JP2544471Y2 - タンブルシートの構造 - Google Patents

タンブルシートの構造

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JP2544471Y2 JP1605991U JP1605991U JP2544471Y2 JP 2544471 Y2 JP2544471 Y2 JP 2544471Y2 JP 1605991 U JP1605991 U JP 1605991U JP 1605991 U JP1605991 U JP 1605991U JP 2544471 Y2 JP2544471 Y2 JP 2544471Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はタンブルシート(シート
クッションの前部を回動中心にとして後部を回動して起
立状態となるシート)の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タンブルシート、例えば自動車のセカン
ドシート、サードシートは、車内の後部空間を広くして
この空間を荷物室と利用するため、シートクッションの
前部を回動中心として後部が回動して起立状態となる様
に、車床に装着されている。
【0003】斯かるタンブルシートは、図6に示す様
に、シートクッションSCの後部左、右両端に各々回動
可能に軸着し且つ車床Fの各後部ストライカ1に係止す
る後部ラッチ11、11と、前記シートクッションSC
の前部左、右両端に各々回動可能に軸着し且つ車床Fの
各前部ストライカ2、2に係止する前部ラッチ22、2
2と、前記一方の前部ストライカ2の前方の車床Fに設
け且つ前記シートクッションSCの起立状態を保持する
起立用ストライカ6と、前記シートクッションSCに回
動可能に軸着し且つ前記起立用ストライカ6に係止する
起立用ラッチ16とからなり、後部ラッチ11の後部ス
トライカ1からの係止状態が解除すると、前部ストライ
カ2を回動中心としてシートクッションSCの後部が回
動し、起立用ラッチ16が起立用ストライカ6に係止し
て、シートクッションSCの起立状態を保持する構造か
らなっている。従って、シートクッションSCが起立状
態においては、二点鎖線で示す様に、前部ラッチ22が
前部ストライカ2に、起立用ラッチ16が起立用ストラ
イカ6に各々係止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然しながら、シートク
ッションSCの後部に水平方向(図6矢印方向)の荷重
(例えば走行時、停車時の前後方向への荷重)が生じる
と、回転モーメントが大となり、前部ラッチ22と前部
ストライカ2及び起立用ラッチ6と起立用ストライカ1
6がガタ付き、このガタ付きが異音となり、乗員にとっ
ては耳障りであった。その上、シートクッションSCを
使用する際においても、車の振動等により、前部ラッチ
22と前部ストライカ2がガタ付き、前述と同様に、こ
のガタ付きによる異音が発生していた。
【0005】そこで本考案は、シートクッションを使用
する際やシートクッションを起立状態とした際に、前部
ラッチと前部ストライカ及び起立用ラッチと起立用スト
ライカがガタ付くことなく、異音の発生の防止ができる
タンブルシートの構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本考案は、前記
シートクッションには前記前部ストライカが嵌合するく
さび状嵌合孔を形成した前部ストライカ用プレートを固
定すると共に、前記シートクッションが起立状態となっ
た際、前記起立用ストライカに当接する起立用ストライ
カ用プレートを固定したものである。従って、前部スト
ライカは前部ストライカ用プレートのくさび状嵌合孔に
嵌合し、前部ストライカ用プレートに2点で接し、更
に、前部ラッチが係止しているので、合わせて3点で前
部ストライカ用プレートと前部ラッチとに接する。その
為、前部ストライカと前部ラッチのガタ付きが防止でき
る。又、起立用ストライカは起立用ラッチが係止すると
共に起立用ストライカ用プレートが当接し、起立用ラッ
チと起立用ストライカ用プレートとに2点に接してい
る。その為、起立用ストライカと起立用ラッチのガタ付
きが防止できる。
【0007】
【実施例】本考案に係る一実施例を図1乃至図5に基づ
いて説明するが、従来例と同一部材には同一符号を付
し、その説明は省略する。シートクッションSCの前部
左、右両端には、シートクッションSCのフレームSC
2に固定したレッグSC1を介して、前部ラッチ22が回
動可能に軸着している。前部ラッチ22は図2に示す様
に、レッグSC1に形成した遊嵌孔SC3へ遊嵌した前部
ストライカ2に係止している。
【0008】前部ラッチ22は前部ストライカ2と隙間
なく係止し、更にスムーズに前部ストライカ2との係止
状態が解除できる形状からなっている。即ち、前部ラッ
チ22は図4に示す様に、前部ストライカ2との摩擦係
数がtanθ=0.1(経験値)となる。θ=5.71
度である。その為、前部ラッチ22の前部ストライカ2
との接する面の形状Xは、次の様にして設定している。
前部ストライカ2の中心Yを基準に、前部ラッチ22の
軸部22cの中心Zとを結んだ線に対して、θが5.7
1度を上まわらない角度、例えばθ=5度だけ傾け、中
心Yから前部ラッチ22の軸部22cの方向へ延長し、
この延長線と中心Zを通る垂直との交点をWとする。こ
の点Wを中心として、このWと前部ストライカ2と前部
ラッチ22との接点Vとの間を半径とする円周の弧を、
前部ラッチ22の前部ストライカ2との接する面の形状
Xとしている。
【0009】そして、前部ラッチ22の軸部22cには
前部ストライカ用プレート30が固設されている。前部
ストライカ用プレート30はその基端30aが軸部22
cに固定し、その先端30bに、くさび形嵌合孔30c
が形成されている。前部ストライカ用プレート30のく
さび形嵌合孔30cはV字状からなり、この嵌合孔30
cに前部ストライカ2が嵌合すると共に、前部ストライ
カ用プレート30が前部ストライカ2に2点31、32
で密接している。
【0010】シートクッションSCの一方のレッグSC
1には、シートクッションSCが起立状態となった際、
起立用ストライカ6に当接する起立用ストライカ用プレ
ート40が固定して設けられている。起立用ストライカ
用プレート40は、図3に示す様に、その基端40aが
起立用ラッチ16の軸部16′cに固定し、その先端4
0bが起立用ストライカ6の方向へ突出している。起立
用ストライカ用プレート40は、シートクッションSC
が起立状態となった際、その先端面40cが起立用スト
ライカ6に当接している。従って、起立用ストライカ6
は起立用ラッチ16と起立用ストライカ用プレート40
の先端面40cとに上、下2点で密接している。
【0011】そして、図中、18はオープンレバーで、
このオープンレバー18は起立用ラッチ16の軸部1
6′cに回動可能に取付けられ、その先端部18aが起
立用ラッチ16の先端16bと基端16a間に形成した
係止孔16cに係止し、その上端部18bがワイヤ17
を介して操作レバー4に連結している。操作レバー4は
各後部ラッチ11、11にも連結し、この操作レバー4
を操作すると、後部ラッチ11、11の各後部ストライ
カ1、1からの係止状態が解除し、シートクッションS
Cを回動して起立状態とすることができる。
【0012】オープンレバー18と一方の前部ラッチ2
2間には、この前部ラッチ22の前部ストライカ2から
の係止状態の解除に伴ってオープンレバー18に係止し
て、起立用ラッチ16を起立用ストライカ6からの係止
状態が解除する連動部19が設けられている。この連動
部19は前部ラッチ22の解除レバー24と一体に形成
され、オープンレバー18の方向へ延出して形成されて
いる。連動部19を形成した解除レバー24は、前部ラ
ッチ22とは別体からなり、前部ラッチ22の軸部22
cに、前部ラッチ22の外側から解除レバー24が回動
可能に取付けられている。そして、解除レバー24の先
端24aが、前部ラッチ22の先端22aと軸22c間
に形成した係止穴22dに係止し、解除レバー24を操
作すると、前部ラッチ22の前部ストライカからの係止
状態が解除する。
【0013】連動部19はその上端に設けたピン19a
がオープンレバー18の後端に形成した湾曲部18cに
係止している。オープンレバー18の湾曲部18cは、
解除レバー24を操作し、それに伴って連動部19が回
動いる際、連動部19のピン19aが湾曲部18cに係
止しつつ湾曲部18cの上面18dに沿ってスライド
し、オープンレバー18を介して起立用ラッチ16の起
立用ストライカ6からの係止状態が解除する形状から成
っている。オープンレバー18には、湾曲部18cの両
端に、連動部19のピン19aがオープンレバー18か
ら取りはずれることを防ぐストッパ部18e、18fが
各々形成されている。
【0014】更に、オープンレバー18と連動部19間
に引張りバネ20が張設されている。この引張りバネ2
0は、オープンレバー18、連動部19をそれぞれ付勢
し、オープンレバー18、連動部19を介して、起立用
ラッチ16、前部ラッチ22が起立用ストライカ6、前
部ストライカ2に係止する方向へ付勢している。
【0015】連動部19を形成した解除レバー24は、
脚部SC1に形成した穴SC5から脚部SC1の内側方向
へ折曲延出し、解除レバー24の把手24bが脚部SC
1の内側に位置している。解除レバー24の把手24b
を脚部SC1の内側に位置させているのは、解除レバー
24を操作する際、脚部SC1の外側で操作するよりも
内側の方が容易に操作をすることができるからである。
【0016】5はトーションバーで、このトーションバ
ー5はその作動端5aにより、シートクッションSCが
回動して起立状態となる方向へシートクッションSCを
付勢している。
【0017】上記構成に係るタンブルシートの構造は、
シートクッションSCを回動して起立状態とすると、起
立用ラッチ16が起立用ストライカ6に係止し且つ起立
用ストライカ用プレート40が起立用ストライカ6に当
接し、左、右の前部ラッチ22、22も前部ストライカ
2、2に係止し、前部ストライカ用プレート30が前部
ストライカ2に2点31、32で密接しているため、シ
ートクッションSCの起立状態をガタ付くことなく確実
にロックすることができる。そして、起立状態のシート
クッションSCは、操作レバー4を操作すると、ワイヤ
17を介してオープンレバー18が回動し、それに伴っ
て、起立用ラッチ16の起立用ストライカ6からの係止
状態が解除するので、簡単に起立状態のシートクッショ
ンSCのロックオフができ、左、右の前部ラッチ22、
22が前部ストライカ2、2に係止した状態で簡単に復
元することができる。更に、起立状態のシートクッショ
ンSCは、解除レバー24を操作すると、前部ラッチ2
2の前部ストライカからの係止状態が解除すると共に、
連動部19、オープンレバー18を介して、起立用ラッ
チ16の起立用ストライカ6からの係止状態が解除し、
他方側の解除レバー24をも操作すると、他方の前部ラ
ッチ22の前部ストライカ2からの係止状態が解除する
ので、車床Fから簡単に取り外すことができる。
【0018】本考案によれば、前記シートクッションに
は、前記前部ストライカが嵌合するくさび状嵌合孔を形
成した前部ストライカ用プレートを固定すると共に、前
記シートクッションが起立状態となった際、前記起立用
ストライカに当接する起立用ストライカ用プレートを固
定しているため、シートクッションが回動して起立状態
となった際、前部ストライカは前部ストライカ用プレー
トのくさび状嵌合孔に嵌合し、この前部ストライカ用プ
レートに2点で接し、更に、前部ラッチが係止している
ので、前部ラッチと前部ストライカ用プレートに3点で
接している。従って、起立状態のシートクッションに水
平方向の荷重が生じても、前部ラッチと前部ストライカ
とのガタ付きが防止できる。又、起立用ストライカは起
立用ラッチが係止すると共に、起立用ストライカ用プレ
ートも当接しているので、起立用ラッチと起立用ストラ
イカ用プレートに2点で接している。その為、起立用ラ
ッチと起立用ストライカとのガタ付きが前述と同様に防
止できる。その上、シートクッションの使用状態では、
前述と同様に、前部ストライカは前部ラッチと前部スト
ライカ用プレートに3点で接しているので、車の振動等
による、前部ラッチと前部ストライカとのガタ付きが防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を用いたタンブルシートにおけるシート
クッションの前部の側面図。
【図2】図1における前部ラッチと前部ストライカとの
側面図。
【図3】図1において起立用ラッチが起立用ストライカ
に係止した状態の側面図。
【図4】図2において前部ラッチが前部ストライカに係
止した状態の部分側面図。
【図5】本考案を用いたタンブルシートの斜視図。
【図6】従来例のタンブルシートの側面図。
【符号の説明】
1 後部ストライカ 11 後部ラッチ 2 前部ストライカ 22 前部ラッチ 6 起立用ストライカ 16 起立用ラッチ 30 起立用ストライカ用プレート 40 前部ストライカ用プレート
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−3036(JP,U) 実開 昭59−132432(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションの後部左、右両端に各
    々回動可能に軸着し且つ車床の各後部ストライカに係止
    する後部ラッチと、前記シートクッションの前部左、右
    両端に各々回動可能に軸着し且つ車床の各前部ストライ
    カに係止する前部ラッチと、前記一方の前部ストライカ
    の前方の車床に設け且つ前記シートクッションの起立状
    態を保持する起立用ストライカと、前記シートクッショ
    ンに回動可能に軸着し且つ前記起立用ストライカに係止
    する起立用ラッチとからなり、前記シートクッションに
    は前記前部ストライカが嵌合するくさび状嵌合孔を形成
    した前部ストライカ用プレートを固定すると共に、前記
    シートクッションが起立状態となった際、前記起立用ス
    トライカに当接する起立用ストライカ用プレートを固定
    したことを特徴とするタンブルシートの構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014061781A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Ts Tech Co Ltd 乗物用ラッチ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014061781A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Ts Tech Co Ltd 乗物用ラッチ装置
US10060166B2 (en) 2012-09-21 2018-08-28 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle latch device

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