JP3686850B2 - シート格納装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシート格納装置に関し、特に自動車の二人掛け分割リアシートにおいて、シートクッションを前方に回動させて退避させた後シートバックを前倒してフラット面を形成するシート格納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のリアシートにおいて、シートクッションとシートバックから成るシートを左右に近接して配設したものが知られており、さらに各シートのシートクッションを前方に回動させて退避させた後シートバックを前倒しすることにより、シートバックの背面でリアシートの後部の荷室のフロアとほぼ面一のフラット面を形成するようにしたシート格納装置が知られている。
【0003】
図3を参照して説明すると、21は車幅方向に近接して配設された左右一対のリアシートで、その前部に足溜まりフロア22が形成され、リアシート21は足溜まりフロア22より一段高くなったシートフロア23上に設置されている。シートフロア23の後部にはさらに一段高い荷室フロア24が形成され、その上部空間にて荷室25が構成されている。足溜まりフロア22の車幅方向中央には、プロペラシャフトを配設するセンタートンネル26が突出形成されている。
【0004】
リアシート21は、シートクッション27とシートバック28とから成り、シートクッション27はシートフロア23上に配設した回動支持装置29とそのヒンジアーム30を介して、実線で示すようにシートフロア23上に設置した着座状態と破線で示すように起立姿勢で前方に退避させた退避状態との間で前方に回動可能に支持されている。また、シートバック28はその下端部が、実線で示す着座状態と破線で示すように前方に回動させてシートフロア23上に前倒しした状態との間で回動自在に枢支されている。
【0005】
以上の構成によると、シートクッション27を前方に回動させ、起立させた退避状態とし、シートバック28を前倒しすることで後部の荷室フロア24に連続するフラット面が形成されて巨大な荷室25を得ることができ、また片側のシートクッション27を着座状態のままにすると、片側は荷室25を広げ、他方の片側には乗員が着座することもできるという便利な使用形態が可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような従来のシート格納装置の構成では、左右のシートクッション27を前方回動させた退避状態において、シートクッション27の下端がセンタートンネル26の上端位置に当接又は近接し、その上方に両シートクッション27が起立した状態となるので、それらが高い障害となって前後方向の通過ができなくなるという問題があり、またセンタートンネル26の高さ分だけシートクッション27の上端部がより高く突出するので、後方視界が悪くなるとともに、車室空間が狭く仕切られるために圧迫感を生じるという問題がある。
【0007】
また、足溜まりフロア22の中央部のセンタートンネル26の上部に収納空間を設けたり、センタートンネル26が無い場合にその部分に大型の収納空間等を設けて有効利用を図ろうとしても、シートクッション27を前方回動させた時にそのシートクッション27の下端で覆われてしまうので、空間の有効利用が困難であるという問題がある。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、左右のシートのシートクッションを前方に回動させた状態でそれらの間に間隔が開き、前後方向に通過できる空間を形成でき、かつ開いた間隔の空間を収納空間等として有効利用することが可能となるシート格納装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のシート格納装置は、シートクッションとシートバックから成るとともに左右に近接して配設されているシートにおいて、シートクッションを前方に回動させて退避させた後シートバックを前倒ししてフラット面を形成するシート格納装置であって、シートクッションの前方回動時に左右のシートクッション間の間隔が広がるように移動させる回動支持装置を備えたものであり、左右のシートが近接しているので、着座時にはベンチシートとして機能し、かつ片側又は両側のシートクッションを前方に回動させ、シートバックを前倒ししてフラット面を形成した状態では、左右のシートクッションの間の間隔が広がるため、前後方向に通過できる空間を形成でき、また開いた間隔の空間を小物入れや大型コンソール等の収納空間として有効利用することができる。
【0010】
また、上記のようにシートクッションを前方に回動させた時にセンタートンネルやセンターコンソールを避けることができるので、回動支持装置を、シートクッションの前方回動の完了状態で、シートクッションの下端がフロアの足溜まり部上面に近接するように構成することにより、前方回動状態のシートクッションの上端の高さを低く抑えることができ、より良好な後方視界が得られるとともに圧迫感の少ない車室空間を得ることができる。
【0011】
また、回動支持装置を、ヒンジブラケットにて一端が回動自在に支持されたヒンジアームの他端をシートクッションの裏面に回動自在に連結し、かつヒンジブラケットには、ヒンジアームの回動時にヒンジアームをシートの並列方向の外側に移動させるスリット状のアーム誘導部を設けた構成とすると、既存のヒンジブラケットに小変更を加えるだけで上記効果を奏することができ、コスト的に有利であり、またアーム誘導部にて回動しながら外側に移動するので滑らかな操作感を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のシート格納装置を自動車のリアシートに適用した一実施形態について、図1、図2を参照して説明する。
【0013】
1は、自動車の車室後部において、車幅方向に近接して配設された左右一対のリアシートであり、その前部には足溜まりフロア2が形成されている。リアシート1は足溜まりフロア2より一段高くなったシートフロア3上に設置されている。シートフロア3の後部にはさらに一段高い荷室フロア4が形成され、その上部空間にて荷室5が構成されている。足溜まりフロア2の車幅方向中央には、プロペラシャフトを配設するセンタートンネル6が突出形成されている。
【0014】
リアシート1は、シートクッション7とシートバック8にて構成され、シートクッション7は、シートフロア3上に配設した回動支持装置10にて実線で示すようにシートフロア3上に設置した着座状態と仮想線で示すように起立姿勢で前方に退避させた退避状態との間で前方に回動可能に支持されている。シートバック8は、その下端部に配設されたヒンジピン9にて、実線で示す着座状態と前方に回動させてシートフロア3上に前倒しした状態との間で回動自在に枢支され、前倒し状態で荷室フロア4とほぼ面一のフラット面を構成するように構成されている。
【0015】
回動支持装置10は、図2に示すように、シートクッション7の前方回動時に左右のシートクッション7、7間に間隔2dが生じるように各シートクッション7をそれぞれ車幅方向に外側に向けて距離dだけ移動させるように構成されている。左右のシートクッション7、7間の間隔2dは、センタートンネル6の幅寸法より大きく設定され、それに伴ってセンタートンネル6とシートクッション7は干渉しないため、シートクッション7の前方回動の完了状態で、図1に破線で示すセンタートンネル6上の位置からさらに下方に移動して、図1に仮想線で示すように、シートクッション7の下端が足溜まりフロア2の上面に近接するように構成されている。
【0016】
回動支持装置10の具体構成を説明すると、アーム一端を構成する中間軸部11aの両端から一対のアーム部11bが延出され、アーム他端を構成するその遊端に連結軸11cが屈曲形成された全体形状が略コ字状のヒンジアーム11と、車幅方向に延びる支持台13上の中央部に枢支ブラケット14を配設しその両側に一対のアーム誘導ブラケット15を配設して成るヒンジブラケット12にて構成されている。ヒンジアーム11は、アーム一端の中間軸部11aが枢支ブラケット14にて回動及び軸方向に移動自在に枢支され、アーム他端の連結軸11cが枢支ブラケット17にてシートクッション7の裏面に回動自在に連結されている。また、ヒンジアーム11の中間軸部11aとアーム部11bの屈曲部が、断面形状が半円形のアーム誘導ブラケット15に形成されたガイドスリット16に挿通され、アーム部11bの基端部がガイドスリット16に沿って摺動自在に係合されている。ガイドスリット16は、後端が車幅方向中央寄りで、前端が車幅方向外側寄りとなるように傾斜させて形成され、ヒンジアーム11の前方回動時にヒンジアーム11をリアシート1の並列方向の外側に移動させるように構成されている。
【0017】
以上の構成によれば、左右のリアシート1が近接しているので、着座時にはベンチシートとして機能し、かつ片側又は両側のリアシート1のシートクッション7をヒンジアーム11を介して前方に回動させて、図1に仮想線で示すように、起立姿勢の退避状態とした後、シートバック8を前倒ししてフラット面を形成することで、広い荷室5を形成することができる。また、その状態で、図2に示すように、左右のシートクッション7、7間の間隔が2dと広がるため、座席と後方の荷室5との間を通過するための空間(ウォークスルー)が形成される。また、開いた間隔2dの空間を利用して、小物入れや大型コンソール等の収納空間を配設することもできる。
【0018】
また、シートクッション7を前方に回動させた時に、センタートンネル6やセンターコンソールとの干渉を避けることができるので、図1に仮想線で示すように、シートクッション7の前方回動の完了状態で、シートクッション7の下端を足溜まりフロア2の上面に近接する位置まで下げることができ、前方回動状態のシートクッション7の上端の高さを低く抑えることができ、より良好な後方視界が得られるとともに圧迫感の少ない車室空間を得ることができる。
【0019】
また、回動支持装置10を、ヒンジアーム11の回動時にそのアーム部11bの基端部がアーム誘導ブラケット15のガイドスリット16に係合して回動することにより、ヒンジアーム11がリアシート1の並列方向の外側に移動するように構成しているので、既存のヒンジブラケット12に小変更を加えるだけで上記効果を奏することができ、コスト的に有利であり、またアーム誘導ブラケット15にて回動しながら外側に移動させるように構成しているので滑らかな操作感を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明のシート格納装置によれば、以上のように左右に近接して配設されたシートのシートクッションを前方に回動させて退避させた後シートバックを前倒ししてフラット面を形成するシート格納装置において、シートクッションの前方回動時に左右のシートクッション間の間隔が広がるように移動させる回動支持装置を備えているので、着座時にはベンチシートとして機能し、かつ片側又は両側のシートクッションを前方に回動させ、シートバックを前倒ししてフラット面を形成した状態では、左右のシートクッションの間の間隔が広がるため、前後方向に通過できる空間を形成でき、また開いた間隔の空間を小物入れや大型コンソール等の収納空間として有効利用することができる。
【0021】
また、回動支持装置を、シートクッションの前方回動の完了状態で、シートクッションの下端がフロアの足溜まり部上面に近接するように構成すると、前方回動状態のシートクッションの上端の高さを低く抑えることができ、より良好な後方視界が得られるとともに圧迫感の少ない車室空間を得ることができる。
【0022】
また、シートクッションの裏面に一端が回動自在連結されたヒンジアームの他端をヒンジブラケットにて回動自在に支持し、かつヒンジブラケットには、ヒンジアームの回動時にヒンジアームをシートの並列方向の外側に移動させるスリット状のアーム誘導部を設けると、既存のヒンジブラケットに小変更を加えるだけで上記効果を奏することができてコスト的に有利であり、またアーム誘導部にて回動しながら外側に移動するので滑らかな操作感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート格納構造の一実施形態の概略構成を示す側面図である。
【図2】同実施形態のシート格納構造の平面図である。
【図3】従来例のシート格納装置の概略構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 リアシート
2 足溜まりフロア
7 シートクッション
8 シートバック
10 回動支持装置
11 ヒンジアーム
12 ヒンジブラケット
15 アーム誘導ブラケット
16 ガイドスリット

Claims (3)

  1. シートクッションとシートバックから成るとともに左右に近接して配設されているシートにおいて、シートクッションを前方に回動させて退避させた後シートバックを前倒ししてフラット面を形成するシート格納装置であって、シートクッションの前方回動時に左右のシートクッション間の間隔が広がるように移動させる回動支持装置を備えたことを特徴とするシート格納装置。
  2. 回動支持装置を、シートクッションの前方回動の完了状態で、シートクッションの下端がフロアの足溜まり部上面に近接するように構成したことを特徴とする請求項1記載のシート格納装置。
  3. 回動支持装置は、ヒンジブラケットにて一端が回動自在に支持されたヒンジアームの他端をシートクッションの裏面に回動自在に連結し、かつヒンジブラケットには、ヒンジアームの回動時にヒンジアームをシートの並列方向の外側に移動させるスリット状のアーム誘導部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のシート格納装置。
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