JP2002225677A - 自動車の盗難防止装置 - Google Patents

自動車の盗難防止装置

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JP2002225677A
JP2002225677A JP2001025108A JP2001025108A JP2002225677A JP 2002225677 A JP2002225677 A JP 2002225677A JP 2001025108 A JP2001025108 A JP 2001025108A JP 2001025108 A JP2001025108 A JP 2001025108A JP 2002225677 A JP2002225677 A JP 2002225677A
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locking
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Kokichi Suzuki
幸吉 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前傾可能に構成された背もたれの上端部にヘ
ッドレストが設けられている自動車の盗難防止装置にお
いて、窃盗犯人が運転席を一見しただけで窃盗行為を断
念させること。 【解決手段】 人が車から降りた後、座席シート2の調
節レバー4を操作して背もたれ3を前傾させ、この状態
でアーム状のロック用レバー5をヘッドレスト8の上方
を跨ぐように位置させると共に、ロック用レバー5のロ
ック部10を開いてハンドル1に結合させ、続いてロッ
ク部10を閉じて施錠するようにしている。これによっ
て、車のウインドグラス越しに運転席を覗き見た窃盗犯
は、座席シート2には座れず、かつヘッドレスト8とハ
ンドル1とが連結し施錠されているのに気づき、即座に
窃盗行為を断念することになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車、トラック
等自動車の盗難防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ハンドルとクラッチペダルを
ロックする車の盗難を防止する盗難防止器(実登300
2668号公報参照)や、車のハンドルに対してハンド
ル操作の妨害物を取り付けることにより、車窃盗犯人が
これを窓ガラス越しに見た際、車窃盗を中止させる効果
を有する盗難防止具(特開2000−103315号公
報参照)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の盗難防止器や盗難防止具は、ハンドルにそ
の一端を結合しているので、この状態を窓越しに覗き見
た窃盗犯に盗難行為を一瞬躊躇させるという効果はある
ものの、座席シートには人が座ることができるので、車
内に侵入しさえすればこの座席シートに座って、これら
盗難防止器具を簡単に取り外せるという自信を窃盗犯に
与えてしまうことにもなり、盗難防止器具としては必ず
しも十分なものとはいえないという問題があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、座席シートの背もたれを前傾さ
せて人が座席シートに座れないようにしておき、その上
でヘッドレストとハンドルとを連結し施錠することによ
り、窃盗犯人にこの状況を一見しただけで窃盗や車荒ら
し行為を断念させることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、運転者席の座席シートの背
もたれが前傾可能に構成され、該背もたれの上端部にヘ
ッドレストが設けられている自動車の盗難防止装置にお
いて、ヘッドレストの支柱に基端が連結され、先端側に
自動車のハンドルと連結可能なロック部が設けられたロ
ック用レバー又はワイヤーを備え、座席シートを前傾さ
せた状態で、ロック用レバー又はワイヤーのロック部を
ハンドルに結合させ施錠することにより、運転者席の座
席空間を取れないようにしたものである。
【0006】上記構成においては、座席シートを前傾さ
せた状態で、ロック用レバー又はワイヤーのロック部を
ハンドルに結合させ施錠することにより、運転者席の座
席シートには人が座ることができなくなる。また、物々
しいロック用レバー又はワイヤーによってハンドルがロ
ックされている異様な状態を、車外から一見しただけで
認識できるので、窃盗犯に犯行を直ちにあきらめさせる
ことができる。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載の自動車の盗難防止装置において、ロック用レバー
又はワイヤーは、該レバー又はワイヤーが施錠された状
態では、ヘッドレスト自体を背もたれから抜けないよう
な寸法関係に形成されたものである。
【0008】上記構成においては、万一、窃盗犯が例え
ば助手席側から車内に進入し、外から見えない状態でヘ
ッドレストを持ち上げ、抜き取ろうとしても容易に抜け
ることがないので、この時点で犯行を断念させることが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
自動車の盗難防止装置について図面を参照して説明す
る。図1は本実施形態による盗難防止装置がヘッドレス
トの支柱に取り付けられた状態を示し、図2は同装置が
機能している状態を示す。図1において、ハンドル1に
近設される座席シート2の背もたれ3の角度は、所定の
角度範囲で前傾したり後傾したり調整することができ、
人が座席シート2に着座した状態で調節レバー4を操作
することによって固定状態からを解放し、最適な傾斜角
度に調節することができる。
【0010】背もたれ3の傾斜角度は、やや後方に傾斜
し人が運転するときの角度である。このような傾斜角度
で運転状態にあるとき、盗難防止装置としてのロック用
レバー5はその基端6が、背もたれ3の上端部7に設け
られたヘッドレスト8の支柱9に連結され、また、自動
車のハンドルと連結する先端側のロック部10は、背も
たれ3の後ろ側に下垂している。図1においては真下方
向に垂れ下がっているが、アーム状のロックレバー5を
構成する各レバーを結合する結合ピンの締め付け堅さを
調整することによって、背もたれ3側に密着させ、後方
座席の人の邪魔にならないようにすることもできる。
【0011】車を駐車させ人が車から降りた後、盗難防
止装置を作動させるときは、調節レバー4を操作して座
席シート2の背もたれ3を前傾させ、この状態でアーム
状のロック用レバー5をヘッドレスト8の上方を跨ぐよ
うに位置させると共に、ロック用レバー5のロック部1
0を開いてハンドル1に結合させ、続いてロック部10
を閉じ、鍵10aを用いて施錠する。
【0012】次に、ロック用レバー5の具体的構成につ
いて図3(a)、(b)、(c)を参照して説明する。
ロック用レバー5のヘッドレスト8(図1,図2参照)
と連結される基端6は、ヘッドレスト8の2本の支柱9
に対応し、この支柱9のピッチと同ピッチで形成された
支柱用穴11を有するボス状の左基端、右基端12が一
体的に設けられ、この左右基端の中央部から貫通穴を有
するU字形支持部13が立設している。そして、このU
字形支持部13には第一の結合ピン14を介して両端に
貫通穴を有する第一のレバー15が連結され、続いてこ
の第一のレバー15に一端に貫通穴を有するU字状リン
ク16を備えた第2のレバー17が第2の結合ピン18
を介して結合されている。
【0013】また、第2のレバー17の先端側にはハン
ドル1が入るように湾曲し施錠用穴18aを有するロッ
ク部10が設けられ、かつ、このロック部10がハンド
ル1に内接した後ロックするための、長穴19と施錠用
穴18bとを有する平板状のロックプレート20が設け
られ、この平板状のロックプレート20は第2のレバー
17に密着し、かつ適宜間隔をあけて設けられた2本の
第3の結合ピン21に、嵌通し、かつ、この2本の第3
の結合ピン21に沿って長穴19の長手方向に摺動する
ように構成されている。図3(a)、(b)はロックプ
レート20が閉じた状態を示し、図3(c)はロックプ
レート20が開いた状態を示している。
【0014】なお、基端6のU字形支持部13、第1の
レバー15及び第2のレバー17はそれぞれの結合ピン
14、18によって連結され所定の範囲で回転可能であ
るが、これらの結合ピン14、18によって締め付け力
を調整ができるようにしておけば、その回転トルクを加
減することができ、固めの方に調整しておけば回転トル
クが大になるので、特に盗難防止装置未使用の際、後部
座席の人の邪魔にならないように図1の背もたれ3の後
方へぴったり密着させて収納することもできる。また盗
難防止装置として使用するときにはガタつくことはな
く、第1のレバー15からヘッドレスト8の上方を円滑
に跨いで位置させることができ、続いて第2のレバー1
7の先端側に設けられたロック部10をハンドル1に内
接し装着する際もスムーズに回転させられるので、ハン
ドル1を傷つけるようなことがなく効果的である。ま
た、第3の結合ピン21の外周に沿って長手方向に摺動
するように構成されたロックプレート20の摺動抵抗も
この第3の結合ピンによって調整ができるようにしてお
けば一層効果的である。
【0015】次に、ロック用レバーが施錠された状態で
は、ヘッドレスト自体は背もたれから抜けないようにし
た点を説明する。図2に示されるように、座席シート2
の背もたれ3を前傾させた状態で前述したようなリンク
機構のロック用レバー5をヘッドレスト8の上方を跨ぐ
ように位置させると共に、該ロック用レバー5のロック
部10をハンドル1に結合させ施錠している。各構成要
素がこのような位置関係にあるとき、ヘッドレスト8を
抜こうとすると最初にヘッドレスト8の上部が第2のレ
バー17に当たってしまう。それでもさらに抜こうとす
ると第2のレバー17はロック部10を回転中心として
反時計方向に回転しようとし、その結果、リンク機構と
して連接された第1のレバー15及び基端6を介してヘ
ッドレスト8の支柱9の軸心と直角方向に異常な力が作
用することになる。よって、支柱9と背もたれ3に内蔵
されている支柱軸受(図示せず)との間に摩擦力が働
き、この摩擦抵抗によって容易に抜き取ることは不可能
となる。
【0016】また、本実施形態では、ロック用レバー5
は基端6、第1のレバー15及び第2のレバー17の3
点から構成されるリンク機構として説明したが、基端6
とロック部10を除いて第1のレバー15や第2のレバ
ー17の一部の長さを短くし、その分レバーの数を増や
して、あたかもチェーンのようなリンク機構にすること
もできる。このように構成すれば、ロック用レバー5を
ヘッドレスト8の上方を跨がせ、かつ、ロック部10に
よってハンドル1に結合施錠される際、ある程度の張力
を持たせるようにすれば、ロック用レバー5を構成する
複数のレバーはヘッドレスト8の外表面に密着するよう
に配設されることになる。従って、ヘッドレスト8を抜
こうとすればするほど、ヘッドレスト8の支柱9の軸心
と直角方向に一層強い力が作用するので簡単に抜くこと
はできない。
【0017】次に、本発明の他の実施形態ついて図4〜
図6を参照して説明する。図4〜図6はいずれも第2の
レバー17の先端部分に設けられてハンドル1と連結さ
れるロック部を示している。図4に示した実施形態にお
いて、平板形のピストンプレート22は第2のレバー1
7のロック部10と連携してハンドル1をロックする機
能を有し、ロック部10をハンドル1に接触させた後、
ワンタッチで閉じられるものである。すなわち、盗難防
止装置が未使用時は、平板形のピストンプレート22は
収納部23に内蔵された圧縮バネ24を圧縮して同収納
部23に格納され、ロック解除片25の先端に設けられ
た爪26に平板形のピストンプレート22の根本部27
が掛合されている。そして、使用する時はロック解除片
25を解除用穴28の方向へ小圧縮バネ29に抗して移
動させれば爪26がはずれ、平板形のピストンプレート
22を瞬間的に突出させてロックすることができる。そ
の後、施錠用穴18a、18bに番号合わせキー30等
のロッド部分を挿通させ施錠する。
【0018】図5に示した実施形態においては、更に効
率的にロックできるようにしており、湾曲したロック部
10の先端には、受け穴31を有するブロック体32が
溶接などにより固定されている。また鍵穴33を有し、
ここに鍵を差し込めばロッド34を瞬時に伸縮できるロ
ッド収納部35が第2のレバー17に溶接等により接合
されている。この構成によれば、鍵穴33に鍵を差し込
むだけで施錠したり解錠したり瞬時にできると共に、図
4で示した番号合わせキー30などが不要になるので一
層効率的である。
【0019】図6に示した実施形態においては第2のレ
バー17の先端が手錠方式になっていて、ロックする場
合にはハンドル1に接触すると同時に瞬時にロックでき
るので、さらに効率的である。すなわち、半円環形状で
所定間隔を有する2枚のプレートから構成される手錠本
体36の先端には、ピン37を介して前記2枚のプレー
トの間を回転自在に通過でき、かつ、先端に歯形38を
形成した手錠レバー39が設けられている。また、手錠
本体36の根本部40には歯形38に対応する対応歯形
(図示せず)が設けられたラチェット機構部41が内蔵
されていて、手錠レバー39を回転させた場合、歯形3
8がラチェット機構部41の対応歯形と噛み合い、反時
計回り方向へのみ回転することが可能である。噛み合っ
た状態から時計回りに手錠レバー39を回転させる場合
は、解錠することに相当し、鍵穴33に鍵を入れて操作
するように構成されている。実際、ハンドル1にロック
する場合には、手錠レバー39を反時計回りに回転さ
せ、歯形38がラチェット機構部41の対応歯車を通過
し、噛み合いのはずれた丁度その位置から手錠レバー3
9をハンドル1に押し付けるようにすれば、手錠レバー
39は、反時計回りに瞬時に略1回転してラチェット機
構部41に再突入し、対応歯車と噛み合いロックされ
る。
【0020】以上では、自動車の盗難防止装置としての
ロック用レバーを全てヘッドレスト外に設けた実施形態
について説明したが、次に、ロック用レバーをヘッドレ
スト内に一体に収容した実施形態について、図7を参照
して説明する。図7において、ロック用レバー5の基端
6は、ヘッドレスト8の支柱9にヘッドレスト8の内部
で固設され、さらに、ロック用レバー5の基端6に連接
され第1のレバー15を収納するレバーガイド板43
が、ヘッドレスト8内に固設されると共に、このレバー
ガイド板43の上端は、ヘッドレスト8の上部後方側か
ら露出するように設けられている。そして、第1のレバ
ー15には前述した実施形態と同様に、先端にロック部
10を有する第2のレバー17が第2の結合ピン18を
介して連接され下垂している。盗難防止装置として使用
するときは座席シート1の背もたれ3を前傾させた状態
で、第2のレバー17をヘッドレスト8の上方を跨ぐよ
うに位置させ、レバーガイド板43から第1のレバー1
5の長さ寸法を調整しながら引っ張り出してセットすれ
ばよく、第2のレバー17の先端に設けられたロック部
10を、ハンドル1に結合させ施錠する手順については
前述の実施形態と同様である。このように、使用しない
ときにはコンパクトに見えるような形態に構成し、ヘッ
ドロック付きのヘッドレストとすれば、その一部は内設
されているので、見栄えが良くなるというメリットがあ
る。また、ロック用レバーのない通常のヘッドレスト
と、このようなヘッドロック付きのヘッドレストを2つ
備えていて、時と場合に応じて使い分けて用いることが
できるという効果もある。
【0021】本実施形態の自動車の窃盗防止装置によれ
ば、座席シート2の背もたれ3を前傾させ、ヘッドレス
ト8を跨いでアーム状のロックレバー5を配設すると共
に、そのロック部10をハンドル1に結合してロックす
ることにより、自動車内をウインドグラス42越しに見
ると、図11に示すようになる。同図では助手席のドア
をはずした状態を示す。このように、運転者席の背もた
れ3は前傾し座席空間がきわめて狭いので座席シート2
には座われず、また容易なことでは窃盗防止装置を取り
外すことはできないものと、窃盗犯は本能的に判断する
ことになり、即座に窃盗、車上荒らしをあきらめること
になる。
【0022】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態ではハンドル軸の水平面とのなす角度等は不変として
説明したが、昨今の車の大半はこの角度や、前後方向の
距離を変更できるいわゆるチルトハンドルが採用され、
車を利用する人が最も運転しやすい角度位置に調整出来
るように構成されている。また、車種が異なれば当然ハ
ンドルの大きさも異なり、従って、これらいずれの場合
にも対応する手段としては、第1のレバー15や第2の
レバー17の略中央に、その長さ寸法が自由に調整でき
る伸縮自在機構部を介在させ、それぞれの場合に確実に
対応できるように調整した後、その長さ寸法が容易に変
えられないようにロックできるように構成することもで
きる。
【0023】また、ロック用レバー基端の取り付け形態
としては、前述したような支柱だけではなく、ヘッドレ
スト内部の構造骨格体に直に固設してもよく、さらに、
その固設する位置としては、ヘッドレストの構造骨格体
の一部を延設するなどして、ヘッドレストの後方や両サ
イドに配設することも可能である。さらにまた、支柱が
なく、ヘッドレストと背もたれとが一体になった一体型
座席シートについても、その構造骨格体にロック用レバ
ーの基端を固設すれば、前述と同様に自動車の盗難防止
装置として機能させることができる。
【0024】図8乃至図10に上述のような構成例を示
している。図8は平常時を、図9は本装置の作動時を示
す。この例では、ロック用レバー5に代えて、ロック用
ワイヤー51を用い、背もたれ3及びヘッドレスト8内
に内蔵したパイプ52にワイヤー51を通し、ワイヤー
51の先端にロック部10を設けている。ワイヤー51
の後端部はストッパー53にて抜け止めされている。ワ
イヤー51はペンチやリモコン等で容易には切断できな
い太さのものを用いる。なお、図10(a)(b)に
は、背もたれの片口からワイヤー51を取りだし得るよ
うにした場合を併記している。上記のような内蔵方式
は、車のデイラーが新車のシート組立工程の中でセッテ
ィングすれば、材料も少量で安価に製作でき、しかも美
観も良く、後部座席からの違和感もない。
【0025】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明によ
れば、座席シートの背もたれを前傾させた状態で、ロッ
ク用レバー又はワイヤーの先端側に設けたロック部をハ
ンドルに結合させ施錠するようにしたので、運転者席に
人が座れる座席空間はなく、車内に侵入してもこれらを
取り外す作業は困難であるという状況、および機械的な
ロック用レバー又はワイヤーによって、ヘッドレストと
ハンドルとが連結されているという物々しい状況が、車
外から一見しただけで分かるので、窃盗犯に犯行におよ
ぶことを即座にあきらめさせるという効果がある。ま
た、本装置は既存の自動車に容易に装置することができ
る。
【0026】また、請求項2に記載の発明によれば、ロ
ック用レバー又はワイヤーは、該レバー又はワイヤーが
施錠された状態では、ヘッドレスト自体を背もたれから
抜けないような寸法関係に形成したことにより、万一、
窃盗犯が例えば助手席側から車内に進入し、外から見え
ない状態でヘッドレストを持ち上げ抜き取ろうとして
も、容易には抜けることがないので、この時点で窃盗犯
に犯行をあきらめさせるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による盗難防止装置がヘ
ッドレストの支柱に取り付けられた状態を示す側面図で
ある。
【図2】 同装置が機能している時の状態を示す側面図
である。
【図3】 (a)は同装置のロック用レバーのロック部
が閉じた状態を示す部分断面側面図、(b)は同ロック
用レバーの正面図、(c)は同ロック用レバーのロック
部が開いた状態を示す部分断面側面図である。
【図4】 同ロック用レバーのロック部が別形態の部分
断面側面図である。
【図5】 同ロック用レバーのロック部が更に別形態の
部分側面図である。
【図6】 同ロック用レバーのロック部が手錠形態の正
面図である。
【図7】 同ロック用レバーをヘッドレスト内に一体に
収容した実施形態の側断面図である。
【図8】 他の実施形態による同装置の平常時の側断面
図である。
【図9】 同上の作動時の側断面図である。
【図10】 (a)は同上の背面図、(b)は平面図、
(c)は側断面図である。
【図11】 盗難防止装置が機能しているときの実際に
見える状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ハンドル 2 座席シート 3 背もたれ 5 ロック用レバー 6 基端 7 上端部 8 ヘッドレスト 9 支柱 10 ロック部 51 ロック用ワイヤー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者席の座席シートの背もたれが前傾
    可能に構成され、該背もたれの上端部にヘッドレストが
    設けられている自動車の盗難防止装置において、 前記ヘッドレストの支柱に基端が連結され、先端側に自
    動車のハンドルと連結可能なロック部が設けられたロッ
    ク用レバー又はワイヤーを備え、 前記座席シートを前傾させた状態で、前記ロック用レバ
    ー又はワイヤーのロック部をハンドルに結合させ施錠す
    ることにより、運転者席の座席空間を取れないようにし
    たことを特徴とする自動車の盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック用レバー又はワイヤーは、該
    レバー又はワイヤーが施錠された状態では、ヘッドレス
    ト自体を背もたれから抜けないような寸法関係に形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の自動車の盗難防止装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040043781A (ko) * 2002-11-20 2004-05-27 현대자동차주식회사 차량 도난방지장치
FR2960493A1 (fr) * 2010-05-28 2011-12-02 Peugeot Citroen Automobiles Sa Appui-tete et dispositif de montage d'accessoires sur ledit appui -tete
WO2015056530A1 (ja) * 2013-10-17 2015-04-23 みこらった株式会社 自動運転車、自動運転車の盗難防止システム、自動運転車の盗難防止プログラム、端末制御用プログラム及び自動運転車のレンタル方法

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