニット70が取り付けられることが好ましい。ただしたとえばステージ31に段差部32が形成されない場合には、ステージ31の主表面31Aの上に塗布液容器着脱ユニット70が取り付けられてもよい。
塗布液容器着脱ユニット70には、ストッパピン用穴72aが形成されている。ストッパピン用穴72aは、ねじ穴および取り付けられるストッパピンの形状に合致したザグリ穴などにより形成されてもよい。ただしストッパピン用穴72aはねじ穴のみにより形成されてもよい。ストッパピン用穴72a内にはストッパピン72が設置される。ストッパピン72は、塗布液容器着脱ユニット70をステージ31の上の所望の位置に固定する部材である。これにより塗布液容器着脱ユニット70は、たとえば段差部底面32Aの上に固定するように載置される。ストッパピン72による固定により、塗布液容器着脱ユニット70は、ステージ31上からのZ方向上側への移動が制限される。本実施の形態では、Z方向の上側からストッパピン72が挿入された態様となっている。
図1~図5においてはステージ31のX方向の端部をY方向に延びるように段差部32が形成されている。このため塗布液容器着脱ユニット70は、その長手方向がY方向に沿うように段差部底面32Aの上に取り付けられている(ステージ31に対して固定される)。なお段差部32にステージ壁部33が設けられることにより、段差部32が2つに分割されてもよい。ステージ壁部33は、段差部32をY方向正側の領域と負側の領域との2つに区画するように、段差部32内をたとえばX方向に延びるように配置されている。なおここではステージ壁部33のY方向負側の段差部32に塗布液容器着脱ユニット70が設置されるが、これに限らずステージ壁部33のY方向正側の段差部32に塗布液容器着脱ユニット70が配置されてもよい。
また段差部側面32B上には直動案内部材73が設置されている。段差部底面32A上には、X方向およびY方向に関して直動案内部材73からの拘束を受けるように、塗布液容器着脱ユニット70が設置されている。
以上のように、段差部32に取り付けられた直動案内部材73、ステージ壁部33およびストッパピン72により、段差部底面32A上の塗布液容器着脱ユニット70のX方向、Y方向、Z方向の位置が拘束される。またたとえばステージ壁部33に設けられた凹部内に嵌挿されるように、センサ14が設置されていることが好ましい。センサ14は塗布液容器着脱ユニット70のZ方向下方への、許容量以上の移動の有無を検出する。
図1においては塗布液容器18が液体塗布ユニット40に取り付けられている。これはステージ31上の塗布液容器着脱ユニット70から塗布液容器18が取り外され、液体塗布ユニット40に取り付けられたためである。このため図1および図2においては塗布液容器着脱ユニット70には塗布液容器18は取り付けられていない。逆にたとえば塗布液容器18が液体塗布ユニット40から取り外され、塗布液容器着脱ユニット70上に載置される場合もある。このように塗布液容器18が液体塗布ユニット40と塗布液容器着脱ユニット70とのいずれに取り付けられるかは、液体塗布ユニット40のZ方向に沿う移動により制御される。液体塗布ユニット40が、ステージ31(塗布液容器着脱ユニット70)よりもZ方向の上方に、ステージ31と間隔をあけて配置される。この液体塗布ユニット40がZ方向に移動し、塗布液容器18がステージ31の表面上の塗布液容器着脱ユニット70に対して離反されれば、塗布液容器18は液体塗布ユニット40に取り付けられる。逆に液体塗布ユニット40のZ方向の移動により塗布液容器18がステージ31の表面上の塗布液容器着脱ユニット70上に載置されれば、塗布液容器18は液体塗布ユニット40から取り外される。このように液体塗布ユニット40は塗布液容器18を液体塗布ユニット40に対して着脱可能である。
特に図2~図5を参照して、塗布液容器着脱ユニット70は、取り付け部分70Bと、取り外し部分70Cとを有している。取り付け部分70Bは、塗布液容器18を液体塗布ユニット40に取り付ける部分である。取り外し部分70Cは、塗布液容器18を液体塗布ユニット40から取り外す部分である。
図1に示すように、液体塗布ユニット40は第1磁性部材92Aを有している。また図2~図4に示すように、塗布液容器着脱ユニット70の取り付け部分70Bは第2磁性部材92Bを有し、取り外し部分70Cは第3磁性部材92Cを有している。液体塗布ユニット40は、塗布液容器18を引き付けて保持するために第1磁性部材92Aを有している。取り付け部分70Bは、塗布液容器着脱ユニット70に載置された塗布液容器18を塗布液容器着脱ユニット70からなるべく動かないように保持するために第2磁性部材92Bを有している。したがって、第1磁性部材92Aおよび第2磁性部材92Bからの吸引力を受けるべき塗布液容器18は磁性材料により形成された後述する吸着ピンを含んでいる。
第2磁性部材92Bは第1磁性部材92Aよりも、塗布液容器18を引き付ける向きの磁力が小さい。また第3磁性部材92Cは第1磁性部材92Aよりも、塗布液容器18を引き付ける向きの磁力が大きい。
第1磁性部材92Aは、液体塗布ユニット40のうち、取り付けられた塗布液容器18が固定される位置の真上の領域に、Z方向下側を向くよう露出されるように配置されている。第2磁性部材92Bは、塗布液容器着脱ユニット70の取り付け部分70Bの最上面の、液体塗布ユニット40に取り付けられるべき塗布液容器18を一時的に保持する面に、Z方向上側を向くよう露出されるように配置されている。第3磁性部材92Cは、塗布液容器着脱ユニット70の取り外し部分70Cの最上面の、液体塗布ユニット40から取り外した塗布液容器18が下方に押し付けられるように載置される(取り付けられる)面に、Z方向上側を向くよう露出されるように配置されている。
塗布液容器着脱ユニット70の取り付け部分70Bには、位置決めピン29が設けられている。位置決めピン29はたとえば塗布液容器着脱ユニット70の延在する方向(図2~図4におけるY方向)に間隔をあけて1対、塗布液容器着脱ユニット70の最上面からZ方向上方に延びるように設けられている。1対の位置決めピン29により、液体塗布ユニット40に塗布液容器18を取り付ける際に塗布液容器着脱ユニット70に塗布液容器18が載置されるべき(一時的に保持されるべき)位置が定められる。
さらに図4および図5に示すように、塗布液容器着脱ユニット70には、その下部に吸収機構としてのばね71が取り付けられている。ばね71はZ方向に沿うように配置されている。たとえばばね71の上部は塗布液容器着脱ユニット70に設けられた凹部内に、ばね71の下部はステージ31に設けられた凹部内に収められてもよい。ばね71はたとえばY方向に間隔をあけて2つ配置されている。ばね71は、液体塗布ユニット40が下降し、たとえば塗布液容器着脱ユニット70に載置された塗布液容器18の一部と接触する際に、液体塗布ユニット40が塗布液容器着脱ユニット70に与える衝撃を吸収する。
なお本実施の形態においては、図2~図4に示すように、取り付け部分70Bと取り外し部分70Cとは、単一の塗布液容器着脱ユニット70に一体として組み込まれている。
<塗布液容器の構成>
図6は、塗布液容器の構成を示す概略斜視図である。図6を参照して、塗布液容器18は、樹脂を素材として形成されている。塗布液容器18は、吸着ピン15と、2つのU字切欠き16と、塗布針挿入部17とを有している。吸着ピン15は、塗布液容器18の本体を図6の上下方向に貫通する吸着用磁性部材である。U字切欠き16は、塗布液容器18の本体の長手方向の両端に形成されている。塗布針挿入部17は、後述する塗布針を図の上下方向に貫通させることが可能な部材である。塗布針挿入部17には、図の上下方向にこれを貫通する塗布針挿入孔17aが形成されている。なお図示されないが、塗布液容器18の本体の内部に形成された、液体材料を保持するタンクを閉じる蓋を有することが好ましい。
<塗布液容器の液体塗布ユニットへの取り付け方法>
液体塗布ユニット40には、液体材料が充填された塗布液容器18が、塗布液容器着脱ユニット70を用いて取り付けられる。塗布液容器18が液体塗布ユニット40に取り付けられた状態で、液体塗布装置1の駆動により、液体材料が必要な個所へ塗布される。これを繰り返すことにより液体材料が消費され、補充が必要となる。このとき、塗布液容器18内に液体材料を補充するために、塗布液容器着脱ユニット70を用いて、液体塗布ユニット40から塗布液容器18が取り外される。そこで以下では、液体塗布ユニット40への塗布液容器18の取り付け方法が説明される。
図7は、実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットへの取り付け方法を示すフローチャートである。図7を参照して、Xテーブル62およびYテーブル61が、それぞれY方向およびX方向に移動することにより、塗布液容器18を取り付けるべき位置へ移動する(S100A)。ここでの塗布液容器18を取り付けるべき位置とは、液体塗布ユニット40における塗布液容器18を取り付けるべき位置である。言い換えれば塗布液容器18を取り付けるべき位置は、液体塗布ユニット40に取り付けるに先立ち、塗布液容器着脱ユニット70において塗布液容器18を一時的に載置すべき位置とX座標およびY座標が等しい位置でもある。ステージ31に設置された塗布液容器着脱ユニット70に塗布液容器18を一時的に載置すべき位置が液体塗布ユニット40における塗布液容器18を取り付けるべき位置とX座標およびY座標において重なるよう、Xテーブル62およびYテーブル61が移動する。
次に、Zテーブル63が上方へ移動する(S200A)。これにより液体塗布ユニット40がZ方向上方に移動し、液体塗布ユニット40とその真下の塗布液容器着脱ユニット70とのZ方向の距離が大きくなる。次工程である塗布液容器18の塗布液容器着脱ユニット70への載置工程の支障とならない程度の空間を保てるよう、液体塗布ユニット40が塗布液容器着脱ユニット70に対して上方に引き離される。
なお工程(S100A)および(S200A)における各テーブルの移動後に停止すべき位置はあらかじめ設定されている。このため工程(S100A)および工程(S200A)ではあらかじめ設定された所定の位置まで自動で各テーブルが移動する。
次に、塗布液容器18が、第2磁性部材92Bを有する塗布液容器着脱ユニット70上の取り付け位置である取り付け部分70Bに載置される(S300A)。このとき、液体材料が塗布される塗布対象物を載置可能なステージ31の塗布対象物である基板などが載置される上面上(段差部底面32A上も含む)に塗布液容器着脱ユニット70が設置された状態である。図2、図4および図6を再度参照して、塗布液容器18に含まれる2つのU字切欠き16が、塗布液容器着脱ユニット70の取り付け部分70Bにある2つの位置決めピン29に嵌合するように、塗布液容器18が取り付け部分70Bに載置される。
ただし、塗布液容器18が取り付け部分70Bに載置されるべきタイミングは、上記の工程(S200A)の直後に限られない。すなわち当該タイミングは、次に述べる工程(S400A)より前である限り任意である。たとえば当該タイミングは、上記の工程(S100A)よりも前であってもよい。
図8は、実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットへの取り付け方法の工程(S300A)がなされた後の態様を示す概略斜視図である。図8を参照して、工程(S100A)により、塗布液容器着脱ユニット70での塗布液容器18の載置される位置と、液体塗布ユニット40での塗布液容器18が取り付けられるべき位置とが平面視において重なるように配置されている。工程(S200A)により、塗布針11を含む液体塗布ユニット40は、Zテーブルの上昇により塗布液容器着脱ユニット70とZ方向の間隔をあけて配置されている。また工程(S300A)において、塗布液容器18に含まれる磁性部材である吸着ピン15(図6参照)と、第2磁性部材92Bとの間にはたらく磁力により、塗布液容器18は塗布液容器着脱ユニット70に安定に載置される。
次にZテーブル63を下降させる。これにより、塗布針11を含む液体塗布ユニット40が下降し、塗布液容器18が、第1磁性部材92Aを有する液体塗布ユニット40に接触される(S400A:第1接触工程)。図9は、実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットへの取り付け方法の工程(S400A)がなされた後の態様を示す概略斜視図である。図10は、図9中のX-X線に沿う部分の概略断面図である。図9および図10を参照して、工程(S400A)により、液体塗布ユニット40に含まれる第1磁性部材92Aと、塗布液容器18の吸着ピン15とが接触される。接触時に液体塗布ユニット40は塗布液容器18に衝撃を加えるが、この衝撃は、ばね71(図4参照)により吸収される。これにより図10に示すように、吸着ピン15は、第1磁性部材92Aと第2磁性部材92Bとの双方に接触した状態となる。
このとき、衝撃が加わることによる塗布液容器着脱ユニット70のZ方向下方への移動はわずかである。ただし仮にこれが許容される移動量以上にZ方向下方へ移動する場合には、図10に示すセンサ14によりその移動が検出される。この検出により、Zテーブル63の下降が停止される。
塗布液容器着脱ユニット70のZ方向下方への移動を検出するセンサ14はファイバセンサである。塗布液容器着脱ユニット70には半円柱形状の突起頂点74が含まれる。塗布液容器着脱ユニット70がZ方向について正常な基準位置にあるときに、上記突起頂点74に照射される光の光軸スポットが一致するように、センサ14(ファイバセンサ)が設置される。このようにすれば、塗布液容器着脱ユニット70が基準位置からZ方向下方に移動すれば、ファイバセンサの光軸スポットが突起頂点74に対して位置ずれする。これによりファイバセンサに照射された光の反射光の角度が大きく変わるため、塗布液容器着脱ユニット70の移動が検出できる。したがってセンサ14は安全制御用の装置として用いられる。なおセンサ14にはファイバセンサの他に、接触式センサ、近接センサ等の公知の非接触式センサが用いられてもよい。
次に、上記第1接触工程の後、Zテーブル63を上方へ移動させ、塗布液容器18が接触された液体塗布ユニット40を上昇させる(S500A)。これにより、塗布液容器18が塗布液容器着脱ユニット70から回収され、液体塗布ユニット40に取り付けられる。図11は、実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットへの取り付け方法の工程(S500A)がなされた後の態様を示す概略斜視図である。図12は、図11中のXII-XII線に沿う部分の概略断面図である。図11および図12を参照して、図10にて上記したように、液体塗布ユニット40を上昇させる直前において、吸着ピン15は、第1磁性部材92Aと第2磁性部材92Bとの双方に接触した状態となる。ここで、塗布液容器着脱ユニット70の第2磁性部材92Bは、液体塗布ユニット40の第1磁性部材92Aよりも、塗布液容器18の吸着ピン15を引き付ける向きの磁力が小さい。このため液体塗布ユニット40が上昇すれば、塗布液容器18は、液体塗布ユニット40側に保持された状態を維持しつつ、塗布液容器着脱ユニット70から離脱する。以上により、塗布液容器18は液体塗布ユニット40へ取り付けられる。なお、塗布液容器着脱ユニット70への塗布液容器18の載置以降の一連の動作は、すべて液体塗布装置1の自動によりなされ、手作業を要しない。
<塗布液容器の液体塗布ユニットからの取り外し方法>
次に、液体塗布ユニット40からの塗布液容器18の取り外し方法が説明される。
図13は、実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットからの取り外し方法を示すフローチャートである。図13を参照して、Xテーブル62およびYテーブル61が、それぞれY方向およびX方向に移動することにより、塗布液容器18を取り外すべき位置へ移動する(S100B)。ここでの塗布液容器18を取り外すべき位置とは、液体塗布ユニット40における塗布液容器18が取り付けられている位置である。言い換えれば塗布液容器18を取り外すべき位置は、液体塗布ユニット40から取り外された塗布液容器18が、塗布液容器着脱ユニット70において受け取られ載置されるべき位置とX座標およびY座標が等しい位置でもある。当該工程によりステージ31に設置された塗布液容器着脱ユニット70において塗布液容器18を受け取り載置すべき位置が液体塗布ユニット40における塗布液容器18が取り付けられている位置とX座標およびY座標において重なるよう、Xテーブル62およびYテーブル61が移動する。
図14は、実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットからの取り外し方法の工程(S100B)がなされた後の態様を示す概略斜視図である。図14を参照して、工程(S100B)により、塗布液容器着脱ユニット70での塗布液容器18を引き取り載置されるべき位置と、液体塗布ユニット40での塗布液容器18が取り付けられている位置とが平面視において重なるように配置されている。ここでは工程(S100A)と同様に、あらかじめ設定された所定の位置まで自動で各テーブルが移動する。
次にZテーブル63を下降させる。これにより、第1磁性部材92Aを有する液体塗布ユニット40、およびこれに取り付けられた塗布液容器18が下降する。塗布液容器18が、第3磁性部材92Cを有する塗布液容器着脱ユニット70に接触される(S200B:第2接触工程)。図15は、実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットからの取り外し方法の工程(S200B)がなされた後の態様を示す概略斜視図である。図16は、図15中のXVI-XVI線に沿う部分の概略断面図である。図15および図16を参照して、工程(S200B)により、塗布液容器着脱ユニット70に含まれる第3磁性部材92Cと、塗布液容器18の吸着ピン15とが接触される。これにより図16に示すように、吸着ピン15は、第1磁性部材92Aと第3磁性部材92Cとの双方に接触した状態となる。
次に、上記第2接触工程の後、Zテーブル63を上方へ移動させ、液体塗布ユニット40を上昇させる(S300B)。これにより、塗布液容器18が液体塗布ユニット40から離脱し取り外される。図17は、実施の形態1に係る塗布液容器の液体塗布ユニットからの取り外し方法の工程(S300B)がなされた後の態様を示す概略斜視図である。図18は、図17中のXVIII-XVIII線に沿う部分の概略断面図である。図17および図18を参照して、図16にて上記したように、液体塗布ユニット40を上昇させる直前において、吸着ピン15は、第1磁性部材92Aと第3磁性部材92Cとの双方に接触した状態となる。ここで、塗布液容器着脱ユニット70の第3磁性部材92Cは、液体塗布ユニット40の第1磁性部材92Aよりも、塗布液容器18の吸着ピン15を引き付ける向きの磁力が大きい。このため液体塗布ユニット40が上昇すれば、塗布液容器18は、液体塗布ユニット70側に引き寄せられるように、液体塗布ユニット40から離脱する。以上により、塗布液容器18は塗布液容器着脱ユニット70の取り外し部分70Cに取り付けられる。なお以上の一連の動作は、すべて液体塗布装置1の自動によりなされ、手作業を要しない。
最後に、塗布液容器着脱ユニット70に載置された塗布液容器18が、塗布液容器着脱ユニット70から回収される(S400B)。これにより、塗布液容器18の液体塗布ユニット40からの取り外しが完了する。ただしこの時点で必ずしも塗布液容器18が回収されなくてもよく、回収されるタイミングは任意である。たとえば図13の取り外しに続いて図7の取り付けが行なわれる場合、塗布液容器着脱ユニット70に新しい塗布液容器18が取り付けられその新しい塗布液容器18による塗布作業が完了した後に回収されてもよい。あるいはたとえば次回に塗布液容器18を交換するときに当該塗布液容器18が塗布液容器着脱ユニット70から回収されてもよい。
<液体塗布ユニットの構成>
上述した液体塗布ユニット40に関して、図19、図20および図21を参照してより詳しく説明する。図19は実施の形態1の液体塗布装置に含まれる液体塗布ユニットの構成を示す概略正面図である。図20は図19の液体塗布ユニットを図19とは異なる方向から見た構成を示す概略正面図である。図21は図19および図20に示した液体塗布ユニットに含まれるカムを説明するための模式図である。図19および図20を参照して、図1に示したZテーブル63に固定された液体塗布ユニット40は、サーボモータ41と、カム43と、軸受44と、カム連結板45と、可動部46と、塗布針ホルダ20と、当該塗布針ホルダ20に保持された塗布針11と、塗布液容器18とを主に含んでいる。サーボモータ41は、図1に示したZ方向に沿った方向に回転軸が延びるように設置されている。サーボモータ41の回転軸にはカム43が接続されている。カム43は、サーボモータ41の回転軸を中心として回転可能になっている。
カム43は、サーボモータ41の回転軸に接続された中心部と、当該中心部の一方端部に接続されたフランジ部とを含む。図21の左図に示すように、フランジ部の上部表面(サーボモータ41側の表面)はカム面161となっている。このカム面161は、中心部の外周に沿って円環状に形成されているとともに、フランジ部の底面からの距離が変動するようにスロープ状に形成されている。具体的には、図21の右図に示すように、カム面161はフランジ部の底面からの距離が最も大きくなっている上端フラット領域162と、この上端フラット領域162から間隔を隔てて配置され、フランジ部の底面からの距離が最も小さい下端フラット領域163と、上端フラット領域162と下端フラット領域163との間を接続するスロープ部とを含む。ここで図21の右図は、中心部を囲むように環状に配置されたカム面161を含むフランジ部を側面から見た展開図である。
このカム43のカム面161に接するように軸受44が配置されている。軸受44は、図19に示すようにカム43から見て特定の方向(サーボモータ41の右側)に配置されており、サーボモータ41の回転軸が回転することでカム43が回転したとき、カム面161に接触した状態を保つ。この軸受44にカム連結板45が接続されている。カム連結板45において、軸受44と接続された一方端部と反対側の他方端部は可動部46に固定されている。可動部46には、塗布針ホルダ固定部47および塗布針ホルダ収納部48が接続されている。この塗布針ホルダ収納部48に塗布針ホルダ20が収納されている。
塗布針ホルダ20は塗布針11を含む。塗布針11は、塗布針ホルダ20の下面(サーボモータ41が位置する側と反対側である下側)において塗布針ホルダ20から突出するように配置されている。塗布針ホルダ20下には塗布液容器18が配置されている。塗布液容器18に塗布針11は挿入された状態で保持されている。
可動部46には固定ピン152が設置されている。また、サーボモータ41を保持している架台には他方の固定ピン151が設置されている。この固定ピン151、152の間を繋ぐようにバネ150が設置されている。このバネ150により、可動部46は塗布液容器18側に向けた引張り力を受けた状態になっている。また、このバネ150による引張り力は、可動部46およびカム連結板45を介して軸受44に作用する。このバネ150の引張り力によって、軸受44はカム43のカム面161に押圧された状態を維持している。
また、可動部46、塗布針ホルダ固定部47、塗布針ホルダ収納部48は、上記架台に設置されたリニアガイド49に接続されている。リニアガイド49は、Z方向に延びるように配置されている。そのため、可動部46、塗布針ホルダ固定部47、塗布針ホルダ収納部48はZ方向に沿って移動可能になっている。
<液体塗布ユニットの動作>
次に、上述した液体塗布ユニット40の動作について説明する。上述した液体塗布ユニット40においては、サーボモータ41を駆動することにより当該サーボモータ41の回転軸を回転させてカム43を回転させる。この結果、カム43のカム面161は、Z方向における高さが変化するため、図19におけるカム43の右側においてカム面161に接触している軸受44のZ方向における位置もサーボモータ41の駆動軸の回転に応じて変動する。そして、この軸受44のZ方向での位置変動に応じて、可動部46、塗布針ホルダ固定部47、塗布針ホルダ収納部48がZ方向に移動する。この結果、塗布針ホルダ収納部48に保持されている塗布針ホルダ20もZ方向に移動するので、当該塗布針ホルダ20に設置されている塗布針11のZ方向における位置を変化させることができる。
図22は、図19および図20の液体塗布ユニットにおける塗布針の動作を説明するための概略断面図である。図21および図22を参照して、軸受44がカム43のカム面161における上端フラット領域162に接している場合には、図22の左図に示すように塗布針11はその上端位置(サーボモータ41に最も近い位置)に配置されることになる。このとき、塗布針11の先端部は、塗布液容器18内に保持されている液体材料18a内に浸漬された状態になっている。
次に、サーボモータ41が回転軸を回転させることにより、カム43が回転し、軸受44がカム面161の下端フラット領域163が軸受44に接する位置に来た場合には、図22の右図に示すように塗布針11は塗布液容器18の底部に形成された孔を通り塗布液容器18の底面から下向きに突出した状態になる。このとき、塗布液容器18の底面から突出した塗布針11の表面には液体材料18aの一部が付着した状態となっている。そして、Zテーブル63(図1参照)が液体塗布ユニット40をステージ31上に載置された塗布対象物34である基板側に移動させることにより、基板の表面に塗布針11の先端部が接触して、液体材料18aを基板の表面に塗布することができる。なお、Zテーブル63の移動を先に行なってからサーボモータ41を駆動させてもよいし、Zテーブル63とサーボモータ41との動作をほぼ同時に実施してもよい。
このように上記液体塗布ユニット40では、サーボモータ41の回転運動を塗布針11のZ方向における運動(上下運動)に変換することができる。このような構成とすることにより、塗布針11を迅速かつ正確にZ方向において移動させることができる。
<作用効果>
以下、上述した実施の形態と一部重複する部分もあるが、本発明の特徴的な構成およびそれにより奏される作用効果を説明する。
本開示に従った液体塗布装置1は、液体塗布ユニット40と、ステージ31と、塗布液容器着脱ユニット70とを備える。液体塗布ユニット40は、液体材料18aを塗布対象物34に塗布する塗布針11を含む。ステージ31は塗布対象物34を載置可能である。塗布液容器着脱ユニット70は、塗布針11に供給する液体材料18aを保持する塗布液容器18を液体塗布ユニット40に対して着脱することが可能である。ステージ31は塗布対象物が載置される表面に沿う第1方向(X方向、Y方向、XY平面に沿う方向)に移動可能である。液体塗布ユニット40はステージ31の第1方向に交差する第2方向(Z方向)に移動可能である。塗布液容器着脱ユニット70は、ステージ31の塗布対象物34が載置される上面上に設置されている。
このようにすれば、ステージ31を第1方向に移動させ、液体塗布ユニット40を第2方向に移動させるだけで、ステージ31に設置された塗布液容器着脱ユニット70に対して塗布液容器18を着脱できる。これにより、塗布液容器18を液体塗布ユニット40に対して着脱することができる。以上により、液体塗布ユニット40に対する塗布液容器18の着脱のための追加の部品を要することなく、液体塗布装置1を少ない点数の部品構成とすることができる。
また液体塗布装置1は、たとえばステージ31を第1方向に移動させ塗布対象物34と塗布針11とを平面的に重ねた状態で液体塗布ユニット40を第2方向に移動させるという、液体材料を塗布するための通常の動作と同様の自動動作を行なうだけで、塗布液容器18を液体塗布ユニット40に対して着脱することができる。このため手動で塗布液容器着脱ユニット70を動かすことで液体塗布ユニット40に塗布液容器18を取り付けるなどの煩雑な工程を省略でき、塗布液容器18の着脱工程を簡素化できる。
上記液体塗布装置1において、液体塗布ユニット40が第2方向に移動することで、塗布液容器18をステージ31上の塗布液容器着脱ユニット70に対して離反および載置させることにより、塗布液容器18を液体塗布ユニット40に対して着脱可能であることが好ましい。
このようにすれば、ステージ31を第1方向に移動させ、液体塗布ユニット40を第2方向に移動させるだけで、ステージ31に設置された塗布液容器着脱ユニット70に対して塗布液容器18を離反および載置させることができる。これにより、塗布液容器18を液体塗布ユニット40に対して着脱することができる。以上により、液体塗布ユニット40に対する塗布液容器18の着脱のための追加の部品を要することなく、少ない点数の部品で、液体材料を塗布するための通常の動作と同様の自動動作により、塗布液容器18を液体塗布ユニット40に対して着脱することができる。
上記液体塗布装置1において、塗布液容器着脱ユニット70は、塗布液容器18を液体塗布ユニット40に取り付ける取り付け部分70Bと、塗布液容器18を液体塗布ユニット40から取り外す取り外し部分70Cとを含む。取り付け部分70Bは、塗布液容器18を引き付けて保持するために液体塗布ユニット40が有している第1磁性部材92Aよりも塗布液容器18を引き付ける向きの磁力が小さい第2磁性部材92Bを有する。取り外し部分70Cは、第1磁性部材92Aよりも塗布液容器18を引き付ける向きの磁力が大きい第3磁性部材92Cを有する。液体塗布装置1は以上のような特徴を有することが好ましい。
このような特徴により、取り付け部分70Bは、塗布液容器18を塗布液容器着脱ユニット70から離反させ液体塗布ユニット40に装着させることができる。液体塗布ユニット40の第1磁性部材92Aの方が塗布液容器着脱ユニット70の第2磁性部材92Bよりも強いために、塗布液容器18は液体塗布ユニット40側に引き寄せられるためである。また取り外し部分70Cは、塗布液容器18を液体塗布ユニット40から離反させ塗布液容器着脱ユニット70に装着させることができる。液体塗布ユニット40の第1磁性部材92Aよりも塗布液容器着脱ユニット70の第3磁性部材92Cの方が強いために、塗布液容器18は塗布液容器着脱ユニット70側に引き寄せられるためである。
上記液体塗布装置1において、取り付け部分70Bには、塗布液容器18が載置されるべき位置を決めるための位置決めピン29が設けられていてもよい。これにより、位置ずれすることなく、塗布液容器18を取り付け部分70Bに載置することができる。その結果、位置ずれすることなく塗布液容器18を液体塗布ユニット40に装着させることができる。
上記液体塗布装置1において、取り付け部分70Bと取り外し部分70Cとは単一の塗布液容器着脱ユニット70に一体として組み込まれていてもよい。このようにすれば、たとえば取り付け部分70Bと取り外し部分70Cとが別体である場合に比べて塗布液容器着脱ユニット70の部品点数を削減することができる。
上記液体塗布装置1において、塗布液容器着脱ユニット70には、液体塗布ユニット40が塗布液容器着脱ユニット70に与える衝撃を吸収する吸収機構としてのばね71が取り付けられてもよい。このようにすれば、液体塗布ユニット40の下降時に、塗布液容器着脱ユニット70に与える衝撃を最小限にすることができ、意図しない塗布液容器着脱ユニット70の移動を抑制できる。
本開示に従った液体塗布方法(液体塗布ユニット40への塗布液容器18の取り付け方法)は以下の通りである。まず液体材料18aが塗布される塗布対象物34を載置可能なステージ31の塗布対象物34が載置される上面上に、塗布液容器着脱ユニット70が設置された状態で、液体材料18aを塗布する塗布針11に供給される液体材料18aを保持する塗布液容器18が、塗布液容器着脱ユニット70に載置される。塗布針11を含む液体塗布ユニット40が下降され、塗布液容器18が液体塗布ユニット40に接触される(第1接触工程)。第1接触工程の後、塗布液容器18が接触された液体塗布ユニット40を上昇させることにより、塗布液容器18が液体塗布ユニット40に取り付けられる。
本開示に従った液体塗布方法は、(液体塗布ユニット40からの塗布液容器18の取り外し方法として)さらに以下の工程を有してもよい。塗布液容器18が取り付けられた液体塗布ユニット40が下降され、塗布液容器18が塗布液容器着脱ユニットに接触される(第2接触工程)。第2接触工程の後、液体塗布ユニット40を上昇させることにより、塗布液容器18が液体塗布ユニット40から取り外される。
上記の各方法によれば、ステージ31を第1方向に移動させ、液体塗布ユニット40を第2方向に移動させるだけで、ステージ31に設置された塗布液容器着脱ユニット70に対して塗布液容器18を着脱できる。これにより、塗布液容器18を液体塗布ユニット40に対して着脱することができる。以上により、液体塗布ユニット40に対する塗布液容器18の着脱のための追加の部品を要することなく、少ない点数の部品で、液体材料を塗布するための通常の動作と同様の自動動作により、塗布液容器18を液体塗布ユニット40に対して着脱することができる。また当該方法においても上記の液体塗布装置1と同様の磁性部材を有する構成の塗布液容器着脱ユニット70が用いられてもよく、上記液体塗布装置1を用いた場合と同様の作用効果が得られる。
(実施の形態2)
実施の形態2の液体塗布装置の構成は、大筋で実施の形態1の液体塗布装置1の構成と同様である。また液体塗布装置に含まれる液体塗布ユニット40への塗布液容器18の取り付け方法、および液体塗布ユニット40からの塗布液容器18の取り外し方法も、実施の形態1と同様である。ただし本実施の形態においては、塗布液容器着脱ユニットは、取り付け部分70Bと取り外し部分70Cとが別個の部材として配置されている。すなわち取り付け部分70Bと取り外し部分70Cとは互いに間隔をあけて別個の場所に配置される。この点において実施の形態2は実施の形態1と異なっている。このように、取り付け部分70Bと取り外し部分70Cとは単一の塗布液容器着脱ユニット70に一体として組み込まれるのではなく別の部材として構成されてもよい。
<塗布液容器着脱ユニットの構成>
図23は、実施の形態2に係る、図1に示す塗布液容器着脱ユニットの載置される領域であるステージの態様を拡大して示す概略拡大斜視図である。図23を参照して、本実施の形態においては、ステージ31を平面視したときのX方向正側の端部、および負側の端部の双方に、段差部32が形成されている。図23では一例として、X方向正側の段差部32に取り付け部分70Bが、X方向負側の段差部32に取り外し部分70Cが取り付けられている。ただしこれに限らず、X方向負側の段差部32に取り付け部分70Bが、X方向正側の段差部32に取り外し部分70Cが取り付けられてもよい。また図23では図1と同様にステージ壁部33のY方向負側に取り付け部分70Bおよび取り外し部分70Cが配置されている。しかしこれに限らずステージ壁部33のY方向正側に取り付け部分70Bおよび取り外し部分70Cが配置されてもよい。
図24は、図23の塗布液容器着脱ユニットの取り付け部分およびこれが取り付けられるステージの領域の態様を拡大して示す概略平面図である。図25は、図24中のXXV-XXV線に沿う部分の概略断面図である。図26は、図23の塗布液容器着脱ユニットの取り付け部分およびこれが取り付けられるステージの領域を図23中の矢印XXVIに示す方向から見た態様を示す概略正面図である。図23および図24~図26を参照して、取り付け部分70Bには、1対の位置決めピン29と、第2磁性部材92Bとが、実施の形態1と同様の配置態様となるように含まれている。取り付け部分70Bの周囲には、実施の形態1の塗布液容器着脱ユニット70の周囲と同様に、直動案内部材73、ステージ壁部33、センサ14が配置されている。
図27は、図23の塗布液容器着脱ユニットの取り外し部分およびこれが取り付けられるステージの領域の態様を拡大して示す概略平面図である。図28は、図27中のXXVIII-XXVIII線に沿う部分の概略断面図である。図29は、図23の塗布液容器着脱ユニットの取り外し部分およびこれが取り付けられるステージの領域を図23中の矢印XXIXに示す方向から見た態様を示す概略正面図である。図23および図27~図29を参照して、取り外し部分70Cには、第3磁性部材92Cが、実施の形態1と同様の配置態様となるように取り付けられている。なおX方向負側の段差部32はX方向に関して概ねX方向正側の段差部32と対称となるように形成される。このため取り外し部分70Cの取り付けられる段差部32の段差部側面32Bは、X方向負側を向くように形成される。この段差部側面32B上に直動案内部材73が設置されている。この直動案内部材73は、取り付け部分70Bに隣接する直動案内部材73とX方向に対称となるように配置される。また取り外し部分70Cの周囲には、実施の形態1の塗布液容器着脱ユニット70の周囲、および実施の形態2の取り付け部分70Bの周囲と同様に、ステージ壁部33およびセンサ14が配置されている。
図23~図29に示すように、本実施の形態でも実施の形態1と同様に、塗布液容器着脱ユニット70には、その下部に吸収機構としてのばね71が取り付けられている。また本実施の形態の取り付け部分70Bおよび取り外し部分70Cには、ねじ穴のみを有するストッパピン用穴72aが形成されており、Z方向下側から、段差部底面32Aを貫通した後にストッパピン用穴72aに到達するように、ストッパピン72が配置されている。ただしこれに限らず、実施の形態1と同様にZ方向上側からストッパピン72が挿入される態様でもよい。
その他、実施の形態2について上記しなかった内容は、基本的に実施の形態1と同様である。
以上に述べた各実施の形態(に含まれる各例)に記載した特徴を、技術的に矛盾のない範囲で適宜組み合わせるように適用してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 液体塗布装置、11 塗布針、14 センサ、15 吸着ピン、16 U字切欠き、17 塗布針挿入部、17a 塗布針挿入孔、18 塗布液容器、18a 液体材料、20 塗布針ホルダ、29 位置決めピン、31 ステージ、31A 主表面、32 段差部、32A 段差部底面、32B 段差部側面、33 ステージ壁部、40 液体塗布ユニット、41 サーボモータ、43 カム、44 軸受、45 カム連結板、46 可動部、47 塗布針ホルダ固定部、48 塗布針ホルダ収納部、49 リニアガイド、50 観察光学系、51 対物レンズ、53 CCDカメラ、55 照明、56 顕微鏡筒、60 移動装置、61 Yテーブル、62 Xテーブル、63 Zテーブル、70 塗布液容器着脱ユニット、70B 取り付け部分、70C 取り外し部分、71 ばね、72 ストッパピン、72a ストッパピン用穴、73 直動案内部材、74 突起頂点、92A 第1磁性部材、92B 第2磁性部材、92C 第3磁性部材、150 バネ、151,152 固定ピン、161 カム面、162 上端フラット領域、163 下端フラット領域。

Claims (10)

  1. 液体材料を塗布対象物に塗布する塗布針を含む液体塗布ユニットと、
    前記塗布対象物を載置可能なステージと、
    前記塗布針に供給する液体材料を保持する塗布液容器を前記液体塗布ユニットに対して着脱することが可能な塗布液容器着脱ユニットとを備え、
    前記ステージは前記塗布対象物が載置される表面に沿う第1方向に移動可能であり、
    前記液体塗布ユニットは前記ステージの前記第1方向に交差する第2方向に移動可能であり、
    前記塗布液容器着脱ユニットは、前記ステージの前記塗布対象物が載置される上面上に設置されており、
    前記液体材料を塗布するための動作である、前記塗布対象物と前記塗布針とを平面的に重ねた状態で前記液体塗布ユニットを前記第2方向に移動させる動作と同様の自動動作を行ない、前記液体塗布ユニットが前記第2方向に移動することで、前記塗布液容器を前記ステージ上の前記塗布液容器着脱ユニットに対して離反および載置させることにより、前記塗布液容器を前記液体塗布ユニットに対して着脱可能である、液体塗布装置。
  2. 前記塗布液容器着脱ユニットは、前記塗布液容器を前記液体塗布ユニットに取り付ける取り付け部分と、前記塗布液容器を前記液体塗布ユニットから取り外す取り外し部分とを含み、
    前記取り付け部分は、前記塗布液容器を引き付けて保持するために前記液体塗布ユニットが有している第1磁性部材よりも前記塗布液容器を引き付ける向きの磁力が小さい第2磁性部材を有し、
    前記取り外し部分は、前記第1磁性部材よりも前記塗布液容器を引き付ける向きの磁力が大きい第3磁性部材を有する、請求項1に記載の液体塗布装置。
  3. 前記取り付け部分には、前記塗布液容器が載置されるべき位置を決めるための位置決めピンが設けられている、請求項2に記載の液体塗布装置。
  4. 前記取り付け部分と前記取り外し部分とは単一の前記塗布液容器着脱ユニットに一体として組み込まれている、請求項2または3に記載の液体塗布装置。
  5. 前記塗布液容器着脱ユニットには、前記液体塗布ユニットが前記塗布液容器着脱ユニットに与える衝撃を吸収する吸収機構が取り付けられた、請求項1~4のいずれか1項に記載の液体塗布装置。
  6. 前記塗布液容器着脱ユニットの前記第2方向下方への許容量以上の移動の有無を検出可能なセンサが、前記ステージに設置されている、請求項1~のいずれか1項に記載の液体塗布装置。
  7. 液体材料が塗布される塗布対象物を載置可能なステージの前記塗布対象物が載置される上面上に、塗布液容器着脱ユニットが設置された状態で、前記液体材料を塗布する塗布針に供給される前記液体材料を保持する塗布液容器を前記塗布液容器着脱ユニットに載置する工程と、
    前記塗布針を含む液体塗布ユニットを下降させ、前記塗布液容器を前記液体塗布ユニットに接触させる第1接触工程と、
    前記第1接触工程の後、前記塗布液容器が接触された前記液体塗布ユニットを上昇させることにより、前記塗布液容器を前記液体塗布ユニットに取り付ける工程とを備え、
    前記液体材料を塗布するための動作である、前記塗布対象物と前記塗布針とを平面的に重ねた状態で前記液体塗布ユニットを、前記塗布対象物が載置される表面に沿う第1方向に交差する第2方向に移動させる動作と同様の自動動作を行ない、前記第2方向に前記液体塗布ユニットが移動することで、前記塗布液容器を前記ステージ上の前記塗布液容器着脱ユニットに対して離反させることにより、前記塗布液容器を前記液体塗布ユニットに取り付け可能である、液体塗布方法。
  8. 前記塗布液容器が取り付けられた前記液体塗布ユニットを下降させ、前記塗布液容器を前記塗布液容器着脱ユニットに接触させる第2接触工程と、
    前記第2接触工程の後、前記液体塗布ユニットを上昇させることにより、前記塗布液容器を前記液体塗布ユニットから取り外す工程とを備え、
    前記液体材料を塗布するための動作である、前記塗布対象物と前記塗布針とを平面的に重ねた状態で前記液体塗布ユニットを前記第2方向に移動させる動作と同様の自動動作を行ない、前記液体塗布ユニットが前記第2方向に移動することで、前記塗布液容器を前記ステージ上の前記塗布液容器着脱ユニットに対して載置させることにより、前記塗布液容器を前記液体塗布ユニットに対して取り外し可能である、請求項に記載の液体塗布方法。
  9. 前記塗布液容器着脱ユニットは、前記塗布液容器を前記液体塗布ユニットに取り付ける取り付け部分と、前記塗布液容器を前記液体塗布ユニットから取り外す取り外し部分とを含み、
    前記取り付け部分は、前記塗布液容器を引き付けて保持するために前記液体塗布ユニットが有している第1磁性部材よりも前記塗布液容器を引き付ける向きの磁力が小さい第2磁性部材を有し、
    前記取り外し部分は、前記第1磁性部材よりも前記塗布液容器を引き付ける向きの磁力が大きい第3磁性部材を有する、請求項またはに記載の液体塗布方法。
  10. 前記塗布液容器着脱ユニットの前記第2方向下方への許容量以上の移動の有無を検出可能なセンサが、前記ステージに設置されている、請求項7~9のいずれか1項に記載の液体塗布方法。
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