JP2001260830A - 車両のパーキングブレーキ装置 - Google Patents

車両のパーキングブレーキ装置

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JP2001260830A JP2000208893A JP2000208893A JP2001260830A JP 2001260830 A JP2001260830 A JP 2001260830A JP 2000208893 A JP2000208893 A JP 2000208893A JP 2000208893 A JP2000208893 A JP 2000208893A JP 2001260830 A JP2001260830 A JP 2001260830A
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parking
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parking lever
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車して運転者が車両を離れる際や駐車して
いる車両のエンジンを始動させようとする際に、パーキ
ングブレーキで車輪がロックされた状態を担保する。 【解決手段】 車体側に固定されたベースプレート73
に支持されたパーキングレバー71の引き上げ力をワイ
ヤ72で車輪のブレーキ装置の伝達してロックさせるパ
ーキングブレーキ装置において、イグニッションブロッ
ク76をパーキングレバー71に設け、キーシリンダ7
6bをLOCK位置にするとロックピン76cが突出す
るようにするとともに、パーキングレバー71がブレー
キロック状態にあるときにのみロックピン76cが切欠
71aを通して突出できるようにして、LOCK位置で
キーシリンダに対してイグニッションキー77を抜き挿
ししようとする時には、パーキングブレーキで車輪がロ
ックされた状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を駐車中にブ
レーキングした状態に保持するパーキングブレーキ装置
に関し、特に、1人或いは2人程度が乗車する簡易な構
造の小型車両に用いて好適なパーキングブレーキ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】4輪車或いは3輪車などの形式の自動車
には、駐車時などで車輪にブレーキをかけた状態として
おくパーキングブレーキ装置が備えられており、運転席
近傍に設けられたパーキングレバーの引き上げ力をブレ
ーキワイヤによりブレーキ装置に伝達して車輪をロック
させることができる。また、オートマチックトランスミ
ッションを備えた車両では、パーキングブレーキをかけ
た状態でエンジンの始動を行わせる装置も実用されてお
り、車輪をロックした状態でエンジン始動がなされるよ
うにしている。
【0003】また、近年、排気ガスの低減や消費エネル
ギーの低減などの観点から、1人或いは2人程度が乗車
して移動することができる小型車両が開発され、実用に
も供されている。このような小型車両は、例えば小排気
量のエンジンや電動モータ(更には、エンジンと電動モ
ータとの併用)を動力源として備えており、少人数が低
燃費にして低排出ガス量で手軽に移動することができる
手段として利用される。
【0004】このような小型車両としては、例えば特開
平9−286348号公報に記載される小型車両が知ら
れている。この小型車両は、アルミニュームなどの金属
製パイプ材で構成した枠型の車体フレームに、上下半割
りの樹脂製ボディーカバーを被せた車体構造であり、上
側のボディカバーがルーフを構成し、下側のボディーカ
バーが乗員着座部を構成して、これらボディーカバーに
より運転者が単座で着座する一人乗りのキャビンを構成
している。そして、このような小型車両では、車体の軽
量化や低コスト化、更には、簡易な移動手段などの観点
から、ドアやルーフを廃した乗り降りが容易な車体形式
とするものも多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した車輪をロック
した状態でエンジン始動がなされる従来の装置は、トラ
ンスミッションのセレクトレーバーがパーキング位置に
あることやパーキングブレーキレバーが引かれているこ
とを電気的センサで検知して、イグニッション装置によ
るエンジン始動を制御するものであり、構造が複雑で高
価なものであった。このため、特に軽量化や低コスト化
が望まれる小型車両においては、より構造簡易にして低
コストな装置が要求されている。
【0006】また、車両においては、駐車して運転者が
車両を離れる時には、パーキングブレーキがかけられて
いる状態となるようにする装置が望まれる。更に、ルー
フを廃した車両や小型車両のようにドアを廃した車両に
おいては、運転席に備えられたパーキングブレーキレバ
ーがむき出しのままとなるので、運転者が車両を離れた
状態でパーキングブレーキが容易に解除されないように
する装置が望まれる。
【0007】本発明は、上記従来の事情に鑑みなされた
もので、駐車して運転者が車両を離れる時に、パーキン
グブレーキがかけられている状態とすることができる簡
易な構造のパーキングブレーキ装置を提供することを目
的とする。また、本発明は、内燃機関エンジンや電動モ
ータなどの動力源始動時に、パーキングブレーキがかけ
られている状態とすることができる簡易な構造のパーキ
ングブレーキ装置を提供することを目的とする。なお、
本発明の更なる目的は、以下の説明において明らかなと
ころである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両のパー
キングブレーキ装置は、車両の運転席近傍の車体側に固
定されたベース部材と、ベース部材に移動可能に支持さ
れたパーキングレバーと、パーキングレバーの引き上げ
力を伝達して車輪のブレーキ装置をロックさせるブレー
キワイヤとを有しており、更に、イグニッション装置が
パーキングレバーに設けられている。そして、このイグ
ニッション装置はそのキーシリンダの回動変位位置とし
て、キーシリンダに対してキーを抜き挿し可能にする第
1の位置と、車両の動力源を運転状態とする第2の位置
とが設定されており、更に、このイグニッション装置に
はキーシリンダが第1の位置にあるときに突出し第2の
位置に回動変位されることにより引っ込むロック片が設
けられている。また、パーキングレバーには突出したロ
ック片に係合してパーキングレバーを固定する係合部が
設けられており、パーキングブレーキ装置を作動させた
状態でのみキーシリンダに対してキーを抜き挿し可能と
なっている。
【0009】したがって、キーシリンダを第1の位置に
するためには必ずパーキングレバーが引かれていなけれ
ばならず、駐車して運転者が車両を離れる際にイグニッ
ションキーを抜こうとする場合に、パーキングブレーキ
で車輪がロックされた状態となる。更には、駐車してい
る車両の内燃機関などの動力源を始動させようとする場
合には、イグニッションキーを挿し込むためにはキーシ
リンダは第1の位置になければならないため、駐車して
いる車両の内燃機関などの動力源を始動させようとする
場合にも、パーキングレバーが引かれてパーキングブレ
ーキで車輪がロックされた状態となる。
【0010】また、本発明に係る車両のパーキングブレ
ーキ装置は、パーキングレバーに突出したロック片が挿
入する切欠を設け、パーキングレバーとベース部材との
間にパーキングレバーの動きに応じて切欠を開閉する止
板を有したリンク機構を介装して、パーキングレバーを
引き上げた状態では止板が切欠を開放してロック片の突
出を許容するとともに当該ロック片に係合してパーキン
グレバーを固定し、パーキングレバーを押し下げた状態
では止板が切欠を塞いでロック片の突出を阻止するよう
にしている。したがって、切欠に対するロック片の抜き
挿し及びロック片との係合の有無によるパーキングレバ
ーの動作を、パーキングレバーの動きに応じて動作する
リンク機構の止板で制御するという簡単な構造で、上記
のようなイグニッション装置とパーキングブレーキとの
協働を実現することができる。
【0011】本発明に係る車両のパーキングブレーキ装
置は、また、車両の車体側にラチェットを設け、このラ
チェットと噛み合う爪を有するポールレバーを前記パー
キングレバーに回動可能に設けたものにおいて、前記ポ
ールレバーに止板部を形成し、パーキングレバーを引き
上げた状態では止板部が切欠を開放してロック片の突出
を許容し、パーキングレバーを押し下げた状態では止板
部が切欠を塞いでロック片の突出を阻止するようにして
いる。したがって、切欠に対するロック片の抜き挿し及
びロック片との係合の有無によるパーキングレバーの動
作を、パーキングレバーの動きに応じて動作するポール
レバーの止板部で制御するというより簡単な構造で、上
記のようなイグニッション装置とパーキングブレーキと
の協働を実現することができる。
【0012】更に、本発明に係る車両のパーキングブレ
ーキ装置は、上述のパーキングブレーキ装置において、
前記ベース部材にラチェットを設け、このラチェットと
噛み合う爪を有するポールレバーを前記パーキングレバ
ーに回動可能に設けると共に、ポールレバーに、前記爪
が前記ラチェットに噛み合う方向の付勢力を付与し、前
記パーキングレバーに付勢力に抗して押し込み可能にロ
ッドを設けると共にロッドを前記ポールレバーに係合可
能とし、ロッドを押し込むことにより前記ポールレバー
を付勢力に抗して回動させて前記爪を前記ラチェットか
ら離脱可能とする一方、前記パーキングレバーが引き上
げられかつ前記キーシリンダが前記第2の位置とされた
ときには前記ロッドが前記ロック片に当接して押し込み
が阻止されるようにしている。したがって、パーキング
ブレーキ作動状態では、ロッドを押し下げてパーキング
ブレーキを解除することはできない。
【0013】なお、本発明は、他の形式のパーキングブ
レーキにも適用可能である。また、動力源として内燃機
関エンジンを備えた車両に適用する他に、動力源として
電動モータを備えた車両にも適用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を、図に示す一実施形態を
用いて具体的に説明する。図1〜図6に示すように、本
例の小型車両は前輪1と後輪2とにそれぞれ2つ車輪を
備えた四輪車であり、中央部に1人の乗員(運転者)が
着座する単座運転シート3が備えられている。この小型
車両の基本的な車体構造は、アルミニュームなどの金属
製パイプ材で構成した枠型の車体フレーム4に、前部を
構成するフロントボディーカバー5、中央部を構成する
センターボディーカバー6、後部を構成するリアボディ
ーカバー7の3分割された樹脂製ボディーカバーを被せ
たものであり、更に、センターボディーカバー7の上方
に樹脂製のルーフパネル9を配して乗員の着座シート3
上方を覆ってキャビンを構成している。
【0015】なお、50は運転席前方に略車幅一杯の幅
をもって取り付けられたインナーパネルであり、速度計
などのメータ類を収める円筒状のメータカバー部51、
ステアリングコラムを通すコラムカバー部52、メータ
カバー部51の周囲に物入れを構成するポケット部53
が樹脂一体成形されている。また、図3に示す70はシ
ート3の左側部に設けられたセレクトレバーであり、こ
のセレクトレバー70によりパワーユニット17のオー
トマチックトランスミッションの動作モードを選択でき
るようになっている。また、図4に示す71はシート3
の右側部に設けられたパーキングブレーキレバーであ
り、このパーキングレバー71を引き上げることにより
後述するように車輪のブレーキをロック状態に保持する
ことができるようになっている。
【0016】ここで、図2に示すように、車体フレーム
4から前方へ張り出してアルミニュームなどの金属製フ
ロントビーム11が設けられており、これら3本のフロ
ントビーム11がフロントボディーカバー5の内側に設
けられることにより正面からの加重を支持吸収するよう
になっている。また、車体フレーム4の前部にはピボッ
ト13を中心として一対のフロントアーム12が揺動自
在に取り付けられており、それぞれのフロントアーム1
2の先端部で前輪1を回転自在に支持し、図外の操舵機
構を介してステアリングホイール14からの操舵力が加
えられることにより、前輪1が向きを変えて車両の走行
方向が任意に変更できるようになっている。
【0017】また、車体フレーム4の後部には一対のピ
ボット15を中心として枠型のスイングフレーム16が
揺動自在に取り付けられており、このスイングフレーム
16上に内燃機関エンジン、オートマチックトランスミ
ッション、ディファレンシャル機構などを一体化したパ
ワーユニット17が設けられている。そして、このパワ
ーユニット17のディファレンシャル機構から張り出さ
れた一対のアクスルシャフト18の先端にそれぞれ後輪
2が取り付けられており、パワーユニット17からの動
力により後輪2を駆動するようになっている。なお、図
2において19はパワーユニット17のエンジンから引
き出された排気管及びマフラーである。また、スイング
フレーム16と車体フレーム4との間には図示していな
い懸架機構が設けられている。
【0018】次に、上記小型車両の車体構造を更に詳し
く説明する。ルーフパネル9は一対のフロントピラー2
1と一対のリアピラー22とによって取り付け支持され
ている。フロントピラー21はその下端が車体フレーム
4に支持されて立設され、フロントボディカバー5とセ
ンターボディカバー6との接合部から若干後方へ傾けて
上方へ延びている。また、リアピラー22はその下端が
車体フレーム4に支持されて立設され、センターボディ
カバー6とリアボディーカバー7との接合部から略垂直
に上方へ延びている。
【0019】これらフロントピラー21とリアピラー2
2は、アルミニュームなどの金属製長尺パイプ材を骨材
として表面を樹脂やラバーでモールディング被覆した構
成であり、ルーフパネル9を支えるに十分な剛性及び強
度を有している。なお、本例では、シート3の側部に立
設されるリアピラー22を左右で連結したU字形とし
て、シート3に着座した乗員の側部及び上部を囲むロー
ルバーを構成している。キャビンの前方両側に立設され
たフロントピラー21はルーフパネル9を取り付け支持
するとともに、これらフロントピラー21間で透明な樹
脂やガラスからなるフロントウインドウパネル25をそ
の両側部から把持取り付けている。
【0020】そして、図7に示すように、運転席の前方
下部にはアクセルペダル61と共にブレーキペダル62
が設けられており、ブレーキペダル62の踏み込み力が
ブレーキマスタシリンダ65に伝えられ、これによるブ
レーキ液の上昇により前輪1及び後輪2に設けられた油
圧式ブレーキ装置を動作させて前輪1及び後輪2を制動
するようになっている。なお、図中の67は、ブレーキ
マスタシリンダ65から前輪1及び後輪2のブレーキ装
置へのブレーキ液経路である。また、図8及び図9に詳
示するように、運転席の右側部に設けられたパーキング
ブレーキレバー71はワイヤ72を介して後輪2に設け
られたブレーキ装置のパーキングブレーキ機構に連結さ
れており、パーキングレバー71を引き上げることによ
って機械式のパーキングブレーキがかかるようになって
いる。
【0021】すなわち、後輪2に設けられたブレーキ装
置は、図10に示すような構造の機械式パーキングブレ
ーキ機構を備えた油圧式ブレーキ装置であり、ブレーキ
ペダル62の踏み込みによる油圧でも動作し、パーキン
グレバー71の引き上げによるワイヤ引張力でも動作す
る。このブレーキ装置は、後輪2に取り付けられる円筒
状のドラム90と、車体側に取り付け固定されるバック
プレート(図示せず)とを備え、一対の半円弧状ブレー
キシュー91をそれらの一端でアンカーピン92を介し
てバックプレートに揺動自在に支持し、更に、これらブ
レーキシュー91の他端間にブレーキシリンダ93を設
けた構造である。したがって、このブレーキシリンダ9
3にブレーキ液経路73を通してマスタシリンダ65か
らの油圧を導いてブレーキシリンダ93を伸張動作さ
せ、一対のブレーキシュー91を拡開させてドラム90
の内周面に圧接させることによりドラム90と共に回転
している後輪2を制動する。
【0022】また、このブレーキ装置は機械式パーキン
グブレーキ機構として、一方のブレーキシュー91にピ
ン94aを介して回転自在に支持されたレバー94と、
レバー94の中間部と他方のブレーキシュー91との間
に介装されたロッド95とを有し、バックプレートに設
けられたプラグ96を通してドラム91内に引き込まれ
たパーキングブレーキワイヤ72をレバー94の先端部
に連結した構造を有している。したがって、ブレーキワ
イヤ72を引っ張るとレバー94が図10中に矢印で示
すようにピン94aを中心として回動し、これによって
ロッド95が同図中に矢印で示すように他方のシュ91
側へ移動して一対のシュー91を拡開させ、これらシュ
ー91をドラム90の内周面に圧接させることによりド
ラム90に取り付けられた後輪2の回転を阻止する。な
お、図中の97はブレーキシリンダ93による動作に対
するリターンスプリング、98はワイヤ72による動作
に対するリターンスプリングである。
【0023】このようにワイヤ72を引張ってパーキン
グブレーキを動作させるパーキングレバー71には、図
11〜図14に示すような機構が付設されて、パーキン
グ動作とイグニッション動作との関係付けがなされてい
る。なお、図11はパーキングレバー71を下ろした状
態(ブレーキ不作動状態)で示し、図12はパーキング
レバー71を引き上げた状態(ブレーキ作動状態)で示
してある。パーキングレバー71は車体側に取り付け固
定されたペースプレート73にピン71aを介して揺動
自在に取り付けられている。パーキングレバー71には
スプリング74aによって図中反時計回り方向に付勢さ
れたポールレバー74がピン74bを介して揺動自在に
取り付けられており、パーキングレバー71を引き上げ
るとポールレバー74の爪74cがペースプレート73
に設けられたラチェット73aに係合して、当該引き上
げ位置でパーキングレバー71を保持するようになって
いる。
【0024】パーキングレバー71の先端部には、操作
ボタン75aとポールレバー74とを連結するロッド7
5が設けられており、運転者が操作ボタン75aを押下
することにより、スプリング74aに抗してロッド75
によりポールレバー74を図中時計回り方向に回動させ
て、ポールレバー74の爪をラチェット73aから外し
てパーキングレバー71を下ろすことができるようにな
っている。すなわち、パーキングレバー71の引き上げ
方向への操作は、ラチェット73a上をポールレバー7
4の爪74cが滑ることにより、操作ボタン75aを押
下せずとも行えるが、パーキングレバー71の押し下げ
方向への操作は、ポールレバー74の爪74cがラチェ
ット73aに噛むため、操作ボタン75aを押下してラ
チェット73aとの噛み合いを外さなければ行うことが
できない。前記ロッド75とポールレバー74との連結
は両者の係合によりなされる。つまり、ロッド75の先
端部(操作ボタン75aと反対側の端部)75bは鉤状
に曲げられており、一方、ポールレバー74の爪74c
と反対の側には凹部74dが形成され、この凹部74d
に前記鉤状の先端部75bが入り込んでいる。したがっ
て、ロッド75が押し下げられて先端部75bがポール
レバー74の凹部74dのラチェット73a側の部分
(係合部)74eを押すことにより、ポールレバー74
は、ピン74bを中心として、爪74cがラチェット7
3aから外れる方向に回転される。
【0025】また、パーキングレバー71にはイグニッ
ションブロック76が取り付けられており、このイグニ
ッションブロック76にはキー孔76aが形成されたキ
ーシリンダ76bが設けられている。キー孔76aには
イグニッションキー77が抜き挿し可能であり、イグニ
ッションキー77を挿し込んでキーシリンダ76bを回
動変位させることにより、その位置に応じて車両の電源
系統のオンオフ動作などがなされる。すなわち、このキ
ーシリンダ76bの回動変位位置には、キーシリンダ7
6bに対してキー77を抜き挿し可能にするロック(L
OCK)位置、車両の電気系統への電力供給をオン状態
としてエンジンを運転状態とすることができるオン(O
N)位置が設けられており、更に、ロック(LOCK)
位置とオン(ON)位置との間には前記電力供給を遮断
するオフ(OFF)位置が設けられている。つまり、ロ
ック(LOCK)位置が第1の位置となっており、オン
(ON)位置及びオフ(OFF)位置が第2の位置とな
っている。なお、内燃機関エンジンを動力源として備え
ている本例では、イグニッションブロック76とは別に
ボタン形式などのスタータスイッチが例えばインナーパ
ネル50に設けられており、キーシリンダ76bをオン
(ON)位置にした状態でスタータスイッチを操作する
ことにより、スタータモータを動作させてエンジンを始
動させるようになっている。
【0026】また、イグニッションブロック76にはキ
ーシリンダ76bの位置によって進退するロック片とし
てのロックピン76cが設けられており、このロックピ
ン76cはキーシリンダ76bがロック(LOCK)位
置にあるときにのみ突出し、キーシリンダ76bが他の
位置にあるときには引っ込んでいる。すなわち、キーシ
リンダ76bをロック(LOCK)位置にして、キーシ
リンダ76bに対してイグニッションキー77を抜き挿
ししようとする場合には、ロックピン76cはイグニッ
ションブロック76の側部からパーキングレバー71側
へ突出する。
【0027】図13及び図14に詳示するように、パー
キングレバー71の上辺部にはロックピン76cに対応
して切欠71aが設けられており、ロックピン76cは
この切欠71aに挿入することによりパーキングレバー
71に当ることなく突出できるようになっている。な
お、後述するように、ロックピン76cの突出はキーリ
ンダ76bがロック(LOCK)位置となるだけではな
く、パーキングレバー71が引き上げられた状態である
ことが要求される。
【0028】更に、パーキングレバー71とベースプレ
ート73との間にはリンク78と止板として機能する三
角形状の止板79とをピン78aにより連結したリンク
機構が介装されており、パーキングレバー71の動きに
応じて止板79により切欠71aを開閉している。すな
わち、リンク78の一端をピン78bによりベースプレ
ート73に枢着し、リンク78の他端と止板79の一端
とをピン78aにより枢着し、止板79の他端をピン7
9aによりパーキングレバー71に枢着してあり、図1
1に示すようにパーキングレバー71を下げた状態で
は、リンク機構が屈曲して止板79の一部が切欠71a
に重なってこれを塞ぎ、図12に示すようにパーキング
レバー71を引き上げた状態では、リンク機構が伸びて
止板79の位置がずれて切欠71aを開放するようにな
っている。
【0029】したがって、パーキングレバー71を下げ
た状態ではロックピン76cは止板79に当接して突出
させることはできず、パーキングレバー71を引き上げ
た状態とすることにより、ロックピン76cを切欠71
aによる空間で突出させることができる。つまり、パー
キングレバー71をパーキング位置にしないと、キーシ
リンダ76bをロック(LOCK)位置に回転することが
できず、イグニッションキーを抜くことができないので
ある。更には、パーキングレバー71を引き上げてロッ
クピン76cが切欠71a内に突出した状態では、復帰
位置にあるロッドの先端部(係合部)75bが当該ロッ
クピン76cに当接しており、この状態のまま、ポール
レバー74とラチェット73aとの噛み合いを外そうと
して操作ボタン75aを押下しようとしても、ロッド7
5の動きが阻止されて押下させることができない。この
ため、ロックピン76cが切欠71a内に突出している
状態(すなわち、パーキングレバー71が引き上げられ
てキーシリンダ76bがLOCK位置にある状態)で
は、パーキングレバー71を押し下げてパーキングブレ
ーキを解除する動作が阻止される。なお、パーキングレ
バー71の引き上げ動作は操作ボタン75aを押さずと
も行えるため、パーキングレバー71を引き上げた状態
から、作動代により更にレバー71を引き上げる動作は
可能である。
【0030】上記の動作を図15に示す一連の運転動作
に沿って整理して説明する。なお、同図においては、明
確化するためにイグニッションキー77を表示すること
なく、キー孔76aの一端を尖らして表示して、キーシ
リンダ76bの回動変位位置を示してある。まず、エン
ジンを停止してパーキングブレーキをかけた状態で車両
を駐車してある時には、同図(a)に示すように、キー
シリンダ76bはロック(LOCK)位置に位置してキ
ーシリンダ76bからイグニッションキーが抜かれた状
態にある。更に、この状態では止板79がパーキングレ
バー71の切欠71aを開放して、イグニッションブロ
ック76から突出しているロックピン76cは切欠71
aに挿入されている。
【0031】したがって、操作ボタン75aを押してパ
ーキングレバー71を押し下げようとすると、ロッド先
端75bがロックピン76cに当接してラチェット73
aとの噛み合いを外せないため、パーキングレバー71
の押し下げ動作が阻止されて、駐車中に不用意にパーキ
ングブレーキが解除されてしまう事態を防止することが
できる。
【0032】そして、同図(b)に示すように、運転者
がイグニッションキーをキー孔76aに挿し込んで、キ
ーシリンダ76bをオフ(OFF)位置に回動させる
と、突出していたロックピン76aが引っ込んで切欠7
1aから脱出するため、パーキングレバー71を押し下
げてパーキングブレーキを解除することが可能となる。
そして更に、同図(c)に示すようにキーシリンダ76
bをオン(ON)位置に回動させ、スタータスイッチを
操作すると、パワーユニット17のエンジンがスタータ
モータによって始動される。
【0033】そして、同図(d)に示すように、このよ
うな運転状態ではパーキングレバー71は押し下げられ
て止板79が切欠71aを塞いでいるため、エンジンを
停止して車両を駐車しようとするときには、同図(e)
に示すように、パーキングレバー71を引き上げて切欠
71aを開放させなければ、キーシリンダ76bをロッ
ク(LOCK)位置にしてキーシリンダ76bからイグ
ニッションキーを抜き取ることができない。したがっ
て、エンジンを停止させて車両を駐車するときには、パ
ーキングブレーキがかけられた状態とすることができ
る。
【0034】次に、図16、図17に基づいて他の実施
形態について説明する。図16はパーキングレバー71
を下ろした状態(ブレーキ不作動状態)を示し、図17は
パーキングレバー71を引き上げた状態(ブレーキ作動
状態)を示す。なお、図11〜15に示した実施形態に
おける部材と同一の部材には同一の符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
【0035】車体側のブラケット81に固定されたベー
ス部材であるベースプレート73にピン71aを介して
パーキングレバー71が揺動自在に取り付けられてい
る。このベースプレート73には、前述した実施形態で
説明したのと同様に、スプリング74aによって図中反
時計回り方向に付勢されたポールレバー74がピン74
bを介して揺動自在に取り付けられている。ポールレバ
ー74の一端側にはラチェット73aと噛み合う爪74
cが形成されている。
【0036】ポールレバー74のその揺動中心であるピ
ン74bに対し爪74cと反対の側には凹部74dが形
成され、その凹部74dを形成するポールレバー74の
ラチェット73a側の部分は上方に延びかつ図16,1
7の状態で見て略くの字形をなす止板部74fとなって
いる。この止板部74fは、図16に示すように、パー
キングレバー71を下ろした状態にあるとき、つまりポ
ールレバー74の爪74cがラチェット73aから外れ
てラチェット73aの下側の凹部73bに位置するとき
には、その一部が、パーキングレバー71の上辺部にロ
ックピン76cに対応して設けられている切欠71aに
重なり、切欠71aを塞ぐ状態となる。切欠71aが塞
がれるので、オン(ON)(図18(c))又はオフ
(OFF)(図18(b))位置にあるキーシリンダ7
6bをロック(LOCK)位置に回転しようとしても、
ロックピン76cが止板部74fに当たってしまうの
で、回転することはできない。
【0037】パーキングレバー71を引き上げると、ポ
ールレバー74の爪74cが凹部73bからラチェット
73aに乗り上げ、ポールレバー74は爪74cがラチ
ェット73a上を滑りながら上がって行く。爪74cが
ラチェット73aに乗り上がることにより、ポールレバ
ー74はその支持中心であるピン74bを中心として図
16、17の状態で見て時計回りに回転する。これによ
り、ポールレバー74の止板部74fは、切欠71aと
重なる位置(図16に示す位置)から切欠71aを開放
する位置(図17に示す位置)へと移動する。つまり、
切欠71aが開放されるので、オン(ON)又はオフ
(OFF)位置にあるキーシリンダ76bを図18
(a)に示すように、ロック(LOCK)位置に回転さ
せることができるようになるのである。
【0038】なお、ラチェット73aの最初の山(歯)
(低い山)にポールレバー74の爪74cが噛むことに
よってもポールレバー74ひいてはパーキングレバー7
1を保持できるが、より確実に爪74cがラチェット7
3aに噛み合った状態でパーキングレバー71を保持で
きるようにしてある。すなわち、ポールレバー74の爪
74cが最初の山の噛み合っただけ状態では、止板部7
4fの一部はまだ切欠71aと重なった状態にあり、こ
の状態では、まだキーシリンダ76bをロック(LOC
K)位置に回転することはできない。爪74cがラチェ
ット73aの二山目以降に乗り上げると、止板部74f
は切欠71aからずれ、切欠71aを開放する。つま
り、キーシリンダ76bはロック(LOCK)位置に回
転することができるようになるのである。勿論、ポール
レバー74の止板部74f等の形状、寸法等は上記動作
ができるように決定されている。
【0039】この実施の形態でも、パーキングレバー7
1を引き上げたパーキングブレーキ作動状態(図17に
示す状態)では、ロックピン76cが切欠71a内に突
出した状態にあるので、操作ボタン75aを押してロッ
ド75を下げようとしても、先端部75bがロックピン
76cに当たってロッド75の移動は阻止され、ロッド
75の先端部75bがポールレバー74の止板部74f
を押して図中時計回りに回転させ、爪74cをラチェッ
ト73aから外させることはできない。つまり、パーキ
ングレバー71を押し下げてパーキングブレーキを解除
する状態にすることはできないのである。
【0040】パーキングブレーキ作動状態で、キーシリ
ンダ76bのキー孔76aにイグニッションキー77を
挿し込んでキーシリンダ76bをオン(ON)又はオフ
(OFF)の位置に回転すれば、ロックピン76cはイ
グニッションブロック76内に引き込まれ、操作ボタン
75aを押し下げてロッド75を移動させることが可能
となる。つまり、ポールレバー74を回転させて爪74
cとラチェット73aとの噛み合いを外し、パーキング
レバー71を押し下げてパーキングブレーキを解除する
ことが可能とるなるのである。
【0041】なお、上記の説明では内燃機関エンジンで
駆動する1人乗りの四輪車を例にとって説明したが、本
発明では、例えば、動力源を電動モータや内燃機関エン
ジンと電動モータとを併用した形式のものとしたり、複
数の乗員が乗車できるようにしたり、三輪車形式とした
り、更には、懸架形式を他のものにしたり、ボディーカ
バーを金属板の加工品としたと言ったように、種々な変
更を加えることができる。更に、上述の実施形態では、
パーキングブレーキの作動状態でキーシリンダがロック
位置にあるとき、ロッドの先端部がロックピンの当接し
てロッドが移動できないようにしたが、ロックピンがロ
ッドの他の部分、例えば途中の部分に係合又は嵌合して
ロッドの移動を拘束するように構成することもできる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
イグニッション装置をパーキングレバーに付設して、パ
ーキングレバーがブレーキロック状態にあるときにのみ
イグニッション装置のキーシリンダにイグニッションキ
ーを抜き挿し可能にしたため、駐車して運転者が車両を
離れる際にイグニッションキーを抜こうとする場合に
は、パーキングブレーキで車輪がロックされた状態とな
り、更には、駐車している車両の内燃機関などの動力源
を始動させようとする場合にも、パーキングブレーキで
車輪がロックされた状態となる。
【0043】また、パーキングレバーを引き上げてパー
キングブレーキ作動状態にしてキーシリンダをロック位
置にしたときには、パーキングレバーを押し下げること
が阻止されるので、駐車中に不測にパーキングブレーキ
が解除されることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る小型車両の平面図
である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る小型車両の底面図
である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る小型車両の左側面
図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係る小型車両の右側面
図である。
【図5】 本発明の一実施形態に係る小型車両の正面側
から見た斜視図である。
【図6】 本発明の一実施形態に係る小型車両の背面側
から見た斜視図である。
【図7】 本発明の一実施形態に係るブレーキ系統を示
す平面図である。
【図8】 本発明の一実施形態に係るパーキングブレー
キワイヤの取り回しを示す正面図である。
【図9】 本発明の一実施形態に係るパーキングブレー
キワイヤの取り回しを示す側面図である。
【図10】 本発明の一実施形態に係るパーキング機構
付きドラムブレーキ装置を示す正面図である。
【図11】 本発明の一実施形態に係るパーキングレバ
ーを押し下げた状態で示す正面図である。
【図12】 本発明の一実施形態に係るパーキングレバ
ーを引き上げた状態で示す正面図である。
【図13】 本発明の一実施形態に係るパーキングレバ
ーとイグニッションブロックとを示す側面図である。
【図14】 本発明の一実施形態に係るパーキングレバ
ーとイグニッションブロックとを示す平面図である。
【図15】 本発明の一実施形態の動作を説明する図で
ある。
【図16】 本発明の他の実施形態に係るパーキングレ
バーを押し下げた状態で示す正面図である。
【図17】 本発明の他の実施形態に係るパーキングレ
バーを引き上げた状態で示す正面図である。
【図18】 本発明の他の実施形態に係る動作を説明す
る図である。
【符号の説明】
3:運転者シート、 14:ステアリングホイール、7
1:パーキングレバー、 71a:切欠、72:ブレー
キワイヤ、 73:ベースプレート、73a:ラチェッ
ト、74:ポールレバー、74c:爪、 74f:止板
部、75:ロッド、 75a:操作ボタン、 75b:
ロッド先端部(係合部)、76:イグニッションブロッ
ク、 76b:キーシリンダ、76c:ロックピン、
77:イグニッションキー、79:止板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転席近傍の車体側に固定された
    ベース部材と、ベース部材に移動可能に支持されたパー
    キングレバーと、パーキングレバーの引き上げ力を伝達
    して車輪のブレーキ装置をロックさせるブレーキワイヤ
    とを有したパーキングブレーキ装置において、 キーシリンダの回動変位位置として、キーシリンダに対
    してキーを抜き挿し可能にする第1の位置と、車両の動
    力源を運転状態とする第2の位置とが設定されたイグニ
    ッション装置をパーキングレバーに設け、 更に、イグニッション装置にキーシリンダが第1の位置
    にあるときに突出し第2の位置に回動変位されることに
    より引っ込むロック片を設ける一方、パーキングレバー
    に突出したロック片に係合してパーキングレバーを固定
    する係合部を設け、 パーキングブレーキ装置を作動させた状態でのみキーシ
    リンダに対してキーを抜き挿し可能としたことを特徴と
    する車両のパーキングブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両のパーキングブレ
    ーキ装置において、 パーキングレバーには突出したロック片が挿入する切欠
    を設け、 パーキングレバーとベース部材との間にはパーキングレ
    バーの動きに応じて切欠を開閉する止板を有したリンク
    機構を介装し、パーキングレバーを引き上げた状態では
    止板が切欠を開放してロック片の突出を許容し、パーキ
    ングレバーを押し下げた状態では止板が切欠を塞いでロ
    ック片の突出を阻止することを特徴とする車両のパーキ
    ングブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の車両のパーキングブレ
    ーキ装置であって、 車両の車体側にラチェットを設け、このラチェットと噛
    み合う爪を有するポールレバーを前記パーキングレバー
    に回動可能に設けたものにおいて、 前記ポールレバーに止板部を形成し、パーキングレバー
    を引き上げた状態では止板部が切欠を開放してロック片
    の突出を許容し、パーキングレバーを押し下げた状態で
    は止板部が切欠を塞いでロック片の突出を阻止すること
    を特徴とする車両のパーキングブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の車両のパーキングブレ
    ーキ装置において、 前記ベース部材にラチェットを設け、このラチェットと
    噛み合う爪を有するポールレバーを前記パーキングレバ
    ーに回動可能に設けると共に、ポールレバーに、前記爪
    が前記ラチェットに噛み合う方向の付勢力を付与し、前
    記パーキングレバーに付勢力に抗して押し込み可能にロ
    ッドを設けると共にロッドを前記ポールレバーに係合可
    能とし、ロッドを押し込むことにより前記ポールレバー
    を付勢力に抗して回動させて前記爪を前記ラチェットか
    ら離脱可能とする一方、 前記パーキングレバーが引き上げられかつ前記キーシリ
    ンダが前記第2の位置とされたときには前記ロッドが前
    記ロック片に当接して押し込みが阻止されるようにした
    ことを特徴とする車両のパーキングブレーキ装置。
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