JPH077495Y2 - 開閉リッドのロック構造 - Google Patents

開閉リッドのロック構造

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JPH077495Y2
JPH077495Y2 JP11034689U JP11034689U JPH077495Y2 JP H077495 Y2 JPH077495 Y2 JP H077495Y2 JP 11034689 U JP11034689 U JP 11034689U JP 11034689 U JP11034689 U JP 11034689U JP H077495 Y2 JPH077495 Y2 JP H077495Y2
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JP
Japan
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lock
claw
lock hole
opening
closing lid
Prior art date
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Application number
JP11034689U
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English (en)
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JPH0350175U (ja
Inventor
弘三 山浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は開閉リッドのロック構造に関する。
〈従来の技術〉 従来の開閉リッドのロック構造としては例えば第6図〜
第11図に示すようなものがある(実開昭57-164661号公
報参照)。1は自動車のリヤシートで、中央部には凹部
2が形成されており、この凹部2内へアームレスト兼用
の収納ボックス3が引出し・収納自在に設けられてい
る。この収納ボックス3は、収納ボックス本体4と、こ
れにヒンジ5を介して回動自在に取付けられる開閉リッ
ド6とから成っている。収納ボックス本体4には小物入
れ用の収納部7が凹設してあり、その前側部分にはロッ
ク穴8が形成してある。このロック穴8の後側にはロッ
ク穴8側へ出っ張った状態の係合部9が形成されてい
る。尚、10は引き出し片で、収納ボックス3をリヤシー
ト1の凹部2から引き出すためのものである。
そして、開閉リッド6の前端部にはロック機構11が組付
けられている。このロック機構11は前面と下面にそれぞ
れ開口12、13を形成したケース14と、このケース14内へ
ピン15により回動自在に支持され前記下面側の開口13か
らロック爪16を突出させているロック本体17と、該ロッ
ク本体17に形成した別のピン18へ一端側の長孔19を回動
自在に係合させ且つ他端側をケース14前面の開口12から
突出させたプッシュ部20と、を備えている。また、この
ロック機構11の前記ロック爪16は、その爪部21を前記ロ
ック穴8の係合部9と係合させるべく、図示せぬ付勢手
段により常時A側へ向けて付勢せしめられている。従っ
て、開閉リッド6を閉めればロック爪16が自動的に収納
ボックス本体4のロック穴8内へ係入するので、ロック
爪16の爪部21とロック穴8内へ出っ張った係合部9とが
係合して開閉リッド6のロック状態が得られるようにな
っている。また、ロック機構11のプッシュ部20を指で押
せば前記ロック爪16とロック穴8の係合部9との係合状
態が解除されることとなり、開閉リッド6はヒンジ5を
中心に上開き回動することができる。
〈考案が解決しようとする課題〉 そしてこのような従来の開閉リッドのロック構造にあっ
ては、ヒンジ5の蝶番22とシャフト23との間の隙間Sに
起因し(第10図参照)、開閉リッド6が図中B方向(第
7図参照)へのガタつきを起こす。このため、ロック爪
16のロック穴8内への係入不良を防止すべくロック穴8
の左右幅サイズLをロック爪16の幅サイズlよりも十分
に大きく設定していた。つまり、開閉リッド6がB方向
へガタついてもロック爪16がロック穴8内へ確実に係入
できるように、ロック穴8を大きくしたものである。
ところが、ロック穴8の左右幅サイズLを大きくしたた
めに、ロック爪16をロック穴8内へ係入した後も、ロッ
ク爪16がロック穴8内でB方向への位置ズレを起こすた
めに、開閉リッド6全体がグラツキを起こすこととな
り、収納ボックス3をアームレストとして使用している
着座乗員に不快感を与えていた。また、車両走行時の振
動等によりロック爪16がロック穴8内で共振し異音を発
生する場合もあった。
この考案はこのような従来の課題に着目してなされたも
のであり、上記ロック穴の左右幅サイズを大きく設定し
たままでも、ロック爪がロック穴内でガタつかない開閉
リッドのロック構造を提供せんとするものである。
〈課題を解決するための手段〉 この考案に係る開閉リッドのロック構造は上記の目的を
達成するために、ロック爪にその基部から左右両側へ延
びてロック爪を囲む可撓性リング体を一体形成し、ロッ
ク状態で、前記可撓性リング体がロック穴の底面及び左
右両側面をそれぞれ撓み状態で押圧するようにしたもの
である。
〈作用〉 ロック爪をロック穴内へ係入した際に、可撓性リング体
がロック穴の底面及び左右両側面をそれぞれ撓み状態で
押圧するので、この撓み状態の可撓性リング体の復元力
により、ロック穴内におけるロック爪の移動が規制され
ることとなる。
〈実施例〉 以下この考案の好適な一実施例を第1図〜第5図に基づ
いて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の符号
を付し、重複する説明は省略する。
この実施例に係るロック爪24は、その根元部分である基
部25から左右両側へ延びてロック爪24を囲む可撓性リン
グ体26が一体的に形成してある。この可撓性リング体26
は概略菱形のリング状をしており、それ自体の前後幅d
はロック爪24の前後幅に相応している。
そして、この可撓性リング体26が一体形成されたロック
爪24をロック穴27内へ係入すると、まず可撓性リング体
26の下端28がロック穴27の底面29に当接する(第3図参
照)。そのままロック爪24の係入を続けると、可撓性リ
ング体26の下端28がロック爪24の先端30と底面29との間
に挟まれて撓み状態となり、底面29を押圧する。このと
き、下端28の撓みと同時に、可撓性リング体26が左右両
方へ拡開するので、その左端31及び右端32もそれぞれ撓
み状態となりロック穴27の左側面33及び右側面34を押圧
することとなる(第4図参照)。この時点で、ロック爪
24の爪部35がロック穴27内へ出っ張った係合部36と係合
し、ロック状態となる。このロック状態においては、前
記の如く可撓性リング体26の下端28及び左右両端31、32
が、それぞれロック穴27の底面29及び左右両側面33、34
を撓み状態で押圧することとなるので、この撓み状態の
可撓性リング体26の復元力により、ロック爪24のロック
穴27内における左右方向(B方向)での移動(ぐらつ
き)が規制されることとなる。
従って、乗員が収納ボックスをアームレストとして使用
した際にも、その開閉リッドが左右方向にぐらつかない
ので、乗員が不快感を感じることはない。また、ロック
穴27の左右幅サイズLは従来通り大きく設定してあるの
で、ロック前の開閉リッドが多少左右方向に位置ズレを
起こしたとしても、ロック爪24及び可撓性リング体26は
確実にロック穴27内へ受入れられ、前述の如き確実なロ
ック状態を得ることができる。
また、この可撓性リング体26の特に下端28の撓みの復元
力により、ロック爪24が上側方向へ向けて付勢されるこ
ととなるので、ロック爪24の爪部35が常時ロック穴27の
係合部36に対して下側から押付けられる状態となり、走
行時等における車両の上下振動に応じてロック爪24が共
振し異音発生の原因となるようなこともない。尚、以上
の説明で、アームレスト兼用の収納ボックスを例にした
が、特別アームレスト兼用である必要はない。
〈考案の効果〉 この考案に係る開閉リッドのロック構造は、以上説明し
てきた如き内容のものであって、ロック爪をロック穴内
へ係入した際に、可撓性リング体がロック穴の底面及び
左右両側面をそれぞれ撓み状態で押圧することとなるの
で、この撓んだ状態の可撓性リング体の復元力により、
ロック穴内におけるロック爪の移動が規制されることと
なり、開閉リッドのガタつき、ぐらつきが防止される。
従って、使用者が不快感を感じたりすることがなく、ま
たガタつきによる異音発生もない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るロック爪を示す斜視
図、 第2図はロック爪をロック穴内へ係入する直前の状態を
示す第1図中矢示II方向から見た一部断面の側面図、 第3図はロック爪をロック穴内へ係入する途中状態を示
す第2図相当の側面図、 第4図はロック爪をロック穴内へ係入した後の状態を示
す第2図相当の側面図、 第5図はロック爪をロック穴内へ係入した後の状態を示
す第1図中矢示V方向から見た一部断面の側面図、 第6図は従来例の自動車リヤシートを示す斜視図、 第7図は収納ボックスの全体斜視図、 第8図は開閉リッドのロック状態におけるロック機構の
断面図、 第9図はロック爪の斜視図、 第10図はヒンジの拡大斜視図、そして 第11図は第8図中矢示XI方向から見た一部断面の側面図
である。 24……ロック爪 25……基部 26……可撓性リング体 27……ロック穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納ボックス本体にはロック穴を形成し、
    該収納ボックス本体へ回動自在に取付けられる開閉リッ
    ドにはロック爪を形成し、そして該ロック爪を前記ロッ
    ク穴内へ係入して開閉リッドをロック状態とする開閉リ
    ッドのロック構造において、 上記ロック爪に、その基部から左右両側へ延びてロック
    爪を囲む可撓性リング体を一体形成し、ロック状態で、
    前記可撓性リング体がロック穴の底面及び左右両側面を
    それぞれ撓み状態で押圧することを特徴とする開閉リッ
    ドのロック構造。
JP11034689U 1989-09-22 1989-09-22 開閉リッドのロック構造 Expired - Lifetime JPH077495Y2 (ja)

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JP11034689U JPH077495Y2 (ja) 1989-09-22 1989-09-22 開閉リッドのロック構造

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JP11034689U JPH077495Y2 (ja) 1989-09-22 1989-09-22 開閉リッドのロック構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0350175U JPH0350175U (ja) 1991-05-16
JPH077495Y2 true JPH077495Y2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=31658883

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11034689U Expired - Lifetime JPH077495Y2 (ja) 1989-09-22 1989-09-22 開閉リッドのロック構造

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JPH0654895U (ja) * 1992-04-03 1994-07-26 利満 志田 開閉式カーテン屋外遮蔽装置
JP6528262B2 (ja) * 2015-01-06 2019-06-12 森六テクノロジー株式会社 物入れ

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JPH0350175U (ja) 1991-05-16

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