JP3083358B2 - 自動車のリッド構造 - Google Patents

自動車のリッド構造

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JP3083358B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のリッド構造の
改良に関し、特に二重蓋方式のリッド構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のリッド構造として、
例えば実開平1―123951号公報に開示されている
ように、コンソールボックスのボックス本体にリッドを
回動可能に取り付けるとともに、リッドの裏側にカップ
ホルダーを回動可能に取り付け、小物類を出入れする際
にはカップホルダーをリッドと共に一体的に回動させる
一方、カップホルダーを使用する際にはリッドだけを単
独で回動させるようにしたリッド構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
のリッド構造では、リッドをカップホルダーと共に回動
させるか単独で回動させるかの操作をリッドに設けられ
た2つのノブの切換えによって行っているため、部品点
数が多くなって製作費が嵩むとともに、両ノブをその都
度使い分けしなければならず使い勝手が悪いという問題
がある。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、1つのノブの切換え操
作によって二重蓋方式のリッドつまりアウターリッドと
インナーリッドとを共に回動させるかアウターリッドだ
けを回動させるかを選択することにより、製作費を低減
するとともに使い勝手を良くせんとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の解決手段は、自動車の固定側にそれぞれ回
動可能に設けられたアウターリッドとインナーリッドと
からなるリッドの構造であって、上記インナーリッドに
固定側に係合する係合爪を有する第1ロック部材を回動
可能に設ける。さらに、上記アウターリッドにインナー
リッドに係合する係合爪を有する第2ロック部材を回動
可能に設ける。また、上記アウターリッドに上記第1お
よび第2ロック部材を回動させる回動操作ノブを回動可
能に設け、該回動操作ノブの正逆回動動作により第1お
よび第2ロック部材の一方を回動させてその係合爪を離
脱させるように構成したことである。
【0006】
【作用】上記の構成により、本発明では、アウターリッ
ドに回動可能に設けられた回動操作ノブの正逆回動動作
により、第1および第2ロック部材の一方が回動してそ
の係合爪が離脱する。つまり、第1ロック部材が回動し
てその係合爪が固定側から離脱する場合には、第2ロッ
ク部材は回動せずその係合爪はインナーリッドに係合し
ており、これによりアウターリッドとインナーリッドと
が一体的に回動する。一方、第2ロック部材が回動して
その係合爪がインナーリッドから離脱する場合には、第
1ロック部材は回動せずその係合爪は固定側に係合して
おり、これによりアウターリッドのみが回動する。
【0007】このことから、アウターリッドおよびイン
ナーリッドが1つの回動操作ノブの切換え操作によって
選択回動され、その分だけ部品点数が少なくなって製作
費が低減するとともに、2つのノブを選択して回動させ
る場合に比べて使い勝手が良くなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図7は自動車のインストルメントパネルA
を示し、1はグローブボックス、3は該グローブボック
ス1のボックス本体5(図5に表われる)の開口を開閉
するリッドである。該リッド3は、図1に示すように、
アウターリッド7とインナーリッド9とで二重蓋方式に
構成され、各々固定側としてのインストルメントパネル
Aに図示しないヒンジによってそれぞれ回動可能に取り
付けられている。
【0010】上記インナーリッド9には、図5および図
6に示すように、2つの円形凹所11,11がボックス
本体5内側に浅く凹陥して形成されているとともに、上
辺中程には矩形の開口部13が形成されている。また、
上記インナーリッド9の外側には、上記開口部13を外
側から内側に挿通する第1ロック部材15がブラケット
17,17を介して第1回動軸19回りに回動可能に取
り付けられ、該第1ロック部材15の一端側(図1左端
側)には係合爪21が形成されていて、該係合爪21
は、上記第1回動軸19に装着されたスプリング23に
よって常時上方(図1時計回り方向)に回動付勢され、
上記インストルメントパネルAにねじ25によって取り
付けられたストライカ27(固定側)に係合するように
なされている。
【0011】一方、上記アウターリッド7には、2つの
円筒状カップ受け29,29がボックス本体5内側に突
出するようにコイルスプリング31によって付勢されて
配置されているとともに、上辺中程には矩形の開口部3
3が形成されている。また、上記アウターリッド7の内
側には、上記開口部33を外側から内側に挿通する第2
ロック部材35がブラケット37を介して第2回動軸3
9回りに回動可能に取り付けられ、該第2ロック部材3
5の一端側(図1左端側)には係合爪41が形成されて
いて、該係合爪41は、上記第2回動軸39に装着され
たスプリング43によって常時下方(図1反時計回り方
向)に回動付勢され、上記インナーリッド9の開口部1
3下縁に係合するようになされている。
【0012】さらに、上記アウターリッド7の開口部3
3には、第1および第2ロック部材15,35を回動さ
せる回動操作ノブ45が第3回動軸47回りに回動可能
に取り付けられ、該回動操作ノブ45の上端に突出して
形成された第1当接部49を上記第1ロック部材15の
他端(図1右端)に、第3回動軸47周りに膨出して形
成された第2当接部51を上記第2ロック部材35の他
端(図1右端)にそれぞれ当接せしめている。そして、
上記回動操作ノブ45の正逆回動動作により第1および
第2ロック部材15,35の一方を回動させてその係合
爪21,41を離脱させるようになされている。
【0013】つまり、小物類をボックス本体5に収容し
たりボックス本体5から取り出す場合には、回動操作ノ
ブ45の下端を指で摘んで手前に引張り、図2に示すよ
うに、該回動操作ノブ45を反時計回り方向に回動させ
ることにより、第1当接部49で第1ロック部材15の
他端を押圧し、該第1ロック部材15をスプリング23
のばね力に抗して反時計回り方向に回動させ、係合爪2
1をストライカ27から離脱させる。この状態で、第2
ロック部材35の係合爪41はインナーリッド9の開口
部13下縁に係合している。そして、上記回動操作ノブ
45をさらに手前に引張れば、アウターリッド7とイン
ナーリッド9とが共に一体的に開方向に回動して、図5
に示すように、ボックス本体5内部が開放され小物類の
出入れをする。
【0014】また、カップ類を使用する場合には、回動
操作ノブ45の下端を指で摘んで押し、図3に示すよう
に、該回動操作ノブ45を時計回り方向に回動させるこ
とにより、第2当接部51で第2ロック部材35の他端
を押圧し、該第2ロック部材35をスプリング43のば
ね力に抗して時計回り方向に回動させ、係合爪41をイ
ンナーリッド9の開口部13下縁から離脱させる。この
状態で、第1ロック部材15の係合爪21はストライカ
27に係合している。そして、上記回動操作ノブ45で
第2ロック部材35を押圧した状態でアウターリッド7
を手前に引張れば、アウターリッド7だけが開方向に回
動し、図4に示すように、係合爪41が開口部13から
抜けて、図6に示すように、アウターリッド7が開けら
れる。この際、カップ受け29,29がコイルスプリン
グ31,31のばね力により付勢されて突出し、この突
出した各カップ受け29にカップ類を載せる。なお、図
5および図6中、53,53,…はインナーリッド9上
辺の内外両側に2つずつ取り付けられたクッション材、
55,55はリッド3の回動をガイドするステーであ
る。
【0015】このように、本実施例では、1つの回動操
作ノブ45の正逆回動切換え操作によってアウターリッ
ド7をインナーリッド9と共に一体的に回動させるか、
アウターリッド7だけを回動させるようにしたことか
ら、回動操作ノブ45を1つだけ設けるだけでよく、そ
の分だけ部品点数を少なくし得て製作費を低減すること
ができるとともに、2つのノブを選択して回動させる場
合に比べて使い勝手を良くすることができる。
【0016】なお、上記実施例では、リッド構造をグロ
ーブボックス1のリッド3に適用した場合を示したが、
これに限らず、例えば従来例の如きコンソールボックス
のリッドやその他のリッドにも適用することができるも
のである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定側に係合する係合爪を有する第1ロック部材をイン
ナーリッドに回動可能に設けるとともに、該インナーリ
ッドに係合する係合爪を有する第2ロック部材をアウタ
ーリッドに回動可能に設け、さらに、回動操作ノブを上
記アウターリッドに回動可能に設けて、該回動操作ノブ
の正逆回動動作により上記第1および第2ロック部材の
一方を回動させてその係合爪を離脱させるようにしたの
で、1つの回動操作ノブでアウターリッドおよびインナ
ーリッドを回動させることができ、製作費を低減するこ
とができるとともに使い勝手を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】グローブボックスのリッドを閉じた状態を示す
縦断面図である。
【図2】第1ロック部材の係合爪をストライカから離脱
させた状態を示す縦断面図である。
【図3】第2ロック部材の係合爪をインナーリッドの開
口部下縁から離脱させた状態を示す縦断面図である。
【図4】アウターリッドの回動途中を示す縦断面図であ
る。
【図5】アウターリッドをインナーリッドと共に回動さ
せた状態を示す斜視図である。
【図6】アウターリッドだけを回動させた状態を示す斜
視図である。
【図7】インストルメントパネルの斜視図である。
【符号の説明】
3…リッド 7…アウターリッド 9…インナーリッド 15…第1ロック部材 21,41…係合爪 27…ストライカ(固定側) 35…第2ロック部材 45…回動操作ノブ A…インストルメントパネル(固定側)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−115871(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 7/06 E05B 65/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の固定側にそれぞれ回動可能に設
    けられたアウターリッドとインナーリッドとからなるリ
    ッドの構造において、上記インナーリッドには、固定側
    に係合する係合爪を有する第1ロック部材が回動可能に
    設けられているとともに、上記アウターリッドには、イ
    ンナーリッドに係合する係合爪を有する第2ロック部材
    が回動可能に設けられ、さらに、上記アウターリッドに
    は、上記第1および第2ロック部材を回動させる回動操
    作ノブが回動可能に設けられ、該回動操作ノブの正逆回
    動動作により第1および第2ロック部材の一方を回動さ
    せてその係合爪を離脱させることを特徴とする自動車の
    リッド構造。
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