JP4940772B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の側面衝突やロールオーバー時に乗員の頭部側方を保護するサイドエアバッグ装置に関し、とりわけ、ルーフが開閉される車両に適用される頭部保護用のサイドエアバッグ装置に関する。
コンバーチブル車のようにルーフが開閉される車両にあって、乗員の頭部を、衝突やロールオーバー等の緊急時に保護するために室内にエアバッグ装置を設ける場合、コンバーチブル車はスポーティなスタイルが採用される関係上、乗員の頭頂空間が狭いためにルーフの閉止時には乗員は少し頭部を押し下げた状態で着座する一方、ルーフの開放時には頭部を通常に持ち上げて着座することになるため、頭部位置がルーフの閉止時と開放時とで異なることになる。
このため、エアバッグ装置をルーフの開・閉時にそれぞれ対応させるためには、ルーフ閉止時に押し下げ状態となる頭部とルーフ開放時に持ち上げ状態となる頭部とにそれぞれ対応させた位置に分離してエアバッグ装置を設けることになる。
このように、上下位置に分離してエアバッグ装置を設ける構造としては、通常の車両、つまり、ルーフが固定的に設けられる車両のサイドドアの車室内側に、下部エアバッグと上部エアバッグとを所定寸法だけ離隔して設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−139232号公報(第2頁、図1−図2)
しかしながら、前記特許文献1の上下分離したエアバッグ装置をコンバーチブル車に適用しようとした場合には、エアバッグ装置が複数個必要になってしまう。
このため、広い保護エリアの大型のエアバッグ装置を1つ設けてルーフの開・閉に対応させようとした場合には、エアバッグ本体の容量が大きくなってエアバッグ装置が大型化してしまう。
また、広い保護エリアのエアバッグ装置をルーフ開放時の頭部位置に対応させて設けた場合には、ルーフ閉止時にエアバッグ本体が展開した際、該エアバッグ本体がルーフに干渉して、所望の展開形状を得られない恐れがある。
そこで、本発明は、ルーフの開閉に合わせてエアバッグ装置を上下方向に移動させ、1つのエアバッグ装置でルーフの開閉に合わせて上下方向に移動する頭部の位置に対応させることができる頭部保護用のエアバッグ装置を提供するものである。
本発明にあっては、ルーフが開閉される車両の室内側部に設けられ、車両の衝突時やロールオーバー時にエアバッグ本体が展開して乗員の頭部を保護する頭部保護用のエアバッグ装置において、ルーフの開放時と閉止時とでエアバッグ装置のエアバッグ本体展開位置を上下に可変とする昇降装置を設け、ルーフの開放時にエアバッグ装置を上方位置としてエアバッグ本体を展開し、ルーフの閉止時にエアバッグ装置を下方位置としてエアバッグ本体を展開することを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、昇降装置によってエアバッグ装置のエアバッグ本体展開位置をルーフの開放時と閉止時とで上下に可変とし、ルーフの開放時、つまり、乗員の頭部が高い位置にあるときにはエアバッグ装置を上方位置としてエアバッグ本体を展開し、一方、ルーフの閉止時、つまり、乗員の頭部が低い位置にあるときにはエアバッグ装置を下方位置としてエアバッグ本体を展開できるので、1つのエアバッグ装置でルーフの開閉に合わせて上下方向に移動する頭部の位置に対応させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
本実施形態においては、ルーフが開閉される車両の室内側部に設けられ、車両の側面衝突やロールオーバー時にエアバッグ本体が展開して乗員の頭部を保護する頭部保護用のサイドエアバッグ装置に本発明を適用した例を説明する。
図1〜図5は本発明にかかるサイドエアバッグ装置の第1実施形態を示し、図1はルーフの閉止状態でエアバッグ本体が展開した状態の要部断面正面図、図2はルーフの開放状態でエアバッグ本体が展開した状態の要部断面正面図であり、図3はサイドエアバッグ装置を車室内方から見た正面図、図4はサイドエアバッグ装置の取付状態を車室外方から見た背面図である。
また、図5は(a)にルーフの開放状態と(b)にルーフの閉止状態とにおける乗員とサイドエアバッグ装置との関係をそれぞれ示す側面図である。
本実施形態のサイドエアバッグ装置10は、図1,図2に示すようにルーフ2が開閉動するコンバーチブル車等の車両1の後席3に着座する乗員Mに適用され、その後席3側方の室内側部となるリヤサイド部分4に設けられる。
本実施形態では、前記ルーフ2を開閉させるための図外の開閉スイッチが、インストルメントパネル等の運転席近傍に設けられており、該開閉スイッチを操作することにより、ルーフ2が自動的に開閉動されるようになっている。
前記リヤサイド部分4は、車体外側を構成するリヤフェンダ5と、リヤフェンダ5の車体内方に適宜間隔をおいて配置されたリヤサイドインナパネル6と、によって二重壁が構成され、これらリヤフェンダ5とリヤサイドインナパネル6との間にリヤサイドウインドウガラス7が昇降自在に格納される。
前記リヤサイドインナパネル6の車室内側はリヤサイドトリム8で覆われ、これらリヤサイドインナパネル6とリヤサイドトリム8との間にサイドエアバッグ装置10が配置され、このサイドエアバッグ装置10は袋状のエアバッグ本体11aが車両の側面衝突時やロールオーバー時に展開して乗員Mの頭部Mhを保護するようになっている。
サイドエアバッグ装置10は、前記エアバッグ本体11aと、このエアバッグ本体11aを折り畳んで収納するエアバッグケース11bと、車両の側面衝突時やロールオーバー時に作動して前記エアバッグ本体11aにガス圧を供給するインフレータ12(図3参照)と、を備えてエアバッグモジュール11として構成される。
ここで、本実施形態の前記サイドエアバッグ装置10は、ルーフ2の開放時と閉止時とでサイドエアバッグ装置10の上下位置を可変とする昇降装置20を設け、ルーフ2の開放時にサイドエアバッグ装置10を上方位置とし、ルーフ2の閉止時にサイドエアバッグ装置10を下方位置とするようになっている。
前記昇降装置20は、図3,図4に示すように前記リヤサイドインナパネル6に形成した開口部6aに取り付けられるベース板21と、このベース板21に設置されるレギュレータ22と、エアバッグケース11bを固定した昇降板23と、前記ベース板21に形成されて昇降板23を昇降案内するガイドレール部24と、を備えている。
前記開口部6aは、リヤサイドインナパネル6の上部から下部に亘って略矩形状に形成され、該開口部6aの内側形状に略沿って前記ベース板21が形成されており、開口部6aの周縁部から内方に突出した複数の取付片6bに、ベース板21の周縁部が取付穴21aを介してビスやクリップなどの締結部材で固定される。
前記レギュレータ22は、一般に用いられるドアウインドウレギュレータと同様の、ワイヤ・ドラムタイプのレギュレータとして構成されており、モータ駆動されるドラム22aに巻回されたワイヤ22bは、ドラム22aが正転または逆転された時にワイヤ22bのいずれか一端側が繰り出されつつ他端側が巻き取られるようになっている。
ワイヤ22bはベース板21の上部と下部にそれぞれ取付けられたプーリ22c,22dに周回され、これらプーリ22c,22d間でワイヤ22bを前記昇降板23に固定(固定点22e)し、ドラム22aの正逆回転によって昇降板23を上下移動させる。このとき、前記レギュレータ22はベース板21の車室外方面に配置されているとともに、前記昇降板23はベース板21の車室内方面に配置されている。
前記ガイドレール部24は、ベース板21の車両前後方向幅の両側部および中央部にそれぞれ形成した上下方向に延びる3本のスリット24a,24b,24cによって構成され、それぞれのスリット24a,24b,24cに摺動自在に係合するガイドローラ23a,23b,23cを介して前記昇降板23が取り付けられる。尚、本実施形態では中央部のガイドローラ23cは前記固定点22eを兼ねている。
従って、前記レギュレータ22のドラム22aが例えば正転した時に、ワイヤ22bの一端側が巻き取られて昇降板23を上昇させ、該昇降板23に固定したサイドエアバッグ装置10を上方移動させる一方、それとは逆にドラム22aが逆転した時に、ワイヤ22bの他端側が巻き取られて昇降板23を下降させ、サイドエアバッグ装置10を下方移動させることができる。
ところで、前記インフレータ12は、図3に示すようにリヤサイドインナパネル6に取り付けられて、該インフレータ12とエアバッグケース11b内のエアバッグ本体11aとがチューブ12aで連通されるが、インフレータ12は固定位置にあり、サイドエアバッグ装置10が上下移動することから、前記チューブ12aを可撓性かつ伸縮性を有する素材で形成し、サイドエアバッグ装置10の上方位置および下方位置にかかわらず、インフレータ12で発生したガスをエアバッグ本体11aに円滑に供給できるようになっている。
また、本実施形態では前記昇降装置20は、ルーフ2の前記開閉スイッチに連動させて、ルーフ2の開動時にサイドエアバッグ装置10を上方位置とし、ルーフ2の閉動時にサイドエアバッグ装置10を下方位置とするようになっている。
即ち、前記開閉スイッチの切換え信号で前記レギュレータ22を駆動し、本実施形態ではルーフ2を開動させる信号でドラム22aを正転させて、昇降板23を上昇させる一方、ルーフ2を閉動させる信号でドラム22aを逆転させて、昇降板23を下降させるようになっている。勿論、昇降板23の移動にはリミッタが設けられて、この最上方位置および最下方位置でドラム22aの回転が停止される。
前記サイドエアバッグ装置10のエアバッグ本体11aは、これが膨張される時に、図1,図2に示すようにリヤサイドトリム8の上端部に形成したスリット若しくは薄肉部からなる出口8aを押し開いて乗員頭部Mhの側方に展開されるようになっており、その出口8aとエアバッグケース11bとの間には例えば不織布等の可撓部材からなるバッグ展開ガイド11cが設けられる。
バッグ展開ガイド11cは、展開されるエアバッグ本体11aの車両左右両側を覆うように配置され、図1に示すように昇降板23が下降位置にあってエアバッグケース11bが下方位置にある場合は、バッグ展開ガイド11cは伸張した状態となり、図2に示すように昇降板23が上昇位置にあってエアバッグケース11bが上方位置にある場合は、バッグ展開ガイド11cは短縮した状態となる。
以上の構成により本実施形態の頭部保護用のサイドエアバッグ装置10によれば、昇降装置20を設けてサイドエアバッグ装置10の上下位置をルーフ2の開放時と閉止時とで可変とし、ルーフ2の開放時、つまり、図5(a)に示すように乗員Mの頭部Mhが高い位置にあるときにはサイドエアバッグ装置10を上方位置にし、一方、ルーフ2の閉止時、つまり、図5(b)に示すように乗員Mの頭部Mhが低い位置にあるときにはサイドエアバッグ装置10を下方位置にできるので、1つのサイドエアバッグ装置10で頭部Mhの上下位置に対応させることができる。
従って、図1,図5(b)に示すルーフ2の閉止状態で車両が側面衝突またはロールオーバーした際に、下方位置にあるサイドエアバッグ装置10のエアバッグ本体11aが乗員頭部Mhと室内側部、例えばサイドウインドウガラス7やルーフ2側部との間に展開して乗員頭部Mhの保護性能を向上させることができる。
また、図2,図5(a)に示すルーフ2の開放状態で車両が側面衝突またはロールオーバーした際には、上方位置にあるサイドエアバッグ装置10のエアバッグ本体11aが乗員頭部Mhと図外の側面衝突体または横転時の路面との間に展開して乗員頭部Mhの保護性能を向上させることができる。
更に、本実施形態では前記昇降装置20を、ルーフ2の開閉スイッチに連動させたので、ルーフ2の開動時にはサイドエアバッグ装置10を確実に上方位置とし、ルーフ2の閉動時にはサイドエアバッグ装置10を確実に下方位置とすることができるので、昇降装置20の人為的な操作ミスを無くしてルーフ2の開閉に応じて乗員頭部Mhの保護性能を向上させることができる。
図6,図7は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図6はサイドエアバッグ装置を上方位置とした昇降装置の断面正面図、図7はサイドエアバッグ装置を下方位置とした昇降装置の断面正面図である。
本実施形態のサイドエアバッグ装置10Aは、図6,図7に示すように基本的に第1実施形態のサイドエアバッグ装置10と略同様の構成となり、レギュレータ22によってサイドエアバッグ装置10を取り付けた昇降板23を、ルーフ2の開閉動に合わせて昇降させるようになっており、車両の側面衝突やロールオーバーの緊急時にはリヤサイドトリム8の上端部に脆弱部として設けた出口8aを破断してエアバッグ本体11aが展開される。
本実施形態のサイドエアバッグ装置10Aが第1実施形態と主に異なる点は、前記リヤサイドトリム8の昇降板23を覆うアームレスト部8bをリヤサイドトリム8から分離し、このアームレスト部8bを昇降板23に結合してアームレスト部8bがサイドエアバッグ装置10と一体となって上下移動できるようにしてある。
前記アームレスト部8bの下端とリヤサイドインナパネル6との間は可撓性の装飾膜9で覆われ、この装飾膜9は、図6に示すように昇降板23に伴ってアームレスト部8bが上昇位置にある時は伸張され、図7に示すように昇降板23に伴ってアームレスト部8bが下降位置にある時は蛇腹状に短縮される。
従って、本実施形態によれば第1実施形態と同様の作用効果を奏するのは勿論のこと、アームレスト部8bが昇降板23と一体に昇降するので、昇降板23に取り付けたサイドエアバッグ装置10とリヤサイドトリム8の上端部に設けた出口8aとの間の距離を一定にできる。このため、サイドエアバッグ装置10を出口8aに近接させた位置に取り付けておくことにより、第1実施形態で示したバッグ展開ガイド11cを用いることなく、エアバッグ本体11aを出口8aから的確に展開させることができ、また、展開した際のエアバッグ本体11aのアームレスト部8bからの突出量を、サイドエアバッグ装置10の上下位置に関わりなく一定にできる。
図8,図9は本発明の第3実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図8はサイドエアバッグ装置が下方位置にあるガイドレール部の正面図、図9はサイドエアバッグ装置が上方位置にあるガイドレール部の正面図である。
本実施形態にあっても第1・第2実施形態のサイドエアバッグ装置10,10Aと同様の構成となり、特に本実施形態が第1実施形態と異なる点は、図8,図9に示すようにサイドエアバッグ装置10を昇降案内するガイドレール部30の上端部30aをサイドエアバッグ装置10の上方位置に対応させ、このガイドレール部30の上端部30aをエアバッグ本体11aの展開方向に対して傾けるように湾曲させて車両前後方向に配置したことにある。
本実施形態のガイドレール部30は前後2本のレールで構成され、図8に示すようにガイドレール部30の上端部30aを車両後方(図中右方)に滑らかに湾曲させて、図9に示すようにサイドエアバッグ装置10が上方位置に上昇した際にガイドレール部30の車両前後方向に配置された上端部30aに位置される。
また、本実施形態にあってもガイドレール部30の下端部30bはサイドエアバッグ装置の下方位置に対応している。
従って、本実施形態によれば、サイドエアバッグ装置10が上方位置にあってエアバッグ本体11aが展開する際に、その展開方向の逆側に生じる力をガイドレール部30の前後方向配置された略水平な上端部30aで受け止めて、サイドエアバッグ装置10が下降するのを抑制できるため、エアバッグ本体11aの展開高さを当初の設定通りにすることができるため、乗員頭部Mhの保護性能を向上させることができる。
尚、サイドエアバッグ装置10が下方位置にある場合はガイドレール部30の下端部30bで移動停止されているため、エアバッグ本体11aの展開方向の逆側に生じる力が作用してもサイドエアバッグ装置10の下降が抑制される。
また、本実施形態は第1・第2実施形態に示したスリット状のガイドレール部24にあっても適用することができる。
ところで、本発明のサイドエアバッグ装置は前記第1〜第3実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
例えば、本実施形態では、後席の室内側部となるリアサイド部分に配置され、車両の側面衝突やロールオーバー時に、後席乗員の頭部を保護するエアバッグ装置に適用した形態を説明したが、これに限ることなく、前席の背部に配置され、車両の前面衝突時に、後席乗員の頭部を保護するエアバッグ装置、前席の側部に配置され、車両の側面衝突やロールオーバー時に、後席乗員の頭部を保護するエアバッグ装置、前席の室内側部となるドアトリム部分に配置され、車両の側面衝突やロールオーバー時に、前席乗員の頭部を保護するエアバッグ装置及び前席の室内前部となるインストルメントパネル内に配置され、車両の前面衝突時に、前席乗員の頭部を保護するエアバッグ装置などに適用することができる。
本発明の第1実施形態を示すルーフの閉止状態でエアバッグ本体が展開した状態の要部断面正面図。 本発明の第1実施形態を示すルーフの開放状態でエアバッグ本体が展開した状態の要部断面正面図。 本発明の第1実施形態を示すサイドエアバッグ装置の取付状態を車室内方から見た正面図。 本発明の第1実施形態を示すサイドエアバッグ装置を車室外方から見た背面図。 本発明の第1実施形態で(a)にルーフの開放状態と(b)にルーフの閉止状態とにおける乗員とサイドエアバッグ装置との関係をそれぞれ示す側面図。 本発明の第2実施形態を示すサイドエアバッグ装置を上方位置とした昇降装置の断面正面図。 本発明の第2実施形態を示すサイドエアバッグ装置を下方位置とした昇降装置の断面正面図。 本発明の第3実施形態を示すサイドエアバッグ装置が下方位置にあるガイドレール部の正面図。 本発明の第3実施形態を示すサイドエアバッグ装置が上方位置にあるガイドレール部の正面図。
符号の説明
1 車両
2 ルーフ
4 リヤサイド部分(室内部)
10 サイドエアバッグ装置(エアバッグ装置)
11 エアバッグモジュール
11a エアバッグ本体
20 昇降装置
24,30 ガイドレール部
M 乗員
Mh 頭部

Claims (4)

  1. ルーフが開閉される車両の室内に設けられ、車両の衝突やロールオーバー時にエアバッグ本体が展開して乗員の頭部を保護する頭部保護用のエアバッグ装置において、
    ルーフの開放時と閉止時とでエアバッグ装置のエアバッグ本体展開位置を上下に可変とする昇降装置を設け、ルーフの開放時にエアバッグ装置を上方位置としてエアバッグ本体を展開し、ルーフの閉止時にエアバッグ装置を下方位置としてエアバッグ本体を展開することを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 昇降装置は、ルーフの開閉スイッチに連動させて、ルーフの開動時にエアバッグ装置を上方位置とし、ルーフの閉動時にエアバッグ装置を下方位置とすることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. エアバッグ装置を昇降案内するガイドレール部の上端部を前記エアバッグ本体の展開方向に対して傾けて配置したことを特徴とする請求項1または2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記ガイドレール部の上部をエアバッグ装置の上方位置に対応させ、このガイドレール部の上部を水平方向に傾けたことを特徴とする請求項3に記載のエアバッグ装置。
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