JPH0439712Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0439712Y2 JPH0439712Y2 JP1986162151U JP16215186U JPH0439712Y2 JP H0439712 Y2 JPH0439712 Y2 JP H0439712Y2 JP 1986162151 U JP1986162151 U JP 1986162151U JP 16215186 U JP16215186 U JP 16215186U JP H0439712 Y2 JPH0439712 Y2 JP H0439712Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support arm
- reclining device
- base
- seat
- seat back
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
本考案は、自動車用シートのリクライニングデ
バイスに関し、特に自動車の盗難防止機能を備え
たリクライニングデバイスに関する。
バイスに関し、特に自動車の盗難防止機能を備え
たリクライニングデバイスに関する。
《従来の技術》
この種のリクライニングデバイスとして、シー
トクツシヨンフレーム側に取付けられるベース
と、このベースに回動自在に支持されて先端側が
シートバツクフレームに取付けられる支持アーム
と、操作ノブによつて支持アームの基端部に形成
したラツクに係脱操作されるロツク部材とを備え
たものが提供されている。
トクツシヨンフレーム側に取付けられるベース
と、このベースに回動自在に支持されて先端側が
シートバツクフレームに取付けられる支持アーム
と、操作ノブによつて支持アームの基端部に形成
したラツクに係脱操作されるロツク部材とを備え
たものが提供されている。
つまり、このリクライニングデバイスでは、操
作ノブによつてロツク部材をラツクより離脱させ
ることにより、支持アームを回動自在とし、シー
トバツクを前後方向に変位させた後、再びロツク
部材をラツクに係合させることによつてシートバ
ツクを所望の傾斜角度に保持するようになつてい
る。
作ノブによつてロツク部材をラツクより離脱させ
ることにより、支持アームを回動自在とし、シー
トバツクを前後方向に変位させた後、再びロツク
部材をラツクに係合させることによつてシートバ
ツクを所望の傾斜角度に保持するようになつてい
る。
《考案が解決しようとする問題点》
ところで、このようなリクライニングデバイス
が設けられた自動車においては、エンジンキーを
取外し、ドアをロツクしたにもかかわらず、巧妙
な手口により、駐車中に盗難にあう場合がある。
が設けられた自動車においては、エンジンキーを
取外し、ドアをロツクしたにもかかわらず、巧妙
な手口により、駐車中に盗難にあう場合がある。
そこで本考案は、このような悪質な自動車の盗
難に対して優れた防止機能を備えたリクライニン
グデバイスを提供することを目的とする。
難に対して優れた防止機能を備えたリクライニン
グデバイスを提供することを目的とする。
《問題点を解決するための手段》
本考案のリクライニングデバイスは、前述の問
題点を解決するために、支持アームの基端部に形
成したラツクに係脱操作されるロツク部材とは別
に、支持アームをシートバツクの前傾状態又は後
傾フルフラツト状態でロツクするロツク手段を備
えたことを特徴とする。
題点を解決するために、支持アームの基端部に形
成したラツクに係脱操作されるロツク部材とは別
に、支持アームをシートバツクの前傾状態又は後
傾フルフラツト状態でロツクするロツク手段を備
えたことを特徴とする。
《作用》
ロツク手段によつて運転席のシートバツクが前
傾状態又は後傾フルフラツト状態でロツクされる
ことから、ここに着席して運転することを困難と
なる。
傾状態又は後傾フルフラツト状態でロツクされる
ことから、ここに着席して運転することを困難と
なる。
《実施例》
第１図は、本考案の一実施例を示す分解斜視図
である。
である。
このリクライニングデバイスは、運転席に設け
られるもので、シートクツシヨンフレーム（図示
せず）側に取付けられるベース１と、このベース
１に軸２を介して回動自在に支持されて先端側が
シートバツクフレーム３のサイドブラケツト３ａ
に取付けられる支持アーム４と、操作ノブ５によ
つて支持アーム４の基端部に形成されたラツク６
に係脱操作されるロツク部材７と、支持アーム４
をエンジンキーによつてロツクするロツク手段で
あるシリンダ錠８と、ベース１の外側に装着され
るカバー９を備えて構成されている。
られるもので、シートクツシヨンフレーム（図示
せず）側に取付けられるベース１と、このベース
１に軸２を介して回動自在に支持されて先端側が
シートバツクフレーム３のサイドブラケツト３ａ
に取付けられる支持アーム４と、操作ノブ５によ
つて支持アーム４の基端部に形成されたラツク６
に係脱操作されるロツク部材７と、支持アーム４
をエンジンキーによつてロツクするロツク手段で
あるシリンダ錠８と、ベース１の外側に装着され
るカバー９を備えて構成されている。
ベース１は板状に形成されており、やや上部寄
りに軸２の取付け孔１ａが形成されている。
りに軸２の取付け孔１ａが形成されている。
支持アーム４は基端部寄りに形成された挿通孔
４ａに軸２を挿通されるとともに、支持アーム４
と軸２の間に装着される渦巻きバネ１０によつて
前方に回動付勢されている。また、ラツク６は、
挿通孔４ａを中心とする円弧状に形成された支持
アーム４の基端外周縁部に形成されている。さら
に、支持アーム４の外側面には、ラツク６に沿つ
て円弧状に係合部材１４が一体に突設されてい
る。そして、この係合部材１４には、一対の溝部
１４ａ，１４ｂが形成されている。
４ａに軸２を挿通されるとともに、支持アーム４
と軸２の間に装着される渦巻きバネ１０によつて
前方に回動付勢されている。また、ラツク６は、
挿通孔４ａを中心とする円弧状に形成された支持
アーム４の基端外周縁部に形成されている。さら
に、支持アーム４の外側面には、ラツク６に沿つ
て円弧状に係合部材１４が一体に突設されてい
る。そして、この係合部材１４には、一対の溝部
１４ａ，１４ｂが形成されている。
またロツク部材７は、ベース１の下部寄り前側
部に回動自在に軸着され、図示しないコイルバネ
の張力により支持アーム４のラツク６に下側から
係合し、支持アーム４の回動をロツクしている。
そして、一体に連設された操作ノブ５の操作によ
つてラツク６より離脱し、支持アーム４をロツク
解除するようになつている。これによつて支持ア
ーム４が回動自在となり、シートバツクを所望の
傾斜角度に変位できるようになつている。
部に回動自在に軸着され、図示しないコイルバネ
の張力により支持アーム４のラツク６に下側から
係合し、支持アーム４の回動をロツクしている。
そして、一体に連設された操作ノブ５の操作によ
つてラツク６より離脱し、支持アーム４をロツク
解除するようになつている。これによつて支持ア
ーム４が回動自在となり、シートバツクを所望の
傾斜角度に変位できるようになつている。
シリンダ錠８は、例えば内部のロータに設けら
れたカムにより、側部の係止突起１８を出没させ
る構造のもので、ベース１の上部寄り前側部にネ
ジ止め等によつて取付けられている。係止突起１
８は、第２図に示すように、前述した支持アーム
４の係合部材１４に臨んで配置され、支持アーム
４がシートバツクを前傾状態に回動した位置で係
合部材１４の前側溝部１４ａに対向し、反対に支
持アーム１がシートバツクを後傾フルフラツト状
態に回動した位置で、第３図に示すように、係合
部材１４の後側溝部１４ｂに対向するようになつ
ている。従つて、支持アーム４がシートバツクの
前傾状態又は後傾フルフラツト状態でシリンダ錠
８をかけることにより、突出した係止突起１８が
いずれか一方の溝部１４ａ又は１４ｂに係合する
ようになつている。これによつて、シートバツク
は前傾状態又は後傾フルフラツト状態にロツクさ
れ、シリンダ錠８を外さない限り動かすことがで
きなくなる。なお、ここに言うシートバツクの前
傾状態は、実際上シートへの着席が困難となる範
囲で適宜設定することができる。また、シートバ
ツクの後傾フルフラツト状態では、シートクツシ
ヨンが前方に突出してアクセルやブレーキペダル
の操作が困難となる。
れたカムにより、側部の係止突起１８を出没させ
る構造のもので、ベース１の上部寄り前側部にネ
ジ止め等によつて取付けられている。係止突起１
８は、第２図に示すように、前述した支持アーム
４の係合部材１４に臨んで配置され、支持アーム
４がシートバツクを前傾状態に回動した位置で係
合部材１４の前側溝部１４ａに対向し、反対に支
持アーム１がシートバツクを後傾フルフラツト状
態に回動した位置で、第３図に示すように、係合
部材１４の後側溝部１４ｂに対向するようになつ
ている。従つて、支持アーム４がシートバツクの
前傾状態又は後傾フルフラツト状態でシリンダ錠
８をかけることにより、突出した係止突起１８が
いずれか一方の溝部１４ａ又は１４ｂに係合する
ようになつている。これによつて、シートバツク
は前傾状態又は後傾フルフラツト状態にロツクさ
れ、シリンダ錠８を外さない限り動かすことがで
きなくなる。なお、ここに言うシートバツクの前
傾状態は、実際上シートへの着席が困難となる範
囲で適宜設定することができる。また、シートバ
ツクの後傾フルフラツト状態では、シートクツシ
ヨンが前方に突出してアクセルやブレーキペダル
の操作が困難となる。
カバー９は、前述した支持アーム４の基端部、
ロツク部材７、渦巻きバネ１０及びシリンダ錠８
等を覆うもので、一部にエンジンキーをシリンダ
錠８に挿入するための穴部９ａが設けられてい
る。
ロツク部材７、渦巻きバネ１０及びシリンダ錠８
等を覆うもので、一部にエンジンキーをシリンダ
錠８に挿入するための穴部９ａが設けられてい
る。
以上のようなリクライニングデバイスでは、自
動車を駐車した際、エンジンキーでシリンダ錠８
をかけ、運転席のシートバツクを前傾状態又は後
傾フルフラツト状態にロツクすることにより、た
とえドアを開けてエンジンをかけることができた
としても、運転席への着席は困難でありまたは運
転操作が困難になり、実質上運転が不可能にな
る。従つて、このような悪質な盗難を有効に防止
することができる。
動車を駐車した際、エンジンキーでシリンダ錠８
をかけ、運転席のシートバツクを前傾状態又は後
傾フルフラツト状態にロツクすることにより、た
とえドアを開けてエンジンをかけることができた
としても、運転席への着席は困難でありまたは運
転操作が困難になり、実質上運転が不可能にな
る。従つて、このような悪質な盗難を有効に防止
することができる。
なお、前記実施例では、エンジンキーでシリン
ダ錠８をかけるものについて述べたが、必ずしも
これに限らず、他のロツク手段を用いるものであ
つてもよい。
ダ錠８をかけるものについて述べたが、必ずしも
これに限らず、他のロツク手段を用いるものであ
つてもよい。
《考案の効果》
以上説明したように、本考案によれば、リクラ
イニングデバイスの盗難防止用ロツク手段によつ
て運転席のシートバツクを前傾状態又は後傾フル
フラツト状態にロツクすることから、たとえドア
を開けてエンジンをかけることができたとして
も、運転が不可能になり、悪質な盗難を有効に防
止することができる。
イニングデバイスの盗難防止用ロツク手段によつ
て運転席のシートバツクを前傾状態又は後傾フル
フラツト状態にロツクすることから、たとえドア
を開けてエンジンをかけることができたとして
も、運転が不可能になり、悪質な盗難を有効に防
止することができる。
第１図は本考案の一実施例を示すリクライニン
グデバイスの分解斜視図、第２図は同実施例のリ
クライニングデバイスにおいてシートバツクを前
傾状態にロツクした状態を示す側面図、第３図は
同実施例のリクライニングデバイスにおいてシー
トバツクを後傾フルフラツト状態にロツクした状
態を示す側面図である。 １……ベース、３……シートバツクフレーム、
４……支持アーム、５……操作ノブ、６……ラツ
ク、７……ロツク部材、８……ロツク手段である
シリンダ錠、９……カバー、１４……係合部材、
１４ａ，１４ｂ……溝部、１８……係止突起。
グデバイスの分解斜視図、第２図は同実施例のリ
クライニングデバイスにおいてシートバツクを前
傾状態にロツクした状態を示す側面図、第３図は
同実施例のリクライニングデバイスにおいてシー
トバツクを後傾フルフラツト状態にロツクした状
態を示す側面図である。 １……ベース、３……シートバツクフレーム、
４……支持アーム、５……操作ノブ、６……ラツ
ク、７……ロツク部材、８……ロツク手段である
シリンダ錠、９……カバー、１４……係合部材、
１４ａ，１４ｂ……溝部、１８……係止突起。
Claims (1)
- シートクツシヨンフレーム側に取付けられるベ
ースと、このベースに回動自在に支持されて先端
側がシートバツクフレームに取付けられる支持ア
ームと、前記ベースに取付けられた操作ノブによ
つて前記支持アームの基端部に形成したラツクに
係脱操作されるロツク部材とを備えたリクライニ
ングデバイスにおいて、前記ロツク部材とは別に
前記支持アームをシートバツクの前傾状態または
フルフラツト状態でロツクするロツク手段とを有
することを特徴とするリクライニングデバイス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986162151U JPH0439712Y2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986162151U JPH0439712Y2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6368832U JPS6368832U (ja) | 1988-05-09 |
| JPH0439712Y2 true JPH0439712Y2 (ja) | 1992-09-17 |
Family
ID=31089141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986162151U Expired JPH0439712Y2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0439712Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4504054B2 (ja) * | 2004-03-17 | 2010-07-14 | 本田技研工業株式会社 | 二・三輪車両用シート構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58141958U (ja) * | 1982-03-19 | 1983-09-24 | 大脇株式会社 | 自動車の座席の回動調節装置 |
-
1986
- 1986-10-24 JP JP1986162151U patent/JPH0439712Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6368832U (ja) | 1988-05-09 |
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