JP2004231000A - 車両盗難防止装置 - Google Patents

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JP2004231000A JP2003020521A JP2003020521A JP2004231000A JP 2004231000 A JP2004231000 A JP 2004231000A JP 2003020521 A JP2003020521 A JP 2003020521A JP 2003020521 A JP2003020521 A JP 2003020521A JP 2004231000 A JP2004231000 A JP 2004231000A
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【課題】電気的なシステムを利用した盗難防止装置に比べ、より強力な盗難防止性を発揮できる盗難防止装置を提供すること。
【解決手段】車両から離れるとき、ステアリング200は、ステアリングホイール210を最下位置にチルトし、軸方向へ最長となるようにスライドさせる。ドライバーズシート100は、最前方へスライドさせ、シートクッション110とシートバック120とがステアリングホイール210に接触するようにして人が着座不能とする。この位置でシート用ロック維持手段140とステアリング用ロック維持手段230によりロックする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のドライバーズシートとステアリングとを利用して機構的に車両の盗難防止を実現する車両盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両盗難防止装置は、車両のエンジンスタートに際して特定の電子キーを使用しないとエンジンを始動させないようにしたもの(例えば、特許文献1参照。)や、車両への不正侵入を検知して警報を発するもの(例えば、特許文献2参照。)が主流であった。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−72672号公報
【特許文献2】
特開平6−144158号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の車両盗難防止装置では、これらの電気的なシステムを何らの手段によって無効化されると防止効力を発揮することができず、この結果、車両を盗難される可能性がある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、電気的なシステムを利用した車両盗難防止装置に比べ、より強力な盗難防止性を発揮できる車両盗難防止装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両盗難防止装置は、車体に対するシートクッションの前後方向の位置とシートクッションに対するシートバックのリクライニングの角度とを各々独立して変更可能で、かつ変更した位置および変更した角度に合わせてシートクッションおよびシートバックの各位置をロックするシート用位置調整ロック手段を有するドライバーズシートと、ステアリングホイールの位置を移動およびロックするステアリング用位置調整ロック手段を有するステアリングとを備え、ドライバーズシートとステアリングとを、ドライバーが運転するためのスペースを確保する運転時位置と、ドライバーズシートとステアリングとで運転するためのスペースを排除する車両盗難防止設定位置との間で移動可能かつロック可能であり、車両盗難防止設定位置におけるドライバーズシートとステアリングとの各ロック状態を維持するロック維持手段を有する構成を有している。
【0006】
この構成により、車両盗難防止位置では、ドライバーズシートとステアリングとの間にはドライバーが運転するためのスペースが排除されるので、車両を盗難しようとした人間がドアを何とかして開けても、運転することができない。しかも、この場合、ドライバーズシートとステアリングとを機械的にロック状態に維持することにより運転するためのスペースを排除するようにしているので、従来のように車両盗難防止装置を電気的に無効にするといった盗難方法は通用せず、従来の電気的なシステムだけの盗難防止装置を利用したものに比べてより強力な盗難防止性を発揮させることができる。
【0007】
また、本発明の車両盗難防止装置は、車体に対するシートクッションの前後方向の位置とシートクッションに対するシートバックのリクライニングの角度とを各々独立して変更可能で、かつ変更した位置および変更した角度に合わせてシートクッションおよびシートバックの各位置をロックするシート用位置調整ロック手段を有するドライバーズシートと、ステアリングホイールの位置を移動およびロックするステアリング用位置調整ロック手段を有するステアリングとを備え、ドライバーズシートとステアリングとを、ドライバーが運転するためのスペースを確保する運転時位置と、ドライバーズシートとステアリングとで運転するためのスペースを排除する車両盗難防止設定位置との間で移動可能かつロック可能であり、車両盗難防止設定位置におけるドライバーズシートとステアリングとの各ロック状態を維持するロック維持手段を有するとともに、ドライバーズシートとステアリングとが、車両盗難防止設定位置で、シートクッションをステアリングホイールに接触する構成を有している。
【0008】
この構成により、車両盗難防止位置でシートクッション上をステアリングホイールが覆うようになるのでドライバーズシート上にドライバーが着座することができず、またステアリングホイールがシートクッションから回転運動抵抗を受けるのでステアリングホイールが操作不能となって、従来の電気的なシステムだけの盗難防止装置を利用したものに比べてより強力な盗難防止性を発揮させることができる。
【0009】
また、本発明の車両盗難防止装置は、車体に対するシートクッションの前後方向の位置とシートクッションに対するシートバックのリクライニングの角度とを各々独立して変更可能で、かつ変更した位置および変更した角度に合わせてシートクッションおよびシートバックの各位置をロックするシート用位置調整ロック手段を有するドライバーズシートと、ステアリングホイールの位置を移動およびロックするステアリング用位置調整ロック手段を有するステアリングとを備え、ドライバーズシートとステアリングとを、ドライバーが運転するためのスペースを確保する運転時位置と、ドライバーズシートとステアリングとで運転するためのスペースを排除する車両盗難防止設定位置との間で移動可能かつロック可能であり、車両盗難防止設定位置におけるドライバーズシートとステアリングとの各ロック状態を維持するロック維持手段を有するとともに、ドライバーズシートとステアリングとが、車両盗難防止設定位置で、シートクッションをステアリングホイールに接触させる構成を有している。
【0010】
この構成により、シートクッション上をステアリングホイールとシートバックとが覆うのでドライバーズシート上にドライバーが座ることができず、またステアリングホイールがシートクッションから回転運動抵抗を受けるのでステアリングホイールが操作不能となって、従来の電気的なシステムだけの盗難防止装置を利用したものに比べてより強力な盗難防止性を発揮させることができる。
【0011】
また、本発明の車両盗難防止装置は、車体に対するシートクッションの前後方向の位置とシートクッションに対するシートバックのリクライニングの角度とを各々独立して変更可能で、かつ変更した位置および変更した角度に合わせてシートクッションおよびシートバックの各位置をロックするシート用位置調整ロック手段を有するドライバーズシートと、ステアリングホイールの位置を移動およびロックするステアリング用位置調整ロック手段を有するステアリングとを備え、ドライバーズシートとステアリングとを、ドライバーが運転するためのスペースを確保する運転時位置と、ドライバーズシートとステアリングとで運転するためのスペースを排除する車両盗難防止設定位置との間で移動可能かつロック可能であり、車両盗難防止設定位置におけるドライバーズシートとステアリングとの各ロック状態を維持するロック維持手段を有するとともに、ドライバーズシートとステアリングとが、車両盗難防止設定位置では互いに非接触でかつ着座不能な位置に移動する構成を有している。
【0012】
この構成により、車両盗難防止設定位置ではドライバーズシートとステアリングとの間のドライバーが運転するためのスペースが排除されて着座不能となるので、車両を盗難しようとした人間がドアを何とかして開けても、運転することができず、従来の電気的なシステムだけの盗難防止装置を利用したものに比べてより強力な盗難防止性を発揮させることができる。
【0013】
また、本発明の車両盗難防止装置は、車体に対するシートクッションの前後方向の位置とシートクッションに対するシートバックのリクライニングの角度とを各々独立して変更可能で、かつ変更した位置および変更した角度に合わせてシートクッションおよびシートバックの各位置をロックするシート用位置調整ロック手段を有するドライバーズシートと、ステアリングホイールの位置を移動およびロックするステアリング用位置調整ロック手段を有するステアリングとを備え、ドライバーズシートとステアリングとを、ドライバーが運転するためのスペースを確保する運転時位置と、ドライバーズシートとステアリングとで運転するためのスペースを排除する車両盗難防止設定位置との間で移動可能かつロック可能であり、車両盗難防止設定位置におけるドライバーズシートとステアリングとの各ロック状態を維持するロック維持手段を有するとともに、ステアリングホイールが、車両盗難防止設定位置で、最低位置にある構成を有している。
【0014】
この構成により、ステアリングホイールを最低位置へ下げてシートクッションに近づけステアリングホイールとシートクッションとの間隔を人の脚を入れることができない大きさにできるので、車両を盗もうとする人がドライバーズシート上に座れないようにすることが可能となる。また、ステアリングホイールを最低位置へ下げた状態にすれば、シートクッションの上昇量をその分、小さく抑えることができ、ドライバーズシートを改良することなく、あるいは小さな改良で車両盗難防止位置への移動が容易に実行可能となる。
【0015】
また、本発明の車両盗難防止装置は、車体に対するシートクッションの前後方向の位置とシートクッションに対するシートバックのリクライニングの角度とを各々独立して変更可能で、かつ変更した位置および変更した角度に合わせてシートクッションおよびシートバックの各位置をロックするシート用位置調整ロック手段を有するドライバーズシートと、ステアリングホイールの位置を移動およびロックするステアリング用位置調整ロック手段を有するステアリングとを備え、ドライバーズシートとステアリングとを、ドライバーが運転するためのスペースを確保する運転時位置と、ドライバーズシートとステアリングとで運転するためのスペースを排除する車両盗難防止設定位置との間で移動可能かつロック可能であり、車両盗難防止設定位置におけるドライバーズシートとステアリングとの各ロック状態を維持するロック維持手段を有するとともに、ロック維持手段が、車両エンジン始動用のメカニカルキーにより前記車両盗難防止設定位置でのロックの維持を解除可能である構成を有している。
【0016】
この構成により、ドライバーズシートとステアリングの各ロック状態を維持するロック維持手段の解除に、車両エンジン始動キーを使用しなければならないので、車両を盗もうとする人が車両エンジン始動キーを有していないとロック維持手段を解除できず、電気的なシステムだけの車両盗難防止装置を利用したものより車両盗難防止性を高めることができる。また、この場合、ドライバーは、ロック維持手段専用のキーを別に持つ必要がなくなる。
【0017】
また、本発明の車両盗難防止装置は、車体に対するシートクッションの前後方向の位置とシートクッションに対するシートバックのリクライニングの角度とを各々独立して変更可能で、かつ変更した位置および変更した角度に合わせてシートクッションおよびシートバックの各位置をロックするシート用位置調整ロック手段を有するドライバーズシートと、ステアリングホイールの位置を移動およびロックするステアリング用位置調整ロック手段を有するステアリングとを備え、ドライバーズシートとステアリングとを、ドライバーが運転するためのスペースを確保する運転時位置と、ドライバーズシートとステアリングとで運転するためのスペースを排除する車両盗難防止設定位置との間で移動可能かつロック可能であり、車両盗難防止設定位置におけるドライバーズシートとステアリングとの各ロック状態を維持するロック維持手段を有するとともに、ロック維持手段が、車両ドア施錠用のメカニカルキーによりロックの維持を解除可能である構成を有している。
【0018】
この構成により、ドライバーズシートとステアリングの各ロック状態を維持するロック維持手段の解除に、車両ドア施錠用のメカニカルキーを使用しなければならないので、車両を盗もうとする人が車両ドア施錠用のメカニカルキーを有していないとロック維持手段を解除できず、電気的なシステムだけの車両盗難防止装置を利用したものより車両盗難防止性を高めることができる。また、この場合、ドライバーは、ロック維持手段専用のキーを別に持つ必要がなくなる。
【0019】
また、本発明の車両盗難防止装置は、車体に対するシートクッションの前後方向の位置とシートクッションに対するシートバックのリクライニングの角度とを各々独立して変更可能で、かつ変更した位置および変更した角度に合わせてシートクッションおよびシートバックの各位置をロックするシート用位置調整ロック手段を有するドライバーズシートと、ステアリングホイールの位置を移動およびロックするステアリング用位置調整ロック手段を有するステアリングとを備え、ドライバーズシートとステアリングとを、ドライバーが運転するためのスペースを確保する運転時位置と、ドライバーズシートとステアリングとで運転するためのスペースを排除する車両盗難防止設定位置との間で移動可能かつロック可能であり、車両盗難防止設定位置におけるドライバーズシートとステアリングとの各ロック状態を維持するロック維持手段を有するとともに、ロック維持手段が、車両のキーレスエントリシステムの施錠信号により、ドライバーズシートとステアリングを車両盗難防止設定位置に移動するように自動で変更した後のロック状態を維持し、車両のキーレスエントリシステムの開錠信号によりロック状態の維持を解除する構成を有している。
【0020】
この構成により、車両を盗もうとする人がキーレスエントリ用のトランスミッタを組み込んだキーを有していないと、ドライバーズシートとステアリングとのロック維持手段のロック状態を解除できず、電気的なシステムだけの車両盗難防止装置を利用したものより車両盗難防止性を高めることができる。また、この場合、車両の施錠を行ったとき、キーレスエントリシステムと連動して自動的にドライバーズシートとステアリングとを移動させて車両盗難防止のためのロック維持状態を作り出すことができ、利便性が上がる。また、ドライバーは、ロック維持手段専用のキーを別に持つ必要もなくなる。
【0021】
また、本発明の車両盗難防止装置は、車体に対するシートクッションの前後方向の位置とシートクッションに対するシートバックのリクライニングの角度とを各々独立して変更可能で、かつ変更した位置および変更した角度に合わせてシートクッションおよびシートバックの各位置をロックするシート用位置調整ロック手段を有するドライバーズシートと、ステアリングホイールの位置を移動およびロックするステアリング用位置調整ロック手段を有するステアリングとを備え、ドライバーズシートとステアリングとを、ドライバーが運転するためのスペースを確保する運転時位置と、ドライバーズシートとステアリングとで運転するためのスペースを排除する車両盗難防止設定位置との間で移動可能かつロック可能であり、車両盗難防止設定位置におけるドライバーズシートとステアリングとの各ロック状態を維持するロック維持手段を有するとともに、ロック維持手段が、電子運転免許証の使用により発せられる車両のキーレスエントリシステムの施錠信号により、ドライバーズシートとステアリングを車両盗難防止設定位置に移動するように自動で変更した後のロック状態を維持し、車両のキーレスエントリシステムの開錠信号によりロック状態の維持を解除する構成を有している。
【0022】
この構成により、車両を盗もうとする人が電子運転免許証を有していないと、ドライバーズシートとステアリングとのロック維持手段のロック状態を解除できず、電気的なシステムだけの車両盗難防止装置を利用したものより車両盗難防止性を高めることができる。この場合、車両の施錠を行ったとき、キーレスエントリシステムと連動して自動的にドライバーズシートとステアリングとを移動させて車両盗難防止のためのロック維持状態を作り出すことができ、利便性が上がる。また、ドライバーは、位置調整ロック手段専用のキーを別に持つ必要をなくなる。
【0023】
また、本発明の車両盗難防止装置は、車体に対するシートクッションの前後方向の位置とシートクッションに対するシートバックのリクライニングの角度とを各々独立して変更可能で、かつ変更した位置および変更した角度に合わせてシートクッションおよびシートバックの各位置をロックするシート用位置調整ロック手段を有するドライバーズシートと、ステアリングホイールの位置を移動およびロックするステアリング用位置調整ロック手段を有するステアリングとを備え、ドライバーズシートとステアリングとを、ドライバーが運転するためのスペースを確保する運転時位置と、ドライバーズシートとステアリングとで運転するためのスペースを排除する車両盗難防止設定位置との間で移動可能かつロック可能であり、車両盗難防止設定位置におけるドライバーズシートとステアリングとの各ロック状態を維持するロック維持手段を有するとともに、ロック維持手段が、非接触IC型電子運転免許証の使用により発せられる車両のキーレスエントリシステムの施錠信号により、ドライバーズシートとステアリングを車両盗難防止設定位置に移動するように自動で変更した後のロック状態を維持し、車両のキーレスエントリシステムの開錠信号によりロック状態の維持を解除する構成を有している。
【0024】
この構成により、運転免許証車両を盗もうとする人が非接触ICカード型電子運転免許証を有していないとドライバーズシートとステアリングとのロック維持手段のロック状態を解除できず、電気的なシステムだけの盗難防止装置を利用したものより車両盗難防止性を高めることができる。この場合、車両の施錠を行ったとき、キーレスエントリシステムと連動して自動的に盗難防止のためのロック維持状態を作り出すことができ、利便性が上がる。また、ドライバーは、位置調整ロック手段専用のキーを持つ必要がなく、非接触かつ高度のセキュリティ性をもった施錠、開錠が可能となる。
【0025】
また、本発明の車両盗難防止装置は、車体に対するシートクッションの前後方向の位置とシートクッションに対するシートバックのリクライニングの角度とを各々独立して変更可能で、かつ変更した位置および変更した角度に合わせてシートクッションおよびシートバックの各位置をロックするシート用位置調整ロック手段を有するドライバーズシートと、ステアリングホイールの位置を移動およびロックするステアリング用位置調整ロック手段を有するステアリングとを備え、ドライバーズシートとステアリングとを、ドライバーが運転するためのスペースを確保する運転時位置と、ドライバーズシートとステアリングとで運転するためのスペースを排除する車両盗難防止設定位置との間で移動可能かつロック可能であり、車両盗難防止設定位置におけるドライバーズシートとステアリングとの各ロック状態を維持するロック維持手段を有するとともに、シート用位置調整ロック手段とステアリング用位置調整ロック手段とが、ロック維持手段の破壊時に、運転時位置でのロックを不能とする構成を有している。
【0026】
この構成により、万が一、車両を盗もうとする人が強引にロック維持手段をハンマー等で破壊した場合、シート用位置調整ロック手段やステアリング用位置調整ロック手段が運転時位置でもロック不能となり、ドライバーズシートやステアリングの位置決めが不能となって、車両を操縦するのが困難となる結果、電気的なシステムだけの盗難防止装置を利用したものより盗難防止性を高めることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の車両盗難防止装置の構成を示す斜視図である。図1に示すように、車両盗難防止装置10は、ドライバーが着座するドライバーズシート100と、ドライバーが操舵するステアリング200と、車両盗難防止位置でドライバーズシート100の位置をロック状態に維持するシート用ロック維持手段140と、ステアリング200の位置をロック状態を維持するするステアリング用ロック維持手段230とを有する。
【0028】
ドライバーズシート100は、着座したドライバーの重量を下方から支えるシートクッション110と、シートクッション110に対しその下部を回動中心軸として前方へリクライニング可能でかつ着座したドライバーの背中を支えるシートバック120とを備えるリクライニングシートで構成する。シートバック120は、この下端部を中心軸として、シートクッション110に対しやや斜め後方に起立させた運転時位置と、シートクッション110に対し最大角度で前傾した車両盗難防止設定位置との間で回動可能にする。
なお、運転時位置では、シートクッション110に対するシートバック120の傾斜角が異なる複数角度となる位置で傾くように調整でき、シート用位置調整ロック手段(図示せず)によりロック可能としてある。
【0029】
シートクッション110は、フレーム130の上に取り付けられており、この後端部を回動中心軸としてシートクッション110の先端部がフレーム130に対して上下回動可能である。また、シートクッション110を支持するフレーム130は、車体のフロア300に設けたガイドレール400上を車体の前後方向へ移動可能に取り付けられ、シートクッション110とフレーム130とが、一体となって、ステアリング200との間に人が入ることができない最前位置まで前進した車両盗難防止設定位置と、この車両盗難防止設定位置より後方でドライバーがステアリング200やアクセルペダル(図示せず)、ブレーキペダル(図示せず)等を操舵するのに最適な位置となる運転時位置との間で、車体の前後方向に移動可能とされている。なお、運転時位置では、ドライバーの身体上の個人差や好みに応じて複数の前後位置に設定した後、シート用位置調整ロック手段によりロック可能としてある。
【0030】
シート用ロック維持手段140は、車両盗難防止位置で、シートクッション110に対するシートバック120の傾斜角度、シートクッション110のフレーム130に対する回動位置、およびフレーム130のガイドレール400に対する前後位置をシート用位置調整ロック手段によりロックした状態を維持可能に構成されている。
なお、シート用ロック維持手段140の車両盗難防止位置におけるロック維持およびロック維持の解除は、メカニカルキー(たとえば、車両エンジン始動用メカニカルキーや車両ドア施錠メカニカルキーなど)で行うが、運転時位置におけるシート用位置調整ロック手段のロックおよびアンロックは、上記メカニカルキーが不要であり、通常のシート位置調整のロック、アンロックと同様に、シートクッション110の前方側下方でフレーム130に取り付けたシート調整ロックレバー(図示せず)を手動操作して行うようにしてある。
【0031】
一方、ステアリング200は、ステアリングホイール210がこの下部のカバー220と一体に、インストメンタルパネル500に対し、上下方向に回動可能、かつ前後方向に伸縮可能な、いわゆるチルトアンドテレスコピックステアリングにて構成する。
すなわち、ステアリング200は、車体側に支持されたステアリングコラム(図示せず)と、このステアリングコラム内に挿入されその下方部分がステアリングギヤ(図示せず)に連結され、その上方部分がステアリングコラムから突出したステアリングシャフト(図示せず)と、このステアリングシャフトの上端側に取り付けられたステアリングホイール210とを備え、ステアリングシャフトが、ステアリングコラムから突出する辺りで分割にされており、ジョイント(図示せず)にて互いに回動可能とする一方、ジョイントより上方部分もさらに分割されてスプライン嵌合により軸方向に相対スライド可能とされている。
【0032】
ステアリングホイール210の上記回動は、ドライバーがステアリングホイール210がシートクッション110との間に人が脚を入れることが不可能な最下位置まで回動させられた車両盗難防止位置と、ドライバーがステアリングホイール210を操作するのに適した運転時位置との間の範囲で可能とする。
また、ステアリングホイール210の上記軸方向のスライドは、ドライバーがステアリングホイール210がシートクッション110との間に人が脚を入れることおよびシートバック120との間に人が入ることが不可能となる車両盗難防止位置と、ドライバーがシートクッション110上に着座してステアリングホイール210等を操作するのに適した運転時位置との間で可能とする。
【0033】
なお、ステアリングホイール210は、運転時位置において、回動位置と軸方向のスライド位置とがドライバーの身体上の個人差や好みによって複数の位置へ選択的に変更可能であり、ステアリング用位置調整ロック手段(図示せず)により、いずれかの位置でロック可能である。
また、ステアリング200には、ステアリングホイール210を車両盗難防止位置でステアリングホイール210のチルト位置およびスライド位置をステアリング用位置調整ロック手段によりロックした状態を維持するステアリング用ロック維持手段230を設けてある。
このステアリング用ロック維持手段230は、メカニカルキーにより施錠、開錠が可能であるが、ステアリング用位置調整ロック手段のロックおよびアンロックは、ステアリング200に設けられたロックレバーを手動操作するだけでよい。
【0034】
次に、上記車両盗難防止装置10の動作を図2に基づき説明する。
なお、この図ではガイドレール400やフレーム130の図示を、省略してある。
ドライバーが運転するときは、ドライバーズシート100およびステアリング200を運転しやすい最適位置となるような運転時位置に調整してある。すなわち、ドライバーの身体上の個人差また好みに合わせてシートクッション110の車体に対する前後位置、シートクッション110のフレーム130に対する回動角度、およびシートクッション110に対するシートバック120のリクライング位置を調整してシート用位置調整ロック手段でロックしている。また、同様に、ステアリング200もステアリングホイール210のチルト角度および軸方向のスライド位置を調整してステアリング用位置調整ロック手段によりロックしている。これらにより、ドライバーがドライバーズシート100に着座したとき、最適な着座スペースおよびステアリング200やペダル類の操作がしやすいドライビングポジションの確保が可能となる。
【0035】
ドライバーが運転を終了しドライバーズシート100から離れるために車両盗難防止状態とするには、以下のような手順で行う。
まず、図2(a)に示すように、ステアリング200のロックレバーを操作して運転時位置にあるステアリング用位置調整ロック手段のロック状態を解除し、ステアリングホイール210を最下位置までチルトさせ、また最大長となるまで下方にスライドさせてステアリング用位置調整ロック手段をロックした後、メカニカルキーにてステアリング用ロック維持手段230を施錠し、ステアリング用位置調整ロック手段のロックを解除できないようにする。
【0036】
この状態で、図2(b)に示すように、シート調整ロックレバーを手動操作してシート用位置調整ロック手段のロックを解除してドライバーズシート100を最前方位置である車両盗難防止位置まで前進させる。続いて図2(c)に示すように、シート用位置調整ロック手段のロックを手動解除してシートバック120を最前方位置となる車両盗難防止位置まで前傾させて、図2(d)に示すように、シートバック120のドライバー側面121をステアリングホイール210に接触させ、シート用位置調整ロック手段でロックする。
【0037】
その後、図2(e)に示すように、シート用位置調整ロック手段のロックを解除した状態でシートクッション110を回動させてその前方を持ち上げ、着座面111をステアリングホイール210に下方から接触させてシート用位置調整ロック手段でロックする。
このように車両盗難防止位置に合わせたドライバーズシート100とステアリング200とは、シート用ロック維持手段140とステアリング用ロック維持手段230とをメカニカルキーで施錠して、シート用位置調整ロック手段およびステアリング用位置調整ロック手段によるロックを解除できないようにしてそれらのロック状態を維持する。
【0038】
したがって、車両盗難防止位置では、ステアリングホイール210にシートクッション110とシートバック120とが接触するので、車両への不正侵入者が窓等を破壊して車両内に入っても、ドライバーズシート100に着座することができず、またステアリングホイール210を操作することが不能となる。
【0039】
一方、ドライバーが運転すべく上記車両盗難防止状態を解除するには、メカニカルキーでシート用ロック維持手段140とステアリング用ロック維持手段230とを開錠してこれらによるロック維持状態を解除すれば、図2(a)から図2(e)に示した上記とは逆の順序にしたがってドライバーズシート100とステアリング200を運転時位置まで戻すように手動操作していけばよい。
【0040】
以上のように、本発明の第1の実施の形態の盗難防止装置10は、車両盗難防止設定位置で、ステアリングホイール210にシートクッション110とシートバック120とが接触することにより、車両を盗もうとする人がドライバーズシート100に着座することができず、またステアリングホイール210を操作することが不能となるようにして、この解除をメカニカルキーを用いなければできないようにしたので、電気的な車両盗難防止装置に比べて車両盗難防止性を高めることができる。また、ドライバーズシート100とステアリング200との両方を車両盗難防止位置まで移動させることができるので、これらの機構部品を新たに改良する必要がなく、あるいは少ない改良で済み、コストの高騰を抑えることが可能となる。
【0041】
次に、本発明の第2の実施の形態の車両盗難防止装置20を図3に基づき説明する。なお、図1の車両盗難防止装置10と実質的に同じ部分については、同じ番号を付し、その説明を省略する。
車両盗難防止装置20は、車両盗難防止装置10と同様に、ドライバーが着座するドライバーズシート100と、ドライバーが操舵するステアリング200とを有するが、ドライバーズシート100およびステアリング200の位置の変更と、車両盗難防止位置でドライバーズシート100の位置をロック状態に維持するシート用ロック維持手段145およびステアリング200の位置をロック状態を維持するステアリング用ロック維持手段235の施錠および開錠とが電動で行われるとともに、ドアの施錠および開錠を遠隔操作で自動的に行うキーレスエントリシステムの制御手段800を有する点が車両盗難防止装置10と相違する。
【0042】
図3に示すように、ドライバーズシートシート100とステアリング20とは、それぞれシート用電動モータ(図示せず)とステアリング用電動モータ(図示せず)により図1の車両盗難防止装置10での手動操作と同様の操作を電動でできるように構成されており、それぞれシート用制御手段600とステアリング用制御手段700とを有している。また、シート用制御手段600とステアリング用制御手段700とは、キーレスエントリシステムの制御手段800から信号を受けてそれぞれ制御されるように構成してある。また、キーレスエントリシステムの制御手段800は、ドア用電動モータ(図示せず)にも接続されており、ドアの施錠、開錠を遠隔操作で行えるようにしてある。
【0043】
なお、電動で作動するドライバーズシートおよび電動で作動するステアリングとしては、例えば、荒井宏著「自動車の電子システム」理工学社、1995年3月15日 発行の第170頁から第174ページに記載のものと同様なものを用いる。一方、キーレスエントリシステムは、トランスミッタを内蔵する電子キー(図示せず)によりドアを施錠および開錠がすることが可能なようにしてある。
キーレスエントリシステムは、たとえば同上の「自動車の電子システム」の第167頁から第169頁に記載のリモートドアと同様なものを用いる。
【0044】
この車両盗難防止装置20においても、図2の場合と同様の順番で運転時位置と車両盗難防止位置との変更とロック状態の維持およびロック状態の解除が実行されるが、これらは、電気モータにより自動的に行われる。
すなわち、ドライバーが車両から離れるときは、電子キーの施錠釦を押して通常キーレスエントリシステムにより車両のドアの施錠を行う。このときキーレスエントリシステムの制御手段800は、ドアが施錠されたことを示す施錠信号を、シート用制御手段600とステアリング用制御手段700に対して出力する。
【0045】
この施錠信号により、ステアリング用制御手段700は、はじめにステアリングホイール210をステアリング用電動モータが最大に引き出し、かつ一番低い位置まで下げる(図2(a))。その後、ドライバーズシート100をシート用電動モータが最大限前方に移動させ(図2(b))、シートバック120を前方に倒して(図2(c))、ステアリングホイール210に接触するようにする(図2(d))。そして、ドライバーズシート100のシートクッション110をステアリングホイール210に接触するように上方に回動させ(図2(e))、シート用ロック維持手段145とステアリング用ロック維持手段235が作動してドライバーズシート100とステアリング200のロック維持が自動的に行われ、車両盗難防止状態となる。
なお、このとき、ドアの施錠もキーレスエントリシステムの制御手段800によるドア用モータの作動により自動的に実行される。
【0046】
なお、この車両盗難防止状態を解除するには、電子キーの開錠釦を押せば良い。この結果、キーレスエントリシステムの制御手段800によりドアが開錠されるとともに、ドライバーズシート100とステアリング200とが、上記施錠時とは逆の順番で自動的にロック状態の開錠および運転時位置への復帰が実行される。
【0047】
この車両盗難防止装置20においても、図1の車両盗難防止装置10と同様の効果のほかに、キーレスエントリシステムに連動してドアの施錠時にドライバーズシート100とステアリング200とが自動的に車両盗難防止位置へ移行し、ドアの開錠時にドライバーズシート100とステアリング200とが自動的に車両盗難防止状態から解除され運転時位置に戻されるので、利便性が向上する。
【0048】
なお、上記第1の実施の形態では、シート用ロック維持手段140およびステアリング用ロック維持手段230の施錠および開錠にメカニカルキーを用いたが、キーを用いることなく図2に示すドライバーズシート100とステアリング200との位置変更順序をドライバーのみ解除の仕方がわかる特殊な手順で操作する場合のみ、ロック状態の維持の解除ができるようにしてもよい(ロック状態の維持では手順は決めなくてもかまわない)。この場合、施錠機構を不要とすることが可能となる。
【0049】
また、上記各実施の形態では、シート用ロック維持手段140、145およびステアリング用ロック維持手段230、235を、シート用位置調整ロック手段およびステアリング用位置調整ロック手段とは別装置と構成しているが、これらを一体的に構成してもよく、またシート用ロック維持手段140、145およびステアリング用ロック維持手段230、235の施錠および開錠を一箇所でできるようにしてもよい。
【0050】
また、車両盗難防止位置10、20では、シート用位置調整ロック手段およびステアリング用位置調整ロック手段によりドライバーズシート100およびステアリング200をロックし、このロック状態をシート用ロック維持手段140、145およびステアリング用ロック維持手段230、235により維持するようにしているが、これに代えて、シート用位置調整ロック手段およびステアリング用位置調整ロック手段は運転時位置のみでロックして車両盗難防止位置では作用せず、車両盗難防止位置ではシート用ロック維持手段140、145およびステアリング用ロック維持手段230、235のみによりロックするように構成してもよい。
【0051】
さらに、第2の実施の形態では、電子運転免許証を使用したが、これに代え非接触ICカード型電子運転免許証を使用するようにしてもよい。
また、車両への侵入者がシート用ロック維持手段140、145およびステアリング用ロック維持手段230、235を破壊したときは、シート用位置調整ロック手段およびステアリング用位置調整ロック手段が運転時位置で運転時位置でロック不能となるように構成してもよく、この場合ドライバーズシート100、ステアリング200とも位置決めができず不安定となる結果、運転操作することが非常に難しくなり、さらに車両盗難防止性を高めることが可能となる。
【0052】
また、上記各実施の形態では、シートクッション110とシートバック120の両方をステアリングホイール210に接触させたが、それらのうちの一方だけを接触させても良いし、あるいは両方ともステアリングホイール210に接触させないようにしても良いが、いずれにしろドライバーズシート100とステアリングホイール210とで運転するためのスペースを排除して人がドライバーズシート100に着座できないようにすればよい。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明は、電気的なシステムを利用した盗難防止装置に比べ、より強力な盗難防止性を発揮できる車両盗難防止装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の車両盗難防止装置の斜視図
【図2】本発明の第1の実施の形態の車両盗難防止装置の動作説明図
【図3】本発明の第2の実施の形態の車両盗難防止装置の斜視図
【符号の説明】
10、20 車両盗難防止装置
100 ドライバーズシート
110 シートクッション
120 シートバック
130 フレーム
140、145 シート側ロック維持手段
200 ステアリング
210 ステアリングホイール
230、235 ステアリング側ロック維持手段
300 フロア
400 ガイドレール
600 シート用制御手段
700 ステアリング用制御手段
800 キーレスエントリシステムの制御手段

Claims (11)

  1. 車体に対するシートクッションの前後方向の位置と前記シートクッションに対するシートバックのリクライニングの角度とを各々独立して変更可能で、かつ前記変更した位置および前記変更した角度に合わせて前記シートクッションおよび前記シートバックの各位置をロックするシート用位置調整ロック手段を有するドライバーズシートと、ステアリングホイールの位置を移動およびロックするステアリング用位置調整ロック手段を有するステアリングとを備え、前記ドライバーズシートと前記ステアリングとはドライバーが運転するためのスペースを確保する運転時位置と、前記ドライバーズシートと前記ステアリングとで運転するためのスペースを排除する車両盗難防止設定位置との間で移動可能かつロック可能であり、前記車両盗難防止設定位置における前記ドライバーズシートと前記ステアリングとの各ロック状態を維持するロック維持手段を有することを特徴とする車両盗難防止装置。
  2. 前記ドライバーズシートと前記ステアリングとが、前記車両盗難防止設定位置で、前記シートクッションが前記ステアリングホイールに接触することを特徴とする請求項1に記載の車両盗難防止装置。
  3. 前記ドライバーズシートと前記ステアリングとが、前記車両盗難防止設定位置で、前記シートバックが前記ステアリングホイールに接触することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両盗難防止装置。
  4. 前記ドライバーズシートと前記ステアリングとが、前記車両盗難防止設定位置で、互いに非接触かつ着座不能となる位置にあることを特徴とする請求項1に記載の車両盗難防止装置。
  5. 前記ステアリングホイールは、前記車両盗難防止設定位置で、最低位置にあることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の車両盗難防止装置。
  6. 前記ロック維持手段は、車両エンジン始動用のメカニカルキーにより前記車両盗難防止設定位置でのロックの維持を解除可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車両盗難防止装置。
  7. 前記ロック維持手段は、車両ドア施錠用のメカニカルキーにより前記車両盗難防止設定位置でのロックの維持を解除可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車両盗難防止装置。
  8. 前記ロック維持手段は、車両のキーレスエントリシステムの施錠信号により、前記ドライバーズシートと前記ステアリングを車両盗難防止設定位置に移動するように自動で変更した後のロック状態を維持し、前記車キーレスエントリシステムの開錠信号により前記ロック状態の維持を解除することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車両盗難防止装置。
  9. 前記車両のキーレスエントリシステムの施錠信号は、電子運転免許証を使用することにより、実行されることを特徴とする請求項8に記載の車両盗難防止装置。
  10. 前記電子運転免許証は、非接触ICカード型電子運転免許証をであることを特徴とする請求項9に記載の車両盗難防止装置。
  11. 前記シート用位置調整ロック手段と前記ステアリング用位置調整ロック手段とは、前記ロック維持手段が破壊されたとき、運転時位置でのロックが不能となることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の車両盗難防止装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006168477A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Favess Co Ltd ステアリング装置
JP2010540343A (ja) * 2007-10-23 2010-12-24 ボーズ・コーポレーション 能動車両を安定させるための方法及び装置
US11077824B2 (en) 2018-05-11 2021-08-03 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Vehicle theft prevention device

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