JP4287578B2 - 車両のパーキングブレーキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両を駐車中にブレーキングした状態に保持するパーキングブレーキ装置に関し、特に、1人或いは2人程度が乗車する簡易な構造の小型車両に用いて好適なパーキングブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
4輪車或いは3輪車などの形式の自動車には、駐車時などで車輪にブレーキをかけた状態としておくパーキングブレーキ装置が備えられており、運転席近傍に設けられたパーキングレバーの引き上げ力をブレーキワイヤによりブレーキ装置に伝達して車輪をロックさせることができる。
また、オートマチックトランスミッションを備えた車両では、パーキングブレーキをかけた状態でエンジンの始動を行わせる装置も実用されており、車輪をロックした状態でエンジン始動がなされるようにしている。
【0003】
また、近年、排気ガスの低減や消費エネルギーの低減などの観点から、1人或いは2人程度が乗車して移動することができる小型車両が開発され、実用にも供されている。
このような小型車両は、例えば小排気量のエンジンや電動モータ(更には、エンジンと電動モータとの併用)を動力源として備えており、少人数が低燃費にして低排出ガス量で手軽に移動することができる手段として利用される。
【0004】
このような小型車両としては、例えば特開平9−286348号公報に記載される小型車両が知られている。
この小型車両は、アルミニュームなどの金属製パイプ材で構成した枠型の車体フレームに、上下半割りの樹脂製ボディーカバーを被せた車体構造であり、上側のボディカバーがルーフを構成し、下側のボディーカバーが乗員着座部を構成して、これらボディーカバーにより運転者が単座で着座する一人乗りのキャビンを構成している。そして、このような小型車両では、車体の軽量化や低コスト化、更には、簡易な移動手段などの観点から、ドアやルーフを廃した乗り降りが容易な車体形式とするものも多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した車輪をロックした状態でエンジン始動がなされる従来の装置は、トランスミッションのセレクトレーバーがパーキング位置にあることやパーキングブレーキレバーが引かれていることを電気的センサで検知して、イグニッション装置によるエンジン始動を制御するものであり、構造が複雑で高価なものであった。このため、特に軽量化や低コスト化が望まれる小型車両においては、より構造簡易にして低コストな装置が要求されている。
【0006】
また、車両においては、駐車して運転者が車両を離れる時には、パーキングブレーキがかけられている状態となるようにする装置が望まれる。
更に、ルーフを廃した車両や小型車両のようにドアを廃した車両においては、運転席に備えられたパーキングブレーキレバーがむき出しのままとなるので、運転者が車両を離れた状態でパーキングブレーキが容易に解除されないようにする装置が望まれる。
【0007】
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたもので、駐車して運転者が車両を離れる時に、パーキングブレーキがかけられている状態とすることができる簡易な構造のパーキングブレーキ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、内燃機関エンジンや電動モータなどの動力源始動時に、パーキングブレーキがかけられている状態とすることができる簡易な構造のパーキングブレーキ装置を提供することを目的とする。
なお、本発明の更なる目的は、以下の説明において明らかなところである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る車両のパーキングブレーキ装置は、車両の運転席近傍の車体側に固定されたベース部材と、ベース部材に移動可能に支持されたパーキングレバーと、パーキングレバーの引き上げ力を伝達して車輪のブレーキ装置をロックさせるブレーキワイヤとを有しており、更に、イグニッション装置がパーキングレバーに設けられている。そして、このイグニッション装置はそのキーシリンダの回動変位位置として、キーシリンダに対してキーを抜き挿し可能にする第1の位置と、車両の動力源を運転状態とする第2の位置とが設定されており、更に、このイグニッション装置にはキーシリンダが第1の位置にあるときに突出し第2の位置に回動変位されることにより引っ込むロック片が設けられている。また、パーキングレバーには突出したロック片に係合してパーキングレバーを固定する係合部が設けられており、パーキングブレーキ装置を作動させた状態でのみキーシリンダに対してキーを抜き挿し可能となっている。
【0009】
したがって、キーシリンダを第1の位置にするためには必ずパーキングレバーが引かれていなければならず、駐車して運転者が車両を離れる際にイグニッションキーを抜こうとする場合に、パーキングブレーキで車輪がロックされた状態となる。更には、駐車している車両の内燃機関などの動力源を始動させようとする場合には、イグニッションキーを挿し込むためにはキーシリンダは第1の位置になければならないため、駐車している車両の内燃機関などの動力源を始動させようとする場合にも、パーキングレバーが引かれてパーキングブレーキで車輪がロックされた状態となる。
【0010】
また、本発明に係る車両のパーキングブレーキ装置は、パーキングレバーに突出したロック片が挿入する切欠を設け、パーキングレバーとベース部材との間にパーキングレバーの動きに応じて切欠を開閉する止板を有したリンク機構を介装して、パーキングレバーを引き上げた状態では止板が切欠を開放してロック片の突出を許容するとともに当該ロック片に係合してパーキングレバーを固定し、パーキングレバーを押し下げた状態では止板が切欠を塞いでロック片の突出を阻止するようにしている。
したがって、切欠に対するロック片の抜き挿し及びロック片との係合の有無によるパーキングレバーの動作を、パーキングレバーの動きに応じて動作するリンク機構の止板で制御するという簡単な構造で、上記のようなイグニッション装置とパーキングブレーキとの協働を実現することができる。
【0011】
本発明に係る車両のパーキングブレーキ装置は、また、車両の車体側にラチェットを設け、このラチェットと噛み合う爪を有するポールレバーを前記パーキングレバーに回動可能に設けたものにおいて、前記ポールレバーに止板部を形成し、パーキングレバーを引き上げた状態では止板部が切欠を開放してロック片の突出を許容し、パーキングレバーを押し下げた状態では止板部が切欠を塞いでロック片の突出を阻止するようにしている。
したがって、切欠に対するロック片の抜き挿し及びロック片との係合の有無によるパーキングレバーの動作を、パーキングレバーの動きに応じて動作するポールレバーの止板部で制御するというより簡単な構造で、上記のようなイグニッション装置とパーキングブレーキとの協働を実現することができる。
【0012】
更に、本発明に係る車両のパーキングブレーキ装置は、上述のパーキングブレーキ装置において、前記ベース部材にラチェットを設け、このラチェットと噛み合う爪を有するポールレバーを前記パーキングレバーに回動可能に設けると共に、ポールレバーに、前記爪が前記ラチェットに噛み合う方向の付勢力を付与し、前記パーキングレバーに付勢力に抗して押し込み可能にロッドを設けると共にロッドを前記ポールレバーに係合可能とし、ロッドを押し込むことにより前記ポールレバーを付勢力に抗して回動させて前記爪を前記ラチェットから離脱可能とする一方、前記パーキングレバーが引き上げられかつ前記キーシリンダが前記第2の位置とされたときには前記ロッドが前記ロック片に当接して押し込みが阻止されるようにしている。
したがって、パーキングブレーキ作動状態では、ロッドを押し下げてパーキングブレーキを解除することはできない。
【0013】
なお、本発明は、他の形式のパーキングブレーキにも適用可能である。また、動力源として内燃機関エンジンを備えた車両に適用する他に、動力源として電動モータを備えた車両にも適用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明を、図に示す一実施形態を用いて具体的に説明する。
図1〜図6に示すように、本例の小型車両は前輪1と後輪2とにそれぞれ2つ車輪を備えた四輪車であり、中央部に1人の乗員(運転者)が着座する単座運転シート3が備えられている。
この小型車両の基本的な車体構造は、アルミニュームなどの金属製パイプ材で構成した枠型の車体フレーム4に、前部を構成するフロントボディーカバー5、中央部を構成するセンターボディーカバー6、後部を構成するリアボディーカバー7の3分割された樹脂製ボディーカバーを被せたものであり、更に、センターボディーカバー7の上方に樹脂製のルーフパネル9を配して乗員の着座シート3上方を覆ってキャビンを構成している。
【0015】
なお、50は運転席前方に略車幅一杯の幅をもって取り付けられたインナーパネルであり、速度計などのメータ類を収める円筒状のメータカバー部51、ステアリングコラムを通すコラムカバー部52、メータカバー部51の周囲に物入れを構成するポケット部53が樹脂一体成形されている。
また、図3に示す70はシート3の左側部に設けられたセレクトレバーであり、このセレクトレバー70によりパワーユニット17のオートマチックトランスミッションの動作モードを選択できるようになっている。
また、図4に示す71はシート3の右側部に設けられたパーキングブレーキレバーであり、このパーキングレバー71を引き上げることにより後述するように車輪のブレーキをロック状態に保持することができるようになっている。
【0016】
ここで、図2に示すように、車体フレーム4から前方へ張り出してアルミニュームなどの金属製フロントビーム11が設けられており、これら3本のフロントビーム11がフロントボディーカバー5の内側に設けられることにより正面からの加重を支持吸収するようになっている。
また、車体フレーム4の前部にはピボット13を中心として一対のフロントアーム12が揺動自在に取り付けられており、それぞれのフロントアーム12の先端部で前輪1を回転自在に支持し、図外の操舵機構を介してステアリングホイール14からの操舵力が加えられることにより、前輪1が向きを変えて車両の走行方向が任意に変更できるようになっている。
【0017】
また、車体フレーム4の後部には一対のピボット15を中心として枠型のスイングフレーム16が揺動自在に取り付けられており、このスイングフレーム16上に内燃機関エンジン、オートマチックトランスミッション、ディファレンシャル機構などを一体化したパワーユニット17が設けられている。そして、このパワーユニット17のディファレンシャル機構から張り出された一対のアクスルシャフト18の先端にそれぞれ後輪2が取り付けられており、パワーユニット17からの動力により後輪2を駆動するようになっている。
なお、図2において19はパワーユニット17のエンジンから引き出された排気管及びマフラーである。また、スイングフレーム16と車体フレーム4との間には図示していない懸架機構が設けられている。
【0018】
次に、上記小型車両の車体構造を更に詳しく説明する。
ルーフパネル9は一対のフロントピラー21と一対のリアピラー22とによって取り付け支持されている。フロントピラー21はその下端が車体フレーム4に支持されて立設され、フロントボディカバー5とセンターボディカバー6との接合部から若干後方へ傾けて上方へ延びている。また、リアピラー22はその下端が車体フレーム4に支持されて立設され、センターボディカバー6とリアボディーカバー7との接合部から略垂直に上方へ延びている。
【0019】
これらフロントピラー21とリアピラー22は、アルミニュームなどの金属製長尺パイプ材を骨材として表面を樹脂やラバーでモールディング被覆した構成であり、ルーフパネル9を支えるに十分な剛性及び強度を有している。なお、本例では、シート3の側部に立設されるリアピラー22を左右で連結したU字形として、シート3に着座した乗員の側部及び上部を囲むロールバーを構成している。
キャビンの前方両側に立設されたフロントピラー21はルーフパネル9を取り付け支持するとともに、これらフロントピラー21間で透明な樹脂やガラスからなるフロントウインドウパネル25をその両側部から把持取り付けている。
【0020】
そして、図7に示すように、運転席の前方下部にはアクセルペダル61と共にブレーキペダル62が設けられており、ブレーキペダル62の踏み込み力がブレーキマスタシリンダ65に伝えられ、これによるブレーキ液の上昇により前輪1及び後輪2に設けられた油圧式ブレーキ装置を動作させて前輪1及び後輪2を制動するようになっている。なお、図中の67は、ブレーキマスタシリンダ65から前輪1及び後輪2のブレーキ装置へのブレーキ液経路である。
また、図8及び図9に詳示するように、運転席の右側部に設けられたパーキングブレーキレバー71はワイヤ72を介して後輪2に設けられたブレーキ装置のパーキングブレーキ機構に連結されており、パーキングレバー71を引き上げることによって機械式のパーキングブレーキがかかるようになっている。
【0021】
すなわち、後輪2に設けられたブレーキ装置は、図10に示すような構造の機械式パーキングブレーキ機構を備えた油圧式ブレーキ装置であり、ブレーキペダル62の踏み込みによる油圧でも動作し、パーキングレバー71の引き上げによるワイヤ引張力でも動作する。
このブレーキ装置は、後輪2に取り付けられる円筒状のドラム90と、車体側に取り付け固定されるバックプレート(図示せず)とを備え、一対の半円弧状ブレーキシュー91をそれらの一端でアンカーピン92を介してバックプレートに揺動自在に支持し、更に、これらブレーキシュー91の他端間にブレーキシリンダ93を設けた構造である。したがって、このブレーキシリンダ93にブレーキ液経路73を通してマスタシリンダ65からの油圧を導いてブレーキシリンダ93を伸張動作させ、一対のブレーキシュー91を拡開させてドラム90の内周面に圧接させることによりドラム90と共に回転している後輪2を制動する。
【0022】
また、このブレーキ装置は機械式パーキングブレーキ機構として、一方のブレーキシュー91にピン94aを介して回転自在に支持されたレバー94と、レバー94の中間部と他方のブレーキシュー91との間に介装されたロッド95とを有し、バックプレートに設けられたプラグ96を通してドラム91内に引き込まれたパーキングブレーキワイヤ72をレバー94の先端部に連結した構造を有している。したがって、ブレーキワイヤ72を引っ張るとレバー94が図10中に矢印で示すようにピン94aを中心として回動し、これによってロッド95が同図中に矢印で示すように他方のシュ91側へ移動して一対のシュー91を拡開させ、これらシュー91をドラム90の内周面に圧接させることによりドラム90に取り付けられた後輪2の回転を阻止する。
なお、図中の97はブレーキシリンダ93による動作に対するリターンスプリング、98はワイヤ72による動作に対するリターンスプリングである。
【0023】
このようにワイヤ72を引張ってパーキングブレーキを動作させるパーキングレバー71には、図11〜図14に示すような機構が付設されて、パーキング動作とイグニッション動作との関係付けがなされている。なお、図11はパーキングレバー71を下ろした状態(ブレーキ不作動状態)で示し、図12はパーキングレバー71を引き上げた状態(ブレーキ作動状態)で示してある。
パーキングレバー71は車体側に取り付け固定されたペースプレート73にピン71aを介して揺動自在に取り付けられている。パーキングレバー71にはスプリング74aによって図中反時計回り方向に付勢されたポールレバー74がピン74bを介して揺動自在に取り付けられており、パーキングレバー71を引き上げるとポールレバー74の爪74cがペースプレート73に設けられたラチェット73aに係合して、当該引き上げ位置でパーキングレバー71を保持するようになっている。
【0024】
パーキングレバー71の先端部には、操作ボタン75aとポールレバー74とを連結するロッド75が設けられており、運転者が操作ボタン75aを押下することにより、スプリング74aに抗してロッド75によりポールレバー74を図中時計回り方向に回動させて、ポールレバー74の爪をラチェット73aから外してパーキングレバー71を下ろすことができるようになっている。
すなわち、パーキングレバー71の引き上げ方向への操作は、ラチェット73a上をポールレバー74の爪74cが滑ることにより、操作ボタン75aを押下せずとも行えるが、パーキングレバー71の押し下げ方向への操作は、ポールレバー74の爪74cがラチェット73aに噛むため、操作ボタン75aを押下してラチェット73aとの噛み合いを外さなければ行うことができない。
前記ロッド75とポールレバー74との連結は両者の係合によりなされる。つまり、ロッド75の先端部(操作ボタン75aと反対側の端部)75bは鉤状に曲げられており、一方、ポールレバー74の爪74cと反対の側には凹部74dが形成され、この凹部74dに前記鉤状の先端部75bが入り込んでいる。したがって、ロッド75が押し下げられて先端部75bがポールレバー74の凹部74dのラチェット73a側の部分(係合部)74eを押すことにより、ポールレバー74は、ピン74bを中心として、爪74cがラチェット73aから外れる方向に回転される。
【0025】
また、パーキングレバー71にはイグニッションブロック76が取り付けられており、このイグニッションブロック76にはキー孔76aが形成されたキーシリンダ76bが設けられている。キー孔76aにはイグニッションキー77が抜き挿し可能であり、イグニッションキー77を挿し込んでキーシリンダ76bを回動変位させることにより、その位置に応じて車両の電源系統のオンオフ動作などがなされる。
すなわち、このキーシリンダ76bの回動変位位置には、キーシリンダ76bに対してキー77を抜き挿し可能にするロック(LOCK)位置、車両の電気系統への電力供給をオン状態としてエンジンを運転状態とすることができるオン(ON)位置が設けられており、更に、ロック(LOCK)位置とオン(ON)位置との間には前記電力供給を遮断するオフ(OFF)位置が設けられている。つまり、ロック(LOCK)位置が第1の位置となっており、オン(ON)位置及びオフ(OFF)位置が第2の位置となっている。
なお、内燃機関エンジンを動力源として備えている本例では、イグニッションブロック76とは別にボタン形式などのスタータスイッチが例えばインナーパネル50に設けられており、キーシリンダ76bをオン(ON)位置にした状態でスタータスイッチを操作することにより、スタータモータを動作させてエンジンを始動させるようになっている。
【0026】
また、イグニッションブロック76にはキーシリンダ76bの位置によって進退するロック片としてのロックピン76cが設けられており、このロックピン76cはキーシリンダ76bがロック(LOCK)位置にあるときにのみ突出し、キーシリンダ76bが他の位置にあるときには引っ込んでいる。すなわち、キーシリンダ76bをロック(LOCK)位置にして、キーシリンダ76bに対してイグニッションキー77を抜き挿ししようとする場合には、ロックピン76cはイグニッションブロック76の側部からパーキングレバー71側へ突出する。
【0027】
図13及び図14に詳示するように、パーキングレバー71の上辺部にはロックピン76cに対応して切欠71aが設けられており、ロックピン76cはこの切欠71aに挿入することによりパーキングレバー71に当ることなく突出できるようになっている。
なお、後述するように、ロックピン76cの突出はキーリンダ76bがロック(LOCK)位置となるだけではなく、パーキングレバー71が引き上げられた状態であることが要求される。
【0028】
更に、パーキングレバー71とベースプレート73との間にはリンク78と止板として機能する三角形状の止板79とをピン78aにより連結したリンク機構が介装されており、パーキングレバー71の動きに応じて止板79により切欠71aを開閉している。すなわち、リンク78の一端をピン78bによりベースプレート73に枢着し、リンク78の他端と止板79の一端とをピン78aにより枢着し、止板79の他端をピン79aによりパーキングレバー71に枢着してあり、図11に示すようにパーキングレバー71を下げた状態では、リンク機構が屈曲して止板79の一部が切欠71aに重なってこれを塞ぎ、図12に示すようにパーキングレバー71を引き上げた状態では、リンク機構が伸びて止板79の位置がずれて切欠71aを開放するようになっている。
【0029】
したがって、パーキングレバー71を下げた状態ではロックピン76cは止板79に当接して突出させることはできず、パーキングレバー71を引き上げた状態とすることにより、ロックピン76cを切欠71aによる空間で突出させることができる。つまり、パーキングレバー71をパーキング位置にしないと、キーシリンダ76bをロック(LOCK)位置に回転することができず、イグニッションキーを抜くことができないのである。
更には、パーキングレバー71を引き上げてロックピン76cが切欠71a内に突出した状態では、復帰位置にあるロッドの先端部(係合部)75bが当該ロックピン76cに当接しており、この状態のまま、ポールレバー74とラチェット73aとの噛み合いを外そうとして操作ボタン75aを押下しようとしても、ロッド75の動きが阻止されて押下させることができない。このため、ロックピン76cが切欠71a内に突出している状態(すなわち、パーキングレバー71が引き上げられてキーシリンダ76bがLOCK位置にある状態)では、パーキングレバー71を押し下げてパーキングブレーキを解除する動作が阻止される。
なお、パーキングレバー71の引き上げ動作は操作ボタン75aを押さずとも行えるため、パーキングレバー71を引き上げた状態から、作動代により更にレバー71を引き上げる動作は可能である。
【0030】
上記の動作を図15に示す一連の運転動作に沿って整理して説明する。なお、同図においては、明確化するためにイグニッションキー77を表示することなく、キー孔76aの一端を尖らして表示して、キーシリンダ76bの回動変位位置を示してある。
まず、エンジンを停止してパーキングブレーキをかけた状態で車両を駐車してある時には、同図(a)に示すように、キーシリンダ76bはロック(LOCK)位置に位置してキーシリンダ76bからイグニッションキーが抜かれた状態にある。更に、この状態では止板79がパーキングレバー71の切欠71aを開放して、イグニッションブロック76から突出しているロックピン76cは切欠71aに挿入されている。
【0031】
したがって、操作ボタン75aを押してパーキングレバー71を押し下げようとすると、ロッド先端75bがロックピン76cに当接してラチェット73aとの噛み合いを外せないため、パーキングレバー71の押し下げ動作が阻止されて、駐車中に不用意にパーキングブレーキが解除されてしまう事態を防止することができる。
【0032】
そして、同図(b)に示すように、運転者がイグニッションキーをキー孔76aに挿し込んで、キーシリンダ76bをオフ(OFF)位置に回動させると、突出していたロックピン76aが引っ込んで切欠71aから脱出するため、パーキングレバー71を押し下げてパーキングブレーキを解除することが可能となる。
そして更に、同図(c)に示すようにキーシリンダ76bをオン(ON)位置に回動させ、スタータスイッチを操作すると、パワーユニット17のエンジンがスタータモータによって始動される。
【0033】
そして、同図(d)に示すように、このような運転状態ではパーキングレバー71は押し下げられて止板79が切欠71aを塞いでいるため、エンジンを停止して車両を駐車しようとするときには、同図(e)に示すように、パーキングレバー71を引き上げて切欠71aを開放させなければ、キーシリンダ76bをロック(LOCK)位置にしてキーシリンダ76bからイグニッションキーを抜き取ることができない。したがって、エンジンを停止させて車両を駐車するときには、パーキングブレーキがかけられた状態とすることができる。
【0034】
次に、図16、図17に基づいて他の実施形態について説明する。図16はパーキングレバー71を下ろした状態(ブレーキ不作動状態)を示し、図17はパーキングレバー71を引き上げた状態(ブレーキ作動状態)を示す。なお、図11〜15に示した実施形態における部材と同一の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0035】
車体側のブラケット81に固定されたベース部材であるベースプレート73にピン71aを介してパーキングレバー71が揺動自在に取り付けられている。このベースプレート73には、前述した実施形態で説明したのと同様に、スプリング74aによって図中反時計回り方向に付勢されたポールレバー74がピン74bを介して揺動自在に取り付けられている。ポールレバー74の一端側にはラチェット73aと噛み合う爪74cが形成されている。
【0036】
ポールレバー74のその揺動中心であるピン74bに対し爪74cと反対の側には凹部74dが形成され、その凹部74dを形成するポールレバー74のラチェット73a側の部分は上方に延びかつ図16,17の状態で見て略くの字形をなす止板部74fとなっている。この止板部74fは、図16に示すように、パーキングレバー71を下ろした状態にあるとき、つまりポールレバー74の爪74cがラチェット73aから外れてラチェット73aの下側の凹部73bに位置するときには、その一部が、パーキングレバー71の上辺部にロックピン76cに対応して設けられている切欠71aに重なり、切欠71aを塞ぐ状態となる。切欠71aが塞がれるので、オン(ON)(図18(c))又はオフ(OFF)(図18(b))位置にあるキーシリンダ76bをロック(LOCK)位置に回転しようとしても、ロックピン76cが止板部74fに当たってしまうので、回転することはできない。
【0037】
パーキングレバー71を引き上げると、ポールレバー74の爪74cが凹部73bからラチェット73aに乗り上げ、ポールレバー74は爪74cがラチェット73a上を滑りながら上がって行く。爪74cがラチェット73aに乗り上がることにより、ポールレバー74はその支持中心であるピン74bを中心として図16、17の状態で見て時計回りに回転する。これにより、ポールレバー74の止板部74fは、切欠71aと重なる位置(図16に示す位置)から切欠71aを開放する位置(図17に示す位置)へと移動する。つまり、切欠71aが開放されるので、オン(ON)又はオフ(OFF)位置にあるキーシリンダ76bを図18(a)に示すように、ロック(LOCK)位置に回転させることができるようになるのである。
【0038】
なお、ラチェット73aの最初の山(歯)(低い山)にポールレバー74の爪74cが噛むことによってもポールレバー74ひいてはパーキングレバー71を保持できるが、より確実に爪74cがラチェット73aに噛み合った状態でパーキングレバー71を保持できるようにしてある。すなわち、ポールレバー74の爪74cが最初の山の噛み合っただけ状態では、止板部74fの一部はまだ切欠71aと重なった状態にあり、この状態では、まだキーシリンダ76bをロック(LOCK)位置に回転することはできない。爪74cがラチェット73aの二山目以降に乗り上げると、止板部74fは切欠71aからずれ、切欠71aを開放する。つまり、キーシリンダ76bはロック(LOCK)位置に回転することができるようになるのである。勿論、ポールレバー74の止板部74f等の形状、寸法等は上記動作ができるように決定されている。
【0039】
この実施の形態でも、パーキングレバー71を引き上げたパーキングブレーキ作動状態(図17に示す状態)では、ロックピン76cが切欠71a内に突出した状態にあるので、操作ボタン75aを押してロッド75を下げようとしても、先端部75bがロックピン76cに当たってロッド75の移動は阻止され、ロッド75の先端部75bがポールレバー74の止板部74fを押して図中時計回りに回転させ、爪74cをラチェット73aから外させることはできない。つまり、パーキングレバー71を押し下げてパーキングブレーキを解除する状態にすることはできないのである。
【0040】
パーキングブレーキ作動状態で、キーシリンダ76bのキー孔76aにイグニッションキー77を挿し込んでキーシリンダ76bをオン(ON)又はオフ(OFF)の位置に回転すれば、ロックピン76cはイグニッションブロック76内に引き込まれ、操作ボタン75aを押し下げてロッド75を移動させることが可能となる。つまり、ポールレバー74を回転させて爪74cとラチェット73aとの噛み合いを外し、パーキングレバー71を押し下げてパーキングブレーキを解除することが可能とるなるのである。
【0041】
なお、上記の説明では内燃機関エンジンで駆動する1人乗りの四輪車を例にとって説明したが、本発明では、例えば、動力源を電動モータや内燃機関エンジンと電動モータとを併用した形式のものとしたり、複数の乗員が乗車できるようにしたり、三輪車形式としたり、更には、懸架形式を他のものにしたり、ボディーカバーを金属板の加工品としたと言ったように、種々な変更を加えることができる。更に、上述の実施形態では、パーキングブレーキの作動状態でキーシリンダがロック位置にあるとき、ロッドの先端部がロックピンの当接してロッドが移動できないようにしたが、ロックピンがロッドの他の部分、例えば途中の部分に係合又は嵌合してロッドの移動を拘束するように構成することもできる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、イグニッション装置をパーキングレバーに付設して、パーキングレバーがブレーキロック状態にあるときにのみイグニッション装置のキーシリンダにイグニッションキーを抜き挿し可能にしたため、駐車して運転者が車両を離れる際にイグニッションキーを抜こうとする場合には、パーキングブレーキで車輪がロックされた状態となり、更には、駐車している車両の内燃機関などの動力源を始動させようとする場合にも、パーキングブレーキで車輪がロックされた状態となる。
【0043】
また、パーキングレバーを引き上げてパーキングブレーキ作動状態にしてキーシリンダをロック位置にしたときには、パーキングレバーを押し下げることが阻止されるので、駐車中に不測にパーキングブレーキが解除されることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る小型車両の平面図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る小型車両の底面図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る小型車両の左側面図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係る小型車両の右側面図である。
【図5】 本発明の一実施形態に係る小型車両の正面側から見た斜視図である。
【図6】 本発明の一実施形態に係る小型車両の背面側から見た斜視図である。
【図7】 本発明の一実施形態に係るブレーキ系統を示す平面図である。
【図8】 本発明の一実施形態に係るパーキングブレーキワイヤの取り回しを示す正面図である。
【図9】 本発明の一実施形態に係るパーキングブレーキワイヤの取り回しを示す側面図である。
【図10】 本発明の一実施形態に係るパーキング機構付きドラムブレーキ装置を示す正面図である。
【図11】 本発明の一実施形態に係るパーキングレバーを押し下げた状態で示す正面図である。
【図12】 本発明の一実施形態に係るパーキングレバーを引き上げた状態で示す正面図である。
【図13】 本発明の一実施形態に係るパーキングレバーとイグニッションブロックとを示す側面図である。
【図14】 本発明の一実施形態に係るパーキングレバーとイグニッションブロックとを示す平面図である。
【図15】 本発明の一実施形態の動作を説明する図である。
【図16】 本発明の他の実施形態に係るパーキングレバーを押し下げた状態で示す正面図である。
【図17】 本発明の他の実施形態に係るパーキングレバーを引き上げた状態で示す正面図である。
【図18】 本発明の他の実施形態に係る動作を説明する図である。
【符号の説明】
3:運転者シート、 14:ステアリングホイール、
71:パーキングレバー、 71a:切欠、
72:ブレーキワイヤ、 73:ベースプレート、
73a:ラチェット、74:ポールレバー、
74c:爪、 74f:止板部、
75:ロッド、 75a:操作ボタン、 75b:ロッド先端部(係合部)、
76:イグニッションブロック、 76b:キーシリンダ、
76c:ロックピン、 77:イグニッションキー、
79:止板

Claims (2)

  1. 車両の運転席近傍の車体側に固定されたベース部材と、ベース部材に移動可能に支持されたパーキングレバーと、パーキングレバーの引き上げ力を伝達して車輪のブレーキ装置をロックさせるブレーキワイヤとを有したパーキングブレーキ装置において、
    キーシリンダの回動変位位置として、キーシリンダに対してキーを抜き挿し可能にする第1の位置と、車両の動力源を運転状態とする第2の位置とが設定されたイグニッション装置を前記パーキングレバーに設け、
    更に、前記イグニッション装置に前記キーシリンダが第1の位置にあるときに突出し第2の位置に回動変位されることにより引っ込むロック片を設ける一方、前記パーキングレバーに前記突出したロック片に係合して当該パーキングレバーを固定する係合部を設けた車両のパーキングブレーキ装置であって、
    車両の車体側にラチェットを設け、このラチェットと噛み合う爪を有するポールレバーを前記パーキングレバーに回動可能に設けたものにおいて、
    前記パーキングレバーには前記突出したロック片が挿入される切欠を設けてあり、
    前記ポールレバーに止板部を形成し、前記パーキングレバーを引き上げた状態では止板部が前記切欠を開放してロック片の突出を許容し、前記パーキングレバーを押し下げた状態では止板部が前記切欠を塞いでロック片の突出を阻止することを特徴とする車両のパーキングブレーキ装置。
  2. 車両の運転席近傍の車体側に固定されたベース部材と、ベース部材に移動可能に支持されたパーキングレバーと、パーキングレバーの引き上げ力を伝達して車輪のブレーキ装置をロックさせるブレーキワイヤとを有したパーキングブレーキ装置において、
    キーシリンダの回動変位位置として、キーシリンダに対してキーを抜き挿し可能にする第1の位置と、車両の動力源を運転状態とする第2の位置とが設定されたイグニッション装置を前記パーキングレバーに設け、
    更に、前記イグニッション装置に前記キーシリンダが第1の位置にあるときに突出し第2の位置に回動変位されることにより引っ込むロック片を設ける一方、前記パーキングレバーに前記突出したロック片に係合して当該パーキングレバーを固定する係合部を設けた車両のパーキングブレーキ装置であって、
    前記ベース部材にラチェットを設け、このラチェットと噛み合う爪を有するポールレバーを前記パーキングレバーに回動可能に設けると共に、当該ポールレバーに、前記爪が前記ラチェットに噛み合う方向の付勢力を付与し、
    前記パーキングレバーに前記付勢力に抗して押し込み可能にロッドを設けると共に当該ロッドを前記ポールレバーに係合可能とし、当該ロッドを押し込むことにより前記ポールレバーを前記付勢力に抗して回動させて前記爪を前記ラチェットから離脱可能とする一方、
    前記パーキングレバーが引き上げられかつ前記キーシリンダが前記第2の位置とされたときには前記ロッドが前記ロック片に当接して押し込みが阻止されるようにしたことを特徴とする車両のパーキングブレーキ装置。
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