JP3674148B2 - 車両用仕切り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バン、ワゴン車あるいはハッチバック車等において、車内後部空間と後部荷室とを区画するための巻取式の車両用仕切り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
リヤシートの後方に車内空間と一体の後部荷室を備えた自動車では、後部荷室に搭載された荷物を隠蔽するための車両用仕切り装置が設置されている。そして仕切り装置としては多くの場合、使い勝手のよい図7に示すような巻取式が用いられている。巻取式の仕切り装置は樹脂製又は布製の柔軟なシートからなるトノカバー32と、そのトノカバー32を巻き取って収納する収納ケース31とからなり、後部座席33のリヤシートバック34の後面上端部(又はボデー)に定着された収納ケース31からトノカバー32を後方へ水平に引き出し、その引出し端部をボデー側に係止することにより車内後部空間35と後部荷室36とを区画している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の巻取式の仕切り装置では、バックドア37を開放した状態において、車外からトノカバー32を操作して後部荷室36に荷物を出入するには好都合な反面、収納ケース31がボデー側に固定されている関係で、車内側、つまり後部座席33側から荷物を出入することが困難であった。
【0004】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、巻取式の車両用仕切り装置において、後部荷室に対して車外後方からは勿論のこと、車内側からも荷物を出し入れできるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成したものである。即ち、請求項1の発明は、巻取部と、その巻取部から水平状に引き出されて車内後部空間と後部荷室とを区画するための仕切り部材と備えた巻取式の車両用仕切り装置であって、前記巻取部を変位可能に支持する支持部材を備え、該支持部材が前記後部荷室内のボデー側部材に回動可能に取り付けられたスイングアームであることを特徴とする。
【0006】
上記のように構成された請求項1の発明によると、仕切り部材を引出し又は巻き取ることにより後部荷室を開閉できることに加え、仕切り部材により後部荷室を閉鎖した状態において、巻取部を変位することによって荷物出入用の開口部を形成することができる。従って、後部荷室に対して車外と車内の両方から荷物の出し入れが可能となる。
【0007】
また、請求項1の発明は、前記支持部材が前記後部荷室内のボデー側部材に回動可能に取り付けられたスイングアームであることを特徴とする。従って、請求項の発明によると、回動式としたことにより、簡素な構造で巻取部を円滑に変位することができ、しかも仕切り部材を引出した状態では可動アームがその仕切り部材によって隠されるため、外観見栄えが損なわれない。
【0008】
請求項の発明は、請求項記載の車両用仕切り装置において、前記スイングアームを回動位置に保持可能な保持部材を備えたことを特徴とする。従って、請求項の発明によると、巻取部を荷室開放位置に保持した上で、荷物を出し入れできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。図1は本実施の形態に係る巻取式の車両用仕切り装置を示す全体斜視図、図2及び図3は仕切り装置の使用態様説明図、図4〜図6は各部詳細図である。図1に示すように、巻取式の仕切り装置は、後部座席1のリヤシートバック2の後面上端部に配置される巻取部としての収納ケース6と、その収納ケース6内の巻取軸(図示省略)に巻き取られて収納される仕切り部材としてのトノカバー8とから構成され、トノカバー8を図示仮想線の如く収納ケース6から後方へ水平状に引き出すことにより、リヤシートバック2とバックドア3(図3参照)との間において、車内後部空間4と後部荷室5とを区画するようになっている。
【0010】
トノカバー8は樹脂製又は布製の柔軟なシート部材から構成されており、その引出し端部に設けた係止部材としての係止環9を後部荷室5の側面又は後面に設けたフック21に係止することにより引出し位置に保持される。なお、巻取軸は収納ケース6内に内装された図示省略の渦巻きバネにより常にトノカバー8を巻き取る方向に付勢されている。
【0011】
上述のように構成された巻取式の仕切り装置において、トノカバー8の収納ケース6は図1〜図3に示すように、支持部材としての左右のスイングアーム10によって前後方向に回動可能に支持されている。左右のスイングアーム10は、図4に示すように、その基端部(下端部)が、それぞれ後部荷室5内のボデー側部材であるホイールハウス11上に固着されたアームブラケット12にピン13により回動自在に支持されるとともに、その先端部(上端部)によって収納ケース6の軸方向の両端部に突設された支持軸7を回動自在に支持している。
【0012】
なお、本実施の形態にあっては、図5に示すように、スイングアーム10の先端には一部に切欠を有する鍵孔状の取付孔10aを設ける一方、収納ケース6の支持軸7には小径部7aを設け、その小径部7aを取付孔10aに対して切欠部分からアーム先端部の弾性を利用して外嵌する構造とすることにより、組付けの容易化と部品点数の削減を図っている。
【0013】
上記の如くスイングアーム10により支持された収納ケース6は、常には図2及び図3に実線で示すように、リヤシートバック2の後面上端部、即ち荷室閉鎖位置Aに保持され、後方へ引き出されたトノカバー8によって後部荷室5を閉鎖するが、仮想線で示すように、スイングアーム10を介して後方へ回動変位されたときは、リヤシートバック2の後側に荷物出入用の開口部を形成する。
後部荷室5のボデー内側面には、収納ケース6を荷室閉鎖位置Aと、後方へ回動された荷室開放位置B及びCにそれぞれ保持するために、スイングアーム10を保持する保持部材としてのアームロック14が設けられている。
【0014】
アームロック14は図6に示すように、ボデー側に固着されるボールホルダー15と、そのボールホルダー15にて保持されるボール16と、そのボール16を突出方向に付勢する押しバネ17とから構成されており、ボール16がスイングアーム10の側面に形成した球面状の係合凹部18に弾性的に係合することにより、スイングアーム10をカバー巻取用の渦巻きバネによる巻取力に打ち勝って前記各位置A,B,Cに固定する。
【0015】
荷室閉鎖位置Aにおける収納ケース6の保持をより確実なものとするために、ボデーの内側面(又はリヤシートバック2の後面でも可)には、収納ケース6の支持軸7を弾性的に挟持することが可能なゴム製(又は板バネ内蔵)のケースホルダー19が設けられている。また、ホイールハウス11上には、収納ケース6を最大開放位置Dに固定するために、スイングアーム10を弾性的に挟持することが可能なアームホルダー20が設けられている。
【0016】
本実施の形態に係る巻取式の車両用仕切り装置は、上述のように構成したものであるから、バックドア3を開放後、車外からトノカバー8を巻き取り後部荷室5を開放して荷物を出し入れできるとともに、車内においては、収納ケース6を前記ケースホルダー19及びアームロック14による固定力に打ち勝ってスイングアーム10を介して後方へ回動させることにより、リヤシートバック2の後側に後部荷室5に通じる開口部を形成し、その開口部から荷物を出し入れすることができる。即ち、車外と車内の両方から荷物の出し入れが可能なため、使い勝手が向上する。
【0017】
この場合、本実施の形態にあっては、後方へ回動された収納ケース6をアームロック14又はアームホルダー20により3通りの開放位置B,C,Dに保持できるので、開口部の大きさを、荷物の大きさに合わせて選択することができる。また、渦巻きバネにより巻取力を受けているトノカバー8は収納ケース6内に巻き取られて弛みが生じない。
【0018】
また、スイングアーム10による回動方式としたので、構造が簡素でかつ円滑に収納ケース6を変位することができるとともに、トノカバー8を引き出した荷室閉鎖状態では、スイングアーム10及びアームロック14等がトノカバー8によって隠され、外観見栄えが損なわれない。しかも、閉鎖荷室位置Aの収納ケース6はアームロック14に加え、ケースホルダー19によっても保持されているため、確実な固定状態が得られ、振動等で移動するといった虞もない。
【0019】
なお、本実施の形態では、スイングアーム10を後部荷室5側に設けた場合で説明しているが、ルーフ側に設けてもよい。また、収納ケース6を後方へ変位させて後部荷室5に通じる荷物出入用の開口部を形成するとしたが、上方へ変位させて開口部を形成するように変更することも可能である。保持部材としてのアームロック14をボデー側に固定したが、アームロック14をスイングアーム10側に固定し、ボデー側に係合凹部18を設定してもよい。また、保持部材としてはアームロック14に限るものではない。
【0020】
また、収納ケース6をバックドア3側に配置し、トノカバー8をリヤシートバック2側へ引き出す使用態様とした上で、収納ケース6を前方又は上方へ変位させてバックドア3側に荷物出入用の開口部を形成する形に変更してもよい。
さらにまた、収納ケース6を変位させるための支持部材としては、スイングアーム10に限らず、例えばボデーの内側面に沿ってレールを設け、そのレールに沿って収納ケース6を移動させることにより荷物出入用の開口部を形成する態様に変更することも可能である。
【0021】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、巻取式の車両用仕切り装置において、後部荷室の荷物を車外後方からは勿論のこと、車内側からも出し入れすることが可能となり、使い勝手を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る巻取式の車両用仕切り装置を示す斜視図である。
【図2】仕切り装置の使用態様を説明する概略斜視図である。
【図3】仕切り装置の使用態様を説明する概略側面図である。
【図4】スイングアームによる収納ケースの支持構造を示す斜視図である。
【図5】図4のX部の分解詳細図である。
【図6】スイングアーム固定用のアームロックを示す断面図である。
【図7】従来の巻取式仕切り装置の使用態様説明図である。
【符号の説明】
1…後部座席
4…車内後部空間
5…後部荷室
6…収納ケース
8…トノカバー
10…スイングアーム
14…アームロック

Claims (2)

  1. 巻取部と、その巻取部から水平状に引き出されて車内後部空間と後部荷室とを区画するための仕切り部材と備えた巻取式の車両用仕切り装置であって、前記巻取部を変位可能に支持する支持部材を備え、該支持部材が前記後部荷室内のボデー側部材に回動可能に取り付けられたスイングアームである車両用仕切り装置。
  2. 請求項記載の車両用仕切り装置において、前記スイングアームを回動位置に保持可能な保持部材を備えた車両用仕切り装置。
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