JP4075050B2 - 車両の車内仕切り構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両の車内仕切り構造に関し、特に、シートがダブルフォールィング状態のときに、そのシートに連結された連結ボードと荷室の上端付近に装着されたトノボードにより略連続した水平仕切り構造が形成されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のリヤシートとして、車体にシートクッションの前端部を枢支し、そのシートクッションの後端部にシートバックの下端部を枢支して、シートクッションにシートバックを前伏させてから、そのシートバックと共にシートクッションを前方へ倒立させて、ダブルフォールィング状態をとり得るように構成したものは公知である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
シートバックが前伏可能なシートを適用したものでは、そのシートバックを前伏させると連通状態になる荷室と車室に長尺物を積むのに便利になる。ワゴンやバンタイプの自動車では、トノボードを設けていないものも多く、このような自動車にダブルフォールィング状態をとり得るリヤシートを適用した場合、ダブルフォールィング状態にしたリヤシートの後方に荷室を含む大きな荷物収容スペースが形成される。
【0004】
一方、車体にシートクッションの前端部を枢支し、シートバックの上端部をトノボードの前端部に枢支すると共に下端部をシートクッションの後端部に枢支して、シートクッションを前方へ倒立させることにより、シートバックをトノボードよりも少し高い位置まで持ち上げて略水平姿勢にして、トノボードとシートバックとシートクッションとにより、荷室を車室に対して仕切られた状態で拡張できるリヤシートが公知である(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−105589号公報
【特許文献2】
特開2000−52828号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
リヤシートの後方の荷室がシートバックとトノボードにより車室に対して仕切られた自動車に、特許文献1のようなダブルフォールィング状態をとり得るリヤシートを適用した場合、リヤシートをダブルフォールィング状態にすると、車室と荷室が仕切らた状態ではなくなり、結局、荷室を車室に対して仕切られた状態で拡張することはできない。
【0007】
また、シートバックを前伏させても、前記同様、車室と荷室が仕切らた状態ではなくなる。リヤシートのシートバックを前伏さて、シートバックの上面と荷室の底面とで略連続した水平面を形成するようにすると、荷室底面の位置が高くなって荷室容量が小さくなって望ましくない。トノボードが固定的に設けられているものでは、そのトノボードが邪魔になって使い勝手のよい大きな荷物収容スペースを形成することもできない。
【0008】
前記特許文献2のようなリヤシートでは、荷室を車室に対して仕切りられた状態で拡張できるものの、そのために、シートバックがトノボードよりも少し高い位置まで持ち上げられ、しかも、そのシートバックとトノボードが段になるため、見栄えが非常に悪いものとなるし、このシートバックの上面とトノボードの上面で水平面は形成されず、これらの上面を荷物等の置き場として有効的に活用しにくい。また、このシートは、シートバックを前伏させることもできないし、非常に特殊な動きをするため汎用性に劣る。
【0009】
本発明の目的は、シートをダブルフォールィング状態にして、荷室を車室に対して仕切られた状態で拡張できて荷室の上側も有効に活用でき、また、シートクッションを前伏させた状態で、シートバックの上側と荷室とで使い勝手のよい大きな荷物収容スペースを形成でき、更に、車室に対して仕切られた荷室を確保すると共にシートバックの上側に荷物収容スペースを形成できる車両の車内仕切り構造を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の車両の車内仕切り構造は、車体に前端部が枢支されて前方へ倒立可能なシートクッションとこのシートクッションに下端部が枢支されて前伏可能なシートバックとを有し且つシートクッションにシートバックを前伏させてからシートバックと共にシートクッションを倒立させるダブルフォールィング状態をとり得るように構成されたシートと、このシートの後方の荷室とを備えた車両において、前記荷室の上端付近の第1使用位置に略水平姿勢に装着可能なトノボードと、前記シートに車幅方向向きの軸心回りに回動可能に一端部が連結された連結ボードとを備え、前記シートがダブルフォールィング状態のときに、第1使用位置に装着されたトノボードの前端部に略水平姿勢にした連結ボードの他端部を連結して、そのトノボードと連結ボードにより略連続した水平仕切り構造が形成され、前記トノボードは前記第1使用位置よりも下側の第2使用位置に略水平姿勢に装着可能に構成され、前記シートクッションにシートバックが前伏した状態で、そのシートバックと第2使用位置に装着されたトノボードと略水平姿勢にした連結ボードの上面が略連続した水平面に形成されることを特徴とするものである。
【0011】
シートに乗員が着座可能な通常状態では、連結ボードをシートバックの背面に重ねる等して退避させ、起立姿勢のシートバッグ又は連結ボードを第1使用位置のトノボードの前端部に当接させることにより、そのシートバッグ又は連結ボードとトノボードとにより、車室に対して仕切られた荷室が形成される。
【0012】
シートは、シートクッションにシートバックを前伏させてから、そのシートバックと共にシートクッションを前方へ倒立させて、ダブルフォールィング状態になり、このときに、第1使用位置に装着されたトノボードの前端に、略水平姿勢にした連結ボードの他端部が連結されて、そのトノボードと連結ボートにより略連続した水平仕切り構造が形成され、この水平仕切り構造により車室と荷室が仕切られる。
第1使用位置に装着可能なトノボードを第1使用位置から取り外して、第2使用位置に装着可能にすることが好ましい。前記シートクッションに前伏させたシートバックと第2使用位置に装着されたトノボードと略水平姿勢にした連結ボードの上面が略連続した水平面に形成されるため、その大きな水平面上に荷物を安定させて載置でき、使い勝手のよい大きな荷物収容スペースが形成される。
【0013】
請求項2の車両の車内仕切り構造は、請求項1の発明において、前記連結ボードの一端部を前記シートバックの下端部に連結したことを特徴とするものである。シートがダブルフォールィング状態のときに、シートバックに連結された連結ボードの一端部の位置が高くなり、それ故、略水平姿勢の連結ボードの他端部が、前記第1使用位置のトノボードの前端に連結されて、前記水平仕切り構造が形成される。
【0014】
【0015】
【0016】
請求項3の車両の車内仕切り構造は、車体に前端部が枢支されて前方へ倒立可能なシートクッションとこのシートクッションに下端部が枢支されて前伏可能なシートバックとを有し且つシートクッションにシートバックを前伏させてからシートバックと共にシートクッションを倒立させるダブルフォールディング状態をとり得るように構成されたシートと、このシートの後方の荷室とを備えた車両において、前記荷室の上端付近の第1使用位置に略水平姿勢に装着可能なトノボードと、前記シートに車幅方向向きの軸心回りに回動可能に一端部が連結された連結ボードとを備え、前記シートがダブルフォールディング状態のときに、第1使用位置に装着されたトノボードの前端部に略水平姿勢にした連結ボードの他端部を連結して、そのトノボードと連結ボードにより略連続した水平仕切り構造が形成され、前記シートクッションにシートバックが前伏した状態で、起立姿勢にした連結ボードが第1使用位置に装着されたトノボードの前端部に当接すると共に、その連結ボードの上端部分がトノボードよりも上側へ突出することを特徴とするものである。
【0017】
段落[0011]の記載、段落[0012]の1〜5行目の記載と同様の作用が得られる。さらに、シートクッションにシートバックが前伏した状態で、シートバックの上側に荷物収容スペースが形成される。起立姿勢にした連結ボードが第1使用位置に装着されたトノボードの前端部に当接して、その連結ボードとトノボードとにより車室に対して仕切られた荷室が形成される。また、トノボードの上面にも荷物等が載置可能であり、そこに載置した荷物等が車室側へ落ちないようにする壁として、トノボードよりも上側へ突出した連結ボードの上端部分が機能する。
【0018】
請求項の車両の車内仕切り構造は、請求項の発明において、前記連結ボードは、連結ボード本体と、この連結ボード本体に車幅方向にスライド自在に装着されて連結ボード本体と車体側部間の隙間を埋める1対の第1スライドボードとを有することを特徴とするものである。連結ボード本体に対して1対の第1スライドボードを車幅方向にスライドさせて、連結ボードの幅を変更することができる。連結ボードの幅を広くして左右の車体側部間の間隔と略同じにして、その連結ボードにより車室と荷室とを略完全に仕切ることが可能になる。連結ボードの幅を小さくして車体側部との接触を防いで、連結ボードを移動(回動)させ易くすることができる。
【0019】
請求項の車両の車内仕切り構造は、車体に前端部が枢支されて前方へ倒立可能なシートクッションとこのシートクッションに下端部が枢支されて前伏可能なシートバックとを有し且つシートクッションにシートバックを前伏させてからシートバックと共にシートクッションを倒立させるダブルフォールディング状態をとり得るように構成されたシートと、このシートの後方の荷室とを備えた車両において、前記荷室の上端付近の第1使用位置に略水平姿勢に装着可能なトノボードと、前記シートに車幅方向向きの軸心回りに回動可能に一端部が連結された連結ボードとを備え、前記シートがダブルフォールディング状態のときに、第1使用位置に装着されたトノボードの前端部に略水平姿勢にした連結ボードの他端部を連結して、そのトノボードと連結ボードにより略連続した水平仕切り構造が形成され、前記シートバッグの背面部に固定的に設けられた保護ボードを備え、この保護ボードの下端部に前記連結ボードが連結され、前記保護ボードは、保護ボード本体と、この保護ボード本体に車幅方向にスライド自在に装着されて保護ボード本体と車体側部間の隙間を埋める1対の第2スライドボードとを有することを特徴とするものである。
段落[0011]の記載、段落[0012]の1〜5行目の記載と同様の作用が得られる。さらに、シートバッグの背面部が保護ボードにより保護されると共に、特に、シートクッションにシートバックが前伏した状態で、そのシートバックと第2使用位置に装着されたトノボードと略水平姿勢にした連結ボードの上面を略連続した水平面に確実に形成され、その保護ボードの上面にも安定させて荷物を載置できる。
【0020】
護ボード本体に対して1対の第2スライドボードを車幅方向にスライドさせて、保護ボードの幅を変更することができる。保護ボードの幅を広くして左右の車体側部間の間隔と略同じにして、保護ボードにより車室と荷室とを略完全に仕切ることが可能になる。保護ボードの幅を小さくして車体側部との接触を防いで、保護ボードを回動させ易くすることができる。
【0021】
請求項の車両の車内仕切り構造は、請求項の発明において、前記保護ボードの第2スライドボードは、車内に張り出すホイールハウスと干渉しない形状に構成されたことを特徴とするものである。保護ボードの幅を広くして左右の車体側部間の間隔と略同じにしても、車内に張り出すホイールハウスと干渉することなく、保護ボードにより車室と荷室とが略完全に仕切られる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態は、前後方向に3列のシートを備えたワゴンタイプの自動車に、本発明の車両の車内仕切構造を適用した場合の一例である。
図1、図2に示すように、自動車1の車体2には、運転席を含む左右1対の1列目シート3と、1列目シート3の後側に配置された左右1対の2列目シート4と、2列目シート4の後側に配置されたベンチシートからなる3列目シート5が装備され、この3列目シート5の後方に荷室6が備えられている。尚、3列目シート5が本発明の車両の車内仕切構造のシートに相当する。
【0023】
図1〜図6に示すように、3列目シート5は、車体2に前端部が枢支されて前方へ倒立可能なシートクッション5aと、シートクッション5aに下端部が枢支されて前伏可能なシートバック5bと、シートバック5bの上部に装着された左右2つのヘッドレスト5cとを有する。
図10に示すように、車体2のフロアには、例えば左右1対のブラケット7が固定され、このブラケット7に、シートクッション5aの前端部が左右方向向きの軸7a回りに回動可能に連結されている。また、シートクッション5aの後端部に、例えば左右1対のブラケット8が固定され、このブラケット8に、シートバック5bの下端部が左右方向向きの軸8a回りに回動可能に連結されている。
【0024】
図1、図3、図10のように、シートクッション5aは略水平姿勢で車体2に保持され、シートバック5bはやや後傾する起立姿勢でシートクッション5aに保持され、このとき、3列目シート5に乗員が着座可能となる。3列目シート5の例えば側方に前伏操作部(図示略)が設けられ、この前伏操作部を操作することにより、シートバック5を軸7a回りに回動させてシートクッション5aに前伏させることができる。このシートクッション5aとシートバック5bが折り重なった状態は解除可能に保持される。
【0025】
また、3列目シート5の例えば側方に倒立操作部(図示略)が設けられ、シートバック5bをシートクッション5aに前伏させてから、この倒立操作部を操作することにより、シートクッション5aをシートバック5bと共に軸8a回りに回動させ前方へ倒立させて、3列目シート5をダブルフォールィング状態にすることができる。このシートクッション5aの倒立状態(3列目シート5のダブルフォールィング状態)は解除可能に保持される。
【0026】
さて、本発明の車内仕切り構造10は、荷室6の上端付近の第1使用位置に略水平姿勢に装着可能であると共に第1使用位置よりも下側の第2使用位置に略水平姿勢に装着可能に構成されたトノボード11と、シートバック5bの背面部に固定的に設けられた保護ボード12と、3列目シート5に左右方向(車幅方向)向きの軸心回りに回動可能に一端部が連結された連結ボード13を備えている。
【0027】
車内仕切り構造10は、図3に示すように、乗員が3列目シート5に着座可能なときに通常状態であり、図4に示すように、3列目シート5のシートクッション5aにシートバック5bが前伏した状態で、起立姿勢にした連結ボード13が第1使用位置に装着されたトノボード11の前端部に当接すると共に、その連結ボード13の上端部分がトノボード11よりも上側へ突出する(第1状態)。
【0028】
また、車内仕切り構造10は、図5に示すように、3列目シート5がダブルフォールィング状態のときに、第1使用位置に装着されたトノボード11の前端部に略水平姿勢にした連結ボード13の他端部を連結して、そのトノボード11と連結ボード13により略連続した水平仕切り構造14が形成される(第2状態)。また、車内仕切り構造10は、図6に示すように、3列目シート5のシートクッション5aにシートバック5bが前伏した状態で、そのシートバック5bの保護ボード12と第2使用位置に装着されたトノボード11と略水平姿勢にした連結ボード13の上面が略連続した水平面に形成される(第3状態)。
【0029】
トノボード11、保護ボード12、連結ボード13について詳細に説明する。図7〜図14に示すように、トノボード11は、第1,第2使用位置における左右の車体2の側部間と略同じ左右長を有し、その左右両端縁と前端縁は左右直線状に形成され、後端縁は後方へ少し膨らむ曲線状(荷室6の後部を開閉するドア(図示略)の内面形状に略沿った形状)に形成されている。
【0030】
トノボード11は、トノボード本体部20と、トノボード本体部20の前側に段下がり状に形成された段部21とからなり、トノボード本体部20の左右両端部に2個ずつ計4つの装着穴22が形成され、段部21の前端部に左右1対のローラ23が左右方向向きの軸心回りに回動自在に装着され、これらローラ23は段部21の前端よりも前側へ突出している。
【0031】
第1使用位置に装着されたトノボード11は、起立姿勢のシートバック5bの上端と略同じ高さでその直ぐ後側に位置し、第2使用位置に装着されたトノボード11は、水平姿勢のシートバック5bの上面部と略同じ高さでその後側に離間して位置する。この第1、第2使用位置にトノボード11を着脱可能に装着するために、前記4つの装着穴23がトノボード11に形成され、これら装着穴22に下側から係合可能に車体2の側部に上下4個ずつ計8個のフック25が固定されている。
【0032】
図10〜図13等に示すように、保護ボード12は、保護ボード本体30と、この保護ボード本体30に左右方向にスライド自在に装着されて保護ボード本体30と車体2の側部間の隙間を埋める1対の第2スライドボード35とを有する。保護ボード本体30は、シートバック5bの背面に固定され、その長さ(シートバッグ5bの回動軸心と直交する方向の長さ)と幅がシートバック5bの背面と略同寸法の矩形ボードに構成されている。保護ボード本体30には、シートバック5b側から凹むボード装着凹部31がその長さ方向全幅に亙って形成され、このボード装着凹部31の前記長さ方向両側部に左右方向向きのガイド溝32が形成されている。
【0033】
第2スライドボード35は、ボード装着凹部31に嵌合可能に構成され、その長さ方向両側からに左右方向に細長い1対の係合片36が突出している。第2スライドボード35は、1対の係合片36を1対のガイド溝32に摺動自在に係合させて、ボード装着凹部31に嵌合された状態で装着されている。尚、保護ボード本体30と第2スライドボード35は摩擦結合されており、第2スライドボード35が勝手にスライドすることなく又乗員等が比較的小さな力でスライドさせることができるようにしている。
【0034】
車内仕切り構造10が、図13のような第2状態のき、3列目シート5はダブルフォールィング状態にあり、このとき、第2スライドボード35の側方に、車内に張り出すホイールハウス2aがあり、このホイールハウス2aと第2スライドボード35が干渉しないように、第2スライドボード35にはホイールハウス2aの外形に沿った切欠き部37が形成されている。保護ボード本体30は、シートバック5bよりも少し下方へ突出し、その突出部分の左右両端部に1対の切欠部33が形成され、これら切欠部33に連結ボード40の1対の連結手41が嵌まって左右方向向きの軸41a回りに回動可能に連結されている。
【0035】
図10〜図14に示すように、連結ボード13は、連結ボード本体40と、この連結ボード本体40に左右方向にスライド自在に装着されて連結ボード本体40と車体2の側部間の隙間を埋める1対の第1スライドボード45とを有し、保護ボード12と同じ長さ(連結ボード本体40の回動軸心と直交する方向の長さ)と左右幅を有する。連結ボード本体40には、前記左右1対の連結手41が形成され、他端部にトノボード11の段部21に上側から係合可能な段部42が形成されている。連結ボード本体40には、図11のように略水平姿勢において下側から凹むボード装着凹部43が連結手41と段部42の間に左右方向全幅に亙って形成され、このボード装着凹部43の前記長さ方向両側部に左右方向向きのガイド溝44が形成されている。
【0036】
第1スライドボード45は、ボード装着凹部41に嵌合可能な矩形ボードに構成され、その長さ方向両側からに左右方向に細長い1対の係合片46が突出している。第1スライドボード45は、1対の係合片46を1対のガイド溝44に摺動自在に係合させて、ボード装着凹部43に嵌合された状態で装着されている。尚、連結ボード本体40と第1スライドボード45は摩擦結合されており、第1スライドボード45が勝手にスライドすることなく又乗員等が比較的小さな力でスライドさせることができるようにしている。
【0037】
以上説明した車内仕切り構造10の作用・効果について説明する。
先ず、図3、図9、図10に示すように、トノボード11を第1使用位置に略水平姿勢に装着し、連結ボード13を保護ボード12に重ね合わせた状態で、3列目シート5のシートバッグ5bを起立させると、車内仕切り構造10が通常状態になる。このとき、トノボード11の前端の1対のローラ23が連結ボード13の上端後面部に接触し、トノボード11と連結ボード13により車室に対して仕切られた荷室6が形成される。保護ボード12の第2スライドボード35を引き出して左右略を大きくし、車室と荷室6を略完全に仕切ることができる。
【0038】
次に、車内仕切り構造10を通常状態から図4に示す第1状態にする場合、3列目シート5のシートバッグ5bをシートクッション5aに前伏させる。この場合、保護ボード12の第2スライドボード35を引っ込めて左右幅を小さくして行う。図10に示すように、シートバッグ5bが起立姿勢のとき、そのシートバック5bがシートクッション5aに枢支されている部分の下方やや後側に、保護ボード12に連結ボード13が枢支されている部分が位置しているため、その枢支部分はシートバッグ5bをシートクッション5aに前伏させると上方へ移動し、その分連結ボード13が上昇する。
【0039】
連結ボード13が上昇する際、トノボード11のローラ21が連結ボード13に接触して回転し、連結ボード13はシートバッグ5bの傾斜方向に沿って前方やや後側へガイドされスムースに上昇する。即ち、起立姿勢にした連結ボード13が第1使用位置に装着されたトノボード11の前端部に当接すると共に、その連結ボード13の上端部分がトノボード11よりも上側へ突出する。ここで、保護ボード12の左右幅を大きくして荷物載置面積を大きくし、また、連結ボード13の左右幅を大きくして、車室と荷室6を略完全に仕切ることができる。
【0040】
次に、車内仕切り構造10を図5、図11、図13に示す第2状態にする場合、通常状態から3列目シート5のシートクッション5aにシートバック5bを前伏させて(第1状態にして)から、シートバック5bと共にシートクッション5aを前方へ倒立させて、3列目シート5をダブルフォールィング状態にする。この場合、保護ボード12と連結ボード13の左右幅を小さくして行う。すると連結ボード13はトノボード11のローラ23に当接状態を維持して移動し、3列目シート5がダブルフォールィング状態のときに、第1使用位置に装着されたトノボード11の前端部の段部21に略水平姿勢になった連結ボード13の後端部の段部42が係合するように連結され、そのトノボード11と連結ボード13により略連続した水平仕切り構造14が形成される。
【0041】
ここで、保護ボード12の保護ボード本体30から1対の第2スライドボード35を引き出して、保護ボード12の幅を広くすると、その第2スライドボード35によって、保護ボード本体30と車両側部間の隙間を埋めることができ、車室と荷室6とを略完全に仕切ることが可能になる。第2スライドボード35には切欠部37が形成されているため、この第2スライドボード35と車内に張り出したホールハウス2aが干渉することはない。また、この通常状態において、トノボード11を第2使用位置に装着して、そのトノボード11と水平姿勢にした連結ボード13で底面をなす荷室を形成するようにしてもよい。
【0042】
次に、車内仕切り構造10を図6、図14に示す第3状態にする場合、基本的に、先ず、第1使用位置のトノボード11を取り外して第2使用位置に略水平姿勢に装着する。この場合、保護ボード12と連結ボード13の左右幅を小さくして行うと共に、トノボード11を少しあげて、フック25との連結を解除し、フック25と干渉しないようにトノボード11を下降させ、下側のフック25に連結して第2使用位置に装着する。
【0043】
ここで、トノボード11を第2使用位置に装着してから、連結ボード13をトノボード11の上に載せると、その時点で連結ボード13は略水平姿勢になるが、次に、シートクッション5aにシートバッグ5bを前伏させる。すると、シー前伏したシートバック5bの保護ボード12と第2使用位置に装着されたトノボード11と略水平姿勢になった連結ボード13の上面が略連続した水平面に形成される。ここで、保護ボード12と連結ボード13の左右幅を大きくして荷物載置面積を拡大し、また、荷室6Sを車室に対して略完全に仕切ることができる。尚、車内仕切り構造10を第3状態にする場合、シートバッグ5bを前伏させてから、第1使用位置のトノボード11を取り外して第2使用位置に略水平姿勢に装着してもよい。
【0044】
以上のように、この車内仕切り構造10によれば、3列目シート5がダブルフォールィング状態のときに、第1使用位置に装着されたトノボード11の前端部に略水平姿勢にした連結ボード13の後端部を連結して、そのトノボード13と連結ボード13により略連続した水平仕切り構造14が形成されるため、荷室6を車室に対して仕切られた状態で拡張でき、また、この水平仕切り構造14に安定させて荷物等を載置できるため、荷室6の上側も有効に活用できる。
【0045】
連結ボード13の一端部をシートバック5aの下端部に連結したので、3列目シート5がダブルフォールィング状態のときに、シートバック5bに連結された連結ボード13の一端部の位置を高くして、そこで、略水平姿勢の連結ボード13の他端部を第1使用位置のトノボード11の前端に連結して、前記水平仕切り構造14を形成することができる。
【0046】
シートクッション5aに前伏させたシートバック5bと第2使用位置に装着されたトノボード11と略水平姿勢にした連結ボード13の上面が略連続した水平面に形成されるため、シートクッション5aを前伏させた状態で、シートバック5bの上側と荷室とで使い勝手のよい大きな荷物収容スペースを形成することができる。また、このトノボード11と連結ボード13の下側には、これらボード11,13により車内に対して仕切られた比較的小さな荷室6Sを形成できる。
【0047】
シートクッション5aにシートバック5bが前伏した状態で、起立姿勢にした連結ボード13が第1使用位置に装着されたトノボード11の前端部に当接すると共に、その連結ボード13の上端部分がトノボード11よりも上側へ突出するため、車室に対して仕切られた荷室6を確保すると共にシートバック5bの上側に荷物収容スペースを形成することができ、トノボード11に載置した荷物が車室側へ落ちないようにする壁として、トノボード11よりも上側へ突出した連結ボード13の上端部分を機能させることができる。
【0048】
連結ボード13は、連結ボード本体40と、この連結ボード本体40に車幅方向にスライド自在に装着されて連結ボード本体40と車体側部間の隙間を埋める1対の第1スライドボード45とを有するので、連結ボード13の幅を変更することができ、連結ボード13の幅を広くして左右の車体側部間の間隔と略同じにして、その連結ボード13により車室と荷室6L,6Sとを略完全に仕切ることが可能になり、連結ボード13の幅を小さくして車体2の側部との接触を防いで、連結ボード13を移動させ易くすることができる。
【0049】
保護ボード12は、保護ボード本体30と、この保護ボード本体30に車幅方向にスライド自在に装着されて保護ボード本体30と車体側部間の隙間を埋める1対の第2スライドボード35とを有するので、保護ボード12の幅を変更することができ、保護ボード12の幅を広くして左右の車体側部間の間隔と略同じにして、保護ボード12により車室と荷室6,6Lとを略完全に仕切ることが可能になり、保護ボード12の幅を小さくして車体2の側部との接触を防いで、保護ボード12を移動させ易くすることができる。
【0050】
保護ボード12の第2スライドボード35は、車内に張り出すホイールハウス2aと干渉しない形状に構成されているので、保護ボード12の幅を広くして左右の車体側部間の間隔と略同じにしても、車内に張り出すホイールハウス2aと干渉することなく、保護ボード12により車室と荷室6,6Lとを略完全に仕切ることができる。
【0051】
尚、前記実施形態の部分的に次のように変更してもよい。
1]保護ボード12の第2スライドボード35が、車内に張り出すホイールハウス2aと干渉しないような場合、その干渉を防止する形状を省略、つまり前記実施形態のように切欠部37を形成しないように構成してもよい。
【0052】
2]保護ボード12を省略してもよい。この場合、連結ボード13の一端部をシートバッグ5bの下端部に連結するようにする。或いは、連結ボード13の一端部をシートバッグ5bではなくてシートクッション5aに連結してもよい。
3]トノボード11を第1使用位置と第2使用位置とに亙って移動自在にガイドする機構を設けてよい。
【0053】
4]第1使用位置における左右の車体側部間の間隔と、第2使用位置における左右の車体側部間の間隔とが異なる場合、トノボード11の左右方向幅を可変に構成して、その1つのトノボード11を第1,第2使用位置の何れにでも確実に装着できるようにしてもよい。
5]トノボード11の前端部に装着されたローラ23は省略可能である。
【0054】
尚、その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施することが可能である。また、本発明の車両の車内仕切り構造は、実施本実施形態のようにワゴンタイプの自動車だけでなく、ダブルフォールィング状態をとり得るように構成されたシート(但し、このシートは2列目以上のシートとすることが好ましい)と、このシートの後方の荷室とを備えた車両において、種々の車両に適用することが可能である。
【0055】
【発明の効果】
請求項1の車両の車内仕切り構造によれば、シートがダブルフォールィング状態のときに、第1使用位置に装着されたトノボードの前端部に略水平姿勢にした連結ボードの他端部を連結して、そのトノボードと連結ボードにより略連続した水平仕切り構造が形成されるため、荷室を車室に対して仕切られた状態で拡張でき、また、この水平仕切り構造に安定させて荷物等を載置できるため、荷室の上側も有効に活用できるようになる。
シートクッションに前伏させたシートバックと第2使用位置に装着されたトノボードと略水平姿勢にした連結ボードの上面が略連続した水平面に形成されるため、シートクッションを前伏させた状態で、シートバックの上側と荷室とで使い勝手のよい大きな荷物収容スペースを形成することができる。
【0056】
請求項2の車内仕切り構造によれば、連結ボードの一端部をシートバックの下端部に連結したので、シートがダブルフォールィング状態のときに、シートバックに連結された連結ボードの一端部の位置を高くして、そこで、略水平姿勢の連結ボードの他端部を第1使用位置のトノボードの前端に連結して、前記水平仕切り構造を形成することができる。
【0057】
【0058】
請求項3の車両の車内仕切り構造によれば、段落[0055]の1〜6行目の記載と同様の効果が得られる。さらに、シートクッションにシートバックが前伏した状態で、起立姿勢にした連結ボードが第1使用位置に装着されたトノボードの前端部に当接すると共に、その連結ボードの上端部分がトノボードよりも上側へ突出するため、車室に対して仕切られた荷室を確保すると共にシートバックの上側に荷物収容スペースを形成することができ、トノボードに載置した荷物が車室側へ落ちないようにする壁として、トノボードよりも上側へ突出した連結ボードの上端部分を機能させることができる。
【0059】
請求項の車両の車内仕切り構造によれば、連結ボードは、連結ボード本体と、この連結ボード本体に車幅方向にスライド自在に装着されて連結ボード本体と車体側部間の隙間を埋める1対の第1スライドボードとを有するので、連結ボードの幅を変更することができ、連結ボードの幅を広くして左右の車体側部間の間隔と略同じにして、その連結ボードにより車室と荷室とを略完全に仕切ることが可能になり、連結ボードの幅を小さくして車体側部との接触を防いで、連結ボードを移動させ易くすることができる。
【0060】
請求項の車両の車内仕切り構造によれば、段落[0055]の1〜6行目の記載と同様の効果が得られる。さらに、シートバッグの背面部に固定的に設けられた保護ボードを備え、この保護ボードの下端部に連結ボードが連結されているので、シートバッグの背面部を保護ボードにより保護できると共に、特に、シートクッションにシートバックが前伏した状態で、そのシートバックと第2使用位置に装着されたトノボードと略水平姿勢にした連結ボードの上面を略連続した水平面に確実に形成することができ、また、その保護ボードの上面にも安定させて荷物を載置させることができる。また、保護ボードの下端部に連結ボードを連結して一体化できるため、組み付けの等において有利になる。
【0061】
そして、保護ボードは、保護ボード本体と、この保護ボード本体に車幅方向にスライド自在に装着されて保護ボード本体と車体側部間の隙間を埋める1対の第2スライドボードとを有するので、保護ボードの幅を変更することができ、保護ボードの幅を広くして左右の車体側部間の間隔と略同じにして、保護ボードにより車室と荷室とを略完全に仕切ることが可能になり、保護ボードの幅を小さくして車体側部との接触を防いで、保護ボードを移動させ易くすることができる。
【0062】
請求項の車両の車内仕切り構造によれば、保護ボードの第2スライドボードは、車内に張り出すホイールハウスと干渉しない形状に構成されているので、保護ボードの幅を広くして左右の車体側部間の間隔と略同じにしても、車内に張り出すホイールハウスと干渉することなく、保護ボードにより車室と荷室とを略完全に仕切ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る自動車内部の後方上側からの斜視図である。
【図2】自動車内部の平面図である。
【図3】通常状態の車内仕切り構造を示す自動車の側面図である。
【図4】第1状態の車内仕切り構造を示す自動車の側面図である。
【図5】第2状態の車内仕切り構造を示す自動車の側面図である。
【図6】第3状態の車内仕切り構造を示す自動車の側面図である。
【図7】第1使用位置に装着されたトノボードの斜視図である。
【図8】第2使用位置に装着されたトノボードの斜視図である。
【図9】通常状態の車内仕切り構造の斜視図である。
【図10】通常状態の車内仕切り構造の側面図である。
【図11】第2状態の車内仕切り構造の要部の斜視図である。
【図12】第1状態の車内仕切り構造の斜視図である。
【図13】第2状態の車内仕切り構造の斜視図である。
【図14】第3状態の車内仕切り構造の斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車
2 車体
5 3列目シート
5a シートクッション
5b シートバック
6,6L,6S 荷室
11 トノボード
12 保護ボード
13 連結ボード
14 水平仕切り構造
30 保護ボード本体
35 第2スライドボード
40 連結ボード本体
45 第1スライドボード

Claims (6)

  1. 車体に前端部が枢支されて前方へ倒立可能なシートクッションとこのシートクッションに下端部が枢支されて前伏可能なシートバックとを有し且つシートクッションにシートバックを前伏させてからシートバックと共にシートクッションを倒立させるダブルフォールィング状態をとり得るように構成されたシートと、このシートの後方の荷室とを備えた車両において、
    前記荷室の上端付近の第1使用位置に略水平姿勢に装着可能なトノボードと、
    前記シートに車幅方向向きの軸心回りに回動可能に一端部が連結された連結ボードとを備え、
    前記シートがダブルフォールィング状態のときに、第1使用位置に装着されたトノボードの前端部に略水平姿勢にした連結ボードの他端部を連結して、そのトノボードと連結ボードにより略連続した水平仕切り構造が形成され
    前記トノボードは前記第1使用位置よりも下側の第2使用位置に略水平姿勢に装着可能に構成され、
    前記シートクッションにシートバックが前伏した状態で、そのシートバックと第2使用位置に装着されたトノボードと略水平姿勢にした連結ボードの上面が略連続した水平面に形成されることを特徴とする車両の車内仕切り構造。
  2. 前記連結ボードの一端部を前記シートバックの下端部に連結したことを特徴とする請求項1に記載の車両の車内仕切り構造。
  3. 車体に前端部が枢支されて前方へ倒立可能なシートクッションとこのシートクッションに下端部が枢支されて前伏可能なシートバックとを有し且つシートクッションにシートバックを前伏させてからシートバックと共にシートクッションを倒立させるダブルフォールディング状態をとり得るように構成されたシートと、このシートの後方の荷室とを備えた車両において、
    前記荷室の上端付近の第1使用位置に略水平姿勢に装着可能なトノボードと、
    前記シートに車幅方向向きの軸心回りに回動可能に一端部が連結された連結ボードとを備え、
    前記シートがダブルフォールディング状態のときに、第1使用位置に装着されたトノボードの前端部に略水平姿勢にした連結ボードの他端部を連結して、そのトノボードと連結ボードにより略連続した水平仕切り構造が形成され、
    前記シートクッションにシートバックが前伏した状態で、起立姿勢にした連結ボードが第1使用位置に装着されたトノボードの前端部に当接すると共に、その連結ボードの上端部分がトノボードよりも上側へ突出することを特徴とする車両の車内仕切り構造。
  4. 前記連結ボードは、連結ボード本体と、この連結ボード本体に車幅方向にスライド自在に装着されて連結ボード本体と車体側部間の隙間を埋める1対の第1スライドボードとを有することを特徴とする請求項に記載の車両の車内仕切り構造。
  5. 車体に前端部が枢支されて前方へ倒立可能なシートクッションとこのシートクッションに下端部が枢支されて前伏可能なシートバックとを有し且つシートクッションにシートバックを前伏させてからシートバックと共にシートクッションを倒立させるダブルフォールディング状態をとり得るように構成されたシートと、このシートの後方の荷室とを備えた車両において、
    前記荷室の上端付近の第1使用位置に略水平姿勢に装着可能なトノボードと、
    前記シートに車幅方向向きの軸心回りに回動可能に一端部が連結された連結ボードとを備え、
    前記シートがダブルフォールディング状態のときに、第1使用位置に装着されたトノボードの前端部に略水平姿勢にした連結ボードの他端部を連結して、そのトノボードと連結ボードにより略連続した水平仕切り構造が形成され、
    前記シートバッグの背面部に固定的に設けられた保護ボードを備え、この保護ボードの下端部に前記連結ボードが連結され
    前記保護ボードは、保護ボード本体と、この保護ボード本体に車幅方向にスライド自在に装着されて保護ボード本体と車体側部間の隙間を埋める1対の第2スライドボードとを有することを特徴とする車内仕切り構造。
  6. 前記保護ボードの第2スライドボードは、車内に張り出すホイールハウスと干渉しない形状に構成されたことを特徴とする請求項に記載の車両の車内仕切り構造。
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