JP2006502901A - スライド装置付きクッションマウント - Google Patents
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Abstract
側面衝突事象または横転事象において車両乗員を保護する拘束装置10。拘束装置10は展開ガイド21を含み、展開ガイド21は、実質的に円滑化された内部33および長手方向スロット32を備えるチャネル30を有するハウジングを含む。ガイドメンバ21は、チャネル30内にスライド可能に保持されて、チャネル30のスロット加工された側面から突出する延長部20を有する。延長部20は、車両乗員の横方向に展開可能な拘束装置12に取り付け可能である。アクチュエータ18が設けられて、ガイドメンバ21をチャネル30の第1端から第2端へと駆動する動作が可能である。ガイドメンバ21の駆動によって、拘束装置12の展開が容易になるとともに、少なくとも長手方向の緊張力を拘束装置12に供給して、それを横方向に支持する。
Description
技術分野
本発明は、一般的には側面衝突拘束装置に関し、より具体的には起動可能なスライド装置に係留された(tethered)クッションを有するような装置に関する。
本発明は、一般的には側面衝突拘束装置に関し、より具体的には起動可能なスライド装置に係留された(tethered)クッションを有するような装置に関する。
発明の背景
近年、補助拘束装置が車両において普及しており、技術および設計の取り組みは、車両の車室側面に沿って展開可能な装置に益々集中している。側面衝突事象または車両横転事象が発生した場合には、カーテンクッションまたは膨張式クッションが、車両乗員と車両ウインド/ドアの間に迅速に配置される。乗員と、車両の側面に衝突する高速移動物体とを隔離する車両構造が制約されているために、乗員は前面衝突または後面衝突よりも側面衝突においてより重度の傷害を受ける可能性がある。そのような車両構造によって吸収されるエネルギーは、前面または後部の衝突において吸収されるエネルギーよりも、実質的に小さくなりやすい。さらに、側面衝突事象または車両横転事象において発生する力によって、実際には乗員が車両の側部から放出されることがある。車両によっては、その構造や起こりうる高い横転事故危険の故に、この領域における特有の問題が生じる。
近年、補助拘束装置が車両において普及しており、技術および設計の取り組みは、車両の車室側面に沿って展開可能な装置に益々集中している。側面衝突事象または車両横転事象が発生した場合には、カーテンクッションまたは膨張式クッションが、車両乗員と車両ウインド/ドアの間に迅速に配置される。乗員と、車両の側面に衝突する高速移動物体とを隔離する車両構造が制約されているために、乗員は前面衝突または後面衝突よりも側面衝突においてより重度の傷害を受ける可能性がある。そのような車両構造によって吸収されるエネルギーは、前面または後部の衝突において吸収されるエネルギーよりも、実質的に小さくなりやすい。さらに、側面衝突事象または車両横転事象において発生する力によって、実際には乗員が車両の側部から放出されることがある。車両によっては、その構造や起こりうる高い横転事故危険の故に、この領域における特有の問題が生じる。
様々な装着方法および拘束装置構成が、そのような事象の発生時に乗員の保護を支援するために開発されている。一つの手法は、収縮させるか、または折り畳んだ拘束クッションまたはカーテンを、車両ルーフレールに沿って位置するトリムパネルの背後に配置する方法であった。展開が求められるときに、展開式拘束装置が起動されて、トリムパネルを破裂貫通するか、または押しのけて、最終的に乗員に隣接して配置され、そこで乗員の頭部または胴部からの衝撃を吸収する。しかしながら、膨張式クッションを使用する場合には、膨張速度が必然的に高速であること、および乗員の頭部が展開されたクッションに当たることの両方によって、側面クッションをその最適展開位置に維持するという課題が生じる。相変わらず、展開されたエアバッグの安定性を改善しようとする、継続的な取り組みが行われている。
事故場面全体を通してクッションを最適位置に維持するという問題に加えて、乗員身体がクッションに衝突することによって、実際にはクッションが最大効果の位置からずれる可能性がある。この問題および上述した問題に応じて、展開中のエアバッグの支持を改善するために、様々な係留方式(tethering scheme)および装着方式が設計されている。Boxeyらの米国特許第6237938号は、例示的なものである。Boxey特許は、ガイドトラック内に保持されるスライド可能要素に係留された車両乗員保護装置を提供する。Boxey特許においては、保護装置の膨張によって、保護装置は、乗員と車両ウインドの間でルーフレールから離れる方に駆動される。装置が膨張するにつれて、スライド可能要素が、テザーによってそのトラックに沿って引き寄せられて、膨張方向とは直角の方向におけるクッションの下縁の移動を明らかに減少させる。Boxey特許は1つの公知の手法を提示するが、それには多くの観点で制約がある。最も重要なことは、スライド装置からの横方向支持が、クッションの膨張/展開によって制限されることである。スライダのトラックはクッションの展開方向から離れるように角度をなしており、クッションの膨張によって、スライダがスライダのトラックの底部まで引き寄せたられたときにのみ、クッションが最大限に支持される。さらに、クッションの張力調整は、クッションの膨張加圧によって制限される。
発明の概要
一つの観点において、車両乗員保護装置の展開ガイドが提供される。この展開ガイドは、実質的に円滑な内部と、スロットを設けた側面とを有するチャネルを備えるハウジングを有する。またガイドメンバも設けられ、チャネル内にスライド可能に保持されて、チャネルのスロットを設けた側面から突出している延長部を含む。この延長部は、車両乗員の横方向に展開可能な拘束装置に取り付け可能である。アクチュエータも設けられ、ガイドメンバをチャネルの第1端から第2端へと駆動する動作が可能である。ガイドメンバの駆動によって、拘束装置の展開が容易となり、拘束装置に少なくとも縦方向の緊張力(tensioning force)を供給して、拘束装置を横方向に支持する。
一つの観点において、車両乗員保護装置の展開ガイドが提供される。この展開ガイドは、実質的に円滑な内部と、スロットを設けた側面とを有するチャネルを備えるハウジングを有する。またガイドメンバも設けられ、チャネル内にスライド可能に保持されて、チャネルのスロットを設けた側面から突出している延長部を含む。この延長部は、車両乗員の横方向に展開可能な拘束装置に取り付け可能である。アクチュエータも設けられ、ガイドメンバをチャネルの第1端から第2端へと駆動する動作が可能である。ガイドメンバの駆動によって、拘束装置の展開が容易となり、拘束装置に少なくとも縦方向の緊張力(tensioning force)を供給して、拘束装置を横方向に支持する。
別の観点においては、衝突中に車両乗員の衝撃を和らげる側面衝突拘束装置が提供される。この装置は、サイドドアに隣接し車両内部に装着されて車両のルーフレールから離れる方向に展開可能な、膨張式拘束クッションを含む。ガイドメンバは、直立車両ピラーに固定された、部分的に閉止されたガイドトラック内に移動可能に装着されている。ガイドメンバは、ガイドトラック内のスロットを貫通して延びるとともに、膨張式拘束クッションに連結された部分を含む。ガス発生器が設けられて、ガイドトラックの内部と流体連通している。ガス発生器は、ガイドトラックの内部に加圧ガスを供給する動作が可能であり、加圧ガスはガイドメンバを駆動してガイドトラックを通過させて、それによって連結されたクッションに緊張力をかけるとともに、クッションを展開位置に位置決めして維持するのを補助する。
さらに別の観点においては、衝突中に車両乗員の衝撃を和らげる側面衝突拘束装置が提供される。この装置は、車両の内部にサイドドアに隣接して装着される膨張式拘束クッションと、車両ピラーに固定された部分的に閉止されたガイドトラック内に移動可能に装着されたガイドメンバとを含む。ガイドメンバは、ボディ部分およびリンク部分を含み、リンク部分は、ガイドトラック内のスロットを貫通して延びるとともに、膨張式拘束クッションに連結されている。ばねアクチュエータが、付勢された状態で固定され、かつガイドメンバに連結されており、ばねアクチュエータは、開放可能であり、ガイドメンバを駆動してガイドトラックを通過させて、それによってガイドメンバに連結されたクッションに張力をかけ、クッションを展開位置に位置決めして維持するのを補助する。
詳細な説明
図1を参照すると、本発明の好ましい態様による、乗員保護装置10の側面図を示してある。装置10は、側面衝突拘束装置の展開および横方向支持を補助することを目的とする。装置10は、拘束装置が車両ルーフレールから離れる方向に迅速かつ正確に展開するのを能動的に支援する。展開されると、装置は拘束装置を横方向に支持して、衝突事象または横転事象中に、位置がずれたり、車両ウインドから押し出される確率を低減するとともに、同様に乗員の放出および/または傷害の危険性を低減する。装置10は、拘束装置12を含み、この拘束装置12は好ましくは従来型膨張式エアバッグまたはクッションであり、衝突前の停止状態における外見のように、折畳み/収納状態で示してある。ここで認識すべきことは、エアバッグではなく非膨張式カーテンを利用する態様も考えられることである。
図1を参照すると、本発明の好ましい態様による、乗員保護装置10の側面図を示してある。装置10は、側面衝突拘束装置の展開および横方向支持を補助することを目的とする。装置10は、拘束装置が車両ルーフレールから離れる方向に迅速かつ正確に展開するのを能動的に支援する。展開されると、装置は拘束装置を横方向に支持して、衝突事象または横転事象中に、位置がずれたり、車両ウインドから押し出される確率を低減するとともに、同様に乗員の放出および/または傷害の危険性を低減する。装置10は、拘束装置12を含み、この拘束装置12は好ましくは従来型膨張式エアバッグまたはクッションであり、衝突前の停止状態における外見のように、折畳み/収納状態で示してある。ここで認識すべきことは、エアバッグではなく非膨張式カーテンを利用する態様も考えられることである。
好ましい一態様において、装置10は車両内のトリムパネル内部に収納されており、クッションは、当該技術において周知の方法で展開されると、トリムを破裂貫通するか、引き裂くか、またはその他の方法でトリムを変位させる。好ましくはインフレータ11も設け、それは火薬式が好ましいが、任意好適な火薬式インフレータまたは圧縮ガスインフレータとすることもできる。インフレータチューブ14は、好ましくはインフレータ11をクッション12の入口に連結して、従来方法でクッションを膨張させるためのガスを供給する。好ましい態様においては、衝突センサ(図示せず)も設けて、衝突の発生時またはその他の適当な環境において、起動信号をインフレータ11に送る。装置10のすべての構成要素部分、および本明細書において示す代替態様は、既知の材料から既知の工程で構築される。
さらに図2を参照すると、装置10は、能動アシスト装置16を含み、この能動アシスト装置16は、ガイドメンバまたはスライダ21に取り付けられた付勢メンバ18と、テザー(tether)22を介してクッション12に連結されたコネクタバー20とを備える。付勢メンバ18は、好ましくは従来型コイルばね(helical spring)である。テザー22は、従来型のロープ輪などの任意好適な、好ましくはフレキシブルコードである。しかしながら、ここで認識すべきことは、テザー22は不可避ではなく、コネクタバー20は、本発明の範囲から逸脱することなく、クッションまたはカーテンに直接的に取り付けることもできることである。さらに、テザー22をコネクタバー20の代わりに使用して、クッション12をスライダ21に直接連結することもできる。スライダ21および付勢メンバ18は、部分的に閉止されたガイドチャネル30内にスライド可能に配置されている。ガイドチャネル30およびスライダ21は、好ましくは横断面が図5に示すように実質的に長方形であるが、本発明の範囲から逸脱することなく、代替形状にすることも可能である。チャネル30は、好ましくはチャネルの長さに沿った比較的真っ直ぐな線を横切る、少なくとも第1の線形壁33を有する。当業者であれば、第1の線形壁33は、チャネル30のいずれかの側にでも配置できることを理解するであろう。スライダ21は、好ましくは金属製であり、図面に示したものとは異なる寸法形状であってもよい。
さらに、スライダ21には、ローラ、低摩擦表面、またはチャネル30中の通過を容易にするその他の手段を備え付けることができる。付勢メンバ18は、好ましくはチャネル30の下端15に取り付け、上向き方向に延長または拡張されて付勢状態として、スライダ21を下端15に向かって下向きに付勢する。好ましい一態様においては、付勢メンバ18は拡張されて、下端15と、上端17に近接するスライダ21の付勢位置との間をつなぐ。しかしながら、付勢メンバ18は短くしてもよく、ケーブルを使用してスライダ21または下端15と連結することもできる。付勢メンバ18は、単に、比較的迅速にスライダ21をチャネル30の底部の方向に引き込むことができることが必要である。スライダ21またはその代わりのバー20は、保持器34と係合し、この保持器は好ましくはヒンジ式トリガーであるが、往復運動可能なピンまたはその他の好適なトリガー装置でもよく、それによって、下向きに付勢した状態で好ましくは、チャネル30の上端17に近接して保持可能である。ガイドチャネル30は、長手方向スロット32を有し、この長手方向スロットは、ガイドチャネルの長さと実質的に同じ長さ(coextensive)であり、それを貫通してコネクタバー20が延びて、スライダ21が制約されることなく下向きに移動することを可能にする。
衝突または車両横転が発生した場合に、オンボード衝突センサが、好ましくは、保持器34の起動を開始する信号を生成して、保持器34にスライダ21/バー20を解除させるとともに、付勢メンバ18の影響の下に、スライダ21がチャネル30の下方に移動することを可能にする。様々な解除手段を考えることができる。例えば、電磁アクチュエータを利用して、保持器34を定位置から引出してもよい。別法として、保持器34は、例えばチューブ14の壁を貫通して、インフレータ11からの膨張ガスの経路中に上方に延びる圧力表面を備えて設計してもよい。この態様においては、保持器34用の独立の起動手段が不要となる可能性があり、車両エアバッグ用の膨張ガスの力を、保持器34を解除させるのに使用することもできる。同様に、起動のタイミングは、インフレータ起動のタイミングとリンクされることになる。いずれの場合にも、保持器34は、クッション12の膨張の開始とほぼ同時に装置16から解除されなければならない。付勢メンバ18は、チャネル30の下端15に固定されて、その非付勢状態から、チャネル30の上端17に向かって延長されているので、保持器34の開放の直後に、スライダ21は比較的迅速にチャネル30下方に引き下げられる。
バー20はテザー22を介してスライダ21をクッション12に連結しているので、スライダ12の下方移動によって、クッション12が下向きに、車両ルーフレールから離れるように引っ張られ始まる。好ましくは可撓性のテザー22は、ある程度の「遊び」を許容し、その結果として、クッション12の織物は、デバイス16からの力によって裂けることがない。スロット32は、装置が下方に移動するときに、バー20を案内する。一方で、クッション12は、インフレータ11からの高圧ガスによって膨張中である。ガス膨張クッション12の効果は、クッション12にかかる装置16からの下方への引っ張りとあいまって、車室の長さに沿って、概して長手方向および/または斜め方向の張力をクッション12にかけることになる。結果的に、クッション12を車両ルーフレールから離れて展開する速度および予測性が改善される。さらに、クッションが完全に展開されると、その下方隅部における張力によって、乗員からの多重衝突時においても、クッションが乗員とドア/ウインドの間に残留するように支援される。このクッションへの追加の支援によって、衝突事象および横転事象の間に、乗員が車両側面ウインドから放出される危険がさらに低下する。
図3を参照すると、本発明の一代替態様110を示してある。装置110は、装置10と類似はしているが、いくつかの重大な差異がある。スライダを駆動する付勢ばねアクチュエータの代わりに、装置110では、加圧ガスアクチュエータ116を利用する。補助機構の起動が要求されるときに、高圧ガスが供給されてスライダ121をチャネル130の下方に駆動し、第1の態様について述べたのと類似の方法で、関連するクッション12に張力をかける。単一のインフレータを使用して、クッション112を膨張させるとともに、スライダ121を駆動する態様とともに、個別インフレータを使用する別の態様も考えられる。さらに、従来型火薬式インフレータではなく、加圧ガスキャニスタを使用して、起動ガスを供給することもできる。次に、特に図4を参照すると、クッション112の展開後の、装置116の拡大図を示してある。
図4は、展開後にスライダ121がチャネル130の下端から後退するのを防止する、留め具機構120を示す。好ましい一態様においては、スライダ121には、外向きにフレア加工されたボス(outwardly flared boss)122が形成されており、この外向きフレア加工ボスが、スライダ121がチャネル130の下端まで駆動されるときに、実質的に相補的な受け口(receptacle)123にスナップ嵌めされ、それによって、クッション112に対して乗員が衝突することによってスライダ121が下端から「跳ね返って戻る」、すなわち引っ張られるのを防止する。当業者であれば、留め具機構120の寸法および形状は、図4に示す態様から変えることができることを理解するであろう。図5は、チャネル30、130の長手方向の横断面であり、スライダ21、121とチャネル30、130内部の間の好ましい密着嵌め(close-clearance fit)を示している。第2の態様においては、スライダの上部表面27は、加圧ガスに応答する圧力面としての働きをする。バー20は、好ましくはスロット32を介してチャネル30から延びてテザー22と係合する。
本明細書における説明は、説明の目的だけのものであり、いかなる方法でも本発明の幅を限定するとは考えるべきではないことを理解すべきである。したがって、当業者は、本発明の趣旨と範囲から逸脱することなく、本明細書に開示した態様に対して様々な改変を行うことが可能であることを理解するであろう。その他の観点、特徴、および利点は、図面と添付の請求の範囲を考察すれば明白になるであろう。
Claims (15)
- スロット加工した側面を備えるチャネルを有し、該チャネルが第1端および第2端、ならびに第1の線形壁を有するハウジング;
前記チャネルにスライド可能に保持され、かつ車両乗員の横方向に展開可能な拘束装置に取り付け可能であるガイドメンバ;
前記ガイドメンバを前記チャネルの前記第1端から前記第2端へと駆動して、前記ガイドメンバを前記第1の線形壁上を移動させる動作が可能である、アクチュエータを含み; 前記ガイドメンバを駆動することによって、前記拘束装置に緊張力が与えられる、車両乗員拘束装置用の展開ガイド。 - アクチュエータが、ガイドメンバを駆動するガスを供給する動作が可能である、請求項1に記載のガイド。
- アクチュエータが、火薬式ガスアクチュエータである、請求項2に記載のガイド。
- アクチュエータが、ガイドメンバと係合する第1端とチャネルの第2端に近接して固定された第2端とを有する、ばねを含む、請求項1に記載のガイド。
- チャネルの上端に近接するヒンジ式トリガーをさらに含み、ガイドメンバが前記トリガーと係合可能であり;
前記トリガーが、拘束装置の展開時に前記ガイドメンバを解除する動作が可能である、請求項4に記載のガイド。 - 拘束装置と一体の可撓性テザーをさらに含み、該可撓性テザーが、前記拘束装置をガイドメンバに連結している、請求項1に記載のガイド。
- サイドドアを有する車両ボディに装着されて、車両乗員を保護する側面衝突拘束装置であって、
車両内部に前記サイドドアと隣接して装着された膨張式拘束クッション;
車両内側に固定され、かつ長手方向スロットを有するガイドトラック;
該ガイドトラック内部に拘束されて、前記膨張式拘束クッションと連結されているガイドメンバ;
該ガイドメンバと流体連通する動作が可能なガス源を含み、該ガス源と前記ガイドメンバとの流体連通によって、前記ガイドメンバが前記ガイドトラックを通過して駆動されて、それによって前記クッションに緊張力がかかる、前記側面衝突拘束装置。 - ガス源が圧縮ガス源である、請求項7に記載の拘束装置。
- ガス源が火薬式ガス発生器である、請求項7に記載の拘束装置。
- ガス源が膨張式拘束クッションと流体接続が可能であって、それの膨張のためのガスを供給する動作が可能である、請求項7に記載の拘束装置。
- 衝突中に乗員を保護するために車両内に装着される側面衝突拘束装置であって、
車両内部にサイドドアに隣接して装着された膨張式拘束クッション;
ハウジング;
該ハウジングに固定された、部分的に閉止されたガイドトラック;
該ガイドトラックに移動可能に装着されて、前記膨張式拘束クッションと連結されているガイドメンバ;
該ガイドメンバに結合されるとともに、付勢状態に拡張可能なばねアクチュエータであって、前記付勢状態から開放されて、前記ガイドトラックを通過して前記ガイドメンバを駆動し、それによって前記クッションに張力をかけることが可能な前記ばねアクチュエータを含む、前記側面衝突拘束装置。 - ばねアクチュエータが、ガイドトラック内に配置されたコイルばねである、請求項11に記載の拘束装置。
- ばねアクチュエータが、エアバッグインフレータからの加圧ガスを用いてトリガーを起動することによって、付勢状態から開放可能である、請求項11に記載の拘束装置。
- 車両用の拘束装置であって、
車両乗員の横方向に展開可能な膨張式拘束装置;
長手方向スロットを備える部分的に閉止されたチャネルを有するハウジング;
前記チャネル内に保持され、かつ前記拘束装置に取り付け可能であるスライド可能メンバ;
該スライド可能メンバを前記チャネルの第2端の方向に駆動する動作の可能なアクチュエータ;
前記スライド可能メンバを前記チャネルの前記第2端に保持する留め具であって、前記スライド可能メンバ上のボスと、前記ハウジングによって画定される実質的に相補的な受け口とを含み、前記ボスが前記受け口と係合可能であって、それと係合したときに前記スライド可能メンバが外れるのを防止する、前記留め具を含む、前記拘束装置。 - ボスが、スライド可能メンバの下側からの、フレア加工された延長部であって、前記ボスが受け口とスナップ嵌め可能である、請求項14に記載の拘束装置。
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