JP7167529B2 - 車両の荷室構造およびそれに用いられる仕切部材 - Google Patents
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Description
リヤシートの後方に荷室を備えた車両の荷室構造であって、
前記リヤシートのシートバックと、
前記荷室と前記シートバックの前方の後席空間とを仕切る仕切部材とを備え、
前記仕切部材は、
折り曲げることが可能な仕切部材本体と、
前記仕切部材本体の下部に設けられ、前記荷室のフロアまたはその近傍に固定されるフロア固定部と、
前記仕切部材本体の上部に設けられ、前記荷室のルーフまたはその近傍に着脱自在に固定されるルーフ固定部と、
前記仕切部材本体における前記フロア固定部と前記ルーフ固定部との間の位置に設けられ、前記シートバックの上部に固定されるシートバック固定部と、
前記仕切部材本体における前記フロア固定部と前記シートバック固定部との間の位置に設けられ、前記仕切部材本体を前記シートバック固定部の位置で下方に折り返した状態で前記ルーフ固定部を着脱自在に固定する折り返し固定部と、
前記仕切部材本体における前記シートバック固定部と前記ルーフ固定部との間の位置であって前記ルーフ固定部が前記荷室のルーフまたはその近傍に固定されているときに当該仕切部材本体の車両前側を向く面に設けられた小物品が収容可能な収容部と
を有することを特徴とする。
また、上記の構成では、仕切部材は、仕切部材使用時においてシートバック上方の位置、すなわち、仕切部材本体におけるシートバック固定部とルーフ固定部との間の位置であってルーフ固定部がルーフ等に固定されているときに当該仕切部材本体の車両前側を向く面に小物品が収容可能な収容部を備えているので、シートバック背面側の収容空間とは別にさらに小物品を収容することが可能である。
しかも、この構成では、仕切部材の使用時および非使用時のいずれのときでも後席空間から収容部にアクセスして小物品を収容部から出し入れすることが可能である。すなわち、仕切部材の使用時では、ルーフ固定部がルーフに固定されて仕切部材によって荷室と後席空間とが仕切られた状態になっているが、収容部は仕切部材本体の車両前側に位置しているので、後席空間からアクセスして当該収容部から小物品を取り出すことが可能である。一方、仕切部材の非使用時では、仕切部材は折り返されて収容部はシートバックの背面側に移動するが、仕切部材による仕切りが無くなったシートバックの上の空間を通して収容部へ容易にアクセスすることが可能である。
折り曲げることが可能な仕切部材本体と、
前記仕切部材本体の下部に設けられ、前記荷室のフロアまたはその近傍に固定されるフロア固定部と、
前記仕切部材本体の上部に設けられ、前記荷室のルーフまたはその近傍に着脱自在に固定されるルーフ固定部と、
前記仕切部材本体における前記フロア固定部と前記ルーフ固定部との間の位置に設けられ、前記シートバックに固定されるシートバック固定部と、
前記仕切部材本体における前記フロア固定部と前記シートバック固定部との間の位置に設けられ、前記仕切部材本体を前記シートバック固定部の位置で下方に折り返した状態で前記ルーフ固定部を着脱自在に固定する折り返し固定部と、
前記仕切部材本体における前記シートバック固定部と前記ルーフ固定部との間の位置であって前記ルーフ固定部が前記荷室のルーフまたはその近傍に固定されているときに当該仕切部材本体の車両前側を向く面に設けられた小物品が収容可能な収容部と
を備えることを特徴とする。
また、上記の構成では、仕切部材は、仕切部材使用時においてシートバック上方の位置、すなわち、仕切部材本体におけるシートバック固定部とルーフ固定部との間の位置であってルーフ固定部がルーフ等に固定されているときに当該仕切部材本体の車両前側を向く面に小物品が収容可能な収容部を備えているので、シートバック背面側の収容空間とは別にさらに小物品を収容することが可能である。
しかも、この構成では、仕切部材の使用時および非使用時のいずれのときでも後席空間から収容部にアクセスして小物品を収容部から出し入れすることが可能である。すなわち、仕切部材の使用時では、ルーフ固定部がルーフに固定されて仕切部材によって荷室と後席空間とが仕切られた状態になっているが、収容部は仕切部材本体の車両前側に位置しているので、後席空間からアクセスして当該収容部から小物品を取り出すことが可能である。一方、仕切部材の非使用時では、仕切部材は折り返されて収容部はシートバックの背面側に移動するが、仕切部材による仕切りが無くなったシートバックの上の空間を通して収容部へ容易にアクセスすることが可能である。
(1)
上記のように構成された本実施形態の車両1の荷室構造2およびそれに用いられるラゲッジネット6では、ラゲッジネット6を使用する時には、図1~2に示されるように、ラゲッジネット6を荷室4のフロアからルーフまで展張して配置し、フロア固定部12を荷室4のフロア(具体的には、リヤフロアパネル19)に固定し、ルーフ固定部13を荷室4のルーフ(具体的には、ループパネル20)に固定し、さらにシートバック固定部14をシートバック5の上部に固定する。これにより、ラゲッジネット6は上下方向において異なる高さの三か所で固定され、荷室4と後席空間8とを仕切ることが可能であり、車両1の走行中に荷室4内部の荷物がシートバック5の上を越えて後席空間8へ移動することを防止することが可能である。
また、本実施形態の車両1の荷室構造2では、図5~7に示されるように、シートバック5は、車幅方向Yにおける一部分(本実施形態では、中央のシート部分23)が他の部分(両端のシート部分21、22)と独立して前方に倒すことが可能な構成を有している。シートバック固定部14は、シートバック5における前記他の部分の背面に固定されている。そのため、シートバック固定部14がシートバック5における車幅方向Yの他の部分の背面に固定されている状態で、車幅方向Yにおける一部分を倒すことにより、シートバック5を前後方向に貫通する開口25が形成される。この開口25を通して、リヤシート3からシートバック5背面に形成された小さい収容空間9にアクセスすることが可能である。それにより、後席空間8から当該収容空間9への荷物の出し入れをすることが可能である。
また、本実施形態の車両1の荷室構造2では、シートバック5は、車幅方向Yに並ぶ3つ以上の部分に分割された構成を有している。車幅方向Yにおける前記他の部分は、シートバック5における3つ以上の部分のうち車幅方向Yの両端のシート部分21、22である。車幅方向Yにおける一部分は、車幅方向Yの両端のシート部分21、22の間に位置している部分であり、シートバック固定部14は、シートバック5における3つ以上の部分のうち車幅方向Yにおける両端のシート部分21、22の背面に固定されている。
さらに、本実施形態の車両1の荷室構造2では、図2~3に示されるように、ラゲッジネット6は、ラゲッジネット6は、ラゲッジネット6の使用時においてシートバック5上方の位置、すなわち、ネット本体11におけるシートバック固定部14とルーフ固定部13との間の位置であってルーフ固定部13が荷室4のルーフパネル20等に固定されているときに当該ネット本体11の車両1前側を向く面に小物品が収容可能な収容部10を備えているので、シートバック5背面側の収容空間9とは別にさらに小物品を収容することが可能である。
(A)
上記実施形態に示されるラゲッジネット6のネット本体11として、開口の無い網状体が示されているが、図8に示されるように、ネット本体11におけるフロア固定部12とシートバック固定部14との間の位置には、後席空間8から荷室4へ通じる開閉可能な開口26が形成されていてもよい。この開口26は、蓋用ネット27によって開閉自在に閉じられ、開口26の縁と蓋用ネット27との間はファスナーなどの閉止部材28によって開閉自在に閉じられている。この変形例のように開閉可能な開口26を有していれば、ラゲッジネット6の使用時および非使用時のいずれのときにおいても、図7に示されるように中央のシート部分23を前方へ倒して開口25を形成した状態で、図8に示されるようにネット本体11に形成された開口26を開ければ(具体的には、ファスナーなどの閉止部材28による開口26の縁と蓋用ネット27との連結を解除すれば)、後席空間8から開口26を通して荷室4へアクセスして物品を荷室4から出し入れすることが可能である。
上記の実施形態では、ラゲッジネット6のフロア固定部12は、フロア係止部16を介してリヤフロアパネル19に着脱自在に固定されているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の変形例として、フロア固定部12は、着脱できないようにまたは容易に着脱できないようにしてもよく、例えば、リヤフロアパネル19またはその近傍に溶接やねじ止めなどによって固定されていてもよい。また、シートバック固定部14についても、シートバック5の上部に、着脱できないようにまたは容易に着脱できないように固定されていてもよい。
上記の実施形態では、本発明の仕切部材の一例としてラゲッジネット6が例示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の仕切部材としては、ラゲッジネット6のように網状体のネット本体11を有するもの以外にも、折り曲げ可能な材料、例えば布、樹脂製シートまたは薄い板などで構成された仕切部材本体を有する仕切部材であってもよい。
2 荷室構造
3 リヤシート
4 荷室
5 シートバック
6 ラゲッジネット(仕切部材)
8 後席空間
9 収容空間
10 収容部
11 ネット本体(仕切部材本体)
11a 下側部分
11b 上側部分
12 フロア固定部
13 ルーフ固定部
14 シートバック固定部
15 折り返し固定部
19 リヤフロアパネル
20 ルーフパネル
21、22 シートバックの両端のシート部分
23 シートバックの中央のシート部分
25 シートバックの中央に形成された開口
26 開口
Claims (5)
- リヤシートの後方に荷室を備えた車両の荷室構造であって、
前記リヤシートのシートバックと、
前記荷室と前記シートバックの前方の後席空間とを仕切る仕切部材とを備え、
前記仕切部材は、
折り曲げることが可能な仕切部材本体と、
前記仕切部材本体の下部に設けられ、前記荷室のフロアまたはその近傍に固定されるフロア固定部と、
前記仕切部材本体の上部に設けられ、前記荷室のルーフまたはその近傍に着脱自在に固定されるルーフ固定部と、
前記仕切部材本体における前記フロア固定部と前記ルーフ固定部との間の位置に設けられ、前記シートバックの上部に固定されるシートバック固定部と、
前記仕切部材本体における前記フロア固定部と前記シートバック固定部との間の位置に設けられ、前記仕切部材本体を前記シートバック固定部の位置で下方に折り返した状態で前記ルーフ固定部を着脱自在に固定する折り返し固定部と、
前記仕切部材本体における前記シートバック固定部と前記ルーフ固定部との間の位置であって前記ルーフ固定部が前記荷室のルーフまたはその近傍に固定されているときに当該仕切部材本体の車両前側を向く面に設けられた小物品が収容可能な収容部と
を有することを特徴とする車両の荷室構造。 - 前記シートバックは、車幅方向における一部分が他の部分と独立して前方に倒すことが可能な構成を有しており、
前記シートバック固定部は、前記シートバックにおける前記他の部分の背面に固定されている、
請求項1に記載の車両の荷室構造。 - 前記シートバックは、車幅方向に並ぶ3つ以上の部分に分割された構成を有しており、
前記車幅方向における前記他の部分は、前記シートバックにおける3つ以上の部分のうち車幅方向両端の部分であり、
前記シートバック固定部は、前記両端の部分の背面に固定されている、
請求項2に記載の車両の荷室構造。 - 前記仕切部材本体における前記フロア固定部と前記シートバック固定部との間の位置には、前記後席空間から前記荷室へ通じる開閉可能な開口が形成されている、
請求項2または3に記載の車両の荷室構造。 - 車両のリヤシートの後方の荷室とリヤシートのシートバック前方の後席空間とを仕切る仕切部材であって、
折り曲げることが可能な仕切部材本体と、
前記仕切部材本体の下部に設けられ、前記荷室のフロアまたはその近傍に固定されるフロア固定部と、
前記仕切部材本体の上部に設けられ、前記荷室のルーフまたはその近傍に着脱自在に固定されるルーフ固定部と、
前記仕切部材本体における前記フロア固定部と前記ルーフ固定部との間の位置に設けられ、前記シートバックに固定されるシートバック固定部と、
前記仕切部材本体における前記フロア固定部と前記シートバック固定部との間の位置に設けられ、前記仕切部材本体を前記シートバック固定部の位置で下方に折り返した状態で前記ルーフ固定部を着脱自在に固定する折り返し固定部と、
前記仕切部材本体における前記シートバック固定部と前記ルーフ固定部との間の位置であって前記ルーフ固定部が前記荷室のルーフまたはその近傍に固定されているときに当該仕切部材本体の車両前側を向く面に設けられた小物品が収容可能な収容部と
を備えることを特徴とする仕切部材。
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JP2018145094A JP7167529B2 (ja) | 2018-08-01 | 2018-08-01 | 車両の荷室構造およびそれに用いられる仕切部材 |
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JP2020019391A JP2020019391A (ja) | 2020-02-06 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP7167529B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011148414A (ja) | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車両の仕切板 |
JP2015112995A (ja) | 2013-12-11 | 2015-06-22 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用シート |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0647359B2 (ja) * | 1988-02-10 | 1994-06-22 | 関東自動車工業株式会社 | 車両用巻取り式トノウカバー |
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