JP3592134B2 - 車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車体構造に関し、特に車室後部に荷台を設けた貨物自動車の車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の小型トラックにおいては、予め規制された車両全長の中で車室と荷台が割り振られており、荷台のスペースを確保するために車室のスペースは制約され、そのため車室にリクライニングシートを配置したり、車室内のシート後部に手荷物を乗せたりするためのスペースを確保することは困難であり、居住性が良くないという問題があった。一方、バックパネルを後方に移動させて車室のスペースを大きくすると、荷台のスペースが短くなり、トラック本来の機能が損なわれてしまうという問題がある。
【0003】
このような問題を解消できる車体構造として、実開平6−71370号公報には、図4に示すように、車室21のシート22の背部に所定の拡張空間23を形成し、バックパネル24に荷台25と拡張空間23を連通する開口26を形成し、この開口26を開閉可能な棚板27を開口26の上縁部に回動可能に垂設するとともに、シート22の背後に棚板27と協働して荷台25のスペースを拡大・縮小する仕切板28を起伏可能に設けたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図4に示すように車体構造では、居住性を高めるためにシート22をリクライニングしたときには荷台25のスペースが縮小されてしまい、逆に荷台25のスペースを確保するとシート22のシートバックをリクライニングすることができず、居住性が悪くなるという問題がある。
【0005】
また、棚板27と仕切板28を回動可能に配設するとともに互いに協働して荷台25のスペースを拡大・縮小するように構成する必要があるため、構成が複雑で部品点数も多くコスト高になるという問題があり、また開口26を形成しているためにバックパネル24の剛性が著しく低下するという問題がある。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、荷台スペースを確保しながら、シートをリクライニングできて居住性が良く、かつ低コストにて構成できる車体構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の車体構造は、車室後部に荷台を設けた貨物自動車の車体構造において、車室内にリクライニングシートを配設するとともにそのシートバックをリクライニングさせても車室のバックパネルと干渉しないようにシート後部に車室の拡張空間を設け、かつ荷台の前端部にバックパネルの下端部を貫通して車室内の拡張空間下部に突出する突出部をリクライニングさせたシートバックと干渉しないように設けた車体構造であって、前記突出部の前縁のフロアパネルとの結合部および前記突出部の後縁のバックパネルとの結合部が共にボックス断面構造となっていることを特徴とし、これにより少なくとも先端部がある程度の高さの荷物までは突出部の前端から荷台後端までの長さの荷物を積載することができて大きな荷台スペースを確保することができ、かつ車室内ではシートをリクライニングできるので居住性を向上でき、かつ突出部を設けるだけであるため低コストにて構成することができる。
【0008】
また、突出部の上面を水平棚形状に形成すると、突出部上を荷物置きに利用でき、シート後部に使い勝手の良い小物置きスペースを確保することができる。
【0009】
また、突出部の上面の水平棚形状が、シートバックを前倒しした状態でシートバックの背面と略同一高さになるようにすると、助手席のシートバックを前倒しにすることにより、シートバック背面と突出部上面が略面一となり、広大な手荷物置場を運転席の側部を形成することができる。
【0010】
また、突出部を着脱可能な突出部形成部材にて構成すると、この突出部形成部材を取り外すことにより、車室内側からも荷台前端部のフロア面に形成されているエンジン点検口を通して容易にエンジンを点検することができ、また突出部形成部材をボルト等で締結固定することにより、バックパネルの剛性を確保することもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車体構造を適用した小型トラックの一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
【0012】
図1において、1はトラックで、車体前部の車室2と後部の荷台3を備えている。車室2内には運転席と助手席にリクライニングシート4が配設され、それに伴って車室2の後面のバックパネル5が荷台3側に適当距離移動され、シート4とバックパネル5の間に車室2の拡張空間6が形成されている。
【0013】
拡張空間6は、リクライニングシート4のシートバック4aを、図2に示すようにリクライニングさせてもバックパネル5と干渉しないような大きさに設定されている。図2において、シート4を最後端位置までスライドさせた時のシートバック4aの最大許容傾斜姿勢を実線で示し、シート4を最前端位置までスライドさせた時のシートバック4aの最大許容傾斜姿勢を仮想線で示している。
【0014】
荷台3の前端部には、バックパネル5の下端部を貫通して拡張空間6下部に突出する突出部7が形成されている。この突出部7は、上記のようにリクライニングさせたシートバック4aと干渉しないようにその大きさ及び形状が設定されている。
【0015】
突出部7は、水平な上面8aとその前縁から若干前方に傾斜させて垂下された前側面8bとを有する断面略倒立L字状の突出部形成部材8にて形成され、その上面8aが水平棚9を構成するように構成されている。突出部形成部材8の上面8aと前側面8bの間の屈曲部の内面には断面L字状の補強部材18が固着されてボックス断面とされ、突出部形成部材8の強度及び剛性が確保されている。また、突出部7の上面の水平棚9は、図1に仮想線で示すように、シートバック4aを前倒しした状態でシートバック4aの背面と略同一高さになるように構成されている。
【0016】
車室2のフロアパネル2aと荷台3のフロアパネル3aの境界部には、車室2の拡張空間6を形成しない場合にバックパネル5を接合するように接合フランジ10が立設されており、この接合フランジ10の上部前面と荷台3のフロアパネル3aの間にわたって縦長方形状のボックス断面を形成するように接合部材11が固着されている。そして、突出部形成部材8の前縁に設けられた接合フランジ8cがこの接合部材11の上面にシール材12を介して重合され、ボルト13にて着脱可能に締結固定されている。
【0017】
また、荷台3側に移動させて配設されたバックパネル5の下部には下端が突出部7の上端と略同一高さに位置するボックス断面のクロスメンバ14が配設され、その上面とバックパネル5の下端部前面とが断面L字状の補強部材15を介して一体固着されている。このクロスメンバ14の下端前縁から前方に接合フランジ14aが延出され、その上面にシール材16を介して突出部形成部材8の上面8aの後縁部が重合され、ボルト17にて着脱可能に締結固定されている。
【0018】
荷台3のフロアパネル3aの前端部にはエンジン点検口18が開口され、蓋板19にて開放可能に閉じられている。このエンジン点検口18は拡張空間6を形成しない場合の荷台3の前端部に配設されているため、拡張空間6及び突出部7を設けた場合にはエンジン点検口18の大部分は突出部7の下部に位置する。本実施形態では突出部7を着脱可能な突出部形成部材8にて構成しているので、この突出部形成部材8を取り外すことにより、エンジン点検口18を車室2の拡張空間6から望むことが可能となっている。
【0019】
以上の構成によれば、車室2にリクライニングシート4を配設し、その後部に車室2の拡張空間6を形成しているので、シートバック4aをリクライニングできて居住性が高く、しかもその拡張空間6の下部には荷台3に連通する突出部7が形成されているので、少なくとも先端部がある程度の高さの荷物までは突出部7の前端から荷台3の後端までの長さの荷物を積載することができ、大きな荷台スペースを確保することができる。
【0020】
また、突出部7の上面を水平棚9としているので、突出部7上を荷物置きに利用でき、シート4の後部に使い勝手の良い小物置きスペースを確保することができる。さらに、図1に仮想線で示すように、シートバック4aを前倒しした状態で、突出部7の上面の水平棚9とシートバック4aの背面とが略同一高さになるようにしているので、助手席のシートバック4aを前倒しにすることにより、広大な手荷物置場を運転席の側部を形成することができる。
【0021】
また、突出部7を設けるだけであり、可動部などの複雑な構成でないため、低コストにて構成することができる。また、その突出部7をボルト13、17にて締結固定される突出部形成部材8にて構成しているので、この突出部形成部材8を取り外すことにより、車室2内側からも荷台3前端部のフロアパネル3aに形成されているエンジン点検口18を通して容易にエンジンを点検することができ、また突出部形成部材8をボルト13、17で締結固定しているので、バックパネル5の剛性を確保することができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明の車体構造によれば、突出部の前端から荷台後端までの長さの荷物を積載することができて大きな荷台スペースを確保することができ、かつ車室内ではシートバックを突出部に干渉することなくリクライニングできるので居住性を向上でき、かつ突出部を設けるだけであるため低コストにて構成することができる。
【0023】
また、突出部の上面を水平棚形状に形成すると、突出部上を荷物置きに利用でき、シート後部に使い勝手の良い小物置きスペースを確保することができる。
【0024】
また、突出部の上面の水平棚形状が、シートバックを前倒しした状態でシートバックの背面と同一高さになるようにすると、助手席のシートバックを前倒しにすることにより、シートバック背面と突出部上面が面一となり、広大な手荷物置場を運転席の側部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車体構造を適用したトラックの一実施形態の概略側面図である。
【図2】同実施形態における車室後部と荷台前端部の下部の縦断面図である。
【図3】同実施形態における各構成部材の分解斜視図である。
【図4】従来例の貨物自動車における車体構造の概略構成図である。
【符号の説明】
1 トラック
2 車室
3 荷台
4 リクライニングシート
4a シートバック
5 バックパネル
6 拡張空間
7 突出部
8 突出部形成部材
9 水平棚
18 エンジン点検口

Claims (3)

  1. 車室後部に荷台を設けた貨物自動車の車体構造において、車室内にリクライニングシートを配設するとともにそのシートバックをリクライニングさせても車室のバックパネルと干渉しないようにシート後部に車室の拡張空間を設け、かつ荷台の前端部にバックパネルの下端部を貫通して車室内の拡張空間下部に突出する突出部をリクライニングさせたシートバックと干渉しないように設けた車体構造であって、前記突出部の前縁のフロアパネルとの結合部および前記突出部の後縁のバックパネルとの結合部が共にボックス断面構造となっていることを特徴とする車体構造。
  2. 突出部はその上面を水平棚形状に形成したことを特徴とする請求項1記載の車体構造。
  3. 突出部の上面の水平棚形状が、シートバックを前倒しした状態でシートバックの背面と略同一高さになるようにしたことを特徴とする請求項2記載の車体構造。
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