JP2018090143A - シートベルトの配索構造及びそれを備えた乗物用シート - Google Patents

シートベルトの配索構造及びそれを備えた乗物用シート Download PDF

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Abstract

【課題】リアシートの前方の乗物ボデーに固定された車椅子の着座乗員の身体をリアシート用のシートベルトで安全性高く拘束するシートベルト配索構造を提供する。【解決手段】自動車用リアシート1は、左中央席クッション11をチップアップ状態とすることが可能である。チップアップ状態の自動車用リアシート1の前方フロアFに車椅子70が固定される。左中央席クッション11の上部後側に取付けられたリトラクタ51と、リトラクタ51から繰り出されるシートベルト50と、シートベルト50に対してスライド可能なタングプレート53と、タングプレート53が連結されるフロアFに固定された車椅子用バックル56と、車椅子乗員80の身体にシートベルト50を掛け回したときシートベルト50の車椅子乗員80の肩部からリトラクタ51の間の部分と左中央席クッション11の上端部側との間に配設されたリルータ60と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、シートベルトの配索構造及びそれを備えた乗物用シートに関する。
車室の後部に車椅子に着座した乗員が車椅子に着座した状態で乗り入れて車椅子をフロアに固定して乗車する車両が知られている。かかる車両においては、車椅子に着座した乗員の安全性を確保するためにシートベルトで乗員の身体を車体に対して拘束することが行われている。特許文献1には、車室後部のリアシートの前方のフロアに固定された車椅子に着座した乗員の腰部前面と身体上半部前面にシートベルトが配索された構造が開示されている。乗員の身体上半部前面に配索されたシートベルトは、車両天井側から乗員の肩部から腰部へ斜めに横断した後、先端のタングがフロアに設けられたバックルに結合されて配索されている。
特開2008−126991号公報
リアシートの前方のフロアに固定された車椅子に着座した乗員の身体をリアシートに着座した乗員用に配設されたシートベルトを利用して車体に対して拘束しようとする場合がある。かかる場合に、車椅子に着座した乗員の肩部はリアシートに着座した乗員の肩部よりフロアからの高さが高くなるとともに、左右方向の位置も車椅子のフロアへの固定位置によっては異なることがある。このとき、車椅子に着座した乗員の身体上半部前面に配索されたシートベルトが、乗員の肩部に対して適切な位置にないと身体上半部前面から外れて所定の拘束性能を果たさないおそれがあった。
このような要請に鑑み本発明の課題は、リアシートの前方の乗物ボデーに固定された車椅子に着座した乗員の身体をリアシート用のシートベルトで安全性高く拘束するシートベルト配索構造及びそれを備えたリアシートを提供することにある。
本発明の第1発明は、リアシートの前方の乗物ボデーに固定された車椅子に前方を向いて着座した車椅子乗員の身体を前記乗物ボデーに対して拘束するシートベルトの配索構造であって、前記リアシートはシートクッションがシートバックの前面に沿うように跳ね上げられたチップアップ状態とすることが可能であり、該チップアップ状態の前記リアシートの前方の前記乗物ボデーに前記車椅子が固定されており、前記シートバックの上部後側の前記乗物ボデー又は前記シートバックに取付けられたリトラクタと、該リトラクタから繰り出されるとともに前記リトラクタの側の端部とは反対側の端部が前記乗物ボデーに固定された前記シートベルトと、前記シートベルトに対してスライド可能に取付けられたタングプレートと、該タングプレートが係脱可能に連結される前記乗物ボデーに固定されたバックルと、前記車椅子乗員の身体に前記シートベルトを掛け回したとき前記シートベルトの前記車椅子乗員の肩部から前記リトラクタの間の部分と前記シートクッションの上端部側との間に配設されたリルータと、を備えていることを特徴とする。
第1発明によれば、リルータによって車椅子乗員の身体に対するシートベルトの配索位置を車椅子乗員の肩部から外れにくい位置に引き寄せて変更できるので安全性が向上する。また、リルータは、シートベルトの車椅子乗員の肩部からリトラクタの間の部分と、車椅子乗員の肩部に対して高さが近いチップアップ状態のシートクッションの上端部側と、の間に配設されているので小型化でき取り扱い性が良いものとなる。なお、リルータとは、シートベルトの配索位置を変更可能な部材をいう。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記リトラクタと、前記シートベルトと、前記タングプレートとは、前記リアシートが前記チップアップ状態でない場合に、前記リアシートに着座した乗員が使用可能であるものであることを特徴とする。
第2発明によれば、必要に応じバックルのみを車椅子乗員用に設ければよいので、シートベルトの配索構造が簡潔なものとなる。
本発明の第3発明は、上記第1発明又は上記第2発明において、前記リルータは、前記シートベルトの途中に摺動可能に嵌合した摺動体と、該摺動体に一端が固定され他端が前記シートクッションの上端部側に取付けられる紐状体と、を有することを特徴とする。
第3発明によれば、リルータの構造を簡潔なものとすることができる。
本発明の第4発明は、上記第3発明において、前記シートクッションの前記チップアップ状態の時における前記シートクッションの上端部側には、シート幅方向に延びる回動軸を中心に回動可能で、前記シートクッションに対して略垂直の展開状態と、下方に回動させて前記シートクッションの前面に沿うようにした折畳状態と、を採ることが可能な平板状のレッグが設けられ、前記紐状体の前記他端にはループ状の係止部が設けられ、該係止部が前記レッグの前記回動軸の側に設けられた被係止部に係止されることで前記リルータが前記シートクッションの上端部側に取付けられることを特徴とする。
第4発明によれば、レッグの被係止部にリルータの係止部を係止するだけでリルータをシートクッションの上端部側に取付けられるので取付用のブラケット等の他部材を必要とせず部品点数の増加を抑制できる。
本発明の第5発明は、上記第4発明において、前記レッグは、骨格をなすフレームと、該フレームを覆う樹脂製のカバー部材から構成されており、前記被係止部は前記レッグを前記展開状態としたとき外部から視認しにくい部位に前記カバー部材と一体に形成されていることを特徴とする。
第5発明によれば、リアシートに乗員が着座する通常使用時における見栄えが向上する。
本発明の第6発明は、乗物用シートであって、該乗物用シートの前方の乗物ボデーに固定された車椅子に前方を向いて着座した車椅子乗員の身体を前記乗物ボデーに対して拘束するシートベルトを備えており、前記乗物用シートはシートクッションがシートバックの前面に沿うように跳ね上げられたチップアップ状態とすることが可能であり、前記乗物用シートが前記チップアップ状態のとき前方の前記乗物ボデーに前記車椅子が固定されるものであり、前記シートバックの上部後側の前記乗物ボデー又は前記シートバックに取付けられたリトラクタと、該リトラクタから繰り出されるとともに前記リトラクタの側の端部とは反対側の端部が前記乗物ボデーに固定された前記シートベルトと、前記シートベルトに対してスライド可能に取付けられたタングプレートと、該タングプレートが係脱可能に連結される前記乗物ボデーに固定されたバックルと、前記車椅子乗員の身体に前記シートベルトを掛け回したとき前記シートベルトの前記車椅子乗員の肩部から前記リトラクタの間の部分と前記シートクッションの上端部側との間に配設されたリルータと、を備えていることを特徴とする。
第6発明によれば、リルータによって車椅子乗員の身体に対するシートベルトの配索位置を車椅子乗員の肩部から外れにくい位置に引き寄せて変更できるので安全性が向上する。また、リルータは、シートベルトの車椅子乗員の肩部からリトラクタの間の部分と、車椅子乗員の肩部に対して高さが近いチップアップ状態のシートクッションの上端部側と、の間に配設されているので小型化でき取り扱い性が良いものとなる。
本発明の一実施形態のシートベルトの配索構造を斜め前方から見た斜視図である。 図1のII部分を拡大して示す図である。 図1のIII−III矢視線断面図である。 通常状態のリアシートを斜め前方から見た斜視図である。 左中央席クッションをチップアップした状態を斜め前方から見た斜視図である。 左中央席クッションと右席クッションをチップアップした状態を斜め前方から見た斜視図である。 上記実施形態のシートベルトの配索構造を側面から見た概略図である。
図1〜図7は、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は、自動車用リアシート1の前方のフロアFに固定した車椅子70に着座した車椅子乗員80の身体拘束に本発明を適用した例を示す。各図中、矢印により自動車用リアシート1をフロアFに取付けたときの自動車及び自動車用リアシート1の各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。本実施形態における自動車用リアシート1は、自動車の後部側座席であって3人掛けが可能なベンチシートとして構成されている。自動車用リアシート1は、着座部となるリアシートクッション10と、背凭れとなるシートバック20と、頭部を支持するヘッドレスト30と、を備えている。ここで、自動車用リアシート1とフロアFが、それぞれ、特許請求の範囲の「リアシート、乗物用シート」と「乗物ボデー」に相当する。
図4に示すように、自動車用リアシート1は、シートバック20が左右に一続きの一体として形成され、リアシートクッション10は6:4分割タイプとして形成されている。左側部分が6側の2人掛けが可能な左中央席クッション11で、右側が4側の1人掛けが可能な右席クッション12である。左中央席クッション11と右席クッション12は、それぞれ独立してシートバック20の前面に沿うように跳ね上げられたチップアップ状態とすることが可能とされている。図4に示す状態は、左中央席クッション11と右席クッション12がチップアップされておらず自動車用リアシート1に乗員が着座可能な通常状態である。ここで、左中央席クッション11が、特許請求の範囲の「シートクッション」に相当する。
図6に示すように、フロアFには左中央席クッション11の左側後端部に対応して左ブラケット41が、左中央席クッション11の右側後端部と右席クッション12の左側後端部に対応して中ブラケット43が、取付けられている。また、フロアFには右席クッション12の右側後端部に対応して右ブラケット42が、取付けられている。そして、左ブラケット41、右ブラケット42及び中ブラケット43は、左右方向に延びるパイプ44によって連結されている。シートバック20は、その下端部がパイプ44に対して固定されるとともに、その上端部側が図示しない自動車ボデーに対して固定され、傾き角度は一定のものとされている。シートバック20の上部後側の図示しない自動車ボデー(フロアFに連結される何らかの部材を含む。)に対して、シートバック20の左右方向中央から右方に少しずれた部分にシートベルト50のリトラクタ51が配設されている。シートベルト50のリトラクタ51の側と反対側の端部はアンカプレート52によって中ブラケット43近傍のパイプ44に対して図示しないブラケットを介して固定されている。リトラクタ51とアンカプレート52との間のシートベルト50の途中には、タングプレート53がスライド可能に取付けられ左ブラケット41と中ブラケット43の間のパイプ44には、タングプレート53を係合させる中央席用バックル54がブラケット45を介して取付けられている。シートベルト50は、中央席の着座乗員用のものである。中央席の着座乗員は、リトラクタ51から引き出したシートベルト50を右肩から左腰下にかけて身体上半部前面に掛け回すとともにアンカプレート52からのシートベルト50を腰部前面に掛け回してタングプレート53を中央席用バックル54に係脱可能に係合させる。これによって、通常状態の自動車用リアシート1において、中央席の着座乗員が身体にシートベルト50を掛け回して装着することができる。左ブラケット41の左側下方には、アーム55を介して車椅子乗員80のためのアンカプレート52を係脱可能に係合させる車椅子用バックル56が取付けられている。なお、自動車用リアシート1には右席の着座乗員用のシートベルトや左席の着座乗員用のシートベルトも配設されているが本発明とは直接関係がないため図示及び説明を省略する。ここで、車椅子用バックル56が、特許請求の範囲の「バックル」に相当する。
図4〜図7に示すように、左中央席クッション11は、その左右両サイドの後端部が左ブラケット41と中ブラケット43に対して同軸の回動軸46によって回動可能に取付けられている。これによって、左中央席クッション11は、通常状態とチップアップ状態とを採ることが可能とされている。また、右席クッション12は、その左右両サイドの後端部が中ブラケット43と右ブラケット42に対して同軸の回動軸46によって回動可能でチップアップ可能に取付けられている。左中央席クッション11と右席クッション12は、左右方向の大きさが異なるのみでチップアップ機構13及びレッグ14は実質的に同じなので代表として左中央席クッション11について説明する。
図6に示すように、チップアップ機構13は、左ブラケット41と中ブラケット43に対して回動可能に連結する回動軸46と、左中央席クッション11の左右両サイドの後端部側に固定され回動軸46を中心に回動可能なアームプレート47と、を有する。左ブラケット41と左側のアームプレート47との間には、図示しないロック機構が設けられ左中央席クッション11の底面部に配設された図示しない操作レバーを操作することでロック、アンロックが可能とされている。図4に示すように、左中央席クッション11が通常状態とされているとき、チップアップ機構13は回動軸46まわりの左中央席クッション11の回動をロックした状態に保持している。左中央席クッション11をチップアップ状態にするときは、左中央席クッション11の上記操作レバーを操作して上記ロック機構をアンロック状態とする。そして、操作者が左中央席クッション11を回動軸46を中心に上方に跳ね上げることによって、左中央席クッション11が図5に示すようにチップアップ状態となる。左中央席クッション11がチップアップ状態となったところで、操作者が上記操作レバーの操作を解除することにより左中央席クッション11は上記ロック機構によってチップアップ状態でロックされた状態となる。この状態で、シートベルト50をチップアップ状態の左中央席クッション11の前方に配置し、後述の車椅子乗員80の使用に供する準備をする。こののち、図6に示すように同様な操作で右席クッション12をチップアップ状態とする。
図4に示すように、通常状態では、左中央席クッション11は、その前部が着座面とは反対側の底面部からフロアFに向かって略垂直に延びるレッグ14によって、フロアFに対して支持された状態とされている。このときのレッグ14の状態が展開状態である。レッグ14は、金属製の丸パイプ材が略U字状に折り曲げられて形成されたレッグフレーム14aと、レッグフレーム14aを前側と後側から覆う樹脂製のレッグカバー14bと、を有する。レッグフレーム14aにレッグカバー14bが取付けられた状態でレッグ14は平板状とされている。レッグフレーム14aは、U字の各端部がそれぞれ左中央席クッション11の前部の図示しない骨格部に対して左右方向に(シート幅方向に)延びるヒンジ軸14cにより回動可能に連結されている。そして、レッグフレーム14aは、図4に示す展開状態と図5に示す左中央席クッション11の底面部に沿うように折り畳まれた折畳状態とを採れるようになっている。なお、レッグフレーム14aは、左中央席クッション11との間に図示しない引張ばねが掛着されて上述の展開状態と折畳状態とにそれぞれ付勢方向が切換えられるようになっている。したがって、レッグフレーム14aが展開状態から折畳状態に畳み込まれるとレッグフレーム14aは左中央席クッション11の底面部に押さえつけられた状態となる。また、レッグフレーム14aが折畳状態から展開状態に展開されるとレッグフレーム14aは左中央席クッション11に対しての展開状態に維持された状態となる。左中央席クッション11を通常状態からチップアップ状態としたとき、レッグ14は展開状態のままとなっているので、左中央席クッション11をチップアップ状態としたのちレッグ14を折畳状態とする。左中央席クッション11をチップアップ状態から通常状態にするときはこの逆でレッグ14を展開状態にしたのち左中央席クッション11を通常状態にする。ここで、レッグフレーム14a、レッグカバー14b、ヒンジ軸14cが、それぞれ、特許請求の範囲の「フレーム」、「カバー部材」、「回動軸」に相当する。
図3に示すように、レッグカバー14bは、レッグフレーム14aを前側から覆う前レッグカバー14b1とレッグフレーム14aを後側から覆う後レッグカバー14b2とが最中状に重ね合わされることによって形成されている。レッグフレーム14aのU字の開口側と開口側の反対側とを除く部分がレッグカバー14bによって覆われている。これは、レッグフレーム14aのU字の開口側の各端部はヒンジ軸14cにより左中央席クッション11に連結されており、U字の開口側の反対側はフロアFに当接する部分であるからである。後レッグカバー14b2の左右方向中央部には前レッグカバー14b1の方向に凸となる凹部14b21が形成され、凹部14b21のヒンジ軸14cの側の端部には前レッグカバー14b1の反対方向に突出する爪部14b22が形成されている。爪部14b22は、後述するリルータ60のループ部62aを係止するためのものである。凹部14b21及び爪部14b22は、左中央席クッション11が通常状態でレッグ14を展開状態にしたとき前レッグカバー14b1の後方に隠れる部位にあるので左中央席クッション11に乗員が着座する通常使用時における見栄え悪化を招かない。また、左中央席クッション11がチップアップ状態でレッグ14を折畳状態にしたときも前レッグカバー14b1の後方に隠れる位置にあるので左中央席クッション11のチップアップ時における見栄え悪化を招かない。ここで、爪部14b22とループ部62aが、それぞれ、特許請求の範囲の「被係止部」と「係止部」に相当する。
図1及び図2に示すように、リルータ60は、シートベルト50の配索位置を変更可能な部材であり、シートベルト50を銜え込む部分である樹脂製の摺動体61と、摺動体61に対して一端部側が固定された紐状体62と、を有している。摺動体61は、平面視で略矩形状をしておりその長尺方向の寸法がシートベルト50の幅寸法より長く形成され、長尺方向の両端部からシートベルト50の肉厚より若干広い間隙を隔てて互いに近づく向きに折り返し状に延びて断面が略C字状に形成されている。この間隙部分にシートベルト50の中間部分が嵌合された状態で摺動可能に連結される。紐状体62は、樹脂製の紐から形成され、一端部側が摺動体61のC字の開口と反対側に取付けられ、他端部側には紐がループ状にされた状態で金属帯体によってかしめられたループ部62aが形成されている。紐状体62は、天然繊維製や皮革製であってもよいし金属製であってもよい。さらには、細帯状の形態をしていてもよい。
車椅子70に着座した車椅子乗員80が、身体をシートベルト50によって自動車ボデーに対して拘束する手順について説明する。図1に示すように、左中央席クッション11と右席クッション12をチップアップ状態とした自動車用リアシート1の前方のフロアFに車椅子乗員80が着座した状態で車椅子70を乗り入れフロアFに対し固定する。この固定は、具体的には車椅子70の左右の前輪近傍のフレームをベルト71でフロアFに対して牽引することにより行う。この状態で、車椅子乗員80の身体にシートベルト50を掛け回してタングプレート53を車椅子用バックル56に係合させる。具体的には、車椅子乗員80は、リトラクタ51から引き出したシートベルト50を右肩から左腰下にかけて身体上半部前面に掛け回すとともにアンカプレート52からのシートベルト50を腰部前面に掛け回してタングプレート53を車椅子用バックル56に係合させる。ここで、シートベルト50のリトラクタ51からの引き出し量は、自動車用リアシート1の中央席の着座乗員がシートベルト50を使用するときに比べて長くなる。次に、シートベルト50の車椅子乗員80の肩部からリトラクタ51の間の部分にリルータ60の摺動体61を係合させて摺動可能に連結する。最後に、図2に示すように、リルータ60の紐状体62のループ部62aをレッグカバー14bの爪部14b22に係止する。これによって、シートベルト50は車椅子乗員80の肩部に引き寄せられて配索され身体を自動車ボデーに対して拘束するのに適正な位置関係となる。なお、リルータ60の紐状体62の長さは、装着状態でシートベルト50の配索位置が車椅子乗員80にとって適正なものとなるよう前もって調整されている。なお、リルータ60は、車椅子乗員80が乗車しないときにはシートベルト50から取り外されて所定の位置に収容されている。
以上のように構成される実施形態は、以下のような作用効果を奏する。リルータ60によって車椅子乗員80の身体に対するシートベルト50の配索位置を車椅子乗員80の肩部から外れにくい位置に引き寄せて変更できるので安全性が向上する。ここで、リルータ60は、シートベルト50の車椅子乗員80の肩部からリトラクタ51の間の部分と、車椅子乗員80の肩部に対して高さが近いチップアップ状態の左中央席クッション11の上端部側と、の間に配設されているので小型化でき取り扱い性が良いものとなる。
また、リトラクタ51と、シートベルト50と、タングプレート53とは、左中央席クッション11がチップアップ状態でない場合に、左中央席クッション11の中央席に着座した乗員が使用可能である。これによって、車椅子乗員80のためには車椅子用バックル56のみを設ければよいので、シートベルト50の配索構造が簡潔なものとなる。また、リルータ60は、樹脂製の摺動体61に紐状体62を取付けた簡潔な構造のものである。
さらに、レッグカバー14bの爪部14b22にリルータ60のループ部62aを係止するだけでリルータ60を左中央席クッション11の上端部側に取付けられるので取付用のブラケット等の他部材を必要とせず部品点数の増加を抑制できる。加えて、爪部14b22は、レッグ14を展開状態としたとき外部から視認しにくい前レッグカバー14b1の後方に隠れる位置にあるので左中央席クッション11に乗員が着座する通常使用時における見栄えの悪化を抑制できる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、次のようなものが挙げられる。
1.上記実施形態においては、左中央席クッション11とともに右席クッション12もチップアップした状態で車椅子70をフロアFに対し固定した。しかし、これに限らず、左中央席クッション11だけをチップアップ状態にして車椅子70をフロアFに対し固定してもよい。さらに、左中央席クッション11と右席クッション12が一体のタイプであってもよい。ただし、上記一体のタイプの場合は、シートベルト50をシートクッションの前方に配置するためのスリットを設ける等の工夫が必要となる。
2.上記実施形態においては、係止部である紐状体62のループ部62aを被係止部であるレッグカバー14bの爪部14b22に係止することとした。しかし、これに限らず、係止部は紐状体62の先端部にフック等を設けてもよいし、被係止部は上記フック等と係合する係合孔等としてもよい。
3.上記実施形態においては、シートベルト50は自動車用リアシート1の中央席用のものとしたが、これに限らず、右席又は左席用のものであってもよい。例えば、自動車用リアシートが左右2人掛けタイプのものであったら、右席又は左席用のシートベルトを使用することになる。
4.上記実施形態においては、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用しても良い。
1 自動車用リアシート(リアシート、乗物用シート)
10 リアシートクッション
11 左中央席クッション(シートクッション)
12 右席クッション
14 レッグ
14a レッグフレーム(フレーム)
14b レッグカバー(カバー部材)
14c ヒンジ軸(回動軸)
14b22 爪部(被係止部)
20 シートバック
50 シートベルト
51 リトラクタ
53 タングプレート
56 車椅子用バックル(バックル)
60 リルータ
61 摺動体
62 紐状体
62a ループ部(係止部)
70 車椅子
80 車椅子乗員
F フロア(乗物ボデー)


Claims (6)

  1. リアシートの前方の乗物ボデーに固定された車椅子に前方を向いて着座した車椅子乗員の身体を前記乗物ボデーに対して拘束するシートベルトの配索構造であって、
    前記リアシートはシートクッションがシートバックの前面に沿うように跳ね上げられたチップアップ状態とすることが可能であり、
    該チップアップ状態の前記リアシートの前方の前記乗物ボデーに前記車椅子が固定されており、
    前記シートバックの上部後側の前記乗物ボデー又は前記シートバックに取付けられたリトラクタと、
    該リトラクタから繰り出されるとともに前記リトラクタの側の端部とは反対側の端部が前記乗物ボデーに固定された前記シートベルトと、
    前記シートベルトに対してスライド可能に取付けられたタングプレートと、
    該タングプレートが係脱可能に連結される前記乗物ボデーに固定されたバックルと、
    前記車椅子乗員の身体に前記シートベルトを掛け回したとき前記シートベルトの前記車椅子乗員の肩部から前記リトラクタの間の部分と前記シートクッションの上端部側との間に配設されたリルータと、を備えているシートベルトの配索構造。
  2. 請求項1において、前記リトラクタと、前記シートベルトと、前記タングプレートとは、前記リアシートが前記チップアップ状態でない場合に、前記リアシートに着座した乗員が使用可能であるものであるシートベルトの配索構造。
  3. 請求項1又は請求項2において、前記リルータは、前記シートベルトの途中に摺動可能に嵌合した摺動体と、該摺動体に一端が固定され他端が前記シートクッションの上端部側に取付けられる紐状体と、を有するシートベルトの配索構造。
  4. 請求項3において、前記シートクッションの前記チップアップ状態の時における前記シートクッションの上端部側には、シート幅方向に延びる回動軸を中心に回動可能で、前記シートクッションに対して略垂直の展開状態と、下方に回動させて前記シートクッションの前面に沿うようにした折畳状態と、を採ることが可能な平板状のレッグが設けられ、
    前記紐状体の前記他端にはループ状の係止部が設けられ、
    該係止部が前記レッグの前記回動軸の側に設けられた被係止部に係止されることで前記リルータが前記シートクッションの上端部側に取付けられるシートベルトの配索構造。
  5. 請求項4において、前記レッグは、骨格をなすフレームと、該フレームを覆う樹脂製のカバー部材から構成されており、前記被係止部は前記レッグを前記展開状態としたとき外部から視認しにくい部位に前記カバー部材と一体に形成されているシートベルトの配索構造。
  6. 乗物用シートであって、
    該乗物用シートの前方の乗物ボデーに固定された車椅子に前方を向いて着座した車椅子乗員の身体を前記乗物ボデーに対して拘束するシートベルトを備えており、
    前記乗物用シートはシートクッションがシートバックの前面に沿うように跳ね上げられたチップアップ状態とすることが可能であり、
    前記乗物用シートが前記チップアップ状態のとき前方の前記乗物ボデーに前記車椅子が固定されるものであり、
    前記シートバックの上部後側の前記乗物ボデー又は前記シートバックに取付けられたリトラクタと、
    該リトラクタから繰り出されるとともに前記リトラクタの側の端部とは反対側の端部が前記乗物ボデーに固定された前記シートベルトと、
    前記シートベルトに対してスライド可能に取付けられたタングプレートと、
    該タングプレートが係脱可能に連結される前記乗物ボデーに固定されたバックルと、
    前記車椅子乗員の身体に前記シートベルトを掛け回したとき前記シートベルトの前記車椅子乗員の肩部から前記リトラクタの間の部分と前記シートクッションの上端部側との間に配設されたリルータと、を備えている乗物用シート。



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