JP4182568B2 - 車両の荷室カバー構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両の荷室カバー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の中には、いわゆるハッチバック車で代表されるように、最後列シートからバックドアまでの間の空間がそのまま荷室として構成されたものがある。このように、最後列シートの直後方からそのまま荷室とされる車両では、荷室に積み込んだ荷物が車室内から見えないようにするため、トノカバーが設けられる。すなわち、最後列シートの直後方位置において車幅方向に伸びる後巻き取り装置を設けて、この後巻き取り装置から後方へ引き出された後トノカバーの先端部を、バックドアのうちリアウィンドウ下端付近に設けた係合部に係合させてることにより、略水平状態となった後トノカバーによって、その下方にある荷物が覆われることになる。
【0003】
また、最近の車両では、最後列シートが、前後方向へ大きくスライド可能とされたり、大きくリクライニング可能とされる場合がある。このとき、前方へスライドされたあるいは前方へリクライニングされた最後列シートの直後方から略水平に伸びるトノカバーを位置させることができるように、後トノカバーの直前方位置に前巻き取り装置を別途設けて、前巻き取り装置から前トノカバーを略水平に引き出すことができるようにすることも提案されている(実開平7−8090号公報)。
【0004】
さらに、特開平6−270745号公報には、後トノカバー用の後巻き取り装置と、前トノカバー用の前巻き取り装置とを設けたものにおいて、前トノカバーをいわゆるドッグネットとして利用するものが提案されている。すなわち、前トノカバーをほぼ上下方向に伸ばして、その先端部をルーフ部に係脱自在に係合させるものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、荷室内において略水平に伸びる後トノカバーの先端部をバックドアに係合させる場合、バックドアがその上端部付近を揺動中心として下方から開かれる下開き式とされた場合には、バックドアが全開となったときに、後トノカバーがリアヘッダー(ルーフ後端部)と干渉しないことが望まれ、このために、バックドアに係合される後トノカバー用の後巻き取り装置の前後方向位置は、かなりバックドアに近い位置に設定せざるを得ないことになる。
【0006】
一方、前トノカバーをほぼ上下方向に伸ばしてその先端部をルーフ部に係合させたドッグネットとして利用するときは、この前トノカバー用の前巻き取り装置の配設位置が、荷室の前後方向長さ確保のために最後列シートの直後方位置というように、バックドアからはかなり大きく前方の位置に設定することが要求される。
【0007】
しかしながら、前記公報記載のものでは、前巻き取り装置と後巻き取り装置とは互いに前後方向に極めて接近した位置に設定されており、後トノカバーがバックドアを全開としたときにリアヘッダーと干渉しないように位置設定すれば、ほぼ上下方向に伸びる前トノカバーがかなり後方位置となってしまい、この分荷室が前後方向に狭くなってしまう。逆に、前トノカバーを最後列シートの直後方位置でもってほぼ上下方向に伸びるように位置設定したときは、バックドアを全開としたときに後トノカバーがリアヘッダーと干渉してしまうことになる。このような傾向は、最後列シートとバックドアとの前後方向距離が大きいつまり荷室が前後方向に長い車両ほど顕著になる。
【0008】
本発明は以上の事情を勘案してなされたもので、その目的は、前トノカバーをバックドアから大きく前方へ離れた位置においてドッグネットとして機能させつつ、バックドアが全開されたときにも、バックドアに係合された後トノカバーがリアヘッダーと干渉しないようにした車両の荷室カバー構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような構成としてある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
最後列シートからバックドアまでの間の空間がそのまま荷室として構成され、しかも該バックドアがその上端部付近を揺動中心として下方から開かれる下開き式とされた車両において、
前記荷室のうちリアヘッダよりも前方であって最も後方位置に位置する起立状態の前記最後列シートの直後方に配設され、車幅方向に伸びる前巻き取り装置と、
前記前巻き取り装置から巻き取り可能に引き出され、ほぼ上下方向に伸びた状態で、先端部がルーフ部に設けた第1係合部に係脱自在に係合される前トノカバーと、
前記荷室のうち前記前巻き取り装置に対して隣り合う状態の距離を超えて後方に離間した位置に配設され、車幅方向に伸びる後巻き取り装置と、
前記後巻き取り装置から巻き取り可能に引き出され、ほぼ水平方向に伸びた状態で、先端部がバックドアにおけるリアウィンドウの下端付近に設けた第2係合部に係脱自在に係合される後トノカバーと、
前記前巻き取り装置と後巻き取り装置とを前後方向に連結し、該前後の巻き取り装置を含めて全体的にほぼ水平方向に伸びると共に物品の支持を可能とする1つのユニット体を、中間トノカバーとして構成させる連結部材と、
を備え、
前記後巻き取り装置の前後方向位置が、前記後トノカバーの先端部を前記第2係合部に係合させた状態で前記バックドアを全開としたとき、該後トノカバーが前記リアヘッダーと干渉しない位置となるように設定されている、ようにしてある。上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2、3に記載のとおりである。
また、前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような構成としてある。すなわち、特許請求の範囲における請求項4に記載のように、
最後列シートからバックドアまでの間の空間がそのまま荷室として構成され、しかも該バックドアがその上端部付近を揺動中心として下方から開かれる下開き式とされた車両において、
前記荷室のうちリアヘッダよりも前方に位置され、車幅方向に伸びる前巻き取り装置と、
前記前巻き取り装置から巻き取り可能に引き出され、ほぼ上下方向に伸びた状態で、先端部がルーフ部に設けた第1係合部に係脱自在に係合される前トノカバーと、
前記荷室のうち前記前巻き取り装置に対して後方に離間した位置に配設され、車幅方向に伸びる後巻き取り装置と、
前記後巻き取り装置から巻き取り可能に引き出され、ほぼ水平方向に伸びた状態で、先端部がバックドアにおけるリアウィンドウの下端付近に設けた第2係合部に係脱自在に係合される後トノカバーと、
前記前巻き取り装置と後巻き取り装置とを前後方向に連結しており、該前後の巻き取り装置を含めて全体的にほぼ水平方向に伸びる中間トノカバーとして機能する1つのユニット体を構成させる連結部材と、
を備え、
前記後巻き取り装置の前後方向位置が、前記後トノカバーの先端部を前記第2係合部に係合させた状態で前記バックドアを全開としたとき、該後トノカバーが前記リアヘッダーと干渉しない位置となるように設定され、
前記連結部材に、物品支持部が設けられ、
前記物品支持部が、前記連結部材の上面に形成された凹状のトレイ部とされている、ようにしてある。
さらに、前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような構成としてある。すなわち、特許請求の範囲における請求項5に記載のように、
最後列シートからバックドアまでの間の空間がそのまま荷室として構成され、しかも該バックドアがその上端部付近を揺動中心として下方から開かれる下開き式とされた車両において、
前記荷室のうちリアヘッダよりも前方に位置され、車幅方向に伸びる前巻き取り装置と、
前記前巻き取り装置から巻き取り可能に引き出され、ほぼ上下方向に伸びた状態で、先端部がルーフ部に設けた第1係合部に係脱自在に係合される前トノカバーと、
前記荷室のうち前記前巻き取り装置に対して後方に離間した位置に配設され、車幅方向に伸びる後巻き取り装置と、
前記後巻き取り装置から巻き取り可能に引き出され、ほぼ水平方向に伸びた状態で、先端部がバックドアにおけるリアウィンドウの下端付近に設けた第2係合部に係脱自在に係合される後トノカバーと、
前記前巻き取り装置と後巻き取り装置とを前後方向に連結しており、該前後の巻き取り装置を含めて全体的にほぼ水平方向に伸びる中間トノカバーとして機能する1つのユニット体を構成させる連結部材と、
を備え、
前記後巻き取り装置の前後方向位置が、前記後トノカバーの先端部を前記第2係合部に係合させた状態で前記バックドアを全開としたとき、該後トノカバーが前記リアヘッダーと干渉しない位置となるように設定され、
前記ユニット体が、前記最後列シートの直後方に配設され、
前記ユニット体の車幅方向端部に取付部が形成され、
前記荷室の左右側壁に、前記取付部が係脱自在に係合されて前記ユニット体を支持するための支持部が形成され、
前記支持部が、第1支持部と第2支持部との2種類設定され、
前記ユニット体を前記第1支持部に係合させたときに、該ユニット体が全体的に略水平方向に伸びて前記前巻き取り装置の後方に前記後巻き取り装置が位置された基本位置となる第1姿勢位置とされ、
前記ユニット体を前記第2支持部に支持させたときに、該ユニット体が全体的にほぼ上下方向に伸びて、前記前巻き取り装置の下方に前記後巻き取り装置が位置された第2姿勢位置とされる、ようにしてある。
【0010】
【発明の効果】
請求項1によれば、連結部材を利用して前トノカバーと後トノカバーとの間において中間トノカバーを形成するようにしてあるので、前トノカバーをバックドアに対して大きく前方位置でもってほぼ上下方向に伸びるドッグネットとして使用したときにも、後巻き取り装置は上記中間トノカバーの前後方向長さ分だけ大きく後方へ位置させることができ、バックドアを全開としたときにも後トノカバーがリアヘッダーと干渉することが防止される。
また、前トノカバーをほぼ上下方向に伸びるドッグネットとして利用するときに、最後列シートの直後方から荷室として有効利用できる。
さらに、連結部材を物品支持用として兼用して、その有効利用が図られる。
【0011】
請求項2によれば、最後列シートを前方へ大きくスライドさせたりリクライニングしても、最後列シートの直後方空間を前トノカバーで覆うことができる。
請求項3によれば、中間トノカバーとなるユニット体を、車両の左右側壁によってしっかりと支持させることができる。
【0012】
請求項4によれば、連結部材を利用して前トノカバーと後トノカバーとの間において中間トノカバーを形成するようにしてあるので、前トノカバーをバックドアに対して大きく前方位置でもってほぼ上下方向に伸びるドッグネットとして使用したときにも、後巻き取り装置は上記中間トノカバーの前後方向長さ分だけ大きく後方へ位置させることができ、バックドアを全開としたときにも後トノカバーがリアヘッダーと干渉することが防止される。
また、連結部材を物品支持用として兼用して、その有効利用が図られる。
さらに、物品支持部の構成を簡単なものとしつつ、連結部材上の物品に容易に接近できる。
請求項5によれば、連結部材を利用して前トノカバーと後トノカバーとの間において中 間トノカバーを形成するようにしてあるので、前トノカバーをバックドアに対して大きく前方位置でもってほぼ上下方向に伸びるドッグネットとして使用したときにも、後巻き取り装置は上記中間トノカバーの前後方向長さ分だけ大きく後方へ位置させることができ、バックドアを全開としたときにも後トノカバーがリアヘッダーと干渉することが防止される。
また、前トノカバーをほぼ上下方向に伸びるドッグネットとして利用するときに、最後列シートの直後方から荷室として有効利用できる。
さらに、中間トノカバーとなるユニット体を、車両の左右側壁によってしっかりと支持させることができる。
さらにまた、トノカバーを一切使用しないときに、ユニット体を第2姿勢位置とすることにより最後列シートのシートバック背面側に上下方向に伸びる収納状態として、荷室容積を大きく確保することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1において、車両1はバックドア2を有し、バックドア2は、その上端部付近に設けた車幅方向に伸びる揺動軸線3を中心として下方から開かれる下開き式とされており、図1一点鎖線でもって全開位置にある状態が示される。バックドア2のウィンドウ(リアウィンドウ)が符号2Aで示される。
【0014】
4は最後列シートであり、シートクッション4Aとシートバック4Bとからなる。最後列シート4は、全体的に前後方向にスライド可能であり、図1ではもっとも後方へスライドされた最後方位置が示される。また、シートバック4Bは、前後方向にリクライニング可能であり、図1ではもっとも後方にリクライニングされた位置(起立位置)が示される。
【0015】
最後列シート4とバックドア2との間の空間は、そのまま荷室5とされている。すなわち、最後列シート4とバックドア2との間には上下方向に伸びる仕切り壁が何ら存在しないものとされて、荷室5が、最後列シート4の上方空間を通じて車室(乗員室)6と連通されている。図1中、7はルーフ部、8はリアヘッダー(ルーフ部7の後端部)、9はサイドウィンドウ、10は後輪である。
【0016】
最後列シート4の後方には、ユニット体11が配設されている。ユニット体11は、前巻き取り装置12と、その後方に配置された後巻き取り装置13と、上ボード部材14と、下ボード部材15とを有する。各部材12〜15はそれぞれ車幅方向に伸びており、前後の巻き取り装置12と13とが、上下のボード部材14および15によって前後方向に連結されている。ユニット体11は、全体として、極力薄くなるようにされて、リアウィンドウ2Aの下端付近の高さ位置でもってほぼ水平方向に伸びており、実質的に中間トノカバーを構成するようにされている(第1姿勢位置)。そして、ユニット体11は、荷室5の左右側壁に設けた支持部に係合、支持されている。
【0017】
前巻き取り装置12からは、前トノカバー21が巻き取り可能に引き出されている。前トノカバー21の先端部は、前巻き取り装置12のほぼ直上方のルーフ部7に設けた第1係合部22(図2、図4をも参照)と、シートバック4Bの背面に設けた第2係合部23に対して、選択的に係脱自在に係合可能とされているまた、後巻き取り装置13からは、後トノカバー24が巻き取り可能に引き出されている。後トノカバー24の先端部は、リアウィンドウ2A下端付近においてバックドア2に設けた第3係合部25に対して係脱自在に係合可能とされている。
【0018】
ユニット体11の前端部つまり前巻き取り装置12は、もっとも後方位置にあって起立位置とされたシートバック4Bの直後方に位置されており、リアヘッダ8からは十分前方位置とされている。また、ユニット体11の後端部つまり後巻き取り装置13は、図1一点鎖線で示すように、後トノカバー24の先端部を第3係合部25に係合させた状態のままバックドア2を全開にしても、リアヘッダ8と干渉しない位置に設定されている。なお、後トノカバー24とリアヘッダ8との干渉を防止できる範囲で、後巻き取り装置13を極力前方へ位置させることが、ユニット体11を不必要に前後方向に長く形成するのを抑制する上で好ましいものとなる。
【0019】
前後のトノカバー21、24の種々の使用例について、図1〜図4を参照しつつ説明する。まず、図1の状態は、後トノカバー24の先端部をバックドア2の第3係合部25に係合させた状態を示す。バックドア2が閉じられている図1実線状態では、荷室5が、後トノカバー24とユニット体11とによって、上下2つの荷室5a、5bに仕切られた状態となる。下方の荷室5aに搭載された荷物は、ユニット体11と後トノカバー24とによって覆われて、車室側にいる乗員からはこの荷物が見えない状態とされる。なお、図1では、最後列シート4はもっとも後方位置にスライドされ、かつシートバック4Bが起立位置とされていて、シートバック4B背面に設けた第2係合部23に前トノカバー21の先端部が係合されている。
【0020】
バックドア2を開いて、荷室5aへの荷物の積み降ろしが行われるが、バックドア2を全開にしても後トノカバー24がリアヘッダ8に干渉することがない。つまり、荷室5aへの荷物積み降ろしに際して、後トノカバー24をバックドア2の第3係合部25に係合させたまま行うことができる。
【0021】
図2は、後トノカバー24を図1と同じ状態としたまま、前トノカバー21の先端部を、ルーフ部7に設けた第1係合部22に係合させた場合が示される。このとき、前トノカバー21は、ユニット体11の前端部つまり前巻き取り装置12の位置において、ほぼ上下方向にまっすぐ伸びた状態とされる。後トノカバー24を後巻き取り装置13に巻き取った状態で、荷室5に高く荷物を搭載しても、前トノカバー21によって、荷物が車室側の乗員へ向けて移動してしまう事態が防止される。
【0022】
図3は、前トノカバー21の先端部をシートバック4B背面に設けた第2係合部23に係合させた状態で、最後列シート4を、前方へ向けてスライドさせた状態(実線)と、前方へのスライド位置からシートバック4Bを前後にリクライニングさせた状態を示す(実線と一点鎖線)。最後列シート4の前後スライドや、リクライニングに伴って、シートバック4Bとユニット体11との前後方向距離が変化されるが、この変化される距離に応じて前トノカバー21が伸縮されて、シートバック4の直後方空間が必ず前トノカバー21によって覆われることになる。これにより、最後列シート4を前方をスライドさせることによって前方へ拡大された下方の荷室5aに積み込んだ荷物が、車室側の乗員から常に見えないようにしておくことができる。
【0023】
図4は、ユニット体11が、図1〜図3の状態から前巻き取り装置12部分を中心として時計方向に略90度強揺動されて、後巻き取り装置13が前巻き取り装置12のほぼ直下方に位置して全体的にほぼ上下方向に伸びる第2姿勢となるようにしてある。この図4の状態では、後トノカバー24は後巻き取り装置13にほぼ完全に巻き取られており、前トノカバー21の先端部がルーフ部7の第1係合部22に係合された状態である。この図4では、上下方向および前後方向に大きく拡大された状態の荷室5に多量の荷物を搭載したとき、前トノカバー21によって、荷物が車室側の乗員へ向けて移動することが防止される。
【0024】
次に、ユニット体11の詳細および前記各係合部22、23、25について、図5以下を参照しつつ説明する。まず、図5〜図7において、各巻き取り装置12、13は、剛性に優れた車幅方向に細長いケーシング12a、13aを有して、内部に車幅方向に細長く伸びる巻き取りロッド12d、13d(図9、図12参照)が収納されている。そして、この巻き取りロッド12d、13dに巻回されたトノカバー21、24が、ケーシング12a、13aに形成されたスリット状の引き出し開口12b、13bを通してケーシング外部へ延長される。
【0025】
ケーシング12a、13aの各車幅方向端面には、取付部としての取付凸部12c、13cが形成されている。この取付凸部12c、13cを、図10に示すように、荷室5の側壁に形成された支持部としての取付凹部31、32に係脱自在に係合させることにより、各巻き取り装置12、13が車体にしっかりと支持される。取付凹部31、32は、リアウィンドウ2Aの下端付近高さ位置でもって前後方向に隔置されており、この取付凹部31、32を利用した支持が、図1〜図3に示すユニット体11の第1姿勢位置となる。取付凹部31の下方位置において、取付凹部33が形成されている。この取付凹部33は、後方の取付凹部32に対応したもので、取付凹部31と33とを利用した支持によって、ユニット体11が図4の第2姿勢位置となる。
【0026】
ユニット体11を構成する下ボード部材15は、図6に示すような形状とされて、その後方位置において、車幅方向に間隔をあけて複数の係止孔35が形成されている。また、後巻き取り装置13には、図7に示すように、車幅方向に間隔をあけて複数の係止爪部材36が固定されている。この係止爪部材36を上記係止孔35に挿入、係止させることにより、後巻き取り装置13と下ボード部材15とが一体化(連結)される。一体化された状態で係止爪部材36を押圧して係止孔35への係止作用を解除することにより、後巻き取り装置13と下ボード部材15との連結が解除される。
【0027】
下ボード部材15の前端部には、車幅方向に間隔をあけて複数の係合部材37が一体化される一方、前巻き取り装置12には当該複数の係合部材37に係合される係合部材38が保持されている(図8をも参照)。両係合部材37と38同士を係合させたとき、前巻き取り装置12に対して、下ボード部材15の下方への落下と前後方向への変位が規制される。
【0028】
上ボード部材14は、図5に示すような形状とされて、前後の巻き取り装置12、13上に載置される形式とされている。なお、例えばベルクロファスナ等によって簡易に係脱自在として、各巻き取り装置12、13に係合(連結)することもできる。この上ボード部材14は、下方へ向けて凸となった凹部14aが形成されている。凹部14aは、物品支持部を構成するもので、実施形態では、車幅方向に間隔をあけて複数形成されている。なお、下ボード部材15にも、下に凸となる物品支持部としての凹部15aが形成され、上ボード部材14を開くことにより凹部15aに接近される。
【0029】
後トノカバー24は、図9に示すように、先端部分がボード部材24aによって形成され、それ以外の部分は可撓性を有するシート部材24bによって形成されている。ボード部材24aの先端部には、車幅方向に間隔をあけて複数の第1係止片部41が突起状に形成され、また車幅方向各端部には突起状の第2係止片部42が形成されている。バックドア2のうち、リアウィンドウ2Aの直下方位置には、上記第1係止片部41が係脱自在に係合される記述の第3係合部25が形成されている(図11参照)。また、バックドア2により開閉されるリア開口部の周縁部には、第1係止片部41が係合部25に係合されるときに、上記第2係止部42が係脱自在に係合される係合部44が形成されている(図10、図11参照)。係合部44は、バックドア2の開閉に応じて、第2係止片部42が係脱可能なように、車幅方向内方側および後方側に向けてそれぞれ開口された形状とされている。
【0030】
前トノカバー21は、図12に示すように、先端部分が可撓性を有するシート部材21aで形成され、それ以外の部分はネット部材21bで形成されている。上記シート部材21aの先端部には、図13に示すように(図12では図示略)、複数本のロッド部材を組み合わせてなる車幅方向に伸縮可能な伸縮ロッド51が一体化されている。この伸縮ロッド51には、車幅方向に間隔をあけて複数の係止片部52が一体化されている。係止片部52は、シートバック4Bの背面に形成された第2係合部23に係脱自在に係合される。
【0031】
伸縮ロッド52は、内蔵されたスプリングにより伸び方向に付勢されており、最大伸び状態では、シートバック4B付近での車体左右側壁間隔のうち、閉状態にあるバックドア2のリアウィンドウ下端付近の高さ位置に対応した長さとされる(長い状態)。伸縮ロッド51は、その車幅方向端部がそのまま、ルーフ部7に設けた第1係合部22への取付部を構成する。第1係合部22に係合されたときの車幅方向間隔は、リアウィンドウ2A下端付近での車幅方向間隔よりも小さいので、伸縮ロッド51は短い状態とされる。伸縮ロッド51は、その車幅方向一方側端部のみが、他の部分に対して伸縮されるように設定され、このため、係止片部52のうち、上記一方側端部に設けられている1つの係止片部52のみが、伸縮ロッド51の伸縮に応じて他の係止片部52に対して車幅方向に相対変位されるようになっている。
【0032】
以上実施形態について説明したが、前後の巻き取り装置12と13とを連結する連結部材は、例えば上ボード部材14のみとする等適宜変更可能である。この場合、上ボード部材14を、各巻き取り装置12、13に対して例えばねじ固定する等、工具を使用しない限り容易には分解できないようにすることもできる。なお、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すもので、前後のトノカバーの第1使用例を示す図。
【図2】前後のトノカバーの第2使用例を示す図。
【図3】前後のトノカバーの第3使用例を示す図。
【図4】前後のトノカバーの第4使用例を示す図。
【図5】ユニット体の斜視図。
【図6】ユニット体の構成部品である下ボード部材を示す斜視図。
【図7】ユニット体の側面断面図。
【図8】前トノカバーと前巻き取り装置との連結用部材を示す斜視図。
【図9】後トノカバーを示す斜視図。
【図10】車体後部に形成された後トノカバー用の係合部を示す斜視図。
【図11】バックドアに形成された後トノカバー用の係合部を示す斜視図。
【図12】前トノカバーの一例を示す斜視図。
【図13】前トノカバーの先端部の様子を詳細に示す斜視図。
【図14】シートバック背面に形成された前トノカバー用の係合部を示す斜視図。
【図15】前トノカバーをルーフ部に係合させた状態を示す正面図。
【符号の説明】
2:バックドア
2A:リアウィンドウ
3:バックドアの揺動軸線
4:最後列シート
4B:シートバック
5:荷室
7:ルーフ部
8:リアヘッダ
11:ユニット体
12:前巻き取り装置
12a:取付凸部(ユニット体の車体への取付部)
13:後巻き取り装置
13a:取付凸部(ユニット体の車体への取付部)
14:上ボード部材
14a:凹部(物品支持部)
15:下ボード部材
15a:凹部(物品支持部)
21:前トノカバー
22:第1係合部(ルーフ部)
23:第2係合部(シートバック背面)
24:後トノカバー
25:第3係合部(バックドア)
31〜33:取付凹部(ユニット体の支持用)
41:第1係止片部(後トノカバーの先端部)
52:係止片部(前トノカバーの先端部)

Claims (5)

  1. 最後列シートからバックドアまでの間の空間がそのまま荷室として構成され、しかも該バックドアがその上端部付近を揺動中心として下方から開かれる下開き式とされた車両において、
    前記荷室のうちリアヘッダよりも前方であって最も後方位置に位置する起立状態の前記最後列シートの直後方に配設され、車幅方向に伸びる前巻き取り装置と、
    前記前巻き取り装置から巻き取り可能に引き出され、ほぼ上下方向に伸びた状態で、先端部がルーフ部に設けた第1係合部に係脱自在に係合される前トノカバーと、
    前記荷室のうち前記前巻き取り装置に対して隣り合う状態の距離を超えて後方に離間した位置に配設され、車幅方向に伸びる後巻き取り装置と、
    前記後巻き取り装置から巻き取り可能に引き出され、ほぼ水平方向に伸びた状態で、先端部がバックドアにおけるリアウィンドウの下端付近に設けた第2係合部に係脱自在に係合される後トノカバーと、
    前記前巻き取り装置と後巻き取り装置とを前後方向に連結し、該前後の巻き取り装置を含めて全体的にほぼ水平方向に伸びると共に物品の支持を可能とする1つのユニット体を、中間トノカバーとして構成させる連結部材と、
    を備え、
    前記後巻き取り装置の前後方向位置が、前記後トノカバーの先端部を前記第2係合部に係合させた状態で前記バックドアを全開としたとき、該後トノカバーが前記リアヘッダーと干渉しない位置となるように設定されている、
    ことを特徴とする車両の荷室カバー構造。
  2. 請求項1において、
    前記最後列シートが、前後方向のスライド動またはリクライニング動の少なくとも一方が可能となるように設定され、
    前記最後列シートのシートバック背面に、前記前トノカバーの先端部が係脱自在に係合される第3係合部が形成されている、
    ことを特徴とする車両の荷室カバー構造。
  3. 請求項において、
    前記ユニット体の車幅方向端部に取付部が形成され、
    前記荷室の左右側壁に、前記取付部が係脱自在に係合されて前記ユニット体を支持するための支持部が形成されている、
    ことを特徴とする車両の荷室カバー構造。
  4. 最後列シートからバックドアまでの間の空間がそのまま荷室として構成され、しかも該バックドアがその上端部付近を揺動中心として下方から開かれる下開き式とされた車両において、
    前記荷室のうちリアヘッダよりも前方に位置され、車幅方向に伸びる前巻き取り装置と、
    前記前巻き取り装置から巻き取り可能に引き出され、ほぼ上下方向に伸びた状態で、先端部がルーフ部に設けた第1係合部に係脱自在に係合される前トノカバーと、
    前記荷室のうち前記前巻き取り装置に対して後方に離間した位置に配設され、車幅方向に伸びる後巻き取り装置と、
    前記後巻き取り装置から巻き取り可能に引き出され、ほぼ水平方向に伸びた状態で、先端部がバックドアにおけるリアウィンドウの下端付近に設けた第2係合部に係脱自在に係合される後トノカバーと、
    前記前巻き取り装置と後巻き取り装置とを前後方向に連結しており、該前後の巻き取り装置を含めて全体的にほぼ水平方向に伸びる中間トノカバーとして機能する1つのユニッ ト体を構成させる連結部材と、
    を備え、
    前記後巻き取り装置の前後方向位置が、前記後トノカバーの先端部を前記第2係合部に係合させた状態で前記バックドアを全開としたとき、該後トノカバーが前記リアヘッダーと干渉しない位置となるように設定され、
    前記連結部材に、物品支持部が設けられ、
    前記物品支持部が、前記連結部材の上面に形成された凹状のトレイ部とされている、
    ことを特徴とする車両の荷室カバー構造。
  5. 最後列シートからバックドアまでの間の空間がそのまま荷室として構成され、しかも該バックドアがその上端部付近を揺動中心として下方から開かれる下開き式とされた車両において、
    前記荷室のうちリアヘッダよりも前方に位置され、車幅方向に伸びる前巻き取り装置と、
    前記前巻き取り装置から巻き取り可能に引き出され、ほぼ上下方向に伸びた状態で、先端部がルーフ部に設けた第1係合部に係脱自在に係合される前トノカバーと、
    前記荷室のうち前記前巻き取り装置に対して後方に離間した位置に配設され、車幅方向に伸びる後巻き取り装置と、
    前記後巻き取り装置から巻き取り可能に引き出され、ほぼ水平方向に伸びた状態で、先端部がバックドアにおけるリアウィンドウの下端付近に設けた第2係合部に係脱自在に係合される後トノカバーと、
    前記前巻き取り装置と後巻き取り装置とを前後方向に連結しており、該前後の巻き取り装置を含めて全体的にほぼ水平方向に伸びる中間トノカバーとして機能する1つのユニット体を構成させる連結部材と、
    を備え、
    前記後巻き取り装置の前後方向位置が、前記後トノカバーの先端部を前記第2係合部に係合させた状態で前記バックドアを全開としたとき、該後トノカバーが前記リアヘッダーと干渉しない位置となるように設定され、
    前記ユニット体が、前記最後列シートの直後方に配設され、
    前記ユニット体の車幅方向端部に取付部が形成され、
    前記荷室の左右側壁に、前記取付部が係脱自在に係合されて前記ユニット体を支持するための支持部が形成され、
    前記支持部が、第1支持部と第2支持部との2種類設定され、
    前記ユニット体を前記第1支持部に係合させたときに、該ユニット体が全体的に略水平方向に伸びて前記前巻き取り装置の後方に前記後巻き取り装置が位置された基本位置となる第1姿勢位置とされ、
    前記ユニット体を前記第2支持部に支持させたときに、該ユニット体が全体的にほぼ上下方向に伸びて、前記前巻き取り装置の下方に前記後巻き取り装置が位置された第2姿勢位置とされる、
    ことを特徴とする車両の荷室カバー構造。
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