JP2008509426A - 微細要素の検査用装置 - Google Patents

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Abstract

微細要素の、検査、規定された構造の測定、構造及び構造誤差のシミュレーション、構造のそして構造での修正、そして、規定された対象位置での再検査の為の、ステージを有する、微細要素の為の装置を開示する。少なくとも、一つの液浸対物レンズと、微小構造の表面上への適正のわずかな液量を供給するための装置を、備えている。微小構造の表面上でわずかの液量を吸引するための装置が取り付けられ、その際、吸引装置は少なくとも部分的に液浸対物レンズを取り囲むかまたは、対物レンズの近傍に配置される。

Description

本発明は微細要素の検査用装置に関している。本発明は特に、微細要素用のステージを有し、少なくとも一つの液浸対物レンズとして形成された対物レンズが形成され、そしてイメージング光線経路が定められた検査装置に関している。
検査では、微細要素での制御の枠組み内で起こりうる全ての動作は理解されなければならない。それらは、例えば、純粋な検査、定められた構造物の測定、構造物や構造誤差のシミュレーション、構造物の修正、定められた対象位置の再検査、である。当業者はこのプロセスをレビューと呼ぶ。
特許文献1は、リソグラフィー装置及びリソグラフィー装置を用いての構成要素の製造方法を開示する。解像度の向上の為、液浸対物レンズが用いられ、そして構造化される基部の表面に液浸用の液体が供給される。組み立てられる基部と共にステージ全体は、液体によって覆われる。液中でのタービュランスを避ける為に、液体に透明の容器が浸される。その容器には同種の液体があり、そこにイメージングの対象が浸される。この装置はマスク、ウェーハ又は、それに類似の構成装置の検査には適していない。
特許文献2は、液浸リソグラフィー用の装置及び方法を開示する。構造化されるウェーハは液体によって完全に覆われる。イメージング光学部品とウェーハの間には短い距離が存在し、それによって、ここにはわずかな液量のみが存在する。この液体は常にポンプにより還流、ろ過、そして、交換される。
液浸対物レンズを用いることや、液浸用の液体を検査される微細要素(マスク、ウェーハ、顕微鏡構成要素)上に直接供給することは、従来技術により知られている装置において、提案されることはない。
EP1420302A1 US2004075895
本発明の課題は検査装置の解像度を向上させることと、その際の被検査構成要素の汚染を避けることである。
上記課題は、請求項1の特徴を有する本発明の検査装置によって、解決される。
微細要素の検査装置が、液浸対物レンズとして少なくとも一つの対物レンズを有し形成される場合、それは有利である。更に、前記装置は、微細要素の表面上に適正量の液量を供給する為の供給装置を有している。そして同じく、微細要素の表面上でわずかな液量を吸引する為の吸引装置が取り付けられている。この際、液浸対物レンズの調整装置は少なくとも部分的に取り囲まれるか、対物レンズの近傍に配置される。わずかな液量とは、液浸用の液体を表す液滴のことである。液浸用の液体として水を用いることは特に有利である。いくつかの応用の為に、液浸用の液体として高度に精製された水を用いることが勧められる。それ故、液浸対物レンズとは水により液浸対物レンズである。前記装置は、文献に記載されている、その他の液浸用の液体によって用いられることも可能である。
高い解像度を得る為、液浸対物レンズを用いた検査用の光には、248nm若しくはそれよりも短い(例えば193nm)波長が割り当てられる。複数の対物レンズがターレットに取り付けらる。そして同じく、二つ以上の対物レンズが互いに固定された配置も可能である。その際、一つの対物レンズは液浸対物レンズであり、その他の対物レンズは、可視光を用いた、アライメント又はその他の検査課題の為の対物レンズとなる。
微細要素の表面上でわずかな液量を吸引する為の吸引装置と、作業位置にある液浸対物レンズ付近の液浸に用いられ、適量で気泡を含まないわずかな液量を供給する為の供給装置がある。この時、液浸用の液量を供給する端は、供給装置の向かいに配置され、そして、微細要素の表面上でわずかな液量を吸引する為の吸引装置よりも液浸対物レンズにより近い位置に配置される、ように形成される。
微細要素の表面上でわずかな液量を吸引する為の吸引装置は微細要素の表面に対向する側で複数の吸引ノズルを有している。それらの吸引ノズルは、縁と吸引チャネルを有し、その際、縁から微細要素の表面への距離は制御され300μmより短い。更に、微細要素の表面の向かい側にある微細要素の表面上のわずかな液量を吸引する為の吸引装置は、突起部を有する。その突起部で吸引ノズルは、個々の吸引ノズルが突起部の上に突き出るように配置される。突起部は記載されている具体的な形状で実装されている。吸引機能の為、ノズルがそれ自体で突き出ていることが単に要求される。
その他の有利な点、及び有利な発明の形態は以下の図面の形状、及びその説明である。図中には、本発明の対象が概略的に示され、以下の図面を参照にして記載する。
図1には、微細要素2の検査装置1の構成が示されている。ベーシックフレーム3には、スキャンニングテーブルとして形成された、微細要素2用のステージ4が備えられる。ステージ4は、X座標方向およびY座標方向へ移動可能である。ステージ4上には、検査される微細要素2が置かれる。微細要素2はステージ4上で、追加のホルダー6によって固定されることも可能である。微細要素2とは、ウェーハ、マスク、一つの基板上の複数のマイクロメカニカルな構成要素、もしくは、類似の構成部品である。微細要素2のイメージングのために、イメージング光線経路10を規定する、少なくとも一つの対物レンズ8が備えられている。ステージ4及び追加のホルダー6は、入射光照射そして、同じく透過光照射に適しているように、構成される。この為に、ステージ4及びホルダー6は、照射光線経路12の通過の為の凹部(図示されてはいない)を有して形成される。照射光線経路12は、光源20から出る。イメージング光線経路10中にビームスプリッター13が配置され、それは、イメージング光線経路10でフォーカシング補助光線14を結合もしくは、分離させる。微細要素の焦点位置は、検出ユニット15により検知され、そして測定される。この時に、微細要素の表面の対物レンズに対する距離や、浸水液の供給および除去用の装置に対する距離を制御することができる。ビームスプリッター13の後ろで、CCDカメラ16がイメージング光線経路10中に配置される。このCCDカメラを用いて、微細要素2の検査の為の位置の画像が、録画及び撮影される。CCDカメラ16は、ディスプレー17及び、コンピューター18に接続されている。コンピューター18は、検査装置1の制御、得られた画像データの処理及び対応するデータの保存、並びに、浸水液の供給および除去の制御に、利用される。ここで取り上げる実施例では、複数の対物レンズ8が、ターレット(示されてはいない)に備えられており、それにより、使用者は様々な倍率を選択することが可能となる。コンピューター18によってシステムの自動化が達成される。特に、前記コンピューターは、ステージ4の制御、CCDカメラ16の読み込み、微細要素2上へわずかな液量の供給そして、ディスプレー17の駆動に、利用される。ステージ4は、それぞれがお互いに直交するX座標方向とY座標方向へ移動可能なように、形成されている。それにより、観察される微細要素2のおのおのの場所が、イメージング光線経路10へと運ばれる。微細要素2の検査装置1はさらに、微細要素2にわずかな液量を供給する為の供給装置21を有している。わずかな液量の供給する為の供給ノズル22が備えられ、そのノズルは適切な方法によって、わずかな液量を供給されるべき位置へと移動させることが可能である。
図2には、ターレット25上に配置される複数の対物レンズ8について図示されている。対物レンズ8は、望まれる検査方法に応じて、イメージング光線経路10へと運ばれる。ターレットにある複数の対物レンズ8の一つは液浸対物レンズ8aであり、そのとなりには乾燥対物レンズ8b(液浸対物レンズではない)とアライメント対物レンズ8c(アライメント)がある。様々な対物レンズ8を有しているターレット25は、観察される微細要素2の上へ運ばれる。ここで示される図では、液浸対物レンズ8aが、作業位置にあり、微細要素2の表面2aに向かい合って配置されている。同じように、液浸対物レンズ8aには、微細要素2の表面2a上に、適正量のわずかな液量を供給する為の供給装置21が配置される。さらに、微細要素2の表面2a上でわずかな液量を吸引する為の吸引装置23が取り付けられる。その際、液体の供給装置21は、液浸対物レンズ8aに対して、吸引装置23よりも、より近くに配置される。ここに示される具体的な形状では、吸引装置23は、液浸対物レンズ8aが少なくとも部分的に取り囲まれるように、配置されている。
図3には、作業位置での液浸対物レンズ8aの概略図が示されている。液浸対物レンズ8aと微細要素2の表面2aの間には、わずかな液量26が注入されている。その際、わずかな液量26は液浸対物レンズ8aの最前列のレンズ27を完全に湿らせる。
図4には、作業位置から液浸対物レンズ8aの交換を可能にする為の、吸引装置23の様態の概略図が示されている。微細要素2の表面8aの向かいには、吸引装置23も備えられている。すでに言及したように、ここで示されている吸引装置23は対物レンズ8aを部分的に取り囲んでいる。吸引装置のみが対物レンズに隣接して配置されているということも、具体的な形状から見て取れる。対物レンズの交換を可能にするために、吸引装置23は対物レンズの移動領域若しくは旋回領域から移動されなければならない。図4にて矢印30によって示されるように、吸引装置23は動かされる。図4下段の例で見て取れるように、吸引装置23はもはや対物レンズの領域にはない。
図5では、吸引装置23のその他の具体的な形状が示されている。ここでは、液浸対物レンズ8aは吸引装置23によって完全に包囲されている。吸引装置23は環状に形成されている。液浸対物レンズ8aを少なくとも部分的に包囲するために、吸引装置23がそれぞれ、閉められた構造または開かれた構造、そのどちらをとることも可能であることは、それぞれの当業者にとって自明である。吸引装置23の内部には更に、供給装置21が備えられている。
図6には、図5の具体的な形状におけるA‐A切断面の概略図が示されている。微細要素2の表面2aの向かいには液浸対物レンズ8aが配置されている。液浸対物レンズ8aの最前列のレンズ27と微細要素2の表面2aの間には、わずかな液量26が注入される。液浸対物レンズ8aは吸引装置23によって取り囲まれている。吸引装置23は、微細要素2の表面2aの向かい側32に、複数の開口部34を有している。必要があれば、この開口部34によって、微細要素2の表面2aで液体が吸引される。吸引装置23はチューブ35によって、負圧タンク(図示されてはいない)に連結されている。導入される負圧によって、液体は表面2a上から吸引される。
図7には、微細要素2の検査装置の基部が図示されている。その際、吸引装置23の周りの領域が図示される。吸引装置23は液浸対物レンズ8aに付設されている。ここで示される具体的な形状では、吸引装置23はU字型に形成されている。後述の点は、U字型の吸引装置23に限られるが、これは本発明における制限として解釈されるべきものではない。吸引装置23はキャリアー28に取り付けられている。一方では吸引装置23が対物レンズ8aの移動領域若しくは旋回領域から動かすことが可能であり、他方では微細要素の表面からの距離を制御して調整できるよう、キャリアー28は移動可能であるように形成されている。さらに、同様にキャリアー8aで供給装置21と浄化装置36を有している。浄化装置36は、可能であれば、付着している液体を確実に取り除く為に、利用される。供給装置21及び浄化装置36は、吸引装置23の対応する凹部37及び38を通して、液浸対物レンズ8a周辺の領域に配置される。浄化装置36は、液浸対物レンズ8aに留まっている残留液の吸引に用いられる、ノズルチップ39を有している。
図8には、微細要素2の検査装置の基部が図示されている。その際、吸引装置23の周辺領域が図示され、また、それ以外の要素は対物レンズ8aの周辺から外へ出されている。それ以外の要素とは、前に触れたように、吸引装置23及び浄化装置36のことである。既に図4で述べたように、対物レンズの交換は、浄化装置36が完全に吸引装置23の外へ出された時のみ行うことができる。浄化装置36は移動可能であるように形成されており、そのために、対応した可動性のミミック40に取り付けられている。
図9には、対物レンズ8,8aそして微細要素2の周辺領域の詳細な斜視図が示されている。供給装置21及び、浄化装置36は、可動性に形成されたミミック40に固定されている。吸引装置23はキャリアー28に固定されている。吸引装置23は、作業体勢において、微細要素2の表面2aの向かいの極近傍に備えられる。図9に示される具体的な形状では、微細要素2とは、半導体作成用のマスクである。その際、マスクは個別のマスクホルダー42によって配置される。キャリアー28は、剛体アーム43を介して、リフティング装置44に取り付けられる。リフティング装置44は吸引装置23と共にキャリアー28を微細要素2の表面2aから持ち上げる。アーム43はこのために、リフティング装置44で二つの伸張孔45方向において移動可能である。
図10には、微細要素2の検査用または/もしくは測定用装置の、その他の具体的な形状について図示されている。その際、ターレット25は、二つの互いに固定されて配置された対物レンズ8,8aによって、交換される。対物レンズの一方は液浸対物レンズ8aであり、それはDUV照射(248nm又は193nm)用に形成及び見積もられている。第二の対物レンズ8は、可視光用のレンズであり、それはアラインメント用、又は他の検査課題に用いることができる。個々の対物レンズは、少なくとも一つ画像の補足に用いられるCCD48を備えている。この場合の微細要素2とは、その基板が透明であるようなマスクである。照射光学素子46が照射のためにマスクの下に備えられている。
図11には、吸引装置23の具体的な形状が斜視図的に図示されている。この具体的な形状では、吸引装置23はU字型に形成されており、第一51、第二52及び第三53の足を有している。吸引装置23は微細要素2が向かいに位置する側で、突起部54を有する。この突起部54には吸引ノズル55(図12参照)が形成されている。
図12には、吸引装置23の具体的な形状における基部が斜視図的に図示されている。突起部54は周りに伸びるバンドとして、第一の足51、第二の足52及び第三の足53、に沿って形成される。突起部は複数の吸引ノズル55を支持している。吸引ノズル55は作業体勢においては、吸引装置23に対向して位置する。
図13には、図11での吸引装置23の具体的な形状における基部が図示されている。既に触れたように、複数の吸引ノズル55が突起部54に形成される。吸引ノズル55は、周りに伸びるバンドとして、第一、第二及び第三の足に沿って広がっている。個々の吸引ノズル55は、突起部54を介してそれ自体で上昇する。更に、吸引ノズル55は互い違いに配置されている。図13に示されているラインB‐Bは、吸引ノズル55のオフセットについて明らかにしている。
図14には、図13の吸引装置23の具体的な形状における側面図が図示されている。個々の吸引ノズル55は突起部54より突き出ている。個々の吸引ノズル55の配置は、投影の際吸引ノズルが、そのオフセットによって、吸引される液浸用の液体用の障壁となるように形成される。それにより、液浸用の液体が吸引ノズル55を通過できないことが保障される。
図15には、図13における吸引装置23の直線B‐Bに沿った断面図が図示されている。第三の足53の個々の吸引ノズル55は、吸引チャネル56に連結されている。そしてまた、第二の足52における吸引ノズル55は、他の別の吸引チャネル57に連結されている。吸引チャネルを分離させることにより、個々の足51,52及び53は、吸引力によって別々に与圧することが可能となる。
図16には、吸引ノズル55の形状が図示されている。吸引ノズル55は、追加的に突起部54の方向へ持ち上げられた縁60を形成する。吸引ノズル55の吸引チャネル56,57はおよそ1mmの直径61を有する。縁60は微細要素2(マスク)の表面2aに平行に形成される。微細要素2の表面2aまでの距離62が300μmよりも短くなるよう制御され、縁60は配置される。
図17には、吸引ノズル55のその他の形状が図示されている。吸引ノズル55の吸引チャネル57は縁63を有し、その縁63は吸引チャネル57の中心から外側へ向うと、微細要素2の表面2aから継続的に離れてゆく。前記形状では特に、液浸用の液体の確実な吸引を達成する為に、液浸用の液体は毛管力によって吸引チャネル57の方向へ引くことが用いられる。
図18には、U字型の吸引装置23の異なるセグメントの回路図が図示されている。U字型をした吸引装置23の第一の足51、第二の足52そして第三の足53は、別々のセグメント65に分離されている。それぞれのセグメントは、負圧をかける為に専用のチューブ67を備えている。ステージ4(図1参照)と吸引装置23との間の相対運動の依存性に応じて、対応するセグメント65にて、負圧をかけることができる。ステージ4と吸引装置23との間の相対運動が図18で矢印68によって示される。それにり、第一の足51は液滴70に向かって移動するため、第一の足51のセグメント65は負圧をかけなければならない。吸引装置23の移動方向へに応じて、対応する足に負圧をかける制御装置71が備えられている。この回路によって、それぞれのセグメントにおいて最適の吸引能力を達成する。
図19には、正方形をした吸引装置23のセグメント区分の具体的な形状が図示されている。個々のセグメント65は正方形の側面81,82,83そして84を成す。
図20には、円形をした吸引装置23のセグメント区分のその他の具体的な形状が図示されている。個々のセグメント65とはここでは、円形の吸引装置23の直角に配置されたセクター91,92,93そして94である。その他のセグメント65の区分も可能であることはそれぞれの当業者には明らかである。
微細要素の検査及び/又は測定、シミュレーションそして修正に用いられる装置の構成の概略図である。 ターレットに配置された複数の対物レンズと、それらの、検査対象となる微細要素に対する、配置である。 作業位置における液浸対物レンズの概略図である。 作業位置からの液浸対物レンズの交換を可能にする為の、吸引調整装置の過程の概略図である。 吸引調整装置のその他の具体的な形状の概略図である。 図5のA‐A断面に沿った具体的な形状の概略図である。 微細要素の検査装置基部の概略図であり、供給装置の周りの領域が表される。 微細要素の検査装置基部の概略図であり、供給装置の周りの領域が表され、また、その他の要素は対物レンズの周辺領域の外にある。 対物レンズ及び微細要素の周辺領域の詳細な斜視図である。 微細要素の検査及び/又は測定用装置の、その他の具体的な形状の概略図であり、二つの互いに固定され構成された対物レンズを備えている。 斜視図的なわずかな液量の吸引装置の具体的な形状の上面概略図である。 斜視図的なわずかな液量の吸引装置の具体的な形状の下面概略図である。 図11の具体的な形状の下面概略図である。 図11の具体的な形状の側面概略図である。 図13の直線B‐Bに沿った断面図である。 吸引ノズルの様態の概略図である。 吸引ノズルの様態のその他の概略図である。 U字型の吸引装置の異なるセグメントのスイッチングの概略図である。 正方形の吸引装置23のセグメント区分の具体的な形状の概略図である。 円形の吸引装置23のセグメント区分の具体的な形状の概略図である。
符号の説明
1 検査装置
2 微細要素
2a 微細要素2の表面
4 ステージ
8a 液浸対物レンズ
8b 乾燥対物レンズ
8c アライメント対物レンズ(アライメント)
10 イメージング光線経路
12 照射光線経路
20 光源
21 供給装置
22 供給ノズル
23 吸引装置
25 ターレット
28 キャリアー
36 浄化装置
39 ノズルチップ
54 突起部
55 吸引ノズル
56 吸引チャネル
57 吸引チャネル
60 縁
62 縁から微細要素の表面までの距離
65 セグメント
70 液滴

Claims (26)

  1. 表面のある微細要素(2)を検査する装置(1)にして、微細要素(2)の為のステージ(4)並びに液浸対物レンズとして形成された少なくとも一つの対物レンズ(8)を備え、イメージング光線経路(10)を定める検査装置において、供給ノズル(22)が微細要素(2)の表面(2a)へわずかな液量を配量し、その際、液浸対物レンズ(8a)と微細要素の表面(2a)の間にただわずかな液量だけが存在することと、微細要素(2)の表面(2a)上のわずかな液量を吸引する為の吸引装置(23)を備え、その際、吸引装置(23)は液浸対物レンズ(8a)を少なくとも部分的に取り囲むこと、を特徴とする装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、わずかな液量が気泡を含まないことを特徴とする装置。
  3. 請求項1に記載の装置において、検査がソフトウェアにより制御され、そして自動化されることを特徴とする装置。
  4. 請求項3に記載の装置において、検査が、測定、シミュレーション、修正、若しくは規定された対象の位置の再検査を含んでいることを特徴とする装置。
  5. 請求項1に記載の装置において、微細要素(2)が表面(2a)に構造を形成されたマスクであることを特徴とする装置。
  6. 請求項1に記載の装置において、微細要素(2)が表面(2a)に構造を形成されたウェーハであることを特徴とする装置。
  7. 請求項1に記載の装置において、微細要素がその表面(2a)上で、とりわけ、複数のマイクロメカニカルな構成要素若しくはその他の微細要素(2)を有する基板であることを特徴とする装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の装置において、わずかな液量が、液浸用の液体を表す液滴(70)であり、液浸用の液体が水又はその他の液状の溶媒であり、また、水を用いる場合は液浸対物レンズ(8a)が水浸対物レンズであることを特徴とする装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の装置において、照射光線経路(12)へ放射する光源(20)を有することを特徴とする装置。
  10. 請求項9に記載の装置において、液浸対物レンズ(8a)を用いた調査の為の光に、248nmの波長若しくはより短い波長、例えば193nmなどの波長が割り当てられることを特徴とする装置。
  11. 請求項1に記載の装置において、ターレットに複数の対物レンズ(8a、8b、8c)が取り付けられていることを特徴とする装置。
  12. 請求項1に記載の装置において、二つ以上の互いに固定されて取り付けられた対物レンズ(8、8a)を有し、その際に、一つの対物レンズは液浸対物レンズ(8a)であり、その他の対物レンズ(8)はアライメントや可視光を用いるその他の検査課題に利用可能であることを特徴とする装置。
  13. 請求項1に記載の装置において、わずかな液量を吸引する為の吸引装置(23)と適量のわずかな液量を供給する為の供給装置(21)の作業位置における液浸対物レンズ(8a)の付近での配列は、供給装置(21)の液浸用液体を供給する部位が、微細要素(2)の表面(2a)に向かい合うように配置され、そして、吸引装置(23)よりも液浸対物レンズ(8a)により近い位置に配置されることを特徴とする装置。
  14. 請求項13に記載の装置において、吸引装置(23)が直線若しくは曲がった梁として形成されることを特徴とする装置。
  15. 請求項13に記載の装置において、吸引装置(23)がL字型に形成されることを特徴とする装置。
  16. 請求項13に記載の装置において、吸引装置(23)がU字型に形成されることを特徴とする装置。
  17. 請求項13に記載の装置において、吸引装置(23)がV字型に形成されることを特徴とする装置。
  18. 請求項13に記載の装置において、吸引装置(23)が、液浸対物レンズ(8a)と、微細要素(2)の表面(2a)上へ液浸用液体を供給する為の供給装置(21)の液浸用液体を供給する縁を、完全に取り囲むこむことを特徴とする装置。
  19. 請求項18に記載の装置において、吸引装置(23)が円環として若しくは楕円形に形成されることを特徴とする装置。
  20. 請求項18に記載の装置において、吸引装置(23)が多角形の枠として形成されることを特徴とする装置。
  21. 請求項1から20のいずれか一項に記載の装置において、吸引装置(23)が、微細要素(2)の表面(2a)の向かいに位置する側で、多数の吸引ノズル(55)を有することを特徴とする装置。
  22. 請求項21に記載の装置において、複数の吸引ノズル(55)が縁(60)及び吸引チャネル(56,57)を有し、そして、縁(60)から微細要素(2)の表面(2a)までの距離(62)が300μmよりも短く制御されることを特徴とする装置。
  23. 請求項1から22のいずれか一項に記載の装置において、微細要素(2)の表面(2a)が向かいに位置する側に、吸引装置(23)が突起部(54)を有し、その突起部上で個々の吸引ノズルが突起部(54)から突き出るように、これら吸引ノズル(55)が配置されることを特徴とする装置。
  24. 請求項1から23のいずれか一項に記載の装置において、浄化装置(36)が備えられ、それが吸引装置(23)の内部に出入可能であるように配置され、そして、浄化装置(36)のノズルチップ(39)が液浸対物レンズ(8a)と微細要素(2)表面(2a)との間の液量へ入り込むことを特徴とする装置。
  25. 請求項1から24のいずれか一項に記載の装置において、微細要素(2)の表面(2a)へ適正な液量を供給する為の供給装置(21)及び微細要素(2)の表面(2a)からわずかな液量を吸引する為の吸引装置(23)が共通のキャリアー(28)に取り付けられることを特徴とする装置。
  26. 請求項1から24のいずれか一項に記載の装置において、吸引装置(23)が複数の別々のセグメントに分離していること、そして、ステージ(4)と吸引装置(23)の間での相対運動に応じて対応するセグメント(65)に負圧をかけること、を特徴とする装置。
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