JP3360242B2 - 自動車用フロアボックス - Google Patents

自動車用フロアボックス

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JP3360242B2 JP32973296A JP32973296A JP3360242B2 JP 3360242 B2 JP3360242 B2 JP 3360242B2 JP 32973296 A JP32973296 A JP 32973296A JP 32973296 A JP32973296 A JP 32973296A JP 3360242 B2 JP3360242 B2 JP 3360242B2
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勉 阿部
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車等の車両に
装備されるフロアボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両では、フロアの適所にて上
部トレーをフットレストとして利用可能としたフロアボ
ックスを備えているものがある。このフロアボックスの
基本構成は、フロアに固定されたボックス本体とこのボ
ックス本体に枢支された開閉式トレーとから成ってい
る。このようにしてトレーを所定開度に開いて保持する
ことにより、フットレストとして利用するというもので
ある。
【0003】従来のフロアボックスにおいて、通常の使
用時にトレーを開閉する際、トレーをボックス本体に閉
合状態にロックするためのロック機構と、フットレスト
として使用する際該トレーを所定開度にロックするため
のロック機構とを各別に備えている。図5及び図6は、
このような従来のフロアボックスにおけるトレー開閉用
のロック機構の構造例を示している。図5において、ボ
ックス本体1にトレー2が閉合した際、相互の対応部位
にそれぞれマグネット3及び鉄製プレート4を設け、磁
力によってトレー2をロックする。また、図6において
はトレー2の裏側にボックス本体1側と機械的に係合す
るロック機構5が設けられる。
【0004】一方、フットレストとして使用する際のト
レーロック機構としては、図7のようにトレー2の裏側
に回動可能に支持されたパイプフレーム6が設けられ
る。パイプフレーム6の先端部6aは、図8のようにボ
ックス本体1に設けたストッパクリップ7と係合するよ
うになっている。なお、ストッパクリップ7はビス8に
よってボックス本体1に固定される。
【0005】フットレストとして使用する際、図7のよ
うにパイプフレーム6をトレー2に対して所定角度回動
させて、図示のようにボックス本体1との間に架け渡す
ことによりボックス本体1の上部にフットレストが構成
され、このときトレー2は所定開度にロックされる。な
お、図7においてトレー2は枢軸9のまわりに回動可能
に支持されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フロアボックスではトレー2の使用態様(通常使用時及
びフットレスト使用時)に応じて使い分ける2つのロッ
ク方法もしくは機構を備えているため、部品点数が多く
なり構造も複雑化せざるを得なかった。
【0007】本発明は上記の点に鑑み、適正なロック機
能を実現しながら構成の簡素化を図る自動車用フロアボ
ックスを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ボックス本体とこのボックス本体に枢支された開閉
式トレーとを備えた自動車用フロアボックスであって、
トレーを所定開度に保持するための開度設定機構を備
、この開度設定機構を前記トレーの裏側に回動可能に
支持されたフレーム部材により構成し、前記ボックス本
体の適所に前記フレーム部材と係合可能な掛止部材を設
け、前記フレーム部材を異なる部位で前記掛止部材と係
合させるようにしたものである。
【0009】
【0010】請求項に記載の自動車用フロアボックス
では、前記フレーム部材はその回動支点側の第1の係合
部と先端側の第2の係合部とを有し、前記第1の係合部
を前記掛止部材と係合させることで前記トレーを閉合状
態にロックすると共に、前記第2の係合部を前記掛止部
材と係合させることで前記トレーを所定開度にロックす
るように構成した。
【0011】また、請求項に記載の自動車用フロアボ
ックスでは、前記フレーム部材の第1の係合部は、曲げ
部として形成されていることを特徴とする。
【0012】さらに、請求項に記載の自動車用フロア
ボックスでは、前記トレーが前記開度設定機構によって
所定開度にロックされることにより、前記ボックス本体
上にフットレストが構成されることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、トレーの裏側に開度設定
機構を設け、この開度設定機構のフレーム部材における
2つの係合部をトレーの使用態様に応じてボックス本体
側と選択的に係合させる。単一のフレーム部材の異なる
部位を係合させることで、トレーを閉合状態と所定開度
にそれぞれ確実にロックすることができる。つまり開度
設定機構が2つのロック機構を兼用するものであり、極
めて簡単な構成でありながら適正なロック機能を実現す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4に基づき、従来
例と実質的に同一又は対応する部材には同一符号を用い
て、本発明による自動車用フロアボックスの好適な実施
の形態を説明する。
【0015】この実施形態におけるフロアボックスの基
本構成は、実質的に従来例のものと同様とする。従っ
て、フロアボックスは、図1のようにフロア100に固
定されたボックス本体1とこのボックス本体1に枢軸9
を介して枢支された開閉式トレー2とを備えている。ト
レー2を所定開度に開いて保持することにより、フット
レストとして利用することができるが、図1はフットレ
スト使用時の様子を示している。
【0016】本実施形態に係るフロアボックスでは、図
1に示されるようにトレー2を所定開度に保持するため
の開度設定機構としてパイプフレーム10を有してい
る。パイプフレーム10は適宜の鋼製パイプ材により形
成することができ、図示のようにトレー2の裏側にて2
つの回動支点11を介して回動可能に支持されている。
この例ではパイプフレーム10を概略長方形に形成し、
ボックス本体1の開口部の内側に沿って収容可能に形成
される。ボックス本体1における枢軸9とは反対側に
は、後述のようにパイプフレーム10と係合可能な掛止
部材としてのストッパクリップ7が固定されている。
【0017】パイプフレーム10は、ストッパクリップ
7に対して異なる部位で係合し得るようになっている。
つまりパイプフレーム10における回動支点11側には
第1の係合部10aが、また先端側には第2の係合部1
0bがそれぞれ設けられている。図1においては、第2
の係合部10bがストッパクリップ7と係合する状態が
示されている。
【0018】また、パイプフレーム10の第1の係合部
10aは、曲げ部として形成されている。この第1の係
合部10aは、図2のようにパイプフレーム10のスト
レート部分を適度に張り出すように折り曲げることで形
成することができる。第1の係合部10aをこのように
曲げ部として形成することにより、後述するようにスト
ッパクリップ7と容易にしかも確実に係合させることが
できる。
【0019】上記構成のフロアボックスにおいて、トレ
ー2をフットレストとして使用する際、パイプフレーム
10をトレー2に対して回動支点11のまわりに回動さ
せ、図3のように第2の係合部10bをストッパクリッ
プ7と係合させる。つまり、パイプフレーム10で成る
開度設定機構によってフットレスト使用時の開度を設定
する。この場合、ストッパクリップ7は適度な弾性と剛
性を有しているため、第2の係合部10bが外れないよ
うに確実にロックすることができる。このフットレスト
使用時には、図4(A)のようにパイプフレーム10を
傾斜させて、図示のようにボックス本体1との間に架け
渡すことにより、ボックス本体1の上部にフットレスト
が構成される。
【0020】また、トレー2を開閉使用する通常使用時
には、パイプフレーム10は、回動支点11のまわりに
回動させることでトレー2の裏側に畳み込まれる。パイ
プフレーム10をこのように回動させると、第1の係合
部10aは、前述のように曲げ部として形成されている
ことから、図4(B)のようにパイプフレーム10のス
トレート部分から適度に張り出す。なお、パイプフレー
ム10のストレート部分は、図3の2点鎖線により示さ
れるようにトレー2の裏側にぴったりと埋まるように配
置される。
【0021】上記のように適度に張り出した第1の係合
部10aは、トレー2をボックス本体1に閉合させるこ
とで、第2の係合部10bの場合と同様にストッパクリ
ップ7と容易に且つ確実に係合する。なお、ストッパク
リップ7と係合する第1の係合部10a或いは第2の係
合部10bを外す場合、トレー2をボックス本体1から
上方に引き上げるだけで簡単に外すことができる。
【0022】このようにパイプフレーム10に設けた2
つの係合部10a及び10bをトレー2の使用態様に応
じてボックス本体2側のストッパクリップ7と選択的に
係合させることで、それらの使用態様における2つのロ
ック機構が構成される。この場合、2つの係合部10a
及び10bに対して1つのストッパクリップ7で対応し
ており、単一のパイプフレーム10と単一のストッパク
リップ7による極めて簡単な構成でありながら適正なロ
ック機能を実現している。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種のフロアボックスにおいて、トレーの複数の使用態
様に対して単一の開度設定機構が2つのロック機構を兼
用するようにしたことで、極めて簡単な構成でありなが
ら適正なロック機能を実現することができる。従って、
構成の簡素化により実質的に部品点数を削減し、有効に
低コスト化を実現することができる等の利点を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用フロアボックスの実施形態に
おける全体斜視図である。
【図2】本発明の自動車用フロアボックスに係る第1の
係合部まわりの部分斜視図である。
【図3】上記実施形態に係るロック機構まわりの部分斜
視図である。
【図4】本発明の自動車用フロアボックスにおける使用
態様例を示す断面図である。
【図5】従来のフロアボックスに係るトレー開閉用ロッ
ク機構の構造例を示す要部断面図である。
【図6】従来のフロアボックスに係るトレー開閉用ロッ
ク機構の別の構造例を示す要部断面図である。
【図7】従来のフロアボックスに係るフットレスト使用
時のロック機構の構造例を示す断面図である。
【図8】従来のフロアボックスに係るフットレスト使用
時のロック機構の要部構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボックス本体 2 トレー 7 ストッパクリップ 9 枢軸 10 パイプフレーム 10a 第1の係合部 10b 第2の係合部 11 回動支点 100 フロア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 7/00 B65D 43/24 E05C 17/12 E05C 19/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス本体とこのボックス本体に枢支
    された開閉式トレーとを備えた自動車用フロアボックス
    であって、 前記トレーを所定開度に保持するための開度設定機構を
    備え、この開度設定機構を前記トレーの裏側に回動可能
    に支持されたフレーム部材により構成し、 前記ボックス本体の適所に前記フレーム部材と係合可能
    な掛止部材を設け、 前記フレーム部材が異なる部位で前記掛止部材と係合す
    るようにした ことを特徴とする自動車用フロアボック
    ス。
  2. 【請求項2】 前記フレーム部材はその回動支点側の第
    1の係合部と先端側の第2の係合部とを有し、前記第1
    の係合部を前記掛止部材と係合させることで前記トレー
    を閉合状態にロックすると共に、前記第2の係合部を前
    記掛止部材と係合させることで前記トレーを所定開度に
    ロックすることを特徴とする請求項に記載の自動車用
    フロアボックス。
  3. 【請求項3】 前記フレーム部材の第1の係合部は、曲
    げ部として形成されていることを特徴とする請求項
    記載の自動車用フロアボックス。
  4. 【請求項4】 前記トレーが前記開度設定機構によって
    所定開度にロックされることにより、前記ボックス本体
    上にフットレストが構成されることを特徴とする請求項
    1乃至のいずれかに記載の自動車用フロアボックス。
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