JP4923748B2 - 車両用乗員保護装置 - Google Patents
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請求項4の車両用乗員保護装置は、ルーフが一時的又は常時解放される車両の乗員保護装置において、乗員の頭部の上方を覆うように展開されるエアバッグと、上記エアバッグに気体を供給して展開させる気体供給手段と、上記エアバッグを折り畳んだ状態に収納可能なエアバッグ収納部と、上記エアバッグへ気体を供給して展開させる展開タイミングを判定する展開タイミング判定手段とを備え、上記エアバッグが乗員の頭部の上方において後方から前方へ向かって展開するように構成され、上記展開タイミング判定手段は、上記展開タイミングが、ロールオーバプロテクションシステムにより、ロールバーが収納位置から起立位置へ切り換えられた時点以降になるように上記展開タイミングを判定することを特徴としている。
請求項5の車両用乗員保護装置は、請求項1又は2の発明において、上記エアバッグは、展開状態において乗員の頭部上方を覆うルーフエアバッグ部と、このルーフエアバッグ部の左右両端から下方へ延びるサイドエアバッグ部とを有することを特徴としている。
請求項7の車両用乗員保護装置は、請求項1〜5の何れかの発明において、上記展開タイミング判定手段は、ロールオーバー発生を予知した時を上記展開タイミングとすることを特徴としている。
請求項9の車両用乗員保護装置は、請求項1〜7の何れかの発明において、上記気体供給手段が、インフレータを有することを特徴としている。
請求項10の車両用乗員保護装置は、請求項1〜7の何れかの発明において、上記気体供給手段が、コンプレッサと加圧エアを蓄圧するアキュムレータとを有することを特徴としている。
請求項4の発明によれば、展開タイミング判定手段は、展開タイミングが、ロールオーバプロテクションシステムにより、ロールバーが収納位置から起立位置へ切り換えられた時点以降になるように展開タイミングを判定するため、ロールバーと展開するエアバッグの干渉を防止することができ、特にロールバーにエアバッグ収納部を設けた場合にエアバッグを確実に展開させることができる。
請求項7の発明によれば、展開タイミング判定手段は、ロールオーバー発生を予知した時を上記展開タイミングとするため、ロールオーバー発生までにエアバッグを展開させることができる。
請求項9の発明によれば、気体供給手段がインフレータを有するため、エアバッグを急速展開させる上で有利である。
請求項10の発明によれば、気体供給手段がコンプレッサと加圧エアを蓄圧するアキュムレータとを有するため、エアバッグを繰り返し展開させるのに有利である。
図1に示すように、車両用乗員保護装置は、ルーフが一時的又は常時解放される2人乗りのオープンカー1(以下、自動車という)において衝突やロールオーバーに対して乗員を保護する為のものである。この自動車1では、座席の後側には、ロールバー2が装備され、このロールバー2にエアバッグ収納部3が設けられている。
図4に示すように、車両用乗員保護装置を制御する為の制御ユニット10であって、入力インタフェースとコンピュータと出力インタフェースと複数の駆動回路を有する制御ユニット10が設けられ、この制御ユニット10のコンピュータには、シートベルト装置のプリテンション用モータ18と、この車両用乗員保護装置のインフレータ8とを駆動制御する乗員保護制御の制御プログラムが予め格納されている。この乗員保護制御の制御プログラムには、衝突予知判定マップも付随的に設けられている。
車速を検出する車速センサ11、前方からの衝突を検知する衝突検知センサ12、車体の左右方向へのローリング傾斜角を検出する車体傾斜角センサ13、車体前方からの衝突を検出する為の前突用カメラ14、車体の左側からの左側突を検出する為の左側突用カメラ15、車体の右側からの右側突を検出する為の右側突用カメラ16、車体後方からの衝突を検出する為の後突用カメラ17などが設けられ、これらが制御ユニット10に接続されている。さらに、制御ユニット10には、制御対象の、頭部保護エアバッグ用インフレータ8と、シートベルトのプリテンション用モータ18とが接続されている。
自動車のイグニションキーの投入により制御が開始されと、最初にセンサやカメラ類から各種信号が読み込まれ(S1)、次に衝突予知判定処理が実行される(S2)。
尚,制御ユニット10が、頭部保護エアバッグにガス(気体)を供給して展開させるタイミングを判定する展開タイミング判定手段を構成している。
1)上記実施例では、衝突やロールオーバーの発生を予知した時を展開タイミングとしてエアバッグを展開させるように構成したが、衝突やロールオーバーが実際に発生した時を展開タイミングとしてエアバッグを展開させるように構成してもよい。
図9〜図11に示すように、この自動車1Aは、ルーフが一時的又は常時解放されるオープンカーである。この自動車1Aには、前席30と後席31とが設けられ、後席のシートバック32の上側近傍には、左右のシートバック32のほぼ全幅に亘るヘッドレスト33であって、後席の左側席と右側席の乗員に共通のヘッドレスト33が設けられている。
図12、図13に示すように、自動車1Bは、ルーフが一時的又は常時解放されるオープンカーであり、この自動車1Bには運転席と助手席の2つのシート装置41,42が装備され、この2つのシート装置41,42の後側近傍位置には、車体の左右の側壁を連結するクロスバー43が設けられ、このクロスバー43には運転席の後側に位置するロールバー44と助手席の後側に位置するロールバー45とが固定的に設けられている。
図14に示すように、自動車1Cは、実施例2の自動車と同様の自動車であるが、実施例1,3のような自動車でもよい。自動車1Cは左右1対のサイドドア50を有し、各サイドドア50のベルトライン部の内部にエアバッグ収納部51が設けられ、エアバッグ収納部51には折り畳んだエアバッグ52が収納され、サイドドア50内にはエアバッグ52にガスを供給するインフレータ53も設けられている。
尚、上記のエアバッグ収納部51の代わりに、リアフェンダー部の内部にエアバッグ収納部を設けることも可能である。
図15に示すように、自動車1Dは、ルーフが一時的又は常時解放されるオープンカーであり、この自動車1Dには運転席と助手席の2つのシート装置60,61が装備され、この2つのシート装置60,61の後側近傍位置には、車体の左右の側壁を連結するクロスバー62が設けられ、このクロスバー62には運転席の後側に位置するロールバー63と助手席の後側に位置するロールバー64とが固定的に設けられている。
2 ロールバー
3 エアバッグ収納部
4 ロールバー本体
5 収納部ケース
6 エアバッグ
6a ルーフエアバッグ部
6b サイドエアバッグ部
8 インフレータ
10 制御ユニット
33 ヘッドレスト
35 ガスシリンダ
36 ガスシリンダ用インフレータ
37 エアバッグ収納部
38 ケース体
39 エアバッグ
40 インフレータ
46 リヤデッキ部
47 エアバッグ収納部
48 エアバッグ
48a ルーフエアバッグ部
48b サイドエアバッグ部
49 インフレータ
50 サイドドア
51 エアバッグ収納部
52 エアバッグ
52a サイドエアバッグ部
52b ルーフエアバッグ部
53 インフレータ
63,64 ロールバー
65,66 エアバッグ収納部
67,68 エアバッグ
Claims (10)
- ルーフが一時的又は常時解放される車両の乗員保護装置において、
乗員の頭部の上方を覆うように展開されるエアバッグと、
上記エアバッグに気体を供給して展開させる気体供給手段と、
上記エアバッグを折り畳んだ状態に収納可能なエアバッグ収納部と、
上記エアバッグへ気体を供給して展開させる展開タイミングを判定する展開タイミング判定手段とを備え、
上記エアバッグが乗員の頭部の上方において後方から前方へ向かって展開するように構成され、
上記エアバッグ収納部が車両のリヤデッキ部に設けられたことを特徴とする車両用乗員保護装置。 - ルーフが一時的又は常時解放される車両の乗員保護装置において、
乗員の頭部の上方を覆うように展開されるエアバッグと、
上記エアバッグに気体を供給して展開させる気体供給手段と、
上記エアバッグを折り畳んだ状態に収納可能なエアバッグ収納部と、
上記エアバッグへ気体を供給して展開させる展開タイミングを判定する展開タイミング判定手段とを備え、
上記エアバッグが乗員の頭部の上方において後方から前方へ向かって展開するように構成され、
上記エアバッグ収納部が車両のベルトライン部とリヤフェンダ部の少なくとも一方に設けられたことを特徴とする車両用乗員保護装置。 - ルーフが一時的又は常時解放される車両の乗員保護装置において、
乗員の頭部の上方を覆うように展開されるエアバッグと、
上記エアバッグに気体を供給して展開させる気体供給手段と、
上記エアバッグを折り畳んだ状態に収納可能なエアバッグ収納部と、
上記エアバッグへ気体を供給して展開させる展開タイミングを判定する展開タイミング判定手段とを備え、
上記エアバッグが乗員の頭部の上方において後方から前方へ向かって展開するように構成され、
上記エアバッグ収納部がロールバーに設けられたことを特徴とする車両用乗員保護装置。 - ルーフが一時的又は常時解放される車両の乗員保護装置において、
乗員の頭部の上方を覆うように展開されるエアバッグと、
上記エアバッグに気体を供給して展開させる気体供給手段と、
上記エアバッグを折り畳んだ状態に収納可能なエアバッグ収納部と、
上記エアバッグへ気体を供給して展開させる展開タイミングを判定する展開タイミング判定手段とを備え、
上記エアバッグが乗員の頭部の上方において後方から前方へ向かって展開するように構成され、
上記展開タイミング判定手段は、上記展開タイミングが、ロールオーバプロテクションシステムにより、ロールバーが収納位置から起立位置へ切り換えられた時点以降になるように上記展開タイミングを判定することを特徴とする車両用乗員保護装置。 - 上記エアバッグは、展開状態において乗員の頭部上方を覆うルーフエアバッグ部と、このルーフエアバッグ部の左右両端から下方へ延びるサイドエアバッグ部とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用乗員保護装置。
- 上記エアバッグは、展開状態において乗員の頭部上方を覆う平板形に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用乗員保護装置。
- 上記展開タイミング判定手段は、ロールオーバー発生を予知した時を上記展開タイミングとすることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の車両用乗員保護装置。
- 上記気体供給手段が、ブロアファンを有することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の車両用乗員保護装置。
- 上記気体供給手段が、インフレータを有することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の車両用乗員保護装置。
- 上記気体供給手段が、コンプレッサと加圧エアを蓄圧するアキュムレータとを有することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の車両用乗員保護装置。
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