JP3211667B2 - 頭部及び頸部保護用エアバッグ装置 - Google Patents

頭部及び頸部保護用エアバッグ装置

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JP3211667B2 JP16639496A JP16639496A JP3211667B2 JP 3211667 B2 JP3211667 B2 JP 3211667B2 JP 16639496 A JP16639496 A JP 16639496A JP 16639496 A JP16639496 A JP 16639496A JP 3211667 B2 JP3211667 B2 JP 3211667B2
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/207Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats
    • B60R2021/2074Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats in head rests

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  • Air Bags (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は頭部及び頸部保護用
エアバッグ装置に係り、特に、自動車等の車両に設けら
れ、シートバック上のヘッドレストと頭部との間にエア
バッグ袋体を展開する頭部及び頸部保護用エアバッグ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両においは、衝突の
際にシートバック上のヘッドレストと頭部との間にエア
バッグ袋体を展開する頭部及び頸部保護用エアバッグ装
置が知られており、その一例が、実開平4−65644
号公報に示されている。
【0003】図9に示される如く、この頭部及び頸部保
護用エアバッグ装置では、自動車の運転席70のシート
バック71の上部71Aに装着したヘッドレスト72内
に、エアバッグ装置74を装備しており、車両後方から
他車に追突された場合等に、車両に所定値を越えた衝撃
が作用すると、エアバッグ装置74のインフレータ76
が瞬時に作動し、エアバッグ袋体78をヘッドレスト7
2と、運転席70に着座した乗員80の頭部80Aと、
の間に展開し、乗員80の頭部80Aと頸部80Bに加
わる衝撃を吸収するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この頭
部及び頸部保護用エアバッグ装置では、乗員80の頭部
80Aに対して、ヘッドレスト72の位置が上下方向に
オフセットしている場合いは、展開したエアバッグ袋体
78が、乗員80の頭部80Aに確実に当接せず、乗員
80の頭部80Aと頸部80Bに加わる衝撃を有効に吸
収することができない恐れがある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、乗員の頭部位
置とヘッドレストの位置が上下方向にオフセットしてい
る場合においても、エアバッグ袋体によって、乗員の頭
部と頸部に加わる衝撃を効果的に吸収できる頭部及び頸
部保護用エアバッグ装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、ヘッドレストと頭部との間にエアバッグ袋体を展開
する頭部及び頸部保護用エアバッグ装置において、前記
ヘッドレストをシートバックの上部に上下方向へ移動可
能に支持するヘッドレスト支持部材と、前記ヘッドレス
トと前記シートバックとのうちの少なくとも一方に配設
され、前記ヘッドレストの前部及び前記ヘッドレストと
前記シートバックとの間に展開するエアバッグ袋体と、
を有し、前記エアバッグ袋体の展開力が、前記ヘッドレ
ストを押し上げることを特徴としている。
【0007】従って、衝突時に、ヘッドレストとシート
バックとのうちの少なくとも一方に配設されエアバッグ
袋体が、ヘッドレストとシートバックとの間に向けて展
開すると、このエアバッグ袋体の展開力により、ヘッド
レスト支持部材によりシートバックの上部に支持され
た、ヘッドレストが押し上げられ、ヘッドレストの前部
及びヘッドレストとシートバックとの間にエアバッグ袋
体が展開する。このため、乗員の頭部位置とヘッドレス
トの位置が上下方向にオフセットしている場合において
も、エアバッグ袋体によって、乗員の頭部と頸部に加わ
る衝撃を効果的に吸収できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の頭部及び頸部保護用エア
バッグ装置の第1実施形態を図1〜図5に従って説明す
る。
【0009】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を示す。図2に示される如く、本
実施形態のシートバック10の上部10Aにはヘッドレ
スト12が配設されており、ヘッドレスト12の下部か
らは、左右一対のヘッドレストステー14が突出してい
る。
【0010】図1に示される如く、ヘッドレストステー
14は、シートバック10の上部10Aに形成された取
付穴16に挿入されており、これによって、ヘッドレス
ト12はシートバック10の上部10Aに取付られてい
る。
【0011】シートバック10の上部10Aには、ヘッ
ドレスト支持部材としてのヘッドレスト上下移動ロック
機構18が配設されている。ヘッドレスト上下移動ロッ
ク機構18のケース19には、取付穴16と同軸的に貫
通孔20が穿設されており、この貫通孔20をヘッドレ
ストステー14が通過している。
【0012】図3に示される如く、貫通孔20の内周部
後側には、凹部22が形成されており、この凹部22内
にはロックピン24が、ヘッドレストステー14の軸心
14Aに接近する方向(図3の矢印A方向)及びヘッド
レストステー14の軸心14Aから離間する方向(図3
の矢印B方向)へ移動可能に挿入されている。また、凹
部22の底部22Aとロックピン24との間には、コイ
ルスプリング26が配設されており、ロックピン24を
矢印A方向へ付勢している。
【0013】ロックピン24にはストッパーピン24A
が突出しており、ストッパーピン24Aは、ケース19
に形成されたスリット28を貫通している。このため、
ストパーピン24Aの先端部を手動により、後方(図3
の矢印C方向)へ移動すると、ロックピン24がコイル
スプリング26の付勢力に抗して矢印B方向へ移動する
ようになっている。
【0014】一方、ヘッドレストステー14の後側外周
部には、上側から上下方向に所定に間隔を開けて位置決
め凹部30が複数個形成されている。これらの位置決め
凹部30は上側面30Aが、ヘッドレストステー14の
軸線14Aに対して垂直面となっており、下面側30B
が傾斜面になっている。このため、ロックピン24の係
合凸部24Bが、位置決め凹部30に係合している場合
には、ヘッドレストステー14の下方(図3の矢印D方
向)への移動は、位置決め凹部30の上側面30Aとロ
ックピン24の係合凸部24Bとの当接によって阻止す
るが、ヘッドレストステー14の上方(図3の矢印E方
向)への移動は、位置決め凹部30の下側面30Bをロ
ックピン24の係合凸部24Bが摺動することによって
可能となる。
【0015】ヘッドレストステー14の後側外周部の下
端部近傍にはストッパ凹部32が形成されている。この
ストッパ凹部32は下側面32Aが、ヘッドレストステ
ー14の軸線14Aに対して垂直面となっており、上面
側32Bが傾斜面になっている。このため、ロックピン
24の係合凸部24Bが、ストッパ凹部32に係合して
いる場合には、ヘッドレストステー14の上方(図3の
矢印E方向)への移動は、ストッパ凹部32の下側面3
2Aとロックピン24の係合凸部24Bとの当接によっ
て阻止するが、ヘッドレストステー14の下方(図3の
矢印D方向)への移動は、ストッパ凹部32の上側面3
2Bをロックピン24の係合凸部24Bが摺動すること
によって可能となる。
【0016】なお、ストパーピン24Aを操作して、ロ
ックピン24を矢印B方向へ移動することによって、位
置決め凹部30とロックピン24の係合凸部24Bとの
係合及びストッパ凹部32とロックピン24の係合凸部
24Bとの係合が解除できるようになっている。
【0017】図4に示される如く、ヘッドレスト12の
内部にはエアバッグ装置36が配設されており、エアバ
ッグケース38の後側縦壁部38Aの中央部には、イン
フレータ40が配設されている。エアバッグケース38
内のインフレータ40の前側部には、エアバッグ袋体4
1が折り畳んだ状態で格納されている。
【0018】図5に示される如く、エアバッグ袋体41
が展開した時に、その展開力によって、エアバッグケー
ス38の前側縦壁部は、上カバー38Bと下カバー38
Cとに別れ上下のヒンジ部38D、38Eにより、上下
方向に展開するようになっている。
【0019】図2に示される如く、エアバッグ袋体41
には、2本のストラップ42、44が水平方向に略平行
に巻かれている。インフレータ40の左右両側には、左
右一対のブラケット46が配設されており、これらのブ
ラケット46に、ストラップ42、44の両端部42
A、42B、44A、44Bが固定されている。
【0020】図5に示される如く、ストラップ42、4
4の中間部には、縫合糸45による縫合部42C、44
Cが複数箇所形成されており、これらの縫合部42C、
44Cにより、展開初期において、エアバッグ袋体41
の前方への展開が制御され、エアバッグ袋体41は下方
へ展開する。また、エアバッグ袋体41が下方へ展開
後、前方へ展開する時には、展開力によって縫合部42
C、44Cが順次縫合解除されることによって、展開速
度も制御できるようになっている。
【0021】また、エアバッグ袋体41が下方へ展開す
るすると、エアバッグ袋体41の展開力により、ヘッド
レスト12を上方へ移動する力(図5の矢印F)が、シ
ートバック10の上部10Aに作用するようになってい
る。
【0022】図1に示される如く、エアバッグ袋体41
はヘッドレスト12の前部及びヘッドレスト12とシー
トバック10との間となる部位43とに跨がった広い範
囲に展開する大きさに設定されている。また、ヘッドレ
スト12とシートバック10との間となる部位43にお
いては、エアバッグ袋体41の後面41Aが、ヘッドレ
ストステー14又は、ヘッドレストステー14に当接し
た下カバー38Cによって支持されるようになってい
る。
【0023】次に、本第1実施形態の作用を説明する。
本第1実施形態の頭部及び頸部保護用エアバッグ装置で
は、衝突時に、インフレータ40が作動し、エアバッグ
袋体41が展開すると、ストラップ42、44の縫合部
42C、44Cが、エアバッグ袋体41の前方への展開
を抑制するため、図5に示される如く、展開初期におい
て、エアバッグ袋体41が下方へ向けて展開する。即
ち、エアバッグ袋体41がヘッドレスト12とシートバ
ック10の上部10Aとの間に向けて展開する。この展
開力によって、ヘッドレスト12を上方へ移動する力
(図5の矢印F)が、シートバック10の上部10Aに
作用するため、ヘッドレストステー14が上方(図3の
矢印E方向)へ移動する。この時、ヘッドレストステー
14の位置決め凹部30の下側面30Bをロックピン2
4の係合凸部24Bが摺動する。
【0024】ヘッドレストステー14が上方に移動し、
ロックピン24の係合凸部24Bが、ストッパ凹部32
に係合すると、ヘッドレストステー14の上方への移動
は、ストッパ凹部32の下側面32Aとロックピン24
の係合凸部24Bとの当接によって阻止される。
【0025】この後、エアバッグ袋体41が前方へ向か
って展開すると、展開力によって縫合部42C、44C
が順次縫合解除され、エアバッグ袋体41が、ヘッドレ
スト12の前部及びヘッドレスト12とシートバック1
0の上部10Aとの間となる部位43とに跨がった広い
範囲に展開する。
【0026】また、ヘッドレスト12とシートバック1
0との間となる部位43においては、エアバッグ袋体4
1の後面41Aが、ヘッドレストステー14又は、ヘッ
ドレストステー14に当接した下カバー38Cによって
支持される。
【0027】従って、本第1実施形態の頭部及び頸部保
護用エアバッグ装置では、図4に示される如く、乗員6
0の頭部60Aの位置に対して、ヘッドレスト12の位
置が下方向にオフセットしている場合においても、エア
バッグ袋体41が展開すると、図1に示される如く、ヘ
ッドレスト12の位置が上方に移動すると共に、エアバ
ッグ袋体41がヘッドレスト12の前部及びヘッドレス
ト12とシートバック10の上部10Aとの間となる部
位43とに跨がった広い範囲に展開し、且つヘッドレス
ト12とシートバック10との間となる部位43におい
ては、エアバッグ袋体41の後面41Aが、ヘッドレス
トステー14又は、ヘッドレストステー14に当接した
下カバー38Cによって支持される。このため、エアバ
ッグ袋体41の展開上下長の全域で、乗員60の頭部6
0Aと頸部60Bに加わる衝撃を効果的に吸収できる。
【0028】なお、乗員60の頭部60Aの位置に対し
て、ヘッドレスト12の位置が上方向にオフセットして
いる場合、特に、ヘッドレスト12が予め高い位置に設
定されている場合には、エアバッグ袋体41が展開して
もヘッドレスト12がさらに上昇する距離は短く、ま
た、エアバッグ袋体41がヘッドレスト12の前部及び
ヘッドレスト12とシートバック10の上部10Aとの
間となる部位43とに跨がった広い範囲に展開するた
め、この場合にも、エアバッグ袋体41によって、乗員
60の頭部60Aと頸部60Bに加わる衝撃を効果的に
吸収できる。
【0029】次に、本発明の頭部及び頸部保護用エアバ
ッグ装置の第2実施形態を図6〜図8に従って説明す
る。
【0030】なお、第1実施形態と同一部材については
同一符号を付してその説明を省略する。
【0031】図6に示される如く、本第2実施形態で
は、インフレータ48が、エアバッグケース50の上壁
部50Aに配設されており、エアバッグケース50内の
インフレータ48の下側部に、エアバッグ袋体52が折
り畳んだ状態で格納されている。
【0032】図7に示される如く、エアバッグ袋体52
が展開した時に、その展開力によって、エアバッグケー
ス50の前側縦壁部は、上カバー50Bと下カバー50
Cとにヒンジ部50D、50Eで別れ上下方向に展開す
るようになっている。
【0033】次に、本第2実施形態の作用を説明する。
本第2実施形態の頭部及び頸部保護用エアバッグ装置で
は、図7に示される如く、衝突時に、インフレータ48
が作動し、エアバッグ袋体52が展開すると、インフレ
ータ48のガス噴出方向が下方(図7の矢印G方向)と
なるため、エアバッグ袋体52の前方への展開が抑制さ
れ、展開初期において、エアバッグ袋体52が下方へ向
けて展開する。この展開力によって、ヘッドレスト12
を上方へ移動する力(図7の矢印F)が、シートバック
10の上部10Aに作用するため、ヘッドレストステー
14が上方(図7の矢印E方向)へ移動する。この時、
ヘッドレストステー14の位置決め凹部30の下側面3
0Bをロックピン24の係合凸部24Bが摺動する。
【0034】図8に示される如く、ヘッドレストステー
14が上方へ移動し、ロックピン24の係合凸部24B
が、ストッパ凹部32に係合すると、ヘッドレストステ
ー14の上方への移動は、ストッパ凹部32の下側面3
2Aとロックピン24の係合凸部24Bとの当接によっ
て阻止される。
【0035】この後、エアバッグ袋体52が前方へ向か
って展開し、ヘッドレスト12の前部及びヘッドレスト
12とシートバック10の上部10Aとの間となる部位
43とに跨がった広い範囲に展開する。
【0036】従って、本第2実施形態の頭部及び頸部保
護用エアバッグ装置においても、本第1実施形態の頭部
及び頸部保護用エアバッグ装置と同様に、エアバッグ袋
体52によって、乗員60の頭部60Aと頸部60Bに
加わる衝撃を効果的に吸収できる。
【0037】また、第1実施形態及び第2実施形態の頭
部及び頸部保護用エアバッグ装置においては、衝突時、
ヘッドレスト12が上昇するため、通常時は後方視界を
確保できる下方の位置へヘッドレスト12を置くことが
できる。
【0038】さらに、第1実施形態及び第2実施形態の
頭部及び頸部保護用エアバッグ装置においては、エアバ
ッグ装置36をヘッドレスト12内に格納したため、ヘ
ッドレスト12を交換することで、エアバッグ装置36
を交換できるため、エアバッグ装置36の交換が容易で
ある。
【0039】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、第1実施形態及び第2実施形態では、ヘ
ッドレスト12内にエアバッグ装置36を格納したが、
これに代えて、シートバック10側にエアバッグ装置を
格納し、このエアバッグ装置からエアバッグ袋体をヘッ
ドレストとシートバックとの間に向けて展開し、エアバ
ッグ袋体の展開力により、ヘッドレストを押し上げる構
成としても良い。また、ヘッドレスト12内とシートバ
ック10側の双方にエアバッグ装置を格納し、これらの
エアバッグ装置からエアバッグ袋体をヘッドレストとシ
ートバックとの間に向けて展開し、双方のエアバッグ袋
体の展開力により、ヘッドレストを押し上げる構成とし
ても良い。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、ヘッドレスト
と頭部との間にエアバッグ袋体を展開する頭部及び頸部
保護用エアバッグ装置において、ヘッドレストをシート
バックの上部に上下方向へ移動可能に支持するヘッドレ
スト支持部材と、ヘッドレストとシートバックとのうち
の少なくとも一方に配設され、ヘッドレストの前部及び
ヘッドレストとシートバックとの間に展開するエアバッ
グ袋体と、を有し、エアバッグ袋体の展開力が、ヘッド
レストを押し上げる構成としたので、乗員の頭部位置と
ヘッドレストの位置が上下方向にオフセットしている場
合においても、エアバッグ袋体によって、乗員の頭部と
頸部に加わる衝撃を効果的に吸収できるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る頭部及び頸部保護
用エアバッグ装置のエアバッグ袋体展開状態を示す側断
面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る頭部及び頸部保護
用エアバッグ装置を示す車両斜め前方から見た斜視図で
ある。
【図3】本発明の第1実施形態に係る頭部及び頸部保護
用エアバッグ装置のヘッドレスト支持部材を示す側断面
図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る頭部及び頸部保護
用エアバッグ装置のエアバッグ袋体展開前の状態を示す
側断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る頭部及び頸部保護
用エアバッグ装置のエアバッグ袋体展開初期の状態を示
す側断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る頭部及び頸部保護
用エアバッグ装置のエアバッグ袋体展開前の状態を示す
側断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る頭部及び頸部保護
用エアバッグ装置のエアバッグ袋体展開初期の状態を示
す側断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る頭部及び頸部保護
用エアバッグ装置のエアバッグ袋体展開状態を示す側断
面図である。
【図9】従来の実施形態に係る頭部及び頸部保護用エア
バッグ装置のエアバッグ袋体展開状態を示す概略側断面
図である。
【符号の説明】
10 シートバック 10A シートバックの上部 12 ヘッドレスト 18 ヘッドレスト上下移動ロック機構(ヘッドレス
ト支持部材) 24 ロックピン 30 位置決め凹部 32 ストッパ凹部 36 エアバッグ装置 40 インフレータ 41 エアバッグ袋体 42 ストラップ 44 ストラップ 48 インフレータ 52 エアバッグ袋体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドレストと頭部との間にエアバッグ
    袋体を展開する頭部及び頸部保護用エアバッグ装置にお
    いて、 前記ヘッドレストをシートバックの上部に上下方向へ移
    動可能に支持するヘッドレスト支持部材と、 前記ヘッドレストと前記シートバックとのうちの少なく
    とも一方に配設され、前記ヘッドレストの前部及び前記
    ヘッドレストと前記シートバックとの間に展開するエア
    バッグ袋体と、 を有し、前記エアバッグ袋体の展開力が、前記ヘッドレ
    ストを押し上げることを特徴とする頭部及び頸部保護用
    エアバッグ装置。
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