JP2001239910A - コンバーチブル車の頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

コンバーチブル車の頭部保護エアバッグ装置

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JP2001239910A
JP2001239910A JP2000056462A JP2000056462A JP2001239910A JP 2001239910 A JP2001239910 A JP 2001239910A JP 2000056462 A JP2000056462 A JP 2000056462A JP 2000056462 A JP2000056462 A JP 2000056462A JP 2001239910 A JP2001239910 A JP 2001239910A
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airbag
roof
vehicle
state
tension
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JP2000056462A
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Takenori Koase
丈典 小阿瀬
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバーチブル車において車室内の側部にて
エアバッグをカーテン状に膨張展開させることが可能な
頭部保護エアバッグ装置を提供すること。 【解決手段】 コンバーチブル車の頭部保護エアバッグ
装置を、フロントピラー11に収納されるテンションベ
ルト22と、折り畳み可能で車室上部を開閉可能なルー
フ12の側部に沿って折り畳んだ状態で収納されるカー
テン状エアバッグ30と、このエアバッグ30の膨張部
31にガスを供給可能なインフレータ40と、テンショ
ンベルト22とエアバッグ30の前端を結合・分離可能
な連結手段50とを備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み可能で車
室上部を開閉可能なルーフを備えた車両、すなわちコン
バーチブル車に装備される頭部保護エアバッグ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】頭部保護エアバッグ装置の一つとして、
インフレータからガスが供給されることにより車室内の
側部にてカーテン状に膨張展開するエアバッグを備え
て、同エアバッグが備える膨張部にて乗員の頭部を側方
から保護するようにしたものがあり、例えば国際公開特
許WO96/26087に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した国際公開特許
WO96/26087に示されているような頭部保護エ
アバッグ装置においては、カーテン状に膨張展開するエ
アバッグが車両のフロントピラーからルーフサイドレー
ルに沿って折り畳んだ状態で収納される構成が採用され
ている。このため、フロントピラーとルーフが切り離さ
れた構造の車両(ルーフが折り畳み可能で車室上部を開
閉可能な車両)、すなわちコンバーチブル車には、上記
した構成の頭部保護エアバッグは装備することができな
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、当該頭部保護エアバ
ッグ装置を、フロントピラーに収納されるテンション手
段と、折り畳み可能で車室上部を開閉可能なルーフの側
部に沿って折り畳んだ状態で収納されるカーテン状エア
バッグと、このエアバッグの膨張部にガスを供給可能な
インフレータと、前記テンション手段と前記エアバッグ
の前端を結合・分離可能な連結手段とを備える構成とし
たこと(請求項1に係る発明)に特徴がある。
【0005】この場合において、前記テンション手段と
前記エアバッグの前端との結合を検知する結合検知手段
と、車両の側突またはロールオーバーを検知する作動条
件検知手段とを設けて、前記結合検知手段により前記テ
ンション手段と前記エアバッグの前端との結合が検知さ
れた状態で、前記作動条件検知手段により車両の側突ま
たはロールオーバーが検知されたときに、前記インフレ
ータから前記エアバッグの膨張部にガスが供給されるよ
うにすること(請求項2に係る発明)も可能である。
【0006】また、本発明の実施に際して、前記連結手
段として、前記ルーフの閉状態にて前記エアバッグの膨
張展開初期におけるガス圧によって前記テンション手段
と前記エアバッグの前端を結合させる連結手段を採用す
ること(請求項3に係る発明)も可能である。また、前
記連結手段として、ルーフ閉作動と連動して前記テンシ
ョン手段と前記エアバッグの前端を結合させルーフ開作
動と連動して前記テンション手段と前記エアバッグの前
端を分離させる連結手段を採用すること(請求項4に係
る発明)も可能である。
【0007】これらの場合において、前記ルーフの閉状
態を検知するルーフ状態検知手段と、車両の側突または
ロールオーバーを検知する作動条件検知手段とを設け
て、前記ルーフ状態検知手段によりルーフ閉状態が検知
された状態で、前記作動条件検知手段により車両の側突
またはロールオーバーが検知されたときに、前記インフ
レータから前記エアバッグの膨張部にガスが供給される
ようにすること(請求項5に係る発明)も可能である。
【0008】
【発明の作用・効果】本発明による頭部保護エアバッグ
装置(請求項1に係る発明)においては、連結手段がテ
ンション手段とエアバッグの前端を分離しておれば、折
り畳んだ状態で収納されるエアバッグとともにルーフを
伸展したり折り畳んで開閉することができる。また、ル
ーフ閉状態で連結手段がテンション手段とエアバッグの
前端を結合しておれば、エアバッグがカーテン状に膨張
展開したとき、エアバッグはテンション手段によって適
切なテンションを付与されて、乗員頭部の車外への移動
を的確に拘束することが可能である。したがって、コン
バーチブル車において車室内の側部にてカーテン状に膨
張展開するエアバッグを的確に機能させることができ
る。
【0009】また、本発明の実施に際して、前記テンシ
ョン手段と前記エアバッグの前端との結合を検知する結
合検知手段と、車両の側突またはロールオーバーを検知
する作動条件検知手段とを設けて、前記結合検知手段に
より前記テンション手段と前記エアバッグの前端との結
合が検知された状態で、前記作動条件検知手段により車
両の側突またはロールオーバーが検知されたときに、前
記インフレータから前記エアバッグの膨張部にガスが供
給されるようにした場合(請求項2に係る発明)におい
ては、エアバッグの不必要な膨張展開を禁止することが
できるとともに、エアバッグを必要時において的確に膨
張展開させることができる。
【0010】また、本発明の実施に際して、前記連結手
段として、前記ルーフの閉状態にて前記エアバッグの膨
張展開初期におけるガス圧によって前記テンション手段
と前記エアバッグの前端を結合させる連結手段を採用し
た場合(請求項3に係る発明)においては、インフレー
タからエアバッグにガスが供給されない状態では、連結
手段がテンション手段とエアバッグの前端を分離してい
て、折り畳んだ状態で収納されるエアバッグとともにル
ーフを伸展したり折り畳んで開閉することができる。ま
た、ルーフ閉状態でインフレータからエアバッグにガス
が供給されて、エアバッグの膨張展開初期におけるガス
圧によって連結手段がテンション手段とエアバッグの前
端を結合させると、エアバッグがカーテン状に膨張展開
したとき、エアバッグはテンション手段によって適切な
テンションを付与されて、乗員頭部の車外への移動を的
確に拘束することが可能である。したがって、コンバー
チブル車において車室内の側部にてカーテン状に膨張展
開するエアバッグを的確に機能させることができる。
【0011】また、本発明の実施に際して、前記連結手
段として、ルーフ閉作動と連動して前記テンション手段
と前記エアバッグの前端を結合させルーフ開作動と連動
して前記テンション手段と前記エアバッグの前端を分離
させる連結手段を採用した場合(請求項4に係る発明)
においては、連結手段がルーフ閉作動と連動してテンシ
ョン手段とエアバッグの前端を結合させルーフ開作動と
連動してテンション手段とエアバッグの前端を分離させ
るため、折り畳んだ状態で収納されるエアバッグととも
にルーフを伸展したり折り畳んで開閉することができ
る。また、ルーフ閉状態では連結手段がテンション手段
とエアバッグの前端を結合させているため、インフレー
タからエアバッグにガスが供給されてエアバッグがカー
テン状に膨張展開したとき、エアバッグはテンション手
段によって適切なテンションを付与されて、乗員頭部の
車外への移動を的確に拘束することが可能である。した
がって、コンバーチブル車において車室内の側部にてカ
ーテン状に膨張展開するエアバッグを的確に機能させる
ことができる。
【0012】また、上記した請求項3または4に係る発
明の実施に際して、前記ルーフの閉状態を検知するルー
フ状態検知手段と、車両の側突またはロールオーバーを
検知する作動条件検知手段とを設けて、前記ルーフ状態
検知手段によりルーフ閉状態が検知された状態で、前記
作動条件検知手段により車両の側突またはロールオーバ
ーが検知されたときに、前記インフレータから前記エア
バッグの膨張部にガスが供給されるようにした場合(請
求項5に係る発明)においては、エアバッグの不必要な
膨張展開を禁止することができるとともに、エアバッグ
を必要時において的確に膨張展開させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図7は本発明によるコンバ
ーチブル車の頭部保護エアバッグ装置の一実施形態を示
していて、この実施形態の頭部保護エアバッグ装置は、
フロントピラー11に収納されたマット(ネット)21及
びテンションベルト22からなるテンション手段と、ル
ーフ12の側部に沿って折り畳んだ状態で収納されるカ
ーテン状エアバッグ30と、このエアバッグ30の膨張
部31にガスを供給可能なインフレータ40と、テンシ
ョンベルト22の後端とエアバッグ30の前端(膨張展
開時に下端となる部位)を結合・分離可能な連結手段5
0とを備えている。
【0014】ルーフ12は、図1に示したように、折り
畳み可能で車室上部を開閉可能であり、ルーフヘッド
(メタルトップ)12a、ルーフバック(後部窓を含
む)12b及び開閉機構12cを備えており、車室内で
のスイッチ操作により開閉可能となっている。なお、ル
ーフ12の開閉作動時には、テールゲート13も連動し
て開閉するようになっていて、折り畳んだ状態(図1の
一点鎖線にて示した状態)のルーフ12は収容部14に
収納されてテールゲート13によって覆蓋されるように
なっている。
【0015】マット21及びテンションベルト22は、
エアバッグ30が折り畳まれて収納されている状態で
は、図1及び図2に示したように、フロントピラー11
に沿って収納されて、弾性変形可能なフロントピラーガ
ーニッシュ11aにより覆われるようになっている。マ
ット21は、図4に示したように三角形状であり、上側
(一辺)にてボルト61とウエルドナット62を用い
て、フロントピラー11に組付けられており、収納時に
は蛇腹状に折り畳まれている(図2参照)。
【0016】テンションベルト22は、膨張展開時のエ
アバッグ30(図4参照)に張りを与えるテンション手
段(ロープやワイヤで実施することも可能)であり、折
り畳み易くて延び難い素材で構成されていて、マット2
1の下端に縫合されている。また、テンションベルト2
2は、前端22aをフロントピラー11の所定部位に固
定され、後端22bをエアバッグ30の前端部下方(膨
張展開時に下端となる前端部)に連結手段50を介して
連結されるようになっており、エアバッグ30と連結さ
れた状態ではエアバッグ30の膨張展開に伴ってマット
21とともにフロントピラー11から引き出されるよう
になっている。
【0017】エアバッグ30は、基布に気密コーティン
グを施してなるもので、ルーフ12の側部に沿って設け
られており、図1に示したように、ルーフ12が折り畳
まれるときには中央部にて折り曲げられるようになって
いる。また、エアバッグ30は、図4にて示したよう
に、膨張展開時に上下方向に延びる複数の膨張部31
と、これら各膨張部31にガスを供給するための第1ガ
ス通路部32と、連結手段50にガスを供給するための
第2ガス通路部33を備えている。
【0018】このエアバッグ30は、図3にて示したよ
うに、上端部にてボルト71とウエルドナット72を用
いて、ルーフ12の側部に組付けられていて、上下方向
にて蛇腹状に折り畳んだ状態にて収納されており、弾性
変形可能なルーフヘッドライニング12dの側縁部によ
って覆われるようになっている。
【0019】エアバッグ30の各膨張部31は、乗員の
頭部Hを側方から保護するものであり、上端にて第1ガ
ス通路部32に連通している。第1ガス通路部32は、
後端にてインフレータ40に連通していて、インフレー
タ40から各膨張部31にガスを導くようになってい
る。第2ガス通路部33は、図4及び図5にて示したよ
うに、前端にて連結手段50のシリンダ51に連通し、
後端にてインフレータ40に連通していて、インフレー
タ40からシリンダ51にガスを導くようになってい
る。
【0020】インフレータ40は、ルーフバック12b
の側部に組付けられていて、弾性変形可能なガーニッシ
ュ(図示省略)によって覆われており、エアバッグ30
の両ガス通路部32,33に向けてガスを噴出するガス
噴射作動を制御装置80によって制御されている。制御
装置80は、図7にて示したように、インフレータ4
0、車体に組付けられてルーフ12が閉じたことを検知
するルーフセンサーS1、車体に組付けられて車両の側
突を検知する側突検知センサーS2、車体に組付けられ
て車両のロールオーバーを検知するロールオーバー検知
センサーS3にそれぞれ接続されている。この制御装置
80においては、ルーフ12が閉じた状態(ルーフセン
サーS1がルーフ閉を検知した状態)にて、各センサー
S2またはS3により車両の側突またはロールオーバー
が検知されたときにインフレータ40をガス噴射作動さ
せるようになっている。
【0021】連結手段50は、図5及び図6にて示した
ように、エアバッグ30における第2ガス通路部33の
先端に気密的に組付けたシリンダ51と、このシリンダ
51内に組付けたピストン52及びアンカー53と、テ
ンションベルト22の後端22bに一体的に組付けたホ
ルダ54によって構成されている。シリンダ51は、先
端を閉塞してなるもので、ルーフ12が閉じられた状態
ではフロントピラー11の所定位置に保持されているホ
ルダ54に抜き差し可能に収容されるようになってお
り、アンカー53の後方部位に対応して一対の矩形通口
51aが形成されている。
【0022】ピストン52は、エアバッグ30の膨張展
開初期におけるガス圧(インフレータ40から第2ガス
通路部33に供給されるガス圧)によって前方に向けて
押動されるようになっていて、円錐状の頭部52aがア
ンカー53に嵌入したときにはアンカー53を拡開させ
るようになっている。アンカー53は、V字状に形成さ
れていて、通常時には図5に示したように、シリンダ5
1内に収容されており、エアバッグ30の膨張展開時に
は図6に示したように、ピストン52によって拡開され
て後端部がシリンダ51の矩形通口51aを通して突出
しホルダ54と係合する(一体化する)ようになってい
る。
【0023】上記のように構成した本実施形態において
は、通常時、図1に示したように、エアバッグ30が折
り畳まれて収納されており、またルーフ12が閉じて、
図5に示したように、シリンダ51の先端部がホルダ5
4に嵌合しても、アンカー53がシリンダ51内に収容
されていてホルダ54と非係合である。このため、図1
に示したように、折り畳んだ状態で収納されるエアバッ
グ30とともに、ルーフ12を伸展したり折り畳んで開
閉することができる。
【0024】また、本実施形態においては、ルーフ12
が閉じた状態で車両の側突またはロールオーバーが生じ
ると、ルーフセンサーS1からの検出信号と側突検知セ
ンサーS2またはロールオーバー検知センサーS3から
の検出信号に基づいて制御装置80がインフレータ40
をガス噴射作動させる。また、ルーフ12が開いている
状態では、車両の側突またはロールオーバーが生じて
も、制御装置80はインフレータ40をガス噴射作動さ
せない。このため、エアバッグ30の不必要な膨張展開
を禁止することができるとともに、エアバッグ30を必
要時において的確に膨張展開させることができる。
【0025】ところで、インフレータ40からガスが噴
出するときには、ガスがエアバッグ30の第1ガス通路
部32を通して各膨張部31に供給されてエアバッグ3
0が膨張展開を開始するとともに、第2ガス通路部33
を通して連結手段50のシリンダ51に供給されてエア
バッグ30の膨張展開初期にテンションベルト22の後
端22bとエアバッグ30の前端が連結手段50を介し
て連結される。したがって、図4に示したように、エア
バッグ30がカーテン状に膨張展開したときには、エア
バッグ30はテンションベルト22によって適宜なテン
ションを付与されて、乗員頭部Hの車外への移動を的確
に拘束し、乗員頭部Hを側方から保護する。
【0026】上記実施形態においては、テンションベル
ト22の後端22bとエアバッグ30の前端が連結手段
50を介して結合・分離可能に連結されるようにして実
施したが、連結手段50に代えて図8〜図11に示した
連結手段150を採用し、テンションベルト122の後
端とエアバッグ130の前端が連結手段150を介して
結合・分離可能に連結されるようにして実施することも
可能である。
【0027】連結手段150は、ルーフ(12)に一体
的に組付けたフックホルダ151と、このフックホルダ
151に前後方向へ移動可能に組付けたフック152及
びシャフト153と、シャフト153に一体的に組付け
たピニオン154と、ルーフ(12)に回転自在かつ軸
方向移動不能に組付けられてピニオン154に噛合しモ
ータ(図示省略)によって回転駆動されるウォーム155
と、テンションベルト122の後端に形成したループ1
56とによって構成されている。
【0028】フックホルダ151は、フック152に一
体的に設けたガイドピン152aの移動をガイドする傾
斜ガイド溝151aと、シャフト153の水平方向移動
をガイドする水平ガイド溝151bを有するとともに、
フック152における基部152bの水平方向移動をガ
イドする一対の底板151cを有している。傾斜ガイド
溝151aは、底板151cの前方にて下方に開口して
いて、エアバッグ膨張展開時にこの開口を通してガイド
ピン152aを下方へ離脱可能としている。
【0029】フック152は、基部152bにてエアバ
ッグ130の前端部下方に組付けられていて、エアバッ
グ130が図示のごとく折り畳まれて収納されている状
態では、図11の仮想線にて示した位置(ルーフが開閉
作動を許容されているときの位置でテンションベルト1
22のループ156と離脱している)と実線にて示した
位置(ルーフが閉状態に保持されているときの位置でル
ープ156と結合している)間を移動可能であり、また
図11の実線位置にてエアバッグ130にインフレータ
(40)からガスが供給されてエアバッグ130が膨張展
開するときには、底板151cを図10の仮想線にて示
したように下方へ変形させてエアバッグ130とともに
下方へ離脱するようになっている。
【0030】シャフト153は、ウォーム155がモー
タによって回転駆動されてピニオン154がウォーム1
55によって回転駆動されるのに伴ってフック152を
図11に示したように移動させるものであり、中間部に
てフック152の基端上部に形成されて上方に開口して
いる切欠152cに係合している。モータは、ルーフの
開閉作動と連動して駆動するようになっており、ルーフ
が閉じられるときにはその最終の行程にてシャフト15
3を図11の実線位置に移動させるべくウォーム155
を回転駆動させ、またルーフが開かれるときにはその最
初の行程にてシャフト153を図11の仮想線位置に移
動させるべくウォーム155を回転駆動させるようにな
っている。
【0031】上記のように構成した連結手段150を採
用した場合には、連結手段150がルーフ閉作動と連動
してテンションベルト122とエアバッグ130の前端
を結合させルーフ開作動と連動してテンションベルト1
22とエアバッグ130の前端を分離させるため、図1
〜図7に示した上記実施形態と同様に、折り畳んだ状態
で収納されるエアバッグ130とともにルーフを伸展し
たり折り畳んで開閉することができる。
【0032】また、ルーフ閉状態では連結手段150が
テンションベルト122とエアバッグ130の前端を結
合させているため、インフレータ(40)からエアバッグ
130にガスが供給されてエアバッグ130が図4に示
したのと同様にカーテン状に膨張展開したとき、エアバ
ッグ130はテンションベルト122によって適切なテ
ンションを付与されて、乗員頭部(H)の車外への移動を
的確に拘束することができる。
【0033】上記実施形態においては、図7から明らか
なように、ルーフセンサーS1にてルーフ12が閉じた
状態を検知して、ルーフ12が閉じた状態にて、車両の
側突またはロールオーバーが生じたときに、インフレー
タ40がガス噴射作動するようにしたが、連結手段15
0のフック152、シャフト153またはピニオン15
4が図11の実線位置に移動したことを適宜なセンサー
にて検知して、連結手段150が図11の実線にて示し
た状態(結合状態)であることを間接的に検知するか、
またはフック152とループ156の係合を適宜なセン
サーにて直接的に検知して、連結手段150が結合状態
にあるときにおいて、車両の側突またはロールオーバー
が生じたときに、インフレータ(40)がガス噴射作動す
るようにして実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による頭部保護エアバッグ装置の一実
施形態を概略的に示した側面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿った拡大断面図である。
【図3】 図1の3−3線に沿った拡大断面図である。
【図4】 図1に示したエアバッグが膨張展開した状態
の側面図である。
【図5】 図1の実線にて示した状態(分離可能状態)
での連結手段を示す要部拡大断面図である。
【図6】 図4に示した状態(結合状態)での連結手段
を示す要部拡大断面図である。
【図7】 インフレータのガス噴射作動を制御する装置
の電気回路図である。
【図8】 連結手段の他の実施形態を示す側面図であ
る。
【図9】 図8に示した連結手段の平面図である。
【図10】 図8に示した連結手段におけるフックホル
ダとフックの関係を示す縦断正面図である。
【図11】 図8に示した連結手段の作動状態を示す側
面図である。
【符号の説明】
11…フロントピラー、12…ルーフ、22…テンショ
ンベルト、30…エアバッグ、31…膨張部、40…イ
ンフレータ、50…連結手段、S1…ルーフセンサー、
S2…側突検知センサー、S3…ロールオーバー検知セ
ンサー、H…乗員頭部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントピラーに収納されるテンション
    手段と、折り畳み可能で車室上部を開閉可能なルーフの
    側部に沿って折り畳んだ状態で収納されるカーテン状エ
    アバッグと、このエアバッグの膨張部にガスを供給可能
    なインフレータと、前記テンション手段と前記エアバッ
    グの前端を結合・分離可能な連結手段とを備えてなるコ
    ンバーチブル車の頭部保護エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記テンション手段と前記エアバッグの
    前端との結合を検知する結合検知手段と、車両の側突ま
    たはロールオーバーを検知する作動条件検知手段とを設
    けて、前記結合検知手段により前記テンション手段と前
    記エアバッグの前端との結合が検知された状態で、前記
    作動条件検知手段により車両の側突またはロールオーバ
    ーが検知されたときに、前記インフレータから前記エア
    バッグの膨張部にガスが供給されるようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のコンバーチブル車の頭部保護エ
    アバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記連結手段として、前記ルーフの閉状
    態にて前記エアバッグの膨張展開初期におけるガス圧に
    よって前記テンション手段と前記エアバッグの前端を結
    合させる連結手段を採用したことを特徴とする請求項1
    記載のコンバーチブル車の頭部保護エアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 前記連結手段として、ルーフ閉作動と連
    動して前記テンション手段と前記エアバッグの前端を結
    合させルーフ開作動と連動して前記テンション手段と前
    記エアバッグの前端を分離させる連結手段を採用したこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンバーチブル車の頭部
    保護エアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 前記ルーフの閉状態を検知するルーフ状
    態検知手段と、車両の側突またはロールオーバーを検知
    する作動条件検知手段とを設けて、前記ルーフ状態検知
    手段によりルーフ閉状態が検知された状態で、前記作動
    条件検知手段により車両の側突またはロールオーバーが
    検知されたときに、前記インフレータから前記エアバッ
    グの膨張部にガスが供給されるようにしたことを特徴と
    する請求項3または4記載のコンバーチブル車の頭部保
    護エアバッグ装置。
JP2000056462A 2000-03-01 2000-03-01 コンバーチブル車の頭部保護エアバッグ装置 Pending JP2001239910A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007331472A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Nissan Motor Co Ltd エアバッグ装置

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