JP4727849B2 - 車両乗員のための保護装置および乗員の保護方法 - Google Patents

車両乗員のための保護装置および乗員の保護方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両、特に自動車の乗員を保護するための保護装置に関し、特に乗員の頭部と頸部とを保護するために役立つ少なくとも一つのエアバッグを有する、車両シート(以下、単にシートと記す。)に組み込まれた保護装置及び車両乗員を保護するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
自動車の衝突時に乗員の頭部と頸部を保護するという保護装置は基本的に公知である。この種の保護装置は車両シート側に組み込まれており、少なくとも一つの、自動車乗員の頭部と頸部とを保護する役目のエアバッグを有している。自動車の前部衝突または後部衝突が起こったときは、シートのヘッドレストの領域でエアバッグが膨張し、かつ展開する。衝突に際して乗員は、例えばシートベルトのような拘束システムによってシートに保持されている限りは、先ず自身の質量慣性によって衝撃の方向に移動し、次いで再びシートへ押し戻され、その頭部と頸部とが、この時点ですでにシート上で膨張しているエアバッグに突っ込む。この公知の保護装置によって頸椎むち打ち症が防止される。
【0003】
本発明の目的は、特に事故時に自動車が転覆した場合に、乗員に対する高い保護効果を確保するような自動車乗員の保護装置および保護方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、乗員(12)の頭部と頸部とを保護するエアバッグ装置(92)を車両シート(10)に組み込んだ車両の乗員のための保護装置であって、エアバッグ装置(92)は、車両シート(10)の背もたれ(16)に組み込まれた第1のエアバッグ(94)と、車両シート(10)のヘッドレスト(18)に組み込まれた第2のエアバッグ(96)とを有し、第1のエアバッグ(94)は、ほぼ完全に膨張した状態で、背もたれ(16)の長手方向に見て、乗員(12)の背中上部から頭部かけての部位と、背もたれ(16)との間が所定角度をなして、乗員(12)が傾斜するように、背もたれ(16)の一部から車両シート(10)の座面(14)が延びる方向の前方に向けて突出して膨張し、乗員(12)の頭部(30)を胸部(32)の方向に向けて屈曲させ、この間、第2のエアバッグ(96)が、ヘッドレスト(18)と膨張する第1のエアバッグ(94)との間に配置されるように膨張し、膨張した状態において、第1のエアバッグ(94)をヘッドレスト(18)側に支持させることを特徴とする。
【0005】
本発明による保護装置および本発明による保護方法においては、事故に際して、例えば車体が転覆したときに、エアバッグが膨張して、少なくともほぼ完全に膨張した状態において、シートから突出することによって乗員の頭部を乗員の胸部の方向に積極的に屈曲させる。乗員がエアバッグに強制されて屈曲した姿勢をとるので、車体が転覆したときに、シートベルトを締めているにもかかわらずルーフの方向に移動しても、頭頂部はルーフに強く衝突しない。それどころか乗員はエアバッグによって一定の屈曲姿勢に押されているので、その頭頂部がルーフにぶつかるのが防止され、ルーフの方向へ移動しても、致命的でない角度でルーフに接触する。同時に、エアバッグによって頭部が屈曲させられた姿勢をとっていることにより、頭部の自然にしなう動きが助長され、結果として頸椎部の傷害が効果的に回避される。
【0006】
本発明の有利な発展形態は以下の説明、図面および従属項の記載から理解されるであろう。
【0007】
すなわち、保護装置の好ましい実施例によれば、エアバッグは、少なくともほぼ完全に膨張した状態において、シートの少なくともヘッドレストに支持され、また必要に応じて、ルーフにも支持されることが提案される。このようにして膨張したエアバッグは自動車内の特定の位置に保持され、その結果として車体が転覆し、乗員が自動車の中で移動するときに、特定の屈曲した姿勢を保つ。もし車体がコンバーチブル車として設計されているならば、エアバッグは乗員を屈曲した姿勢に保持し、これによりコンバーチブル車がフレーム部分とロールバーの上で回転している間、頭部と地面の直接接触が回避される。
【0008】
また、エアバッグは、少なくともほぼ完全に膨張した状態において、その側縁部がシートの座面の方向に起立していることが有利である。エアバッグの側縁部に沿って側縁部が起立していることにより、乗員の頭部はエアバッグの膨張に際してエアバッグに関して位置決めされ、これにより乗員はその後に続く移動にとって特に有利な姿勢を取る。
【0009】
保護装置の特に好ましい実施例によれば、エアバッグは、膨張した状態において、乗員の頭部を屈曲させるための保持部分と、保持部分をシート上で支持するための支持部分とに別れる。エアバッグをこのように別けることによって、支持部分を発生する力の吸収に適した寸法にすることができると同時に、保持部分を乗員の頭部を屈曲させる機能に沿った形状にすることができる。
【0010】
この実施例では、さらに保持部分は隣り合って配列された複数の細長いチャンバーからなることが提案される。複数のチャンバーは必要に応じて互いに流体的に連通しており、好ましくは膨張した状態において、その長手方向をシートからルーフに向かう方向に向けて伸長する。細長いチャンバーがルーフの方に向くことによって、乗員の頭部を屈曲させるのに最適な支持表面が形成される。
【0011】
この好ましい実施例において、支持部分は、膨張した状態において、シートの背もたれの長手方向を横切って伸長する細長いチャンバーを有してもよく、このようにすると保持部分に対して特に良好な支持効果が得られることが、一連の試験で示されている。
【0012】
本発明による保護装置の別の実施例においては、エアバッグは、少なくともほぼ完全に膨張した状態において、保持部分と支持部分とに区分され、該保持部分と支持部分とが共通のチャンバーをなすように、エアバッグが形成されてもよい。このような形をしたエアバッグを用いることの利点は、エアバッグの製造、すなわち保護装置の製造を、比較的簡単な方法で安価に行うことができるということである。
【0013】
本発明による保護装置の他の実施例によれば、互いに隣り合って配列され、互いに流体的に連通し、膨張した状態において、シートの背もたれの長手方向を横切って伸長する、複数の細長いチャンバーで形成されたエアバッグを用いることが提案される。この実施例においては、個々のチャンバーが一部で互いに接続しており、このようしてエアバッグが少なくともほぼ完全に膨張した状態において、シートから出発するカーブした断面形状をとって、乗員の頭部を屈曲させる。この実施例の利点は、エアバッグに湾曲した形状をとらせることが、個々のチャンバーを接続させることによって簡単に行われることである。また、個々のチャンバーに区分された構造により、エアバッグの容積が比較的小さくなり、これによってまた膨張した状態のエアバッグの寸法安定性が高くなる。さらにまた、チャンバーの形状を適当に設計することによって、膨張に際してエアバッグを特定の形状に展開させることが簡単に達成される。
【0014】
特に好ましい実施例によれば、エアバッグまたは保持部分の形状が、背もたれの長手方向を横切る方向から見て、膨張した状態において、楔形をしており、これが乗員の頭部を屈曲させる。
【0015】
別法として、エアバッグまたは保持部分は、膨張した状態において、シュートとして働くような形状をしていてもよい。乗員がルーフの方向に移動するときは、乗員は頭部をエアバッグで屈曲させられながら、このシュート上を特定の経路に沿って案内される。自動車が転覆し、乗員がシートを離れてすこしでもルーフの方へ移動すると、シュートとして設計されたエアバッグに頭部と頸部とが当たり、これに沿ってルーフの方へ摺動する。このようにして特に自動車の転覆に際して、乗員の頭部と頸部とが制御された仕方で案内され、乗員の頭部がルーフに当たるときにしなうことができるので、このような場合に発生する力が頸椎骨のみで吸収されるような事態にはならない。
【0016】
本発明による保護装置の他の実施例によれば、2個のエアバッグを有するエアバッグ装置が用いられる。第1のエアバッグはシートの背もたれに組み込まれており、膨張した状態において、乗員の頭部を屈曲させる役目をする。第2のエアバッグはヘッドレストに組み込まれており、少なくともほぼ完全に膨張した状態において、ヘッドレストの近傍に配置されている。この実施例においてはエアバッグ装置は2個の機能を有している。例えば自動車が転覆した場合は両方のエアバッグが膨張され、第1のエアバッグは乗員の頭部を屈曲させ、第2のエアバッグは第1のエアバッグをシート上で支持する。これに対して自動車の前部衝突または後部衝突が起こったときは、ヘッドレストに組み込まれた第2のエアバッグのみが膨張され、乗員は衝突に際してこのエアバッグに突っ込み、その結果前述のむち打ち症が回避される。
【0017】
特に自動車の転覆においては、エアバッグが保護機能を果たすために、膨張されたエアバッグの内圧は比較的長時間保持されなくてはならないので、エアバッグの布地を少なくともほぼ気密に製造することが提案される。自動車が転覆した後、エアバッグ中に保持されたガスは、例えば適当に作動されるバルブを用いて、時間遅れを取って排出される。
【0018】
また、エアバッグがシート上でできるだけ広い面積にわたって支持されるようにするために、エアバッグがその展開過程で、シート中に移動可能に保持されたヘッドレストを高い位置に移動させ、これにより膨張されたエアバッグが広い面積にわたってヘッドレスト上で支持されるようにすることが提案される。
【0019】
また、エアバッグ装置のエアバッグがそれぞれシートの背もたれに組み込まれている各実施例の場合は、シート被覆が所定の線に沿って開裂し、エアバッグの膨張後、シート被覆と、必要に応じてさらに背もたれクッションが、少なくとも部分的に、乗員とエアバッグの間に配置されるようにすることが有利である。エアバッグをシート被覆および背もたれクッションと相互作用させることによって、例えば乗員が着ている衣服の付属物などによるエアバッグの不調が効果的に回避される。
【0020】
保護装置は好ましくは制御ユニットを有し、該ユニットは、自動車が転覆したときに、単数または複数のガス発生器に点火して、エアバッグを膨張させる。エアバッグを点火するためにこの形式の制御ユニットを用いる場合、さらに次のようにするのが有利である。すなわち、自動車の前部衝突または後部衝突に際して、制御ユニットがこの場合は多段式のガス発生器、またはエアバッグ装置の複数のガス発生器のうちの少なくとも一つを作動させて、エアバッグが乗員の頭部とヘッドレストの間に位置するが、同時に乗員の頭部を移動させることはない程度に、エアバッグを膨張させる。エアバッグ装置に2個のエアバッグが用いられる実施例と同様に、1個のエアバッグしか用いないエアバッグ装置においても、制御ユニットによってエアバッグを適当に作動させることにより、保護装置に2個の機能を持たせることが可能になる。この場合、前部衝突または後部衝突に際しては、エアバッグ装置は頸椎むち打ち症に対する保護装置として働く。
【0021】
発明の他の態様によれば、乗員を保護するための方法が提案され、この保護方法によって上述の保護装置が動作する。
【0022】
この保護方法の発展形態として、なかでもシートがエアバッグの展開に不適当な位置にあるときや、乗員が適切にシートベルトを締めていないときや、シートが空席のときにエアバッグを膨張させないようにすることが提案される。
【0023】
さらにまた、頭部と頸部とを保護するためにエアバッグが点火されようとしているときは、シートの前方に配置されたフロントエアバッグを膨張させないようにすることが提案される。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明を以下の各実施例を用いて、図面を参照しつつ更に詳しく説明する。
図1は自動車のシート10の概略側面図を示し、シート上に乗員12が着座している。シート10は座面14を有し、この座面から傾斜調節可能の背もたれ16が突出している。公知の方法で移動可能に保持されたヘッドレスト18が背もたれ16の頂部に取り付けられている。
【0025】
シート10は第1の実施例による保護装置20を装備している。保護装置20は背もたれ16の頂部近傍に収容保持されたエアバッグ装置22を有している。エアバッグ装置22はエアバッグ24に連結された多段ガス発生器(図示せず)を備えている。図2に示したように、エアバッグ24は少なくともほぼ完全に膨張した状態において、背もたれ16の長手方向を横切る方向から見てほぼ楔形の形状を有している。ガス発生器は保護装置20の図示しない制御ユニットによって点火される。
【0026】
車両が交通事故に巻きこまれ転覆すると、保護装置20の制御ユニットがエアバッグ装置22のガス発生器を点火する。ガス発生器が点火されると、ガス発生器はエアバッグ装置22のエアバッグ24を、約100〜600msの時間内に、フルサイズにまで膨張させる。背もたれ16のエアバッグ装置22付近には縫い目(図示せず)が設けられてあり、これに沿って背もたれ16のシート被覆26および背もたれクッション28は、所定の線に沿って断裂する。シート被覆26および背もたれクッション28が断裂すると、このようにして背もたれ16上に形成された裂け目からエアバッグ24が飛び出して、図2に示したように乗員12の方向に展開する。
【0027】
エアバッグ24に設けられた縫い目と、エアバッグ24の楔形の形状とによって、エアバッグは同時にヘッドレスト18の方向にも展開して、図2に矢印で示したように移動可能なヘッドレスト18を高い位置に持ち上げる。ヘッドレストはこの位置でエアバッグ24に対して最適な支持機能を果たす。エアバッグ24は完全に膨張した状態においてその楔形の形状により、図2に示したようにシート10に堅固にシートベルトで締められた乗員12を前方に押して、特に頭部と頸部とにおいて背もたれ16から遠ざけて、乗員12の頭部30を胸部32の方向に屈曲させる。同時に先に断裂したシート被覆26および背もたれクッション28は乗員12と展開したエアバッグ24の間に挟み込まれるので、例えば乗員の衣服の付属物などによってエアバッグ24がうまく作用しない状態が効果的に回避される。エアバッグ24は膨張して、シート10から座面14の方向へ、背もたれ16の長手方向に対してある角度をなして突出し、乗員12の頭部30と、シート10の背もたれ16の上部、さらにヘッドレスト18との間に楔形34を形成する。
【0028】
ルーフ36が転覆の過程ででこぼこになった場合、あるいは乗員12が転覆の過程で少しでもシート10から離れてルーフ36の方向に移動した場合は、乗員12の頭部30は、乗員が屈曲した姿勢を取っているため、湾曲した頸椎に一致して胸部32の方向にしなうことができ、頸椎の損傷が避けられる。
【0029】
保護装置20が正常に機能することを保証するために、保護装置20は複数のセンサーを有し、これらのセンサーは、特にシート10の位置を測定し、また人がシート10に座っているかどうか、シート10に座っている乗員12がシートベルトを締めているかどうかなどを検知する。
【0030】
シート10が、例えば背もたれ16が過度に傾斜しているなどでエアバッグ24の作動に不都合な位置にあるときや、シート10に人が座っていないときや、シート10に座っている乗員12がシート10にしっかりシートベルトで締められていないときには、保護装置20の制御ユニットはエアバッグ24が作動するのを防止する。
【0031】
一方、保護装置20の制御ユニットがエアバッグ装置22のガス発生器を点火する場合は、制御ユニットは、例えばシート10のちょうど正面で自動車に装備されているフロントエアバッグ(図示せず)の展開を少なくとも一時的に防止して、これら2個のエアバッグの同時作動や、急速な逐次作動を回避する。
【0032】
また、保護装置20の制御ユニットは、自動車の前部衝突または後部衝突に際しては、エアバッグ装置22の多段式ガス発生器を部分的にのみ点火するように設計されている。このようにするとエアバッグ24はシート10の背もたれ16から飛び出しはするが、図3に示したようにヘッドレスト18と乗員12の頭部30との間に位置して、乗員12の頭部30をヘッドレスト18から離れる方向にほんの僅か押す程度に展開するだけである。このような部分的に膨張した状態においても、エアバッグ24の形状は、折り畳みの形式によって、あるいはさらにエアバッグ24が膨張したときにはじめて裂けるようなエアバッグの縫い目によって保持されている。
【0033】
エアバッグ24は衝突の間ずっとシート10上にこのままの状態で留まり、衝突の後乗員12がシートベルトまたはベルト引込装置によってシート10の方へ再び引き戻され、質量慣性によってシート10の方へ移動するときに、その頭部30が部分的に膨張したエアバッグ24に突っ込み、ヘッドレスト18に直接当たらないようにする。このようにして、特に乗員12の頸椎むち打ち症が効果的に防止できる。
【0034】
図4は保護装置40の第2の実施例を図示しており、その構造および機能は基本的に前述の保護装置20の構造および機能に対応する。しかしながらこれら保護装置20,40の基本的な相違は用いられるエアバッグ42にある。図4に示したように、このエアバッグ装置のエアバッグ42は完全に膨張した状態において細長い形状を有し、背もたれ16から発して背もたれの長手方向に対してある角度をなしつつ、乗員12の方向に伸長している。前述の第1の実施例と同じく、この実施例においてもエアバッグ42は乗員の頭部30を乗員12の胸部32の方向へ押しつけ、その結果乗員12は図4に示したような屈曲姿勢をとる。
【0035】
これに加えて、エアバッグ42はシュート44としても設計されている。すなわち、例えばシートベルトの締め具合が緩すぎたりして乗員12がルーフ36の方向に移動するとき、乗員12はルーフ36に向かって案内されながら、このシュート上を摺動する。エアバッグ42が引き起こす乗員12の傾斜した姿勢によって、図4に示したように乗員12は後頭部を致命的とならない角度でルーフ36に接触するようになる。これに加えて、乗員12の頭部30とルーフ36の間に位置するエアバッグ42の部分がルーフ36の衝撃をやわらげる。
【0036】
上述の保護装置40によって、特に自動車が転覆した場合、乗員12をシュート44で案内することができるので、乗員の頭部30は致命的とならない角度でルーフ36に接触するようになる。同時に発生する衝撃力は乗員12の屈曲した姿勢により、特に頸椎にとって都合のよい方向で乗員12の身体にかかり、頸椎がしなうことができるので、起こり得る頸椎の損傷が効果的に回避される。
【0037】
図5は保護装置50の第3の実施例を図示している。この保護装置の機能は第2の実施例による保護装置40の機能と基本的に同じである。これら実施例の唯一の相違は、用いられるエアバッグ装置54のエアバッグ52にある。この第3の実施例においては、エアバッグ52はガス発生器に直結された支持部分56と、支持部分56に隣接する保持部分58からなり、保持部分58は上述の第2の実施例と同様に膨張した状態においてシュート44として働く。支持部分56と保持部分58は流体的に互いに連通しており、ガス発生器から流出するガスはまず支持部分56を、次いで保持部分58を充填する。
【0038】
支持部分56はシート10の背もたれ16の長手方向を横切って延びた、丸い断面形状をした細長いチャンバー60から形成されている。この部分は展開の過程で、図5に上向き矢印で示したように、シート10のヘッドレスト18を高い位置に押し上げる。保持部分58は互いに隣接して配列され、互いに接続されている複数の長手方向のチャンバー62からなっている。これらのチャンバーは図5に示したように、膨張した状態においてその長手方向をシート10からルーフ36に向かう方向に向けて伸びる。この場合、保持部分58の長手方向のチャンバー62は縫い目によって互いに仕切られており、保持部分58は座面14の方向に向かってアーチ形を描くような断面形状を有している。保持部分58のこのようなアーチ形の断面形状の結果として、エアバッグ52は保持部分58の両側において隆起した側縁部64を有している。この側縁部64によって乗員12の頭部30はエアバッグ52の展開に際して特定の位置をとらされる。
【0039】
この実施例においても、自動車の前部衝突または後部衝突に際し、エアバッグ52の膨張を、エアバッグ52が頸椎むち打ち症に対する保護装置として働く程度に留めることが可能である。またこの実施例においても、保持部分58は図2の第1の実施例に示した楔形34と同様に働くように設計してもよい。
【0040】
図6は本発明による保護装置70の第4の実施例を示しており、その機能は上述した保護装置40,50に相当する。保護装置70と上述の保護装置40,50の唯一の相違は、エアバッグ装置72がシート10のヘッドレスト18に組み込まれていることである。このエアバッグ装置72のエアバッグ74の構造は基本的に第2の実施例のエアバッグ42に相当する。この実施例においてもヘッドレスト18は、エアバッグの展開過程でエアバッグ74によって高い位置に移動されるので(図6の矢印参照)、エアバッグ74の支持が改善される。
【0041】
図7は保護装置80の第5の実施例を示している。この実施例は上述の保護装置40,50と同様に、シート10の背もたれ16に組み込まれたエアバッグ装置82を有しているが、この実施例においては、エアバッグ84は互いに隣接して配列された複数の細長いチャンバー86からなっている。細長いチャンバー86は互いに流体的に連通しており、膨張した状態においてシート10の背もたれ16の長手方向を横切って伸長する。エアバッグ84の個々のチャンバー86は互いに部分的に接続されており、これにより、少なくともほぼ完全に膨張された状態において、エアバッグ84はシート10から発する湾曲した断面を有するシュート44を形成する。この実施例においても、ヘッドレスト18に直接当たるチャンバー86が、ヘッドレスト18を高い位置に押し上げ(図7の上向き矢印参照)、エアバッグ84に対する支持面を最適化する。また、この実施例においても、前部衝突または後部衝突に際してはエアバッグ84を部分的にのみ膨張させて、乗員をむち打ち症に対して保護するようにしてもよい。さらにまた、この実施例においても、エアバッグ84は第1の実施例のエアバッグ24と同様に楔形を有するように設計されてもよい。
【0042】
図8は保護装置90の第6の実施例を図示している。この第6の実施例では、保護装置90はエアバッグ装置92を有し、この保護装置90は背もたれ16に組み込まれた第1のエアバッグ94と、ヘッドレスト18に組み込まれた第2のエアバッグ96からなる。この実施例においても、保護装置90は乗員12の頭部と頸部とを保護する役目をする。この目的のために、まず第1のエアバッグ94が、次いで第2のエアバッグ96がほぼ同時に膨張される。第1のエアバッグ94はシュート44の役目をし、第2のエアバッグ96は第1のエアバッグ94とヘッドレスト18の間に配置されて、ヘッドレスト18を持ち上げ(図8の上向き矢印参照)、第1のエアバッグ94を支持する。この実施例においては、例えば自動車の前部衝突または後部衝突に際しては、保護装置90が頸椎むち打ち症に対する保護の機能のみを果たすように、第2のエアバッグ96のみが展開され、第1のエアバッグ94のガス発生器は待機状態のままとされる。
【0043】
この実施例においても、第1のエアバッグ94は第1の実施例において説明したような、楔形の形状を有するように設計されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ほぼ楔形をしたエアバッグが作動する直前の状態を示した第1の実施例の概略側面図。
【図2】図1のエアバッグが完全に展開した直後を示した概略側面図。
【図3】図1のエアバッグが部分的に膨張した状態を示した概略側面図。
【図4】車両の転覆に際してシュートの役目をするエアバッグに乗員が突っ込んだ状態を示した第2の実施例の概略側面図。
【図5】保持部分と支持部分に分かれたエアバッグが用いられた第3の実施例の概略側面図。
【図6】ヘッドレストに組み込まれたエアバッグが用いられた第4の実施例の概略側面図。
【図7】複数のチャンバーで形成されたエアバッグが用いられた第5の実施例の概略側面図。
【図8】2個のエアバッグが用いられた第6の実施例の概略側面図。
【符号の説明】
10 シート
12 乗員
14 座面
16 背もたれ
18 ヘッドレスト
20,40,50,70,80,90 保護装置
22,54,72,82,92 エアバッグ装置
24、42,52,74,84 エアバッグ
26 シート被覆
28 背もたれクッション
30 頭部
32 胸部
34 楔形
36 ルーフ
44 シュート
56 支持部分
58 保持部分
60 細長いチャンバー
62 長手方向のチャンバー
64 側縁部
86 チャンバー
94 第1のエアバッグ
96 第2のエアバッグ

Claims (7)

  1. 乗員(12)の頭部と頸部とを保護するエアバッグ装置(92)を車両シート(10)に組み込んだ車両の乗員のための保護装置であって、
    エアバッグ装置(92)は、車両シート(10)の背もたれ(16)に組み込まれた第1のエアバッグ(94)と、車両シート(10)のヘッドレスト(18)に組み込まれた第2のエアバッグ(96)とを有し、
    第1のエアバッグ(94)は、ほぼ完全に膨張した状態で、背もたれ(16)の長手方向に見て、乗員(12)の背中上部から頭部かけての部位と、背もたれ(16)との間が所定角度をなして、乗員(12)が傾斜するように、背もたれ(16)の一部から車両シート(10)の座面(14)が延びる方向の前方に向けて突出して膨張し、乗員(12)の頭部(30)を胸部(32)の方向に向けて屈曲させ、
    この間、第2のエアバッグ(96)が、ヘッドレスト(18)と膨張する第1のエアバッグ(94)との間に配置されるように膨張し、膨張した状態において、第1のエアバッグ(94)をヘッドレスト(18)側に支持させることを特徴とする保護装置。
  2. エアバッグ装置(92)の単数または複数のガス発生器に連結された制御ユニットが、自動車の転覆に際してガス発生器を点火して、第1のエアバッグ(94)と第2のエアバッグ(96)とを膨張させることを特徴とする請求項項に記載の保護装置。
  3. 自動車の前部衝突または後部衝突に際して、制御ユニットがエアバッグ装置(92)の多段式ガス発生器を作動させるか、または複数のガス発生器中の少なくとも一つを作動させ、第2のエアバッグ(96)が、乗員(12)の頭部(30)と車両シート(10)のヘッドレスト(18)の間に配置されるが、同時に乗員(12)の頭部(30)を移動させることはない程度にのみ、第2のエアバッグ(96)にガスを充填することを特徴とする請求項に記載の保護装置。
  4. 頭部と頸部とを保護するために第1のエアバッグ(94)と第2のエアバッグ(96)の各ガス発生器が点火されようとしている時、制御ユニットが、少なくとも一時的に、シート(10)の前方で自動車に配置されたフロントエアバッグを膨張させないことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の保護装置。
  5. 車両の乗員を保護するための方法であって、車両シート(10)に組み込まれたエアバッグ装置(92)の第1のエアバッグ(94),第2のエアバッグ(96)が自動車の転覆中に膨張されて、乗員(12)の頭部と頸部とを保護する保護方法において、
    背もたれ(16)の一部から車両シート(10)の座面(14)が延びる方向の前方に向けて突出するように膨張した第1のエアバッグ(94)が、第2のエアバッグ(96)でヘッドレスト(18)側に支持されて乗員(12)の頭部(30)を胸部の方向に屈曲させることを特徴とする自動車の乗員を保護するための保護方法。
  6. 頭部と頸部とを保護するために第1のエアバッグ(94)と第2のエアバッグ(96)の各ガス発生器が点火されようとしている時、制御ユニットは、少なくとも一時的に、車両シート(10)の前方で自動車に配置されたフロントエアバッグを膨張させないことを特徴とする請求項に記載の保護方法。
  7. 両の乗員を保護するための方法であって、自動車が事故に遭遇したかどうかが検知され、事故が検知されたときに自動車のシート(10)に組み込まれたエアバッグ装置(92)の第1のエアバッグ(94),第2のエアバッグ(96)が膨張して、乗員(12)の頭部と頸部とを保護する役目を果たす保護方法において、
    自動車の転覆が検知されたときには、第1のエアバッグ(94)は乗員(12)の頭部(30)を胸部(32)の方向に屈曲させる程度にまで膨張され、自動車の前部衝突または後部衝突が検知されたときには、第2のエアバッグ(96)は乗員(12)の頭部(30)と車両シート(10)のヘッドレスト(18)の間に配置され、乗員(12)の頭部(30)を移動させない程度にのみガス充填され、膨張することを特徴とする保護方法。
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