JPH0528103Y2 - - Google Patents

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JPH0528103Y2
JPH0528103Y2 JP2631187U JP2631187U JPH0528103Y2 JP H0528103 Y2 JPH0528103 Y2 JP H0528103Y2 JP 2631187 U JP2631187 U JP 2631187U JP 2631187 U JP2631187 U JP 2631187U JP H0528103 Y2 JPH0528103 Y2 JP H0528103Y2
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cam
locking
trunk
lever
rear seat
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトランクルームと車室とを連通するト
ランクスルーが備えられ、トランクスルーがリヤ
シートバツクの起伏動作によつて開閉可能とされ
る自動車におけるトランクスルーのロツク装置に
関する。
(従来技術及び解決すべき問題点) 従来、この種の自動車におけるトランクスルー
のロツク装置は、例えば実開昭60−92633号公報
記載の考案で、すなわち、第7図及び第8図に示
すように、可倒式リヤシートバツク1とトランク
ルーム2とが備えられる自動車において、常時リ
ヤシートバツク1を起状態に固定保持するロツク
機構3と、ロツク機構3のレリーズボタン4との
間に、ロツクキヤンセル機構5が配置されてお
り、ロツクキヤンセル機構5には、トランクルー
ム2内からのみ操作可能なキヤンセルON,OFF
機構6が、ケーブルワイヤ7により連結されてな
るものである。
しかし、前記従来のロツク装置では、リヤシー
トバツクに取付ける部材が、ロツク機構3と、レ
リーズボタン4と、ロツクキヤンセル機構5と、
キヤンセルON,OFF機構6とに分かれており、
それぞれ取付け作業をしなければならず、取付け
作業において大変不便であるという問題がある。
本考案は以上に述べた従来技術の問題点に鑑み
なされたもので、その目的は、より簡単な構成に
することによつて、リヤシートバツクに取付ける
部材を少なくし、取付作業をより容易にすること
ができるとともに、トランクルーム内の物の盗難
防止を確実に行なうことができるところのトラン
クスルーのロツク装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係るトランクスルーのロツク装置は、
ロツク機構の一部を構成し自動車の本体に固定さ
れるストライカを係脱可能に係止しうる第1のカ
ムと、この第1のカムに係脱可能に揺動される第
2のカムと、この第2のカムに揺動可能に連結し
て一部が車室に露出する操作レバーと、前記第2
のカムに係脱可能に係止し、かつ第2のカムと操
作レバーとの揺動を阻止しうる係止レバーと、こ
の係止レバーに連結されるとともに係止レバーの
揺動操作を行うトランクルーム内に面して形成さ
れる操作機構とが備えてなるものである。
(作用) この考案にかかるトランクスルーのロツク装置
によれば、トランクルーム内の操作機構をロツク
オンとすると、操作機構に連結する係止レバーが
第2のカムと操作レバーとの揺動を阻止し、第2
のカムが第1のカムに係止するので、自動車本体
のストライカと第1のカムとはロツク状態とな
り、トランクルーム内の操作機構をロツクオフと
すると、係止レバーが第2のカムから離れ、第2
のカムと操作レバーとが揺動可能となり、この操
作レバーの操作により、前記第1のカムと第2の
カムとが揺動してストライカと第1のカムとはロ
ツク状態が解除可能となる。
(実施例) 以下、本考案に係るトランクスルーのロツク装
置の一実施例を第1図から第6図に基づいて説明
する。
先ず、本考案による装置が施される自動車11
を説明すると、第3図及び第4図に示すように、
自動車11の車室12の後方にトランクルーム1
3が備えられ、車室12とトランクルーム13と
の間がトランクスルー14によつて連通され、ト
ランクスルー14の開閉操作をなす起伏可能なリ
ヤシートバツク15が設けられる。この際、ロツ
ク機構16によつて、リヤシートバツク15の起
状態を保持しトランクスルー14を閉状態とする
ものである。すなわち、第1図及び第2図に示す
ように、リヤシートバツク15に装着される基板
17に第1のカムであるカム18が支軸19によ
つて回転可能に枢支される。そして、カム18に
は自動車11の本体11aに固定されるU字形の
ストライカ20を挿抜可能に係止しうる切欠21
が形成される。またカム18には後述する第2の
カムであるカム22に当接可能とされ自らの回転
を阻止できる係止凸部23が形成される。なお、
カム18を図示を略すねじりスプリング等によつ
て常にAからA′方向に付勢されている。基板1
7には前述した第2のカム22が支軸24によつ
て回転可能に枢支され、カム22には係止凸部2
3が当接係止可能とされる係止凹部25が形成さ
れる。なお、カム22は図示を略すスプリングに
よつてB′からBに向かつて常に付勢されている。
また、カム22には、回転操作用の操作ピン26
が植設される。
基板17の図面上(以下同様)上端部にはブラ
ケツト27を介してロツク操作レバー28が支軸
29によつて揺動可能に枢支される。操作レバー
28はばね28′によつて常にC′からC方向に付
勢される。操作レバー28の下端部には、ロツク
操作レバー28のほぼ長手方向に長い長孔30が
形成される。長孔30には操作ピン26が遊挿係
止される。
したがつて、ロツク機構16は、第2図に示す
ように、ロツク操作レバー11のCからC′への揺
動操作によつて、操作ピン26を介してカム22
が図示を略すスプリングに抗してBからB′に回
転される。すると、係止凸部23と係止凹部25
との当接係止状態が解除され、カム18が回転可
能とされる。そして、カム18はねじりスプリン
グ等の作用によつてAからA′へ回転され、切欠
21に挿入係止されていたストライカ20が解放
され、リヤシートバツク15が自由に起伏可能と
される。
一方、リヤシートバツク15をロツク機構16
によつて起状態に固定する場合には、第5図及び
第6図に示すように、ストライカ20に向かつて
ロツク機構16を押し付けることにより、カム1
8がA′からAへ回転される。すると、カム18
が係止凸部23によつてカム22が押圧回転さ
れ、係止凸部23がカム22の係止凹部25に当
接係止された状態となり、リヤシートバツク15
が起状態で固定保持される。
以上に述べた自動車11において本考案の装置
は以下のようになる。すなわち、第1図に示すよ
うに、ロツク機構16のカム22に、端部に係止
凸部40が形成される。また、係止凸部40に係
止可能とされ、カム22の揺動を阻止しうる係止
フツク部41が一端部に形成される天秤状をした
係止レバー42が、支軸43によつて基板17に
枢支される。
操作レバー42の他端部にはブラケツト43′
によつて端部が基板17に保持されるインナワイ
ヤ44の一端部44aが連結される。インナワイ
ヤ44の他端部44bはトランクルーム13内に
面して形成される操作機構45に連結される。
操作機構45は、一端がインナワイヤ44の他
端部44bに連結され、他端に把手46が形成さ
れる操作レバー47が備えられる。操作レバー4
7はリヤシートバツク15のトランクルーム13
内に面する部分に支軸48によつて天秤状に枢支
される。そして、操作レバー47の揺動操作によ
つて、インナワイヤ44を介して係止レバー42
が揺動され、係止レバー42の係止フツク部41
がカム22の係止凸部40に係脱可能とされる。
本考案による装置の一実施例は以上に述べた通
りであるから、盗難防止のためのロツク操作をす
る場合には、第1図に示すように、トランクルー
ム13内に面した操作レバー47をON操作す
る。すると、インナワイヤ44が矢印E′からE方
向に移動され、係止レバー42がD′からD方向
に揺動される。すると、係止レバー42の係止フ
ツク部41とカム22の係止凸部40が互いに係
止されて、カム22の揺動が阻止される。
したがつて、ロツク操作レバー28によつてカ
ム22を揺動操作することができず、トランクス
ルー14はリヤシートバツク15によつて閉鎖さ
れた状態が保持され、車室12内からは開けるこ
とができず、盗難防止を図ることができる。
次に、盗難防止のためのロツクを解除し、車室
12内から自由にトランクスルー14を開閉操作
できるようにするには、第2図に示すように、ト
ランクルーム13を開けて、操作レバー28を
OFF操作する。すると、インナワイヤ44が矢
印EからE′方向に移動され、係止レバー42がD
からD′方向に揺動される。すると、係止レバー
42の係止フツク部41とカム22の係止凸部4
0との係止が解除され、カム22が揺動可能とさ
れる。
したがつて、車室12内から、ロツク操作レバ
ー28の揺動操作をすることにより、リヤシート
バツク15を自由に起伏可能となり、トランクス
ルー14の開閉操作を自由にすることができる。
(考案の効果) 本考案によれば下記の効果が生じる。
リヤシートバツクを取り付ける部材が、ロツ
ク機構を含む部材及び操作機構を含む部材とさ
れ、従来の装置に比較して取り付ける部材をか
なり少なくすることができ、取り付け作業の容
易化を図ることができる。
係止レバーは第2のカムに係脱可能に係止
し、第2のカムと操作レバーとの揺動を阻止し
ているので、トランクルーム内の操作機構を操
作しない限り、操作レバーを操作することがで
きず、車内からのトランクルーム内における収
納物の盗難を確実に防止できる。
操作レバー、第1のカム、第2のカム、係止
レバーが連接しているので、操作レバー、第1
のカム、第2のカム、係止レバーを一体にユニ
ツト化でき、このユニツト化により、取り付け
作業がより一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置の概略正面図、第2図は
同装置の作動説明図、第3図及び第4図は同装置
を施してなる自動車の概略側面図及び同自動車の
リヤシートバツクの概略側面図、第5図及び第6
図は同リヤシートバツクのロツク機構を示す斜視
図及び概略側面図、第7図及び第8図は従来の装
置を施してなる自動車のリヤシートバツクの概略
背面図及び側面図である。 22……カム(第2のカム)、40……係止凸
部、41……係止フツク部、42……係止レバー
(レバー)、44……インナワイヤ、45……操作
機構、47……操作レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トランクルームと車室とを連通するトランクス
    ルーが備えられ、このトランクスルーがリヤシー
    トバツクの起伏動作によつて開閉可能とされ、ト
    ランクスルーを閉鎖状態とするリヤシートバツク
    の起伏態を保持するロツク機構が設けられる自動
    車において、ロツク機構の一部を構成し自動車の
    本体に固定されるストライカを係脱可能に係止し
    うる第1のカムと、この第1のカムに係脱可能に
    揺動される第2のカムと、この第2のカムに揺動
    可能に連結して一部が車室に露出する操作レバー
    と、前記第2のカムに係脱可能に係止し、かつ第
    2のカムと操作レバーとの揺動を阻止しうる係止
    レバーと、この係止レバーに連結されるとともに
    係止レバーの揺動操作を行うトランクルーム内に
    面して形成される操作機構とが備えてなることを
    特徴とするトランクスルーのロツク装置。
JP2631187U 1987-02-26 1987-02-26 Expired - Lifetime JPH0528103Y2 (ja)

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5411640B2 (ja) * 2009-09-29 2014-02-12 富士機工株式会社 シートバックの固定装置
WO2023100941A1 (ja) * 2021-11-30 2023-06-08 テイ・エス テック株式会社 車両用シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5978138U (ja) * 1982-11-18 1984-05-26 本田技研工業株式会社 可倒式リヤシ−トのロツク装置
JPS60114035U (ja) * 1984-01-12 1985-08-01 三菱自動車工業株式会社 可倒式シ−トのシ−トバツク部保持装置

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