JP4726361B2 - 折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造 - Google Patents

折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造 Download PDF

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H3/00Separate supports or holders for parking or storing cycles

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り畳んだ二輪車両を四輪車両へ搭載する場合の収納スペースを小さくするとともに、四輪車両へ二輪車両を容易に搭載できるようにした折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための二輪車側の搭載構造としては、例えば、特開平7−228284号公報「三輪自転車」に記載されたものが知られている。
上記公報の図3には、ハンドルポスト部分を後方へ折り畳んで車室内に搭載状態にある三輪車が記載され、同公報の図2には、前輪2輪後1輪の三輪自転車の平面図が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の三輪自転車は、車載状態では、前輪2輪のために車幅が大きくなり、しかも足踏みレバー3の先端に設けたペダルが左右に突出しているために、収納スペースの幅が大きくなり、単に四輪車両に搭載することだけを目的とし、その省スペース化に何も配慮がないので、車室内に大きな専有スペースを必要とし、また、折り畳んだ三輪自転車の車載作業も容易ではない。
【0004】
そこで、本発明の目的は、折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造を改良することで、折り畳んだ二輪車両の収納スペースを小さくするとともに、従来になかった四輪車両の部位に二輪車両を搭載可能とし、四輪車両へ二輪車両を容易に搭載できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、折り畳み可能な二輪車両であって、この二輪車両の横幅は、折り畳み状態で二輪車用ライセンスナンバープレートの横幅と同等であり、折り畳んだ二輪車両を、四輪車両のサイドボデーに取付けたドア内に収納可能とし、ドアは、パイプ材で外形を構成し、アウタパネルを備えることを特徴とする。
【0006】
二輪車両の車幅がライセンスナンバープレートの幅と同等であるため、二輪車両を四輪車両に搭載するときの収納スペースを小さくすることができ、四輪車両のサイドボデーに設けたドア内に収納し、車室スペースを十分に確保しながら二輪車両を四輪車両へ搭載することが可能となり、また、二輪車両の四輪車両への搭載作業も容易に行うことができる。
【0007】
請求項2は、折り畳み二輪車両を、車体の前部にハンドルポストを車体前後方向に折り畳み可能に取付け、このハンドルポストにハンドルを車幅方向に折り畳み可能に取付け、車体の側部下部にステップを車幅方向に折り畳み可能に取付け、車体に、前輪を支持する前輪支持部材を車体後方へスイング可能に取付け、車体に、後輪を支持する後輪支持部材を車体前方へスイング可能に取付けることで、略直方体となるようにしたことを特徴とする。
【0008】
ハンドルポスト、ハンドル、ステップ及び前後輪を折り畳んで折り畳み二輪車両を略直方体にすることで、四輪車両側に設けた二輪車両の収納スペースを略直方体とすればよく、収納スペースの設計自由度を増すことができる。
【0009】
請求項3は、ハンドルの端部にバックミラーを備えると共に、このバックミラーを、ハンドル折り畳み時におけるハンドルの車幅方向の間隔とほぼ同一になるようにハンドルに回転可能に取付けたことを特徴とする。
ハンドル端部に備えたバックミラーをハンドルに回転可能に取付けたことで、ハンドル折り畳み時に車幅方向に突出しがちなバックミラーをより一層コンパクトに折り畳むことができる。
【0012】
請求項4は、アウタパネルは内部を透視可能としたことを特徴とする。
四輪車両に搭載した二輪車両が外部から目視可能になり、折り畳んだ二輪車両を搭載していることが一見してわかる四輪車両が特徴のあるデザインとなり、商品魅力を向上させることができる。
【0013】
請求項5は、ドアは、引き出すことで二輪車両の搭載時に地面とドアとに掛け渡すことのできるレール部材を備えることを特徴とする。
ドアを開け、ドアから引き出したレール部材の上を二輪車両を移動させるようにすれば、二輪車両の搭載を容易に行うことができる。
【0014】
請求項6は、ドアは、レールに引きだし可能なスライド板上の二輪車両を、ドアの内側から外側に引き出すスライド装置と、電動モータによりスライド板を上げ下げする昇降装置を備えることを特徴とする。
レール部材に引きだし可能なスライド板は、昇降装置が電動リフタとなって、二輪車両の積みおろしが一層楽になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る折り畳み二輪車両の斜視図であり、折り畳み二輪車両10(以下「二輪車両10」と記す。)は、一部を折り畳んで外形寸法を小さくし、例えば四輪車両等に積載することができる折り畳み式の車両である。
【0016】
この二輪車両10では、前輪11及び後輪12を矢印▲1▼,▲2▼の向きにそれぞれ移動、即ち折り畳み、シート13を前方(矢印▲3▼の向き)に移動させ、後部に取付けたライセンスナンバープレート14(以下では単に「ナンバープレート14」と記す。)の幅B内に入るように突出部分、例えば運転者の足載せとするステップ15,16(奥側のステップ16は不図示)、ハンドル17,18及びバックミラー21,22をそれぞれ矢印▲4▼〜▲8▼の向きに折り畳み、更にハンドル17,18を支持するハンドルポスト23を車体後方(矢印▲9▼の向き)に折り畳むことができる。
【0017】
ここで、24は後輪12に内蔵した後述する電動モータを低速で作動させて前後輪11,12を折り畳む、又は前後輪11,12を折り畳んだ状態から元の走行時の位置に戻す(この動作を以降は「前後輪11,12を広げる」と表現する。)ためにハンドル18に設けたモータ作動スイッチ(折り畳みスイッチ)であり、このモータ作動スイッチ24の図示せぬ可動部を「畳む」と記載した側へ倒せば、前後輪11,12を折り畳むことができ、「広げる」と記載した側へ倒せば、前後輪11,12を広げることができる。
【0018】
図2は本発明に係る二輪車両の側面図であり、二輪車両10は、車体フレーム25の前端にヘッドパイプ26を取付け、このヘッドパイプ26にハンドル軸27を回転可能に取付け、このハンドル軸27の上端に上部アーム28を取付け、この上部アーム28にハンドルポスト23を車体前後方向に揺動可能に取付け、このハンドルポスト23の上部に左右一対のハンドル17,18(奥側のハンドル18はアクセルでもあり図1参照)を左右方向内側に折り畳み自在に取付け、ハンドル17,18のそれぞれの先端にそれぞれバックミラー21,22(奥側のバックミラー22は不図示)をハンドルの軸を中心にして前後方向に回転可能に取付け、ハンドル軸27の下端に下部アーム36を取付け、この下部アーム36の後部に前輪11を左側から片持ちするフロントスイングアーム37を揺動可能に取付け、このフロントスイングアーム37の端部に前輪11を回転可能に取付け、この前輪11の上部をスイングアーム37に取付けたフロントフェンダ38で覆ったものである。
【0019】
また、二輪車両10は、車体フレーム25の下部に左右一対のアンダーフレーム39を取付け、その上に左右一対のバッテリ41を取付け、車体フレーム25の後部に後輪支持部材としてのリヤスイングアーム42をスイング可能に取付け、このリヤスイングアーム42の端部に後輪12を回転可能に取付け、この後輪12の上部をリヤフェンダ43で覆い、車体フレーム25の後部からシートポスト44を立ち上げ、このシートポスト44の上端にシートフレーム45及び左右一対のシートレール46を取付け、このシートレール46にシート13を車体前後方向にスライド可能に取付け、このシート13の後部にテールランプ47を一体に取付け、このテールランプ47の下部にブラケット48を介してナンバープレート14を取付け、車体フレーム25の下部で、左側のアンダーフレーム39にスタンド51を上下回転可能に取付け、車体フレーム25の左右両側部下部にフロア状のステップ15,16(奥側のステップ16は不図示)を上方へ回転可能に取付けたことを示す。
【0020】
ここで、57はフロントスイングアーム37のためのフロントスイング軸、58はリヤスイングアーム42のためのリヤスイング軸、61はヘッドランプ、62はフロントカバー、63,64は車体左右割りのサイドカバー(奥側のサイドカバー64は不図示)で、左右を合せた状態では、シート下のシートレール46間に開口部が形成され、その開口部内の左右サイドカバー間で、ヘルメット又は物入れスペーサを形成する。66はシートレール46の下方にシートレールに引っかけて設けた小物収納用の収納ネット、67はシートポスト44に取付けたコントロールユニットである。
【0021】
後輪12は、ホイール68内にバッテリ41とコントロールユニット67で駆動する後述の電動モータを内蔵したホイールインモータ式の車輪である。
シート13は、図の乗車位置から車体後方へスライドさせることで収納ネット66の上方を開口させ、前述の開口部から収納ネット66内への小物等の出入れを可能にする。
【0022】
以上に述べた二輪車両10の折り畳みの作用を簡単に説明する。
図3は本発明に係る二輪車両の折り畳みを説明する作用図であり、図1に示した矢印▲1▼〜▲7▼に対応させて順に説明する。
1)図2に示した状態で、まず前輪11のブレーキを掛け、前輪11をロックさせた上で後輪12の電動モータを作動させる為のスイッチを投入する。即ち、後輪12を走行時と同じ回転方向(正転方向である。)に回転させ、これにより、図3において、後輪12が前輪11に近づくために、前輪11側のフロントスイングアーム37及び後輪12側のリヤスイングアーム42は、それぞれフロントスイング軸57、リヤスイング軸58を中心にして矢印▲1▼,▲2▼の向きにスイングする。前述のスイッチが投入されると、コントロールユニットは後述する手順で、前後輪のロック機構を解除してからモータを駆動させる。
【0023】
2)▲3▼の如く、ハンドル17,18(奥側のハンドル18は不図示)を内側に折り畳み、バックミラー21,22(奥側のバックミラー22は不図示)を矢印▲4▼のように折り畳み、ハンドルポスト23を矢印▲5▼のように車体後方へ倒し、ハンドル17,18及びバックミラー21,22を前記開口部を通して車体内に収納する。この際、収納ネット66とハンドル17,18は干渉しないので、荷物を入れたままでも折り畳みが可能である。
【0024】
3)矢印▲6▼のように、シート13を前方へ移動させる。
4)ステップ15,16(奥側のステップ16は不図示)を矢印▲7▼のように上方へ跳ね上げる。
【0025】
これで二輪車両10の折り畳みは完了である。なお、折り畳み順は、上記したものに限らず、例えば、シート13を前方へ移動した後に、折り畳んだハンドル17,18と共にハンドルポスト23を後方へ倒してもよい。
前輪11及び後輪12の折り畳みによって車体の最低地上高が図2に示した走行時の最低地上高よりも高くなるため、スタンド51を図2に示した位置から更に下方へスイングさせた位置に固定する。
二輪車両10を折り畳んだ状態では、二輪車両10は、左右に偏平な略直方体形状となり、原付のナンバープレート170mmの巾と略同等の巾になる。これによれば、四輪車両の構成部材、特に外板の中に収納が容易となり、四輪車体の補強及び二輪車両の搭載の両立が可能となる。
【0026】
図4は本発明に係る二輪車両を四輪車両に搭載した状態を示す斜視図であり、四輪車両70の車体を構成するサイドボデー71に取付けたドア72内に二輪車両10を収納した状態を示す。
二輪車両10は、前述したように、ナンバープレートの幅内に車幅が収まるように各部を折り畳んだものであるから、収納するスペースの幅を小さくすることができ、ドア72を薄くすることができるから、四輪車両70の車室スペースを十分に確保することができる。
【0027】
四輪車両70は、車体構成部材としてのパイプ材にて外形のみを構成したドア72及び車体構成部材としての側壁73,74に、内部を透視可能な透明又は半透明な外パネル材(ガラス等)としてのアウタパネル76,77,78を備えたものであるため、四輪車両70に搭載した二輪車両10が外部から目視可能になり、折り畳んだ二輪車両10を搭載していることが一見してわかる四輪車両70が特徴のあるデザインとなり、商品魅力を向上させることができる上、積みおろし忘れなどの心配もない。
【0028】
また、四輪車両70は側壁74の下部スペースSに車載用発電機301を配置したものであり、この車載用発電機301は、水冷4サイクルエンジン一体型でスタータを内蔵した多極オルタネータであり、詳細は後述する。
【0029】
図5は本発明に係る四輪車両に搭載した2種の二輪車両を示す斜視図であり、四輪車両70の左側のドア72内に二輪車両10を収納し、右側のドア79内に折り畳み二輪車両80(以下単に「二輪車両80」と記す。)を収納した状態を示す。二輪車両80については、後で詳述する。
このように、四輪車両10には、複数の二輪車両10,80をドア72,79、あるいは他の車体構成部材に配置することができる。
【0030】
図4に示した二輪車両の四輪車両に対する積み降ろしの作用を図6〜図8で説明する。
図6(a),(b)は本発明に係る二輪車両の積み降ろしの作用及びそのための構成を説明する作用図(前半)であり、二輪車両を降ろす場合を示す。
(a)において、まず、ドア72を開け、所定角度(約85゜)開いた位置でドアが動かないように図示せぬドア固定機構で固定する。ドア72は、二輪車両10を水平にスライドさせるスライド装置81及び二輪車両10を昇降させる昇降装置82を備える。
【0031】
(b)において、スライド装置81のスライドロックを外し、二輪車両10をスライド装置81によって後述する押え部材を引っぱって、ドア72の内側から外側へ引出す。
スライド装置81は、ドア72の下部に設けたレール部材83と、このレール部材83にスライド可能に取付けるとともに二輪車両10を載せるスライド板84と、このスライド板84の端部上部に脱着可能に取付けるとともに二輪車両10の後部を押える押え部材85とからなる。押え部材85は、二輪車両10に設けた金属部材(ナンバープレート14でも可)又は磁石と吸着するマグネット85aを備える。
【0032】
図7(a),(b)は本発明に係る二輪車両の積み降ろしの作用及びそのための構成を説明する作用図(後半)であり、二輪車両を降ろす場合を示す。
(a)において、ドア72に設けた昇降装置82を四輪車両のメーター廻りに設けたスイッチを操作し(ドア内側にスイッチを設けても良い)、レール部材83を下降させることで、スライド板84に載せた二輪車両10を下降させ、スライド板84から押え部材85(図6(b)参照)を取外す。
【0033】
昇降装置82は、レール部材83に取付けたリンク86・・・(・・・は複数個を表わす。以下同様。)からなる平行リンク87と、この平行リンク87を駆動する駆動装置88と、平行リンク87へ作用する下方への力を軽減するためにドア72の下端及びレール部材83に渡したガスダンパースプリング91とからなる。なお、92は、二輪車両10の前輪11を押えて前方へ移動しないようにスライド板84の前部に取付けたストッパ部材である。
10aは押え部材85が吸着する二輪車両10側に設けたマグネットである。これにより出し入れが一層容易に行える。
【0034】
(b)において、二輪車両10のスタンド(不図示)を出し、二輪車両10をスライド板84から下ろして自立させる。これで、四輪車両70から二輪車両10を降ろす作業が完了する。
また、四輪車両70に二輪車両10を積むには、以上説明したのとは逆に行えばよい。
【0035】
このように、ドア72にスライド装置81及び昇降装置82を設けたことで、四輪車両70に対する二輪車両10の積み降ろし作業を容易に且つ迅速に行うことができる。
【0036】
図8は本発明に係る四輪車両のドアに設けた昇降装置を示す斜視図であり、昇降装置82の駆動装置88は、動力源となる電動モータ88aと、この電動モータ88aの出力軸に連結した第1ウォームギヤ88bと、この第1ウォームギヤ88bに噛み合う第2ウォームギヤ88cと、この第2ウォームギヤ88cに一体的に取付けるとともにドア72内に両端を回転可能に取付けた第1シャフト88dと、この第1シャフト88dに取付けたドライブギヤ88eと、このドライブギヤ88eに噛み合う扇状のドリブンギヤ88fと、このドリブンギヤ88fに取付けるとともにリンク86,86を一体的に取付け、しかも両端をドア72内のフレーム88g,88gに回転可能に取付けた第2シャフト88hと、前述の電動モータ88aの回転方向を切換える、即ち、レール部材83の昇降を切換える昇降切換スイッチ88j(四輪車両のメータパネル近傍、又はドアの内側に設けられる)とからなる。なお、88m,88nは可動接点、88p,88q,88rは固定接点、88tはバッテリである。第1・第2ギヤをウォームギヤとしたので、電動モータに通電していなくても昇降装置82の位置を保持できる。
【0037】
例えば、可動接点88mを固定接点88pに接続し、可動接点88nを固定接点88qに接続したときにバッテリ88tから電動モータ88aへの通電によってレール部材83が下降するとすれば、可動接点88mを固定接点88qに接続し、可動接点88nを固定接点88rに接続したときにバッテリ88tから電動モータ88aへの通電によってレール部材83は上昇する。
【0038】
図9(a),(b)は本発明に係る二輪車両の積み降ろしの別の作用及びそのための構成を説明する作用図(前半)であり、二輪車両を積む場合を示す。
(a)において、四輪車両のドア94を開け、このドア94内からレール部材95を外部に引出して、レール部材95をドア94と地面とに掛け渡す。
このように、ドア94は、引出し可能で、二輪車両10の積み降ろし時に地面とドア94とに掛け渡すことのできるレール部材95を備える。
【0039】
(b)において、台車96に二輪車両10を載せ、この台車96を矢印のようにレール部材95に沿わせて押上げる。予め台車96をレール部材95に設置して、そのレール部材95上に二輪車両10を載せても良い。
台車96は、二輪車両10を載せる載置部97と、二輪車両10の後輪12を押えるために載置部97の後部に設けた後部ストッパ98と、載置部97の後端側部から立ち上げた取っ手101と、レール部材95上を転がるように載置部97の下面に設けた図示せぬ複数のローラとからなる。
【0040】
図10(a),(b)は本発明に係る二輪車両の積み降ろしの別の作用及びそのための構成を説明する作用図(後半)であり、二輪車両を積む場合を示す。
(a)において、台車96を取っ手101を掴んでレール部材95上を押上げ、矢印のように台車96ごと二輪車両10をドア94内に押入れる。
【0041】
(b)は台車96に載せた二輪車両10をドア94内に収めた状態を示す。このとき、ドア94内を台車96及び二輪車両10が移動しないように図示せぬロック機構で固定する。これで、二輪車両10を四輪車両70に積む作業が完了する。
本例では、左側ドア内に二輪車両を搭載したが、これに限らず右側のドアや後側のドアにも同様に適用できることは言うまでもなく、ドアは外へ開く以外に車室内に開くタイプでも良い。その場合、一旦車室へラダーレールを使って二輪車両を搭載してからドア内へ収納するので、ドア内に昇降機構が不要となり、軽量なドアとすることができる。
【0042】
以上の図1及び図4で説明したように、本発明は第1に、ナンバープレート14の幅B内に折り畳み可能にした二輪車両10を、四輪車両70のドア72、側壁73,74、後壁75に収納可能にしたことを特徴とする。
【0043】
二輪車両10の車幅がナンバープレートの幅Bと同等、又は幅B内に収まるため、二輪車両10を四輪車両70に搭載するときの収納スペースを小さくすることができ、四輪車両70の車室スペースを十分に確保することができ、また、二輪車両10の四輪車両70への搭載作業を容易に行うことができる。
【0044】
本発明は第2に、図1及び図3で説明したように、二輪車両10を、車体の前部にハンドルポスト23を車体前後方向に折り畳み可能に取付け、このハンドルポスト23にハンドル17,18を車幅方向に折り畳み可能に取付け、車体の側部下部にステップ15,16を車幅方向に折り畳み可能に取付け、車体に、前輪11を支持するフロントスイングアーム37を車体後方へスイング可能に取付け、車体に、後輪12を支持するリヤスイングアーム42を車体前方へスイング可能に取付けることで、略直方体となるようにしたことを特徴とする。
【0045】
ハンドルポスト23、ハンドル17,18、ステップ15,16及び前後輪11,12を折り畳んで二輪車両10を略直方体にすることで、四輪車両70(図4参照)側に設けた二輪車両10の収納スペースを略直方体とすればよく、収納スペースの設計自由度を増すことができる。
【0046】
本発明は第3に、図1及び後で説明する図37において、ハンドル17,18の端部にバックミラー21,22を備えると共に、これらのバックミラー21,22を、ハンドル17,18の折り畳み時におけるハンドル17,18の車幅方向の間隔とほぼ同一になるようにハンドル17,18に回転可能に取付けたことを特徴とする。
【0047】
ハンドル17,18の端部に備えたバックミラー21,22をハンドル17,18に回転可能に取付けたことで、ハンドル17,18部分をより一層コンパクトに折り畳むことができる。
【0048】
本発明は第4に、図4で説明したように、四輪車両70の車体構成部材を、側壁73,74又は後壁75としたことを特徴とする。
二輪車両10を収納する車体構成部材を四輪車両70の側壁73,74又は後壁75とすることで、二輪車両10を側壁73,74又は後壁75の強度メンバとして構成することができ、また、幅の小さな二輪車両10を側壁73,74又は後壁75内に収納することで、例えば、車室内の一部に収納するのに比べてまとまった大きな車室スペースを形成することができ、車室スペースをより有効に利用することができる。
【0049】
本発明は第5に、図4に示したように、四輪車両70のドア72、側壁73,74、後壁75の少なくとも1ヶ所に、内部を透視可能なアウタパネル76,77,78を備えることを特徴とする。
四輪車両70に搭載した二輪車両10が外部から目視可能になり、折り畳んだ二輪車両10を搭載していることが一見してわかる四輪車両70が特徴のあるデザインとなり、商品魅力を向上させることができる。
【0050】
本発明は第6に、図4〜図7で説明したように、四輪車両70の車体構成部材をドア72としたことを特徴とする。
例えばドア72を開けて、ドア72の端からドア72内に二輪車両10を収納するようにすれば、二輪車両10の搭載作業を容易に行うことができる。
【0051】
本発明は第7に、図9及び図10で説明したように、ドア94に、引出し可能で、二輪車両10の搭載時に地面とドア94とに掛け渡すことのできるレール部材95を備えることを特徴とする。
レール部材95の上を二輪車両10を移動させるようにすれば、二輪車両10の搭載を容易に行うことができる。
【0052】
図11は本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す分解斜視図であり、後輪12のホイール68を示す。
後輪12のホイール68は、リヤスイングアーム42側に設けた図示せぬ回転センサにより検出されるセンサ用磁石リング106と、複数の永久磁石107,108を磁性体リング111の内側に交互に並べた回転磁石体112と、この回転磁石体112をホイール68内に固定するための固定用リング113とを備え、リヤスイングアーム42は、ステータコイルを一体に支持するステータ115を備える。
【0053】
センサ用リング106は、ホイール68の回転数を検出するためのものである。
これらの回転磁石体112及びステータ115は、三相のブラシレス電動モータ116を構成する部材である。なお、117は後輪12の車軸である。
【0054】
図12は本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す断面図(分解図)であり、ホイール68は、車軸117を受けるハブ部121と、このハブ部121から径外方に広がるディスク部122と、このディスク部122の外周に設けたリム部123とからなり、このリム部123にタイヤ124を装着した部材である。
ディスク部122は、リヤスイングアーム42に面する側にドラムブレーキ126を構成するドラム127を一体成形した部分である。なお、128は後述するブレーキシューが当接する耐摩耗性を高めるためにドラム127の内側にインサート成形した鋳鉄製ライナ、131は回転磁石体112を嵌めるためにリム部123の内面に設けた磁石体嵌合部、132は固定用リング113を嵌める環状溝、133・・・は回転磁石体112の回転方向の位置決めを行うための120゜ごと3本の位置決めピンである。
【0055】
リヤスイングアーム42は、車軸117の周囲に凸部135を設け、この凸部135にステータ115をボルト137・・・で取付け、また、凸部135でブレーキパネル(ドラムブレーキ126の構成品である。)を兼ねる部材である。
即ち、凸部135は、ドラム127の鋳鉄製ライナ128の内周面に当てるブレーキシュー(不図示)のスイング軸となるブレーキシュー軸138,138(一方のブレーキシュー軸138は不図示)と、ブレーキシューをドラム側に移動させるカム141を一端に形成するとともに他端にブレーキ操作に伴ってスイングするアーム部材142を一体的に取付けたカム軸143とを取付けた部分である。
【0056】
図13は本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す断面図であり、リヤスイングアーム42の凸部135に車軸117、電動モータ116のステータ115、ドラムブレーキ126のブレーキシュー軸138,138(一方の符号138は不図示)及びカム軸143を取付け、車軸117にベアリング145,146を介してホイール68を回転可能に取付け、このホイール68のディスク部122にドラムブレーキ126のドラム127を一体成形するとともにセンサ用リング106をボルト147・・・で取付け、リム部123の内周面に回転磁石体112を取付けた状態を示す。なお、148はカラー、151,152はダストシール、153はワッシャ、154はナット、155はアーム部材142のリターンスプリング、156はタイヤの空気バルブである。
【0057】
上記したホイール68は、ホイール68を駆動する電動モータ116を内蔵するとともに、この電動モータ116の径方向内側にホイール68を制動するドラムブレーキ126を配置したものであるから、電動モータ116とドラムブレーキ126とを同心円状に配置することができ、ホイール68の幅を小さくして小型で且つコンパクトなホイール68とすることができる上に、モータの熱の影響をドラムブレーキが受けることなく、制動の性能を維持できる。
このようなホイール構造は、前輪11(図2参照)に採用してもよい。
【0058】
また、電動モータ116及びドラムブレーキ126は、ホイール68のディスク部122の同じ側に設けたものであるから、ホイール68への電動モータ116及びドラムブレーキ126の組付性、電動モータ116及びドラムブレーキ126のメンテナンス性を向上させることができる。
【0059】
更に、ホイール68を回転可能に支持する後輪支持部材としてのリヤスイングアーム42は、ドラムブレーキ126のブレーキパネルを兼ねるとともに電動モータ126のステータ115を取付けたものであるから、ステータの取付部材、ブレーキパネルを特別に設けるのに比べて部品数を減らすことができ、また、生産時にリヤスイングアーム42にドラムブレーキ126の部品(ブレーキシュー軸138、ブレーキシュー、カム軸143、アーム部142等である。)やステータ115を小組みしておくことができ、また、別に、ホイール68にセンサ用リング106、回転磁石体112を小組みしておくことができ、小組みしておいたリヤスイングアーム42に、小組みしておいたホイール68を取付けるようにすれば、生産性を高めることができる。
【0060】
また更に、ホイール68に回転磁石体112を備えることで、例えば、ステータをホイール側に備えるのに比べて、本発明では、ステータ115に通電するためのスリップリング機構等が不要になり、構造が簡単になる。また、回転磁石体112を、磁性体リング111と、この磁性体リング111に固定した永久磁石107・・・,108・・・とから構成したことで、予め永久磁石107・・・,108・・・を固定した磁性体リング111をホイール68に取付けることができ、例えば、ホイールに直接に永久磁石を取付けるよりも組付性を向上させることができる。
【0061】
図14は本発明に係る二輪車両の前輪側の要部斜視図であり、ハンドル軸27の下部に下部アーム36を取付け、この下部アーム36にフロントスイング軸57を介してフロントスイングアーム37を取付け、このフロントスイングアーム37の上部に窓部158を設け、この窓部158に挿入する突出片161を下部アーム36の下面に設けたことを示す。なお、162,162はブレーキシュー軸138にカム軸143によりそれぞれスイング可能に取付けたブレーキシューである。
【0062】
図15は本発明に係る二輪車両のフロントスイングアームを説明する斜視図であり、フロントスイングアーム37の上部に、フロントスイングアーム37のスイングをロックするスイングアームロック機構164を設けたことを示す。
スイングアームロック機構164は、アームロックピン165と、このアームロックピン165の端部に連結したケーブル166とを備える。
【0063】
図16(a),(b)は本発明に係るフロントスイングアームのスイングアームロック機構を説明する断面図であり、(a)は図13のa−a線断面図、(b)は(a)のb矢視図である。
(a)において、スイングアームロック機構164は、前述のアームロックピン165と、ケーブル166と、窓部158から挿入するとともにアームロックピン165の先端が結合する前述の突出片161と、アームロックピン165を先端側に押出すスプリング167とからなる。なお、168はケーブル166に移動可能に挿入したワイヤ、171はワイヤ168の先端に取付けることでアームロックピン165に連結させるためのワイヤ端部材である。
【0064】
突出片161は、アームロックピン165が貫通する貫通穴161aを設けたピン貫通部材161bと、アームロックピン165の先端位置を規制するストッパ部材161cとを隙間を開けて二枚重ねにした部材である。なお、161dはピン貫通部材161bの先端に形成した湾曲部である。
アームロックピン165は、中間部に設けた鍔部165aと、先端部に形成したテーパ部165bとを備える。
【0065】
(b)において、173はアームロックピン165aと一体に設けた検知片であり、174はアームロックピン165が軸方向へ移動するのに伴う検知片173の移動によりオンオフするロック検知スイッチである。
【0066】
ロック検知スイッチ174は、スイッチ本体174aと、このスイッチ本体174aに出入りするとともに内から外へスプリング(不図示)の弾性力で押出したロッド174bと、このロッド174bの先端に当てるようにしたローラ付きアーム174cとからなり、ロッド174bを外から内へ押し込むことでオン、内から外へ突出させることでオフになる。なお、174dはローラ付きアーム174cのストッパとなるストッパピンである。
【0067】
図に示したような突出片161の貫通穴161aにアームロックピン165が貫通した状態、即ちロック状態では、検知片173がローラ付きアーム174cを介してロッド174bを押し込むため、ロック検知スイッチ174はオンになる。
【0068】
図17は本発明に係る二輪車両の前部を示す要部側面図であり、フロントスイングアーム37のスイングアームロック解除機構176について説明する。
スイングアームロック解除機構176は、図16(a),(b)に示した突出片161とアームロックピン165との結合を解除することで、図16に示すフロントスイングアーム37が下部アーム36に対して車体後方へスイングすることができるようにするものであり、ケーブル166のワイヤ168の端部にワイヤ端部材177を取付け、このワイヤ端部材177をソレノイド式のアクチュエータ178に連結した状態を図に示す。なお、181,182はアクチュエータ178に通電するための導線、183はケーブル166の端部を取付けるために車体側に設けた端部取付部材、184はフロントスイングアーム37が最もスイングした(即ち、折り畳みが完了した)ときにフロントフェンダ38又はスイングアーム37が当接して、これを検知する前輪折り畳み検知スイッチである。
【0069】
図18は本発明に係る二輪車両の後部を示す要部側面図であり、リヤスイングアーム42及び後輪12を示したものである。
二輪車両10の車体側には、リヤスイング軸58の近傍に、リヤスイングアーム42が最もスイングした(即ち、折り畳みが完了した)ときに、リヤフェンダ43又はスイングアーム42の当接を検知する後輪折り畳み検知スイッチ186を設けた。なお、後輪12側についても、前輪11(図17参照)側に設けたスイングアームロック機構164(図15参照)及びスイングアームロック解除機構176(図17参照)と同様の機構を備える。
【0070】
以上に述べた前輪11及び後輪12の折り畳みの作用を次に説明する。
図19は本発明に係る二輪車両の前後輪の折り畳み要領を説明するフロー図である。ST××はステップ番号を示す。
ST01…ハンドルに設けた折り畳みスイッチ(ここでは、モータ作動スイッチを、「畳む」側に倒して使用するという意味で、折り畳みスイッチとする。)がオンかどうか判断する。
折り畳みスイッチがオフである(NO)場合は、再度ST01を実行する。
折り畳みスイッチがオンである(YES)場合は、ST02に進む。
【0071】
ST02…フロントブレーキレバーを握って、フロントブレーキを作動させたかどうか判断する。
フロントブレーキを作動させていない(NO)場合は、再度ST02を実行する。
フロントブレーキを作動させた(YES)場合は、ST03に進む。
【0072】
ST03…リヤブレーキレバーを握らず、リヤブレーキを作動させていないかどうか判断する。
リヤブレーキを作動させた(NO)場合は、再度ST02を実行する。
リヤブレーキを作動させていない(YES)場合は、ST04に進む。
【0073】
ST04…ソレノイドに通電してアクチュエータを作動させ、フロントスイングアーム及びリヤスイングアームのロックを解除する。
ST05…フロントスイングアーム及びリヤスイングアームをロックするロックピンのロック検知スイッチがオフかどうか(即ち、フロントスイングアーム及びリヤスイングアームがロックしていないかどうか)判断する。
ロック検知スイッチがオン(NO)の場合(即ち、ロック状態を検知した場合)は、再度ST05を実行する。
ロック検知スイッチがオフ(YES)の場合(即ち、ロック解除を検知した場合)は、ST06に進む。
【0074】
ST06…電動モータに通電し、後輪を正転させて前後輪の折り畳みを開始する。
ST07…電動モータに通電を開始してからの経過時間tが所定時間tstよりも小さいかどうか判断する。
t≧tstである(NO)場合は、ST09に進む。これは、通常なら正常に折り畳まれている時間以上たっても折り畳みが完了しない、つまり、何らかの不具合があると判断し、モータの保護の為、通電をカットする目的である。
t<tstである(YES)場合は、ST08に進む。
【0075】
ST08…前後輪の折り畳み検知スイッチがオンかどうか、即ち、前後輪とも完全に折り畳まれたかどうか判断する。
前後輪の折り畳み検知スイッチがオフ(NO)の場合は、再度ST07を実行する。
前後輪の折り畳み検知スイッチがオン(YES)の場合は、ST09に進む。
ST09…電動モータ及びソレノイドへの通電を停止する。
【0076】
次に図7のフロー図に示した流れに沿って前後輪の折り畳みの作用を説明する。
まず、図1において、右側のハンドル18に設けたモータ作動スイッチ24を「畳む」側へ倒す。
【0077】
そして、右側のハンドル18に設けたフロントブレーキレバー(不図示)を握ってフロントブレーキを作動させるとともに後述するブレーキロックレバーでフロントレバーをロックし、且つ左側のハンドル17に設けたリヤブレーキレバー(不図示)を握らずにリヤブレーキを作動させていなければ、フロントブレーキを作動させたことをフロントブレーキ作動検知スイッチ(不図示)で検知し、リヤブレーキを作動させていないことをリヤブレーキ作動検知スイッチ(不図示)で検知して、制御装置(不図示)は、図17に示したソレノイドに通電しアクチュエータ178を作動させる。
【0078】
図20(a),(b)は本発明に係るスイングアームロック解除機構の作用を説明する作用図である。
アクチュエータ178(図17参照)を作動させると、(a)において、アームロックピン165がワイヤ168を介して引かれ、矢印の向きに移動するため、アームロックピン165の先端が突出片161の貫通穴161aから外れ、フロントスイングアーム37のロックが解除する。
(b)において、アームロックピン165が貫通穴161aから外れた時には、ロック検知スイッチ174のローラ付きアーム174cのローラは、検知片173から外れるため、ロック検知スイッチ174はオフになる。
【0079】
図21(a),(b)は本発明に係る前後輪の折り畳みの作用を説明する作用図である。
(a)及び(b)において、ロック検知スイッチ174(図16(b)参照)がオフになると、制御装置は、電動モータ116への通電を開始し、電動モータ116で後輪12を低速駆動する。このときの、電動モータ116、即ち後輪12の回転方向は正転方向(走行時の回転方向、即ち矢印の方向)である。
【0080】
これにより、後輪12は、車体前方(白抜き矢印の向き(front)が車体前方である。)へ移動する。この時、前輪11は制動状態にあり、車体前方へ移動しないために、前輪11と後輪12との距離が縮むことにより、車体に対してそれぞれロックが解除したフロントスイングアーム37及びリヤスイングアーム42は各フロントスイング軸57、リヤスイング軸58を中心にして傾き、次第に折り畳んだ状態になる。
【0081】
そして、電動モータ116に通電を開始してから所定時間が経過するか、又は前輪折り畳み検知スイッチ184及び後輪折り畳み検知スイッチ186の両方がオンになると、制御装置は、電動モータ116への通電を停止する。以上で前後輪11,12の折り畳みが完了する。
【0082】
次に、折り畳んだ前輪11及び後輪12を広げる作用を次に説明する。
図20は本発明に係る二輪車両の前後輪を広げる要領を説明するフロー図である。ST××はステップ番号を示す。
ST11…ハンドルに設けた広がりスイッチ(ここでは、モータ作動スイッチを、「広げる」側へ倒して使用するという意味で、広がりスイッチとする。)がオンかどうか判断する。
広がりスイッチがオフである(NO)場合は、再度ST11を実行する。
広がりスイッチがオンである(YES)場合は、ST12に進む。
【0083】
ST12…フロントブレーキレバーを握って、フロントブレーキを作動させたかどうか判断する。
フロントブレーキを作動させていない(NO)場合は、再度ST12を実行する。
フロントブレーキを作動させた(YES)場合は、ST13に進む。
【0084】
ST13…リヤブレーキレバーを握らず、リヤブレーキを作動させていないかどうか判断する。
リヤブレーキを作動させた(NO)場合は、再度ST12を実行する。
リヤブレーキを作動させていない(YES)場合は、ST14に進む。
【0085】
ST14…フロントスイングアーム側及びリヤスイングアーム側の各ロック検知スイッチがオフかどうか判断する。
ロック検知スイッチがオン(NO)の場合は、再度ST14を実行する。
ロック検知スイッチがオフ(YES)の場合は、ST15に進む。
【0086】
ST15…電動モータに通電し、後輪を逆転させて前後輪を広げ始める。
ST16…電動モータに通電を開始してからの経過時間tが所定時間tstよりも小さいかどうか判断する。
t≧tstである(NO)場合は、再度ST16を実行する。
t<tstである(YES)場合は、ST17に進む。
ST17…電動モータへの通電を停止する。
【0087】
上記したST14の状態を次図で説明する。
図23(a),(b)は本発明に係るロック検知スイッチの状態を説明する作用図である。
(a)において、前後輪を折り畳んでいる状態では、突出片161(図20(a)参照)が窓158の外にあるため、アームロックピン165の先端位置を規制するものがなく、アームロックピン165はスプリング167の弾性力によって最も図の左方に移動した状態にある。
【0088】
(b)において、アームロックピン165が最も左方に移動すると、ロック検知スイッチ174のローラが検知片173から外れるため、ロック検知スイッチ174はオフになる。
制御装置は、このオフ状態に基づいて、図21(a),(b)において、電動モータ116に通電を開始するので、前後輪11,12は広がる。
【0089】
次に、前後輪11,12の広がりが完了する直前の状態を説明する。
図24(a),(b)は本発明に係るスイングアームロック機構の作用を説明する作用図である。
(a)は、前後輪11,12(図21(a),(b)参照)の広がりが進行し、突出片161が矢印fのように窓158に進入して、突出片161の湾曲部161dがアームロックピン165を矢印gの向きに押し退けた状態を示す。
【0090】
(b)は、(a)の状態から更に突出片161が窓158内に進入し、アームロックピン165の先端が突出片161の貫通穴161aを貫通してストッパ部材161cに当たった状態、即ち、フロントスイングアーム37が下部アーム36に対してロックした状態を示す。
この状態になると、図23(b)に示したロック検知スイッチ174は、図16(b)に示したのと同様にオンになり、このオン状態に基づいて図22のST16の処理と合わせて電動モータ116(図21(b)参照)への通電を停止する。
【0091】
図25は本発明に係る前輪又は後輪のスイングアームロック機構の別の実施の形態を示す断面図である。
スイングアームロック機構191は、フロントスイングアーム37に設けたピン穴192に挿入したアームロックピン193と、窓部158から挿入するとともにアームロックピン193の先端部と結合する突出片194と、アームロックピン193を先端部側に押出すスプリング167とからなる。
アームロックピン193は、端部に手動で引くための取っ手196を備える。これによれば、単に手動で、前後のスイングアームのロックを解除し、折り畳みも手動で行えるので、システムが安価・軽量となる。
【0092】
図26は本発明に係る二輪車両のシートの断面図であり、一部を側面図で示した。
シート13は、車体前後方向にスライドすることができるスライド機構201と、このスライド機構201によるシート13のスライドを規制するストッパ機構202とを付設したものである。
【0093】
スライド機構201は、車体前後方向に延ばした左右一対のシートレール46,46(片側のシートレール46は不図示)と、これらのシートレール46,46にローラ204・・・を介して移動可能に取付けたローラ支持部材205,206とからなる。
ローラ支持部材205,206はシート13の裏面に設けた底板207に取付けた部材である。
【0094】
ストッパ機構202は、底板207に取付けたベース部材208と、このベース部材208に設けた支軸211と、この支軸211にスイング可能に取付けたストッパ解除レバー212と、このストッパ解除レバー212に取付けたストッパ部材213と、このストッパ部材213の先端を挿入するためにサイドカバー63,64(一方のサイドカバー63は不図示)の上部にそれぞれ開けた前部挿入穴215、中間部挿入穴216及び後部挿入穴217(サイドカバー63側の前部挿入穴215、中間部挿入穴216及び後部挿入穴217は不図示)とからなる。なお、218はストッパ解除レバー212及びストッパ部材213を押し下げるためのねじりばねである。
【0095】
図に示したシート位置、即ち、ストッパ部材213の下端を中間部挿入穴216,216(奥側の符号216は不図示)に挿入して、シート13の移動を規制した位置が、通常走行時の位置である。
【0096】
図27は本発明に係るシートに付設したスライド機構及びストッパ機構の断面図であり、シートフレーム45にブラケット222,222を介して断面視略C字状のシートレール46,46を取付け、ローラ支持部材205の両側にそれぞれローラ軸223を取付け、これらのローラ軸223に、それぞれシートレール46,46内に配置したローラ204・・・を取付けた状態を示す。なお、224はシートフレーム45にブラケット222を取付けるビスである。
【0097】
ストッパ部材213は、正面視コ字状の部材であり、両側の鉛直部213a,213aの先端をサイドカバー63,64及びスライドレール46の両方に設けた各前部挿入穴215、中間部挿入穴216又は後部挿入穴217(図25参照)に挿入する。
【0098】
以上に述べたシート13の作用を次に説明する。
図28は本発明に係る二輪車両のシートの作用を説明する作用図である。
まず、図24において、シート13の前方からシート13の下方に手を差し入れ、ストッパ解除レバー212を上方にスイングさせる。これにより、ストッパ部材213の下端が中間部挿入穴216から外れるため、シート13のスライドが可能になる。
【0099】
ストッパ解除レバー212を上方にスイングさせたまま、図27(a)のように、シート13を矢印のように最前部まで移動させる。そして、ストッパ解除レバー212を下ろして、ストッパ部材213の先端を前部挿入穴215に挿入すれば、シート13をスライドの最前部位置で固定することができる。
このようなシート13の最前部への移動は、二輪車両10(図2参照)の折り畳み時に行う。この位置でハンドルを折り畳むと、ハンドルに邪魔されて、シート前部からストッパー解除レバーが操作できなくなる。よって、ハンドルをロックすればシート下収納スペースもロックされ、荷物の保護に有効である。
【0100】
また、(b)において、ストッパ解除レバー212を上方にスイングさせて、シート13を矢印のように最後部まで移動させ、ストッパ解除レバー212を下ろして、ストッパ部材213の先端を後部挿入穴217に挿入すれば、シート13をスライドの最後部位置で固定することができる。
このようなシート13の最後部への移動は、二輪車両10(図2参照)の収納部である収納ネット66(図2参照)に小物等を収納したり収納ネット66の中から小物等を取り出す時に行う。前述のような挿入穴を多数設置すれば、この他にも運転車の体格に合せたシート位置調整も可能であり、一層使い勝手の良いシート構造となる。
【0101】
図29は本発明に係る二輪車両のハンドル周りの状態を示す斜視図であり、ハンドル17,18に被せるハンドルカバーは省略した。
ハンドル17,18は、ハンドルポスト23に折り畳み可能に取付けたものであり、通常の走行時にはハンドル17,18が折り畳まれないようにロックするとともに折り畳み時にはこのロックを解除するハンドル支持機構227で支持したものである。なお、228はフロントブレーキレバー、229はリヤブレーキレバーである。
【0102】
図30は本発明に係る二輪車両のハンドルの斜視図であり、ハンドル17,18は、それぞれスイッチケースを兼ねるハンドルカバー231,232を被せた部材であり、これらのハンドルカバー231,232にそれぞれウインカ233,234を設けたものである。
【0103】
235はブレーキロックレバーであり、フロントブレーキレバー228を握ったときに操作することでフロントブレーキレバー228がストロークした状態を保持する(即ち、ロックすることである。)ことができる。このブレーキロックレバー235を再び操作すればフロントブレーキレバー228のロック状態を解除することができる。
【0104】
図31は図29の31矢視図であり、ハンドル17,18の各内側の端部に、それぞれ噛み合う歯部17a・・・,18a・・・を形成した噛み合い部17b,18bを設けたことを示す。このように、歯部17a・・・,18a・・・を噛み合わせることで、ハンドル17,18を折り畳むときにそれぞれのハンドル17,18を同じ角度で折り畳むことができ、また、折り畳んだハンドル17,18を広げるときに元の走行時の位置に精度良く復帰させることができる。歯がないところでストッパとなるからである。
【0105】
また、図では、左右のハンドル17,18の噛み合い部17b,18b間の上方に、ハンドル17,18の折り畳みをロックする、又はロック解除を行うための部品の一つとしてのノブ236を配置したことを示す。なお、237は後で詳述するハンドルクランプレバーである。
【0106】
図32は図31の32−32線断面図であり、ハンドルクランプレバー237に突出壁241,241及び突出壁242,242を形成し、突出壁241,241間に結合ピン243でナット部材244を連結し、また、同様に、突出壁242,242間に結合ピン246でナット部材247を連結し、これらのナット部材244,247をハンドルポスト23に開けた貫通穴248,248に車体前方(白抜き矢印(front)の向きが車体前方である。)から貫通させ、貫通したナット部材244,247にハンドルポスト23の車体後方からハンドル17,18の噛み合い部17b,18bの中央に開けたセンタ穴17c,18cを合わせ、このセンタ穴17c,18cに皿ばね251,252を介してセンタボルト253,254を挿入するとともにナット部材244,247にねじ込んだ状態を示す。
【0107】
ここで、256,256はリング、257,257はワッシャ、258,258は止め輪、261,261はスペーサ、262,262はワッシャ、263,264はハンドル17,18の一部を収めるためにハンドルポスト23に形成した凹部である。
【0108】
凹部263,264は、図31に戻って、輪郭が背面視で略T字状の部分であり、ハンドル17,18は、噛み合い部17b,18bの裏面に、凹部263,264とほぼ同形状の輪郭の凸部17d,18d(図32参照)を有し、この凸部17d,18dが凹部263,264内に収まると、ハンドル17,18は回転せず、折り畳むことができない。
【0109】
図32において、ハンドル支持機構227は、主に上記したハンドルクランプレバー237、結合ピン243,246、ナット部材244,247、皿ばね251,252及びセンタボルト253,254、ワッシャ262,262及びノブ236(図29参照)で構成した組立体である。
【0110】
図33は図31の33−33線断面図であり、ハンドルクランプレバー237は、突出壁241,241(片側の突出壁241は不図示)の第1端部241a,241a(片側の符号241aは不図示)を、ワッシャ262に皿ばね251の弾性力で押し当てるとともに第1端部241a,241aと結合ピン243の軸心との距離をL1とした部材であり、突出壁241,241の第2端部241b,241b(片側の符号241bは不図示)と結合ピン243の軸心との距離をL2としたものである。ここで、L1>L2である。
【0111】
また、図32に示したハンドルクランプレバー237の突出壁242,242についても同様に、第1端部242a,242aを、ワッシャ262に皿ばね252の弾性力で押し当てるとともに第1端部242a,242aと結合ピン246の軸心との距離をL1とした部材であり、また、突出壁242,242の第2端部(不図示)と結合ピン246の軸心との距離をL2としたものである。
【0112】
図34は図31の34−34線断面図であり、ノブ236の取付け状態を示す断面図である。
ノブ236は、ハンドルクランプレバー237に開けた貫通穴237a及びハンドルポスト23に設けた切欠き部23aに通すとともに、先端のおねじ部236aにバー266を取付けるとともにワッシャ267を介してナット268をねじ込んだ部材である。
【0113】
バー266は、ハンドルポスト23に形成した溝部23b,23c内に収めた部材である。なお、271はバー266を溝部23b,23cの底に押し付けておくためのスプリングである。
【0114】
図35は本発明に係るハンドル要部及びノブを示す斜視図であり、ノブ236に取付けたバー266をハンドルポスト23に設けた溝部23b,23c(符号23bは不図示)に収めた状態を示す。
ハンドルポスト23は、溝部23b,23cに隣接させて、段部23d,23e(符号23eは不図示。後で詳述する。)を形成した部材である。
【0115】
以上に述べたハンドル支持機構227の作用を次に説明する。
図36(a)〜(c)は本発明に係るハンドル支持機構のノブの作用を説明する作用図であり、(a)は断面図、(b)及び(c)は(a)のA方向からバー266及びハンドルポスト23を見た図である。
(a)において、ノブ236を押して、ハンドルポスト23の溝部23b,23cからバー266を浮せる。
【0116】
(b)において、バー266が溝部23b,23cから浮いたことで、ノブ236は回転可能になる。そこで、ノブ236を矢印の向きに回転させる。各溝部23b,23cの矢印の向きには前述した段部23d,23eが存在するため、ノブ236をハンドルポスト23に干渉させずに回転させることができる。
【0117】
(c)は、ノブ236を(b)の位置から90°回転させた図であり、バー266はハンドルポスト23の切欠き部23aに沿う状態になって、ノブ236は、ハンドルクランプレバー237(図(a)参照)と一体的にハンドルポスト23の切欠き部23aから抜けるようになる、即ち、ノブ236によりハンドルポスト23とハンドルクランプレバー237との結合が解除される。
【0118】
図37(a),(b)は本発明に係るハンドル支持機構のハンドルクランプレバー及びその周辺部品の作用を説明する作用図である。なお、以下の説明はハンドル17側の構成に基づいて説明するが、ハンドル18側についても同様に作用する。
図36(a)〜(c)で、ノブ236を回して、ハンドルポスト23とハンドルクランプレバー237との結合を解除した後に、図37(a)において、ハンドルクランプレバー237を結合ピン243を中心にして矢印の向きに跳ね上げる。
【0119】
図33に戻って、ハンドルクランプレバー237の第1端部241aと結合ピン243の軸心との距離L1は、第2端部241bと結合ピン243の軸心との距離L2よりも大きいため、図37(a)において、ハンドルクランプレバー237の跳ね上げによって、第2端部241bとワッシャ262との間には距離Cの隙間ができる。
【0120】
距離Cの隙間ができることで、(b)において、ナット部材244及びセンタボルト253とともにハンドル17を矢印の方向に移動させることができ、ハンドルポスト23の凹部263からハンドル17の凸部17dを外すことができ、ハンドル17の回転規制がなくなってハンドル17を折り畳むことができるようになる。
【0121】
図38は本発明に係るハンドルの折り畳み状態を示す正面図であり、ハンドル17,18を最も大きく折り畳んだ状態を示す。
このように、ハンドル17,18を折り畳むことで、ハンドル17,18の最大幅WH(この最大幅WHは、前述のナンバープレートの幅よりも小さい。)を、折り畳む前のハンドル17,18の最大幅に対して非常に小さくすることができ、この二輪車両を車載する場合の収納スペース、特に収納幅に関しては格段に有利となる。
【0122】
図39は本発明に係るバックミラーの折り畳みを説明する説明図であり、ハンドル17,18の折り畳みが完了した後に、ハンドル17,18の車幅方向の幅(即ち、ハンドル17,18の間隔である。)とほぼ同じになるようにバックミラー21,22を矢印の向きに回転させる。ここでは、バックミラー21,22を回転させた後は、バックミラー21,22の反射面が車体側方を向く。このときのバックミラー21,22の最大幅をWMとすると、最大幅WMは前述のナンバープレートの幅よりも小さくしたものである。
【0123】
図40は本発明に係る二輪車両のハンドルポストの折り畳み機構を説明する側面図(一部断面図)であり、ハンドルポスト23は、上部アーム28に折り畳み可能に取付けた部材であり、上部アーム28との連結部の近傍に、上部アーム28との結合を解除して折り畳むことができるハンドルポスト折り畳み機構274と、メインスイッチ275とを備える。
【0124】
図41は図40の41−41線断面図であり、ハンドルポスト折り畳み機構274は、ハンドルポスト23に設けたシリンダ部277と、このシリンダ部277に移動可能に挿入したロックピン278と、このロックピン278の先端を挿入するために上部アーム28に設けた第1ロックピン挿入穴281と、ロックピン278を第1ロックピン挿入穴281に押し付けるスプリング282と、ロックピン278の端部小径部283(283aは鍔部である。)に端部286aを連結するとともに支軸284にスイング可能に取付けたL字状アーム286と、このL字状アーム286の他の端部286bに小径部287を連結したプッシュロッド288と、このプッシュロッド288をガイドするガイド部291とからなる。
【0125】
ここで、293はメインスイッチ275の端部に取付けたアーム部であり、メインスイッチ275に挿入したキー294(図40参照)を回したときに一体的に回転する部材である。295はハンドルポスト23と上部アーム28とを連結するソケットボルト、296はソケットボルト295の端部にねじ込んだナット、297(図40参照)はハンドルポスト23を折り畳んだときにロックピン278の先端を挿入する第2ロックピン挿入穴である。
【0126】
以上に述べたハンドルポスト折り畳み機構274の作用を次に説明する。
図42(a),(b)は本発明に係るハンドル折り畳み機構の作用を説明する第1作用図である。
(a)において、まず、プッシュロッド288を矢印の向きaに押す。これにより、プッシュロッド288の先端に連結したL字状アーム286を支軸284を中心に矢印bの向きにスイングさせ、L字状アーム286の端部286aに連結したロックピン278を矢印cの向きに移動させる。この結果、ロックピン278の先端が第1ロックピン挿入穴281から外れ、上部アーム28に対してハンドルポスト23がスイング可能になる。
【0127】
(b)において、矢印の向きにハンドルポスト23を倒す、即ち、ハンドルポスト23を折り畳む。ロックピン278の先端は、第2ロックピン挿入穴297に臨む。
【0128】
図43(a),(b)は本発明に係るハンドル折り畳み機構の作用を説明する第2作用図である。
(a)において、スプリング282の弾性力でロックピン278は自動的に矢印の向きに移動し、ロックピン278の先端は第2ロックピン挿入穴297内に突出する。このとき、押しこまれたままだったプッシュロッド288が自動的に復帰する。これで、折り畳まれたハンドルポスト23がロック状態になり、上部アーム28に固定した状態となる。
【0129】
図42(a)では、メインスイッチ275のアーム部293は下方に延びた状態にあったが、図43(b)において、メインスイッチ275にキー294(図40参照)を挿入し、このキー294を回してアーム部293を矢印の向きに回転させてプッシュロッド288側に延ばせば、プッシュロッド288の先端にアーム部293の端部が近接することになり、プッシュロッド288を押そうとしても押すことができなくなる。従って、ロックピン278を第1ロックピン挿入穴297から外すことができず、折り畳んだハンドルポスト23を起こすことはできない。
【0130】
この状態が図3の状態であり、ハンドルポスト23の端部がハンドル17,18の付け根部分とともにシート13の前部を覆うため、シート13をスライドさせるためにシート13の前部に設けたストッパ解除レバー212(図26参照)の操作ができなくなり、シート13下の収納ネット66(図2参照)内の荷物を保護できる。
【0131】
図44は本発明に係る四輪車両の要部を説明する斜視図であり、図4に示した四輪車両70の側壁74の下部スペースSに搭載する車載用発電機について説明する。
車載用発電機301は、側壁74(図4参照)内のフレーム302に取付けた、水冷4サイクルエンジン一体型でスタータを内蔵した多極オルタネータであり、この出力端子に充電器を接続し、この充電器に二輪車両10(図3参照)のバッテリを接続することでこのバッテリを充電する。
【0132】
図中の304はエンジン、305は出力を表示するパワーメータ、306は発電した交流を直流に変換するとともに昇圧するインバータユニット、307はエアクリーナ、308はラジエータ、311はマフラ、313は車載用発電機301を固定するベース、314,314は車載用発電機301を支持するロッド、316〜319はテールランプである。
【0133】
エンジン304は、燃料配管を四輪車両70の燃料タンクに接続したものであり、この燃料タンクからエンジン304に燃料を供給する。
マフラ311は、排出口を側壁74近傍の床下に突出させて排気ガスを外部に排出するものである。
【0134】
尚、請求項5の外パネル材は、全体が透明又は半透明でもよいし、部分的に透明又は半透明でもよい。
【0135】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造は、折り畳み可能な二輪車両であって、この二輪車両の横幅は、折り畳み状態で二輪車用ライセンスナンバープレートの横幅と同等であり、折り畳んだ二輪車両を、四輪車両のサイドボデーを構成するドア内に収納可能としたので、ドア内に二輪車両を収納することで、四輪車両に搭載するときの収納スペースを小さくすることができ、四輪車両の車室スペースを十分に確保することができ、また、二輪車両の四輪車両への搭載作業を容易に行うことができる。また、ドアはパイプ材で外形を構成し、アウタパネルを備えるようにした。
【0136】
請求項2の折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造は、折り畳み二輪車両を、車体の前部にハンドルポストを車体前後方向に折り畳み可能に取付け、このハンドルポストにハンドルを車幅方向に折り畳み可能に取付け、車体の側部下部にステップを車幅方向に折り畳み可能に取付け、車体に、前輪を支持する前輪支持部材を車体後方へスイング可能に取付け、車体に、後輪を支持する後輪支持部材を車体前方へスイング可能に取付けることで、略直方体となるようにしたので、四輪車両側に設けた二輪車両の収納スペースを略直方体とすればよく、収納スペースの設計自由度を増すことができる。
【0137】
請求項3の折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造は、ハンドルを、端部にバックミラーを備えると共に、このバックミラーを、ハンドル折り畳み時におけるハンドルの車幅方向の間隔とほぼ同一になるようハンドルに回転可能に取付けたので、ハンドル部分をより一層コンパクトに折り畳むことができる。
【0140】
請求項4の折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造は、アウタパネルを内部を透視可能としたので、四輪車両に搭載した二輪車両が外部から目視可能になり、折り畳んだ二輪車両を搭載していることが一見してわかる四輪車両が特徴のあるデザインとなり、商品魅力を向上させることができる。
【0141】
請求項5の折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造は、ドアに、引出し可能で、二輪車両の搭載時に地面とドアとに掛け渡すことのできるレール部材を備えるので、レール部材の上を二輪車両を移動させるようにすれば、二輪車両の搭載を容易に行うことができる。
【0142】
請求項6は、ドアに、レールに引きだし可能なスライド板上の二輪車両を、ドアの内側から外側に引き出すスライド装置と、電動モータによりスライド板を上げ下げする昇降装置を備えるので、レール部材に引きだし可能なスライド板は、昇降装置が電動リフタとなって、二輪車両の積みおろしが一層楽になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折り畳み二輪車両の斜視図
【図2】本発明に係る二輪車両の側面図
【図3】本発明に係る二輪車両の折り畳みを説明する作用図
【図4】本発明に係る二輪車両を四輪車両に搭載した状態を示す斜視図
【図5】本発明に係る四輪車両に搭載した2種の二輪車両を示す斜視図
【図6】本発明に係る二輪車両の積み降ろしの作用及びそのための構成を説明する作用図(前半)
【図7】本発明に係る二輪車両の積み降ろしの作用及びそのための構成を説明する作用図(後半)
【図8】本発明に係る四輪車両のドアに設けた昇降装置を示す斜視図
【図9】本発明に係る二輪車両の積み降ろしの別の作用及びそのための構成を説明する作用図(前半)
【図10】本発明に係る二輪車両の積み降ろしの別の作用及びそのための構成を説明する作用図(後半)
【図11】本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す分解斜視図
【図12】本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す断面図(分解図)
【図13】本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す断面図
【図14】本発明に係る二輪車両の前輪側の要部斜視図
【図15】本発明に係る二輪車両のフロントスイングアームを説明する斜視図
【図16】本発明に係るフロントスイングアームのスイングアームロック機構を説明する断面図
【図17】本発明に係る二輪車両の前部を示す要部側面図
【図18】本発明に係る二輪車両の後部を示す要部側面図
【図19】本発明に係る二輪車両の前後輪の折り畳み要領を説明するフロー図
【図20】本発明に係るスイングアームロック解除機構の作用を説明する作用図
【図21】本発明に係る前後輪の折り畳みの作用を説明する作用図
【図22】本発明に係る二輪車両の前後輪を広げる要領を説明するフロー図
【図23】本発明に係るロック検知スイッチの状態を説明する作用図
【図24】本発明に係るスイングアームロック機構の作用を説明する作用図
【図25】本発明に係るスイングアームロック機構の別の実施の形態を示す断面図
【図26】本発明に係る二輪車両のシートの断面図
【図27】本発明に係るシートに付設したスライド機構及びストッパ機構の断面図
【図28】本発明に係る二輪車両のシートの作用を説明する作用図
【図29】本発明に係る二輪車両のハンドル周りの状態を示す斜視図
【図30】本発明に係る二輪車両のハンドルの斜視図
【図31】図29の31矢視図
【図32】図31の32−32線断面図
【図33】図31の33−33線断面図
【図34】図31の34−34線断面図
【図35】本発明に係るハンドル要部及びノブを示す斜視図
【図36】本発明に係るハンドル支持機構のノブの作用を説明する作用図
【図37】本発明に係るハンドル支持機構のハンドルクランプレバー及びその周辺部品の作用を説明する作用図
【図38】本発明に係るハンドルの折り畳み状態を示す正面図
【図39】本発明に係るバックミラーの折り畳みを説明する説明図
【図40】本発明に係る二輪車両のハンドルポストの折り畳み機構を説明する側面図(一部断面図)
【図41】図40の41−41線断面図
【図42】本発明に係るハンドル折り畳み機構の作用を説明する第1作用図
【図43】本発明に係るハンドル折り畳み機構の作用を説明する第2作用図
【図44】本発明に係る四輪車両の要部を説明する斜視図
【符号の説明】
10…二輪車両、11…前輪、12…後輪、14…ライセンスナンバープレート、15,16…ステップ、17,18…ハンドル、21,22…バックミラー、23…ハンドルポスト、25…車体フレーム、37…前輪支持部材(フロントスイングアーム)、42…後輪支持部材(リヤスイングアーム)、70…四輪車両、71…サイドボデー、72…ドア、73,74,75…車体構成部材(ドア、側壁、側壁、後壁)、76,77,78…外パネル材(アウタパネル)、82…昇降装置、83…レール部材、84…スライド板、88a…電動モータ、94…ドア、95…レール部材。

Claims (6)

  1. 折り畳み可能な二輪車両(10)であって、この二輪車両(10)の横幅は、折り畳み状態で二輪車用ライセンスナンバープレート(14)の横幅と同等であり、
    折り畳んだ二輪車両(10)を、四輪車両(70)のサイドボデー(71)に取付けたドア(72,94)内に収納可能とし、
    前記ドア(72,94)は、パイプ材で外形を構成し、アウタパネルを備える
    ことを特徴とする折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造。
  2. 前記折り畳み二輪車両(10)は、車体(25)の前部にハンドルポスト(23)を車体前後方向に折り畳み可能に取付け、このハンドルポスト(23)にハンドル(17,18)を車幅方向に折り畳み可能に取付け、車体の側部下部にステップ(15、16)を車幅方向に折り畳み可能に取付け、車体(25)に、前輪(11)を支持する前輪支持部材(37)を車体後方へスイング可能に取付け、車体(25)に、後輪(12)を支持する後輪支持部材(42)を車体前方へスイング可能に取付けることで、略直方体となるようにしたことを特徴とする請求項1記載の折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造。
  3. 前記ハンドル(17,18)は、端部にバックミラー(21,22)を備えると共に、このバックミラー(21,22)は、ハンドル折り畳み時におけるハンドル(17,18)の車幅方向の間隔とほぼ同一になるようハンドル(17,18)に回転可能に取付けたことを特徴とする請求項2記載の折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造。
  4. 前記アウタパネルは内部を透視可能としたことを特徴とする請求項1記載の折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造。
  5. 前記ドア(94)は、引出すことで前記二輪車両(10)の搭載時に地面とドアとに掛け渡すことのできるレール部材(95)を備えることを特徴とする請求項1記載の折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造。
  6. 前記ドア(72)は、レール(83)に引きだし可能なスライド板(84)上の前記二輪車両(10)を、ドアの内側から外側に引き出すスライド装置(81)と、電動モータ(88a)によりスライド板(84)を上げ下げする昇降装置(82)を備えることを特徴とする請求項1記載の折り畳み二輪車両を四輪車両に搭載するための搭載構造。
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