JP2008241911A - パターン修正装置およびパターン修正方法 - Google Patents

パターン修正装置およびパターン修正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008241911A
JP2008241911A JP2007079616A JP2007079616A JP2008241911A JP 2008241911 A JP2008241911 A JP 2008241911A JP 2007079616 A JP2007079616 A JP 2007079616A JP 2007079616 A JP2007079616 A JP 2007079616A JP 2008241911 A JP2008241911 A JP 2008241911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
hole
substrate
correction
pattern correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007079616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5090038B2 (ja
Inventor
Takashi Koike
孝誌 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2007079616A priority Critical patent/JP5090038B2/ja
Priority to TW097106801A priority patent/TW200841288A/zh
Priority to KR1020080021826A priority patent/KR20080087668A/ko
Publication of JP2008241911A publication Critical patent/JP2008241911A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5090038B2 publication Critical patent/JP5090038B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】10μm前後の細線で電極断線部などを修正することができ、かつ、欠陥部周辺の汚染が小さなパターン修正装置を提供する。
【解決手段】このパターン修正装置では、フィルム3を固定ローラ19で折り返して上下に配置し、上方フィルム3Aの一部を移動させて下方フィルム3Bの孔3aを露出させ、孔3aの開口部を欠陥部2aに所定の隙間を開けて対峙させ、修正ペースト10が付着した塗布針9先端の平坦面9aで孔3aを閉蓋するようにしてフィルム3を基板1に押圧し、欠陥部2aに修正ペースト10を塗布する。したがって、毛細管現象によって修正ペースト10がフィルム3と基板1の隙間に侵入することを防止できる。
【選択図】図9

Description

この発明はパターン修正装置およびパターン修正方法に関し、特に、基板上に形成された微細パターンの欠陥部を修正するパターン修正装置およびパターン修正方法に関する。より特定的には、この発明は、フラットパネルディスプレイの製造工程において発生する電極のオープン欠陥を修正するパターン修正装置およびパターン修正方法に関する。
近年、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、ELディスプレイなどのフラットパネルディスプレイの大型化、高精細化に伴い、ガラス基板上に形成された電極や液晶カラーフィルタなどに欠陥が存在する確率が高くなっており、歩留まりの向上を図るため欠陥を修正する方法が提案されている。
たとえば、液晶ディスプレイのガラス基板の表面には電極が形成されている。この電極が断線している場合、塗布針先端に付着させた導電性の修正ペースト(修正液)を断線部に塗布し、電極の長さ方向に塗布位置をずらしながら複数回塗布して電極を修正する(たとえば特許文献1参照)。
また、欠陥部を覆うようにフィルムを設け、欠陥部とフィルムとをレーザ光を用いて略同時に除去し、除去した部分にフィルムをマスクとして修正インク(修正液)を塗布し、その後、フィルムを剥離除去する方法がある(たとえば特許文献2,3参照)。
特開平8−292442号公報 特開平11−125895号公報 特開2005−95971号公報
しかしながら、電極を修正する方法では、塗布針先端に導電性の修正ペーストを付着させ、断線部に修正ペーストを転写するため、その塗布径は先端部を平らに加工する面で決まり、10μm前後の塗布径を実現するのは困難であり、これを用いた細線形成も同様に難しかった。
一方、フィルムをマスクとして使用する方法では、10μm前後の細線で電極断線部などを修正することが可能であるが、修正インクを孔に塗布した時点で、フィルムと基板との隙間に毛細管現象で修正インク、あるいはその溶媒が吸い込まれ、基板を汚染することも考えられる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、10μm前後の細線で電極断線部などを修正することができ、かつ、欠陥部周辺の汚染が小さなパターン修正装置およびパターン修正方法を提供することである。
この発明に係るパターン修正装置は、基板上に形成された微細パターンの欠陥部を修正するパターン修正装置において、帯状のフィルムを折り返して上下に配置し、フィルムを基板の上方に供給するフィルム供給手段と、フィルムのうちの上方フィルムの一部を移動させ、下方フィルムに開けられた孔を露出させる移動手段と、孔の開口部を欠陥部に所定の隙間を開けて対峙させる位置決め手段と、孔を含む所定範囲で下方フィルムを基板に押圧するとともに、孔を介して欠陥部に修正液を塗布する塗布手段とを備えたことを特徴とする。
好ましくは、フィルムのうちの上方フィルムの表面にレーザ光を照射して欠陥部に応じた形状の孔を開けるレーザ照射手段を備え、フィルム供給手段は、孔が下方フィルムに位置するようにフィルムを巻き取る。
また好ましくは、上方フィルムと下方フィルムの間に上下動可能に設けられた2本のローラと、レーザ照射手段によって上方フィルムに孔を開ける場合は、2本のローラを上方フィルムに押し付けて上方フィルムを基板と略平行に配置し、位置決め手段によって孔の開口部を欠陥部に対峙させる場合は、2本のローラを下方フィルムに押し付けて下方フィルムを基板と略平行に配置する第1の駆動手段を備える。
また好ましくは、移動手段は、上方フィルムの下において上方フィルムの幅方向に移動可能に設けられた平板部材と、平板部材の一方側端部に立設され、上方フィルムの一部を引っ掛けるための複数の爪部材と、平板部材を上方フィルムの幅方向に移動させる第2の駆動手段とを含む。
また好ましくは、平板部材は、レーザ照射手段によってフィルムに孔を開けるときに発生する異物を受けるための遮蔽板を兼ねている。
また、この発明に係るパターン修正方法は、基板上に形成された微細パターンの欠陥部を修正するパターン修正方法において、帯状のフィルムを折り返して上下に配置し、フィルムを基板の上方に供給する第1のステップと、フィルムのうちの上方フィルムの一部を移動させ、下方フィルムに開けられた孔を露出させる第2のステップと、孔の開口部を欠陥部に所定の隙間を開けて対峙させる第3のステップと、孔を含む所定範囲で下方フィルムを基板に押圧するとともに、孔を介して欠陥部に修正液を塗布する第4のステップとを含むことを特徴とする。
好ましくは、第1のステップは、上方フィルムの表面にレーザ光を照射して欠陥部に応じた形状の孔を開ける第5のステップと、孔が下方フィルムに位置するようにフィルムを巻き取る第6のステップとを含む。
この発明に係るパターン修正装置およびパターン修正方法では、帯状のフィルムを折り返して上下に配置し、フィルムを基板の上方に供給し、フィルムのうちの上方フィルムの一部を移動させて下方フィルムの孔を露出させ、孔の開口部を欠陥部に所定の隙間を開けて対峙させ、孔を含む所定範囲で下方フィルムを基板に押圧するとともに、孔を介して欠陥部に修正液を塗布する。したがって、孔を開けたフィルムをマスクとして用いるので、10μm前後の細線で電極断線部などを修正することができる。また、修正液を欠陥部に塗布するときのみフィルムを基板に接触させるので、毛細管現象によって修正液がフィルムと基板の隙間に侵入することを防止することができ、修正液によって欠陥部周辺の基板が汚染されるのを防止することができる。また、上方フィルムの一部を移動させて下方フィルムの孔を露出させるので、孔と欠陥部の位置合わせや修正液の塗布を容易に行なうことができる。
実施の形態について説明する前に、この発明の基礎となるパターン修正方法について説明する。図1は、修正対象の基板1を示す図である。図1において、基板1上には微細パターンである電極2が形成され、電極2にはオープン欠陥部(断線欠陥部)2aが発生している。
このパターン修正方法では、図2に示すように、欠陥部2aに応じた形状の孔3aの開いたフィルム3をマスクとして使用する。欠陥部2aに孔3aを位置合わせした状態で、フィルム3は基板1の上面に隙間Gを開けて対峙される。フィルム3は、たとえば薄膜のポリイミドフィルムであり、その幅はマスクとして使用するのに十分な幅であればよく、たとえば、5mm〜15mm程度にスリットしたロール状フィルムである。フィルム3の厚さFtは、その下が透けて見える程度のものが好ましく、たとえば10〜25μm程度である。
図2に示すように、孔3aは、たとえば、短軸長がSwで長軸長がSlの長方形形状である。欠陥部2aの両端に位置する正常な電極面2bにも修正ペーストが塗布されるように、長軸長Slは欠陥部2aよりも長く設定される。これにより、修正部の抵抗値を低減するとともに、修正部の密着性を高めることができる。
孔3aは、フィルム3の表面にレーザ光を照射することにより形成される。レーザとしては、YAG第3高調波レーザやYAG第4高調波レーザ、あるいはエキシマレーザなどのパルスレーザを用いる。たとえば、図3に示すように、レーザ部4は観察光学系5の上部に設けられ、観察光学系5の下端に対物レンズ6が設けられる。フィルム3は、2本の固定ローラ7により、対物レンズ6と基板1の間に張り渡される。レーザ光は、レーザ部4から観察光学系5および対物レンズ6を介してフィルム3に照射される。孔3aの形状および大きさは、たとえばレーザ部4に内蔵される可変スリット(図示せず)により決定され、孔3aは対物レンズ6で集光されたレーザ光の断面形状に加工される。このとき、レーザアブレーションにより発生する異物(ごみ)が基板1上に落下しないように、遮蔽板8をフィルム3と基板1の間に配置することが好ましい。
このように、欠陥部2aにフィルム3が付着、あるいは密着した状態でレーザ光による孔3aの加工を行なわないので、電極2や欠陥部2aの近傍をレーザパワーによって損傷することはない。また、フィルム3を浮かした状態で孔3aを開けるので、フィルム3の裏面に異物が付着することを抑制することができる。
孔3aの形成が終了した時点では、孔3a周りのフィルム3上面には、孔3a部を除去(レーザアブレーション)した際に発生した異物(ごみ)が飛散しており、異物の除去のため、孔3aを中心としたその周りの広い範囲に弱いパワーでレーザ光を照射してもよい。このとき、レーザをYAG第2高調波レーザに切り替えて、弱いレーザパワーで孔3aを中心とする広い範囲にレーザ光を照射すれば、異物のみを除去することも可能であり、新たに異物が発生することを防止することができる。なお、フィルム3を反転させる機構を設ければ、フィルム3の裏面も同様に処理することができる。レーザ部4としては、孔3aを開けるためのレーザ光と、異物を除去するためのレーザ光の2種類のレーザ光のうちのいずれかのレーザ光を選択的に出射できるものを使用するとよい。
フィルム3は、図示しないフィルム供給リールから供給され、固定ローラ7を経由して図示しないフィルム巻き取りリールで回収される。フィルム3は、図示しないXYZステージにより、XYZ方向に移動可能とされる。XYZステージは、欠陥部2aと孔3aとの位置調整に使用される。
次に、たとえば画像処理結果、あるいは、それぞれの位置座標データに基づいて基板1に対してフィルム3を相対的に移動させ、図2に示すように、欠陥部2aの上方にフィルム3の孔3aを位置決めしてフィルム3と基板1が隙間Gを開けて対峙した状態にする。この工程は手動で行なっても構わない。フィルム3は一定の張力によって張られた状態にある。隙間Gは、フィルム3を支持する支点(たとえば図3に示した固定ローラ7)の間隔やフィルム3の厚さによって異なるが、たとえば10〜1000μm程度に設定される。基板1の表面に凹凸がある場合、基板1に対峙したフィルム3が、基板1とは接触しない程度の隙間Gを保ってもよいし、孔3aを含む微小範囲が、欠陥部2aと接触しないような隙間Gを保つようにしてもよい。
修正ペーストの塗布手段としては、たとえば、図4に示す塗布針9が用いられる。塗布針9の先端部は尖っているが、その先端は平坦に加工されている。塗布針9先端の平坦面9aの直径は、たとえば、30〜100μm程度であり、孔3aの大きさに合わせて最適な直径のものを選択して使用する。孔3aが平坦面9aにすべて収まるような塗布針9を選択して使用することが好ましい。このような塗布針9を用いれば、1回の塗布動作で孔3a全体に修正ペースト10を充填することができる。
塗布針9先端の平坦面9aの周りに修正ペースト10が付着した状態で、平坦面9aで孔3aの開口部を閉蓋するようにして塗布針9を上方から押し付けると、フィルム3が変形して孔3aの周りの微小範囲のフィルム3が欠陥部2aの周囲に付着し、欠陥部2aに修正ペースト10が充填される。塗布針9は、図示しないガイド(直動軸受)上を上下に進退可能にしたものであり、塗布針9を含む可動部の自重のみでフィルム3を押す。塗布針9が下降してフィルム3に接触して、フィルム3を基板1に接触させた後もさらに下降させようとしても、塗布針9がガイドに沿って上方に退避するので、塗布針9の平坦面9aは過負荷とならない。塗布針9の駆動手段(図示せず)は、制御手段(図示せず)により、時間管理されて制御される。
孔3aを含む微小範囲のフィルム3が欠陥部2aの周囲に接触する時間は、塗布針9がフィルム3を押している間だけであり、修正ペースト10がフィルム3と基板1(欠陥部2a近傍)との隙間に毛細管現象で流れる前に、塗布針9を上方に退避させる。塗布針9がフィルム3から離れれば、フィルム3の弾性で元の状態に戻り、孔3aを含む微小範囲のフィルム3は欠陥部2aの周囲から離れる。そのため、フィルム3が基板1に接触する時間は極わずかである。
図5は、塗布針9を上方に退避させた状態を示し、フィルム3は基板1から離れた状態に復帰しており、欠陥部2aには、孔3aの形状と略同形状の修正層10Aが残る。また、余分に塗布された修正ペースト10はフィルム3の表面に残る。このように、フィルム3をマスクとして修正を行なうので、塗布針9による塗布形状よりも微細な修正層10A(パターン)を得ることが可能となる。
塗布された修正ペースト10には、修正ペースト10の仕様に合わせて紫外線硬化、加熱硬化処理、あるいは乾燥処理が施される。図5の状態で硬化処理を行なってもよい。また、レーザ照射による熱分解反応で金属膜を析出する必要があれば、欠陥部2aの上方からフィルム3を除去した後で連続発振のレーザで硬化処理(金属膜析出処理)を行なってもよい。
このような方法で欠陥部2aの修正を行なえば、塗布された修正ペースト10が基板1とフィルム3との隙間に毛細管現象で吸い込まれることも無く、孔3aよりも広い範囲に渡って基板1を汚染する心配もなくなる。また、塗布が終了した時点で、フィルム3は欠陥部2aや基板1から完全に離れているため、その後の工程でフィルム3を除去する際には、フィルム3が修正層10Aに接触して修正層10Aを崩す心配がない。
修正ペースト10の粘度が大きければ、基板1とフィルム3との隙間に毛細管現象で吸い込まれる可能性は低くなるが、逆に流動性が悪くなって、孔3a全体に入らないため、欠陥部2aに修正ペースト10が付着しないことも想定される。それに対して、前述の方法では、塗布時のみ孔3a近傍のフィルム3を基板1に押圧するので、毛細管現象の影響を最小限に留めることができる。したがって、修正ペースト10の粘度は小さくても構わない。
また、1つの欠陥部2aを修正する際、1回の塗布で修正を完了する方が好ましい。その理由は、塗布回数が多くなると、孔3aに付着する修正ペースト10の量が多くなって、フィルム3と基板1との隙間に修正ペースト10が吸い込まれる、あるいは修正層10Aの形状が崩れる可能性も考えられるからである。一方、複数回同じ位置に塗布することで修正層10Aの膜厚を厚くすることもできるので、使用する修正ペースト10の仕様に合わせて塗布回数を決めることが望ましい。
また、修正ペースト10としては、電極2の欠陥部2aを修正する場合、金、銀などの金属ナノ粒子を用いた金属ナノペーストや金属錯体溶液(たとえば、パラジウム錯体溶液)、金属コロイドを用いることができる。
孔3aの大きさは、塗布針9の平坦面9aで孔3aの開口部全体を1回で押圧できる程度にすることが望ましく、たとえば、塗布針9の平坦面9aの径が50μmであれば、孔3aの長軸長Slは50μm以下となる。なお、孔3aの開口部の短軸長Swとフィルム3の厚さFtとがFt>Swの関係を満たすようにすれば、孔3a内に入った修正ペースト10を孔3a内に留める力(付着力)F1が、フィルム3と基板1との隙間に作用する毛細管現象による吸引力F2よりも大きくなり、修正ペースト10がフィルム3と基板1との隙間に吸い込まれることを防止することができる。ただし、上記力F1,F2は修正ペースト10の表面張力や粘度、基板1やフィルム3の濡れ性に依存して変化するので、修正の安定性を増すためには、Ft/2>Swの関係を満たすようにする方がより好ましい。
また、レーザ照射により孔3aを形成した後、レーザ照射した側のフィルム面を基板1に対峙させて修正した方が、描画形状がより安定する。すなわち、フィルム3の貫通孔3aの断面形状は、フィルム表面(レーザ照射面)からフィルム裏面(レーザ貫通面)に近づくにつれて細くなるテーパ状となる。このことはレーザ加工の特徴でもある。
貫通孔3aの開口部の面積が広いフィルム表面を基板1に対峙させると、貫通孔3aの開口部の面積が小さいフィルム裏面が上になり、フィルム裏面側から修正ペースト10が供給される。このとき、貫通孔3aの断面は、上に行くほど先細るハの字形状になっているので、貫通孔3a内の修正ペースト10には、より細くなる側、つまり貫通孔3aの上方側に毛細管現象で引く力が働く。したがって、修正ペースト10がフィルム3と基板1との隙間に流れることを抑制し、結果として、描画形状の安定化を図ることができる。
フィルム3の表面を基板1に対峙させるためには、レーザ照射によって貫通孔3aを形成した後でフィルム3の表裏を反転させる必要がある。図6(a)(b)は、フィルム3の表裏を反転させる方法を示す図である。図6(a)において、フィルム3は、左右に配置された固定ローラ11a,11bと、それらの間の上方に配置された固定ローラ12とにより、左右に折り返して上下に並行に張り渡された状態にされる。図6(a)では、固定ローラ11a,12の間のフィルム3の表面にレーザ光を照射して貫通孔3aを形成する。このとき、レーザアブレーションにより発生するごみが基板1上に落下しないように遮蔽板8を上下に並行に張り渡されたフィルム3の間に配置してもよい。
フィルム3は、図示しないフィルム供給リールから供給され、固定ローラ12,11a,11bを経由して図示しないフィルム巻き取りリールで回収される。これらは図示しないフィルム供給ユニットの主要部品となり、図示しないXYZステージにより、XYZ方向に移動可能とされる。XYZステージは、欠陥部2aと貫通孔3aとの位置調整に使用される。また、フィルム供給ユニットに回転手段を持たせてあってもよい。
なお、図6(a)では、フィルム3が上下に折り返されていて、上方にあるフィルム3に孔3aを開ける際には、少し距離を置いてその下方にもフィルム3が存在するので、下方にあるフィルム3が遮蔽板8の代用として使用可能な場合には、遮蔽板8は省略可能である。
次に、図6(b)に示すように、フィルム3を図中R方向(時計針回転方向)に巻き取り、フィルム3のレーザ照射面が下を向くようにフィルム3を反転させる。次いで、画像処理結果に基づいて基板1に対してフィルム3を相対移動させ、貫通孔3aと欠陥部2aを位置合わせして基板1とフィルム3が対峙した状態にする。この工程は手動で行なっても構わない。フィルム3は一定の張力によって張られた状態にある。隙間Gは、フィルム3を支持する支点(たとえば固定ローラ11a,11b)の間隔やフィルム3の厚さによって異なるが、たとえば10〜1000μm程度に設定される。基板1の表面に凹凸がある場合、基板1に対峙したフィルム3が、基板1とは接触しない程度の隙間Gを保ってもよいし、孔3aを含む微小範囲が、欠陥部2aと接触しないような隙間Gを保つようにしてもよい。その後、上下のフィルムに挟まれた空間に塗布手段を挿入して、図4に示したように、貫通孔3aの上方から修正ペースト10を塗布する。
なお、図6(a)(b)で示した方法では、フィルム3が上下に存在するので、塗布時には、上下のフィルムの間に塗布手段を挿入する必要があり、上下のフィルムの間隔を狭くすることはできない。そのため、高倍率の対物レンズ6を用いて、欠陥部2aと孔3aとの位置合わせをすることが難しい。
また、図7は、図6(a)(b)で示した方法の変更例を示す図であり、フィルム3を上方から見た図である。図7において、上方に位置する上方フィルム3Aと、その下方に折り返して張られる下方フィルム3Bとが上下に重ならないように捻られて配置される。この場合、固定ローラ11aと固定ローラ11bは平行ではなく、たとえば、固定ローラ11aにある角度を持たせ、かつ、固定ローラ11aが回転不能に設定される。こうすることで、下方フィルム3Bの上方には上方フィルム3Aが存在しない部分ができるため、塗布手段との干渉を回避し易くなる。貫通孔3aは、上方フィルム3Aの位置で加工された後で、フィルム3の巻き取りによって下方フィルム3Bの位置に移動するが、フィルム3の折り返し部で捻られているため、貫通孔3aの回転が生じる。貫通孔3aの回転は、貫通孔3a形成時に加工向きを補正するか、または、フィルム3を供給するユニット全体を回転して補正する必要がある。
なお、下方フィルム3Bの表面にレーザ照射して孔3aを形成する場合には、補正は不要となるが、孔3aの表裏の反転はできない。また、図7で示す方法では、フィルム供給リール13の回転軸13aと、フィルム巻き取りリール14の回転軸14aが平行ではないため、形状が複雑になることが想定される。
ここまでが、本願発明の基礎となるパターン修正方法の説明である。図8(a)〜(c)は、この発明の一実施の形態によるパターン修正装置の要部の構成および動作を示す断面図である。また、図9(a)(b)は、それぞれ図8(a)(b)を上方から見た図である。このパターン修正装置では、欠陥部2aの上方に位置する上方フィルム3Aを機械的に移動させ、欠陥部2aの上方に下方フィルム3Bのみが配置されている状態にしてから、下方フィルム3Bの孔3aを介して欠陥部2aに修正ペースト10を塗布する。
すなわち、図8(a)において、フィルム供給ユニット15には、着脱可能なフィルム供給リールおよびフィルム巻き取りリール(図示せず)が装着されている。フィルム供給リールから供給されるフィルム3は、固定ローラ16〜18を経由して対物レンズ6と基板1の間に導かれ、固定ローラ19で折り返され、固定ローラ20を経由してフィルム巻き取りリールに巻き取られる。
固定ローラ17,18は、可動部材21に固定され、一定範囲で上下方向に移動可能とされる。図8(a)では、可動部材21は上方の位置に固定された状態にある。この状態では、固定ローラ17,18によって支持され、それらに挟まれた区間L1の上方フィルム3Aと、固定ローラ19,20に挟まれた区間L2の下方フィルム3Bとは、一定の間隔、たとえば約10mm前後を保って略平行に張られた状態にあり、また、基板1に対しても略平行に対峙する。フィルム供給ユニット15の区間L2の部分(フィルム配置部15a)は、対物レンズ6の下方に挿入されてフィルム3をマスクとした修正に使用される。
また、区間L1の上方フィルム3Aの下方には、上方フィルム3Aを移動させるためのフック22が配置されている。フック22は、フィルム3よりも若干広い幅の平板部材と、平板部材の一方側(図中前側)の端部に所定の間隔で立設された2本の爪22aとを含み、基板1に対して略平行で上方フィルム3Aと直交する方向(幅方向)に移動可能に設けられている。図8(a)では、フック22は上方フィルム3Aとは接触しておらず、それらの間には一定の隙間が確保されている。
図9(a)に示すように、固定ローラ16,19,20は支持台23に固定され、可動部材21と支持台23との間には直動案内部材24が介在している。可動部材21に固着されたピン25の他端部にはアーム26が固定されていて、アーム26はエアシリンダ27の出力軸に固定されている。エアシリンダ27の出力軸を上下に移動させることで可動部材21を上下に移動させることができる。また、フック22はエアシリンダ28の出力軸に固定され、エアシリンダ28の出力軸を基板1に対して略水平方向に移動させることで、フック22はフィルム3の送り方向とは略垂直な方向に移動可能とされる。
この状態で、区間L1の略中央の上方フィルム3A上に、レーザ光を照射して欠陥部2aの形状に応じた形状の貫通孔3aを形成する。このとき、フック22の平板部材が遮蔽板として機能し、レーザアブレーションにより発生する異物(ごみ)を受けるので、基板1が汚染されることを防止することができる。フック22の平板部材の上面にごみを受ける凹部を形成してあってもよい。孔3aの形成が終了した時点では、フィルム3のレーザ照射面には、レーザアブレーションした際に発生したごみが飛散している。ごみの除去のため、孔3aを中心として、その周りの広い範囲に弱いパワーでレーザ光を照射する工程を入れてもよい。このとき、YAG第2高調波レーザに切り替えて、弱いレーザパワーで孔3aを中心とする広い範囲を照射すれば、ごみのみを除去することも可能であり、新たにごみが発生することを防止することができる。
次に、図8(b)に示すように、フィルム3をフィルム巻き取りリールによって巻き取りながら、孔3aを区間L2の下方フィルム3Bの略中央まで移動させる。次いで、フック22を後方に移動させると、図示しないフィルム巻き取りリール側はフィルム3が後戻りしないようになっているので、図示しないフィルム供給リールからフィルム3が供給されながら図9(b)に示すように、上方フィルム3Aはフック22の爪22aに引っ張られて後方に移動し、孔3aを含む下方フィルム3Bが上方から見て露出する。なお、エアシリンダ28の出力軸と、可動部材21との干渉を避けるため、可動部材21にはU字切り欠き部21aが設けられている。
図9(b)では、フック22で上方フィルム3Aが基板1に対してそのままの形状で平行移動しているように記載されているが、実際には、フック22内のフィルム3は2つ折りになったり、基板1に対して垂直に立つようになるが、機能上問題はない。
この状態から、図8(c)に示すように、可動部材21を下降させて、可動部材21に固定された固定ローラ17,18が、固定ローラ19,20よりも下方に位置するようにする。こうすることで、下方フィルム3Bは固定ローラ17,18の間で基板1に対して略平行に対峙する。なお、フィルム3には一定の張力が常に掛かった状態にあり、また、固定ローラ19,20の間の下方フィルム3Bを固定ローラ17,18で下方に押し込む方向なので、フィルム3が撓むこともなく、また、上方フィルム3Aが機械的に横移動したことによるフィルム3の捻れの影響は、固定ローラ17,18間の下方フィルム3Bには及ばない。
次に、欠陥部2aと孔3aとの位置合わせを行ない、孔3aを含む下方フィルム3Bと基板1とが一定の隙間Gを持って対峙するようにする。その後、図4で示したように、塗布針9で修正ペースト10を塗布すれば、欠陥部2aの近傍を汚染することなく修正が完了する。
なお、図9(b)に示す状態、すなわち、上方フィルム3Aをフック22で横移動させた状態で下方フィルム3Bに孔3aを形成することも可能であるが、この場合には、孔3aを形成する際にレーザ照射した面を基板1に対峙させることはできない。
図8(a)〜(c)および図9(a)(b)で示した方法では、固定ローラ19でフィルム3を折り返し、上方フィルム3Aと下方フィルム3Bとが一定の間隔で上下に配置された状態で、上方フィルム3Aを機械的に横移動させて下方フィルム3B1枚で修正を行なうため、欠陥部2aと孔3aとの位置合わせが容易になる。
また、下方フィルム3Bの孔3aの上方には物が無いので、作動距離WDが短い高倍率の対物レンズ(たとえば、20倍)に切り替えて、位置合わせを行なうことが可能である。また、塗布手段と上方フィルム3Aとの干渉を回避できるので、上方フィルム3Aと下方フィルム3Bとの間隔を狭くすることが可能となり、高倍率の対物レンズへの切り替えが容易になる。なお、高倍率の対物レンズ直下では、焦点深度が狭いため、欠陥部2aと孔3aを同時に観察することはできない。そのため、欠陥部2aに焦点を合わせた状態で欠陥位置を把握した後、孔3aに焦点を合わせて、孔位置が欠陥位置に合うように位置調整する。
また、フィルム供給リールと、フィルム巻き取りリールを同じ側に配置することができることと、フィルム供給リールとフィルム巻き取りリールの回転軸を平行に配置できるので、装置の構造が簡単になる。
塗布手段の一例として、図10(a)(b)に示す塗布ユニット29がある。塗布ユニット29は、その底に第1の孔30aが開口され、修正ペースト10が注入された容器30と、第2の孔31aが開口され、容器30を密封する蓋31と、第1および第2の孔30a,31aと略同じ径を有する塗布針9とを含む。塗布針9の先端の平坦面9aは、第2の孔31aを貫通して修正ペースト10内に浸漬される。第1および第2の孔30a,31aの径は、それらに貫通する塗布針9の径よりも少し大きいが微小であるので、修正ペースト10の表面張力や容器30の撥水・撥油性により、第1の孔30aからの修正ペースト10の漏れはほとんど無い。
容器30に形成され、修正ペースト10を注入するための穴は、孔30aに近づくに従って断面積が小さくなるテーパ形状を有する。したがって、少ない修正ペースト10でも塗布針9の平坦面9aを含む先端部を浸漬することができ、経済的である。修正ペースト10の量は、たとえば20μl(マイクロリットル)である。修正ペースト10は日持ちしないものもあり、容器30は定期的に交換する。あるいは、使用済み容器30を洗浄後、再利用することも可能である。容器30の着脱を簡単にするため、手でつかみ易い構造し、かつ、磁石による吸引を用いた着脱方法にすれば使い勝手は向上する。
塗布針9の基端部は塗布針固定板32に固着され、塗布針固定板32は図示しないガイド(直動部材)により上下動可能に支持される。この状態から、図10(b)に示すように、塗布針9の平坦面9aを容器30の底面に設けた第1の孔30aから突出させると、塗布針9の平坦面9aには修正液10が付着する。さらに塗布針9を下降させ、平坦面9aで孔3aの開口部を閉蓋するようにフィルム3上を押圧すると、フィルム3が変形して孔3aの周りの微小範囲のフィルム3が欠陥部2aの周囲に付着し、欠陥部2aに修正ペースト10が充填される。
塗布針固定板32は、図示しないガイド(直動軸受)によって上下方向に進退可能に支持されており、塗布針9を含む可動部の自重のみでフィルム3を押す。塗布針9が下降してフィルム3を基板1に接触した後もさらに下降させようとしても、塗布針9がガイドに沿って上方に退避するので、塗布針9の平坦面9aは過負荷とならない。塗布針9の駆動手段(図示せず)は、制御手段(図示せず)により、時間管理されて制御される。
この塗布方法では、塗布針9を欠陥部2aと容器(インクタンクまたはペーストタンク)との間を往復動させる工程が省略されるため、欠陥修正に要する時間が短縮される。
また、修正ペースト10は孔30a,31aを除いて密閉された容器30内に入っており、塗布針9は容器30の蓋31の孔31aに微小な隙間を持って常に挿入された状態にあるため、修正ペースト10が大気に直接触れる面積は少ない。したがって、修正ペースト10の希釈液(溶媒)の蒸発を防止することができ、修正ペースト10の使用可能な日数(交換周期)を長くすることが可能となり、パターン修正装置の保守が軽減化される。
また、塗布動作の待機状態において塗布針9の平坦面9aを含む先端部を修正ペースト10の中に浸けているため、塗布針9の平坦面9aに付着した修正ペースト10の乾燥を防ぐことができ、塗布針平坦面9aの洗浄工程も省略可能となる。
このように、塗布ユニット29を小型にできるので、平坦面9aの径が異なる複数の塗布ユニット29を用意しておき、欠陥部2aの大きさに応じて塗布針9を選択して使用することも可能である。
また、図11(a)〜(c)は、フィルム3に孔3aを開けた状態を示すもので、図8(a)の上方フィルム3Aの上から観察したものである。図11(a)ではフィルム3に孔3aを開けただけであるが、図11(b)に示すように、孔3aを囲むように環状の溝3bを形成してもよいし、図11(c)に示すように、孔3aを挟むように2本の溝3bを形成してもよい。孔3aに充填された修正ペースト10が毛細管現象で基板1とフィルム3との隙間に浸入したとしても、修正ペースト10の浸入は溝3bで止められる。
今まで説明してきた方法は、細線パターンを容易に形成することができるため、たとえば、液晶パネルのTFT(薄膜トランジスタ)パネルの電極修正のように、10μm以下のパターン形成が必要な場所に応用も可能となる。また、電極以外では、液晶カラーフィルタのブラックマトリックスは高精細化に伴い線幅が20μmを切っており、この修正にも適用可能となる。
また、この修正装置を用いて修正するパターン形状は、直線に限定されず、フィルム3に開ける孔3aの形状をL字形状やコの字形状にすれば、1回の修正操作で多種形状のパターンの修正が可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
修正対象の基板を示す図である。 この発明の基礎となるパターン修正方法を示す図である。 図2に示したフィルムに孔を開ける方法を示す断面図である。 図2で示した欠陥部に修正ペーストを塗布する方法を示す断面図である。 図4に示した塗布針を上方に退避させた状態を示す断面図である。 図2に示したフィルムに孔を開ける他の方法を示す断面図である。 図6に示したパターン修正方法の変更例を示す断面図である。 この発明の一実施の形態によるパターン修正装置の要部およびその動作を示す断面図である。 図8に示したフィルム供給ユニットを上方から見た図である。 図8に示したパターン修正装置の塗布ユニットの構成および動作を示す断面図である。 この実施の形態の変更例を示す図である。
符号の説明
1 基板、2 電極、2a オープン欠陥部、2b 電極面、3 フィルム、3A 上方フィルム、3B 下方フィルム、3a 孔、3b 溝、4 レーザ部、5 観察光学系、6 対物レンズ、7 固定ローラ、8 遮蔽板、9 塗布針、9a 平坦面、10 修正ペースト、10A 修正層、11a,11b,12,16〜20 固定ローラ、13 フィルム供給リール、13a 回転軸、14 フィルム巻き取りリール、14a 回転軸、15 フィルム供給ユニット、15a フィルム配置部、21 可動部材、21a U字切り欠き部、22 フック、22a 爪、23 支持台、24 直動案内部材、25 ピン、26 アーム、27,28 エアシリンダ、29 塗布ユニット、30 容器、30a 第1の孔、31 蓋、31a 第2の孔、32 塗布針固定板。

Claims (7)

  1. 基板上に形成された微細パターンの欠陥部を修正するパターン修正装置において、
    帯状のフィルムを折り返して上下に配置し、前記フィルムを前記基板の上方に供給するフィルム供給手段と、
    前記フィルムのうちの上方フィルムの一部を移動させ、下方フィルムに開けられた孔を露出させる移動手段と、
    前記孔の開口部を前記欠陥部に所定の隙間を開けて対峙させる位置決め手段と、
    前記孔を含む所定範囲で前記下方フィルムを前記基板に押圧するとともに、前記孔を介して前記欠陥部に修正液を塗布する塗布手段とを備えたことを特徴とする、パターン修正装置。
  2. 前記フィルムのうちの上方フィルムの表面にレーザ光を照射して前記欠陥部に応じた形状の前記孔を開けるレーザ照射手段を備え、
    前記フィルム供給手段は、前記孔が前記下方フィルムに位置するように前記フィルムを巻き取ることを特徴とする、請求項1に記載のパターン修正装置。
  3. 前記上方フィルムと前記下方フィルムの間に上下動可能に設けられた2本のローラと、
    前記レーザ照射手段によって前記上方フィルムに前記孔を開ける場合は、前記2本のローラを前記上方フィルムに押し付けて前記上方フィルムを前記基板と略平行に配置し、前記位置決め手段によって前記孔の開口部を前記欠陥部に対峙させる場合は、前記2本のローラを前記下方フィルムに押し付けて前記下方フィルムを前記基板と略平行に配置する第1の駆動手段を備えることを特徴とする、請求項2に記載のパターン修正装置。
  4. 前記移動手段は、
    前記上方フィルムの下において前記上方フィルムの幅方向に移動可能に設けられた平板部材と、
    前記平板部材の一方側端部に立設され、前記上方フィルムの一部を引っ掛けるための複数の爪部材と、
    前記平板部材を前記上方フィルムの幅方向に移動させる第2の駆動手段とを含むことを特徴とする、請求項2または請求項3に記載のパターン修正装置。
  5. 前記平板部材は、前記レーザ照射手段によって前記フィルムに前記孔を開けるときに発生する異物を受けるための遮蔽板を兼ねていることを特徴とする、請求項4に記載のパターン修正装置。
  6. 基板上に形成された微細パターンの欠陥部を修正するパターン修正方法において、
    帯状のフィルムを折り返して上下に配置し、前記フィルムを前記基板の上方に供給する第1のステップと、
    前記フィルムのうちの上方フィルムの一部を移動させ、下方フィルムに開けられた孔を露出させる第2のステップと、
    前記孔の開口部を前記欠陥部に所定の隙間を開けて対峙させる第3のステップと、
    前記孔を含む所定範囲で前記下方フィルムを前記基板に押圧するとともに、前記孔を介して前記欠陥部に修正液を塗布する第4のステップとを含むことを特徴とする、パターン修正方法。
  7. 前記第1のステップは、
    前記上方フィルムの表面にレーザ光を照射して前記欠陥部に応じた形状の前記孔を開ける第5のステップと、
    前記孔が前記下方フィルムに位置するように前記フィルムを巻き取る第6のステップとを含むことを特徴とする、請求項6に記載のパターン修正方法。
JP2007079616A 2007-03-26 2007-03-26 パターン修正装置およびパターン修正方法 Expired - Fee Related JP5090038B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007079616A JP5090038B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 パターン修正装置およびパターン修正方法
TW097106801A TW200841288A (en) 2007-03-26 2008-02-27 Image correction apparatus and image correction method
KR1020080021826A KR20080087668A (ko) 2007-03-26 2008-03-10 패턴 수정 장치 및 패턴 수정 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007079616A JP5090038B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 パターン修正装置およびパターン修正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008241911A true JP2008241911A (ja) 2008-10-09
JP5090038B2 JP5090038B2 (ja) 2012-12-05

Family

ID=39913378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007079616A Expired - Fee Related JP5090038B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 パターン修正装置およびパターン修正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5090038B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009103910A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Ntn Corp 欠陥修正方法
CN110610653A (zh) * 2019-09-28 2019-12-24 厦门翟苑日用品有限公司 一种直立式防风迎宾牌

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06324295A (ja) * 1993-05-11 1994-11-25 Sharp Corp カラーフィルター修正装置
JP2000296954A (ja) * 1999-04-12 2000-10-24 Daiwa Can Co Ltd 帯状部材の張力制御装置
JP2002258010A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Minoru Miwa 視野選択性フィルムおよびその製造方法
JP2005317802A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Lasertec Corp パターン基板の欠陥修正方法及び欠陥修正装置並びにパターン基板製造方法
JP2007041480A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Lasertec Corp パターン基板の欠陥修正装置、欠陥修正方法及びパターン基板製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06324295A (ja) * 1993-05-11 1994-11-25 Sharp Corp カラーフィルター修正装置
JP2000296954A (ja) * 1999-04-12 2000-10-24 Daiwa Can Co Ltd 帯状部材の張力制御装置
JP2002258010A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Minoru Miwa 視野選択性フィルムおよびその製造方法
JP2005317802A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Lasertec Corp パターン基板の欠陥修正方法及び欠陥修正装置並びにパターン基板製造方法
JP2007041480A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Lasertec Corp パターン基板の欠陥修正装置、欠陥修正方法及びパターン基板製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009103910A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Ntn Corp 欠陥修正方法
CN110610653A (zh) * 2019-09-28 2019-12-24 厦门翟苑日用品有限公司 一种直立式防风迎宾牌

Also Published As

Publication number Publication date
JP5090038B2 (ja) 2012-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4942430B2 (ja) パターン修正方法およびパターン修正装置
JP2008192901A (ja) パターン修正装置およびそれに用いられる塗布ユニット
JP2012124381A (ja) 塗布装置、塗布方法、およびパターン修正装置
JP5090038B2 (ja) パターン修正装置およびパターン修正方法
TWI444732B (zh) A pattern correction method and a pattern correction device
TWI421916B (zh) A pattern correction method and a pattern correction device
JP4925780B2 (ja) パターン修正方法およびパターン修正装置
JP5035794B2 (ja) パターン修正方法
JP2008281603A (ja) パターン修正方法
JP4993495B2 (ja) パターン修正方法およびパターン修正装置
JP2009291735A (ja) 液状材料塗布方法と、液状材料塗布機構およびそれを用いた欠陥修正装置
JP2012101175A (ja) 塗布機構、塗布方法、および塗布装置
KR20080087668A (ko) 패턴 수정 장치 및 패턴 수정 방법
JP5051643B2 (ja) 欠陥修正方法
JP4904168B2 (ja) パターン修正方法およびパターン修正装置
JP2008039977A (ja) パターン修正方法およびパターン修正装置
JP2008089668A (ja) パターン修正方法およびパターン修正装置
JP5035799B2 (ja) 欠陥修正方法
JP4860380B2 (ja) パターン修正方法およびパターン修正装置
JP4987435B2 (ja) 欠陥修正方法および欠陥修正装置
JP5052049B2 (ja) パターン修正方法およびパターン修正装置
JP2008020603A (ja) パターン修正方法およびパターン修正装置
JP2008288264A (ja) パターン修正方法
JP2008243903A (ja) パターン修正方法
JP2008015341A (ja) パターン修正方法およびパターン修正装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120821

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120912

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5090038

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees