JP4580129B2 - 車両のウインカ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンドル周りを小型にし、しかも生産性を高めるのに好適な車両のウインカ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のウインカ構造としては、例えば、実用新案登録第2598422号公報「ウインカーレンズの取付構造」に記載されたものが知られている。
上記公報の図3には、バーハンドル5にハンドルカバー4(符号については同公報に記載されているものを使用した。以下同様。)を被せ、このハンドルカバー4にウインカーレンズ8を収納した自動二輪車が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のハンドルカバー4は、ハンドル周りに設けた他の部品をも覆うために大型になりやすく、更にウインカーレンズ8を取付ければ、ハンドル周りは更に大きくなる。また、ウインカーレンズ8側への電気配線が、ハンドルカバー8外に設けたスイッチ類への電気配線と別になれば、配線のための工数が増え、生産性が低下する。
【0004】
そこで、本発明の目的は、車両のウインカ構造を改良することで、ハンドル周りを小型にし、しかも生産性を高めることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、ハンドルにスイッチケース及びウインカを一体に備えスイッチケースの車体前方側に前記ウインカを設けた車両において、ウインカは、LEDで構成され、LEDは、スイッチケースの車体前方側に設けた前下がりの傾斜面に設けられ、スイッチケース前方に設けられるレバー部材(574)よりも上方位置に配置されていることを特徴とする。
ウインカをスイッチケースに設けるので、ハンドル周りをコンパクトにすることができ、また、スイッチケースにウインカを含めた電装品が集中するために、電気配線を容易に行うことができ、生産性を高めることができる。
【0006】
加えて請求項は、ウインカを、LEDで構成したことを特徴とする。
ウインカをLEDで構成することで、スイッチケースを小型にすることができ、また、低熱性であるために、スイッチケース内に配置した他の部品への熱影響も問題なく、更に、高輝度であるために視認性を向上させることができる。
さらに請求項1は、LEDを、スイッチケースの車体前方側に設けた前下がりの傾斜面に前方にあるレバーよりも上方に配置したことを特徴とする。
レバーに邪魔されることなく視認性が良好になり、また、光量の確保も容易にできる。
【0007】
請求項は、ウインカを点滅させるスイッチをスイッチケースに設けるとともに、スイッチをジョグダイアルスイッチにて構成したことを特徴とする。
ジョグダイアルスイッチで種々のスイッチを兼用することができ、スイッチケースをコンパクトにすることができる。従って、上記したウインカの形状や配置の自由度を増すことができる。
【0008】
請求項は、LEDを、階段状に配置したことを特徴とする。
請求項4は、ハンドルにスイッチケース及びウインカを備え、スイッチケースの車体前方側にウインカを設けた車両において、ウインカは、LEDで構成され、LEDは、スイッチケースの車体前方側に設けた前下がりの傾斜面に設けられ、スイッチケース前方に設けられるレバー部材よりも上方位置に階段状に配置されていることを特徴とする。
ウインカをスイッチケースに設けるので、ハンドル周りをコンパクトにすることができ、また、スイッチケースにウインカを含めた電装品が集中するために、電気配線を容易に行うことができ、生産性を高めることができる。
加えて、ウインカをLEDで構成することで、スイッチケースを小型にすることができ、また、低熱性であるために、スイッチケース内に配置した他の部品への熱影響も問題なく、更に、高輝度であるために視認性を向上させることができる。
さらに、レバーに邪魔されることなく視認性が良好になり、また、光量の確保も容易にできる。
【0009】
請求項5は、ハンドルにスイッチケース及びウインカを備え、スイッチケースの車体前方側にウインカを設けた車両において、ウインカは、LEDで構成され、LEDは3次曲面にて構成されるベース部材に保持されると共に、ベース部材と一体化される基板にその端子結合されLEDの外方ウインカーレンズにて覆われてることを特徴とする。
ウインカをスイッチケースに設けるので、ハンドル周りをコンパクトにすることができ、また、スイッチケースにウインカを含めた電装品が集中するために、電気配線を容易に行うことができ、生産性を高めることができる。
加えて、ウインカをLEDで構成することで、スイッチケースを小型にすることができ、また、低熱性であるために、スイッチケース内に配置した他の部品への熱影響も問題なく、更に、高輝度であるために視認性を向上させることができる。
さらに、ベース部材を用いて、3次元の曲面にLEDを配置してLEDを安定的に且つ指向性を維持しながら保持できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る折り畳み二輪車両の斜視図であり、折り畳み二輪車両10(以下「二輪車両10」と記す。)は、一部を折り畳んで外形寸法を小さくし、例えば四輪車両等に積載することができる折り畳み式の車両である。
【0011】
この二輪車両10では、前輪11及び後輪12を矢印▲1▼,▲2▼の向きにそれぞれ移動、即ち折り畳み、シート13を前方(矢印▲3▼の向き)に移動させ、後部に取付けたライセンスナンバープレート14(以下では単に「ナンバープレート14」と記す。)の幅B内に入るように突出部分、例えば運転者の足載せとするフロアステップ15,16(奥側のフロアステップ16は不図示)、ハンドル17,18及びバックミラー21,22をそれぞれ矢印▲4▼〜▲8▼の向きに折り畳み、更にハンドル17,18を支持するハンドルポスト23を車体後方(矢印▲9▼の向き)に折り畳むことができる。
【0012】
ここで、24は後輪12に内蔵した後述する電動モータを低速で作動させて前後輪11,12を折り畳む、又は前後輪11,12を折り畳んだ状態から元の走行時の位置に戻す(この動作を以降は「前後輪11,12を広げる」と表現する。)ためにハンドル18に設けたモータ作動スイッチであり、このモータ作動スイッチ24の図示せぬ可動部を「畳む」と記載した側へ倒せば、前後輪11,12を折り畳むことができ、「広げる」と記載した側へ倒せば、前後輪11,12を広げることができる。
【0013】
図2は本発明に係る二輪車両の側面図であり、二輪車両10は、車体フレーム25の前端にヘッドパイプ26を取付け、このヘッドパイプ26にハンドル軸27を回転可能に取付け、このハンドル軸27の上端に上部アーム28を取付け、この上部アーム28にハンドルポスト部としてのハンドルポスト23を車体前後方向にスイング可能に取付け、このハンドルポスト23の上部に左右一対のハンドルバー部としてのハンドル17,18(奥側のハンドル18は図1参照)を上下スイング可能に取付け、ハンドル17,18のそれぞれの先端にそれぞれバックミラー21,22(奥側のバックミラー22は不図示)を回転可能及びスイング可能に取付け、ハンドル軸27の下端に下部アーム36を取付け、この下部アーム36の後部に前輪支持部材としてのフロントスイングアーム37をスイング可能に取付け、このフロントスイングアーム37の端部に前輪11を回転可能に取付け、この前輪11の上部をフロントフェンダ38で覆ったものである。
ハンドルポスト23及びハンドル17,18は、請求項1に記載したハンドル手段を構成する部材である。
【0014】
また、二輪車両10は、車体フレーム25の中間部にバッテリ41を取付け、車体フレーム25の後部に後輪支持部材としてのリヤスイングアーム42をスイング可能に取付け、このリヤスイングアーム42の端部に後輪12を回転可能に取付け、この後輪12の上部をリヤフェンダ43で覆い、車体フレーム25の後部からシートポスト44を立ち上げ、このシートポスト44の上端にシートフレーム45及びシートレール46を取付け、このシートレール46にシート13を車体前後方向にスライド可能に取付け、このシート13の後部にテールランプ47を取付け、このテールランプ47の下部にブラケット48を介してナンバープレート14を取付け、車体フレーム25の下部にスタンド51を上下スイング可能に取付け、車体フレーム25の側部下部にフロアステップ15,16(奥側のフロアステップ16は不図示)を上方へスイング可能に取付けたことを示す。
【0015】
ここで、57はフロントスイングアーム37のためのフロントスイング軸、58はリヤスイングアーム42のためのリヤスイング軸、61はヘッドランプ、62はフロントカバー、63,64はサイドカバー(奥側のサイドカバー64は不図示)、66はシートレール46の下方に設けた小物収納用の収納部としての収納ネット、67はコントロールユニットである。
【0016】
後輪12は、ホイール68内にバッテリ41で駆動する後述の電動モータを内蔵したホイールインモータ式の車輪である。
シート13は、図の位置から車体後方へスライドさせることで収納ネット66の上方を開口させ、収納ネット66内への小物等の収納を可能にする。
【0017】
以上に述べた二輪車両10の折り畳みの作用を簡単に説明する。
図3は本発明に係る二輪車両の折り畳みを説明する作用図であり、図1に示した矢印▲1▼〜▲7▼に対応させて順に説明する。
1)図2に示した状態で、まず前輪11のブレーキを掛け、前輪11をロックさせた上で後輪12の電動モータを作動させる為のスイッチを投入する。即ち、後輪12を走行時と同じ回転方向(正転方向である。)に回転させ、これにより、図3において、後輪12が前輪11に近づくために、前輪11側のフロントスイングアーム37及び後輪12側のリヤスイングアーム42は、それぞれフロントスイング軸57、リヤスイング軸58を中心にして矢印▲1▼,▲2▼の向きにスイングする。前述のスイッチが投入されると、コントロールユニットは後述する手順で、前後輪のロック機構を解除してからモータを駆動させる。
【0018】
2)▲3▼の如く、ハンドル17,18(奥側のハンドル18は不図示)を内側に折り畳み、バックミラー21,22(奥側のバックミラー22は不図示)を矢印▲4▼のように折り畳み、ハンドルポスト23を矢印▲5▼のように車体後方へ倒し、ハンドル17,18及びバックミラー21,22を前記開口部を通して車体内に収納する。この際、収納ネット66とハンドル17,18は干渉しないので、荷物を入れたままでも折り畳みが可能である。
【0019】
3)矢印▲6▼のように、シート13を前方へ移動させる。
4)ステップ15,16(奥側のステップ16は不図示)を矢印▲7▼のように上方へ跳ね上げる。
【0020】
これで二輪車両10の折り畳みは完了である。なお、折り畳み順は、上記したものに限らず、例えば、シート13を前方へ移動した後に、折り畳んだハンドル17,18と共にハンドルポスト23を後方へ倒してもよい。
前輪11及び後輪12の折り畳みによって車体の最低地上高が図2に示した走行時の最低地上高よりも高くなるため、スタンド51を図2に示した位置から更に下方へスイングさせた位置に固定する。
【0021】
図4は本発明に係る二輪車両を折り畳んだ状態の側面図である。
二輪車両10を折り畳んだ状態では、二輪車両10は、左右に偏平な略直方体形状となり、原付のナンバープレート170mmの巾と略同等の巾になる。これによれば、四輪車両の構成部材、特に外板の中に収納が容易となり、四輪車体の補強及び二輪車両の搭載の両立が可能となる。
【0022】
図5は本発明に係る二輪車両を四輪車両に搭載した状態を示す斜視図であり、四輪車両70の車体を構成するサイドボデー71に取付けたドア72内に二輪車両10を収納した状態を示す。
二輪車両10は、前述したように、ナンバープレートの幅内に車幅が収まるように各部を折り畳んだものであるから、収納するスペースの幅を小さくすることができ、ドア72を薄くすることができるから、四輪車両70の車室スペースを十分に確保することができる。
【0023】
四輪車両70は、車体構成部材としてのドア72及び車体構成部材としての側壁73,74に、内部を透視可能な透明又は半透明な外パネル材としてのアウタパネル76,77,78を備えたものであるため、四輪車両70に搭載した二輪車両10が外部から目視可能になり、折り畳んだ二輪車両10を搭載していることが一見してわかる四輪車両70が特徴のあるデザインとなり、商品魅力を向上させることができる。
また、本実施の形態では、後側のタイヤを2輪としており、左右3輪ずつの計6輪の車両であるが、一般的な呼び方として四輪車両と呼ぶことにする。
【0024】
上記した、四輪車両70は側壁74の下部スペースSに車載用発電機301を配置したものであり、この車載用発電機301は、水冷4サイクルエンジン一体型でスタータを内蔵した多極オルタネータである。詳細は後述する。
【0025】
図6は本発明に係る四輪車両に搭載した2種の二輪車両を示す斜視図であり、四輪車両70の左側のドア72内に二輪車両10を収納し、右側のドア79内に折り畳み二輪車両80(以下単に「二輪車両80」と記す。)を収納した状態を示す。二輪車両80については、後で詳述する。
このように、四輪車両70には、複数の二輪車両10,80をドア72,79、あるいは他の車体構成部材に収納することができる。
【0026】
図5に示した二輪車両の四輪車両に対する積み降ろしの作用を図6〜図8で説明する。
図7(a),(b)は本発明に係る二輪車両の積み降ろしの作用及びそのための構成を説明する作用図(前半)であり、二輪車両を降ろす場合を示す。
(a)において、まず、ドア72を開け、所定角度開いた位置でドアが動かないように図示せぬドア固定機構で固定する。ドア72は、二輪車両10を水平にスライドさせるスライド装置81及び二輪車両10を昇降させる昇降装置82を備える。
【0027】
(b)において、スライド装置81のスライドロックを外し、二輪車両10をスライド装置81によってドア72の内側から外側へ引出す。
スライド装置81は、ドア72の下部に設けたレール部材83と、このレール部材83にスライド可能に取付けるとともに二輪車両10を載せるスライド板84と、このスライド板84の端部上部に脱着可能に取付けるとともに二輪車両10の後部を押える押え部材85とからなる。
【0028】
図8(a),(b)は本発明に係る二輪車両の積み降ろしの作用及びそのための構成を説明する作用図(後半)であり、二輪車両を降ろす場合を示す。
(a)において、ドア72に設けた昇降装置82を作動させ、レール部材83を下降させることで、スライド板84に載せた二輪車両10を下降させ、スライド板84から押え部材85(図7(b)参照)を取外す。
【0029】
昇降装置82は、レール部材83に取付けたリンク86…(…は複数個を表わす。以下同様。)からなる平行リンク87と、この平行リンク87を駆動する駆動装置88と、平行リンク87へ作用する下方への力を軽減するためにドア72の下端及びレール部材83に渡したガススプリング91とからなる。なお、92は、二輪車両10の前輪11を押えて前方へ移動しないようにスライド板84の前部に取付けたストッパ部材である。
【0030】
(b)において、二輪車両10のスタンド(不図示)を上げ、二輪車両10をスライド板84から下ろす。これで、四輪車両70から二輪車両10を降ろす作業が完了する。
また、四輪車両70に二輪車両10を積むには、以上説明したのとは逆に行えばよい。
【0031】
このように、ドア72にスライド装置81及び昇降装置82を設けたことで、四輪車両70に対する二輪車両10の積み降ろし作業を容易に且つ迅速に行うことができる。
【0032】
図9は本発明に係る四輪車両のドアに設けた昇降装置を示す斜視図であり、昇降装置82の駆動装置88は、動力源となる電動モータ88aと、この電動モータ88aの出力軸に連結した第1ウォームギヤ88bと、この第1ウォームギヤ88bに噛み合う第2ウォームギヤ88cと、この第2ウォームギヤ88cに一体的に取付けるとともにドア72内に両端を回転可能に取付けた第1シャフト88dと、この第1シャフト88dに取付けたドライブギヤ88eと、このドライブギヤ88eに噛み合う扇状のドリブンギヤ88fと、このドリブンギヤ88fに取付けるとともにリンク86,86を一体的に取付け、しかも両端をドア72内のフレーム88g,88gに回転可能に取付けた第2シャフト88hと、前述の電動モータ88aの回転方向を切換える、即ち、レール部材83の昇降を切換える昇降切換スイッチ88j(四輪車両のメータパネルの近傍、又はドアの内側などに設けられる。)とからなる。なお、88m,88nは可動接点、88p,88q,88rは固定接点、88tはバッテリである。第1・第2ギヤをウォームギヤとしたので、電動モータ88aに通電しなくても昇降装置82の位置を保持することができる。
【0033】
例えば、可動接点88mを固定接点88pに接続し、可動接点88nを固定接点88qに接続したときにバッテリ88tから電動モータ88aへの通電によってレール部材83が下降するとすれば、可動接点88mを固定接点88qに接続し、可動接点88nを固定接点88rに接続したときにバッテリ88tから電動モータ88aへの通電によってレール部材83は上昇する。
【0034】
図10(a),(b)は本発明に係る二輪車両の積み降ろしの別の作用及びそのための構成を説明する作用図(前半)であり、二輪車両を積む場合を示す。
(a)において、四輪車両のドア94を開け、このドア94内からレール部材95を外部に引出して、レール部材95をドア94と地面とに掛け渡す。
このように、ドア94は、引出し可能で、二輪車両10の積み降ろし時に地面とドア94とに掛け渡すことのできるレール部材95を備える。
【0035】
(b)において、台車96に二輪車両10を載せ、この台車96を矢印のようにレール部材95に沿わせて押上げる。
台車96は、二輪車両10を載せる載置部97と、二輪車両10の後輪12を押えるために載置部97の後部に設けた後部ストッパ98と、載置部97の後端側部から立ち上げた取っ手101と、レール部材95上を転がるように載置部97の下面に設けた図示せぬ複数のローラとからなる。
【0036】
図11(a),(b)は本発明に係る二輪車両の積み降ろしの別の作用及びそのための構成を説明する作用図(後半)であり、二輪車両を積む場合を示す。
(a)において、台車96を取っ手101を掴んでレール部材95上を押上げ、矢印のように台車96ごと二輪車両10をドア94内に押入れる。
【0037】
(b)は台車96に載せた二輪車両10をドア94内に収めた状態を示す。このとき、ドア94内を台車96及び二輪車両10が移動しないように図示せぬロック機構で固定する。これで、二輪車両10を四輪車両70に積む作業が完了する。
【0038】
図12は本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す分解斜視図であり、後輪12のホイール68を示す。
後輪12のホイール68は、リヤスイングアーム42側に設けた図示せぬ回転センサにより検出されるセンサ用リング106と、複数の永久磁石107,108を磁性体リング111の内側に交互に並べた回転磁石体112と、この回転磁石体112をホイール68内に固定するための固定用リング113とを備え、リヤスイングアーム42は、ステータ115を備える。
【0039】
センサ用リング106は、ホイール68の回転数を検出するためのものである。
これらの回転磁石体112及びステータ115は、電動モータ116を構成する部材である。なお、117は後輪12の車軸である。
【0040】
図13は本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す断面図(分解図)であり、ホイール68は、車軸117を受けるハブ部121と、このハブ部121から径外方に広がるディスク部122と、このディスク部122の外周に設けたリム部123とからなり、このリム部123にタイヤ124を装着した部材である。
ディスク部122は、リヤスイングアーム42に面する側にドラムブレーキ126を構成するドラム127を一体成形した部分である。なお、128は耐摩耗性を高めるためにドラム127の内側にインサート成形した鋳鉄製ライナ、131は回転磁石体112を嵌めるためにリム部123の内面に設けた磁石体嵌合部、132は固定用リング113を嵌める環状溝、133…は回転磁石体112の位置決めを行うための位置決めピンである。
【0041】
リヤスイングアーム42は、車軸117の周囲に凸部135を設け、この凸部135にステータ115をボルト137…で取付け、また、凸部135でブレーキパネル(ドラムブレーキ126の構成品である。)を兼ねる部材である。
即ち、凸部135は、ドラム127の鋳鉄製ライナ128の内周面に当てるブレーキシュー(不図示)のスイング軸となるブレーキシュー軸138,138(一方のブレーキシュー軸138は不図示)と、ブレーキシューをドラム側に移動させるカム141を一端に形成するとともに他端にブレーキ操作に伴ってスイングするアーム部材142を一体的に取付けたカム軸143とを取付けた部分である。
【0042】
図14は本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す断面図であり、リヤスイングアーム42の凸部135に車軸117、電動モータ116のステータ115、ドラムブレーキ126のブレーキシュー軸138,138(一方の符号138は不図示)及びカム軸143を取付け、車軸117にベアリング145,146を介してホイール68を回転可能に取付け、このホイール68のディスク部122にドラムブレーキ126のドラム127を一体成形するとともにセンサ用リング106をボルト147…で取付け、リム部123の内周面に回転磁石体112を取付けた状態を示す。なお、148はカラー、151,152はオイルシール、153はワッシャ、154はナット、155はアーム部材142のリターンスプリング、156はタイヤバルブである。
【0043】
上記したホイール68は、ホイール68を駆動する電動モータ116を内蔵するとともに、この電動モータ116の径方向内側にホイール68を制動するドラムブレーキ126を配置したものであるから、電動モータ116とドラムブレーキ126とを同心円状に配置することができ、ホイール68の幅を小さくして小型で且つコンパクトなホイール68とすることができる。
このようなホイール構造は、前輪11(図2参照)に採用してもよい。
【0044】
また、電動モータ116及びドラムブレーキ126は、ホイール68のディスク部122の同じ側に設けたものであるから、ホイール68への電動モータ116及びドラムブレーキ126の組付性、電動モータ116及びドラムブレーキ126のメンテナンス性を向上させることができる。
【0045】
更に、ホイール68を回転可能に支持する後輪支持部材としてのリヤスイングアーム42は、ドラムブレーキ126のブレーキパネルを兼ねるとともに電動モータ126のステータ115を取付けたものであるから、ステータの取付部材、ブレーキパネルを特別に設けるのに比べて部品数を減らすことができ、また、生産時にリヤスイングアーム42にドラムブレーキ126の部品(ブレーキシュー軸138、ブレーキシュー、カム軸143、アーム部142等である。)やステータ115を小組みしておくことができ、また、別に、ホイール68にセンサ用リング106、回転磁石体112を小組みしておくことができ、小組みしておいたリヤスイングアーム42に、小組みしておいたホイール68を取付けるようにすれば、生産性を高めることができる。
【0046】
また更に、ホイール68に回転磁石体112を備えることで、例えば、ステータをホイール側に備えるのに比べて、本発明では、ステータ115に通電するためのスリップリング機構等が不要になり、構造が簡単になる。また、回転磁石体112を、磁性体リング111と、この磁性体リング111に固定した永久磁石107…,108…とから構成したことで、予め永久磁石107…,108…を固定した磁性体リング111をホイール68に取付けることができ、例えば、ホイールに直接に永久磁石を取付けるよりも組付性を向上させることができる。
【0047】
図15は本発明に係る二輪車両の前輪側の要部斜視図であり、ハンドル軸27の下部に下部アーム36を取付け、この下部アーム36にフロントスイング軸57を介してフロントスイングアーム37を取付け、このフロントスイングアーム37の上部に窓部158を設け、この窓部158に挿入する突出片161を下部アーム36の下面に設けたことを示す。なお、162,162はブレーキシュー軸138,138(一方の符号138は不図示)にそれぞれスイング可能に取付けたブレーキシューである。
【0048】
図16は本発明に係る二輪車両のフロントスイングアームを説明する斜視図であり、フロントスイングアーム37の上部に、フロントスイングアーム37のスイングをロックするスイングアームロック機構164を設けたことを示す。
スイングアームロック機構164は、アームロックピン165と、このアームロックピン165の端部に連結したケーブル166とを備える。
【0049】
図17(a),(b)は本発明に係るフロントスイングアームのスイングアームロック機構を説明する断面図であり、(a)は図16のa−a線断面図、(b)は(a)のb矢視図である。
(a)において、スイングアームロック機構164は、前述のアームロックピン165と、ケーブル166と、窓部158から挿入するとともにアームロックピン165の先端が結合する前述の突出片161と、アームロックピン165を先端側に押出すスプリング167とからなる。なお、168はケーブル166に移動可能に挿入したワイヤ、171はワイヤ168の先端に取付けることでアームロックピン165に連結させるためのワイヤ端部材である。
【0050】
突出片161は、アームロックピン165が貫通する貫通穴161aを設けたピン貫通部材161bと、アームロックピン165の先端位置を規制するストッパ部材161cとを隙間を開けて二枚重ねにした部材である。なお、161dはピン貫通部材161bの先端に形成した湾曲部である。
アームロックピン165は、中間部に設けた鍔部165aと、先端部に形成したテーパ部165bとを備える。
【0051】
(b)において、173はアームロックピン165の中間部に設けた検知片であり、174はアームロックピン165が軸方向へ移動するのに伴う検知片173の移動によりオンオフするロック検知スイッチである。
【0052】
ロック検知スイッチ174は、スイッチ本体174aと、このスイッチ本体174aに出入りするとともに内から外へスプリング(不図示)の弾性力で押出したロッド174bと、このロッド174bの先端に当てるようにしたローラ付きアーム174cとからなり、ロッド174bを外から内へ押し込むことでオン、内から外へ突出させることでオフになる。なお、174dはローラ付きアーム174cのストッパとなるストッパピンである。
【0053】
図に示したような突出片161の貫通穴161aにアームロックピン165が貫通した状態、即ちロック状態では、検知片173がローラ付きアーム174cを介してロッド174bを押し込むため、ロック検知スイッチ174はオンになる。
【0054】
図18は本発明に係る二輪車両の前部を示す要部側面図であり、フロントスイングアーム37のスイングアームロック解除機構176について説明する。
スイングアームロック解除機構176は、図17(a),(b)に示した突出片161とアームロックピン165との結合を解除することで、図18に示すフロントスイングアーム37が下部アーム36に対して車体後方へスイングすることができるようにするものであり、ケーブル166のワイヤ168の端部にワイヤ端部材177を取付け、このワイヤ端部材177をソレノイド式のアクチュエータ178に連結した状態を図に示す。なお、181,182はアクチュエータ178に通電するための導線、183はケーブル166の端部を取付けるために車体側に設けた端部取付部材、184はフロントスイングアーム37が最もスイングした(即ち、折り畳みが完了した)ことを検知する前輪折り畳み検知スイッチである。
【0055】
図19は本発明に係る二輪車両の後部を示す要部側面図であり、リヤスイングアーム42及び後輪12を示したものである。
二輪車両10の車体側には、リヤスイング軸58の近傍に、リヤスイングアーム42が最もスイングした(即ち、折り畳みが完了した)ことを検知する後輪折り畳み検知スイッチ186を設けた。なお、後輪12側についても、前輪11(図18参照)側に設けたスイングアームロック機構164(図16参照)及びスイングアームロック解除機構176(図18参照)と同様の機構を備える。
【0056】
以上に述べた前輪11及び後輪12の折り畳みの作用を次に説明する。
図20は本発明に係る二輪車両の前後輪の折り畳み要領を説明するフロー図である。ST××はステップ番号を示す。
ST01…ハンドルに設けた折り畳みスイッチ(ここでは、モータ作動スイッチを、「畳む」側に倒して使用するという意味で、折り畳みスイッチとする。)がオンかどうか判断する。
折り畳みスイッチがオフである(NO)場合は、再度ST01を実行する。
折り畳みスイッチがオンである(YES)場合は、ST02に進む。
【0057】
ST02…フロントブレーキレバーを握って、フロントブレーキを作動させたかどうか判断する。
フロントブレーキを作動させていない(NO)場合は、再度ST02を実行する。
フロントブレーキを作動させた(YES)場合は、ST03に進む。
【0058】
ST03…リヤブレーキレバーを握らず、リヤブレーキを作動させていないかどうか判断する。
リヤブレーキを作動させた(NO)場合は、再度ST02を実行する。
リヤブレーキを作動させていない(YES)場合は、ST04に進む。
【0059】
ST04…ソレノイドに通電してアクチュエータを作動させ、フロントスイングアーム及びリヤスイングアームのロックを解除する。
ST05…フロントスイングアーム及びリヤスイングアームをロックするロックピンのロック検知スイッチがオフかどうか(即ち、フロントスイングアーム及びリヤスイングアームがロックしていないかどうか)判断する。
ロック検知スイッチがオン(NO)の場合(即ち、ロック状態を検知した場合)は、再度ST05を実行する。
ロック検知スイッチがオフ(YES)の場合(即ち、ロック解除を検知した場合)は、ST06に進む。
【0060】
ST06…電動モータに通電し、後輪を正転させて前後輪の折り畳みを開始する。
ST07…電動モータに通電を開始してからの経過時間tが所定時間tstよりも小さいかどうか判断する。
t≧tstである(NO)場合は、ST09に進む。
t<tstである(YES)場合は、ST08に進む。
【0061】
ST08…前後輪の折り畳み検知スイッチがオンかどうか、即ち、前後輪とも完全に折り畳まれたかどうか判断する。
前後輪の折り畳み検知スイッチがオフ(NO)の場合は、再度ST07を実行する。
前後輪の折り畳み検知スイッチがオン(YES)の場合は、ST09に進む。
ST09…電動モータ及びソレノイドへの通電を停止する。
【0062】
次に図10のフロー図に示した流れに沿って前後輪の折り畳みの作用を説明する。
まず、図1において、右側のハンドル18に設けたモータ作動スイッチ24を「畳む」側へ倒す。
【0063】
そして、右側のハンドル18に設けたフロントブレーキレバー(不図示)を握ってフロントブレーキを作動させるとともに後述するブレーキロックレバーでフロントレバーをロックし、且つ左側のハンドル17に設けたリヤブレーキレバー(不図示)を握らずにリヤブレーキを作動させていなければ、フロントブレーキを作動させたことをフロントブレーキ作動検知スイッチ(不図示)で検知し、リヤブレーキを作動させていないことをリヤブレーキ作動検知スイッチ(不図示)で検知して、制御装置(不図示)は、図18に示したソレノイドに通電しアクチュエータ178を作動させる。
【0064】
図21(a),(b)は本発明に係るスイングアームロック解除機構の作用を説明する作用図である。
アクチュエータ178(図18参照)を作動させると、(a)において、アームロックピン165がワイヤ168を介して引かれ、矢印の向きに移動するため、アームロックピン165の先端が突出片161の貫通穴161aから外れ、フロントスイングアーム37のロックが解除する。
(b)において、アームロックピン165が貫通穴161aから外れた時には、ロック検知スイッチ174のローラ付きアーム174cのローラは、検知片173から外れるため、ロック検知スイッチ174はオフになる。
【0065】
図22(a),(b)は本発明に係る前後輪の折り畳みの作用を説明する作用図である。
(a)及び(b)において、ロック検知スイッチ174(図21(b)参照)がオフになると、制御装置は、電動モータ116への通電を開始し、電動モータ116で後輪12を低速駆動する。このときの、電動モータ116、即ち後輪12の回転方向は正転方向(走行時の回転方向、即ち矢印の方向)である。
【0066】
これにより、後輪12は、車体前方(白抜き矢印の向き(front)が車体前方である。)へ移動する。この時、前輪11は制動状態にあり、車体前方へ移動しないために、前輪11と後輪12との距離が縮むことにより、車体に対してそれぞれロックが解除したフロントスイングアーム37及びリヤスイングアーム42は各フロントスイング軸57、リヤスイング軸58を中心にして傾き、次第に折り畳んだ状態になる。
【0067】
そして、電動モータ116に通電を開始してから所定時間が経過するか、又は前輪折り畳み検知スイッチ184及び後輪折り畳み検知スイッチ186の両方がオンになると、制御装置は、電動モータ116への通電を停止する。以上で前後輪11,12の折り畳みが完了する。
【0068】
次に、折り畳んだ前輪11及び後輪12を広げる作用を次に説明する。
図23は本発明に係る二輪車両の前後輪を広げる要領を説明するフロー図である。ST××はステップ番号を示す。
ST11…ハンドルに設けた広がりスイッチ(ここでは、モータ作動スイッチを、「広げる」側へ倒して使用するという意味で、広がりスイッチとする。)がオンかどうか判断する。
広がりスイッチがオフである(NO)場合は、再度ST11を実行する。
広がりスイッチがオンである(YES)場合は、ST12に進む。
【0069】
ST12…フロントブレーキレバーを握って、フロントブレーキを作動させたかどうか判断する。
フロントブレーキを作動させていない(NO)場合は、再度ST12を実行する。
フロントブレーキを作動させた(YES)場合は、ST13に進む。
【0070】
ST13…リヤブレーキレバーを握らず、リヤブレーキを作動させていないかどうか判断する。
リヤブレーキを作動させた(NO)場合は、再度ST12を実行する。
リヤブレーキを作動させていない(YES)場合は、ST14に進む。
【0071】
ST14…フロントスイングアーム側及びリヤスイングアーム側の各ロック検知スイッチがオフかどうか判断する。
ロック検知スイッチがオン(NO)の場合は、再度ST14を実行する。
ロック検知スイッチがオフ(YES)の場合は、ST15に進む。
【0072】
ST15…電動モータに通電し、後輪を逆転させて前後輪を広げ始める。
ST16…電動モータに通電を開始してからの経過時間tが所定時間tstよりも小さいかどうか判断する。
t≧tstである(NO)場合は、再度ST16を実行する。
t<tstである(YES)場合は、ST17に進む。
ST17…電動モータへの通電を停止する。
【0073】
上記したST14の状態を次図で説明する。
図24(a),(b)は本発明に係るロック検知スイッチの状態を説明する作用図である。
(a)において、前後輪を折り畳んでいる状態では、突出片161(図21(a)参照)が窓158の外にあるため、アームロックピン165の先端位置を規制するものがなく、アームロックピン165はスプリング167の弾性力によって最も図の左方に移動した状態にある。
【0074】
(b)において、アームロックピン165が最も左方に移動すると、ロック検知スイッチ174のローラが検知片173から外れるため、ロック検知スイッチ174はオフになる。
制御装置は、このオフ状態に基づいて、図22(a),(b)において、電動モータ116に通電を開始するので、前後輪11,12は広がる。
【0075】
次に、前後輪11,12の広がりが完了する直前の状態を説明する。
図25(a),(b)は本発明に係るスイングアームロック機構の作用を説明する作用図である。
(a)は、前後輪11,12(図22(a),(b)参照)の広がりが進行し、突出片161が矢印fのように窓158に進入して、突出片161の湾曲部161dがアームロックピン165を矢印gの向きに押し退けた状態を示す。
【0076】
(b)は、(a)の状態から更に突出片161が窓158内に進入し、アームロックピン165の先端が突出片161の貫通穴161aを貫通してストッパ部材161cに当たった状態、即ち、フロントスイングアーム37が下部アーム36に対してロックした状態を示す。
この状態になると、図24(b)に示したロック検知スイッチ174は、図17(b)に示したのと同様にオンになり、このオン状態に基づいて図21のST16の処理と合わせて電動モータ116(図22(b)参照)への通電を停止する。
【0077】
図26は本発明に係るスイングアームロック機構の別の実施の形態を示す断面図である。
スイングアームロック機構191は、フロントスイングアーム37に設けたピン穴192に挿入したアームロックピン193と、窓部158から挿入するとともにアームロックピン193の先端部と結合する突出片194と、アームロックピン193を先端部側に押出すスプリング167とからなる。
アームロックピン193は、端部に手動で引くための取っ手196を備える。
【0078】
図27は本発明に係る二輪車両のシートの断面図であり、一部を側面図で示した。
シート13は、車体前後方向にスライドすることができるスライド機構201と、このスライド機構201によるシート13のスライドを規制する保持機構としてのストッパ機構202とを付設したものである。
【0079】
スライド機構201は、車体前後方向に延ばした左右一対のシートレール46,46(片側のシートレール46は不図示)と、これらのシートレール46,46にローラ204…を介して移動可能に取付けたローラ支持部材205,206とからなる。
ローラ支持部材205,206はシート13の裏面に設けた底板207に取付けた部材である。
【0080】
ストッパ機構202は、底板207に取付けたベース部材208と、このベース部材208に設けた支軸211と、この支軸211にスイング可能に取付けたシート開閉レバーとしてのストッパ解除レバー212と、このストッパ解除レバー212に取付けたストッパ部材213と、このストッパ部材213の先端を挿入するためにサイドカバー63,64(一方のサイドカバー63は不図示)の上部にそれぞれ開けた前部挿入穴215、中間部挿入穴216及び後部挿入穴217(サイドカバー63側の前部挿入穴215、中間部挿入穴216及び後部挿入穴217は不図示)とからなる。なお、218はストッパ解除レバー212及びストッパ部材213を押し下げるためのねじりばねである。
【0081】
図に示したシート位置、即ち、ストッパ部材213の下端を中間部挿入穴216,216(奥側の符号216は不図示)に挿入して、シート13の移動を規制した位置が、通常走行時の位置である。
【0082】
図28は本発明に係るシートに付設したスライド機構及びストッパ機構の断面図であり、シートフレーム45にブラケット222,222を介して断面視略C字状のシートレール46,46を取付け、ローラ支持部材205の両側にそれぞれローラ軸223を取付け、これらのローラ軸223に、それぞれシートレール46,46内に配置したローラ204…を取付けた状態を示す。なお、224はシートフレーム45にブラケット222を取付けるビスである。
【0083】
ストッパ部材213は、正面視コ字状の部材であり、両側の鉛直部213a,213aの先端をサイドカバー63,64の図25に示した各前部挿入穴215、中間部挿入穴216又は後部挿入穴217に挿入する。
【0084】
以上に述べたシート13の作用を次に説明する。
図29は本発明に係る二輪車両のシートの作用を説明する作用図である。
まず、図27において、シート13の前方からシート13の下方に手を差し入れ、ストッパ解除レバー212を上方にスイングさせる。これにより、ストッパ部材213の下端が中間部挿入穴216から外れるため、シート13のスライドが可能になる。
【0085】
ストッパ解除レバー212を上方にスイングさせたまま、図29(a)のように、シート13を矢印のように最前部まで移動させる。そして、ストッパ解除レバー212を下ろして、ストッパ部材213の先端を前部挿入穴215に挿入すれば、シート13をスライドの最前部位置で固定することができる。
このようなシート13の最前部への移動は、二輪車両10(図2参照)の折り畳み時に行う。
【0086】
また、(b)において、ストッパ解除レバー212を上方にスイングさせて、シート13を矢印のように最後部まで移動させ、ストッパ解除レバー212を下ろして、ストッパ部材213の先端を後部挿入穴217に挿入すれば、シート13をスライドの最後部位置で固定することができる。
このようなシート13の最後部への移動は、二輪車両10(図2参照)の収納部である収納ネット66(図2参照)に小物等を収納したり収納ネット66の中から小物等を取り出す時に行う。
【0087】
図30は本発明に係る二輪車両のハンドル周りの状態を示す斜視図であり、ハンドル17,18に被せるハンドルカバーは省略した。
ハンドル17,18は、ハンドルポスト23に折り畳み可能に取付けたものであり、通常の走行時にはハンドル17,18が折り畳まれないようにロックするとともに折り畳み時にはこのロックを解除するハンドル支持機構227で支持したものである。なお、228はフロントブレーキレバー、229はリヤブレーキレバーである。
【0088】
図31は本発明に係る二輪車両のハンドルの斜視図であり、ハンドル17,18は、それぞれスイッチケース231,232を取付けた部材であり、これらのハンドルカバー231,232にそれぞれウインカ233,234を設けたものである。
【0089】
235はブレーキロックレバーであり、フロントブレーキレバー228を握ったときに操作することでフロントブレーキレバー228がストロークした状態を保持する(即ち、ロックすることである。)ことができる。このブレーキロックレバー235を再び操作すればフロントブレーキレバー228のロック状態を解除することができる。
【0090】
図32は図30の32矢視図であり、ハンドル17,18の各内側の端部に、それぞれ噛み合う歯部17a…,18a…を形成した噛み合い部17b,18bを設けたことを示す。このように、歯部17a…,18a…を噛み合わせることで、ハンドル17,18を折り畳むときにそれぞれのハンドル17,18を同じ角度で折り畳むことができ、また、折り畳んだハンドル17,18を広げるときに元の走行時の位置に精度良く復帰させることができる。
【0091】
また、図では、左右のハンドル17,18の噛み合い部17b,18b間の上方に、ハンドル17,18の折り畳みをロックする、又はロック解除を行うための部品の一つとしてのノブ236を配置したことを示す。なお、237は後で詳述するハンドルクランプレバーである。
【0092】
図33は図32の33−33線断面図であり、ハンドルクランプレバー237に突出壁241,241及び突出壁242,242を形成し、突出壁241,241間に結合ピン243でナット部材244を連結し、また、同様に、突出壁242,242間に結合ピン246でナット部材247を連結し、これらのナット部材244,247をハンドルポスト23に開けた貫通穴248,248に車体前方(白抜き矢印(front)の向きが車体前方である。)から貫通させ、貫通したナット部材244,247にハンドルポスト23の車体後方からハンドル17,18の噛み合い部17b,18bの中央に開けたセンタ穴17c,18cを合わせ、このセンタ穴17c,18cに皿ばね251,252を介してセンタボルト253,254を挿入するとともにナット部材244,247にねじ込んだ状態を示す。
【0093】
ここで、256,256はリング、257,257はワッシャ、258,258は止め輪、261,261はスペーサ、262,262はワッシャ、263,264はハンドル17,18の一部を収めるためにハンドルポスト23に形成した凹部である。
【0094】
凹部263,264は、図32に戻って、輪郭が背面視で略T字状の部分であり、ハンドル17,18は、噛み合い部17b,18bの裏面に、凹部263,264とほぼ同形状の輪郭の凸部17d,18d(図33参照)を有し、この凸部17d,18dが凹部263,264内に収まると、ハンドル17,18は回転せず、折り畳むことができない。
【0095】
図33において、ハンドル支持機構227は、主に上記したハンドルクランプレバー237、結合ピン243,246、ナット部材244,247、皿ばね251,252及びセンタボルト253,254、ワッシャ262,262及びノブ236(図32参照)で構成した組立体である。
【0096】
図34は図32の34−34線断面図であり、ハンドルクランプレバー237は、突出壁241,241(片側の突出壁241は不図示)の第1端部241a,241a(片側の符号241aは不図示)を、ワッシャ262に皿ばね251の弾性力で押し当てるとともに第1端部241a,241aと結合ピン243の軸心との距離をL1とした部材であり、突出壁241,241の第2端部241b,241b(片側の符号241bは不図示)と結合ピン243の軸心との距離をL2としたものである。ここで、L1>L2である。
【0097】
また、図33に示したハンドルクランプレバー237の突出壁242,242についても同様に、第1端部242a,242aを、ワッシャ262に皿ばね252の弾性力で押し当てるとともに第1端部242a,242aと結合ピン246の軸心との距離をL1とした部材であり、また、突出壁242,242の第2端部(不図示)と結合ピン246の軸心との距離をL2としたものである。
【0098】
図35は図32の35−35線断面図であり、ノブ236の取付け状態を示す断面図である。
ノブ236は、ハンドルクランプレバー237に開けた貫通穴237a及びハンドルポスト23に設けた切欠き部23aに通すとともに、先端のおねじ部236aにバー266を取付けるとともにワッシャ267を介してナット268をねじ込んだ部材である。
【0099】
バー266は、ハンドルポスト23に形成した溝部23b,23c内に収めた部材である。なお、271はバー266を溝部23b,23cの底に押し付けておくためのスプリングである。
【0100】
図36は本発明に係るハンドル要部及びノブを示す斜視図であり、ノブ236に取付けたバー266をハンドルポスト23に設けた溝部23b,23c(符号23bは不図示)に収めた状態を示す。
ハンドルポスト23は、溝部23b,23cに隣接させて、段部23d,23e(符号23eは不図示。後で詳述する。)を形成した部材である。
【0101】
以上に述べたハンドル支持機構227の作用を次に説明する。
図37(a)〜(c)は本発明に係るハンドル支持機構のノブの作用を説明する作用図であり、(a)は断面図、(b)及び(c)は(a)のA方向からバー266及びハンドルポスト23を見た図である。
(a)において、ノブ236を押して、ハンドルポスト23の溝部23b,23cからバー266を浮せる。
【0102】
(b)において、バー266が溝部23b,23cから浮いたことで、ノブ236は回転可能になる。そこで、ノブ236を矢印の向きに回転させる。各溝部23b,23cの矢印の向きには前述した段部23d,23eが存在するため、ノブ236をハンドルポスト23に干渉させずに回転させることができる。
【0103】
(c)は、ノブ236を(b)の位置から90°回転させた図であり、バー266はハンドルポスト23の切欠き部23aに沿う状態になって、ノブ236は、ハンドルクランプレバー237((a)参照)と一体的にハンドルポスト23の切欠き部23aから抜けるようになる、即ち、ノブ236によりハンドルポスト23とハンドルクランプレバー237との結合が解除される。
【0104】
図38(a),(b)は本発明に係るハンドル支持機構のハンドルクランプレバー及びその周辺部品の作用を説明する作用図である。なお、以下の説明はハンドル17側の構成に基づいて説明するが、ハンドル18側についても同様に作用する。
図37(a)〜(c)で、ノブ236を回して、ハンドルポスト23とハンドルクランプレバー237との結合を解除した後に、図38(a)において、ハンドルクランプレバー237を結合ピン243を中心にして矢印の向きに跳ね上げる。
【0105】
図34に戻って、ハンドルクランプレバー237の第1端部241aと結合ピン243の軸心との距離L1は、第2端部241bと結合ピン243の軸心との距離L2よりも大きいため、図38(a)において、ハンドルクランプレバー237の跳ね上げによって、第2端部241bとワッシャ262との間には距離Cの隙間ができる。
【0106】
距離Cの隙間ができることで、(b)において、ナット部材244及びセンタボルト253とともにハンドル17を矢印の方向に移動させることができ、ハンドルポスト23の凹部263からハンドル17の凸部17dを外すことができ、ハンドル17の回転規制がなくなってハンドル17を折り畳むことができるようになる。
【0107】
図39は本発明に係るハンドルの折り畳み状態を示す正面図であり、ハンドル17,18を最も大きく折り畳んだ状態を示す。
このように、ハンドル17,18を折り畳むことで、ハンドル17,18の最大幅WH(この最大幅WHは、前述のナンバープレートの幅よりも小さい。)を、折り畳む前のハンドル17,18の最大幅に対して非常に小さくすることができ、この二輪車両を車載する場合の収納スペース、特に収納幅に関しては格段に有利となる。
【0108】
図40は本発明に係るバックミラーの折り畳みを説明する説明図であり、ハンドル17,18の折り畳みが完了した後に、ハンドル17,18の車幅方向の幅(即ち、ハンドル17,18の間隔である。)とほぼ同じになるようにバックミラー21,22を矢印の向きに回転させる。ここでは、バックミラー21,22を回転させた後は、バックミラー21,22の反射面が車体側方を向く。このときのバックミラー21,22の最大幅をWMとすると、最大幅WMは前述のナンバープレートの幅よりも小さくしたものである。
【0109】
図41は本発明に係る二輪車両のハンドルポストの折り畳み機構を説明する側面図(一部断面図)であり、ハンドルポスト23は、上部アーム28に折り畳み可能に取付けた部材であり、上部アーム28との連結部の近傍に、上部アーム28との結合を解除して折り畳むことができるハンドルポスト折り畳み機構274と、メインスイッチ275とを備える。
【0110】
図42は図41の42−42線断面図であり、ハンドルポスト折り畳み機構274は、ハンドルポスト23に設けたシリンダ部277と、このシリンダ部277に移動可能に挿入したロックピン278と、このロックピン278の先端を挿入するために上部アーム28に設けた第1ロックピン挿入穴281と、ロックピン278を第1ロックピン挿入穴281に押し付けるスプリング282と、ロックピン278の端部小径部283(283aは鍔部である。)に端部286aを連結するとともに支軸284にスイング可能に取付けたL字状アーム286と、このL字状アーム286の他の端部286bに小径部287を連結したプッシュロッド288と、このプッシュロッド288をガイドするガイド部291とからなる。
【0111】
ここで、293はメインスイッチ275の端部に取付けたアーム部であり、メインスイッチ275に挿入したキー294(図41参照)を回したときに一体的に回転する部材である。295はハンドルポスト23と上部アーム28とを連結する折り畳み軸としてのソケットボルト、296はソケットボルト295の端部にねじ込んだナット、297(図41参照)はハンドルポスト23を折り畳んだときにロックピン278の先端を挿入する第2ロックピン挿入穴である。
【0112】
以上に述べたハンドルポスト折り畳み機構274の作用を次に説明する。
図43(a),(b)は本発明に係るハンドル折り畳み機構の作用を説明する第1作用図である。
(a)において、まず、プッシュロッド288を矢印の向きaに押す。これにより、プッシュロッド288の先端に連結したL字状アーム286を支軸284を中心に矢印bの向きにスイングさせ、L字状アーム286の端部286aに連結したロックピン278を矢印cの向きに移動させる。この結果、ロックピン278の先端が第1ロックピン挿入穴281から外れ、上部アーム28に対してハンドルポスト23がスイング可能になる。
【0113】
(b)において、矢印の向きにハンドルポスト23を倒す、即ち、ハンドルポスト23を折り畳む。このとき、プッシュロッド288はまだ押したままであり、ロックピン278の先端は、第2ロックピン挿入穴297に臨む。
【0114】
図44(a),(b)は本発明に係るハンドル折り畳み機構の作用を説明する第2作用図である。
(a)において、ハンドルポスト23を折り畳むときに押していたプッシュロッド288から手を離すと、スプリング282の弾性力でロックピン278は矢印の向きに移動し、ロックピン278の先端は第2ロックピン挿入穴297内に突出する。これで、折り畳まれたハンドルポスト23がロック状態になり、上部アーム28に固定した状態となる。
【0115】
図43(a)では、メインスイッチ275のアーム部293は下方に延びた状態にあったが、図44(b)において、メインスイッチ275にキー294(図41参照)を挿入し、このキー294を回してアーム部293を矢印の向きに回転させてプッシュロッド288側に延ばせば、プッシュロッド288の先端にアーム部293の端部が近接することになり、プッシュロッド288を押そうとしても押すことができなくなる。従って、ロックピン278を第1ロックピン挿入穴297から外すことができず、折り畳んだハンドルポスト23を起こすことはできない。
【0116】
この状態が図4の状態であり、ハンドルポスト23の端部がハンドル17,18の付け根部分とともにシート13の前部を覆うため、シート13をスライドさせるためにシート13の前部に設けたストッパ解除レバー212(図27参照)の操作ができなくなり、シート13下の収納ネット66(図2参照)内を悪戯される心配がない。
【0117】
図45は本発明に係る二輪車両のスタンドを示す正面図(一部断面図)であり、スタンド51は、左側のサブフレームの下部にボルト501で一体的に取付けたベース部材502と、このベース部材502に対して後述するスタンド本体504を所定位置で止めておくためにベース部材502に付設したラチェット機構503と、このラチェット機構503に連結したスタンド本体504と、このスタンド本体504を収納する側に引張る引張りばね505と、前述のラチェット機構503の結合を解除する解除機構506とからなる。
【0118】
ラチェット機構503は、ベース部材502及び他の軸受部材(車体の反対側に設けたもの)に回転可能に取付けたシャフト511と、このシャフト511の端部に設けたフランジ部512と、このフランジ部512の径外方に設けた凹部513(ベース部材502に設けた凹部である。)と、これらのフランジ部512及び凹部513のそれぞれの間に介在させた爪部材514…(…は複数個を表す。以下同様。)とからなる。
【0119】
解除機構506は、シャフト511のフランジ部512に隣接させたディスク状の解除プレート517と、この解除プレート517に一体的に取付けた解除レバー518と、解除プレート517及びフランジ部512をベース部材502とで挟み込むカバープレート522とからなる。525はカバープレート522をベース部材502にボルト501とともに取付けるボルト、526…はスプリング、527はスペーサ、528,529はダストシールである。
【0120】
図46は本発明に係るスタンドの第1側面図であり、スタンド本体504を通常使用する通常使用位置、即ち、図2のように前後輪11,12を折り畳まないときに使用する位置で固定した状態を示す。なお、図では説明の都合上、カバープレート522は外してある(以下、図47及び図48も同じ)。
シャフト511のフランジ部512は、爪部材514の一端を支持する窪み部512a,512aをシャフト511に対向して設けるとともに、外周部に前述のスプリング526…を係合させたものである。スプリング526はフランジ部512と解除プレート(図45参照)との間に介在させたものであり、解除レバー518のリターンスプリングの役目をする。詳細は後述する。
【0121】
ベース部材502の凹部513は、円形状の部分であり、側壁513aに、爪部材514が結合する第1切欠き部535,535及び第2切欠き部536,536を形成したものである。図では、爪部材514,514の各先端が第1切欠き部535,535に結合している。
【0122】
図47は本発明に係るスタンドの第2側面図であり、スタンド本体504を、前後輪11,12(図4参照)を折り畳んだ折り畳み時使用位置(図4参照)で固定した状態を示す。
爪部材514,514はフランジ部512、シャフト511及びスタンド本体504と一体的に回転する。
図では、爪部材514,514の各先端が第2切欠き部536,536に結合している。
【0123】
図48は本発明に係るスタンドの第3側面図であり、スタンド本体504を、走行時に使用する走行時使用位置、即ち収納位置で固定した状態を示す。
スタンド51の収納時には、爪部材514,514の各先端は第1・第2切欠き部535,536のどちらにも結合していない。この時、スタンド51は引張りばね505の弾性力で車体フレーム25に固定した状態にある。
【0124】
以上に述べたラチェット機構及び解除機構の作用を次に説明する。
図49は本発明に係るラチェット機構及び解除機構の作用を説明する側面図である。なお、図は解除プレート517を取付けた状態にある。
(a)は、爪部材514,514が、凹部513の第1切欠き部535,535に結合した状態であり、図47に示したのと同じ状態である。
【0125】
解除プレート517は、爪部材514,514を囲む開口部537,537を備え、これらの開口部537,537に、爪部材514,514の外側面を押すテーパ面538,538を設けた部材である。
【0126】
ここで、541,541は、フランジ部512(図48参照)から手前側に突出する突出部、542,542は突出部541,541を挿入するために解除プレート517に開けた挿入穴であり、これらの突出部541と挿入穴542とでフランジ部512に対する解除プレート517のストッパを構成する。
【0127】
(a)の状態から矢印の向きに解除レバー518を揺動させ、解除プレート517を一体的に回転させると、(b)の状態になる。
即ち、(b)において、解除プレート517の開口部537,537に設けたテーパ面538,538が、爪部材514,514の外側面を径内方へ押すために第2切欠き部536,536から爪部材514,514の先端が外れる。
この結果、ラチェット機構503の結合を解除することになり、スタンド本体504を矢印のように収納位置側へ移動させることができる。
【0128】
図50は本発明に係る二輪車両のハンドルの斜視図であり、ハンドル17,18に取付けたスイッチケース231,232の車体前方側にそれぞれウインカ233,234を設けたことを示す。(234についてはLEDが装着されていない状態を示す。
【0129】
ウインカ233,234は、複数のLEDで構成したものであり、小型で、低熱性で、且つ高輝度であるという特徴を有する。
小型であるために、ウインカ233,234自体、ひいてはスイッチケース231,232をコンパクトに構成することができる。
また、低熱性であるために、スイッチケース231,232内に収納した他の電装品に対して熱の影響を与える心配がない。
更に、高輝度であるために、ウインカ233,234の前方からの視認性を高めることができる。ウインカはブレーキレバーよりも上方のスイッチケースの背面に配置去れ、233aのLED群は前方を指向して3段に設けられるので、前方から及び側方からの視認を確保している。
234も同様に配置される。
【0130】
図51は図50の51−51線断面図であり、スイッチケース231内に、前下がりの湾曲したベース部材の傾斜面561を設け、この傾斜面561に階段状に穴部562…を開け、これらの穴部562…内にそれぞれLED563を挿入したことを示す。各LEDは基板564に端子が接続されのと共に基板564とベース部材(561、562)は一体に接合されている。ベース部材によりLEDが保持されているのでLEDが振動に対して有利である。なお、565はレンズ、566は左右可倒式のウインカスイッチ、567はホーンスイッチである。
尚、ウインカーレンズ565はクリアレンズにて構成され、LEDはアンバー(橙色)にて設定される。
【0131】
図52は本発明に係る二輪車両のウインカスイッチの別の実施の形態を示す斜視図であり、ウインカスイッチとしてジョグダイアルスイッチ571を採用したことを示す。ここで、572はハンドル、573はグリップ、574はリヤブレーキレバーである。
【0132】
ジョグダイアルスイッチ571は、ウインカスイッチとしてだけではなく、ヘッドランプの走行ビームとすれ違いビームとを切換えるディマースイッチ及びホーンスイッチの機能も備える。スイッチ571の上面にはスイッチの機能を表示する表示部568を備え、上下HI/LOWはディマースイッチ左右のTURNはウインカースイッチを現わす。
【0133】
このように二輪車両のハンドル572にジョグダイアルスイッチ571を取付けると、種々のスイッチを別々に取付けるよりもハンドル周りを小型に且つシンプルに構成構成することができる。華方LEDウインカーをあわせてハンドルスイッチケースを一層小型化出来る。
【0134】
図53は本発明に係るジョグダイアルスイッチの正面図であり、ジョグダイアルスイッチ571は、凹面とした操作部576を中央部に備える。
577,578はウインカスイッチを構成する左操作ボタン及び右操作ボタンであり、左操作ボタン577を押すと左ウインカが点滅し、右操作ボタン578を押すと右ウインカが点滅する。
【0135】
581,582はディマースイッチを構成する上操作ボタン及び下操作ボタンであり、上操作ボタン581を押すと走行ビームが点灯し、下操作ボタン582を押すとすれ違いビームが点灯する。
583は操作部576の中央に配置したホーンスイッチボタンであり、押せばホーンが鳴る。
【0136】
以上説明したように、本発明は第1に、ハンドル17,18にスイッチケース231,232及びウインカ233,234を備えた二輪車両10において、スイッチケース231,232の車体前方側にウインカ233,234を設けたことを特徴とする。
ウインカ233,234をスイッチケース231,232に設けるので、ハンドル17,18周りをコンパクトにすることができ、また、スイッチケース231,232にウインカ233,234を含めた電装品が集中するために、電気配線を容易に行うことができ、生産性を高めることができる。
【0137】
本発明は第2に、ウインカ233,234を、LED563で構成したことを特徴とする。
ウインカ233,234をLED563で構成することで、スイッチケース231,232を小型にすることができ、また、低熱性であるために、スイッチケース231,232内に配置した他の部品への熱影響も問題なく、更に、高輝度であるために視認性を向上させることができる。
【0138】
本発明は第3に、ウインカ233,234を点滅させるスイッチをスイッチケース231,232に設けるとともにジョグダイアルスイッチ571にて構成したことを特徴とする。
ジョグダイアルスイッチ571で種々のスイッチを兼用することができ、スイッチケース231,232をコンパクトにすることができる。従って、上記したウインカ233,234の形状や配置の自由度を増すことができる。
【0139】
本発明は第4に、LED563を、スイッチケース231,232の車体前方側に設けた前下がりの傾斜面561に階段状に配置したことを特徴とする
視認性が良好になり、また、光量を確保することができる。
【0140】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の車両のウインカ構造は、スイッチケースの車体前方側にウインカを設けたので、ハンドル周りをコンパクトにすることができ、また、スイッチケースにウインカを含めた電装品が集中するために、電気配線を容易に行うことができ、生産性を高めることができる。
【0141】
加えて請求項の車両のウインカ構造は、ウインカを、LEDで構成したので、スイッチケースを小型にすることができ、また、低熱性であるために、スイッチケース内に配置した他の部品への熱影響も問題なく、更に、高輝度であるために視認性を向上させることができる。
さらに、LEDを、スイッチケースの車体前方側に設けた前下がりの傾斜面に配置したので、視認性が良好になり、また、光量を確保することができる。
【0142】
請求項の車両のウインカ構造は、ウインカを点滅させるスイッチをスイッチケースに設けるとともにジョグダイアルスイッチにて構成したので、ジョグダイアルスイッチで種々のスイッチを兼用することができ、スイッチケースをコンパクトにすることができる。従って、上記したウインカの形状や配置の自由度を増すことができる。
【0143】
請求項4の車両のウインカ構造は、ウインカをスイッチケースに設けるので、ハンドル周りをコンパクトにすることができ、また、スイッチケースにウインカを含めた電装品が集中するために、電気配線を容易に行うことができ、生産性を高めることができる。
加えて、ウインカをLEDで構成することで、スイッチケースを小型にすることができ、また、低熱性であるために、スイッチケース内に配置した他の部品への熱影響も問題なく、更に、高輝度であるために視認性を向上させることができる。
さらに、LEDを、スイッチケースの車体前方側に設けた前下がりの傾斜面に階段状に配置したので、視認性が良好になり、また、光量を確保することができる。
請求項の車両のウインカ構造は、ウインカをスイッチケースに設けるので、ハンドル周りをコンパクトにすることができ、また、スイッチケースにウインカを含めた電装品が集中するために、電気配線を容易に行うことができ、生産性を高めることができる。
加えて、ウインカをLEDで構成することで、スイッチケースを小型にすることができ、また、低熱性であるために、スイッチケース内に配置した他の部品への熱影響も問題なく、更に、高輝度であるために視認性を向上させることができる。
さらに、ベース部材を用いて、3次元の曲面にLEDを配置してLEDを安定的に且つ指向性を維持しながら保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折り畳み二輪車両の斜視図
【図2】本発明に係る二輪車両の側面図
【図3】本発明に係る二輪車両の折り畳みを説明する作用図(前半)
【図4】本発明に係る二輪車両の折り畳みを説明する作用図(後半)
【図5】本発明に係る二輪車両を四輪車両に搭載した状態を示す斜視図
【図6】本発明に係る四輪車両に搭載した2種の二輪車両を示す斜視図
【図7】本発明に係る二輪車両の積み降ろしの作用及びそのための構成を説明する作用図(前半)
【図8】本発明に係る二輪車両の積み降ろしの作用及びそのための構成を説明する作用図(後半)
【図9】本発明に係る四輪車両のドアに設けた昇降装置を示す斜視図
【図10】本発明に係る二輪車両の積み降ろしの別の作用及びそのための構成を説明する作用図(前半)
【図11】本発明に係る二輪車両の積み降ろしの別の作用及びそのための構成を説明する作用図(後半)
【図12】本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す分解斜視図
【図13】本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す断面図(分解図)
【図14】本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す断面図
【図15】本発明に係る二輪車両の前輪側の要部斜視図
【図16】本発明に係る二輪車両のフロントスイングアームを説明する斜視図
【図17】本発明に係るフロントスイングアームのスイングアームロック機構を説明する断面図
【図18】本発明に係る二輪車両の前部を示す要部側面図
【図19】本発明に係る二輪車両の後部を示す要部側面図
【図20】本発明に係る二輪車両の前後輪の折り畳み要領を説明するフロー図
【図21】本発明に係るスイングアームロック解除機構の作用を説明する作用図
【図22】本発明に係る前後輪の折り畳みの作用を説明する作用図
【図23】本発明に係る二輪車両の前後輪を広げる要領を説明するフロー図
【図24】本発明に係るロック検知スイッチの状態を説明する作用図
【図25】本発明に係るスイングアームロック機構の作用を説明する作用図
【図26】本発明に係るスイングアームロック機構の別の実施の形態を示す断面図
【図27】本発明に係る二輪車両のシートの断面図
【図28】本発明に係るシートに付設したスライド機構及びストッパ機構の断面図
【図29】本発明に係る二輪車両のシートの作用を説明する作用図
【図30】本発明に係る二輪車両のハンドル周りの状態を示す斜視図
【図31】本発明に係る二輪車両のハンドルの斜視図
【図32】図30の32矢視図
【図33】図32の33−33線断面図
【図34】図32の34−34線断面図
【図35】図32の35−35線断面図
【図36】本発明に係るハンドル要部及びノブを示す斜視図
【図37】本発明に係るハンドル支持機構のノブの作用を説明する作用図
【図38】本発明に係るハンドル支持機構のハンドルクランプレバー及びその周辺部品の作用を説明する作用図
【図39】本発明に係るハンドルの折り畳み状態を示す正面図
【図40】本発明に係るバックミラーの折り畳みを説明する説明図
【図41】本発明に係る二輪車両のハンドルポストの折り畳み機構を説明する側面図(一部断面図)
【図42】図41の42−42線断面図
【図43】本発明に係るハンドル折り畳み機構の作用を説明する第1作用図
【図44】本発明に係るハンドル折り畳み機構の作用を説明する第2作用図
【図45】本発明に係る二輪車両のスタンドを示す正面図
【図46】本発明に係るスタンドの第1側面図
【図47】図47は本発明に係るスタンドの第2側面図
【図48】本発明に係るスタンドの第3側面図
【図49】本発明に係るラチェット機構及び解除機構の作用を説明する側面図
【図50】本発明に係る二輪車両のハンドルの斜視図
【図51】図50の51−51線断面図
【図52】本発明に係る二輪車両のウインカスイッチの別の実施の形態を示す斜視図
【図53】本発明に係るジョグダイアルスイッチの正面図
【符号の説明】
10…折り畳み二輪車両、17,18…ハンドル、231,232…スイッチケース、233,234…ウインカ、561…傾斜面、571…ジョグダイアルスイッチ。

Claims (5)

  1. ハンドル(17)にスイッチケース(231)及びウインカ(233)一体に備え前記スイッチケース(231)の車体前方側に前記ウインカ(233)を設けた車両において、
    前記ウインカ(233)は、LED(563)で構成され、
    前記LED(563)は、前記スイッチケース(231)の車体前方側に設けた前下がりの傾斜面に設けられ、前記スイッチケース(231)前方に設けられるレバー部材(574)よりも上方位置に配置されていることを特徴とする車両のウインカ構造。
  2. 前記ウインカ(233)を点滅させるスイッチ(571)を前記スイッチケース(231)に設けるとともに、前記スイッチ(571)をジョグダイアルスイッチにて構成したことを特徴とする請求項1記載の車両のウインカ構造。
  3. 前記LED(563)、階段状に配置したものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両のウインカ構造。
  4. ハンドル(17)にスイッチケース(231)及びウインカ(233)を備え、前記スイッチケース(231)の車体前方側に前記ウインカ(233)を設けた車両において、
    前記ウインカ(233)は、LED(563)で構成され、
    前記LED(563)は、前記スイッチケース(231)の車体前方側に設けた前下がりの傾斜面に設けられ前記スイッチケース(231)前方に設けられるレバー部材(574)よりも上方位置に階段状に配置されていることを特徴とする車両のウインカ構造。
  5. ハンドル(17)にスイッチケース(231)及びウインカ(233)を備え、前記スイッチケース(231)の車体前方側に前記ウインカ(233)を設けた車両において、
    前記ウインカ(233)は、LED(563)で構成され、
    前記LED(563)3次曲面にて構成されるベース部材(561、562)に保持されると共に、前記ベース部材(561、562)と一体化される基板(564)にその端子結合され前記LEDの外方ウインカーレンズ(565)にて覆われてることを特徴とする車両のウインカ構造。
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