JP2001106014A - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

頭部保護エアバッグ装置

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JP2001106014A
JP2001106014A JP29191099A JP29191099A JP2001106014A JP 2001106014 A JP2001106014 A JP 2001106014A JP 29191099 A JP29191099 A JP 29191099A JP 29191099 A JP29191099 A JP 29191099A JP 2001106014 A JP2001106014 A JP 2001106014A
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JP
Japan
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airbag
tension belt
pillar garnish
pillar
head protection
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JP29191099A
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English (en)
Inventor
Norio Urushi
規夫 漆
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テンションベルトがピラーガーニッシュから
車室内に向けてスムーズに放出されるようにすること。 【解決手段】 インフレータからガスが供給されること
により車室内の側部にてカーテン状に膨張展開するエア
バッグがその前方下部をテンションベルトによりフロン
トピラーに連結されるようにした頭部保護エアバッグ装
置において、エアバッグが上下方向に折り畳まれて収納
された状態にてテンションベルト13を覆って収納する
ピラーガーニッシュ31の裏面に、テンションベルト1
3の放出方向をピラー21のフランジ部21aに組付け
たオープニングウェザーストリップ60とピラーガーニ
ッシュ31の端末部31bとの間に誘導するガイドリブ
31aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に装備される
頭部保護エアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】頭部保護エアバッグ装置の一つとして、
インフレータからガスが供給されることにより車室内の
側部にてカーテン状に膨張展開するエアバッグがその前
方下部と後方下部を各テンションベルトにより各ピラー
に連結されるようにしたものがあり、例えばドイツ国実
用新案DE29813636U1に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した形式の頭部保
護エアバッグ装置において、エアバッグが上下方向に折
り畳まれて収納された状態にて、テンションベルトがピ
ラーガーニッシュにより覆われて収納されることがあ
る。かかる場合には、エアバッグが車室内の側部にてカ
ーテン状に膨張展開する際に、エアバッグの膨張展開に
伴ってテンションベルトがピラーガーニッシュの端末部
とピラーのフランジ部(ドアによって開閉される開口を
形成する部位)との間を通してピラーガーニッシュから
放出される。
【0004】ところで、ピラーのフランジ部には、オー
プニングウェザーストリップが組付けられることがあ
り、このオープニングウェザーストリップとピラーガー
ニッシュの端末部との間に十分なスペースが確保できな
くて、エアバッグの膨張展開時にテンションベルトがピ
ラーガーニッシュの端末部に引っ掛かってスムーズに放
出されないことがある。
【0005】また、エアバッグの後方部位が収納時にル
ーフヘッドライニングの側部後方周縁部にて覆われ、エ
アバッグがその後方下部をテンションベルトによりクォ
ーターピラーに連結されるようにした頭部保護エアバッ
グ装置においては、エアバッグの膨張展開時にテンショ
ンベルトがクォーターピラーガーニッシュの端末部に引
っ掛かってスムーズに放出されないことがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、請求項1に係る発明
は、インフレータからガスが供給されることにより車室
内の側部にてカーテン状に膨張展開するエアバッグがそ
の前方下部及び後方下部の少なくとも一方をテンション
ベルトによりピラーに連結されるようにした頭部保護エ
アバッグ装置において、前記エアバッグが上下方向に折
り畳まれて収納された状態にて前記テンションベルトを
覆って収納するピラーガーニッシュの裏面に、前記テン
ションベルトの放出方向を前記ピラーのフランジ部に組
付けたオープニングウェザーストリップと前記ピラーガ
ーニッシュの端末部との間に誘導するガイド手段を設け
たことに特徴がある。
【0007】また、請求項2に係る発明は、インフレー
タからガスが供給されることにより車室内の側部にてカ
ーテン状に膨張展開するエアバッグがその前方下部及び
後方下部の少なくとも一方をテンションベルトによりピ
ラーに連結されるようにした頭部保護エアバッグ装置に
おいて、前記エアバッグが上下方向に折り畳まれて収納
された状態にて前記テンションベルトを収納するピラー
ガーニッシュの端末部と前記ピラーのフランジ部に組付
けたオープニングウェザーストリップとの間隔を拡幅し
て、この拡幅間隔を前記オープニングウェザーストリッ
プの舌片にて覆うとともに、前記ピラーのインナーパネ
ルに前記テンションベルトの放出方向を前記拡幅間隔に
誘導するガイド手段を設けたことに特徴がある。
【0008】また、請求項3に係る発明は、インフレー
タからガスが供給されることにより車室内の側部にてカ
ーテン状に膨張展開するエアバッグがその前方下部及び
後方下部の少なくとも一方をテンションベルトによりピ
ラーに連結されるようにした頭部保護エアバッグ装置に
おいて、前記エアバッグが上下方向に折り畳まれて収納
された状態にて前記テンションベルトを収納するピラー
ガーニッシュのベルト放出側端末部を、大径の玉縁形状
としたことに特徴がある。
【0009】上記した請求項1,2又は3に係る発明に
おいては、前記テンションベルトを長手方向に沿って二
つ折りして、その折線が前記ピラーガーニッシュの端末
部と前記ピラーのフランジ部に組付けたオープニングウ
ェザーストリップとの間隔に向くように配置すること
(請求項4に係る発明)が望ましい。
【0010】また、請求項5に係る発明は、インフレー
タからガスが供給されることにより車室内の側部にてカ
ーテン状に膨張展開するエアバッグがその後方下部をテ
ンションベルトによりクォーターピラーに連結されるよ
うにした頭部保護エアバッグ装置において、前記エアバ
ッグが上下方向に折り畳まれて収納された状態では、前
記エアバッグの後方部位がルーフヘッドライニングの側
部後方周縁部にて覆われるとともに、前記テンションベ
ルトの一部がクォーターピラーガーニッシュにて覆われ
て収納されており、かつ前記クォーターピラーガーニッ
シュの上方端末部が車両前方に向かって下方に傾斜して
いることに特徴がある。
【0011】また、請求項6に係る発明は、インフレー
タからガスが供給されることにより車室内の側部にてカ
ーテン状に膨張展開するエアバッグがその後方下部をテ
ンションベルトによりクォーターピラーに連結されるよ
うにした頭部保護エアバッグ装置において、前記エアバ
ッグが上下方向に折り畳まれて収納された状態では、前
記エアバッグの後方部位がルーフヘッドライニングの側
部後方周縁部にて覆われるとともに、前記テンションベ
ルトの一部がクォーターピラーガーニッシュにて覆われ
て収納されており、かつ前記クォーターピラーガーニッ
シュの上端部における車両前方側の端末部が略下方に向
かって切り下げられていることに特徴がある。
【0012】また、請求項7に係る発明は、インフレー
タからガスが供給されることにより車室内の側部にてカ
ーテン状に膨張展開するエアバッグがその後方下部をテ
ンションベルトによりクォーターピラーに連結されるよ
うにした頭部保護エアバッグ装置において、前記エアバ
ッグが上下方向に折り畳まれて収納された状態では、前
記エアバッグの後方部位がルーフヘッドライニングの側
部後方周縁部にて覆われるとともに、前記テンションベ
ルトの一部がクォーターピラーガーニッシュにて覆われ
て収納されており、かつ前記エアバッグが膨張展開する
初期に前記クォーターピラーガーニッシュの上端部によ
って覆われている前記テンションベルトの一部分を車両
後方に向けて押動して前記クォーターピラーガーニッシ
ュの後方端末部より押し出すベルト放出手段を備えてい
ることに特徴がある。
【0013】上記した請求項7に係る発明において、前
記ベルト放出手段は、前記エアバッグの収納時に前記テ
ンションベルトの一部分と係合し前記エアバッグの膨張
展開時に前記インフレータから供給されるガスによって
膨出変形する補助膨張部であって、前記エアバッグに設
けられていること(請求項8に係る発明)が望ましい。
【0014】
【発明の作用・効果】本発明(請求項1〜4に係る発
明)による頭部保護エアバッグ装置においては、側突時
等において上下方向に折り畳まれて収納されているエア
バッグ内にインフレータからガスが供給されると、エア
バッグが下方に展開し車室内の側部にてカーテン状に膨
張展開する。この際、エアバッグの膨張展開に伴ってテ
ンションベルトがピラーガーニッシュの端末部とピラー
のフランジ部との間を通してピラーガーニッシュから車
室内に向けて放出される。
【0015】ところで、本発明(請求項1に係る発明)
においては、ピラーガーニッシュの裏面(テンションベ
ルトを収納する側)に、テンションベルトの放出方向を
ピラーのフランジ部に組付けたオープニングウェザース
トリップとピラーガーニッシュの端末部との間に誘導す
るガイド手段を設けたため、テンションベルトは、オー
プニングウェザーストリップとピラーガーニッシュの端
末部との間に的確に誘導され、ピラーガーニッシュから
車室内に向けてスムーズに放出される。したがって、エ
アバッグの膨張展開完了時には、テンションベルトが所
期の機能(エアバッグの下方部位に張力を付与する機
能)を発揮して、エアバッグにて乗員を有効に保護する
ことができるとともに、乗員拘束時にエアバッグの下方
部位が車外側に移動することを効果的に抑制することが
できる。
【0016】また、本発明(請求項2に係る発明)にお
いては、ピラーのインナーパネルにガイド手段が設けら
れていて、テンションベルトの放出方向がピラーガーニ
ッシュの端末部とピラーのフランジ部に組付けたオープ
ニングウェザーストリップとの間隔に誘導される。しか
も、ピラーガーニッシュの端末部とオープニングウェザ
ーストリップとの間隔が拡幅されていて、この拡幅間隔
がオープニングウェザーストリップの舌片にて覆われて
いるため、テンションベルトはオープニングウェザース
トリップの舌片を変形させてピラーガーニッシュから車
室内に向けてスムーズに放出される。
【0017】また、本発明(請求項3に係る発明)にお
いては、テンションベルトを収納するピラーガーニッシ
ュのベルト放出側端末部を大径の玉縁形状としたため、
テンションベルトはピラーガーニッシュの端末部に引っ
掛かり難くて、ピラーガーニッシュから車室内に向けて
スムーズに放出される。
【0018】また、本発明(請求項4に係る発明)にお
いては、テンションベルトを長手方向に沿って二つ折り
して、その折線がピラーガーニッシュの端末部とピラー
のフランジ部に組付けたオープニングウェザーストリッ
プとの間隔に向くように配置したため、テンションベル
トはその形態によってもピラーガーニッシュの端末部に
引っ掛かり難くて、ピラーガーニッシュから車室内に向
けてスムーズに放出される。
【0019】また、本発明(請求項5〜8に係る発明)
による頭部保護エアバッグ装置においては、側突時等に
おいて上下方向に折り畳まれて収納されているエアバッ
グ内にインフレータからガスが供給されると、エアバッ
グが下方に展開し車室内の側部にてカーテン状に膨張展
開する。この際、エアバッグの後方部位はルーフヘッド
ライニングの側部後方周縁部を車室内側に向けて押し開
いて下方に膨張展開し、この膨張展開に伴ってテンショ
ンベルトがクォーターピラーガーニッシュの端末部とク
ォーターピラーのフランジ部との間を通してクォーター
ピラーガーニッシュから車室内に向けて放出される。
【0020】ところで、本発明(請求項5に係る発明)
においては、クォーターピラーガーニッシュの上方端末
部(ルーフヘッドライニングとクォーターピラーガーニ
ッシュとの見切り)が車両前方に向かって下方に傾斜し
ている。このため、エアバッグの後方部位が下方に膨張
展開するに伴って、テンションベルトは、前傾したクォ
ーターピラーガーニッシュの上方端末部に案内されて車
両前方に移動し、ピラーガーニッシュから車室内に向け
てスムーズに放出される。
【0021】また、本発明(請求項6に係る発明)にお
いては、クォーターピラーガーニッシュの上端部におけ
る車両前方側の端末部が略下方に向かって切り下げられ
ている。このため、エアバッグの後方部位が下方に膨張
展開するに伴って、テンションベルトは、クォーターピ
ラーガーニッシュの上端部における車両前方側の端末部
にて略下方に案内されて移動する。したがって、テンシ
ョンベルトは、クォーターピラーガーニッシュの上端部
における車両前方隅角部に引っ掛かることがなくて、ク
ォーターピラーガーニッシュから車室内に向けてスムー
ズに放出される。
【0022】また、本発明(請求項7に係る発明)にお
いては、エアバッグが膨張展開する初期に、クォーター
ピラーガーニッシュの上端部によって覆われているテン
ションベルトの一部分がベルト放出手段により車両後方
に向けて押動されてクォーターピラーガーニッシュの後
方端末部より車両後方に押し出される。その後に、テン
ションベルトは、車両後方に向けて下方に傾斜している
クォーターピラーガーニッシュの後方端末部に沿って下
方に移動する。したがって、テンションベルトは、クォ
ーターピラーガーニッシュの上端部における車両後方隅
角部に引っ掛かることがなくて、クォーターピラーガー
ニッシュからスムーズに放出される。また、クォーター
ピラーガーニッシュから放出されたテンションベルト
は、クォーターピラーガーニッシュを囲むようにして張
り出すため、大きな張力を得ることが可能であり、エア
バッグの後方下部に大きな張力を付与することが可能で
ある。
【0023】また、本発明(請求項8に係る発明)にお
いては、エアバッグに設けた補助膨張部、すなわち、エ
アバッグの収納時にテンションベルトの一部分と係合し
エアバッグの膨張展開時にインフレータから供給される
ガスによって膨出変形する補助膨張部により放出手段を
構成したため、シンプルかつ安価に実施することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の各実施形態を図
面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明の第1実施
形態を示していて、この第1実施形態においては、頭部
保護エアバッグ装置10が、車室内の側部にてカーテン
状に膨張展開して前席乗員の頭部Hfと後席乗員の頭部
Hrを保護するエアバッグ11と、このエアバッグ11
にガスを供給するインフレータ12と、エアバッグ11
全体に張りを与えるテンションベルト13等を備えてい
る。
【0025】エアバッグ11は、中央非膨張部11aを
挟んで前後に前席用膨張部11bと後席用膨張部11c
を備え、後方上部にガス導入部11dを備え、前方下部
に前方非膨張部11eを備え、上縁部に複数個の取付片
11fを備えている。このエアバッグ11は、各取付片
11fにて、図2に例示したように、L字プレート41
とともにボルト42とナット43を用いて、車体のフロ
ントピラー21とルーフサイドレール22とクォーター
ピラー23に組付けられている。
【0026】L字プレート41は、エアバッグ11の展
開方向を車室内側に規制することにより、センターピラ
ー24とこれに組付けられるセンターピラーガーニッシ
ュ34との間およびクォーターピラー23とこれに組付
けられるクォーターピラーガーニッシュ33との間に形
成される空間に展開途中のエアバッグ11が入り込むこ
とを防止するためのものである。したがって、L字プレ
ート41は、センターピラー24とクォーターピラー2
3にラップする部位にのみ設定されている。
【0027】また、エアバッグ11は、上下方向にて蛇
腹状に折り畳んだ状態(図2参照)にて、フロントピラ
ーガーニッシュ31の上方部位と、ルーフヘッドライニ
ング32の側方周縁部と、クォーターピラーガーニッシ
ュ33の上方部位により覆われて、フロントピラー21
とルーフサイドレール22とクォーターピラー23に沿
って収納されるようになっている。なお、蛇腹状に折り
畳んだ状態のエアバッグ11は、エアバッグ11の膨張
展開により破断するテープ(図示省略)によって適宜な
間隔にて結束されている。
【0028】また、エアバッグ11は、インフレータ1
2の前端部に接続される開口を後端に有して前方に向け
て斜め下方に延びるガス導入路Paを有するとともに、
このガス導入路Paの前端に連通して後方に延びる上方
の前席用膨張室Pbと、ガス導入路Paの前端および中
間部前方に連通して前後方向に延びる下方の前席用膨張
室Pcと、ガス導入路Paの中間部後方に後席用ガス流
入路Pdを通して連通し後方に延びる上下一対の後席用
膨張室Pe,Pfを有している。
【0029】エアバッグ11の前席用膨張部11bは、
主としてガス導入路Paの前方部分と上下一対の前席用
膨張室Pb,Pcによって構成されている。また、エア
バッグ11の後席用膨張部11cは、主としてガス導入
路Paの後方部位と上下一対の後席用膨張室Pe,Pf
によって構成されている。なお、上方の前席用膨張室P
bの前方には、前方に延びる膨張室Pgが連続的に形成
されていて、この膨張室Pgによって前席乗員の頭部H
fがフロントピラー21に当接する際の衝撃を緩和する
ようになっている。また、膨張室Pgの基部下方には、
窪み11gが形成されていて、膨張室Pgのフロントピ
ラー21への形状追従性の向上が図られている。
【0030】インフレータ12は、車両の側突時等にガ
スをエアバッグ11に向けて噴出するものであり、クォ
ーターピラー23に沿って傾斜して配設されていて、中
央に設けたブラケット12aにてボルト51を用いてク
ォーターピラー23に組付けられており、その前端部は
エアバッグ11のガス導入部11d内に気密的に嵌合し
ている。また、インフレータ12は、エアバッグ11に
おけるガス導入部11dの後端部とともに、クォーター
ピラーガーニッシュ33にて覆われて収納されている。
【0031】テンションベルト13は、折り畳み易くて
延び難い素材(例えば、ポリアミド糸等を使用した織
布)によって所望の幅に形成されていて、一端13aを
エアバッグ11の前方非膨張部11eにおける上方位置
に縫合によって固着され、中間部をエアバッグ11の前
方非膨張部11eにおける下方位置に設けた通孔(スリ
ット)11hに移動可能に挿通され、他端13bをフロ
ントピラー21の下部にボルト等の固定具(図示省略)
を用いて固着されている。
【0032】また、テンションベルト13は、一端13
aから中間部間にて前席用膨張部11bの前縁に沿って
延在しており、前席用膨張部11bの膨張変形によって
所定の張力が発生するように構成(エアバッグ11が図
1に示したように膨張展開したときに所定の張力が発生
するようにベルト長を設定)されている。
【0033】また、テンションベルト13は、エアバッ
グ11が折り畳まれた状態にてフロントピラー21とル
ーフサイドレール22とクォーターピラー23に沿って
収納されているとき、図3に破線にて示したように、フ
ロントピラー21に沿って延在し、フロントピラーガー
ニッシュ31により覆われて収納されるようになってい
る。
【0034】また、この第1実施形態においては、図3
及び図4にて示したように、テンションベルト13を覆
って収納するフロントピラーガーニッシュ31の下部後
方裏面に、フロントピラーガーニッシュ31の長手方向
にて所定の間隔で複数個のガイドリブ31aが一体的に
形成されている。各ガイドリブ31aは、図4にて示し
たように、頂面がフロントピラーガーニッシュ31の後
方端末部31bに向けて湾曲した形状に形成されてい
て、テンションベルト13の放出方向をフロントピラー
21の後方フランジ部21aに組付けたオープニングウ
ェザーストリップ60とフロントピラーガーニッシュ3
1の後方端末部31bとの間に誘導するようになってい
る。
【0035】上記のように構成した第1実施形態におい
ては、車両の側突時等においてインフレータ12からガ
スが噴出し、このガスがエアバッグ11のガス導入部1
1dを経て折り畳まれて収納されているエアバッグ11
内に供給されると、エアバッグ11がフロントピラーガ
ーニッシュ31の上部下縁とルーフヘッドライニング3
2の側方周縁部とを車室内に向けて変形させて下方に展
開し、図1に示したように車室内の側部にてカーテン状
に膨張展開する。
【0036】この際、エアバッグ11の膨張展開に伴っ
て、テンションベルト13が、図4の仮想線にて示した
ように、オープニングウェザーストリップ60とフロン
トピラーガーニッシュ31の後方端末部31bとの間を
通して、オープニングウェザーストリップ60の舌片6
1を車室内に向けて変形させながら、フロントピラーガ
ーニッシュ31から車室内に向けて放出される。
【0037】ところで、この第1実施形態においては、
フロントピラーガーニッシュ31の裏面(テンションベ
ルト13を収納する側)に、テンションベルト13の放
出方向をオープニングウェザーストリップ60とフロン
トピラーガーニッシュ31の後方端末部31bとの間に
誘導するガイドリブ31aが設けられているため、テン
ションベルト13は、オープニングウェザーストリップ
60とフロントピラーガーニッシュ31の後方端末部3
1bとの間に的確に誘導され、フロントピラーガーニッ
シュ31から車室内に向けてスムーズに放出される。
【0038】したがって、エアバッグ11の膨張展開完
了時には、テンションベルト13が所期の機能(エアバ
ッグ11の下方部位に張力を付与する機能)を発揮し
て、エアバッグ11にて乗員を有効に保護することがで
きるとともに、乗員拘束時にエアバッグ11の下方部位
が車外側に移動することを効果的に抑制することができ
る。
【0039】上記第1実施形態においては、フロントピ
ラーガーニッシュ31の裏面に、テンションベルト13
の放出方向をオープニングウェザーストリップ60とフ
ロントピラーガーニッシュ31の後方端末部31bとの
間に誘導するガイドリブ31aを設けて実施したが、上
記ガイドリブ31aに代えて、図5に示した第2実施形
態の構成、または図6に示した第3実施形態の構成を採
用して実施することも可能である。
【0040】図5に示した第2実施形態においては、エ
アバッグ11が上下方向に折り畳まれて収納された状態
にてテンションベルト13を覆って収納するフロントピ
ラーガーニッシュ31の後方端末部31bとフロントピ
ラー21の後方フランジ部21aに組付けたオープニン
グウェザーストリップ60との間隔Wが拡幅されてい
て、この拡幅間隔Wがオープニングウェザーストリップ
60の舌片61にて覆われている。また、フロントピラ
ー21のインナーパネル21bにテンションベルト13
の放出方向を拡幅間隔Wに誘導するガイド部(ジャンプ
台)21cが一体的に形成されている。なお、ガイド部
21cは別体で構成して実施することも可能である。
【0041】上記のように構成した第2実施形態におい
ては、フロントピラー21のインナーパネル21bにガ
イド部21cが設けられていて、テンションベルト13
の放出方向がフロントピラーガーニッシュ31の後方端
末部31bとオープニングウェザーストリップ60との
間隔Wに誘導される。しかも、フロントピラーガーニッ
シュ31の後方端末部31bとオープニングウェザース
トリップ60との間隔Wが拡幅されていて、この拡幅間
隔Wがオープニングウェザーストリップ60の舌片61
にて覆われているため、テンションベルト13はオープ
ニングウェザーストリップ60の舌片61を変形させて
フロントピラーガーニッシュ31から車室内に向けてス
ムーズに放出される。
【0042】図6に示した第3実施形態においては、テ
ンションベルト13を覆って収納するフロントピラーガ
ーニッシュ31の後方端末部(ベルト放出側端末部)3
1bを大径の玉縁形状としたため、テンションベルト1
3はフロントピラーガーニッシュ31の後方端末部31
bに引っ掛かり難くて、フロントピラーガーニッシュ3
1から車室内に向けてスムーズに放出される。
【0043】上記各実施形態(第1〜第3実施形態)に
おいては、テンションベルト13を所望の幅(細い幅)
に形成して実施したが、図7に示した第4実施形態また
は図8に示した第5実施形態のように、テンションベル
ト13を幅広に形成した上で長手方向に沿って二つ折り
(V字折り)して、その折線がフロントピラーガーニッ
シュ31の後方端末部31bとオープニングウェザース
トリップ60との間隔に向くように配置して実施するこ
とも可能である。なお、図7の第4実施形態及び図8の
第5実施形態において、テンションベルト13以外の構
成は上記第1実施形態の構成と同じである。
【0044】上記のように構成した第4実施形態および
第5実施形態においては、テンションベルト13がその
形態(図7または図8に示したV字形態)によっても、
フロントピラーガーニッシュ31の後方端末部31bに
引っ掛かり難くて、フロントピラーガーニッシュ31か
ら車室内に向けてスムーズに放出される。また、図8に
示した第5実施形態においては、テンションベルト13
の二つ折りした開口側端部13cが縫合されているた
め、当該部位がフロントピラーガーニッシュ31の後方
端末部31bとオープニングウェザーストリップ60と
に係合する際の摩擦係合力を小さくすることができる。
【0045】また、上記第1実施形態においては、エア
バッグ11がその前方下部をテンションベルト13によ
りフロントピラー21に連結されるようにした頭部保護
エアバッグ装置10において、フロントピラーガーニッ
シュ31の裏面にガイドリブ31aを設けて、エアバッ
グ11の膨張展開時にテンションベルト13がフロント
ピラーガーニッシュ31からスムーズに放出されるよう
にしたが、図9及び図10に示した第6実施形態のよう
に、エアバッグ11がその後方下部をテンションベルト
14によりクォーターピラー23に連結されるようにし
た頭部保護エアバッグ装置10において、クォーターピ
ラーガーニッシュ33の裏面にガイドリブ33aを設け
て実施することも可能である。
【0046】図9及び図10に示した第6実施形態にお
いては、テンションベルト14が一端14aをエアバッ
グ11の中央非膨張部11aにおける下端後方位置に縫
合によって固着され、他端14bをクォーターピラー2
3の下部にボルト等の固定具(図示省略)を用いて固着
されている。なお、テンションベルト14の中間部をエ
アバッグ11の後方下端(非膨張部)に設けた通孔(ス
リット)に移動可能に挿通されるようにして実施するこ
とも可能である。
【0047】また、テンションベルト14は、一端14
aから中間部間にて後席用膨張部11cの下縁に沿って
延在しており、後席用膨張部11cの膨張変形によって
所定の張力が発生するように構成(エアバッグ11がカ
ーテン状に膨張展開したときに所定の張力が発生するよ
うにベルト長を設定)されている。
【0048】また、テンションベルト14は、エアバッ
グ11が折り畳まれた状態にてフロントピラー21とル
ーフサイドレール22とクォーターピラー23に沿って
収納されている(図9ではエアバッグ11の後方部位が
ルーフヘッドライニング32の側部後方周縁部にて覆わ
れている)とき、その一部(後方部分)が図9に破線に
て示したようにクォーターピラー23に沿って延在し、
クォーターピラーガーニッシュ33により覆われて収納
されるようになっている。
【0049】また、ガイドリブ33aが、テンションベ
ルト14を覆って収納するクォーターピラーガーニッシ
ュ33の上部前方裏面に、長手方向にて所定の間隔で複
数個形成されている。また、図10にて示したように、
クォーターピラーガーニッシュ33の前方端末部33b
に向けて湾曲した形状に形成されていて、テンションベ
ルト14の放出方向をクォーターピラー23の前方フラ
ンジ部23aに組付けたオープニングウェザーストリッ
プ60とクォーターピラーガーニッシュ33の前方端末
部33bとの間に誘導するようになっている。
【0050】また、この第6実施形態においては、図9
に示したように、クォーターピラーガーニッシュ33の
上方端末部33c(ルーフヘッドライニング32とクォ
ーターピラーガーニッシュ33との見切り)が車両前方
に向かって下方に傾斜した形状に形成されている。
【0051】このため、この第6実施形態においては、
エアバッグ11の後方部位が下方に膨張展開するに伴っ
て、テンションベルト14は、初期において前傾したク
ォーターピラーガーニッシュ33の上方端末部33cに
案内されて車両前方に移動し、また後期においてガイド
リブ33aにより、オープニングウェザーストリップ6
0とクォーターピラーガーニッシュ33の前方端末部3
3bとの間に的確に誘導されて、クォーターピラーガー
ニッシュ33から車室内に向けてスムーズに放出され
る。
【0052】上記第6実施形態においては、クォーター
ピラーガーニッシュ33の上方端末部33cが車両前方
に向かって下方に傾斜するようにして実施したが、図1
1に示した第7実施形態のように、クォーターピラーガ
ーニッシュ33の上端部における車両前方側の端末部3
3dが略下方に向かって切り下げられるようにして実施
することも可能である。
【0053】この第7実施形態においては、エアバッグ
11の後方部位が下方に膨張展開するに伴って、テンシ
ョンベルト14が、クォーターピラーガーニッシュ33
の上端部における車両前方側の端末部33dにて略下方
に案内されて移動する。したがって、テンションベルト
14は、クォーターピラーガーニッシュ33の上端部に
おける車両前方隅角部に引っ掛かることがなくて、クォ
ーターピラーガーニッシュ33から車室内に向けてスム
ーズに放出される。
【0054】上記第6実施形態及び第7実施形態におい
ては、テンションベルト14がクォーターピラーガーニ
ッシュ33の前方端末部33bから前方に向けて車室内
に放出されるようにして実施したが、図12〜図16に
示した第8実施形態のように、テンションベルト15が
クォーターピラーガーニッシュ33の後方端末部33e
から後方に向けて車室内に放出されるようにして実施す
ることも可能である。
【0055】図12〜図16に示した第8実施形態にお
いては、エアバッグ11が上下方向に折り畳まれて収納
された状態にて、エアバッグ11の後方部位がルーフヘ
ッドライニング32の側部後方周縁部にて覆われるとと
もに、テンションベルト15の一部(先端部を除く部
分)が、エアバッグ11のガス導入部11d及びインフ
レータ12より後方に配設されていて、クォーターピラ
ーガーニッシュ33にて覆われて収納されている。テン
ションベルト15は、一端15aをエアバッグ11の後
方下端(非膨張部)に縫合によって固着され、他端15
bをインフレータ12より後方にてクォーターピラー2
3の下部にボルト等の固定具(図示省略)を用いて固着
されている。
【0056】また、この第8実施形態においては、図1
3に示したように、エアバッグ11の後方上部に補助膨
張部11jが設けられている。補助膨張部11jは、エ
アバッグ11が膨張展開する初期に、クォーターピラー
ガーニッシュ33の上端部によって覆われているテンシ
ョンベルト15の一部分(上方部分)を車両後方に向け
て押動して、ルーフヘッドライニング32の後方端末部
32aおよびクォーターピラーガーニッシュ33の後方
端末部33eより押し出すベルト放出手段であり、エア
バッグ11の収納時に図14に示したようにテンション
ベルト15の一端部と係合していて、エアバッグ11の
膨張展開時に図15に示したようにインフレータ12か
ら供給されるガスによって膨出変形するようになってい
る。
【0057】また、この第8実施形態においては、図1
4に示したように、蛇腹状に折り畳んだ状態のエアバッ
グ11がテンションベルト15の一端部とともにエアバ
ッグ11の膨張展開により破断するテープ70によって
結束されていて、L字状プレート44により保持されて
いる。L字状プレート44は、エアバッグ11の展開方
向を車室内側に規制することにより、クォーターピラー
23とクォーターピラーガーニッシュ33との間に形成
される空間に展開途中のエアバッグ11が入り込むこと
を防止するためのものであり、その一対のフック部44
aにてルーフサイドインナーパネル22aに設けた膨張
変形部22b(図16参照)に嵌合固着されている。
【0058】上記のように構成した第8実施形態におい
ては、エアバッグ11が膨張展開する初期に、図15に
て示したように、クォーターピラーガーニッシュ33の
上端部によって覆われているテンションベルト15の一
部分が、補助膨張部11jの膨出変形により車両後方に
向けて押動されて、ルーフヘッドライニング32の後方
端末部32aおよびクォーターピラーガーニッシュ33
の後方端末部33eより車両後方に押し出される。その
後に、テンションベルト15は、車両後方に向けて下方
に傾斜しているクォーターピラーガーニッシュ33の後
方端末部33eに沿って下方に移動する。
【0059】したがって、テンションベルト15は、ク
ォーターピラーガーニッシュ33の上端部における車両
後方隅角部に引っ掛かることがなくて、クォーターピラ
ーガーニッシュ33からスムーズに放出される。また、
クォーターピラーガーニッシュ33から放出されたテン
ションベルト15は、図12に仮想線にて示したように
クォーターピラーガーニッシュ33を囲むようにして張
り出すため、大きな張力を得ることが可能であり、エア
バッグ11の後方下部に大きな張力を付与することが可
能である。
【0060】また、この第8実施形態においては、エア
バッグ11に設けた補助膨張部11j、すなわち、エア
バッグ11の収納時にテンションベルト15の一端部と
係合しエアバッグ11の膨張展開時にインフレータ12
から供給されるガスによって膨出変形する補助膨張部1
1jによりベルト放出手段を構成したため、シンプルか
つ安価に実施することができる。
【0061】上記各実施形態においては、エアバッグ1
1が中央非膨張部11aを挟んで前後に前席用膨張部1
1bと後席用膨張部11cを備え、クォーターピラー2
3に組付けたインフレータ12からエアバッグ11にガ
スが供給されるようにした頭部保護エアバッグ装置10
に本発明を実施したが、エアバッグの形状・構成やイン
フレータの配設位置は、上記各実施形態に限定されるも
のではなく、適宜変更可能であり、例えばエアバッグが
前席用膨張部のみを備えたものであっても、またエアバ
ッグの各膨張部が上下方向に延びて上端からガスが供給
される複数の膨張室によって構成されているものであっ
てもよく、またインフレータがフロントピラー側に配設
されているものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による頭部保護エアバッグ装置の第1
実施形態を示した側面図である。
【図2】 図1に示したエアバッグが収納されている状
態の図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】 図1に示したエアバッグとテンションベルト
が収納されている状態の部分側面図である。
【図4】 図3のB−B線に沿った拡大断面図である。
【図5】 本発明の第2実施形態を示す図4相当図であ
る。
【図6】 本発明の第3実施形態を示す図4相当図であ
る。
【図7】 本発明の第4実施形態を示す図4相当図であ
る。
【図8】 本発明の第5実施形態を示す図4相当図であ
る。
【図9】 本発明の第6実施形態を示す部分側面図であ
る。
【図10】 図9のC−C線に沿った拡大断面図であ
る。
【図11】 本発明の第7実施形態を示す図9相当図で
ある。
【図12】 本発明の第8実施形態を示す図9相当図で
ある。
【図13】 図12に示したエアバッグ単体を展開した
状態の部分側面図である。
【図14】 図12のD−D線に沿った拡大断面図であ
る。
【図15】 図14に示した部分の作動説明図である。
【図16】 図14及び図15に示したL字状プレート
とルーフサイドインナーパネルの関係を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
10…頭部保護エアバッグ装置、11…エアバッグ、1
1a…中央非膨張部、11b…前席用膨張部、11c…
後席用膨張部、11d…ガス導入部、11e…前方非膨
張部、11f…取付片、Pa…ガス導入路、Pb,Pc
…前席用膨張室、Pd…後席用ガス流入路、Pe,Pf
…後席用膨張室、Hf…前席乗員の頭部、Hr…後席乗
員の頭部、12…インフレータ、13…テンションベル
ト、21…フロントピラー、21a…後方フランジ部、
22…ルーフサイドレール、23…クォーターピラー、
24…センターピラー、31…フロントピラーガーニッ
シュ、31a…ガイドリブ(ガイド手段)、31b…フ
ロントピラーガーニッシュの後方端末部、32…ルーフ
ヘッドライニング、33…クォーターピラーガーニッシ
ュ、34…センターピラーガーニッシュ、60…オープ
ニングウェザーストリップ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インフレータからガスが供給されること
    により車室内の側部にてカーテン状に膨張展開するエア
    バッグがその前方下部及び後方下部の少なくとも一方を
    テンションベルトによりピラーに連結されるようにした
    頭部保護エアバッグ装置において、前記エアバッグが上
    下方向に折り畳まれて収納された状態にて前記テンショ
    ンベルトを覆って収納するピラーガーニッシュの裏面
    に、前記テンションベルトの放出方向を前記ピラーのフ
    ランジ部に組付けたオープニングウェザーストリップと
    前記ピラーガーニッシュの端末部との間に誘導するガイ
    ド手段を設けたことを特徴とする頭部保護エアバッグ装
    置。
  2. 【請求項2】 インフレータからガスが供給されること
    により車室内の側部にてカーテン状に膨張展開するエア
    バッグがその前方下部及び後方下部の少なくとも一方を
    テンションベルトによりピラーに連結されるようにした
    頭部保護エアバッグ装置において、前記エアバッグが上
    下方向に折り畳まれて収納された状態にて前記テンショ
    ンベルトを収納するピラーガーニッシュの端末部と前記
    ピラーのフランジ部に組付けたオープニングウェザース
    トリップとの間隔を拡幅して、この拡幅間隔を前記オー
    プニングウェザーストリップの舌片にて覆うとともに、
    前記ピラーのインナーパネルに前記テンションベルトの
    放出方向を前記拡幅間隔に誘導するガイド手段を設けた
    ことを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 インフレータからガスが供給されること
    により車室内の側部にてカーテン状に膨張展開するエア
    バッグがその前方下部及び後方下部の少なくとも一方を
    テンションベルトによりピラーに連結されるようにした
    頭部保護エアバッグ装置において、前記エアバッグが上
    下方向に折り畳まれて収納された状態にて前記テンショ
    ンベルトを収納するピラーガーニッシュのベルト放出側
    端末部を、大径の玉縁形状としたことを特徴とする頭部
    保護エアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 前記テンションベルトを長手方向に沿っ
    て二つ折りして、その折線が前記ピラーガーニッシュの
    端末部と前記ピラーのフランジ部に組付けたオープニン
    グウェザーストリップとの間隔に向くように配置したこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3に記載の頭部保護エ
    アバッグ装置。
  5. 【請求項5】 インフレータからガスが供給されること
    により車室内の側部にてカーテン状に膨張展開するエア
    バッグがその後方下部をテンションベルトによりクォー
    ターピラーに連結されるようにした頭部保護エアバッグ
    装置において、前記エアバッグが上下方向に折り畳まれ
    て収納された状態では、前記エアバッグの後方部位がル
    ーフヘッドライニングの側部後方周縁部にて覆われると
    ともに、前記テンションベルトの一部がクォーターピラ
    ーガーニッシュにて覆われて収納されており、かつ前記
    クォーターピラーガーニッシュの上方端末部が車両前方
    に向かって下方に傾斜していることを特徴とする頭部保
    護エアバッグ装置。
  6. 【請求項6】 インフレータからガスが供給されること
    により車室内の側部にてカーテン状に膨張展開するエア
    バッグがその後方下部をテンションベルトによりクォー
    ターピラーに連結されるようにした頭部保護エアバッグ
    装置において、前記エアバッグが上下方向に折り畳まれ
    て収納された状態では、前記エアバッグの後方部位がル
    ーフヘッドライニングの側部後方周縁部にて覆われると
    ともに、前記テンションベルトの一部がクォーターピラ
    ーガーニッシュにて覆われて収納されており、かつ前記
    クォーターピラーガーニッシュの上端部における車両前
    方側の端末部が略下方に向かって切り下げられているこ
    とを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  7. 【請求項7】 インフレータからガスが供給されること
    により車室内の側部にてカーテン状に膨張展開するエア
    バッグがその後方下部をテンションベルトによりクォー
    ターピラーに連結されるようにした頭部保護エアバッグ
    装置において、前記エアバッグが上下方向に折り畳まれ
    て収納された状態では、前記エアバッグの後方部位がル
    ーフヘッドライニングの側部後方周縁部にて覆われると
    ともに、前記テンションベルトの一部がクォーターピラ
    ーガーニッシュにて覆われて収納されており、かつ前記
    エアバッグが膨張展開する初期に前記クォーターピラー
    ガーニッシュの上端部によって覆われている前記テンシ
    ョンベルトの一部分を車両後方に向けて押動して前記ク
    ォーターピラーガーニッシュの後方端末部より押し出す
    ベルト放出手段を備えていることを特徴とする頭部保護
    エアバッグ装置。
  8. 【請求項8】 前記ベルト放出手段は、前記エアバッグ
    の収納時に前記テンションベルトの一部分と係合し前記
    エアバッグの膨張展開時に前記インフレータから供給さ
    れるガスによって膨出変形する補助膨張部であって、前
    記エアバッグに設けられていることを特徴とする請求項
    7に記載の頭部保護エアバッグ装置。
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