JP2007090990A - 車両の物品保持構造及び物品保持可能な車両のシートベルトカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】 非着用状態にあるシートベルトを利用して、物品を保持することが可能である車両の物品保持構造及び物品保持可能な車両のシートベルトカバーを提供する。
【解決手段】 シートベルト13を車室内上部で支持する上側支持部14と、シートベルト13を車室内下部で支持する下側支持部15と、車室側壁部8に設けられ非着用状態にあるシートベルト13を係脱可能に係止させるシートベルト係止部20とを有する車両の物品保持構造は、シートベルト係止部20近傍に車室側壁部8から車幅方向内方に突出して形成される突出部22を備え、該突出部22には、車体後方に延びる延出部26が形成されている。また、上記シートベルト13を覆うシートベルトカバーは、車室側壁部8から車幅方向内方に突出する突出部22と係止する突出部側係止手段を備えている。
【選択図】図2
【解決手段】 シートベルト13を車室内上部で支持する上側支持部14と、シートベルト13を車室内下部で支持する下側支持部15と、車室側壁部8に設けられ非着用状態にあるシートベルト13を係脱可能に係止させるシートベルト係止部20とを有する車両の物品保持構造は、シートベルト係止部20近傍に車室側壁部8から車幅方向内方に突出して形成される突出部22を備え、該突出部22には、車体後方に延びる延出部26が形成されている。また、上記シートベルト13を覆うシートベルトカバーは、車室側壁部8から車幅方向内方に突出する突出部22と係止する突出部側係止手段を備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は、非着用状態にあるシートベルトを用いて物品を保持可能に構成された車両の物品保持構造、及び上記シートベルトを覆う物品保持可能な車両のシートベルトカバーに関する。
周知のように、例えばワンボックス車などの車両においては、最後列シートよりも後方の車室空間を荷室として利用することが一般的に行われている。上記車両の車室側壁部には、上記最後列シートに着座した乗員を拘束可能なシートベルトが備えられており、該シートベルトは、車体上部に設けられたショルダアンカと、車体下部に設けられたアンカプレートとによって支持されている。
また、上記車室側壁部には、非着用状態にあるシートベルトが車室側壁部に干渉して騒音や振動などを発生させることを抑制するために、上記ショルダアンカと上記アンカプレートとの間でシートベルトを係脱可能に係止させるシートベルト係止部が備えられている場合がある。
このようなシートベルト係止部としては、例えば特許文献1には、部品点数を削減させ見栄えも向上させることを企図し、シートベルトを保持するアーム部と、ラゲッジリキッドストッパを引っ掛ける引っ掛けフックとを設けたシートベルトハンガーが開示されている。
特開2002−331906号公報
ところで、例えばワンボックス車などの車両においては、一般的に、最後列シートを使用しない場合に、例えばシートを折り畳む、あるいはシートを所定の場所に収納する構造を備えている。かかる構造によれば、乗員の数や荷物の量などに応じて、シートを好適に配置し、車室内をより効果的に利用することができる。
しかし、上記車両の車体後部には、例えばホイールハウスなどの車室側壁部から車幅方向内方に突出する突出部が形成されるとともに、上記突出部近傍には非着用状態にあるシートベルトが配置されるので、車室側壁部近傍において上記突出部後方の荷室空間がデッドスペースとなり易く有効に利用できない場合がある。
この発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたものであり、非着用状態にあるシートベルトを利用して、物品を保持することが可能であり、車体後部の車室側壁部近傍の空間を有効に利用することができる車両の物品保持構造及び物品保持可能な車両のシートベルトカバーを提供することを目的とする。
このため、本願の請求項1に係る発明は、車室内に配設されるシートと、該シートに着座した乗員を拘束可能なシートベルトと、車室側壁部の上部に設けられ前記シートベルトを車室内上部で支持する上側支持部と、前記車室側壁部の下部に、又は、前記車室側壁部近傍の車室床部に設けられ前記シートベルトを車室内下部で支持する下側支持部と、前記上側支持部と前記下側支持部との間において前記車室側壁部に設けられ非着用状態にある前記シートベルトを係脱可能に係止させるシートベルト係止部とを有し、非着用状態にある前記シートベルトを用いて物品を保持可能に構成された車両の物品保持構造であって、前記シートベルト係止部近傍において前記車室側壁部から車幅方向内方に突出して形成される突出部を備え、前記突出部には、前記シートベルトが前記シートベルト係止部に係止された状態で前記シートベルトと前記下側支持部と前記突出部とによって物品を保持可能とするように車体後方に延びる延出部が形成されていることを特徴としたものである。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記突出部には、ホイールハウス、前記シート用のアームレスト又は収納部が形成されていることを特徴としたものである。
更に、本願の請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、前記シートが、シートクッションとシートバックとを備え、前記シートバックが前記シートクッション上に前伏可能である、又は、前記シートクッションと前記シートバックとが車室床部に収納可能であることを特徴としたものである。
また更に、本願の請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか一に係る発明において、前記突出部側と前記シートベルトとの少なくとも何れか一方に、前記突出部側と前記シートベルトとを互いに係止させる突出部側係止手段が設けられていることを特徴としたものである。
また更に、本願の請求項5に係る発明は、車室内に配設されるシートと、該シートに着座した乗員を拘束可能なシートベルトと、車室側壁部の上部に設けられ前記シートベルトを車室内上部で支持する上側支持部と、前記車室側壁部の下部に、又は、前記車室側壁部近傍の車室床部に設けられ前記シートベルトを車室内下部で支持する下側支持部と、前記上側支持部と前記下側支持部との間において前記車室側壁部に設けられ非着用状態にある前記シートベルトを係脱可能に係止させるシートベルト係止部とを有し、非着用状態にある前記シートベルトを用いて物品を保持可能に構成された車両の物品保持構造であって、前記シートベルト係止部近傍において前記車室側壁部から車幅方向内方に突出して形成される突出部を備え、前記突出部と前記シートベルトとの少なくとも何れか一方に、前記突出部と前記シートベルトとを互いに係止させる突出部側係止手段が設けられていることを特徴としたものである。
また更に、本願の請求項6に係る発明は、車室内上部に設けられた上側支持部と車室内下部に設けられた下側支持部とにより支持されシートに着座した乗員を拘束可能なシートベルトを覆い、非着用状態にある前記シートベルトを用いて物品を保持可能とする物品保持可能な車両のシートベルトカバーであって、前記シートベルトカバーは、前記上側支持部と前記下側支持部との間において車室側壁部に設けられたシートベルト係止部に前記シートベルトが係止された状態で前記シートベルト係止部と前記下側支持部との間において前記シートベルトの少なくとも一部を覆うとともに、前記車室側壁部から車幅方向内方に突出する突出部と係止する突出部側係止手段を備えていることを特徴としたものである。
本願の請求項1に係る車両の物品保持構造によれば、シートベルトを支持する上側支持部と下側支持部と、上記上側支持部と上記下側支持部との間で車室側壁部に設けられるシートベルト係止部と、該シートベルト係止部近傍において車室側壁部から車幅方向内方に突出して形成される突出部とを備え、該突出部には車体後方に延びる延出部が形成されることにより、非着用状態にあるシートベルトを利用して、例えば立て掛けることが可能な物品を保持することが可能であり、車体後部のデッドスペースとなり易い車室側壁部近傍の空間を有効に利用することができる。
また、本願の請求項2の発明によれば、基本的には上記請求項1の発明と同様の効果を奏することができる。特に、上記突出部には、ホイールハウス、上記シート用のアームレスト又は収納部が形成されることにより、既存の突出部を利用して比較的容易に形成することが可能であり、上記効果をより有効に奏することができる。
更に、本願の請求項3の発明によれば、基本的には上記請求項1又は2の発明と同様の効果を奏することができる。特に、上記シートは、シートバックがシートクッション上に前伏可能である、又は、シートクッションとシートバックとが車室床部に収納可能であることにより、シートを前伏状態又は収納状態にすることで荷室空間を拡張することができ、上記荷室空間をより有効に利用することができる。
また更に、本願の請求項4の発明によれば、基本的には上記請求項1〜3の何れか一の発明と同様の効果を奏することができる。特に、上記延出部を含む突出部側とシートベルトとの少なくとも何れか一方に、突出部側とシートベルトとを互いに係止させる突出部側係止手段が設けられることにより、突出部側とシートベルトとを互いに係止させることで、非着用状態にあるシートベルトを利用して、例えば立て掛けることが可能な物品をより確実に保持することが可能であり、上記効果をより有効に奏することができる。
また更に、本願の請求項5に係る車両の物品保持構造によれば、シートベルト係止部近傍において車室側壁部から車幅方向内方に突出して形成される突出部を備え、突出部とシートベルトとの少なくとも何れか一方に、突出部とシートベルトとを互いに係止させる突出部側係止手段が設けられることにより、非着用状態にあるシートベルトを利用し、シートベルトと下側支持部と突出部とによって、例えば立て掛けることが可能な物品をより確実に保持することでき、車体後部のデッドスペースとなり易い車室側壁部近傍の空間を有効に利用することができる。
また更に、本願の請求項6に係る物品保持可能な車両のシートベルトカバーによれば、シートベルト係止部と下側支持部との間においてシートベルトの少なくとも一部を覆うとともに、車室側壁部から車幅方向内方に突出する突出部と係止する突出部側係止手段を備えていることにより、非着用状態にあるシートベルトを利用し、シートベルトと下側支持部と突出部とによって、例えば立て掛けることが可能な物品をより確実に保持することが可能である。
以下、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る車両を車体後方から概略的に示した斜視図である。この車両1は、車室2内に配設される最後列シート3よりも後方に荷室空間4が形成されている。図1では、最後列シート3を折り畳むことによって荷室空間4を拡張して使用している。上記車両1は、車体後端を構成する車体後壁部5を備え、該車体後壁部5には、上記荷室空間4を開閉すべくリフトゲート6が上下可動に取り付けられている。
図2は、本実施形態に係る車両の物品保持構造を示す斜視図であり、上記車両1の車体後部を部分的に拡大して表している。図2から分かるように、上記車両1は、上記車体後壁部5と、車室2の床面を構成する車室床部7と、車室2の側面を構成する車室側壁部8とを備えている。
上記車室床部7上に配設されたシート3は、シートクッション10とシートバック11とを備え、上記シートバック11は、シートクッション10上に該シートバック11を前伏可能とする連結部材12を介してシートクッション10と連結されている。上述したように、このシート3は折り畳まれており、上記シートバック11をシートクッション10上に前伏させた状態で配置されている。
上記車室側壁部8には、上記シート3に着座した乗員を拘束可能なシートベルト13が配設されており、シートベルト13は、車室側壁部8の上部に設けられシートベルト13を車室内上部で支持する上側支持部14と、車室側壁部8近傍の車室床部7に設けられシートベルト13を車室内下部で支持する下側支持部15とで支持されている。
上記上側支持部14は、ショルダアンカであり、シートベルト13を巻き取るためのシートベルトリトラクタ(不図示)から車室側壁部8の上部に設けられた上側開口部18を通じて車室2内に引き出されたシートベルト13を支持する。一方、上記下側支持部15は、その下方に備えられたシートベルト13を固定するアンカプレート(不図示)を備えており、上記シートベルト13は、上記下側支持部15に設けられた下側開口部19を通じて引き出されている。
上記車室側壁部8にはまた、上側支持部14と下側支持部15との間で車室側壁部8の車体上下方向略中央においてシートベルト13を係脱可能に係止させるシートベルト係止部20が形成されている。該シートベルト係止部20は、図2に示されるように、平面視で略L字状に形成され、非着用状態にあるシートベルト13を車体前方より引っ掛けるように車体前方側が開口した状態で車室側壁部8に配設されている。上記シートベルト係止部20の下方では、乗員を固定するためのシートベルトタングプレート21がシートベルト13に備えられている。
上記シートベルト係止部20近傍には、車室側壁部8から車幅方向内方に突出して形成される突出部22が形成され、該突出部22には、車輪を収納するホイールハウス(不図示)が形成されている。また、上記突出部22の上部は、略平面状に形成されており、上記シート3に着座した乗員用のアームレスト23が形成されている。上記アームレスト23には、車体前方側に略円状に形成されたカップホルダ24が凹設されているが、その他の形状の収納部を設けることも可能である。
本実施形態では、上記突出部22に、シートベルト13がシートベルト係止部20に係止された状態で、シートベルト13と下側支持部15と突出部22とによって、例えば立て掛けることが可能なラケット(二点鎖線参照)25等の物品を保持可能とするように、車体後方に延びる延出部26が形成されている。
上記延出部26は、車体前後方向に略平板状に配設され、上面部26aと、後面部26bと、該後面部26bから上記突出部22に延びる下面部26cとを備えている。上記延出部26は、略平板状に形成されているが、シートベルト13と下側支持部15と突出部22とによって保持された物品が車幅方向に移動することを抑制する好適な形状で形成され得る。上記延出部26は、好ましくは、図2に示されるように、上記突出部22の車幅方向内方側且つ車体上方側に設けられる。
本実施形態では、上記シート3は、シートバック11がシートクッション10上に前伏可能であるように構成されているが、シートクッション10とシートバック11とがともに車室床部7に収納可能であるように構成されていてもよい。
また、本実施形態では、上記下側支持部15が車室側壁部8近傍の車室床部7に備えられているが、上記下側支持部15が車室側壁部8の下部に設けることも可能である。
また、本実施形態では、上記下側支持部15が車室側壁部8近傍の車室床部7に備えられているが、上記下側支持部15が車室側壁部8の下部に設けることも可能である。
このように、本実施形態に係る車両の物品保持構造によれば、シートベルト13を支持する上側支持部14と下側支持部15と、上記上側支持部14と上記下側支持部15との間で車室側壁部8に設けられるシートベルト係止部20と、該シートベルト係止部20近傍において車室側壁部8から車幅方向内方に突出して形成される突出部22とを備え、該突出部22には車体後方に延びる延出部26が形成されることにより、非着用状態にあるシートベルトを利用して、例えば立て掛けることが可能な物品を保持することが可能であり、車体後部のデッドスペースとなり易い車室側壁部近傍の空間を有効に利用することができる。
例えば車体振動等によって、上記物品が車幅方向に移動し得る場合においても、上記延出部26を備えているので、上記物品を保持することが可能である。
例えば車体振動等によって、上記物品が車幅方向に移動し得る場合においても、上記延出部26を備えているので、上記物品を保持することが可能である。
また、上記突出部22には、ホイールハウス、シート用のアームレスト又は収納部が形成されることにより、既存の突出部を利用して比較的容易に形成することが可能であり、上記効果をより有効に奏することができる。
更に、上記シート3は、シートバック11がシートクッション10上に前伏可能である、又は、シートクッション10とシートバック11とが車室床部7に収納可能であることにより、シートを前伏状態又は収納状態にすることで荷室空間を拡張することができ、上記荷室空間をより有効に利用することができる。
図3は、本実施形態に係る別の車両の物品保持構造を示した斜視図であり、図4は、図3におけるY4−Y4線に沿った断面図である。なお、以下の説明においては、上記実施形態と同様の構成を備え、同様の作用をなすものについては、同一符号を付し、それ以上の説明は省略する。
上記実施形態と同様に、最後列シート3に対応するように車室側壁部8にシートベルト13が配設されている。上記車室側壁部8には、上記シートベルト13を支持する上側支持部14と上記シートベルト13を係止させるシートベルト係止部20とが設けられるとともに、車幅方向内方に突出する突出部22が形成されている。また、上記車室床部7には、シートベルト13を支持する下側支持部15が設けられている。
上記シートベルト13は、図3に示すように、上側支持部14と下側支持部15との間において車室側壁部8に設けられたシートベルト係止部20に係止されている。本実施形態では、かかる状態で、シートベルト係止部20と下側支持部15との間においてシートベルト13の少なくとも一部を覆うシートベルトカバー30が設けられている。
上記シートベルトカバー30は、図4に示すように、該シートベルトカバー30の一方の端部30aに第1の面ファスナ31aが備えられ、他方の端部30bに第2の面ファスナ31bが備えられている。これらの面ファスナ31a、31bをともに重ね合わせることで、上記シートベルトカバー30は、シートベルト13の周囲に着脱可能に取り付けられている。これらの面ファスナ31a、31bは、シートベルトカバー30をシートベルト13に取り付けるシートベルトカバー係止手段31を構成している。
また、上記シートベルトカバー30は、短手方向の略中央部30cに第3の面ファスナ33aを備えている。この実施形態では、上記第3の面ファスナ33aに対応するように、上記突出部22の車幅方向の内面部22aに第4の面ファスナ33bが設けられている。これらの面ファスナ33a、33bをともに重ね合わせることで、上記シートベルトカバー30は、上記突出部22に着脱可能に取り付けられている。これらの面ファスナ33a、33bは、シートベルトカバー30を突出部22に取り付ける突出部側係止手段33を構成している。なお、上記突出部側係止手段33及びシートベルトカバー係止手段31として、例えばマジックテープ(登録商標)などの面ファスナが使用されているが、その他の形式の係止手段を用いることも可能である。
本実施形態では、シートベルト13を突出部22に係止させるために、シートベルトカバー30と突出部22とが、例えば面ファスナ等の突出部側係止手段33を介して係止されているが、例えば、突出部22にシートベルト13を係止させるためのフック部材(不図示)を設け、該フック部材にシートベルト13を係止させるようにすることも可能である。このように、突出部22とシートベルト13との少なくとも何れか一方に、上記突出部22と上記シートベルト13とを互いに係止させる突出部側係止手段を設けるようにすることも可能である。なお、図2に示すように、上記突出部22が車体後方に延びる延出部26を備えている場合には、上記延出部26に上記フック部材を設けてもよい。
このように、本実施形態に係る車両の物品保持構造によれば、シートベルト係止部20近傍において車室側壁部8から車幅方向内方に突出して形成される突出部22を備え、突出部22とシートベルト13との少なくとも何れか一方に、突出部22とシートベルト13とを互いに係止させる突出部側係止手段33が設けられることにより、非着用状態にあるシートベルトを利用し、シートベルトと下側支持部と突出部とによって、例えば立て掛けることが可能な物品をより確実に保持することができ、車体後部のデッドスペースとなり易い車室側壁部近傍の空間を有効に利用することができる。
また、上記突出部26側とシートベルト13との少なくとも何れか一方に、上記突出部26側とシートベルト13とを互いに係止させる突出部側係止手段33が設けられることにより、突出部側とシートベルトとを互いに係止させることで、非着用状態にあるシートベルトを利用して、例えば立て掛けることが可能な物品をより確実に保持することができる。
更に、本実施形態に係る物品保持可能な車両のシートベルトカバー30によれば、シートベルト係止部20と下側支持部15との間においてシートベルト13の少なくとも一部を覆い、車室側壁部8から車幅方向内方に突出する突出部22と係止する突出部側係止手段33を備えていることにより、非着用状態にあるシートベルトを利用し、シートベルトと下側支持部と突出部とによって、例えば立て掛けることが可能な物品をより確実に保持することが可能である。また、このシートベルトカバーは、上記シートベルトの保護を可能とする。
なお、本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。例えば、前述した実施形態では、例えばワンボックス車などの車両の車体後部を例に挙げたが、これに限定されることなく、本発明は、車室空間の後方を荷室として使用するその他の車両にも同様に適用可能である。
本発明は、非着用状態にあるシートベルトを用いて物品を保持可能に構成された車両の物品保持構造及び物品保持可能な車両のシートベルトカバーであり、例えばワンボックス車など、車室空間の後方を荷室として使用する車両に好適に適用可能である。
2 車室
3 シート
7 車室床部
8 車室側壁部
10 シートクッション
11 シートバック
13 シートベルト
14 上側支持部
15 下側支持部
20 シートベルト係止部
22 突出部
23 アームレスト
24 カップホルダ
26 延出部
30 シートベルトカバー
33 突出部側係止手段
3 シート
7 車室床部
8 車室側壁部
10 シートクッション
11 シートバック
13 シートベルト
14 上側支持部
15 下側支持部
20 シートベルト係止部
22 突出部
23 アームレスト
24 カップホルダ
26 延出部
30 シートベルトカバー
33 突出部側係止手段
Claims (6)
- 車室内に配設されるシートと、該シートに着座した乗員を拘束可能なシートベルトと、車室側壁部の上部に設けられ前記シートベルトを車室内上部で支持する上側支持部と、前記車室側壁部の下部に、又は、前記車室側壁部近傍の車室床部に設けられ前記シートベルトを車室内下部で支持する下側支持部と、前記上側支持部と前記下側支持部との間において前記車室側壁部に設けられ非着用状態にある前記シートベルトを係脱可能に係止させるシートベルト係止部とを有し、非着用状態にある前記シートベルトを用いて物品を保持可能に構成された車両の物品保持構造であって、
前記シートベルト係止部近傍において前記車室側壁部から車幅方向内方に突出して形成される突出部を備え、
前記突出部には、前記シートベルトが前記シートベルト係止部に係止された状態で前記シートベルトと前記下側支持部と前記突出部とによって物品を保持可能とするように車体後方に延びる延出部が形成されている、
ことを特徴とする車両の物品保持構造。 - 前記突出部には、ホイールハウス、前記シート用のアームレスト又は収納部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両の物品保持構造。
- 前記シートが、シートクッションとシートバックとを備え、
前記シートバックが前記シートクッション上に前伏可能である、又は、前記シートクッションと前記シートバックとが車室床部に収納可能である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の物品保持構造。 - 前記突出部側と前記シートベルトとの少なくとも何れか一方に、前記突出部側と前記シートベルトとを互いに係止させる突出部側係止手段が設けられている、
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載の車両の物品保持構造。 - 車室内に配設されるシートと、該シートに着座した乗員を拘束可能なシートベルトと、車室側壁部の上部に設けられ前記シートベルトを車室内上部で支持する上側支持部と、前記車室側壁部の下部に、又は、前記車室側壁部近傍の車室床部に設けられ前記シートベルトを車室内下部で支持する下側支持部と、前記上側支持部と前記下側支持部との間において前記車室側壁部に設けられ非着用状態にある前記シートベルトを係脱可能に係止させるシートベルト係止部とを有し、非着用状態にある前記シートベルトを用いて物品を保持可能に構成された車両の物品保持構造であって、
前記シートベルト係止部近傍において前記車室側壁部から車幅方向内方に突出して形成される突出部を備え、
前記突出部と前記シートベルトとの少なくとも何れか一方に、前記突出部と前記シートベルトとを互いに係止させる突出部側係止手段が設けられている、
ことを特徴とする車両の物品保持構造。 - 車室内上部に設けられた上側支持部と車室内下部に設けられた下側支持部とにより支持されシートに着座した乗員を拘束可能なシートベルトを覆い、非着用状態にある前記シートベルトを用いて物品を保持可能とする物品保持可能な車両のシートベルトカバーであって、
前記シートベルトカバーは、前記上側支持部と前記下側支持部との間において車室側壁部に設けられたシートベルト係止部に前記シートベルトが係止された状態で前記シートベルト係止部と前記下側支持部との間において前記シートベルトの少なくとも一部を覆うともに、前記車室側壁部から車幅方向内方に突出する突出部と係止する突出部側係止手段を備えている、
ことを特徴とする物品保持可能な車両のシートベルトカバー。
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2005
- 2005-09-28 JP JP2005281645A patent/JP2007090990A/ja active Pending
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