JP2552196Y2 - フードオープナ - Google Patents

フードオープナ

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JP2552196Y2
JP2552196Y2 JP2071991U JP2071991U JP2552196Y2 JP 2552196 Y2 JP2552196 Y2 JP 2552196Y2 JP 2071991 U JP2071991 U JP 2071991U JP 2071991 U JP2071991 U JP 2071991U JP 2552196 Y2 JP2552196 Y2 JP 2552196Y2
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JP
Japan
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hood
opener
hood opener
raised portion
thick
Prior art date
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JP2071991U
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JPH0540556U (ja
Inventor
守之 大野
岩田  安弘
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のフードを開け
るためのフードオープナに関し、特に、インストルメン
トパネルの前面部に配設される樹脂製の一体成形品のフ
ードオープナに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンルームを覆うフード
(ボンネット)は、ロック手段にて閉蓋位置にロックさ
れており、このロック手段を解錠することによりフード
がヒンジを中心に回動されて開蓋されるようになってい
る。そして、上述のロック手段の解錠操作を自動車の車
室内で行ない得るように、インストルメントパネルの前
面部に樹脂製の一体成形品から成るフードオープナを配
設するようにしたものがある。
【0003】図5はこの種の従来のフードオープナ10
を示すものであって、このフードオープナ10はインス
トルメントパネルの前面に面一に取付けられる板状のフ
ードオープナ本体11を有している。そして、この板状
本体11の上端の両側部に一体成形された回動軸(図示
せず)がインストルメントパネルに回動可能に枢着され
ており、フードオープナ本体11の下端の把手部12
(フードープナ本体11の回動操作端となる肉厚部分)
を指で引っ掛けて前記回動軸を中心に手前に回動させる
ことによってフードのロック手段を解錠し得るように構
成されている。
【0004】ところで、上述のフードオープナ本体11
の下端すなわちフードオープナ10の把手部12は、補
強のためや引っ掛け操作を良好に行なえるようにするた
め、図5に示すようにフードオープナ本体11の裏面1
1aの下端に断面ほぼ半円状の盛上げ部13を一体成形
してこの部分を肉厚部14として構成するようにしてい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来のフードオープナ10では、樹脂成形時に、肉
厚部14の表面すなわち盛上げ部13とは反対側の面に
ひけができてしまい、ひけを生じた部分が運転席の側か
ら見えて外観を損ねるという問題点がある。また、盛上
げ部13に別部品のすべり止め部材を用いる必要がある
場合もある。
【0006】本考案は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、フードオープナ回動操
作に際しての指の引っ掛け操作を良好に行ない得るよう
に盛上げ部(肉厚部)を有するものでありながら、運転
席の側の表面にひけを生じるのを防止でき、回動操作の
すべり止め用の別部品を用いる必要のないフードオープ
ナを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案では、一端を中心に回動可能に軸支された
板状のフードオープナ本体を有し、前記フードオープナ
本体の他端の裏面側に盛上げ部を形成してこの部分に把
手部としての肉厚部を設けて成る樹脂製の一体成形品の
フードオープナにおいて、前記盛上げ部の裏面側部分の
うち、前記盛上げ部の肉厚方向と直交する方向に沿って
ほぼ等間隔を置いた複数箇所に、ひけ防止用のスリット
を設けると共に、互いに隣り合うスリットの間に肉厚状
の盛上げ部を部分的に残存させるようにしている。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例に付き図1〜図4を
参照して説明する。
【0009】図1は自動車のインストルメントパネル本
体1を示すものであって、このインストルメントパネル
本体1には、運転席の前部に位置する計器収納部2の下
方箇所にフードオープナ3が配設されている。
【0010】このフードオープナ3は、図2及び図3に
示すように、僅かに湾曲された長方形の板状をなすフー
ドオープナ本体4と、このフードオープナ本体4の一端
(上端)の両側部に同一軸線上に延びる一対の円筒状の
支軸5a、5bと、前記フードオープナ本体4の裏面4
aの他端(下端)側に設けられた盛上げ部6とを有する
樹脂製の一体成形品から成るものである。
【0011】上述のフードオープナ3の盛上げ部6は、
図4に示すように断面半円形状に成形され、この盛上げ
部6が設けられているフードオープナ本体4の下端部分
は肉厚部(把手部)7として構成されている。そして、
盛上げ部6の裏面には、肉厚部7の厚み方向に沿って延
びる複数のひけ防止用スリット8が、盛上げ部6の肉厚
方向と直交する方向に沿ってほぼ等間隔を置いた複数箇
所に並設されている。なお、このスリット8は、盛上げ
部6の上半分部分のみに設けられており、フードオープ
ナ本体4には延設されておらず、盛上げ部6の下半分部
分には延設されていない。かくして、互いに隣り合うス
リットの間に肉厚状の盛上げ部が部分的に残存されてい
る。
【0012】しかして、フードオープナ3の支軸5a,
5bには、インストルメントパネル本体1のフードオー
プナ収納用凹部9(図1参照)内に水平状に架設される
支持ピン(図示せず)が挿通され、この支持ピン及び支
軸5a,5bを中心にフードオープナ3が回動可能に取
付けられている。そして、運転者等がフードオープナ3
の盛上げ部6に指を引っ掛けて手前に引くことにより、
フードオープナ3が回動され、この回動動作に応じて図
外のフードロック機構が解錠状態にならしめられるよう
に構成されている。
【0013】上述の如きフードオープナ3によれば、肉
厚部7を構成する盛上げ部6に厚み方向に沿って延びる
複数のスリット8を設けるようにしたので、フードオー
プナけ3の樹脂成形に際し、盛上げ部6とは反対側の肉
厚部7の面すなわちフードオープナ本体4の下端部の表
面4b(図2参照)にひけを生じるのを効果的に防止で
きる。そのため、乗員の目につくフードオープナ3の表
面3aの外観を損なうおそれがない。また、把手部とし
ての盛上げ部6を部分的に残存させているので、指の引
っ掛け操作を確実に行なうことができると共に、前記ス
リット8がフードオープナ3の回動操作時の滑り止めと
して機能するので、その回動操作を容易に行なうことが
できる。しかも、別部品としての滑り止め部材を必要と
しないため、構成が簡素で低コストで済むという利点が
ある。
【0014】以上、本考案の一実施例に付き述べたが、
本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、盛上げ部6の形状やスリット8の形状、延
設方向及び数は必要に応じて任意に変更可能である。
【0015】
【考案の効果】以上の如く、本考案は、把手部となるフ
ードオープナ本体の盛上げ部(肉厚部)に複数のひけ防
止用のスリットを形成すると共に、スリット間には盛上
げ部を残存させるようにしたものであるから、スリット
の存在により、肉厚部の表面すなわち車室内の側の面に
樹脂成形に特有のひけを生じるのを防止でき、外観性の
向上を図ることができる一方で、フードオープナの回動
操作時に指の引っ掛け部としての盛上げ部の機能を残す
ことができる。しかも、スリットを設けても肉厚の把手
部としての機能や強度等は実用上何ら問題はない。ま
た、スリットはフードオープナの回動操作時の指の滑り
止めとして役立ち、別部品の滑り止め部材を用いる必要
がないため、構成が簡素で低廉なフードオープナを提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフードオープナを備えたインスト
ルメントパネル本体の正面図である。
【図2】本考案に係るフードオープナの斜視図である。
【図3】前記フードオープナの背面図である。
【図4】前記フードオープナの要部拡大斜視図である。
【図5】従来のフードオープナの要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル本体 3 フードオープナ 4 フードオープナ本体 4a 裏面 4b 表面 6 盛上げ部 7 肉厚部(把手部) 8 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−195075(JP,U) 実開 昭62−103958(JP,U) 実開 昭63−67435(JP,U) 実開 昭62−134222(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端を中心に回動可能に軸支された板状の
    フードオープナ本体を有し、前記フードオープナ本体の
    他端の裏面側に盛上げ部を形成してこの部分に把手部と
    しての肉厚部を設けて成る樹脂製の一体成形品のフード
    オープナにおいて、前記盛上げ部の裏面側部分のうち、
    前記盛上げ部の肉厚方向と直交する方向に沿ってほぼ等
    間隔を置いた複数箇所に、ひけ防止用のスリットを設け
    ると共に、互いに隣り合うスリットの間に肉厚状の盛上
    げ部を部分的に残存させるようにしたことを特徴とする
    フードオープナ。
JP2071991U 1991-03-08 1991-03-08 フードオープナ Expired - Lifetime JP2552196Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2071991U JP2552196Y2 (ja) 1991-03-08 1991-03-08 フードオープナ

Applications Claiming Priority (1)

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JP2071991U JP2552196Y2 (ja) 1991-03-08 1991-03-08 フードオープナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0540556U JPH0540556U (ja) 1993-06-01
JP2552196Y2 true JP2552196Y2 (ja) 1997-10-27

Family

ID=12034978

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60195224A (ja) * 1984-03-19 1985-10-03 Hitachi Constr Mach Co Ltd 竪孔掘削機
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JPH0540556U (ja) 1993-06-01

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